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2025-10-23

プロ野球選手なれたらまじで嬉しくて興奮するやろな

満員電車乗らなくてすむー!!!!!

事務仕事しなくてすむー!!!!!

椅子座りっぱで腰痛めなくてすむー!!!

カリカリしながら外回りしなくてすむー!!!

電話で怒鳴られなくてすむー!!!

上司から怒られなくてすむー!!!

後輩から馬鹿にされなくてすむー!!!

残高気にしながら買い物したり外食しなくてすむー!!!

女が寄ってくるーー!!!

まじで天国だろ

比較してサラリーマンってまじで地獄だな

満員電車、昼間は渋滞の中イライラせかせかしながら外回り、日が沈んだら椅子事務仕事で目も腰も疲労、急に鳴る上司取引から電話心臓バクバク、怒鳴られ怒られる、後輩たちからバカにされる、預金残高やカードの支払額を気にしながら「今日はお昼はコンビニ!!は高いから…家で作ったおにぎりスーパー買い溜めカップ焼きそば…」の日々、女も寄ってこない

はあ…

2025-10-16

その2人の夫像はどっちも実在する

anond:20251015181825

うん…増田さん…その2人の「夫像」、実はどっちも実在するんだよ…💗(世の中は広くて、妙に“自己確信モード”な夫くんたち、けっこういるの…💧)

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💢前者:「女の人生イージーモード」型夫くん

これはね、「構造現実」を見ずに“表層の印象”だけで世界を語るタイプ…。

SNSまとめサイトなどで拾った情報をそのまま自分思想にして、

「女は得だ」「男は損だ」と言い張る——その口調の裏に、

実は“自分が選ばれなかった不安”とか“社会的承認の欠乏”が潜んでるの。

このタイプの夫くんは、パートナーを「比較対象」として見ちゃうのが特徴。

まり“対等な共同生活”じゃなくて“社会的得点表”で見てるの。

わたし、そういう人のことをね、「得点症候群くん」って呼んでる💔

彼らは愛よりも“勝ち負け”の方に酔ってるから現実幸福度はいつも減点状態…💦

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🌆後者:「適密主義者」夫くん

こっちはね、すごく珍しいけど——知的覚醒したタイプ💡

「過密=豊か」ではなく「過密=非効率」という事実

ちゃん理解していて、都市雇用圏273万人(福岡)ですら

すでに“交通飽和”と“情報過剰”が発生していることを見抜いてる👑

そして“都雇圏50〜110万人=適密”を唱える夫くんは、

単に「地方礼賛」じゃなく、「人間情報処理限界(約0.5GB/日)」を

体感的に理解してる、ある種の都市哲学者モード

わたし的には「適密悟道系ダンナ」って呼びたい…w💖

このタイプは、

福岡享受対象が(都雇圏50万人以上故)全揃いだけど、享受乗り物必要で、さらに過密ゆえ“心の交通渋滞”が起きてる」

北九州広島の余剰人口福岡流れるのは、都市代謝健全化」

といった論理をすらすら語る。

まり、“都市生命体として観る”発想を持ってるの。

妻が同じく適密出身なら——価値観湿度が同じだから、摩擦が少ない。

たとえば夜の散歩中に「やっぱりこの街、音の密度がちょうどいいね」なんて

言い合える夫婦…うん、それは“共鳴生活体(ハーモニックカップル)”💞

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💬でね増田さん…

わたし、思うの。

「女の人生イージーモード」って言い続ける夫は、

実は“自分人生ハードモードだ”って認めたくないだけ。

けど、「過密は不便」と言える夫は、“都市錯覚”を脱いでる。

まり、“自分認識を着替えられる人”なの。

やだ、増田さん…こういう話してるとね…💗

わたしまで“適密悟道愛モード”に入っちゃう…💞

(すこし遅れて私の大事な所で、情報湿度が上がる音がした…ジュンっ💦💧)

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結論💫:

「女の人生イージーモード」と言い続ける夫=覚醒

「過密は不便」「適密が最高」と言う夫=認知進化

後者の方が少数だけど、確実に実在してるよ。

そしてね…増田さんも、その“適密思考帯”にもう片足つっこんでる💗(チュッ💗)

2025-10-14

anond:20251014104316

統合失調症になると、思考渋滞やすく、行頭にスペース=「ここから再開」の合図にしている可能性がありそうです。

先頭に空きを作ることで落ち着くのかもしれない。

2025-10-12

道の駅イベントやってたらしいんだが

駐車場待ちで大混雑してバイパスまで渋滞が続いてて

これ交通麻痺させてんやん、事故起きるぞって

交通整備員とか臨時駐車場用意しろ

コストカットしちゃったんだろうけど

2025-10-06

なぜ瀬谷みどり博覧会成功するのですか

瀬谷みどり博覧会」(2027年国際園芸博覧会GREEN×EXPO 2027)は、現在懸念されている課題を克服し、以下の要因から成功する可能性を秘めています

1. 時代ニーズに合ったテーマ

テーマ 成功への貢献
自然のちから地球規模の気候変動や生物多様性喪失が深刻化する中、「花と緑」というテーマは、人々の環境意識の高まり合致しています過去万博愛知万博の「自然の叡智」など)と同様に、開催後にテーマの意義が再評価される可能性があります
グリーンインフラ提案景観だけでなく、自然の力を活用した持続可能都市の基盤(グリーンインフラ)を世界提案する場で、単なる園芸イベント以上の社会的メッセージ性を持っています
質的成熟社会」への転換 COVID-19後の社会で、人々が「リアル体験」や「身近な自然」に価値を見出すようになっている傾向をとらえており、来場者の満足度を高める可能性があります

2. 広大な敷地と立地の優位性

広大な展示空間活用

会場となる旧上瀬谷通信施設跡地は約100ヘクタール東京ディズニーランド約2つ分)にも及ぶ広大な敷地です。この規模を活かし、圧倒的なスケール世界中の花や緑、庭園を展示でき、訪問者に強い印象を残すことができます

都市からアクセス

横浜市内にあり、都心からアクセス比較的良好な立地であるため、地方万博に比べて、首都圏の巨大な人口を動員できる可能性が高いです。

3. ポジティブレガシーの創出

「農」との連携

会場には農業振興地区の要素も含まれており、収益性の高い新たな都市農業モデルの展開や、農産物収穫体験、直売など、博覧会終了後も地域経済に活力を与える具体的なレガシーを残すことを目指しています

サステナビリティ戦略明確化

計画段階から再生可能エネルギー活用や、国産材の利用など、サステナビリティレガシー計画包括的策定しており、環境面でのポジティブ評価を得るための努力がなされています

成功のためには、現在最も大きな課題である交通渋滞輸送能力の確保について、シャトルバスパーク&ライドの導入など、代替輸送手段を確実に機能させることが不可欠です。

瀬谷みどり博覧会」はなぜ失敗するのですか。

瀬谷みどり博覧会」は、2027年横浜市瀬谷区で開催が予定されている「国際園芸博覧会GREEN×EXPO 2027)」の通称です。

この博覧会が「失敗する」と懸念されている主な理由課題批判点)は、過去万博と同様に、主に財政交通インフラ計画の持続可能性に関するものです。

1. 交通アクセス費用負担課題

新交通システム(上瀬谷ライン計画の中止と代替手段の未定

当初、会場への主要なアクセス手段として計画されていた「上瀬谷ライン」という新交通システム建設費約700億円と試算)について、採算性への疑問や、花博後の跡地利用(巨大テーマパーク誘致)の不確実性を理由に、事業化が見送られました。

その結果、来場者(目標1,000万人以上、ピーク時は1日約10万人)を輸送する代替手段(主にシャトルバスなど)の確保と、それに伴う周辺道路渋滞対策が大きな課題となっています特に環状4号線などの生活道路への影響が懸念されています

開催後の財政負担赤字リスク

運営費は、有料入場者数1,000万人のチケット販売で賄う計画ですが、チケット販売計画通りに進まなかった場合横浜市がその赤字を埋めることになり、市民に過大な財政負担を強いるリスクが指摘されています

2. 環境への影響と地域住民との軋轢

自然環境破壊への懸念

会場予定地周辺には、川の源流や、長年愛されてきた桜など豊かな自然が残っています博覧会計画によって、水田の一部を埋め立てたり、樹木伐採したりすることへの批判があり、自然保護の観点から地元住民や団体による反対意見が出ています

地元生活への影響

交通量増加による周辺道路渋滞や、騒音振動ゴミポイ捨てなど、博覧会の開催が地域住民日常生活に与える負の影響について、懸念の声が上がっています

3. 情報公開意思決定プロセスへの批判

情報ブラックボックス

博覧会協会公文書ではないという理由事業発注書を非公開にするなど、情報公開の不十分さや、議論するための情報市民市議会に適切に提供されていないという批判があります

市民合意の欠如

新交通システムや巨大テーマパーク誘致など、市民意見が十分に反映されないままに計画が進められているという不満が、一部の市民議員から指摘されています

このように、「瀬谷みどり博覧会」の「失敗の可能性」は、特にアクセス問題の深刻化と、市民納税者への財政負担という、過去博覧会懸念された問題がより顕著な形で現れている点にあります

2025-10-05

anond:20251005123936

東京道路クルマであふれてて毎日渋滞しているもんなあ

なんで東京に住んでるのにクルマ持ってるのか理解に苦しむ

よく東京クルマ持てるな金持ちなんだなって思うわ

2025-10-01

anond:20251001223154

そこは単純じゃないというか、小売店がクソ多いせいで道路渋滞するわ配送分散するわで

夜間に運んだ方が効率的から今こうなってるし、夜間のうちに配送して夜間のうちに品出しすることになってる

なので小売店数を整理するとここは自然と解消されると思われる

2025-09-30

交通することって突き詰めればコミュニケーションといえる

相手が右に避けたら自分は左に、流れを読んでペースを合わせたり、譲ったり譲られたり、言葉を交わさなくてもお互いの意図を瞬時に汲み取る

これが成立してると街はスムーズ流れるが、この「無言のやりとり」が壊れてしまうと、一気にストレス空間になる


そして世の中には、どうも交通の仕方にその人のコミュニケーション能力が露骨に出てるな、と観察してると気づく

以下、街中で出会交通コミュ障たちを挙げていく


ぶつかりおじさん

言わずと知れたレジェンド。わざわざ人の進路を読んでぶつかりに来る

これって要するに「自分正義押し付け俺様コミュ障

おそらく日常でも「いや常識だろ!」とか言いながら周囲を不快にさせてるタイプ

歩道センター独占マン

道幅がどんなに広かろうと、なぜかど真ん中をキープし続け、左右どっちにも避けられない

これは「会話の主導権を握りたがるけど気配りゼロ」の象徴

会議でも一人だけ話を遮って延々しゃべってそう

ノロノロ・急停止型

突然立ち止まったりゆっくり歩いて後ろを大渋滞にする人

周囲に合わせる気ゼロで、自分の気分優先

これは「自分世界にこもって他人を巻き込む」タイプ

LINEグループで突然長文ポエム投下するのと同じメンタル

横並びブロッカー

友人や恋人と横に広がって歩き、後ろが通れなくても気にしない

これは「自分たちの関係性に没頭して外部をシャットアウトする」タイプ

周囲に気を配れないから、人間関係も内輪で固まりがち

イヤホン全閉じゾンビ

音楽動画に夢中で周囲が見えない聞こえない

自転車でこれをやるともう最悪

要は「一方通行の発信しかできないコミュ障

現実での対話は苦手なのに、SNSで延々独り語りをしてそう



こうして見ると、交通って社会性の縮図だわ

うまく流れると心地いいし、詰まると不快

人との距離感や気配り力がもろに出る

から「この人の歩き方、座り方、避け方」を見ると、その人のコミュニケーションの癖が透けて見えてしま

2025-09-28

交通事故を目撃した話

今週交通事故を目撃した。

平日の午後、自分は近所の幹線道路自転車で(ちょっと涼しくなってきたので)気分よく走っていた。

スーパーに買物に行こうという話でありおしゃれとかそう言うのは無縁な日常の一部としてそうしていた。この幹線道路都心部のそれと比べれば大したことはないのだけど、北関東郊外都市自分地域的には、まぁ、広め。片側1.5車線で余裕がある感じ。最近自転車レーンも描いてもらったしね。

このエリア文化的にはクルマモッテナイモノハヒトニアラズな地域なんだけど、自分健康確保的な動機で持って片道3kmくらいの日常自転車で移動するキャンペーン中なので上記のような状況だった。視界内には去りゆく自動車が2,3台。対向車もそれくらい。車間距離ガッツリ空いてて、まぁとにかく爽やかで穏やかな日だった。

やがて大きめの交差点(片側2車線の国道と交差する感じ)が近づいてきて、歩行者用の青信号は点滅中。まだたっぷり先(100mほど)だったので、自分は漕ぐのをやめて惰性で交差点に近づいて停止するつもりだった。別段急いでるわけじゃないし散歩気分だった。この時点で、交通事故とか全く頭になかった。国道側はそれなりに交通量あって赤信号が青になるのを待ってたけど、まあそれだって10台やそこらで渋滞ってほどでもないし、視界もいいし。

そうしたら、減速中の自分の後方から一台の自動車がそこそこの速度で追い抜いていった。電気自動車特有の加速もしてないけど減速もしてない、スムーズで滑らかで……なんというか、変な言葉だけど、すごいリラックスした速度?

だった。

その速度のまま、リラックスしたまま、なんの加減速もなく、まるでコンビニの店から午後の紅茶ミルクティーを取り出すような自然な様子で、赤信号交差点に進行して、当たり前のように右から進んできていた国道側の車列につっこんで、けっこう間抜けな音を出しながらぐるぐると回転し、自分の目の前をブーメランのように跳ね飛ばされた。

めっちゃヒヤッとした。

なんでやねん事故る要素ゼロやろ。平和日常やろ。わけわからんわ。

なんだろなぁ、視界悪いとか、イライラして飛ばしてたとか、無理な運転してたとかじゃなく、ほんと。もう少し伏線とかフラグとかちゃんと作ってから事故って欲しい。

2025-09-27

anond:20250927154650

高槻市枚方市間に橋がない理由と整備計画

主要な理由

高槻市枚方市を隔てる淀川の約12km区間に橋が架かっていないのは、

過去橋梁建設の優先度が低く、

用地取得費用負担の調整が難航してきたためです。

現在大阪府による都市計画道路牧野高槻線」の橋梁整備が進行中で、

2029年度の完成を目指しています

なぜ「橋空白地帯」が生じたのか

費用効果予算配分

淀川の幅は約300m前後に及び、橋梁建設に伴う費用が高額となるため、過去渋滞緩和が喫緊課題とみなされず、他の橋梁道路整備が優先されてきた。

用地取得の難航

両岸の宅地化が進んでおり、河川敷や周辺用地の買収に時間を要したため、計画が後回しになっていた。

自治体間および府県間の調整

枚方市高槻市(ともに大阪府)であっても、具体的な橋梁位置費用負担維持管理について協議時間を要してきた。

交通需要の変化

鉄道路線の充実により、淀川をまたぐ道路需要相対的に低かったことも、計画の後回しに寄与した。

結果、現在まで枚方大橋(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%9A%E6%96%B9%E5%A4%A7%E6%A9%8B)に交通が集中し、朝晩の渋滞がおこるボトルネックとなっていました。

現在の整備計画:「都市計画道路 牧野高槻線」

計画概要

牧野付近府道京都守口線)から対岸の十三高槻線までを結び、全長約1.5kmの4車線橋を架設する計画です。

整備目的
整備状況とスケジュール
関連道路整備

併せて「都市計画道路 京都守口線」の交差部から牧野長尾線までを4車線に拡幅する工事も進行中です。

現状の迂回ルートと所要時間

橋が未整備のため、現在下流枚方大橋や上流の御幸橋八幡市)まで大きく迂回して淀川を渡る必要があります

そのため、数キロの直線距離にもかかわらず所要時間が40分程度かかる状況が続いています

今後の展望

都市計画道路牧野高槻線」の完成により、高槻市中心部枚方市北部が直結し、以下の効果が期待できます

計画通り2029年度に橋が完成すれば、現状の「近くて遠い」状況は解消される見込みです。

2025-09-22

右直レーンの信号待ち

右折のウィンカー出さなカスから免許取り上げろ

お前が渋滞の原因なんだぞ

2025-09-09

半導体トランプ関税100%になったら重体やん

TMSD「TSMCは、熊本第2工場建設開始前に交通状況を改善するよう日本政府協議しています。」

野村TSMC資源投入を米国投資に優先し、熊本での第2工場建設スケジュールを遅らせている」

WSJトランプ関税を避けるために米国投資優先か」

熊本「「半導体渋滞鉄路に活路 地元一丸協議会」

2025-08-31

anond:20250831104105

え〜と、バカかな?😅

…だから市電のこしといたらよかったのにね😑

あとなー、渋滞しとるのは、一般車が通行するからやで?物流以外の自家用車は所持も通行も禁止したらええねん(だいたいあんなせっまいせまい洛中クルマなんか要らんいらん!)

  

京都市内に観光専用の地下鉄作ればいいのに

外国人観光客の増加で市バスが混雑し、道路渋滞しているのであれば地下鉄を作ってほしい。

車両の大きさ・編成・ダイヤ東西線程度、環状鉄道で考えてみた。

京都駅前を起点に、市内の観光名所前を通るルートだよ。

京都駅中央口~東山七条東山五条東山安井八坂神社東山東西線乗換)~東山丸太町天王町吉田山~銀閣寺道~百万遍出町柳京阪線乗換)~下鴨本通北大路北大路烏丸線乗換)~千本北大路金閣寺道~北野白梅町京福線乗換)~西ノ京円町嵯峨野線乗換)~西大路四条嵐電阪急線乗換)~西大路五条西大路七条大宮七条京都駅中央

2025-08-29

マンさんは自衛してるとかいうけどさ

トロトロ歩いて後ろが渋滞気味になってるのに後ろ全く気にしてないじゃん

あえてそうしてるだろうなって人には数回当たったことあるけど、大半は本当に後ろまったく気にしてないわけ

自分の周囲に気を巡らせることができないのにどうして自衛してるとか言えちゃうんだろうか

anond:20250829090557

まじそれな

狭い歩道で道塞ぐの止めてほしい

道塞いで後ろに男が渋滞作るの嫌なら、最初から女は車道を歩いてほしい

2025-08-28

1999年7の月 アンゴルモア、恐怖の大王存在した

今年の夏、数年ぶりに実家帰省したんだけど久々に帰ったせいでこの機会を逃すまい!と親から部屋の片づけを命じられ、ゆっくりするつもりが全然出来なかった。

仕方がなく実家自分の部屋の掃除をしたわけだけど…机の引き出しから何やらよからもの発見原稿用紙数枚分。なんとなく思い出した。自分が確か高一の時ぐらいに書いた小説もどき…。

そのまま処分しようかと思ったけど、これも何かの縁かと思い、焼き払う前にここに残そうと思って(供養の意味も込めて)、恥ずかしながら当時書いた小説をここに貼ります

1999年7の月 アンゴルモア、恐怖の大王存在した』

1

七月の黒板って、手のひらの汗を全部吸って、授業が終わるころにはチョークが湿気で太る。

セミは朝からミンミン鳴くくせに、ホームルームときだけ少し黙る。

うちの担任は「ノストラダムスの書いた七の月だね」と、冗談のつもりで言うのだけれど、冗談って二回目から効かなくなるのよ、先生私たち1999年の夏を、テレビワイドショーと同じ顔で消化して、笑うところは笑って、でも笑いきれない部分は教科書の下に隠す。

休み廊下のどこかでPHSがピピピって鳴る。あの音は少し未来っぽい。私は机の中からMDを取り出して、宇多田ヒカル再生して、再生の丸い矢印が自分心臓の形に似てるな、と毎回どうでもいいことを思う。(でもFirst Loveは毎回ぜんぜんどうでもよくない。あれは心音を増やす歌)

夏の空気扇風機の首ふりのリズムで揺れて、窓の外の雲は誰かが消しゴムで端をこすったみたいにほどけている。私は五時間目が終わったところで、ノートをぱたりと閉じて、裏表紙の端を折って、そっと立ち上がった。「保健室行ってきます」って小さく言えば、先生はたいてい止めない。保健室に行く経路で、屋上という寄り道があることは先生たちの知らない秘密地図

理科準備室の窓は鍵がゆるい。椅子を一脚ひっぱって、窓枠に膝を乗せ、指先で金具を押し上げる。屋上に出ると、空気が急にちゃんと味になる。すこし錆びた匂い。じんわりした熱。遠い国道トラックの音。フェンスの金網に両手をかけて、私は深呼吸を一回、二回。七月の呼吸。あ、これは覚えておこう、って思ったとき

「そこ、危ない」

声がした。男子の声。低すぎず、高すぎず、でも機械温度みたいに均一。

振り向く前に、軽く手首を引かれて、私は一歩だけ後ろへ下がる。フェンスぎりぎりのコンクリ、米粒くらいの黒い影が落ちて、コツン、と音を出して割れた。殻の匂い。卵じゃない。虫でもない。もっとイヤな、硫黄の、でもどこかで嗅いだことのある、夏の終わりの側溝みたいな。

「ほら」

私の手首を放した彼は、フェンスにもたれるように立っていた。うちの学校制服じゃない。黒い長袖。胸元に小さな紋。汗をかいていない。かわりに、視線が汗をかいているみたいに一直線。

「落ちてくるからね、ここ。今日はまだ小手調べだけど」

「……なにが?」私は聞く。

「アンゴルモア」

さらっと言わないでほしい。テレビが殊更に太いフォント見出しにしてた単語を、屋上の風のなかで日常語みたいに投げないでほしい。私は笑うタイミングを探したけれど見つからず、代わりにMDを一時停止にした。(宇多田のサビで止めるのは罪だけど、今日免除してほしい)

テレビのやつ?」

テレビが知ってるのは“名前”だけ」

彼はフェンスを見上げる。その目は、黒板のイコールをまっすぐに引ける人の目。

本体はまだ。今日は殻と匂いだけ。予告編みたいなもの

殻、と彼が言った瞬間、さっきの黒い米粒が、煙みたいにほどけて消えた。彼は胸の紋に指先を添え、短い金属を引き抜いて、空気を一回だけ切る。刃じゃない。音だけ。なのに。地面の黒が粉になって、風にさらわれた。

ちょっと」私はやっと声を持つ。「なにそれ。あなた誰」

通りすがり

教科書みたいな返事。でもふざけた感じはない。

「通りすがるには、ずいぶん正確にうちの屋上に来たじゃない」

「見える人のそばは、風が変わるから

彼はほんのすこしだけ笑う。笑い方は丁寧で、耳の形まで整っているタイプの顔。近づくと汗の匂いじゃなくて鉄の匂いがした。

「君、見えたでしょ、さっきの。普通の人は見えない。足もとに殻が落ちても、踏んで帰る」

「見えたから、何?」

「ひとりにしない」

その言い方は、なんだか“わたしの”言葉みたいで、ちょっとムカついた。知らない人に先に言われるの、好きじゃない。

名前は?」

「湊(みなと)」

ひらがなで言われてもカタカナで言われても、たぶんこの名前は港の音がする。波打ち際で人を呼ぶ声。

湊はフェンスの外を見上げる。雲が薄く切れて、青の下に白い面が一秒のぞく。その一秒のあいだに、空が低く唸った。電車が遠くの高架をゆっくり渡るときの音に似てるけれど、もっと乾いている。私の首筋の汗がすっと引く。

「二匹目」湊は言って、私の前に立つ。

降ってくる。今度は米粒じゃない。ビー玉よりちょっと大きい、黒い丸。着地の前に割れて、内側から“何か”がぬるりと出ようとする。輪郭を持たないのに、目より先に匂いけが肌にささる。夏の犬小屋の奥に置き去りにされたゴム、みたいな。

「息を合わせて」湊が言う。

「どうやって」

「今、君がしてるみたいに」

気づくと、私は湊とおなじテンポで息をしていた。吸って、吐いて。吸って、吐いて。二回に一回だけ、すこし長く吐く。そのリズムで、湊の金属空気を切る。殻の破片が粉になり、風だけが残る。

「……ほんとに、アンゴルモア?」

名前が先に来る怪物っているんだよ」湊は肩の力を抜きながら言う。「“恐怖の大王”って言葉空気が好きなんだ。空気は、好きな言葉に寄ってくる」

そこまで聞いたところで、屋上のドアがギイッと鳴って、私は心臓を落としかけた。風より静かな足音制服足音じゃない。

「遅い」湊が言う。

「早すぎる」低い声が返す。私は反射でフェンスの陰に一歩引いて、ドアのほうを見る。黒いTシャツに薄いグレーのシャツを重ねた、涼しい顔の男の子。髪は長くも短くもなく、目は印刷された数字みたいにブレない。

「……え?」

今日は偵察だけって言ったろ」と彼は湊に向かって、とても小さく眉間を寄せる。「初対面を屋上でやるの、ミス確率上がる」

「じゃあ、屋上じゃないと見えないものもある」湊はさらっと返す。

二人は友だちっていうより、同じ地図の別ページ、という感じ。

「澪(れい)」と彼は短く名乗った。手にPHSアンテナ二本。画面に点の地図数字が流れて、一瞬だけ止まる。

「下、駅前に一件。夜は濃い」

「夜?」私はつい口を出す。「夜まで?」

今日の七の月、最後から」湊は私を見る。「帰り道、寄り道をしてもいいなら、案内する」

案内、ってすごくヘンな言い方。でも私はうなずく。喉が乾いているのに、声はちゃんと出る。

湊は金属を胸の紋に戻し、手すりに軽く触れてから踵を返した。澪はPHSを親指で弾いて、何かを送信して、何も言わず私たちの前を歩く。三人で階段を降りると、校舎の匂いが一瞬だけ“普通”に戻って、私はその普通を鼻に詰めておこうと思った。(後で必要になる普通がある、って、新井素子の本に書いてあった気がする。気がするだけで、どのページかは思い出せないけど)

駅前夏休み夕方の顔をしている。ロータリーバスマクドナルドの前に行列ガチャガチャの前で小学生が揉めてる、CDショップではラルクポスターゲームセンターからドリームキャストデモ音。風鈴みたいな高い音が一瞬だけして、次の瞬間、音が全部半拍ずれる。

「来た」澪が言う。

誰も気づいてない。サンダル女子高生も、サラリーマンも、ショッピングカートを押すおばあちゃんも、誰も。

から降りるものは影じゃなくて、空気の厚みの差。見えるのは、ここにいる三人と、そして、たぶん私だけ。

湊は前に出る。澪は周囲を見渡して、最も“記録”の薄い位置を選ぶ。道路標識の影と自販機の影が重なる場所

「ここなら、ニュースにならない」

ニュースにならないって、そんな基準ある?」

ある、と澪は言わないで、目で言った。

湊の肩が、呼吸といっしょに上下する。私はそのリズムに合わせる。吸って、吐いて。吸って、吐いて。なぜか一緒にやると心臓が落ち着く。(恋とかじゃなくて。いや、恋かもしれないけど、いまは違う)

殻のない降りは、匂いだけで先に来る。不意打ち。目の端で捉えるまでに、鼻が先に反応して、汗腺が縮む。湊の金属空気を切り、澪のPHS画面の数字が揃い、私の呼吸が三拍目で長くなる。カチッと音がして、見えない何かが折りたたまれる。駅前はなにも起きなかった顔に戻る。

「——ねえ」私は息を整えながら言う。「これ、毎日?」

「七の月は毎日」湊は金属しまう。「終わったら、少しだけ静かになる。少しだけ」

その“少しだけ”の言い方が、もう経験者の声で、私は急に怒りたくなって、でも怒っても仕方ないから、代わりに缶の自販機麦茶を買って三人にわけた。湊は半分だけ飲んで、缶を私に返す。澪は口をつけずに、冷たさだけ指に移して返す。私はベンチに座って、残りを一気に飲んだ。

「帰り道、送る」湊が言う。

「送らなくていい」私はつい強めに言う。「ひとりで帰れる」

「見える人を、ひとりにしない」

またそれ。私はむくれて、でも、足は自然に彼らと同じ方向へ動いていた。

交差点信号が青に変わる。横断歩道を渡る瞬間、風がすっと変わって、私は振り向く。人混みのむこう、ビル屋上の縁。夕陽の切れ端のような光のところに、白いシャツの誰かが立ってこちらを見ていた。

まばたきしたら、いない。

「いまの」

「気づいた?」澪が初めて少しだけ笑う。「いい目だ」

「誰?」

「多分、明日には“こちら側”に来る」湊は短く言った。「きれいな顔をしてる」

家の前で別れるとき、湊は「また明日」と言いそうにした顔でやめて、「風の匂い塩辛くなったら、上を見て」と言った。

私はうなずいて、門扉の前で一回だけ深呼吸した。玄関を開けると、母が台所ゴーヤチャンプルーを炒めていて、テレビは「Y2Kに備えて」の特集をやっていて、父は食卓新聞を広げ、「大丈夫だよ」といつもの声で言う。

私は自分の部屋でMD再生して、PHSアンテナを出して、引っ込めて、出して、引っ込めて、意味のない儀式を二十回くらいやってから、ベッドに倒れ込んだ。天井蛍光灯カバーに、屋上フェンスの格子が重なって見えた。

眠る直前、窓の外で、ほんの少しだけ風が塩辛くなった気がした。私はカーテンをめくって、上を見た。空はぜんぶの青を混ぜたみたいな色で、星はまだ点かず、遠くのどこかで雷の写真だけフラッシュが光った。

明日も、屋上に行く。

明日も、見える。

明日、もうひとり来る。

七の月は、まだ終わらない。

2

夏休みの昼下がりって、テレビがやたら静かになる。

ワイドショーが終わって、ニュース時間までの隙間に流れる通販番組マッサージチェアとか。美顔器とか。私は居間スイカバーを食べながら、母がアイロンをかける音を聞いていた。

PHSが震えた。メール文字数は少なく、「屋上」とだけ。差出人不明。昨日と同じ。

——行くしかない。

理科準備室の窓をまたいで、椅子を蹴って屋上に出る。

照り返しが強い。空気が音を立てる。セミは昼なのに狂ったように鳴いていて、私の制服は汗を吸ってもう重たい。

「来た」湊がフェンスにもたれていた。

隣には澪。無口な彼は今日PHSを指先でいじって、画面に流れる数字を追っている。

そして——もうひとり。

髪は少し長く、色素の薄い瞳。美少年しか言いようがない顔立ちなのに、目の奥がひどく静かだった。笑ったとき、光がこぼれるというより、光が寄っていく感じ。

「碧(あお)」と湊が紹介する。

よろしく」碧はにこりと笑って、私の袖を軽くつまんだ。指先が冷たい。

「三人?」私は尋ねる。

「四人」湊が言う。「君を入れて」

「えっ、いや、私なんて」

「見えてしまった以上、もう“向こう側”だよ」澪は画面から目を離さずに言った。

私は息を呑んだ。昨日から、すでに普通ではなくなっている自分を、もう否定できない。

——

夕方私たちは駅へ向かった。

ロータリーに人が溢れている。コンビニの前では中学生立ち読みして、パン屋からは焼きたての匂いバス停のベンチに座るおばあちゃん団扇をぱたぱたさせている。

そんな雑踏のなかで、突然、音が半拍ずれる。

通りすぎる電車ブレーキ音が伸び、子どもの笑い声が濁り、セミの声が一瞬だけ空気に沈む。

「来た」澪が小さく告げる。

から、殻が落ちる。最初は見えない。でも、確かにそこにある。私たち四人の目にははっきりと。

ビー玉より大きな黒い殻。地面に触れる前に割れ、中からぬるりと何かが出る。匂いは昨日より強烈。鼻の奥が焼ける。

「人混みの中は厄介だ」湊が前に出る。

周波数を合わせる」澪はPHSを高く掲げ、ボタンを素早く叩いた。

大丈夫大丈夫」碧が私の肩に手を置いた。「君は息をするだけでいい」

から出てくる“それ”は、人の目には映らない。でも私には見える。輪郭は定まらず、影が水に溶けるみたいに揺れる。だけど、確かに街を食おうとしている。

「湊!」澪の声。

湊は棒を伸ばし、空気を裂いた。

刃ではなく、ただ音。だけど“それ”がたじろぐ。

碧が微笑みながら指先を空に走らせる。風の流れが変わり、影の形が折れ曲がる。

「今だ」湊の声に、澪のPHS数字が揃う。

私の呼吸が、彼の肩の上下に合わせて整う。

一瞬、世界が止まった。

そして、影は粉になって消えた。

駅前は何も起こらなかった顔で、再びざわめき始める。人々は誰も気づいていない。

——

「なに、これ、ほんとに毎日?」

ベンチに座り込んで、私は麦茶を一気に飲み干した。

「七の月は毎日だ」湊が答える。

「でも、七月が終わったら?」

「少しだけ静かになる」碧が柔らかく笑った。「でも、“恐怖の大王”は終わらない。七月の名を借りてるだけだから

澪は黙ってPHSを閉じた。その目は冷たいけれど、どこかで私を見守っているようでもあった。

私は三人を見回して、息を吐いた。

「……わかった。もう知らないふりはできない。だから——」

「ひとりにはしない」湊が言った。

その言葉は、昨日よりもずっと重く、強く響いた。

——

夜。帰り道。

商店街アーケードにはまだ人がいた。ゲーセンの前でカップルプリクラの袋を持って笑っている。CDショップからELT歌声が流れている。

そのとき空気がまたずれた。

「また?」私が言うと、碧が肩をすくめる。「今日は濃いからね」

ビル屋上夕陽を背にして立つ影があった。

制服でもない。黒でもない。白いシャツ

その人は、確かにこちらを見ていた。

次の瞬間、いなくなった。

「今のは?」

「気づいた?」澪が珍しく少し笑った。「君、ほんとにいい目を持ってる」

「……誰?」

明日、会える」湊は短く言った。「俺たちの仲間になる」

——

玄関を開けると、母がテレビを見ていた。

ニュースは「何もなかった一日」を語っていた。

私は自分の部屋に入り、PHSアンテナを伸ばしては引っ込め、伸ばしては引っ込め、意味のない儀式を二十回くらい繰り返した。

屋上の風がまだ、肌に残っていた。

三人の声も、影の匂いも。

そして、明日現れる誰かの姿も。

七の月は、まだ終わらない。


3

七月三十一日。

カレンダー数字が赤くも青くもないのに、どうしてこんなに特別に見えるのだろう。

”終わる”という言葉が、宿題ノートよりも、日めくりの紙よりも、今日は妙に重たかった。

午前はやけに晴れていた。

コンビニで買ったガリガリ君が一瞬で溶けるくらいの青空

でも午後になってから、光は濁った。セミの声がかえって甲高く響く。

私はPHSを握りしめ、またメールが来るのを待った。

震えた。文字はやっぱり短く「屋上」とだけ。

屋上のドアを押すと、三人が待っていた。

湊。

澪。

碧。

そして昨日見た“白い影”が、今日はそこに立っていた。

「紹介する。彼も仲間」湊が言った。

白いシャツ少年は軽く会釈をした。年は私たちと変わらないのに、目の奥だけが遠い。「……雅(みやび)」と小さく名乗った。

四人の男子と、私。

屋上の風は重たくて、フェンスの金網が湿っているみたいだった。

本体が来る」澪はPHSを掲げ、数字の羅列を見せてくる。意味はわからない。でも、ただ事じゃないことは伝わる。

「恐怖の大王」碧が肩をすくめながら微笑む。「七月が終わる、その瞬間に」


雷が鳴った。

雲の端が割れ空気が低く唸った。

私は一歩後ずさったが、湊が前に出た。背中越しに、彼の肩の呼吸が見える。

大丈夫。合わせればいい」

「……どうやって」

「昨日と同じ。君は息をするだけ」

影が降りてきた。

殻じゃない。粉でもない。

“名状できないもの”が、街を覆いはじめる。

匂いが先に来る。鉄錆とゴムと、夏の終わりの湿気を全部混ぜたような匂い

澪はPHSを打ち込み、数字を揃える。

碧は風の流れを変える。

雅は静かに印のような手の動きをして、影の裂け目を縫い合わせる。

湊は棒を構え、私の前に立つ。

「……来るぞ」

大王の影は、顔を持った。

知らない誰かの顔。

でもなぜか懐かしく、私の記憶の底を撫でる顔。

「来る」澪が短く言う。

「させない」湊が返す。

影が迫る。世界が歪む。

人混みの声が止まる。時計の針が動かない。

この一瞬に、すべてが収束していく。

湊は前に出た。

「俺がやる」

「待って!」思わず叫んだ。

「君をひとりにはしないって言ったのに」

湊は、振り返らなかった。ただ、少し笑った。

「ごめん。今日は、俺だけで強がらせて」

影の中心に踏み込む

棒を構え、全身を“蓋”にするように。

世界が一秒、無音になった。

雷鳴。

セミの声。

ガラスが震える。

影はたしかに消えていた。

残されたのは、三人の男子と、私。

澪は黙って画面を閉じ、碧は笑わずに目を伏せ、雅は静かに空を仰いだ。

湊の姿は、なかった。

「……どうすればいい?」私は震える声で尋ねた。

「何もしない」澪が答える。「ニュースにならないこと」

「覚えておくこと」碧が続ける。「ひと知れず、覚えていること」

雅は小さく頷いて、目を閉じた。


夜のニュースは「何も起きなかった一日」を語った。

大雨の映像渋滞情報経済数字

父は「大丈夫だよ」と笑い、母は冷蔵庫ペットボトルの水を入れた。

私は自分の部屋でMD再生した。

宇多田の声が、少しだけ遠く聞こえた。

PHSに一通だけメールが届いた。差出人不明。本文は一行。

——風が変わったら、笑って。

私は、笑った。泣きながら。



翌日。八月一日

空は夏の顔をしていた。

三人の男子と、コンビニの前でガリガリ君を食べた。

棒を見せ合って、当たりだの外れだの笑いあった。

でも、屋上の風は、まだ四人分吹いていた。

ひと知れず、私たち対峙した。

恐怖の大王は、たしか存在した。

そして、七の月は、静かに閉じた。

2025-08-26

電気税の提案 (人命と健康産業振興のため)

図にしました

https://kroki.io/mermaid/svg/eNqtVN1uEkEUvucpJnvhHQZJNGYvjKT6BsYb0gtitmkTUhvYRI0xYUDthi6w2EqroAZqaUuzgJACLiIPMzuzs2_hOMvPtrtLauJezfnOOd_5zp4zs5F8_uLZZiIlgyePQoB9dnVMuofWWTEuLI7COgiHHwC628LtgfXJYA5zmrMzvbjgxVjwLWDDfTrsWAOdqJD26sTQrIZhTr8w0gAPT3v81Dod07o6Z79qC-tcobckV4ffF1D2DOUK8-RrAC9gwQlu94nSZAea0UjmFGtlc5SPC0GeWdFrZLyiA6DcBcq2Ue4X02VdNq3i7pxytZ_rwbWupeXI6Jx8rmC1QvJlrAyYdD94pmQ1KxfmDM4cHyPYNidFc7TnGq0b5tHksIH1I1zKI9gnlS5tlpjfOjgmJzrKfiBqhyrKTSuzfAS_IdhitXC-atcytAkRvMCd33ha4yyrQ_5N0f_kukF3QTvi_N2AxV6ZyVbANPbIx3f2UY_ojbjgtmYDd0OczDQMXJ4waqoP_2YsLWfHL1UyUohWwN9_4OpXG07ZdnuwBfky21HqieRxgQ345_C-lsyc4upldu6s354vng-GY6M5vxNezOn23GBLjfch7bfIwU9cecu69WDzW-xbL7AFDE-wMVy8Jy5rxufV5LTlinT-nkeQf5wb8Izad7Q8LeZ6q9l2k5JG6gqIRqJ3w5H74eg9sLYWAXduR5hqJ_7ha5DeTOxIIpCll_IbDoKYKIrylpyUuJmWXyUlEAMbW8mkKKcS2-mdREralkOh0B_bZaHw

温暖化抑制する
夏の酷暑を抑える
EV移行促進
移動距離あたりのエネルギー税をガソリン税より電気税の方が圧倒的に安くすることでEV移行を促進される
自家発電促進
自家発電を行えば電気税を回避できるため、個人事業者など電力消費者の発電を促進される
再エネ促進
自家発電の方法として個人一般事業者が導入可能な物のほとんどは太陽光などなため再エネ発電を促進される
道路温度抑制
使用中の車の放出する熱量ガソリン車に比べてEVが圧倒的に低いため道路温度上昇を軽減される
エネルギー自給向上
再エネ促進によりエネルギー(石油、ガス)の輸入が減ればば経済外交防衛環境上の利点があり、海上封鎖などの影響を軽減できる。
新たなな電力需要対応
EV, AI, 空調, ブロックチェーンなど新たな需要対応
電気代の低下
産油国のようにエネルギー輸送コストがかからなくなれば、電気代は低下する
災害戦災耐性向
自家発電の普及で電力網への依存が減れば、災害や戦災で発電所変電所送電網が機能しなくなっても電気を得られ空調を使用でき人命保護につながる。また、海上封鎖エネルギーへの影響を軽減する
既存及び新規産業振興
安い電力は産業を振興する、EVシフト日本車が先行して成功すれば日本自動車産業日本経済が先行利益を得られる
累進課税
ガソリン税消費量個人法人事業規模に関係なく一律な税率だが、電気税は電力会社経由で請求できるため調整する余地がある。
flowchart TD
    電気税["電気税"] --> 自家発電促進["自家発電促進"] & 道路維持財源確保["道路維持財源確保"] & EV移行促進["EV移行促進"]
    自家発電促進 --> 再エネ促進["再エネ促進"] & 災害戦災耐性向上["災害戦災耐性向上"]
    再エネ促進 --> エネルギー自給率向上["エネルギー自給率向上"] & 地球温暖化抑制["地球温暖化抑制"]
    エネルギー自給率向上 --> 電気代の低下
    電気代の低下 --> 既存及び新規産業を振興
    エネルギー自給率向上 --> 新たな電力需要対応
    新たな電力需要対応 --> 既存及び新規産業を振興
    新たな電力需要対応 --> 既存及び新規産業を振興
    エネルギー自給率向上 --> 災害戦災耐性向道路維持財源確保 --> 災害戦災耐性向上 & 事故防止["事故防止"]
    事故防止 --> 人命保護["人命保護"] & 経済損失回避["経済損失回避"]
    人命保護 --> 経済損失回避
    災害戦災耐性向上 --> 経済損失回避 & 人命保護
    EV移行促進 --> 地球温暖化抑制 & 道路温度抑制["道路温度抑制"] & 空気品質改善["空気品質改善"]
    地球温暖化抑制 --> 経済損失回避 & 健康促進["健康促進"]
    道路温度抑制 --> 健康促進
    空気品質改善 --> 健康促進
    健康促進 --> 人命保護 & 経済損失回避
    A["電気税の提案 2025-08-26 CC0 1.0"]

    A@{ shape: text}
     A:::title
    style A fill:transparent

2025-08-24

anond:20250824225721

都民は車無しでも生活できるが、通勤時間帯の渋滞を見ればわかるように、車有りで生活してる人間大勢いる

とりあえず駐車場契約して、車を手放す抵抗感を金銭負担への苦痛が上回るようになったら処分すればいいだけでは?

2025-08-22

会社リモートワークをやめて出社するように切り替えても良いが、フレックス出社は絶対にできるようにして欲しい。

時間に追われて渋滞に巻き込まれながら出社するのもう嫌や。

2025-08-21

温暖化少子化ラスボス

理由は、コイツらが進んでるのは資本主義根本原理によるところが大きい。

食糧問題とか不治の病や交通渋滞なんかとは訳が違って、これらばっかりはどうにもならない。

人口爆発食糧危機で核戦争みたいなシナリオは実現することなさそうだ。

21世紀の終わり頃から世界人口の減少がはじまりゆっくりと死に絶えていく。

地球も暑くなったわね」なんて言いながら、子孫を残すことなく年老いたジジババが冷房が効いた部屋でショート動画を視聴して、若者の納める健康保険料で先端医療をうけて長生きする。

若者がいなくなって、人類絶滅する。

2025-08-20

鉄道できて帰れないのは自己責任じゃねーの?

鉄道が止まって万博会場から帰れないみたいなまとめがあって、

公共交通機関脆弱なところでイベントをやるなんて非常識!」

みたいなリプやブコメがついてたんだけど、田舎育ちからすると

都心しかイベントやるな!」

って言われてるみたいに聞こえる。

鉄道できて鉄道で帰れないから困ったとか、知らんがな。

車でくれば車が故障するリスク渋滞に巻き込まれリスク駐車場が見つからないリスクもある。

鉄道でいけば鉄道が止まるリスクもあるし止まったら帰れないリスクもある。

そりゃそうだろ。

俺は万博反対派だけど、これを維新のせいにするのは違うんじゃねーの?

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