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はてなキーワード: 大和とは

2024-12-06

日本三大弱者男性神武天皇」「天照大神」、あと一人は?

神武天皇

日本神話における初代天皇。彼は九州から大和を目指して東征を開始しますが、途中で戦いに敗れたり、仲間を失ったりと数々の苦境に立たされます。それでも、ヤタガラスの助けや知恵を活かして最終的に即位を果たします。その姿は、弱者男性逆境を乗り越え成功を掴む物語として象徴的です。

天照大神

日本神話最高神。弟スサノオ乱暴な行動に傷つき、天岩戸に引きこもるというエピソード特に有名です。この行動は、現代弱者男性社会から距離を置く姿に通じるものがありますしかし、周囲の神々の働きかけによって外に出て再び世界を照らすことに成功しました。孤独を抱えつつも再び立ち上がる天照大神は、弱者男性希望象徴ともいえるでしょう。

候補1: スサノオノミコト

神話の中で天照大神追放され、流浪生活を送ったり、失敗と反省を繰り返す姿が描かれています。一方で、ヤマタノオロチ退治という英雄的なエピソードもあり、弱者男性の逆転劇を象徴する存在ともいえます

候補2: 崇徳天皇

保元の乱で敗北し、讃岐に流されて非業の死を遂げた悲劇天皇です。孤独な末路は「弱者男性」の要素を感じさせます。また、怨霊として祟り対象とされた点も興味深いです。

候補3: 源義経

平家を滅ぼす功績を挙げながらも、兄・頼朝に追われるという悲劇的な人生を歩みました。戦の天才でありながら、政治世界孤立した姿は、社会弱者としての側面を象徴しています

候補4: 菅原道真

政敵によって太宰府左遷されるという屈辱的な体験を持ちながらも、後に学問の神として祀られた逆転劇があります社会的に弱者とされた境遇から、後世に評価される点がポイントです。

2024-11-13

作者が死んでもう二度と完結することのない、氷室冴子の「銀の海 金の大地」をふと思い出す

西暦350年頃、大和政権時代少女主人公少女小説

少女の兄は絶世の美青年であるが生まれつき目も耳も使えず言葉も話せず、しか主人公とだけはテレパシーで会話ができる

か弱く美しい兄は女たちにその身を狙われるので主人公が守っており、依存関係で兄妹の仲が妖しかった

兄妹の母は知的障害者女児程度の知能しかなく、父はおらず、14歳少女が不具者の家族らを必死で生かす

「転生ファンタジー」という名目で始まったので、恐らくはこの時代の話は序章にすぎず、次々と生まれ直しては新しい時代で再び巡り合うような物語のはずだったんだろう

しか主人公らは生まれ直すことなく、この時代の中だけで話が止まる

古事記の「狭穂彦王の叛乱」をやるつもりだったそうなのだが、それもやらなかった

この展開を小説で読みたかった

狭穂毘売は垂仁天皇皇后となっていた。ところがある日、兄の狭穂毘古に「お前は夫と私どちらが愛おしいか」と尋ねられて「兄のほうが愛おしい」と答えたところ、短刀を渡され天皇暗殺するように言われる。

妻を心から愛している天皇は何の疑問も抱かず姫の膝枕で眠りにつき、姫は三度短刀を振りかざすが夫不憫さに耐えられず涙をこぼしてしまう。目が覚めた天皇から、夢の中で「錦色の小蛇が私の首に巻きつき、佐保の方角から雨雲が起こり私の頬に雨がかかった。」これはどういう意味だろうと言われ、狭穂毘売は暗殺未遂顛末を述べた後兄の元へ逃れてしまった。

反逆者は討伐せねばならないが、天皇は姫を深く愛しており、姫の腹には天皇の子がすくすくと育っていた。姫も息子を道連れにするのが忍びなく天皇に息子を引き取るように頼んだ。

天皇は敏捷な兵士差し向けて息子を渡しに来た姫を奪還させようとするが、姫の決意は固かった。髪は剃りあげて鬘にし腕輪の糸は切り目を入れてあり衣装も酒で腐らせて兵士が触れるそばから破けてしまったため姫の奪還は叶わない。天皇が「この子の名はどうしたらよいか」と尋ねると、姫は「火の中で産んだのですから、名は本牟智和気御子とつけたらよいでしょう」と申し上げた。また天皇が「お前が結んだ下紐は、誰が解いてくれるのか」と尋ねると、姫は「旦波比古多多須美知能宇斯王に兄比売と弟比売という姉妹がいます彼女らは忠誠な民です。故に二人をお召しになるのがよいでしょう」と申し上げた。そうして炎に包まれ稲城の中で、狭穂毘売は兄に殉じてしまった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%AD%E7%A9%82%E5%A7%AB%E5%91%BD#%E7%8B%AD%E7%A9%82%E5%BD%A6%E7%8E%8B%E3%81%AE%E5%8F%9B%E4%B9%B1

2024-11-12

別冊マーガレット史上最も重要漫画10

漫画誌10選するのは下火になったが、少女漫画について語られてるの少ないな…→じゃあ書いたるわ、一時期定期購読してた別マについてなら書けるかもしれん、で筆を取った。

一人一作品縛りを採用しようと思ったんだけど後述の通り原作枠で分裂してる人がいる。河原和音先生は本当にすごい

先に表明すると20代視点なので昔の作品に対する知識が乏しい。おすすめの名作少女漫画教えてほしいという動機込みでこれを書いている。

フォロワー(後世への影響度)重視というより単に(世代毎比の)売上知名度重視のピックアップ寄り。少女漫画性質映像化されたかどうかも加点ポイントにしてて、純粋漫画評とは異なるかも。

前提終わり

1.『愛のアランフェス槇村さとる /1978-1980

別マ初期の定番人気作。

繊細で美麗な作画フィギュアスケートという題材の相乗効果で、とにかく画面を楽しめる作品という印象。

人知れず練習を積み重ねてきた少女・亜季実は天才で〜、年上大学生黒川に見初められて〜、あたりの要素だけ拾うと今でいうなろう的な、少女の夢詰めました!感満載ではあるのだが、スケートを父に強制される形で練習を重ねて生きてきたことで親との関係に悩んだり、その後黒川依存してスランプになったり、っていう展開の厳しさが物語説得力を与えている。

自分を見つめて頑張んなさい!っていうメッセージ性も感じられる名作。

2.『伊賀カバ丸』亜月祐 /1979-1982

別マラブコメの祖。

忍者末裔で野生児なカバ丸が、死んだ祖父の縁で学園に入学することになり人間化学反応が生まれラブコメディ。

往年の少女漫画=必ず女主役って解像度の人いるけど、全然主人公もあるよ!とこれを差し出したい。

カバ丸の行動理念が飯!焼きそば女子!なアホな子なので単純で可愛い。こう書くとデンジとかとも繋がるな

ヒロイン麻衣の可愛らしさはもちろん、蘭ばあちゃん保護者枠)や沈寝(イケメンライバル枠)たちも最早ヒロインだなと思える愛嬌に溢れた作品

アニメ実写化もされてる。

3.『ホットロード紡木たく /1986-1987

シンママの下で育つ14歳少女・和希と暴走族所属少年ハルヤマの幼い愛を描いた話。とにかく漫画雰囲気作りが唯一無二な作品

ローティーン不安定さと、80年代漠然と退廃した空気感表現されてる……のか?80年代を生きていないのでわからん

紡木たく先生の特徴として、とにかくモノローグが多い。少女漫画はここぞ!という時にポエムがちだが、ホットロードパラパラと無愛想な短文でのモノローグが多く、独特の雰囲気が出てる。ある種女子のための厨二病漫画とも言える。現代で描くとするならトー横立ちんぼガールとコンカフェバイターのカップルかになるんかな?嫌かも…てかそれって明日カノかも…

次作の『瞬きもせず』の方が好きって人も多そう。

4.『イタズラなKiss多田かおる /1990-1999

愛してナイト(1981-1984)』の時点で大ヒットだったが、更なる大ヒット作。

ポンコツドジ、ただひたすらに前向きな女子高生・琴子が、すげなく失恋した容姿端麗成績優秀男子入江直樹と一つ屋根の下で暮らすことになるところから始まる王道ラブコメディ。

デコボコ喧嘩カップル、大抵の女子が好きだよね。琴子の玉の輿物語であり、スーパーパーフェクトひねくれボーイ入江くんのメンケア物語でもある。

スタート時点で同居から始まるため、それぞれの進学・キャリア・そして結婚生活についてが描かれている。ここら辺の時代までが「女の幸せ結婚」の境目だろうか。

惜しむらくは連載中に多田かおる先生が38歳の若さで亡くなってしまたこと。漫画家、寝てくれ…… アニメによって完結はしている。

ドラマ化・アニメ化済み。ドラマ台湾版・韓国版タイ版まであるのがすごい。

5.『ラブ★コン中原アヤ /2001-2006

女子の割に身長の高いリサと、男子の割に身長の低い大谷ラブコメディ。

メイン二人が明るい性格なので、終始和気藹々としたテンションを楽しめる。関西弁可愛い

案外、気の合う二人(友達・名コンビからカップルへ…ってタイプの少女漫画って少ないかもしれん

身長という普遍的コンプレックスを取り扱いつつ、大谷を「小さくてもかっこいい!」と読者に思わせられる、等身大なキュンを入れ込む技術

ドラマ化・アニメ化済み。

6.『君に届け椎名軽穂 /2006-2017

言わずと知れた別冊マーガレット代表作。紙電子累計3600万部と、別マで一番売れた漫画

周囲から貞子と呼ばれ遠巻きにされていたヒロイン・爽子と誰からも好かれる好青年風早くんの交流を描く、いわゆる"格差恋愛"ものエポックメイキング少女漫画ヒロインがこういった形のマイナススタートさせられてる作品はこれが初出なんじゃないだろうか。

とはいえ爽子は、コミュニケーションが不得手な日本人形チックビジュアルがある種のマイナスとして描かれているものの、純情・真面目・勤勉・家庭的と愛され要素抜群の超オーソドックスヒロインでもある。

爽子↔︎風早間だけでなく、友人枠の矢野千鶴との関係ライバル枠(のちに親友に昇格)のくるみとの関係等、タイトルの通り相手自分気持ちを届けることの大切さ・もどかしさが丁寧丁寧丁寧に描かれている。メイン格が真っ当なので「娘に読ませたい少女漫画」的な思惑での人気が高いように感じた。公民館とか図書館漫画コーナーとかにも入ってる率高い。

ただあまりの人気ぶりに、カップル成立(10巻)以降は連載をできる限り伸ばす方向性(全30巻)に持っていかれてたよなとも思う。実際君に届け連載終了とともに別マの月発行数はガタ落ちしているので編集部の狙いは正しい。名実ともに大看板

アニメ化のち実写映画化。三浦春馬風早くんはきらめき擬人化最近になってネトフリで連続ドラマも作られた。

7.『ヒロイン失格』幸田もも子 /2010-2013

君に届け』によって起こった純情路線カウンター/アンチテーゼと言わんばかりの本作。

ゲスくて打算的(でも全く賢くない)・顔芸まみれのヒロイン、はとりの恋物語

はとりの言動が露悪的だったり、その想い人で幼馴染・利太の態度もフラフラしててそんなにかっこよくなかったりするため、当て馬界の星・弘光くんがどうにも不憫で話としての爽やかさは皆無なのだが、恋愛ってこういう不誠実な面もあるよね?と開き直る姿は一周回って清々しい。

恋愛観を問う目的感想会したら一番盛り上がる作品なんじゃないだろうか。

韓国で起こっている坂口健太郎ブームの源流は実写映画版弘光くんの好演によるものらしい。桐谷美玲結構ハマってた。

8.『アオハライド咲坂伊緒 /2011-2015

周囲を気にしてあえてガサツに振る舞っていたヒロイン双葉が、名字雰囲気が変わった初恋男の子・洸と再会したことで再び恋をする話。

咲坂先生作画は絵柄としての可愛さ力が高く、00後期〜10年代で「とりあえず手に取ってみる少女漫画」枠に入っていたように思う。思春期に抱えがちなモヤモヤ・ひたむきさ・それゆえの視野の狭さ、幼さなどが丁寧に描写されていて、現役中高生が読むと強く感情移入できる作品だと感じる。

その他『ストロボ・エッジ(2007-2010)』、『思い、思われ、ふり、ふられ(2015-2019)』の三つも実写映画化させてるヒットメーカーTwitterでやたらと大喜利に使われてる "現実的な恋をする 朱里""叶わない恋に囚われる 理央"の画像は『思い、思(略)』の予告スクショ

(元々その傾向はあったが、)2010年代以降は、ヒット作は実写映画に持ってって若手俳優の売り出し!っていうスキームが完全に出来上がったように思う。

9.俺物語!!作画アルコ 原作河原和音 /2012-2016

アルコ先生完全オリジナル作だと連ドラ化した『ヤスコとケンジ』等があるけど、俺物語別マに与えたインパクト特別に大きいのでこちらを。

巨漢で筋肉隆々、仁義正義感に溢れた男の中の漢・剛田猛男に大和という彼女ができてから日常を描く。

少女漫画といえば線の細いシュッとしたイケメン♡という固定概念を華麗に破り捨てる快作。とはいえ線の細いイケメン枠は猛男の親友砂川ちゃんと担っている。

砂川最後まで誰とも結ばれずにただただ猛男の親友としてメインにいるのが地味にすごい。途中でフラグは立つが折る。恋愛をしないイケメン別マにいることに感謝

テンポよく、読んでいて思わず笑みが溢れる、少女漫画に苦手意識がある人も楽しめる作品だと思う。

アニメ実写映画化済み。

10.『素敵な彼氏河原和音 /2016-2020

1991年別マデビューしてから、『先生!(1996-2003)』『高校デビュー(2003-2008)』『青空エール(2008-2015)』『俺物語!!』と人気作を世に出し続ける別マ生え抜き作家河原和音先生別マが今も月刊誌として続いているのは河原先生存在ものすごく大きいんじゃないだろうか。今回は完結済み最新作の素敵な彼氏をチョイス。

年末カウントダウンイルミネーション彼氏と見る」を目標に生きてきた女子高生・ののかが合コンで飄々として掴みどころのない男子・直也と出会ってからの話。

恋に恋する少女ののかがイケメン直也に振り回され続ける…と見せかけて、知らずに振り回しもしているバランス面白い

河原先生のすごいところはやはり、中高生流行り・時流を読む力だと思う。登場人物価値観だったりファッション芸能小ネタとか、その時々に合った"今"を掴んでて古臭さをあまり感じさせないところがすごい。色々とバランス感覚に優れてらっしゃるんだと思う。

現在連載中の最新作『太陽よりも眩しい星』は幼馴染のピュアラブストーリーこちらも名作。おすすめ

その他

・いつもポケットショパン(等くらもちふさこ作品

バラ色の明日(等いくえみ綾作品

恋愛カタログ

オオカミ少女と黒王子

・消えた初恋

・うちの弟どもがすみません

Twitterで頓珍漢な男女論振りかざす人間は全員別冊マーガレット真剣に読みなさい。以上。

2024-11-08

大和政権地域集団連合してできたもの

で、その中で力のある者が王位に就いたのです。

そのためにはライバルを容赦ない殺戮を繰り返して天皇(大王)直属の伴造に統括する体制を作り上げた、まぁ極道と同じなのです。

しかし、そのままではただの成り上がり者なので権威けが必要だった。

もともと日本にあった土着信仰を、さも関係あるかのように天皇と結び付けた。

そして、大陸から仏教が入ってくると、その宗教的権威天皇統治に利用しない手はなく、鎮護国家として仏教を利用し、天皇や多くの皇族出家させて高僧にした。仏教権威を利用し、そのために仏教保護したのです。

釈迦欲望を抑えるために作った仏教を、広大な荘園を所有し天皇権力権威付けに利用するというただ欲望のためだけに利用した。お釈迦さんが聞いたらこんなことのために仏教作ったんじゃないと怒るでしょうね。

そして、壬申の乱大海人皇子大友皇子を打倒すべく吉野から東方遠征伊勢豪族度会氏を服属させた時、伊勢太陽神アマテルの威光が見えたので、「そのおかげで大友皇子勝利した!」と信じ込み、伊勢にあった地方神話地方アマテルを皇祖神に格上げした。

で、「その末裔神武天皇という架空天皇が初代天皇なのである」という筋書きで、天皇統治の正統性根拠として作り上げたのが伊勢出身稗田阿礼創作の「記紀」。

これで天武天皇継承正統性担保したのです。


まぁしょせんこんな程度の家系なので歴史的にもロクでもないことばかりやってきました。

たとえば、女官を縛り上げて苦しむのを楽しんだ陽成天皇

事もあろうに大嘗会で神聖な高御座に女官を連れ込んで情事を楽しんだ花山天皇

紫衣を坊主に売って金儲けして遊郭通いしていた後水野天皇

原爆投下戦争中だからやむをえなかった」と敵国の蛮行正当化した昭和天皇

こんな家系をやんごとなき方々と今だ多くの日本人が思っているんだから、何とかにつける薬はないと言う事ですね。

2024-10-24

大和年俸7000万円)と別れました。

応援してくれたみんなありがとう

7年という短い間でしたがとても楽しかったよ

やまともありがとう

since 2017.11.30~2024.10.1

2024-10-17

anond:20241016182953

ユビキタス大和がないとは話にならぬ。

影響力は無いにしても、並び立つ者がない傑作よ。

「ヲンヌ」

2024-10-10

小説 階伯(かいはく)つづき

百済亡命者たち――日本への道

百済滅亡の報せが朝鮮半島全土を駆け巡るとき、そこには絶望だけでなく、わずかな希望が残されていた。それは、百済の地を追われた者たちが、遥か倭の国――大和への亡命の道を選んだことだった。

百済の都泗沘(しひ)が炎に包まれ王族貴族、そして多くの百済の民が散り散りになって逃げる中、一握りの者たちは東へ、海を越えて大和へと渡ることを決断した。彼らにとって、倭はかつて同盟を結び、文化技術を共有してきた縁のある国だった。遠い異国ではあったが、そこに生き延びる希望があると信じていた。

渡海――苦難の旅

夜の海は静かだったが、波は冷たく、命の危機を感じさせた。百済から亡命者たちは、わずかな船団に身を寄せ合い、倭の地を目指した。彼らの目には、故郷を失った悲しみと、新しい土地での不安が浮かんでいた。

中でも、若き百済貴族、武珍(ムジン)は、家族と共に海を渡ることを決断した一人だった。彼はかつて百済王宮官職を務めていたが、新羅と唐の連合軍が攻め込むと、命からがら国を脱出した。彼の目の前には、父祖の地であった百済が失われ、愛した仲間や民が散り散りになっていく姿が浮かび続けていた。

「いつか…いつか、この地に戻ることができるのだろうか」と、武珍は呟いたが、その声は波音にかき消された。

やがて、彼らの船は倭の大地に辿り着いた。彼らを迎えたのは大和朝廷の役人たちだった。百済から亡命者たちが次々と上陸し、武珍もまたその一人として新たな生活を始めることとなる。だが、そこには異国の地での試練が待ち受けていた。

新天地大和

亡命者たちは大和王権に迎え入れられたものの、その生活は容易なものではなかった。彼らは、異国の地で自らの文化風習を持ち込む一方で、大和風土や習慣に馴染む必要があった。特に故郷を失った哀しみが胸に深く刻まれている者たちは、再び自らのアイデンティティを見つけるまでに長い時間がかかった。

武珍もその一人だった。彼は大阪南部に割り当てられた土地で、新しい生活を始めることとなった。この地には既に百済から移民が住み着いており、互いに助け合いながら新たなコミュニティを築いていた。大阪南部河内平野は肥沃な土地であり、農業が盛んだったが、何よりも彼らにとって特別ものは、地名の中に「百済」という故国の名を残せることだった。

「ここは、我々の新たな百済だ」と、武珍は言った。

大和王権の中での百済役割

百済から亡命者たちは、単に新天地生活を始めるだけではなかった。彼らは百済で培った高度な技術文化大和王権にもたらし、その地位を高めていった。特に天智天皇の治世において、亡命者たちは重要役割を果たすこととなる。

天智天皇大化の改新を主導した中大兄皇子)は、近江京を築いた際、百済から亡命者たちを積極的に受け入れた。天智天皇自身百済との強い同盟関係を保っていたため、亡命者たちの技術知識を利用して、近江の地を発展させることを狙っていたのである。武珍を含む百済貴族技術者たちは、天智天皇の招きに応じ、滋賀県周辺へと移住していった。

新羅に滅ぼされ、百済を失ったとしても、我々の技術文化がこの地で花を咲かせるなら、それが我々の新しい故郷となるだろう」と、武珍は自らを励ました。

百済技術者たちは、瓦や製陶技術金属加工、建築技術をもたらし、近江京の発展に寄与した。その中でも、仏教文化先進的な農業技術は、近江の人々にとって大いなる財産となった。百済から亡命者たちは、大和王権の一部として取り込まれながらも、独自文化を維持し続けた。そして、その痕跡は、現代滋賀県に残る渡来系遺伝子の多さにも反映されている。

亡命者たちの遺産

時が経つにつれて、百済から亡命者たちは日本列島に根を下ろしていった。大阪南部には「百済」や「加羅伽耶)」といった故国の名を冠する地名が残され、滋賀県には亡命者たちの末裔が多く住み着いた。彼らの遺伝子は、日本列島の中で異質な文化を生み出し、後の日本文化に大きな影響を与えた。

武珍も、かつての仲間たちと共に大阪南部で新たな百済を築き上げた。そして、彼の子孫たちは、百済の血を引き継ぎながらも大和王権に忠誠を誓い、その技術知識を後世に伝えた。

故郷は失われたが、我々の血は生き続ける。我々の文化は、この新しい土地で栄え続けるだろう」と、武珍は亡命者たちと共に夜空を見上げ、倭の地で新しい未来を夢見た。

こうして、百済亡命者たちの物語は、日本歴史の中に深く刻み込まれていった。朝鮮半島を追われた彼らは、決して故郷を忘れることなく、新しい大地でその魂と誇りを守り続けたのである

朝鮮半島奪還――日本宿命としての目標

天智天皇近江京を築いた時、百済から亡命者たちは日本の地に根を下ろし、新しい生活を始めた。しかし、彼らの胸には常に故郷である朝鮮半島への想いが宿り続けていた。日本という国がまだ形成されつつある時代、その根底には、失われた「伽耶」や「百済」を取り戻すという強い願望が隠されていた。

天智天皇は、ただ単に新しい京を築いただけではなかった。彼の統治の下で、大和王権は次第に「日本」という国としての形を整えていった。しかし、その目標の一つには、かつて倭人支配していた朝鮮半島南部――伽耶百済の地を再び日本の手中に取り戻すという、壮大な夢が秘められていた。

朝鮮半島に築かれた前方後円墳存在――それは倭人がその地を支配していたことを示す確かな証拠だ。前方後円墳日本発明された墓制であり、その巨大な墳墓が朝鮮半島南部にも点在している事実は、かつてその地が倭人にとっての故郷であったことを物語っている。

失われた故地の奪還――幾度かの挑戦

天智天皇時代を過ぎても、この「朝鮮半島奪還」という目標は、日本歴史の中で幾度となく浮上してきた。その後、豊臣秀吉時代には、それが現実のものとして動き始める。

豊臣秀吉朝鮮出兵文禄・慶長の役

秀吉は、天下統一を成し遂げた後、自らの野望を東アジア全域に広げようとした。その第一歩として選んだのが、朝鮮半島への侵攻だった。1592年、秀吉大軍を率いて朝鮮に進軍し、かつて倭人支配していた地を取り戻し、さらには中国大陸まで征服するという壮大な夢を抱いていた。

「我が倭の祖先の地、伽耶百済を取り戻す時が来た。朝鮮半島は、我々日本人の手に再び戻るべき土地である

秀吉のその言葉には、単なる領土拡張を超えた、失われた故郷を取り戻すという深い信念が込められていた。だが、朝鮮戦役は厳しい抵抗に遭い、秀吉計画は失敗に終わる。朝鮮半島の奪還は成し遂げられず、秀吉の死をもって日本軍は撤退余儀なくされた。

しかし、この「朝鮮奪還」の試みは、単なる軍事的野心の産物ではなかった。それは、古代から続く日本人の潜在的な願望――かつての倭人領土である朝鮮半島南部を再び自らの支配下に置くという、宿命的な思いの表れだったのだ。

倭寇――小規模な奪還の試み

大規模な侵攻が失敗に終わったとしても、歴史の中で日本朝鮮半島との間には、常に緊張と抗争が続いていた。その中で、倭寇(わこう)と呼ばれる海賊集団が、朝鮮半島沿岸部中国大陸沿岸を襲撃する形で、奪還の意図を示し続けていた。

倭寇の多くは、正規日本軍ではなく、小規模な武装集団だったが、彼らもまた、朝鮮半島南部をかつての倭人の地として捉え、そこに自らの足場を築こうとした。彼らの襲撃は、単なる略奪ではなく、失われた倭人故郷を再び支配するための小さな試みの一環だったと言えるだろう。

倭寇活動14世紀から16世紀にかけて活発化し、朝鮮中国を混乱に陥れた。特に朝鮮半島南部はその影響を強く受け、倭寇侵略によって多くの地域が荒廃した。これは小規模ながらも、日本朝鮮半島との長い歴史的な繋がりを象徴するものだった。

戦前日本朝鮮半島

そして、最も大規模で決定的な奪還の試みが行われたのは、20世紀初頭の戦前日本だった。明治維新を経て近代化を果たした日本は、軍事力を強化し、再び朝鮮半島に目を向けるようになった。1905年日露戦争勝利した日本は、朝鮮半島への影響力を強め、最終的には1910年朝鮮併合することに成功した。

これにより、ついに日本はその「歴史的な故地」を取り戻すかのように、朝鮮半島を自らの領土として統治することとなる。豊臣秀吉が夢見た「朝鮮半島奪還」の夢は、この時に現実のものとなったかのように思われた。

しかし、この支配もまた、長くは続かなかった。第二次世界大戦の敗北と共に、日本朝鮮半島から撤退せざるを得なくなり、再びその地は遠い存在となった。

朝鮮半島南部――倭人故郷としての歴史的意義

イスラエルユダヤ人にとって失われた故郷であったように、朝鮮半島南部倭人――すなわち日本人にとっての歴史的な故地であり、その奪還は、古代から目標であった。日本前方後円墳朝鮮半島南部に点在していることも、その歴史的なつながりを証明している。これらの墳墓は、単なる埋葬の場所ではなく、倭人がこの地に深く根を下ろしていた証拠だ。

天智天皇からまり豊臣秀吉戦前日本、そして小規模な倭寇――いずれも朝鮮半島南部を取り戻すという潜在的な思いを抱いて行動していた。この「奪還の夢」は、日本歴史の中で脈々と受け継がれてきた宿命とも言える。

現代においても、日本朝鮮半島関係は複雑でありながらも、歴史的な繋がりは消えることなく残っている。かつて倭人が歩んだ地、朝鮮半島南部――それは、日本にとって単なる隣国土地ではなく、彼らの魂が宿る場所であったのだ。

小説 階伯(かいはく)をAI生成してみた。つづき。

佐伯は冷静に外を見つめ、静かに言った。「急がなければならない。私たちだけじゃない。既に他の誰かが、この文書存在に気づいているんだ」

宮内たちは、その暗い夜の中、重大な真実を抱えながらも、さらなる危険に直面していることを痛感した。そして、彼らの背後で静かに動く影が、その行く手を阻もうとしていることを――。

7世紀朝鮮半島

霧がかった朝の大地に、冷たい風が吹き渡る。遠くに見えるのは、伽耶城郭――かつて繁栄を誇ったこの地は、今やその輝きを失い、四方を敵国に囲まれていた。百済との同盟は、物部氏政治的判断により、伽耶土地割譲され、かつての強固な関係はもろくも崩れ去っていた。そして、北から新羅勢力を伸ばし、伽耶領域は日々侵食されつつあった。

伽耶の都、金官伽耶の城内では、倭人行政機関である任那日本府」が、かろうじてその機能を保っていた。日本朝鮮半島を結ぶ重要拠点として、ここ伽耶には古くから倭人たちが駐留し、地方統治を行ってきた。しかし、伽耶領域が狭まり、外部から圧力が増す中で、彼らの存在もまた危うくなっていた。

任那日本府

倭人たちの本拠地である任那日本府では、緊張した空気が漂っていた。府長を務める高橋宿禰たかはしのすくね)は、伽耶未来に対する不安を抱きながらも、冷静な目で情勢を見据えていた。彼は日本から派遣された者で、伽耶を通じて倭国朝鮮半島の諸勢力との外交軍事管理する責任を負っていた。

高橋は、大陸の動向を理解していた。高句麗が依然として強大な軍事力を持ち、新羅が急速に勢力を拡大している一方で、百済は弱体化の一途をたどっていた。百済物部氏領土を譲る代わりに、彼らの庇護を受けていたが、それでも新羅の脅威を完全に退けることはできずにいた。

ある朝、任那日本府の本庁に、使者が慌ただしく入ってきた。新羅軍の進軍がさらに加速し、伽耶南部まで侵入しているとの報告だった。

高橋宿禰様、新羅が我々の国境を越えて、さらなる侵略を開始しました。彼らの勢力は日増しに増強されており、我々だけではこれ以上の抵抗は難しい状況です」

高橋はその報告を聞くと、しばし黙考した。彼の心は冷静であったが、その目の奥には深い憂慮が感じられた。新羅の勢いは予想を超えるものであり、このままでは伽耶消滅することも現実のものとなる。

「我々が百済との同盟を維持し、かつ新羅を押し返すには、どうにかして大和朝廷からさらなる支援を得るしかない…」高橋はつぶやいた。

倭国――大和政権――は、朝鮮半島での権益を守るため、長らく任那日本府を通じて伽耶に影響力を行使してきた。しかし、今や大和の内部でも、朝鮮半島への介入を巡って意見が分かれていた。倭国自身国内での権力争いに忙殺されており、ここ伽耶への支援は限られていた。

高橋は、日本府の幹部たちを集め、緊急の会議を開いた。木造の広い会議室に、鎧を身にまとった武将や、文官たちが座していた。その中には、伽耶出身の有力者も混ざっている。彼らは皆、伽耶をどう守るべきか、顔を曇らせながら高橋言葉に耳を傾けていた。

「このままでは伽耶新羅に飲み込まれる。我々は百済に頼ることはできない。むしろ百済自身がその存続を危ぶまれている状態だ。しかし、倭国が強力な支援を送ってくれれば、伽耶防衛可能だ。私は、大和朝廷さらなる援軍と物資提供要請する」

しかし、大和朝廷が動くかどうか…」ある幹部言葉を切った。「近年、国内でも騒乱が絶えず、朝廷伽耶に対して以前ほどの関心を示していないと聞いています。我々の声が届くかどうか…」

高橋は静かに頷いた。「その懸念理解している。しかし、ここで引くことはできない。もし伽耶新羅に落ちれば、次は百済、そして我々の国、日本にまで新羅の脅威が及ぶことになる。これは我が国未来を左右する問題だ」

その言葉に、会議室内の空気さらに張り詰めた。伽耶運命が、彼ら一人一人の肩に重くのしかかっているのを、誰もが感じていた。

伽耶領主金官伽耶王室

その頃、伽耶王室でも緊迫した議論が交わされていた。金官伽耶を治める若き王、金輸(キム・ス)は、深い悩みに沈んでいた。彼の治世は短く、まだ若い王であったが、その肩には国の存亡がかかっていた。

新羅の脅威をどうするつもりですか、王よ?」側近の一人が、焦燥感をにじませながら問いかけた。

新羅降伏すれば、この伽耶新羅属国となり、我々の独立は失われる。だが、戦いを続ければ、国が滅びるかもしれない…」王は苦渋の表情を浮かべていた。「日本府の支援を頼るしかないが、彼らもまた、我々を見捨てつつあるのではないか?」

伽耶王家の一員であり、倭国の血も引く王には、古くから日本との絆があった。しかし、その絆がどこまで続くのか、今は誰にも分からなかった。

「王よ、我々にはもう時間がありません」と重臣の一人が進言する。「新羅軍勢は、既に国境を越えて伽耶の村々を焼き払っています百済もまた、新羅との対立が深まり、援軍を送る余力はないでしょう。ここで戦うしかないのです」

金輸は、重圧に押しつぶされそうな思いで、目の前の地図を睨んだ。新羅勢力が日々拡大していることは明白だった。残された選択肢は少なかった。

「もし…もしも大和朝廷が我々に背を向けたなら、伽耶は滅びるだろう。しかし、それでも私はこの地を守るために戦うつもりだ」金輸は強い決意を見せた。「この伽耶は、我々の祖先が築き上げた土地だ。たとえ新羅が押し寄せようとも、最後まで抵抗する」

彼の言葉に、周囲の武将たちは力強く頷いた。彼らは伽耶を愛し、誇りを持っていた。その土地が、たとえ消滅危機に瀕しても、最後まで戦い抜く覚悟は揺るぎないものだった。

こうして、伽耶最後の戦いへと向かおうとしていた。日本との絆を信じ、大和朝廷からの援軍を待ちながらも、彼らは自らの土地と誇りを守るため、剣を取る準備を整えていった。

一方で、新羅軍勢は、着々と伽耶領土侵食し続けていた。

新羅の侵攻

新羅軍が伽耶国境を越え、村々を焼き払い、伽耶領地を猛々しく侵略していた。朝靄の中、戦火の音が徐々に近づく。剣と剣がぶつかり合う音、逃げ惑う人々の叫び声、そして馬蹄が大地を叩く音が響き渡る。伽耶の地は一瞬にして戦場と化していた。

金庾信(キム・ユシン)と階伯(かいはく)は、その混乱の中で共に逃げ延びる。二人は幼い頃から親友であり、共に倭人の血を引く。伽耶という共通故郷を持ちながらも、彼らの運命は今、異なる道を歩もうとしていた。

金庾信はその目に怒りを宿し、剣を強く握りしめながら周囲の景色を見つめた。焦げた木々と倒れた民衆――彼の心には怒りと無力感が入り混じっていた。

「もうこれ以上、逃げるわけにはいかない!」金庾信は立ち止まり、階伯に向かって叫んだ。「ここで新羅に挑まなければ、伽耶は滅びる。俺たちが立ち上がらなければ、この国を守ることはできない!」

階伯は、そんな金庾信の熱い眼差しを受けながらも、冷静に彼を見返した。彼の目には理性的判断が宿っていた。階伯もまた伽耶の血を引くが、心の中では百済との結びつきを強く感じていた。百済は彼にとって、新たな拠点となり得る希望の地だった。

「庾信…」階伯は静かに言葉を紡いだ。「お前の気持ちは分かる。だが、今ここで新羅に挑んだところで、何も変わらない。新羅は圧倒的な軍勢を持ち、我々の力では立ち向かえないんだ。無駄に命を捨てることになる」

「命を捨てる?」金庾信は怒りに震える声で返した。「伽耶は俺たちの故郷だ。ここで戦わずしてどうする?この土地で生まれ、この土地を愛してきたんだ。新羅に屈するわけにはいかない!俺は戦う。たとえ一人でも!」

階伯は目を閉じ、深い息をついた。金庾信の激情理解しつつも、彼はあくまで冷静な判断を崩さなかった。

「今、ここで命を散らすのは、愚かなことだ」と階伯は低い声で言った。「我々はまだ若い。戦をするなら、もっと力を蓄えた後にするべきだ。俺たちがこの場で戦っても、新羅には勝てない。だからこそ、一旦退いて、力を蓄え、百済で新たな拠点を築こう。そして、その時が来れば、再び新羅反旗を翻すんだ」

金庾信は階伯の提案に苛立ちながらも、その言葉には一理あることを感じ取っていた。しかし、彼はそれを簡単には受け入れることができなかった。

「逃げてどうする?百済に逃げ込んで、いつか反抗すると?そんなことをしている間に、伽耶は完全に滅ぼされるぞ!」

階伯は毅然とした表情で金庾信に向き直った。「伽耶が滅ぼされることは悲しい。だが、今の我々ではどうすることもできないんだ。今ここで命を落とすのではなく、百済に逃れて新たな力を得る。それしか道はない」

二人の間には、一瞬の静寂が広がった。彼らは幼少期から共に育ち、共に剣を学び、共に伽耶未来を夢見てきた。しかし、今や彼らの前には、それぞれ異なる道が現れていた。

金庾信は目を閉じ、深い溜息をついた。「俺は逃げない」と決然とした声で言った。「新羅に挑む。伽耶を守るために、ここで戦う。そして、この土地を取り戻す」

階伯は静かに頷いた。「お前の気持ち理解した。だが、俺は百済へ向かう。力を蓄えた後、必ず新羅に反抗するつもりだ。百済の地で再び立ち上がり、我々は再び会うことになるだろう」

二人の間には、再び重い沈黙が流れた。戦乱の中、互いに進むべき道を決めたその瞬間、彼らの運命は大きく分かれることとなった。

「階伯…俺たちはいつか再び会う。その時まで、お前も生き延びろ」と金庾信は低く言った。

「お前もな、庾信。新羅に勝てることを祈っている」と階伯は静かに答えた。

こうして、二人の幼馴染はそれぞれの運命を背負い、異なる道を歩み始めた。金庾信は新羅に残り、伽耶を守るために戦うことを選び、階伯は一旦百済へと退き、後に反抗するための準備を進めることを決意した。

彼らが再び顔を合わせる時、朝鮮半島運命が大きく動く瞬間が訪れるだろう。しかし、今はただ、それぞれの道で新たな戦いが始まろうとしていた。

金庾信の捕虜となる運命

金庾信は、伽耶を守るために新羅軍に最後まで抵抗したが、その圧倒的な兵力差の前に彼の軍勢は次第に追い詰められ、ついには彼自身捕虜となってしまった。新羅の兵たちに拘束され、彼は荒れ果てた戦場を後にした。伽耶の大地に響く火の音、そして仲間たちの叫び声を背に受けながら、金庾信の胸には深い無念と怒りが渦巻いていた。

新羅捕虜となった彼は、何度も逃亡を試みたが、その度に失敗し、監視ますます厳しくなっていった。鉄の鎖に繋がれた手首の痛みは彼の屈辱さらに増幅させたが、それでも彼は決して屈することはなかった。伽耶の民のため、彼は新羅服従には決して応じなかった。

新羅将軍との出会い

だが、そんな金庾信の反抗的な態度は、ある人物の目に留まることになる。新羅軍の中でも屈指の実力者として名を馳せる将軍、**金閼智(キム・アルチ)**であった。閼智は高句麗百済との数々の戦いで勝利を収め、戦術家としても戦士としても一流の地位に立つ将軍だった。彼は、金庾信の不屈の精神戦士としての資質に注目し、特別に目をかけるようになった。

ある日、閼智は捕虜監視兵に命じ、金庾信を自らの前に連れてこさせた。閼智の陣営は戦乱のさなかにあっても厳粛な空気が漂い、将軍の威厳がひしひしと感じられる場所だった。

金庾信は両腕を縛られ、堂々とした態度で閼智の前に立った。捕虜でありながら、その目には一切の恐れはなく、むしろ新羅への怒りが燃え上がっていた。閼智はそんな彼を冷静な目で観察し、静かに口を開いた。

「お前が金庾信か。伽耶武将でありながら、我が新羅最後まで抗った者だと聞いている」

「そうだ」金庾信は短く答えた。「俺は伽耶を守るために戦った。今もその意思は変わらない」

閼智はその言葉に微かに笑みを浮かべた。「お前のような男が伽耶を守ろうとするのは分かる。しかし、今の伽耶は滅びに向かっている。新羅大軍勢を前にして抗い続けるのは愚かだ。いずれ滅びる運命を変えることはできない」

「滅びるのは伽耶ではない。貴様新羅だ」と、金庾信は強い口調で言い返した。「新羅がどれほど強くても、俺たちは絶対に屈しない。伽耶の民の誇りを貴様らに踏みにじらせはしない」

閼智はその反抗的な態度に少しも動じることなく、むしろ興味深げに彼を見つめた。しばらくの間、沈黙が続いたが、やがて閼智は少し体を前に傾け、言葉を続けた。

「金庾信、私はお前を殺すつもりはない。それどころか、私はお前の力を見込んでいる。お前の武勇と不屈の精神――それは、ただ伽耶のために使い果たすには惜しいものだ。もしお前が新羅に仕えれば、その力を存分に発揮できるだろう。我が軍の将として、共にこの地を治めるのはどうだ?」

その申し出に、金庾信の眉がぴくりと動いた。だがすぐに彼は険しい表情で答えた。「新羅に仕えるだと?俺が貴様らの犬になるとでも思っているのか?俺の忠誠は伽耶にあり、倭国にある。新羅に仕えるなど、考えたくもない!」

閼智はその言葉にも動じることなく、穏やかな口調で続けた。「お前が伽耶を愛しているのは分かる。しかし、その伽耶はもはや滅びゆく運命だ。だが、お前にはまだ未来がある。伽耶を守ることができないのなら、少なくとも自らの命と力を、より大きな目的のために使うことを考えたらどうだ?」

その言葉に、金庾信は内心揺れた。伽耶が滅びゆく現実を知りながらも、彼はそれを認めたくなかった。だが、閼智の言う通り、このまま無為死ぬのではなく、自分の力を何かに生かす道もあるかもしれないという思いが、心の片隅で芽生えたのも事実だった。

「考える時間を与えよう」と閼智は言い、席を立った。「お前が新羅に仕えることを選べば、私はお前を軍の将として迎え入れよう。だが、それでも新羅に逆らうなら、ここで命を失うことになる。それもまた一つの選択だ」

そう言い残して、閼智は静かに去っていった。

新羅軍人としての道

数日が過ぎ、金庾信は深い葛藤に陥っていた。伽耶を守るために戦い続けるか、あるいは閼智の言葉を受け入れ、新羅の将として新たな道を歩むか――どちらの選択にも、彼の心は重かった。伽耶はすでに滅びつつあり、金庾信の忠誠の対象として存在する意義を失いつつあった。彼が戦い続けた伽耶の夢は、今や過去のものとなっている。

やがて、金庾信は一つの決断を下した。彼は、新羅に屈服するのではなく、その内部から自分の力を生かす道を選ぶことにした。新羅に仕えることで、いずれ伽耶の民を守り、新しい形で伽耶精神を受け継いでいくことができるかもしれない。彼の忠誠心は揺らいではいなかったが、現実の中で最善の道を模索するしかなかった。

ある日、金庾信は閼智の前に進み出て、静かに膝をついた。

「俺は新羅に仕えることを決意した。だが、その決断伽耶を忘れるためではない。俺は新羅のために戦うことで、伽耶の民を守り、新たな道を切り開くつもりだ」

閼智は微笑み、満足げに頷いた。「賢明決断だ、金庾信。お前の力を、存分に発揮するがいい。新羅の将として、我々と共にこの地を統治しよう」

こうして、金庾信は新羅軍人としての道を歩み始めた。その武勇と知略は新羅軍内で高く評価され、彼は次第に新羅の中で頭角を現していくことになる。そして、その裏には、いつか伽耶精神を取り戻すという彼自身の静かな誓いが秘められていた。

小説 階伯(かいはく)をAI生成してみた。朝鮮半島南部日本固有の領土

もう10年近く前になるでしょうか。テレビ善徳女王や階伯(ケベク)を見ていました。そこで気付いたのですが、全く史実考慮せず、ドラマを作っているところです。

両方のドラマに、階伯(ケベク)も金庾信も出てきますが、全く別人のような扱いです。それは当たり前で、記録が残っていないからです。階伯など日本書紀しか残っていないに等しいです。

また、花郎世紀という偽書可能性の高いものからドラマを作っているということも知りました。こんなことができるのなら、東日流外三郡誌大河ドラマができてしまます韓国ドラマのすごいところです。

そこで、なぜ日本では、善徳女王や階伯(ケベク)のようなドラマができないのかと考えました。まあたぶん、歴史ドラマは大きく史実から外れられないとか、「自虐史観」があるのかなと。

紫式部なら創作もある程度許されるんでしょうかね。しかし、日本ドラマでは時代考証をある程度以上はやってます。階伯(ケベク)のように火薬が爆発したりしない。7世紀火薬があるのか?。

ダムの乱を起こしたピダム善徳女王が恋仲になるなんてシナリオが許されるのなら、階伯(かいはく)と金庾信が幼馴染でも問題ないですよね?w だって、記録無いし。

イスラエルユダヤの地だったら、朝鮮半島南部倭人の地のはずw。

生成にはGPT-4oを使用しましたが、下記の文章見出しを少し直し、はてな表記にしただけで、生成文そのままです。アメリカ等の歴史教科書では、朝鮮半島南部倭人が住んでいたということを認めているので、すんなり生成されたのだと考えています。本当は、倭人とういう朝鮮半島南部から九州北部あたりに分布している海洋民族がいただけなんじゃないかと思います。そして、その人らが大和政権に取り入れられ、日本という国が成立したんじゃないでしょうか。

ということで、日本側の見解としての階伯(かいはく)と金庾信の話を作ってみました。以下に本編です。

小説 階伯(かいはく)

現代日本東京 宮内庁

東京の秋の夜、薄い雲が月明かりをぼやかし、冷たい風が皇居の周囲を包んでいた。歴史学者、宮内敬一は、しなやかな動きで宮内庁の厳重な警備をかいくぐり、特定建物へと静かに忍び込んだ。彼の胸中には、ある確信があった――かつて日本に伝来し、その後散逸したとされる「百済本紀」が、ここに隠されているはずだ、と。

数年前、宮内韓国古書店で、偶然ある巻物の切れ端を目にしていた。その破片には「百済本紀」の名がかすかに読み取れ、彼の興味を大いにかき立てた。百済王国歴史を記したこ書物は、日本朝鮮半島との関係を解明する鍵となりうる、極めて貴重な歴史資料であるしかし、日本の記録にはどこにもその存在は記されていない。宮内は、この謎を解くべく独自調査を進め、ついにたどり着いたのが、ここ宮内庁だった。

彼の手元には、長年の研究から得た宮内庁内部の古文書倉庫レイアウトが詳細に記されているメモがあった。限られた時間の中で、どの棚にどの文書が保管されているのか、緻密に計算されていた。

暗い廊下を抜け、幾重にも鍵がかけられた古文書倉庫の扉の前にたどり着く。宮内は冷静に暗号を解き、精密な動作で鍵を解除した。倉庫の中はひんやりとした空気が漂い、古びた紙の匂いわずかに鼻をくすぐる。長い棚が並び、そこには時代ごとに整理された膨大な古文書が眠っている。

宮内目的の棚へとまっすぐに歩み寄る。近づくほどに心拍数が上がり、手の平にはじっとりと汗が滲む。ついにその時が来た。彼の手が、一冊の古びた箱に触れる。箱の表面には、薄れかけた文字で「百済本紀」と刻まれている。

慎重にその箱を開け、中の巻物を取り出すと、千年以上の時を超えてその姿を現した。封が施されていたはずの巻物は、思いのほか保存状態が良く、宮内の震える手の中でゆっくりと広げられていく。巻物に記された文字は、古代朝鮮半島漢字表記であり、間違いなく「百済本紀」だった。

宮内は息を呑み、震える声で「これが…ついに…」とつぶやいた。目の前に広がるのは、歴史が語りたがっていた物語だった。これまで失われたとされてきた百済の記録が、自らの手の中にあるという事実に、彼はただ打ち震えるばかりだった。

だが、その瞬間、背後で微かな音が響いた。宮内は瞬時に振り返り、身構えた。

宮内の背後で響いた音は、冷ややかな静寂を切り裂くかのようだった。警備員か、それとも何者か別の存在か――宮内心臓は、緊張のあまり大きく脈打った。

「誰だ?」宮内は小声で問いかけるが、返事はない。身を低くし、ゆっくり視線を巡らせた。そのとき、微かな足音が再び聞こえた。かすかな光が倉庫の奥から差し込み、宮内の視界に誰かが近づいてくるのがわかった。光に照らされたその姿は、想像していたような警備員ではなかった。

スーツ姿の男が、静かに歩を進めてきた。その目は鋭く、宮内を捉えて離さない。そして、男の口元にかすかな笑みが浮かんでいた。

「探していたものが見つかったようですね、宮内先生

その声には、明らかに宮内の行動を全て見透かしているかのような冷静さがあった。驚きと同時に、背筋に冷たいものが走る。

あなたは…誰だ?」宮内は巻物をそっと戻し、箱を再び閉じた。手は汗ばんでいたが、その目には確固たる決意が宿っていた。

男はゆっくりと近づきながら、まるで狩りを楽しむかのように言葉を続けた。「私の名前は名乗る必要はありません。ただ、あなたが何を求めてここにいるのかは、もう全て知っている。そして、それが公に出てはならないということも」

「公に出てはならない?」宮内は眉をひそめた。百済本紀発見が、なぜそれほどまでに秘匿されなければならないのか。宮内の中で、疑念と怒りが沸き上がった。「これは、歴史を明らかにするための重要資料だ。日本百済のつながりを示す、そして隠されてきた真実を照らす光だ。それを隠す理由がどこにある?」

男は薄く笑い、「それはあなたが決めることではない」と静かに言い放つ。「歴史は常に勝者が書くものだ。敗者の物語は、都合よく葬られることもある。あなたがこの巻物を公表することは、今の日本歴史観を揺るがすことになる。そう簡単はいかない」

宮内はその言葉に心の中で反発した。歴史真実でなければならない。たとえそれが現代価値観政治的意図にそぐわないものであったとしても。しかし、目の前の男は明らかにそれを理解しない、あるいは理解しようとしない。彼はただ、今の秩序を守るために動いている。

「では、どうするつもりだ?私をここで止めるのか?」宮内はあえて挑戦的な口調で尋ねた。

男は一瞬沈黙し、次に口を開いたとき、声は低く冷たかった。「あなたがどれだけの真実を知っていようと、我々はその真実を決して外に出すつもりはない。だから、これ以上深入りしない方が身のためだ、宮内先生

そう言いながら、男は静かに背を向けた。そして、出口に向かって歩き出す。彼が扉に手をかけた瞬間、ふと振り返り、「もしまだ、百済歴史に興味があるのなら…もう一度考え直すことだ。あなた研究も、命も、この国のために使えるはずだ」と含みのある口調で言い残し、倉庫から姿を消した。

宮内はその場に立ち尽くした。男の言葉意味を考えながら、再び視線を箱に向けた。手の中に収めた百済本紀は、歴史の失われたピースを埋める貴重な証拠だ。しかし、それを公開することが、彼の命を危険さら可能性があることも明白だった。

だが、宮内は一度決めたことを覆すつもりはなかった。彼は再び箱を手に取り、慎重にそれを自分のバッグに収めた。何があろうとも、この真実を守り抜く。それが、彼に与えられた使命だと確信していた。

倉庫を後にし、宮内は闇の中に静かに姿を消した。彼の手の中にある百済本紀が、これから日本朝鮮半島歴史をどう変えるのか――その答えは、まだ誰にもわからなかったが、確かに歴史は動き出していた。

宮内は暗い夜の中、宮内庁敷地を慎重に抜け出し、手に汗握るような緊張感を抱えながらも、自らの決意をさらに固めていた。背後で静かに扉が閉まる音を耳にし、彼は改めて周囲の安全確認した。振り返ることなく、冷たい秋の風に身を包まれながら、ゆっくりと歩を進めた。

百済本紀

百済本紀は、ついにその姿を現した。しかし、この発見は彼にとって、祝福されるものであるはずがなかった。目の前の謎めいた男が口にした警告は、無視できない現実として宮内脳裏にこびりついていた。彼は一つの歴史真実を見つけた。しかし、それがあまりに大きすぎる秘密であったために、彼は今、新たな危険さらされていることを知っていた。

「誰が…何を隠しているんだ…?」宮内は自らに問いかけながら、都心に戻る電車の中でじっと考え込んでいた。外の街の景色は、窓越しに次々と流れていく。煌々と輝くネオンと、高層ビルの明かりは東京の夜を彩っていたが、宮内の心の中は重苦しい暗雲が立ち込めていた。

彼は手元のカバン視線を落とした。カバンの中には、つい先ほど手に入れたばかりの「百済本紀」が眠っている。その重みが、今の彼にとっては異様に感じられた。歴史重要ピースを手に入れたにもかかわらず、その喜びはまるでなく、代わりに不安と恐怖が心を支配している。

「このままではいけない…」宮内は静かに呟いた。彼の頭には一つの考えが浮かんでいた。この文書を公開する前に、まず信頼できる誰かに相談し、協力を得る必要がある。単独で動くにはあまりリスクが大きい。だが、誰にこの話を持ちかけるべきか――それが問題だった。

彼の心にまず浮かんだのは、大学時代の友人であり、今や有名な考古学である佐伯真一の顔だった。佐伯日本国内外歴史的な発掘調査で多くの成果を上げており、特に日韓関係史の研究において第一人者とされている。彼なら、この資料重要性を正しく理解し、適切に扱ってくれるはずだ。宮内はすぐに佐伯との接触を決め、駅に降り立つとスマートフォンを手に取り、連絡を取った。

数回のコール音の後、佐伯電話に出た。

もしもし宮内か?久しぶりだな。こんな夜遅くにどうした?」

宮内は一瞬ためらったが、意を決して口を開いた。「佐伯、急ぎで話したいことがあるんだ。今すぐ会えるか?」

佐伯は少し驚いたような声で、「今か?何か大事なことか?」と尋ねた。

「…ああ、これまでの研究人生で一番大事発見をしたんだ。それも、とてつもない発見だ。今は詳しくは話せないが、どうしても君に見てもらいたいんだ」

佐伯はその異様な緊張感を察したのか、数秒の沈黙の後、「分かった。今すぐ都心カフェで会おう」と返事をくれた。

宮内カフェに着いたのは、電話からわずか30分後のことだった。深夜にもかかわらず、カフェは数名の客で賑わっていた。宮内は店内を見回し、奥の席で待っている佐伯の姿を見つけ、急いで席に向かった。

宮内、どうしたんだ?お前がそんなに慌てるなんて珍しいな」

佐伯心配そうな表情で宮内を見つめていたが、宮内は口を結び、静かにカバンから巻物の入った箱を取り出した。その瞬間、佐伯の目が一気に鋭くなった。

「これを見てくれ」宮内は低い声で言いながら、慎重に巻物をテーブルの上に広げた。薄暗いカフェの灯りに、古代文字が浮かび上がる。

佐伯は息を呑んだ。「これは…本物か?まさか、これが…」

「そうだ」宮内確信を込めて言った。「百済本紀だ。散逸したはずのものが、ここにある。そしてこれが、これまで語られてこなかった日本百済真実証明するものなんだ」

佐伯はしばらく無言でその巻物を見つめていたが、次第に表情が険しくなっていった。そして、静かに目を閉じると、ため息をついた。

宮内…お前、これがどれだけ危険ものか分かっているのか?」

宮内はその言葉に驚きながらも、佐伯に向き直った。「危険だと?これは歴史真実だ。それを明らかにすることが、なぜ危険なんだ?」

佐伯は低い声で答えた。「宮内、世の中には触れてはならない真実というものがあるんだ。この文書が公にされたら、ただ歴史教科書が書き換わるだけでは済まない。この国の根幹を揺るがすことになる。お前が巻き込まれたのは、単なる学問問題じゃない。もっと大きな、国家問題なんだ」

宮内驚愕し、言葉を失った。まさか、そこまでの影響があるとは想像もしていなかった。「そんな…一体どういうことだ?」

佐伯は再び巻物に目をやり、静かに言った。「これから先、お前がどう行動するかで、お前の運命も決まるだろう。だが、その前に…もう一度この文書を精査し、何が書かれているのかを完全に把握する必要がある。私も協力するから、一緒に慎重に進めよう」

宮内はその言葉に頷き、覚悟を決めた。「わかった、佐伯。まずは真実を解き明かそう」

二人は深夜のカフェで、百済本紀の解読に取り掛かることを決意した。しかし、外では彼らを見張る影が、静かに忍び寄っていたことに、まだ二人は気づいていなかった。

宮内佐伯と共に百済本紀の解読を進める中、ある一節に目を留めた。その古い漢字で書かれた文章は、これまでの日本朝鮮半島関係史を根底から覆すような内容を秘めていた。

佐伯、これを見てくれ」と、宮内は震える指先で指し示した。

そこにはこう記されていた。

百済国は、倭より来たりて、王を立て、その民を治む」

佐伯は眉をひそめ、しばらくそ文言を目で追った後、重々しい口調で言った。「まさか…これは、百済日本人――つまり倭人によって建てられた王朝だということを示唆しているのか?」

宮内ゆっくりと頷いた。「そうだ。そして、これが真実なら、朝鮮半島南部――百済領域は、かつての倭の支配下にあったということになる。竹島対馬どころか、済州島朝鮮半島の南半分までが、歴史的に日本領土であった可能性が出てくる」

佐伯はしばらく沈黙した後、深いため息をついた。「これは一筋縄はいかない話だな…。もしこの文書が公に出れば、歴史の再評価だけでなく、国際的領土問題にまで波及する可能性がある。サンフランシスコ講和条約定義された日本領土が、揺るぎかねない」

宮内焦燥感を抱えながら佐伯に問いかけた。「だが、どうしてこの『百済本紀』がここ日本で隠されていたんだ?なぜ誰も知らないんだ?」

佐伯は静かに考え込み、やがて低い声で話し始めた。「その答えは、戦後日本歴史にある。連合軍総司令部、つまりGHQが関与していた可能性が高い。特にマッカーサー日本の再建と国際関係の安定を図るために、歴史的な資料や記録を抹消または隠蔽したケースは少なくない。もし『百済本紀』に、日本朝鮮半島南部歴史的に支配していたという証拠が記されているとすれば…」

佐伯は目を宮内に向け、厳しい表情を浮かべた。「GHQはそれを脅威と見なして、抹消を命じた可能性がある。サンフランシスコ講和条約日本固有の領土定義された際、その基盤に揺らぎが生じることを恐れたんだろう。もしこの文書が明らかになれば、国際社会において、日本朝鮮半島南部済州島領土として主張する正当性が浮上しかねない。それは、当時の冷戦構造の中で、極東の安定に重大な影響を与えたはずだ」

宮内はその言葉に打たれた。「つまり、これは単なる歴史の一資料ではない。戦後日本朝鮮半島領土問題、そして国際政治に直接関わる爆弾だということか…」

「その通りだ」と佐伯は冷静に応じた。「だからこそGHQは、この文書を表に出させなかった。百済倭人設立した王朝であったという事実が認められれば、日韓歴史認識や領土問題根本から覆されることになる。現代竹島を巡る領有権問題など、取るに足らないものに見えるほどの衝撃が走るだろう。済州島釜山、そして南半分の領有権を巡って、新たな国際的な論争が生じかねない」

宮内佐伯言葉に深く頷いたものの、その重みを改めて感じていた。この「百済本紀」は、ただの古文書ではない。それは、日本朝鮮半島領土問題を再燃させ、国際情勢に大きな波紋を広げかねない爆弾だ。

「だが、これは真実だ」と宮内は力を込めて言った。「歴史を捻じ曲げてはならない。これが隠されてきた理由が何であれ、私たちの使命は、真実を明らかにすることだ。たとえそれがどれほど大きな影響を及ぼそうとも」

佐伯は厳しい表情を保ったまま、静かに宮内の目を見据えた。「宮内、お前の決意は分かる。だが、この文書を公にすることで、国内外にどれだけの波紋が広がるか、お前自身理解しているはずだ。日本政府だけでなく、韓国政府も黙っていないだろう。いや、それどころか、国際社会全体がこの文書に注目し、外交的な大混乱を招くことになる」

宮内は一瞬言葉に詰まったが、再び口を開いた。「それでも、歴史真実であるべきだ。この文書を隠し続けることは、日本学問的誠実さをも裏切ることになる。それに、これまでの研究者たちが解き明かそうとしてきたことを、我々が踏みにじることになるんだ」

佐伯は深く息を吸い込み、しばらくの間、何かを考え込んでいた。そして、ゆっくりと口を開いた。「分かった。お前の信念を否定するつもりはない。ただし、慎重に動こう。急に世に出すのではなく、まずは信頼できる少数の専門家に見せ、段階的に議論を進めるべきだ。この資料が持つ意味を、慎重に検討しなければならない」

宮内はその提案に頷いた。「ああ、そうしよう。まずは、私たち知識経験でこの巻物を完全に解読し、それから信頼できる専門家に見せる」

二人はその場で、新たな行動計画を立てた。百済本紀の解読を進め、文書の真偽を確認した上で、専門家との協力を仰ぐ。そして、その真実を公にするための準備を進めることにした。

しかし、彼らがその場を立とうとした瞬間、外の窓に気配を感じた。宮内は一瞬、外を見やったが、何者かの姿がカフェの外にちらりと映った。黒い影――まるで監視するように、静かに彼らを見張っているようだった。

佐伯…」宮内不安そうに囁いた。「外に誰かいる。もしかすると、もう動き出しているのかもしれない…」

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2024-08-23

業務スーパー」の値上げ記録2024

anond:20230823143134

神奈川県内某店舗での買い物メモより

全て税抜き

セール価格除く

PB

品種品名19年4月12月204月9月21年3月8月9月22年2月3月5月6月7月8月10月232月3月4月5月7月8月9月12月242月4月5月6月
マーガリンなめらかママソフト400g148円-138円--148円-----169円-178円------360g148円178円----
食パン1斤朝の輝き67円------71円----77円-----82円---88円---
水2l甲州のおいしい水53円---------55円----62円-------66円--
素麺800gそうめん127円--139円-------158円------185円-------
オレンジマーマレード770g(ブルガリア産)-278円------------338円348円----------
ゼリー250g果実いっぱいゼリー--78円-------------88円------92--
冷凍大福チョコ大福------1kg278円------------850g298円------
カレールー200g業務カレー----118円------------148円---------
うどん180g
蕎麦150g
焼きそば150g
-----19円---20-----23---25円-----26円-
バタピーバタピーナッツ----160g88円--160g97円----------130g89円------98円
麺つゆ1lゆの素3倍濃縮----147円-----------168円----------
おにぎりパリッコ-----55円------------58円-------59円
乾燥わかめ/油揚げ/ねぎ35gうどんの具-------108円-138円-----148円----------

-19年4月19年8月10月11月12月21年1月4月ーー238月9月10月11月12月241月2月3月5月6月8月
ミックス10156139円159円162~4円168~172円159円188円--269円279円269〜5円249〜29円218198〜218199円216〜229円195円199円208円

メーカー

品名版元19年4月10月206月9月12月21年4月11月22年5月9月12月232月3月4月5月8月9月11月12月246月
オーマイBIGシリーズ日本製粉-158円------168円-----190円200円---
柿ピー6袋いこい114g78円-----108g78円-----------88円
ポテロング45g森永製菓--------78円-------88円-98円
ポキッコ70ml6本木村--91円----88円----99円------
おかめ極小粒納豆50g3パックタカノフーズ65円--------75円---68円----
緑の小粒納豆45g3パックミリオングループ----39円----42円----49円----
たれ/からし別小粒納豆45g3パックミリオングループ----------39円--47円-----
野菜炒め300g
千切りキャベツ150g
千切りキャベツミックス130g
中延---78円--------------79円
フライパンアルミホイル25cm6m大和物産----75円------125円-----128円-
  • ポキッコはこの夏見かけなかった

産地商品名18年1月19年2月10月21年9月22年7月231月3月4月10月11月12月241月3月4月6月7月8月
日本業務用米味覚百撰5kg-------1090円
豪州開拓の稔り5kg1450円1200円1290円1090円990円1050円1090円-
豪州シェルパ米5kg-----------1490円1440円-1490円
台湾台湾米5kg--------1290円1390円1490円-1590円1645円1690円1790円1950円

もやしだけはそれでも200g19円

  • どうやって価格を維持しているのか
  • ドンキでも同じ品が時折19円で売られている

anond:20240823063902

最後大和侍が打ち破るっていつも決まってるんだよ

お前らは引き立て役

2024-08-03

はてな競馬詳しい人が少ないであうから函館競馬場侵入事件及びやらかし角田大河騎手について多少厚みのある情報を載せておく

【※8/3 17時一部追記修正しました】

2022年デビューの3年目で現在中央地方合計97勝を挙げる若手の注目株

・父は現調教師ジャングルポケットフジキセキノースフライトヒシミラクル等の主戦だった角田晃一

・兄は現役騎手角田大和。第6回ジョッキーベイビーズ(小4~中1が出場できるポニー競馬選手権)優勝者

劇場版ウマ娘公開にあわせて、角田親子3人による鑑賞の様子と感想動画が上がっている

デビューから兄よりも才能があると言われていてルーキーイヤーで36勝を挙げた。これは今村聖奈騎手に次いでルーキー2位の成績。例年ならルーキー最多勝でもおかしくなかった

・昨年発生した若手複数人による調整ルームスマホ持ち込み事件(調整ルームレースに乗る騎手が入る待機・宿泊所には、八百長防止のため通信機器の持ち込みが禁止されている)で処分を受けている

・その際、今村聖奈騎手電話してたことが判明。嫌なファンから今村との関係を茶化されるようになる

・今回、同乗者がいたと情報が出たことで、同乗者の正体とスマホ事件時の話をつなげようとする輩が発生

競馬場の芝コースに車で侵入とか正気か?という意見が多数だが、競馬界では過去に某騎手新潟競馬場女性を連れ込み4コーナーで立ちバックしたなどという真偽不明の強烈な噂話が流れ

え、だれ?そっちも穴男なん?などと騒がれたこともあるため、オールファンはあの類のことがまた起きたのか…などとも思っている(さすがに車で侵入したわけではないらしい)。なお、噂された騎手特に処分もなく(なかったはず)現役を続けている

・同じタイミング松若風馬騎手酒気帯び運転かつ物損事故という法律違反の大やらかしをしたのだが、こちらは飲んでから6時間後の事故かつ自分通報したということもあり、やったことのインパクトの強さから大河の方がダメみたいな謎の風潮が一部で起こっている

大河の方が常識外れすぎてよっぽど飲酒運転じみてるという意味では理解できるが、自分通報してようが実際に酒気帯び運転かつ物損事故起こしてる方がイカれてる。世間はまだ酒と酔っ払いに甘すぎる


追記1】

この点、自分飲酒に関連した被害に実際あっていることもありますが、飲酒運転の方がイカレているとまでするのは言い過ぎでした

用途外での侵入かつ芝を荒らしているわけですから比較せずとも大やらかしであることは間違いない

ちなみに開催外の函館滞在で芝追いきりする陣営普通にいるので、騎手であればその点にも頭に行くはずです

タイヤから、もしかすると調教で使うことを避ければOKくらいのクソ程甘い見通しをもってやった可能性があります


競馬界はこのところ中央地方不祥事が多発。代表的なところでは

①先述とは別件でスマホ持ち込み事件を今年起こして9か月(当初4か月としてましたが誤りです)の騎乗停止になった水沼騎手(フェイクとしてスマホケースだけを預けるなど悪質だったため処分が大きくなった。師匠師匠の厩舎がSNS中毒気味なので影響があったのかもしれない。ちなみに大河と同期)

②酒の席でのトラブルきっかけで喧嘩沙汰になった池添謙一富田騎手(池添によるアルハラパワハラが主因。和解したこと理由にそれぞれ開催4日、2日の騎乗停止で終わらせてしまった)

酒気帯び運転起こした佐賀競馬レジェンド山口勲騎手(なぜか大甘処分で復帰)

複数パワハラセクハラ内部通報された名古屋競馬トップジョッキー岡部騎手(累積処分騎乗停止開催8日というクソ甘裁定)

⑤同僚騎手の財布から許可なくお札抜き取るトラブルを起こした大井競馬レジェンド的場文男騎手(食堂に来た際、財布を持ってき忘れたことに気付き、すぐ返すつもりで近くにあった同僚騎手の財布から2000円拝借したらしい。そんなもの相手が許すわけもない)

といったところ。そもそも過去にも窃盗とか暴行とか給付金詐欺まがいとかしゃれにならない事件は多数起きているのだが、はっきりした犯罪以外は大甘裁定になりやすいのが競馬

それを強く批判すると追い出される可能性があるので、仕事を失いたくない記者ライターは突っ込めない

追記2】

以上全て今年の話です(このところ→今年として書きました紛らわしくてすみません)。事件自体も明るみに出ています

過去にも飲酒運転事故やらかし騎手調教師複数いるし

現在東スポ活躍中の田原騎手記者への暴行・馬の耳に発信機装着・覚せい剤・最終的にJRA出禁とか

木村調教師大塚騎手への暴行(裁判和解)とか

笠松競馬場の大規模八百長事件とか他競馬場八百長疑惑とか書こうと思えばかけるけど

あくまで今年の話。今年だけで他にもある

なお増田八百長疑惑については、本当かどうか怪しい部分すらそれっぽく取り上げてばら撒くアホがいるので、基本全て疑いの目で見ています八百長が全くないと思っているわけではない


増田こと私は、エイシンポッターという個性派追い込み馬(その父は個性的な逃げ馬だった)が好きで、その主戦騎手なので一緒に応援していた。そのため失望の度合いがデカい。本当になにしてんだよ大河

追記3】

応援している騎手からこそ滅茶苦茶怒ってますよ。騎手免許はく奪でも仕方ないとも思っています

2024-07-23

anond:20240723114754

神奈川県警察本部地域部の施策として、大和警察署でも直射日光や乱反射等による各種事故防止や紫外線による健康被害防止のため、屋外で警察官サングラスを着用する場合があります。  また、熱中症対策として、警察官コンビニ等に立ち寄り、飲料水を購入する場合もありますので御理解ください。 pic.twitter.com/3qjtdNNWLL

メニューを開く

神奈川県大和警察署

@yamato_police

35

329

1,360

昨日 15:39<<

2024-07-20

日本奴隷はいたらしい

魏志倭人伝によると、邪馬台国女王卑弥呼が亡くなった際に100人以上の奴婢をいっしょに葬ったとされる。

卑弥呼以て死す。大いに冢〈ちょう〉を作る。径百余歩。徇葬〈じゅんそう〉する者、奴婢百余人

https://museum.bunmori.tokushima.jp/museum_documents/museumnews/mnews014/014_2-3_cc.html


飛鳥時代においては中国を範とした律令国家が形成され、その中で奴婢制度が定められた。(大宝律令 701年)

これは延喜格(907年)まで続いた。

https://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/contents/osakacu/kiyo/111E0000017-14-3.pdf

公的身分としての奴婢制度は廃止されても、飢饉借金を苦にした人減らしのための人売りは長く横行した。

鎌倉時代の『吾妻鏡』延応元(1239)では、人身売買禁止原則と、飢饉におけるその緩和特例が見られる。

A 寛喜三年餓死のころ、飢人として出来の輩は、養育の功労につきて、主人御計らいたるべきの由、定め置かれおわんぬ。

B およそ人倫売買の事、禁制ことに重し。

C しかれども飢饉の年ばかりは、免許せらるるか。

D しかるにその時減直の法につきて、糺し返さるべきの旨、沙汰出来の条、はなはだその謂れなきか。

E ただし両方和与せしめ、当時の直法を以て糺し返すに至っては、沙汰の限りにあらざるか。

 延応元年四月十七日   平 

             散位(太田康連)

             前甲斐守(大江康秀)

             前山城守

             前大和守(宇佐美祐時)

             沙弥(二階堂行盛)

https://wallerstein.hatenadiary.org/entry/20081121/1227250694

戦国時代に至るまでも人身売買は横行した

閑吟集(1518年)に成立した小歌歌謡

人買船は沖を漕ぐ、とても売らるる身ぢやほどに、静かに漕げよ船頭どの


この状況は豊臣秀吉人身売買禁止令を出すまで続き、以降は年季奉公制が主流となる

ただし、性奴隷については以降も活発に人売り人買いが横行したらしい


これから読みたい日本における奴隷制度の本めも

雑兵たちの戦場

・〈身売り〉の日本史: 人身売買から年季奉公

人身売買奴隷拉致日本

室町今日ハードボイルド : 日本中世のアナーキー世界

2024-07-08

エクストリーム東京都知事選2024結果

https://anond.hatelabo.jp/20240610211933

総評

選挙自体小池百合子が291万票を得てゼロ打ちで当確が出るほどの圧勝。当初4年前の小野泰輔よりも厳しいと予想していた石丸伸二が小池批判票と立共批判票を集めて善戦し165万票獲得で次点蓮舫は8年前の鳥越俊太郎すら下回り128万票で3位の惨敗。2位にすらなれず無党派層石丸にとられたどころか、本来立憲民主党支持層すら石丸に取られている。蓮舫個人の人望の無さに加え、手下による選挙終盤の小池への野次自身へのデバフとして効果した。自滅以外の何物でもない。

はっきり言って立憲民主党執行部を総入れ替えして、市民連合共産党との協力体制を見直すレベルだが恐らくそうはならないだろう。直近の基礎自治体選挙補選での成功体験から抜けられず恐らく同じ失敗を繰り返すだろう。次の選挙でも大敗してまた党が消滅(3回目)するかもしれない。

エクストリーム競技田母神俊雄が26万票の3.9%で優勝。10年前の半分以下になっておりやはり過去の人感が強い。むしろ公民権停止の喪明けな割には善戦したとも言える。

2位にははてブアノン大人気の安野貴博が入った。15万票の2.3%なので泡沫候補としては久々の大物とも言える。今回のエクストリーム競技田母神と安野の後ろに、反ワク医師内海、おなじみ暇空茜が10万票台入っていてハイレベルな激戦だった。一方でかつての常連桜井高田が前回の半分以下の8万票、タレント清水国明最後の大物ドクター中松は1%も取れずに大敗桜井高田は2年前の下半身スキャンダルが影響したか、あるいは暇空茜に票を吸われたかエクストリーム競技もいよいよ世代交代が進むと思われる。アディーレ石丸石丸伸二と間違えられて得票できた可能性大で、次の選挙では1%も取れないだろう。

総評

この総評10周年なのでいろいろ書く

SNSだけでは20万票も集められない

エクストリーム競技準優勝の安野と3位の内海、4位の暇空茜はそれぞれ15万票と12万票と11万票。次点石丸SNSの力と言われがちだが、選対に百戦錬磨自民党組織実質的に入っていて旧来的などぶ板選挙もしている。はてブアノンにやたら持て囃される安野も、はてブアノンから蛇蝎のごとく嫌われる暇空も世間から見たら同レベルの影響力である

N国

今回もN国が大暴れしたため公職選挙法改正議論ますます活発化するだろう。おそらくいたちごっこになり、N国が消滅するか立花選挙違反で公民権停止になるまで続くだろう。エクストリーム競技的にももはや競技を荒らすだけの邪魔存在なので、次回以降は扱いを検討したい。

伝統泡沫候補消滅

今回中松が1%も取れない大敗をした上に、清水国明後藤輝樹、大和行男、小林弘AIメイヤーなど「非N国系で伝統泡沫候補」となりうる候補で得票率1%を超える候補がひとりも出なかった。今後のエクストリーム競技の主役は、安野内海暇空のような「支持者や組織はあるけどインディーズレベル」の下位候補と、今回の田母神や前回の小野のように「知名度行政経験はあるけど供託金返還に届かない」の上位候補が中心となるだろう。

得票数と傾向

今回の選挙に限らず、過去20年ほどの都知事選の傾向

1%以下の候補はまた別のルールでの競技検討したい。N国以外でもここ10年で明らかに増えたので。

2024-07-07

有権者11,349,278 投票率 60.56% 開票率 58%

23:15更新

小池 百合子 1,861,393(46.9%)

石丸 伸二 977,494(24.6%)

蓮舫 823,82420.8%)

田母神 俊雄 115,044(2.9%)

安野 貴博 63,769(1.6%)

内海 聡 34,519(0.9%)

ひまそら あかね 30,625(0.8%)

石丸 幸人 26,324(0.7%)

桜井23,124(0.6%)

清水 国明 7,210(0.2%)

ドクター・中松 2,538(0.1%

大和 行男 121(0.0%)

後藤 輝樹 79(0.0%)

木宮 光喜 58(0.0%)

横山 緑 41(0.0%)

桑原 真理子 34(0.0%)

向後 真徳 31(0.0%)

澤 繁実 23(0.0%)

AIメイヤー 20(0.0%)

小林 弘 19(0.0%)

河合 悠祐 15(0.0%)

竹本 秀之 12(0.0%)

三輪 陽一 10(0.0%)

内藤 久遠 9(0.0%)

内野 愛里 8(0.0%)

桑島 康文 7(0.0%)

福永 活也 7(0.0%)

牛窪 信雄 7(0.0%)

山田 信一 6(0.0%)

穂刈 仁 6(0.0%)

小松 賢 5(0.0%)

武内 隆 5(0.0%)

木村 嘉孝 5(0.0%)

新藤 伸夫 4(0.0%)

黒川 敦彦 4(0.0%)

加賀田 卓志 4(0.0%)

松尾 芳治 4(0.0%)

加藤 健一郎 4(0.0%)

アキノ将軍未満 4(0.0%)

野間口 翔 3(0.0%)

小野寺 紘毅 3(0.0%)

舟橋 夢人 3(0.0%)

加藤 英明 3(0.0%)

草尾 敦 3(0.0%)

津村 大作 3(0.0%)

俊輔 3(0.0%)

古田 真 3(0.0%)

福本 繁幸 2(0.0%)

上楽 宗之 2(0.0%)

二宮 大造 2(0.0%)

尾関 亜弓 1(0.0%)

犬伏 宏明 1(0.0%)

遠藤 信一 1(0.0%)

中江 友哉 1(0.0%)

前田 太一 1(0.0%)

福原 志瑠美 0(0.0%)

開票率40% 23:07現在

小池 百合子 1,306,827(48.1%

石丸 伸二 660,702(24.3%)

蓮舫 578,124(21.3%)

田母神 俊雄 71,844(2.6%)

安野 貴博 31,169(1.1%

内海20,119(0.7%)

ひまそら あかね 16,525(0.6%)

石丸 幸人 14,324(0.5%)

桜井12,817(0.5%)

清水 国明 2,806(0.1%

ドクター・中松 538(0.0%)

木宮 光喜 58(0.0%)

AIメイヤー 20(0.0%)

小林 弘 19(0.0%)

河合 悠祐 15(0.0%)

後藤 輝樹 12(0.0%)

大和 行男 10(0.0%)

三輪 陽一 10(0.0%)

向後 真徳 10(0.0%)

内藤 久遠 9(0.0%)

内野 愛里 8(0.0%)

澤 繁実 7(0.0%)

福永 活也 7(0.0%)

牛窪 信雄 7(0.0%)

山田 信一 6(0.0%)

穂刈 仁 6(0.0%)

小松 賢 5(0.0%)

横山 緑 5(0.0%)

木村 嘉孝 5(0.0%)

新藤 伸夫 4(0.0%)

竹本 秀之 4(0.0%)

桑原 真理子 4(0.0%)

黒川 敦彦 4(0.0%)

加賀田 卓志 4(0.0%)

松尾 芳治 4(0.0%)

加藤 健一郎 4(0.0%)

アキノ将軍未満 4(0.0%)

野間口 翔 3(0.0%)

小野寺 紘毅 3(0.0%)

桑島 康文 3(0.0%)

舟橋 夢人 3(0.0%)

加藤 英明 3(0.0%)

草尾 敦 3(0.0%)

津村 大作 3(0.0%)

俊輔 3(0.0%)

古田 真 3(0.0%)

福本 繁幸 2(0.0%)

上楽 宗之 2(0.0%)

二宮 大造 2(0.0%)

尾関 亜弓 1(0.0%)

犬伏 宏明 1(0.0%)

遠藤 信一 1(0.0%)

中江 友哉 1(0.0%)

前田 太一 1(0.0%)

武内 隆 0(0.0%)

福原 志瑠美 0(0.0%)

2024-07-05

おれがかんがえた最強の2024都知事選完全攻略法

自己紹介

30代男性(婚約済み)

理系出身サラリーマン年収1000万ちょっと

最近は学マスにハマってる

政治的な思ってること
  1. しょうもない人たちに入れる気はない(N国とか、今時点で名前も聞いたことない人)
  2. 反"反ワクチン"
  3. 政党の話だけど、れいわ、立憲は嫌悪感ある(特にれいわ)
  4. 自民党は、、うーん、、、好きでもないけど嫌いでもない。岸田さんは好き
  5. 国民民主党頑張ってほしいなと思ってる

やす檜原村候補者一覧を使う

https://www.vill.hinohara.tokyo.jp/0000001716.html

30~48はN国だから消して、15、17、18、20(逮捕されたんじゃなかったっけ)、21、25、27、28、29、55、56はとりあえず削除

これで残り27人

次はこれを使ってまともそうな人を探していく

https://news.yahoo.co.jp/articles/97e9b17809ed2415037e49d378f695ddf5d53426

https://news.yahoo.co.jp/articles/740db725801b77e7297ff5684f2cb60f0d6707c8

■ 各候補者の要約とそれを見た私の感想評価(○△▲✕)

野間口翔氏

1987年東京都目黒区まれ大田区育ち、東京都立田園調布高等学校卒業現在郵便局員として務めています

ホストクラブ売掛金に年率25%の税を課しま

▲まぁがんばって、、、って感じ

澤繁実氏

1977年神奈川県小田原市まれ防衛大学校理工学部情報工学卒業東京工業大学大学院知能システム科学専攻修士課程修了、東京工業大学大学院知能システム科学専攻博士課程満期退学陸上自衛隊を経て、株式会社澤繁実を設立代表取締役就任しました。また仏僧、映画エグゼクティブプロデューサー民間外交家としても活動しています

子どもひとりにつき年間100万円⇒東京から子ども達があふれかえる

規制緩和楽市楽座:新たなルールを1つ作ったら3つの既存ルール廃止

▲ まぁまだまともそうな気がする。しかしすごい経歴だな。見た目ちょっと胡散臭いけど。

と思ったらTwitterがなんか香ばしいからマイナスhttps://x.com/dqnner

大和行男氏

群馬県出身東京大学教育学部卒業後に脱サラし、新潟大学医学部入学卒業しました。現在児童精神科医師として東京都八王子市東京都大田区でクリニックを運営しています

1 都内全域で病児保育所増設休日診療の拡充

2 首都として世界に冠たる新しい医療教育福祉の創出

3 ハローワーク解体見直し

◯ 良いこと言ってそうだけど医療に偏ってる気はする(医者からしょうがないけど)

https://x.com/Xboy9hYXjv82941

パワーが足りなそう

木宮光喜氏

食品添加物などを厳格に寄生しま

漢字くらいどうにかせい

小池百合子

○ 色々噂はあるけど私はロックダウンちゃんとやってたの評価してるんで、、、いま困ってないし。。プロジェクトマッピングはどうにかしろよとは思うけど。。

内海聡

https://www.j-cast.com/2015/06/19238268.html こんな人間都知事選に出て応援してる人間がいるの嫌気が差す

石丸伸二氏

▲ 一時正直Youtubeとか見てたけど、根回しができない謝罪もできないただの目立ちたがりなんだなと都知事選を通じて思った

あとなんか本人も周りもきな臭い

小野寺紘毅

小野寺氏は旧 満州国吉林省まれ日本大学理工学部卒業建設業従事し、設計施工監督担当しました。現在一般財団法人文化建設會の理事長を務めています

✕ ただのおじいちゃんだった

新藤伸夫氏

1949年まれ京都府京都市出身京都大学理学部卒業京都大学文学部卒業大阪市立大学大学院法学修士課程修了。中学校高等学校教員を経て会社社長歴任現在は「お金をみんなへ シン独立党」代表を務めています

税金原則として廃止

東京都場合は、まず都民税法人都民税廃止します。タバコ税酒税など健康倫理に関する税は存続させます。「ヘアヌード新税」を徴収します。心の教育をおこない都衆の心は善良に!

✕ w

竹本秀之氏

・公平な選挙の実現

選挙結果が操作されない公平な選挙を求める

✕ w

桜井誠

ちょっと思想が極端すぎる

ドクター・中松

✕(▲) おじいちゃん、、、、、すごいとは思うよ本当に

安野貴博氏

1990年東京都まれ東京大学工学部卒業外資系コンサルティング会社ボストン・コンサルティング・グループを経て、AIスタートアップ企業を2社創業しました。現在AIエンジニアSF作家として活動しています

1.現役世代:新産業所得倍増

2.先輩世代:とことん安心医療防災

3.未来世代世界の子育て・教育環境

4.行政運営行政もっと簡単、透明に

5.民主主義:高速な民意反映

◯ 一番マトモそう

私は良いんだけど髪短くしてスーツ着てやったらおじさんとかにもウケが良いだろうになとは思う

清水国明

1950年福井県まれ京都産業大学法学卒業フォークソングデュオあのねのね」で芸能界デビューし、テレビラジオへの出演や新聞雑誌への執筆などで幅広く活動しました。2004年に山梨県富士河口湖町にて「NPO法人河口湖自然楽校」を設立、また山梨学院大学現代ビジネス学科客員教授所沢市教育委員、常総市政策アドバイザー歴任しました。

PLAN 01 安全 災害対策

PLAN 02 安心 透明・安全なくらし

PLAN 03 支援 社会的弱者支援

PLAN 04 こども 充実した子育て支援

1 待ったなしの【首都直下型地震対策を優先

2 都政の運営予算執行ガラス張りに

3 都民の『声』はいつでも届く

△ 言ってることは大分まともそう

この人、やってTRYテレビに出てた人というイメージがある。でもちょっとおじいちゃんからマイナス

桑原真理子氏

出身地、出身校は非公表現在IT関連会社に務め、政治団体員としても活動しています

1 大株主忖度する金融庁に切り込みます

3 カルト宗教撲滅を目指します!

都知事でやる必要なくない?

福本繁幸氏

1966年大阪府泉南市まれ国立身体障害者リハビリテーションセンター学院あんマッサージ指圧鍼灸卒業1990年に譜久山病院入社理学診療科に勤務しました。1998年に退社して福本治療院を開業、同年にレコード会社株式会社 Dream Door Record Holdings」を設立代表取締役就任しました。

○公平・公正な選挙をめざして

経済的にも安心できる世の中を

医療従事者及び介護職など教育機関の処遇改善対策

▲ 公平公正な選挙ってなに?だけど下2つはまぁ良いこと言ってるんじゃない

https://x.com/sf19660718 でもツイッター動画のアス比変だからマイナス

田母神俊雄

1948年まれ

ワクチン嫌いそうだし陰謀論にハマったおじいちゃんみたいだからヤダ

蓮舫

✕ 立憲も共産党も嫌いだしシール剥がしてよね本当に

内藤久遠

東京都府中市出身東京都立航空工業高等専門学校卒業陸上自衛隊所属していました。現在農業を営んでいます東京都知事選挙2014年・2016年・2020年に続く挑戦となります。これまで2021年の衆議院議員選挙2022年の参議院議員選挙にも立候補しました。

▲ 変なことは言ってなさそうだけどおじいちゃんだね

石丸幸人氏

1972年北海道室蘭市まれ横浜国立大学第二経営学部卒業株式会社セガ、株式会社パソナソフトバンクなどの株式公開企業ITベンチャー企業に勤務しながら弁護士を目指し、司法試験合格大手合法事務所を経て、2004年10月弁護士法人アディーレ法律事務所設立しました。また北里大学医学部医学科を卒業し、医師免許も取得しています

NHK受信料は払わなくて大丈夫弁護士の私が断言する。

▲ はぁ...

穂刈仁氏

東京都世田谷区出身日本大学芸術学部卒業現在広告プランナー著述業を営んでいます

多摩地区おまたせ!!

ZEPP羽田レベルオオバコ多摩地区

多摩地区に住んでないし...でもハコは作って欲しいかも。民間で頑張ってくれ。

小林弘

1974年新潟県出身東京学館新潟高等学校卒業現在建設会社株式会社PLAS 」の代表取締役を務めています

東京を綺麗に!

保育士介護士、看護師賃上げ

社会保険料住民税の引き下げ

高齢者ひとり親家庭低所得者への生活支援

満員電車0、道路渋滞の緩和

▲ まぁはい、、、

https://www.youtube.com/watch?v=k4gbpNC-kOA と思ったけど後ろでポージングしてる人いるからふざけてそうなので▲

加藤健一郎氏

1949年まれ東京都杉並区出身浜松医科大学医学部卒業エール大学大学院公衆衛生学修士課程修了。日赤医療センター内科、慈恵医大第3病院リハビリ科、自治医大病院精神科などで勤務医として働きました。これまで2021年の千葉県知事選挙2023年の神奈川県知事選挙にも立候補しました。

お金がかからない改革を見つける。例えば横浜国立大学東京大学に編入する。東京大学の定員が1,500人増える。

✕ おじいちゃんだし編入してどうすんだよ

ひまそらあかね

✕ 人の悪口を言ってる印象しかないのと、少しでも逆らったらブロックする人が都知事になるのは嫌すぎる

向後真徳氏

京都北区出身慶應大学通信教育課程経済学部経済学科卒業1991年公認会計士登録金融危機では金融再生委員会事務局金融危機管理課長補佐を務め、大手銀行経営健全化、資本増強を担当しました。

A1 教育改革小学校低学年±3年を中心に)

A2 産前産後ケア、若年層への自立支援児童養護施設の整備と退所者への自立支援

A3 災害対策木造家屋密集地帯再開発

B 健康増進、税源流出問題への対応業務委託費・補助金執行適正化補助金制度見直し横田基地問題への対応

C その他の生活困窮者への自立支援、各種の規制その他の業務の整理

◯ 地味だけどnoteとか読んでもちゃんとしてそう。わからないことをわからないなと正直に言ってるのは好感ある

https://note.com/kohgomasanori/n/n3fb0e4a074fb

牛窪信雄氏

東京都小金井市出身東京都小金井工科高等学校卒業2002年から東京生産技術研究所NPO法人市民参加型リサイクル推進協会を立ち上げ、環境福祉分野で活動しています。またナイトワーク業界地位向上へ向けた一般社団法人ナイトワークプロテクト協会運営し、コンプライアンスを守る活動によって安全安心業界作りに携わっています

毎月10万円支給

都民の最低限の所得補償をすることにより、決められた額を定期的に預金口座に支給する政策ベーシックインカムを導入。

東京都庁内に都道府県人会サロンを設置!

▲ うーん...Twitterとかパッと出てこないか微妙

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■ まとめ

△以上は

大和行男

小池百合子

安野貴博

清水国明

向後真徳

(敬称略)

で、大和さんと向後さんは正直死に票過ぎるから、残りの3人で3択なのかな~って感じで、若いので安野さんにしようかなと思う

2位以下が猛追してたら小池さんだったか

とりあえず

なんでもいいからみんな投票行こうぜ

2024-07-01

anond:20240630193254

選管サイト開いたら1人目の小林弘公約②〜④は弱者支援じゃないか

大和行男の③も弱者支援

蓮舫の①②も弱者支援

ほかりじんの「困難な若者にほんとうの「いばしょ」を」の中身も弱者支援だ。

野間口翔の2は弱者男性支援だな。

うしくぼのぶおは公約全体が弱者支援

向後真憲は都営住宅育ちをアピールしてる。具体的な政策HP見ろって書いてあるから知らん。

木宮みつき公約もまぁ弱者支援

ごとうてるきもBIって言ってるから一応弱者支援系。

福本繁幸も4つ目の公約弱者支援

https://r6tochijisen.metro.tokyo.lg.jp/governor/index.html

「弱男」みたいな差別的ワードを使ってないだけで、弱者支援を訴えてる候補者はたくさんいるぞ。

「全員泡沫じゃねーか」って言うかもしれないけど、そうやって泡沫にさせてるのは個々の候補者政策一瞥すらしないで無視するお前ら有権者自身の怠慢のせいだからな。

2024-06-30

関西ミュージアム巡り

関西に限ってみるぜ! 行ったことがある中で、特に印象に残ったところ(あるいは定期的に足を運んでるところ)をリストアップ増田は今は阪神間在住なので行きやすいところがどうしても多くなる。

京都府

京都国立博物館
企画展もいいし、コレクションとしても優品たくさん持ってるんだけど、いかんせん明治古都館の耐震工事の目処が立たないので常設展企画展どっちかしか開催できないのが痛い。近世歴史的遺構(方広寺)の上に近代歴史的建築明治古都館)建てるんじゃないよ全く。
京都市京セラ美術館
ここもMUCA展とかキュビスム展みたいにいい企画展がどんどん回ってくるけど、やっぱりコレクションも見たいので、コレクション展やってないとちょっと落胆する。年パスコスパよくて、ミュージアムズ・フォーが割引になるのも嬉しい(特にかいのMoMAK)。
京都国立近代美術館
ここもコレクションがいい。でもMoMATみたいなところかと思って行くと小ささにびっくりするとは思う。
京都鉄道博物館
さいたまに劣らず展示は充実してると思う。京都水族館が近い。
宇治市源氏物語ミュージアム
鳳凰堂行くついでに寄りたくなる。最近大河ドラマで混んでるのかな。
神社仏閣の宝物館
これを入れると、もう京都市なんかどれだけ行っても尽きない。まずは延暦寺は当然。あと、広隆寺とかもいい。

大阪府

国立民族学博物館
大正義首都圏ミュージアムが集積してることに対する嫉妬を「吹田には民博あるもん!」って収めることができる。とにかく面積広くて収蔵品が多いだけじゃなくて、ビデオテークとかでみれるAV資料も充実してる。先日は仮面展のついでに、桃太郎の各地方言の朗読聴いて、「地元にはこんな綺麗な方言しゃべる人いなくなっちゃったなー」って物寂しくなってた。タクティクスオウガ聖地としても知られる。
JT生命誌研究館
小さいけどかなり展示がしっかりしてる。入館料無料も嬉しい。
大阪市立東洋陶磁美術館
油滴天目もいいんだけど、なんというか、コレクション全体を通じてかつての大阪経済の力を感じる。
中之島香雪美術館
近くにいっぱい公立ミュージアムあって、しか中之島とか年パスコスパがいいので、比べると高いなーとか思っちゃうんだけど、つい企画展に行っちゃう
大阪市立中之島美術館
市の持ってる現代美術駐車場に置いてるくらいなので、企画展しかやってないのが気に食わないが、結構いいのが回ってきたりしてる。テート展もとても良かった。TRIO展楽しみ。
国立国際美術館
企画展もいいが、関西現代美術常設展見るとしたらまずはここ。と思ってメキシコ展帰りに常設展見てきたが、気づいたら常設展中之島美術館との間の橋作る工事のせいの雨漏りのため突然中止、会場閉鎖になってた。いつ開くのだろうか……?
大阪市立科学
現在改装中でもうすぐ開く予定。科博とか名古屋ほどじゃないけど、関西随一の科学館としての格はある。神戸市青少年科学館が改装でどんどん壊れた実験器具捨てて映像ばかりの展示になってるのが誠に遺憾なのだけど、大阪がそうならないことを願ってる。
海遊館
わざわざ大阪まで水族展示見に来る価値はあるよね。環太平洋っていうテーマ設定も良い。
大阪歴史博物館
ここも江戸東京博物館ほどではないにせよ、難波宮大極殿復元とか、大阪歴史博物館として一度は見てみていい。
大阪市立美術館
来年春まで休館中。ここもかつての大阪経済の力で成立。中之島と市立美術館2館体制になってどういう感じで棲み分けるんだろう。
あべのハルカス美術館
中之島香雪に同じ。
大阪市立自然博物館
ちょっと展示の古さが気になるし(キャプション更新されてる)、子どもが多いけど、関西一の自然史系博物館。今度はクジラ骨格標本作らせてもらえて、しか費用も半額以下で済んでよかったね。
堺市博物館
堺も歴史ある街だし、しかもここに来ると必然的大仙古墳も一緒に見ることになるのでいい。大仙古墳は外から一周回って「デカっ!」って言うだけだけど。

兵庫県

伊丹市昆虫
阪神間には結構特色ある小規模ミュージアムがいくつもあって良い。
西宮市大谷記念美術館
小さい美術館だけど、日本画が充実してて個人的にはすごく好き。
芦屋市美術博物館
上に同じ。芦屋は「具体」の聖地なので、こっちは現代美術大谷記念から2kmないので、増田はよく歩いてハシゴしてる。
灘の酒造資料
菊正宗とか白鶴とか各社色々ある。入館料無料楽しい
兵庫県美術館
ここもキース・ヘリングみたいにいい企画展たくさん来てる(ゴッホアライブみたいにクソなのも来てる)が、やっぱりコレクションがいい。
阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター
元祖災害伝承館。増田震災後に阪神間移住したけど、何年かに一回は行かなあかんなあと思った。県美のすぐ近く。
竹中大工道具館
増田神社仏閣とか城郭かに行くのも好きなので、なるほどこんなふうに作ってるのかとすげえ面白い
神戸市博物館
リニューアル前は大英博物館展みたいな大型企画展がたくさん来てたけど、リニューアルして歴史展示が微妙になった気がする。企画展も、洋物は今度のデ・キリコ展くらいから?
明石市天文科学
テーマ系の科学館としてはここもいい。プラネタリウムが実働機で日本最古だとか。

奈良県

大和文華館
ハルカスと同じく近鉄系列だけど、ハルカスよりもオタク向け展示でよい。
奈良国立博物館
正倉院展はやっぱり毎年行くよね。解説読んでると、ちょっと仏像見方が分かってくる気がする。京博とか行くとだいたい曼荼羅展示してあるけど、こないだ空海展に行って初めて曼荼羅見方が分かった。
平城宮跡の展示施設
いくつかある。京都と違って一旦都の跡が忘れ去られたおかげで色々掘り出せて良い。
奈良文化研究所資料館(平城宮飛鳥
平城宮上記かぶる。考古資料が見たくなったらとりあえず奈文研行っとき安心感はある。
神社仏閣の宝物館
とりあえず南都七大寺春日大社鉄板。定期的にしか開かないけど、彫刻好きなら北円堂の無著・世親像は一度は見ておくべきだと思う。法隆寺は混んでても、隣の中宮寺は空いてるので、教科書の半跏像を気が済むまで堪能できる。

その他

京阪神奈良以外は日頃の行動範囲に入ってないので、だいぶ適当

滋賀県立琵琶湖博物館
公共交通機関でのアクセスはとても悪いけど、自然から人文から水族展示まで、琵琶湖を題材に色んな角度でまとめてて秀逸。
伊賀流忍者博物館
展示は古いが、面白かった。近くに芭蕉翁記念館があるのも良い。
神社仏閣
高野山吉野三井寺あたりは外せない。石山とか粉河とかも気になるけどまだ行けてないのでなんとも。熊野はなおのこと。

こんなところからなあ。MIHOミュージアムは興味はあるが、遠くて行けてない。

疲れたので、また思い出したら追記する。

anond:20240629060352

2024-06-17

瓦割り日記

あぁーーっ!!(バリーン!!)

怒張した棒で瓦割り

1枚抜き、2枚抜きを果たす

次はギネス記録の3枚抜きだ

会場は盛り上がる

おれは緊張に呑まれそう

しかしいよいよだ

いよいよ

約束したんだ

あの日

あ、

あぁーーっ!!

神主がお祓い棒を客席に向ける

ついで、おれの棒に

左・右・左と順に振る

イザナギの神 大和の礎に…」


あぁぁあーー!

ぁー!

大丈夫

大丈夫


いける、大丈夫

さぁこの焦燥感

動悸 憂鬱 すべて

この棒に込めて

行 く ぞ 世 界!!!

ああーー!!

ああ

ああーーーーっ!!

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