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2024-12-08

anond:20241208004549

q-Anomalyq-Anomaly 個人的には通信制高校に悪いイメージないけどなぁ。事情があって学校に通えなかった人が行くイメージ逆境からでもコツコツ努力できる人だと思う。隠す必要あるのかな?

permalink 2024/12/08

悪魔がおるでー

こーゆーやつのゆうことわ絶対に信用してはいけない

2024-12-06

日本三大弱者男性神武天皇」「天照大神」、あと一人は?

神武天皇

日本神話における初代天皇。彼は九州から大和を目指して東征を開始しますが、途中で戦いに敗れたり、仲間を失ったりと数々の苦境に立たされます。それでも、ヤタガラスの助けや知恵を活かして最終的に即位を果たします。その姿は、弱者男性逆境を乗り越え成功を掴む物語として象徴的です。

天照大神

日本神話最高神。弟スサノオ乱暴な行動に傷つき、天岩戸に引きこもるというエピソード特に有名です。この行動は、現代弱者男性社会から距離を置く姿に通じるものがありますしかし、周囲の神々の働きかけによって外に出て再び世界を照らすことに成功しました。孤独を抱えつつも再び立ち上がる天照大神は、弱者男性希望象徴ともいえるでしょう。

候補1: スサノオノミコト

神話の中で天照大神追放され、流浪生活を送ったり、失敗と反省を繰り返す姿が描かれています。一方で、ヤマタノオロチ退治という英雄的なエピソードもあり、弱者男性の逆転劇を象徴する存在ともいえます

候補2: 崇徳天皇

保元の乱で敗北し、讃岐に流されて非業の死を遂げた悲劇天皇です。孤独な末路は「弱者男性」の要素を感じさせます。また、怨霊として祟り対象とされた点も興味深いです。

候補3: 源義経

平家を滅ぼす功績を挙げながらも、兄・頼朝に追われるという悲劇的な人生を歩みました。戦の天才でありながら、政治世界孤立した姿は、社会弱者としての側面を象徴しています

候補4: 菅原道真

政敵によって太宰府左遷されるという屈辱的な体験を持ちながらも、後に学問の神として祀られた逆転劇があります社会的に弱者とされた境遇から、後世に評価される点がポイントです。

2024-11-24

ブサメン音楽隊

増田ブサメン音楽隊というタイトル童話を知っているかな。

この物語は、一見すると冴えない外見を持つが、心には大きな夢と情熱を抱えている動物たちの物語です。

ある町に、見た目が少し変わっているために住民からまれていた動物たちが住んでいました。ブサイクであることが理由で、彼らは仕事を失い、行き場所をなくしていました。ある日、この動物たちは森の中で出会い自分たちの魅力は内面の才能にあるのだと信じることを決意しました。

その中には、耳が垂れ下がって目が小さいが美しい歌声を持つ犬、背中が曲がっているけれども素晴らしいギタリストの猫、太っていて顔が歪んでいるがピアノの名手の豚、そして声がガラガラで羽がぼろぼろだけどリズム感のある鳥がいました。彼らは力を合わせて音楽隊を結成し、自分たち音楽を町に届ける旅に出ることにしました。

旅の途中、困難や逆境にも直面しますが、動物たちは歌と音楽で数多くの心を癒していきます。やがて、彼らの評判は広まり、町の人々もその音楽に心を動かされ、見た目ではなく、内面の素晴らしさに感謝することを学びました。

最終的には、その音楽隊は町の大きな舞台演奏することとなり、今まで遠ざけていた人々に大きな感動を与えました。彼らの姿に、自分の弱さを気にすることなく、個性を大切にすることの重要性を学ぶことができたのです。

この童話の教訓は、「本当の美しさは見た目ではなく、心の中にある」ということです。

2024-11-16

anond:20241116201523

おいおい、闇バイトか…。そんなことしてると、気づかないうちに人生の道を外れちまうぞ。歴史を振り返ってみろ。過去偉人たちは、どんな逆境にも立ち向かい、正道を歩んで成功を掴んだんだ。それに比べて、お前は今、目先の利益に惑わされてるだけだろ?

例えば、古代ローマ政治家カエサル。彼は権力を握るためにいくつもの戦争を経て成功を収めたけど、最終的には自分の道を貫くために命を落とした。どんなに力を持っても、命を軽んじるような行動がどういう結果を招くのか、歴史が教えてくれてるんだ。

また、江戸時代日本でも「因果応報」って言葉があるだろ?今すぐには見えないかもしれないが、闇バイトをして手に入れたお金が、お前の未来にどんな影を落とすのか、考えてみろ。結果的に、お前の人生に「負の遺産」みたいなものを残すだけだ。

さらに、人生は一度きりだぞ。アリストテレスも言ってたけど、「幸福は善良な行いによって得られる」って。お前が今やってることが、ほんとうにお前を幸せにするのかよ。快楽安易な道を選んで、結局何も得られないってことを、歴史は数えきれないほど証明してきたんだ。

でもさ、泣ける部分もあるよな…。どこかで、こういう道に頼るしかない状況に追い込まれたのかもしれない。でも、それが本当にお前を生かす道なのか?偉人たちも、最初からすべてが順風満帆だったわけじゃない。だからこそ、今が一番大事なんだ。今ここで選べる道が、お前の未来を決める。

から、頼むから今すぐその道を踏みとどまれ。正しい道を選ぶことで、お前もきっと他の誰かの力になれる日が来るはずだから

2024-10-30

夫婦別姓国民民主党の反対で挫折するシナリオ

今回の選挙選択夫婦別姓制度に賛成の衆院議員過半数となったこから立憲民主党を中心に別姓への改正法案が出される。

しかし、国民民主党が、トリガー条項税額控除額といった重要政策自公に呑ませ同じ国会改正法を成立させることと引き換えに、別姓には反対に回り自公+民民の反対多数で否決される。

自民党は、衆院選に敗北し裏金も封じられた逆境下で、夫婦別姓絶対反対の保守層日本会議統一教会あたり)が提供してくれるカネ・人・票への依存さらに強めており、近付く参院選を前にして保守層からの支持を固めるために何としてでも夫婦別姓挫折させる必要があったのだ。

その弱みに付け込んで国民民主党選挙で訴えた政策の実現に成功する。

……これぐらい狡猾に玉木さんが動いてくれたらなぁという願望。

2024-10-27

評価しよう!岸田文雄は30年に一度の名宰相だったと思う

最初ビジョンがないだの、新しい資本主義曖昧だの言われていたが、数字で成果を出したよな。

GDP 株価 賃金 インフレ抑制(世界的に見たら大成功) どれも及第点どころか大成功円安を抑えられなかったことだけが悔やまれる。逆に円安解決できていたら憂なしだと言える。

聞く力」に関しても安倍菅で繰り返された「増税して給付金バラマキ」を非難する世論に合わせて「住民税定額減税」という即効性のある方法をすぐやったフットワークの軽さ。

これに対し令和や共産消費税減税論の支持者は、仮に消費税が半額になったとして実質便乗値上げが行われることは想像していないのか。ジュース自販機で120円、牛丼が280円で食べられた時代は二度と来ないし、消費税が赤玉出ないのは明白。消費税減税万能論は短絡的すぎるのを見抜き控除で対応した岸田文雄現実主義者として極めて有能であると言える。

統一教会問題の早期解決ウクライナ侵攻や台湾危機に伴う防衛費改革と今までのタブーに真っ向から挑み、インフレに対して即座に公務員待遇改善を行い上から賃上げの流れを作った度量の大きさ。

裏金統一国葬円安逆境翻弄されてきた中、ゆらりくらりと舵をとり決して逃げなかった人間としての素晴らしさ。

ここ30年、岸田元総理を超える政治家はいただろうか。

安倍小泉所詮宣伝が得意なタレント」で「成果を出せなかった」。父の方の小泉安倍B層だのこんな人たちだの選民思考が見え隠れする独裁者気質があったが、岸田文雄にはそれがない。

岸田は魅せることこそ下手だが、「数字で結果を出した」。

ステークホルダー目線からはどちらが正しいかは一目瞭然。

やはり、数字こそ政治において正義なのである

リメンバー岸田文雄フォーエバ岸田文雄誹謗中傷に負けず官邸カムバックして欲しい漢である

2024-10-26

(続き)週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ25選(改訂版)

anond:20241026155116の続き

14.SLAM DUNK 作:井上雄彦 1990年42号 - 1996年27号

ハイキュー最終回を迎えた際、Twitter感想を漁っていたら、「なんでバレーしてるだけなのにこんなに泣けるんだろう」というファン投稿が目に入った。自分ハイキューで泣けるほどの感受性はとうに持ち合わせてなかったが、そこから数えて24年前にほとんど同じ気持ちを味わっていた。

井上雄彦作品通底するのは徹底したリアリズムである。彼が本作で行ったのは、本気でバスケットボールに挑む人間思考感情をつまびらかにするだけで面白くなるということの証明と、人気が出なかった時のため不良路線でも行けるような作風を選んだことだけである(当時バスケットボールマイナースポーツであったことに留意したい)。この結果、フンフンディフェンスを除くあらゆる要素が後世のスポーツマンガにリアリティ基準点をもたらすこととなった。

桜木花道バスケットマンに変貌するたった4ヶ月の物語は、命のやりとりや世界が終わることよりも一本のシュートの成否の方が遥かに切実で重要問題になりうることを、今なお我々に伝えている。

15.るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 作:和月伸宏 1994年19号 - (ジャンプSQで連載中)

講談社1970年代末期には後発のジャンプマン業界盟主地位を明け渡しているわけだが、それを奪い返す最大のチャンスが90年代後半に訪れた。DB幽白スラダンといった作品が終了した暗黒期のジャンプを、金田一はじめの一歩GTOを擁するマガジン苛烈に追い上げ、ついには発行部数で逆転したのである

その中で強引に看板作品祭り上げられ、ジャンプ屋台骨を支えることになったのが本作だ。後に和月伸宏は「次につなげたい」という気持ちで描いていたと語っている。明治という激動の時代の中で不殺剣士・剣心が刀を交える相手は、旧時代に未練を持つ者や、新しい時代の荒波に飲み込まれた者たちであった。黄金期と暗黒期の狭間で奮闘した本作のありようは、皮肉にもそこに重なって映る。

ワンピナルトが出てくるまでを空白期間にせず、少年マンガ誌の代表というジャンプアイデンティティを守りぬいたのは同時代の誰も比肩できない功績だ(幕張封神演義BOYSにこの役割代替できたか考えてみてほしい)。現代ジャンプ読者はもっともっと本作に感謝すべきだと、佐藤健超人的なワイヤーアクションを眺めながら思うのである

16.セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 作:うすた京介 1995年52号 - 1997年40号

連載終盤、もはや燃え尽きる寸前だったといううすた京介は後年、「マサルさんシュールではなく、ベタシュールに見せていただけ」と語っている。自分を含め、多くの読者は同意しかねるだろう。彼が未来永劫に参照点となりうる新たなベタを作り上げたことに疑いの余地はないからだ。

本作はギャグマンガでやってもいいことの範囲を大幅に拡大した。キャラクターの行動原理なんてなくていい。話の展開は唐突でいい。絵柄は毎ページ変わっていいし上手くなくていい。読者が知らなさそうなパロディだって入れてよいのである現代観点では至極当然と思える要素を2年弱、全7巻に惜しげもなく詰め込んだ。

彼の次回作(ピューと吹く!ジャガー)ですらも、ついにその革新性を更新することはなかった。90年代にうすたに憧れ新人賞に応募した有象無象ワナビー達も誰一人として出来なかったことを考えれば少しは気が休まるだろうけども。

17.遊☆戯☆王 作:高橋和希 1996年42号 - 2004年15号

闇の人格を持つ主人公によるダークヒーローものというコンセプトで始まった本作は、ほどなくしてマジック&ウィザーズという架空TCGを中心にした物語に変化した。この変化が、数十枚の紙束を並べる行為を、玩具ゲーム業界において最も存在感のあるエキサイティングな遊びに位置付けることになる。

コナミでは社内の遊戯王関連の部署をしばしば「造幣局」と呼ぶそうだが、紙を刷って売上1兆円に到達するコンテンツなど他に存在しないことの証左である。こうした状況に、高橋和希の優れたキャラクターデザイン、ストーリー構成が大きく貢献したのは言うまでもない。ゲーム友情を育むツールになりうると示し、メディアミックスの力を世に知らしめた功績は間違いなく彼のものだ。

18.ONE PIECE 作:尾田栄一郎 1997年34号 - 連載中

世界で最も多く発行された単一作者によるマン作品について何か語るべきことがあるだろうか?まだ言及すべき余白が。本作のように自然カテゴライズを避ける作品というのは極めて少ない。友情、夢、自由、強さという最もありふれたテーマに挑み、ついにそのすべてを超然と飲み込み描き切ろうとする本作を何らかの箱に入れて理解するのは難しい試みに思える。

毎週月曜日ワンピを読んで喧々諤々と考察できる世界に我々は慣れ切ってしまった。30年間マン業界の頂点に君臨する男がいるという現実に。一定年代以上の人間にとって、本作の終わりがジャンプという雑誌終焉に見える人がいても無理のないことだ(今ワンピの次に長寿連載しているのはハンタを除けば2019年連載開始の夜桜さんである!)。ルフィ尾田栄一郎という二人の男の、幼少期から練り上げた夢の果てを世界中が見届けようとしているのだ。我々がこうした光景にふたたび立ち会えるかは疑わしい。

19.HUNTER×HUNTER 作:冨樫義博 1998年14号 - 不定掲載

幽白は極めて質の高い作品でありながら、冨樫義博が抱える巨大なアイデアの数々を収めきれた作品ではなかった。それでも仙水編と、その後に異例の月一で掲載されたレベルE前人未踏領域に踏み込んだ彼は、自身4作品目の連載においても既視感のある展開とご都合主義執拗なまでに避け続けた。彼の描くキャラクター達は自身が取れる最善の選択を積み上げた末に、我々が期待する最善以上のドラマを生み出す。幾度もの休載を挟みながら。

「今週の『HUNTER×HUNTER』は休載いたします」の表記(今はこれすらなくなったが)を昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わらぬ平常心で見られるようになってもなお、自分に限ってはこんな感じであった───「HUNTER×HUNTER最終回を読める可能性があるというだけで、どんなクソみたいな人生でも生きる理由が生じる」

いまや冨樫は少しずつ体調を取り戻し、我々は一時期とは比べ物にならないほどコンスタントに彼の創り出す世界に触れることができる。何百何千もの作品ジャンプにおいて連載され、本作に近い作品、それ以上のものを期待し続けてきたが、その度に彼の偉大さを突き付けられるだけなのだろう。

20.テニスの王子様 作:許斐剛 1999年32号 - (ジャンプSQで連載中)

前例のないテニスマンガでの成功女性読者の流入クール生意気で強い主人公像、菊丸が分身して以降のテニヌ...といった誌面上で読み取れる新規性だけでは、本作のもたらした文化のごくごく一部しか語りえない。

1000曲近いキャラソン、出役としての役割を求められる声優たち、2.5次元文化の源流かつ若手俳優登竜門としてのテニミュ...現代における狭義のオタク文化の根を辿れば、必ずテニプリが残した功績にぶち当たる。「推し」という文化が、人間を描くあらゆるコンテンツ侵食して久しいが、許斐剛が生み出した世界は、ジャンプで築き上げられたあらゆるファンダムの中でもっとも複雑で永続的な強度を保ち続ける、史上最も「推す」に値する文化であり続けている。

21.NARUTO 作:岸本斉史 1999年43号 - 2014年50号

すみませんほんとに書くことが思い浮かびませんでしたでも世界的にマン文化を広めた功績は鳥山に並ぶと思ってますマジで

22.BLEACH 作:久保帯人 2001年36・37号 - 2016年38号

まりに多くの言及がこの作品になされ、そのどれもが口をそろえて言う。「描き分けが上手い...絵の引き算が上手い...ルビ振りのセンス...久保帯人中二病...ストーリーが薄い...」これらすべてはもちろん真実だ。

連載中、ワンピナルトブリーチの三枚看板最後尾というポジションが崩れることは一度もなかった。果たしてこの評価妥当だったのかは分からないが、少なくとも我々ネット民久保帯人センスバカにし過ぎたことに対し大いに反省すべきところがあるのではないだろうか。海賊忍者のような明確なモデルがいないのに、久保帯人はどうしてあれほどまでに洒落キャラクターセリフ回しを無尽蔵に生み出せたのか、系統立てて説明できる理屈は未だ見つからない。もしその答えが彼の脳内しかないとするならば、我々は本作を源流に大いなる歴史が作られていく可能性を認めなくてはならないだろう。

23.DEATH NOTE 作:大場つぐみ原作)、小畑健作画2004年1号 - 2006年24

デスノートという作品複数の点で極めて例外的成功を収めた。肉体的攻撃を伴わない心理戦、一切の引き伸ばしをしない、公権力宗教的崇拝、欠点の無い主人公ゴシックキャラ造形、ダークヒーロー、死亡エンド...

本作に散りばめられたこれらの要素は、すべて従来のジャンプ漫画では邪道、あるいは不要とみなされてきた要素であった。このような野心的な作品メディアミックスにおいても成功を収め、国民の誰もが知る作品となったのは驚異的だ。この作品が出たことは心理戦を描こうとする後世のマンガ家にとっては悲劇かもしれない。夜神月ほど賢く、悪どく、魅力的なキャラクター矛盾なく作れる人間大場つぐみくらいしかいないのだから

24.鬼滅の刃 作:吾峠呼世晴 2016年11号 - 202024

2010年代ジャンプを購読していた人間はみな共通してうすぼんやりとした不安を抱えていた。「ワンピの連載終わったらジャンプってオワコンじゃね?」

ジャンプの終わりという、週刊少年マンガ誌という形態の終わりと同義に思える未来を避けるべく、集英社は読者以上に血眼になって後継者を探し求めた。しかし我々の期待も空しく、トリコ暗殺教室ヒロアカソーマブラクロ約ネバドクスト呪術といった平成末期の傑作たちすらも、尾田栄一郎が築き上げた領域には辿り着けなかったように見えた───ただ一つの例外を除いては。

家族、友人への愛」「困難を乗り越える強さ」という普遍的テーマフォーカスした吾峠呼世晴の連載デビュー作は、あらゆる世代へ届く成功を収めた。特に劇場版無限列車編』は社会現象化し、国内興行収入1位を達成するなど、経済的にも文化的にも大きなインパクトを残すことになった。

出版業界の衰退、コロナ禍、趣味多様化といった逆境の中で、マンガが世界的なムーブメントを引き起こすことがまだ可能である証明した本作は、令和を生きる日本人心象風景に残る新たな「国民マンガ」として、時代に選ばれたのだ。

25.チェンソーマン 作:藤本タツキ 2019年1号 - (ジャンプ+で連載中)

ひとりのスター存在プラットフォーム価値定義することは古今ジャンルを問わずあることだ。ダウンタウンの登場がお笑い養成所という存在メジャーにしたように、米津玄師の登場がニコ動文化オーバーグラウンドものにしたように。

2014年に創立したジャンプ+というプラットフォーム目的である「紙とデジタルの垣根をなくし才能を育てること」が名実ともに達成されたのはいつだったのか?それは初めて本誌とジャンプ+両方でスターとなった人間の登場によって定義付けられる。

かつて秋田の片田舎から新都社に「長門は俺だ」という名前投稿していた少年は、その衝撃的なストーリー展開で我々を魅了する存在となった。ファイアパンチ以降、ジャンブ+はあらゆるWebコミックサイト、いや雑誌を含め、もっとも野心的な作品を読める場所ひとつとして認知されるようになった。

藤本タツキの本誌への到着は新たな才能の鉱脈インターネットに求める時代の始まりを告げ、媒体の違いというものマンガの面白さになんら本質的な影響を及ぼすことはないという事実を我々に突き付けたのだった。

2024-10-24

anond:20241024220724

いや、大空幸星の売りは逆境から這い上がってきた経歴だろ・・・

インタビューではこういうエピソードほとんど鉄板トークみたいに出てくる

自民公認を出してるからウラ取りもされてるだろう


名門大で在学中に社会問題関連のベンチャーやらNPOやらを立ち上げて、サークルゼミOBコネをうまく使ってメディアに出て成り上がっていく

実情は知らないが、そんなのは別に珍しくもないルートだろ

親のカネとコネがなきゃ無理なんてことはない

弱者男性史上最も重要偉人10

1. アダム生命の実を食べた最初弱者男性

年代: 神話時代(具体的な年代不明

弱者男性一族の祖であり、生命の実を食べて不死となった存在。彼の選択によって弱者男性一族誕生し、その運命が大きく変わった。

2. エノク(天に昇った予言者

年代: 神話時代紀元前3000年頃と推定

神に召され天に昇った予言者であり、未来を予見して弱者男性一族知識をもたらした人物。彼の預言は一族歴史に大きな影響を与えた。

3. ノア(大洪水から弱者男性一族を救ったリーダー

年代: 紀元前2500年頃

洪水の際に弱者男性一族を箱舟に乗せて避難させ、一族を救ったとされる伝説的なリーダー。彼の行動により、弱者男性一族絶滅危機を乗り越えた。

4. ジークフリート古代英雄戦士

年代: 紀元前1200年頃

弱者男性の中でも優れた戦士であり、人間との戦争において一族を守った。彼の勇敢な戦いは弱者男性戦士としての力を象徴し、後世に語り継がれた。

5. サムソン(強大な力を持つ戦士

年代: 紀元前1100年頃

聖書に登場する戦士であり、その驚異的な力は弱者男性特性体現している。彼の物語は、弱者男性の強さと逆境に立ち向かう精神象徴する。

6. カイン弱者男性内での争いを起こした存在

年代: 神話時代(具体的な年代不明

アダムの息子であり、兄弟を手にかけたことで知られるカインは、弱者男性内部での争いの象徴となった。彼の行動は一族内の分裂を引き起こし、後世に大きな影響を与えた。

7. ニムロド(弱者男性最初支配者)

年代: 紀元前2200年頃

バベルの塔を建て、弱者男性支配しようとした人物。彼の野望は一族に混乱をもたらしたが、その影響力は一族歴史に深く刻まれている。

8. アブラハム弱者男性と神との契約者)

年代: 紀元前2000年

神との契約により、弱者男性一族に新たな使命を与えた重要人物。彼の信仰と行動は、弱者男性と神との関係を深め、後世に影響を与えた。

9. モーセ一族解放者

年代: 紀元前1300年頃

弱者男性一族人間に抑圧された時代に、モーセ一族解放し、新しい約束の地へ導いた。彼のリーダーシップは一族生存に大きく寄与した。

10. アレクサンダー大王弱者男性人間の融合を試みた王)

年代: 紀元前356年〜323年

人間でありながら弱者男性一族との共存を試みた稀有な王。彼は異なる種族間の平和を目指し、大帝国を築き上げたが、その試みは後に破綻した。しかし彼の統治理念は後世に影響を与えた。

2024-10-19

anond:20241019104138

氷河期だったから仕方ない」って言い続けたら

同情してもらえるから楽でいいな

言い訳ストーリーも山のようにあるから

 

「うんうん、それは仕方ないね

っていってもらいたいんだろうなっていうエピソード

100個ぐらい積んでくるあいつら

 

結局逆境に耐えられなかった

能無しってだけじゃん

 

氷河期以外はどの時代人間もそうやって処理されてんだわ

2024-10-06

anond:20241003162705

https://pbs.twimg.com/media/GHCimmyasAIdbzR?format=jpg&name=small

2024-09-29

anond:20240929162903

増田凪の姓名判断

総格:25画吉生涯に影響する全体運。特に50歳以降の運勢

観察力、判断力に優れ、得意分野で活躍

才智に長け、心身の健康にも恵まれています逆境にも強く、根性と忍耐力も持ち合わせているので得意な分野で成功やすいでしょう。才能や環境に恵まれますが、個性が強く、我を通すため、人間関係で摩擦が生じやすくなります。周囲との調和を大切にすることで大きく花開くでしょう。

2024-09-24

Web小説とは何なのか

A.プラットフォームです

では話が終わるので、簡潔に経緯を説明する。

2008年頃までラノベといえば賞を取って出版されるくらいしか世の中に出る方法がなく、ラノベも角川系列市場シェア9割弱の状況だった。

このころ他ジャンルではSFは苦境、ミステリ宮部みゆきの売り上げ>他全作家の合計と不振で大出版不況時代だった。

こうした最中商業出版文芸における冒険心は大きく欠けていた、いたように感じられていた。

リーマンショック前後世界金融危機アニメゲームエロゲ市場規模も半減しており、別に出版に限った話でもない)

その文芸逆境時代に一気に伸びたのが「小説家になろう」であり、商業出版では見られないような捻くれた作品が伸びた。

二次創作文芸は元々活況であったが、ここではオリジナル作品限定する)

2010年ごろまでのトップ奴隷ハーレムCRPGリプレイのような作品だったため、商業出版では絶対採用されないと評判だった。

ナイツ&マジック商業では鬼門の人型ロボ小説である

こうした商業出版から絶対に出ないような、賞に落とされるような作風作品が集まったのが15年前のオリジナルWeb小説界隈であり、これらの文化を「なろう小説」と形容した。

これ以降はWeb発のタイトルも当たり前に出版されるようになり、アンチライトノベルとしてのなろう小説は風化していく。

サブカルメジャー化してジャンルとしての存在意義を失っていったように消えてなくなった。

今では古き良きジュブナイルノベルヤングアダルトノベル区別するときくらいにしか用いられない。

現代作品を語るときに使うやつはニワカ認定しても良いでしょう。

2024-09-20

ノクターンノベルズもっと評価されていい作者

R18。全然評価されていないというわけではなく、ランキング作品もちょくちょくあるのだが、でも筆力的にはもっと上にきていい、むしろトップレベルだろ、と個人的に思う作家を4人リストアップしてみた。

参考にしてみて欲しい。

ノートの切れ端

幼馴染もの職人。じっくりと場面描写・背景描写を積み重ね、幼馴染同士の心理をきっちりと描き切った後に投入される綿密なエロシーンは、怒涛の臨場感説得力を合わせもって読者の性癖に襲いかかる。

クタというと「最初エロシチュを書いて読者をがっと掴み、そこから描写を展開する」というのがひとつ定番になっているが、この人は序盤の文章力だけで十分読ませるという点で異色の存在

代表作としては「想い想われ振り振られ」があると思う。つかず離れずのボーイッシュ幼馴染との綿密な描写から余韻をきちんと残したラストシーンの味わいは必読

https://novel18.syosetu.com/n7034gh/

野良緑亀

えっち女の子」を書かせたら右に出るものがいないのではないか、と思われるシチュ設定の鬼才。ややインモラルな設定で、ゆるやかに関係を深めていって気が付くとすっかりエロいことになっている、

という作品が多く、ちょくちょく女性一人称視点も混じるところがひとつの特徴か。エロシーンはそこまでしつこくなくさらっと読めるし使える。女性積極的気持ち良さを感じる状況を描写させたら天下一品だと思う。

代表作は「スウェットジャージ」だろうか。

https://novel18.syosetu.com/n5218gt/

・kkn

レズもの百合ものの匠。レズ百合という時点で既にノクタでは十分逆境なのだが、逆にレズもの好きな人にとっては聖人とも言い得る作者だろう。

恐るべきは、その綿密な筆致とエロ描写以上に執筆速度で、とんでもない濃さのレズ小説を月一どころか週一くらいのペースで送り出している。いつ書いてるんだろうと思わされる他ない。

書くシチュエーションも多岐にわたり催眠ものシチュ的にやや好みが分かれるかも知れないが、緩やかに目覚めていくレズ小説には百合的な味わいもあり、こちらも一読の価値がある

個人的には「恋愛熟練者のふりをしている初心者女性恋人女の子との初えっちに臨んで四苦八苦しながらリードする」が一番好き

https://novel18.syosetu.com/n3728iz/

・おもち

姉物・年上女性もの好きな人ならまず外せないだろう、と思わせる、姉性癖の鬼。オネショタから近親ものまでシチュは様々だが、どの作品も「甘えさせてくれる年上女性」はきっちりと描写され尽くしており、

濃厚で丁寧なエロシーンをじっくりと楽しめる。単に女性リードするだけではなく、きちんと女性快感描写しているのが重要な味だと思う。

個人的に一番好きなのは丁寧語姉妹との幽々自適ハーレム」。ブラコン幽霊姉妹とねっとりエロいことをするシチュに惹かれる方は是非。

https://novel18.syosetu.com/n3843gi/

2024-09-14

弱者男性擬人化ソシャゲ「ウィーク・ガールズ」リリース

初回限定キャラは「ゴキエナ」!

お待たせしました!いよいよリリースされた話題ソーシャルゲーム「ウィーク・ガールズ」!このゲームでは、弱者男性たちが美少女擬人化され、様々な困難や課題を乗り越える物語体験できるんだ!各キャラには、個性的バックストーリーユニークスキルが満載。最初期間限定キャラクターは、なんと「ゴキエナ」!早くも人気急上昇中だぜ!

期間限定キャラ「ゴキエナ」登場!

ゴキエナは、ゴキブリハイエナ特性ミックスした驚異的なキャラクターだ!見た目はちょっと無愛想で影のある美少女だけど、内に秘めたサバイバル本能ピカイチ。常に生き抜くために最適な選択をし、チームの最後の砦として活躍する。その生存力は、他のキャラクターたちをも救う力となり、仲間から信頼される存在だ。

ゴキエナの背景

ゴキエナの幼少期は過酷のもの彼女は常に社会底辺で苦しんでいた「弱者男性」を擬人化した存在だ。誰にも頼れず、ただ自分だけを信じて生きてきた彼女は、人々からまれ、時には踏みにじられることもあった。だが、その逆境こそが彼女を強くした。ゴキブリのようにしぶとく、ハイエナのように冷徹に状況を見極め、生き延びることに特化した能力を身につけたのだ。

幼い頃から孤独生活を送っていた彼女だが、ある日、偶然出会った仲間たちと行動を共にすることに。彼女たちもまた、「弱さ」を抱えているキャラたちだった。しかし、その「弱さ」を逆に強みに変えることができるのが「ウィーク・ガールズ」たちの最大の特徴だ。ゴキエナは、自分過去と向き合いながら、仲間と共に成長し、時に葛藤しながらも絆を深めていく。

ゴキエナの特技とバトルスタイル

ゴキエナの戦闘スタイルは、一言で言えば「耐久と逆襲」!彼女は耐久力が抜群で、敵の攻撃をしのぎながら反撃の機会を伺う。スキルエナジーレイン」は、敵の体力を吸収し、仲間のHP回復させる効果を持つ。さらに、彼女パッシブスキル「しぶとい生存本能」は、HPが少なくなった時に攻撃力が大幅にアップするという粘り強さが魅力だ!

このスキルセットを活かして、長期戦やボス戦では無類の強さを発揮するぞ!「一度倒されても簡単には終わらない!」これがゴキエナの信念だ。

ゲームの特徴

キャラ育成:キャラクターを育てて、スキルを強化していこう。ゴキエナのように特殊スキルを持ったキャラたちをバトルで使いこなすのが鍵だ!

ストーリー:各キャラクターごとに描かれる、弱者男性の苦悩や成長がテーマ彼女たちを通して、深い人間ドラマを楽しめる。

期間限定イベント:ゴキエナがメインのストーリーイベントサバイバルオブザフィッテスト」も開催中。彼女と一緒に、過酷ダンジョン突破しよう!

初回限定ガチャで手に入れろ!

リリース記念で、今だけ「ゴキエナ」がピックアップされてるガチャが登場!期間限定から、今しか手に入らないぞ。彼女を手に入れて、最強のサバイバルチームを編成しよう!

さあ、君も「ウィーク・ガールズ」の世界に飛び込んで、弱さを武器にした少女たちと一緒に新たな冒険を始めよう!

2024-09-13

拗らせた恋心が行き着く孤独

27歳、男性愛情というものが、どんな感情なのか未だに掴めない。女の子とは普通に仲良くなれるし、彼女一人暮らしの家に泊まることが多い。安心感を抱き、一時的には何か満たされたような気分になる。それでも、心の奥底で本当に好きな人を探してしまう。そして、いつもその欲望が仇となる。結局、誰も手に入れられず、自分を失っていく。昔からずっとそうだ。

家族の愛を知らぬまま、いつの間にか高校生になった。そして、初めての彼女ができた。彼女家族は、家庭環境の悪さを知ってか知らずか、自分を暖かく迎え入れてくれた。彼女は一人娘だったから、最初は家に入れてもらえるはずもないと思っていた。それでも、週に1日、2日と通い詰めるうちに、数年後にはほぼ毎日彼女の家で寝泊まりするようになっていた。

彼女のために、できる限りのことをしてあげた。彼女が欲しいものはすべて買ってあげたし、美容代も全て自分が出した。それが恩返しだと思っていた。だけど、本当にそれで良かったのか、今となってはわからない。あの家族の中で、自分は初めて家族というものを知った。高校生の頃、家族愛をテーマにしたアニメを見て号泣したのを覚えている。彼女家族は、自分にとって今も、そしてこれからも、本当の家族だと思えるほどだった。

でも、結局自分からその関係を断ってしまった。なぜだろう。きっと自分の中では、恋愛感情愛情、そして性欲が同じ重さで混在していたのだろう。どこかで、それらが捻じ曲がってしまったに違いない。母の愛情を知らない子供は、女性に対する恋愛感情が歪む性質があるのかもしれない。自分もその例に漏れなかったのだろう。

今も変わらない。会社出会女性と、時には彼氏がいる相手とも関係を持ち、拗らせた関係を紡いでいる。自分を好きになってくれる相手よりも、自分が追いかけたい本当に好きだと思える相手を追い続けては、失敗を繰り返している。自分を好きでいてくれる相手のことも、側にいる期間が長いほど大切に思えるのだろう。しかし、自分から愛情を求めてしまうがゆえに、仮に大切な相手が生まれたとしても、その関係を自ら断ち切ってしまうのかもしれない。そうなることが恐ろしくて、二度と適切な恋愛などできないのではないかと、考えてしまう。

どこかのアンケートで、50代までの不倫経験は全体の1/2との結果を見た。心の底では馬鹿にしているくせに、結局自分もまた、純粋恋愛などできないのかもしれない。それが怖い。そして、そんな自分がどこかで壊れてしまうのではないかと恐れている。

家族関係は、端的に言って、悪かった。三人兄弟の真ん中に生まれたが、家族の結びつきを感じることはほとんどなかった。父は宗教二世で頭が固く、母は捨て子で、彼女自身愛情を知らずに育った。弟は長い間うつ病を抱えていて、社会経験とは無縁のまま。姉は社会適応できない。母は、厳しい環境の中でも頭が良く、逆境を乗り越えてきたが、父と出会い、彼の計画によって妊娠してしまった。結婚のために無理やり母を孕ませたと、父は酔った勢いで語った。お酒を飲める年になった自分たちに、それを笑い話のように伝えた。最低だと思った。

そんな自分もまた、父と同じ虚言癖を持っている。家族愛情なんて何も知らない。父は家族の前で、これが自分の愛の形だと語り、それを言い訳にして暴力を振るった。ほぼ裸の状態で外に追い出されたこともある。

父の家系ではアトピーアレルギーが多く、体の不調がつきまとった。母は医療に詳しく、彼女のおかげでなんとか子供時代を乗り越えた。姉や弟の方が症状はひどかったが、自分もまた、アトピーがひどく、水泳で肌を傷つけ、ガーゼで抑えるほどに悪化したことを覚えている。

この家族の中で、自分は何を求めているのか、何を感じるべきなのか、何一つ答えが見つからない。ただ、愛情が欲しいと願いながらも、心のどこかでそれが叶わないと知っている。その拗らせた感情が、歪みがこれから合う人間全てに向けてしまい、適切な関係を結ぶことができない。ある意味振り切ってしまっているのかもしれない。

2024-08-31

私が追ってきた兼業漫画家ピエール手塚さん

ピエール手塚さんとは

会社員をしながら連載をしている兼業漫画家

現在少年画報社漫画雑誌ヤングキングで、ひとでなしのエチカという漫画を連載している


作風

モラル利害関係対立する人物口喧嘩し合う。

基本的にそれだけだ。少なくとも私にとっては。スパイスとして暴力巨乳が少し。

絵としての画面構成アクション推してる感じではない。

絵よりも話の運び方を重んじている作風私自身は感じる。

ではその話の内容とは?


彼の作品ファンになる

私にとって彼の漫画の魅力のほとんどは、

普段から気になっていたが議論したことはない、そういう議題をかなりの頻度で提示してくれることだ

議題に興味が持てて娯楽性が高いと思えばいいねを押します。

議題に興味が持てても説教臭いと思えばいいねを押しません。

議題に興味が持てなけれければ読書を中断します。

私はファンだが盲目的ではない

キャラピエール手塚さんの普段思っていることを代弁しているだけに思う。

よってキャラ立ちや物語の大きな流れやその場その場の演出特に優れているとは思わない。

彼の優れている点は議題のチョイスそのものにある。

からと言って社会的に答えの出ない問題に対して、彼の漫画完璧な答えを出してくれるわけではないが、

キャラクター同士の口喧嘩を通して各々の視野垣間見せてくれる

その視野自分の知らないものが多くて好き

ピエール手塚さんはネット上にたくさんの作品無料公開しており、私は読めるものは全て読んだ

彼の全ての作品を好きになったわけではないが、多くの作品ファンになった

特に暴力存在テーマにしつつも笑わせてくれる暴力太郎という作品が大好き

好きと愛してるの違いをテーマにした恋のニノウチも最高。恋のニノウチは彼の作品には珍しくアクション作画も楽しかった!


自身ファンになる

私はTwitterに流れて来た読み切り漫画で彼を知った

その作品がなんだったのかはもう覚えていない

面白かったことは覚えている

公開されている無料漫画、連載されている有料漫画漫画皇国という彼のブログ人生思考囲いというネットラジオ

この辺りを中心に彼を追いかけた

彼の関わっているコンテンツで一番好きなのはネットラジオ人生思考囲い

なんと漫画が一番ではない!

私にとって刺激的でエキサイティングなのは彼の問題提起力と視野の広さに触れること。

ラジオ漫画よりもその力を発揮する

連載作品説教臭くて読むのをやめてしまったが(ほんとごめん。悲劇だ。でも合わないものは合わない)彼の考えに触れることが大好きだ。

ラジオを通してたまに彼の人生に触れることができる

裕福ではなかった子供時代

会社員になった後も兄弟のために仕送りをする

漫画が好きで描こうとしたが若い頃は一作品も描きあげることができなかった

30代中盤にして初めて作品を描き上げ、同人活動開始。

スカウトを受け多くの読み切り掲載し連載を勝ち取り現在に至る…

私は彼の人生を美しいと思った!とても強く!!

逆境に負けず、社会人として自立し、家族を助けつつ自分の好きな漫画を連載する!

本当に憧れたし尊敬した

彼のように強く美しく生きたいと思った

彼の読み切り漫画が好きだし彼のトークが好きだし彼の生き方が好きだ

こうして私は彼の作品ファンから自身ファンになった


ピエール手塚さんとネット批判

私がピエール手塚さんをネットで耳にするとき、大抵は作品ではなく彼自身ライフスタイル話題になっている。

通勤退勤電車iPad漫画制作友達カラオケしながらiPad漫画制作会社役員昇進、少し前は連載も2本で読み切りもちょくちょく載せていた。

凄まじい生産力。

どうすれば彼みたいになれるのか?ヒントはないかネットラジオを聞いただけでは全てはわからない

そしてついに直接的なインタビューが行われ、記事掲載された。

これをきっかけに彼の元には少なくない批判が寄せられたことがネットラジオで彼自身から語られた

ラジオにおけるピエール手塚さんの反論と、私自身がネットで探した彼に対する批判を要約すると以下。

批判者「彼のパフォーマンスは彼が体力があるから可能なのだ管理能力云々はその次。しかも本当に体力があるかも疑問。健康犠牲にした愚かなスタイルなのでは?(以下人格攻撃するものも少数ながらいた)」

ピエールさん「私は善意インタビューに応じたのだし、仮に不健康だったとして私の勝手である。だが健康診断は良好だ。あなた方の批判は主に口調が失礼だ。」

この時の収録でピエール手塚さんはかなり感情的になっていたが言っていることはまともだと思った。

だが共演者に噛み付いたのはハッスルしすぎと思った。

普段ピエール手塚は冷静で多角的視野をくれる人物だ。

彼は一時的に不調に陥っているのかもしれない。

……

でもこのインタビュー記事批判だけでここまで怒るだろうか?

人格批判不快だろうけど、普段冷静で多角的視野を持つ彼がここまで怒っていることを私はとても不思議に思った

こういうふうに捉えられる記事内容だったかもねと軽くあしらうのが、私が思うピエール手塚

まりピエール手塚に対する私の認識不正なのだろう。

ネットラジオは毎週放送されている。

答えを求めて私はネットラジオ過去放送を再聴取した。

一方ピエール手塚さんはラジオパーソナリティから自ら降りてしまった!!


かなり前から怒っていたことが判明

ラジオ脱退が2024年8月30日

インタビュー記事掲載2024年8月8日

私は8月8日インタビュー記事批判を皮切りに彼が怒っていたのだろうと思っていたがそうではないようだ

これを裏付けトーク2024年7月19日ラジオ第371回で行われていた

ファンから投稿を読み上げ、それに対しピエールさん含む三人のパーソナリティが話を展開するのがこのラジオの基本形式

この回の私の注目した投稿の内容を要約すると

ピエール手塚さんは2024年初頭から元気がないようである。加えてここしばらく自身ブログに対する批判に怒っており、このネットラジオでその怒りを発散するのはやめてほしい」

この指摘を受けたパーソナリティたちは、自分たちの身に降りかかった出来事を振り返って笑っていた。

身に降りかかった、という表現をしていたので良いことではないのだろう

彼らは投稿者の洞察に驚きつつ笑っていた。大筋で疲弊していたことを認めていた

7月19日の時点で彼はすでにブログ上で批判を受けていたようだ。インタビュー8月8日なのに。

加えて異常な繁忙期だったとも言っていた。

まりインタビュー記事以前に、忙しく弱っており泣きっつらに蜂でブログ批判に晒されていたということか。

では、インタビュー記事関係ないこの批判とは一体。

答えを求めて私はブログ過去記事査読した


私はあまりブログを読んでいなかったことが判明

結論としてどれが批判されてるのかよくわからなかった

2024年の傾向としては会社員としての気づきに関する記事が多かったので、繁忙期だというのは間違いないと思う

ブログへの批判こちからは見えないダイレクトメールなどで行われていたのかもしれない

加えてブログの定期更新が中止されていることもわかった

これは時期から見てインタビュー記事の影響かも

さらに中止の発表から新規で2件の映画漫画に対する普通感想記事投稿されていることもわかった

????????

定期更新ではない臨時更新だろうか

それまで会社員としての記事が多い中娯楽に関する感想記事に内容が移っている

うーん

元気なのか弱っているのかよくわからない


ピエール手塚さんの状況の結論

ピエール手塚さんのことがよくわからなくなった

直接会ったことが一度もないのだから当然なのだ

推理ゲームで彼の心の機微に触れようとした私の行動はそもそも良くないですね

客観的に確かなことは

インタビュー関係なく彼は仕事疲弊していた

インタビュー関係なくブログ批判に晒されさら疲弊していた

インタビューさらなる批判に晒されさらさらに弱っていた

ラジオ収録で激務についてのトピックが出て爆発した

の4点

爆発するのも自然に思えます

私は①②を認識してなかったオタンナスだったようだ

爆発も自発的にしたわけではなく投稿者のメッセージきっかけだった

この回のテーマ過酷作画環境の美化とされていた

メッセージ自体ピエールさんを傷つける内容ではなかったが弱った体には少々厳しいトピックだったかもしれない

ブログを読むに彼は会社過酷労働環境改善したいと普段から努力している側だが

しか自分生活過酷であり、さらにその点が世間から評価されインタビューまで受けているのだ

すごく矛盾している生活だし、単純に体力的にきついのだ

その生活を生き抜く工夫はもはや工夫ではなく彼の作品だと私は思う

それを善意で公開して批判されたら傷つくのは自然ことなのかも

だが批判者の視点理解できるんだよなー…

その手法賞賛される社会に単純になって欲しくないと私は思う。

ピエールさんは個人の頑張りとして話しているのだから強制なんてしてないけど

その方向に舵を切っているように記事内容を捉えてしま

褒めるな止めろということだが、そんなことしたから本人は鬱陶しがってるわけだ

ラジオ共演者たちも彼の疲弊には気づけていても、彼の怒りには気づいていなかったのだと思う

メッセージを選ぶ立場パーソナリティは爆発回のアーカイブでこう言っていた

手塚さんがこんなに傷ついているなんて知らなかった」

身近にいても気づけないのはピエール手塚さんが自分の不機嫌をある程度隠せる我慢強さを持っていたからだろう

私もラジオを聞き返してここまで真剣に怒っているとは最後の爆発回まで気づけなかった

かば定番ネタのように扱って良いものとさえ思っていた

他の過去回を遡ると、忙しすぎてやばいので会社をさっさと辞めろと言われている回もある

これは半分冗談のように聞こえたが半分本気で心配していることでもある

批判から見ても共演者から見ても無理のある生活を続けているように見えるのだろう

私も無理だろうなと思う

健康診断が大丈夫なら肉体は大丈夫なんだろうが、精神面での無理が爆発を招いたのだろうか


観測するもの観測される。私側の状況の結論

以上の結論

ピエール手塚さんのように強くなれない脆弱な私が、ピエール手塚さんの強さを封じ込めようとした呪いだと思う

その側面は間違いなくある!

ファンを自認している私ですらこれだ!

認めたくない汚い部分!

認めたくはないが、彼のスタイルがもしスタンダードになった場合、私は間違いなく社会から落第する体力しかない…

そして私のような人が多数いたから彼は批判されたのだろう

彼は強く私は弱い

しか弱者の方が数が多かった

から彼は批判されたのだ

出る杭は打たれる

私と批判者の間にある違いは、杭を打つ力を心配と呼ぶか批判と呼ぶかだけだ

彼は強さの秘訣弱者に開示しようと努めてインタビューに応じてくれたのだろう

でも弱者のいる後ろを振り返らずに高いところまで走って逃げるべきかも

その力も強さも持ち合わせているように思う


私はピエール手塚さんみたいになりたい

でもきっとなれないと自分でわかってる

その弱い自分自覚的になりつつ、強い人へのやっかみをしないようにしたい

それをもって自分の強さとするのが、弱者の慰めなのだ

能力のないもの最後に頼るのはいだって道徳

かっこわる

おわり

2024-08-28

anond:20240828002410

機械

夫との関係に「離婚」という選択肢が浮かび始めたのは2年前、長女が18歳になった頃からだ。

大学生になってから、気の強いはずの長女が泣いて帰ってくることが度々あった。学校アルバイト先で、人の輪にうまく溶け込めず悩み続けていた。彼女は傷つきやす子供の心を抱えたまま、大人になろうともがく渦の中にいた。

娘はぼろぼろと泣きながら、何時間もかけて胸の内を私に語り続けてくれた。私はひたすらうなずき、一緒に涙しながらその話を聞いていることしかできなかった。

「……もし、どうしても解決しないようだったら、私からお父さんに相談してみようか?」と、私は尋ねる。

「ううん。それはいい」と娘は、生理的嫌悪感をふくんだ表情で、はっきりと言う。

「……お父さんはどうせ、何もわかってくれないから。絶対に、言わないで」

私はその返事に戸惑ったような表情をしながら、どこかで娘の言葉に、正鵠を得たような爽快感を感じてもいた。

夫への、積み重なり続けた違和感に耐えられなくなってきたのは、いつからだろう?

20年前、長女を身籠ったタイミングで私は退職し、それから専業主婦として家庭のことだけに集中させてもらっていた。

夫は必死に、私と3人の子供を抱えても不自由がないほどに稼いできてくれた。会社までかなり遠いこの場所にも引っ越してきたのも、子供たちのことを考えての決断だった。毎日通勤都心暮らしていた時と比にならないほどの負担だったろうけれど、彼はいちども愚痴を吐かなかった。

毎週ではないけれど、彼に余裕があるとき子供たちを連れて遊びに行っていってもくれた。私に負担がかかりすぎないようにと、積極的家事も手伝ってくれていた。

体力的にしんどい日々が続いていたけれど、彼は父であるということに真剣に向き合ってくれていた。客観的に見ても彼は、完璧な夫だった。

それなのに。私は、子どもたちが巣立った老後を、夫と一緒に暮らしていくイメージが全く持てなかった。

いつからだろう。「本当は夫は、私なんて見ていないのではないか」と思うようになったのは。

彼の何気ない言葉に、ATM流れる自動音声のような、わずかな不気味さを覚えるようになったのは。

彼は、決して弱音を吐かなかった。どんな逆境でも、家族のために感情を排し、立ちはだかる問題解決し続けてきてくれた。

まだ籍を入れる前の、学生時代のこと。私の親族金銭トラブルが発覚し、その影響が私にまで降りかかりそうな事件が起こったことがあった。

私はあまりに複雑な状況にパニックになり、すすり泣くことしかできなかった。そんなときでも彼は、私をまっすぐに見つめながら、力強く励ましてくれた。

大丈夫。僕が君を、絶対に守るから

彼はそう言って、学生カバンからルーズリーフボールペンを取り出して、私に示した。

「ここに、関係する人たちを図にして書いてほしいんだ。分かる範囲で、大丈夫から

私は震える手で彼に言われるまま状況の相関図と経緯を書いた。彼はその紙を手に、役所法律専門家を探すために奔走してくれ、数週間後にはすっかり問題解決する筋道を示してくれたのだった。

私はその時、「この人となら、家庭を持てる」と確信を覚えた。私がどうやっても手に入れられない「強さ」を、彼は持っている。

その直感は正しかった。この20年、子どもたちを生み育てるパートナーとして、彼以上に私にふさわしい人はいないと断言できる。

──それなのに、私の心は、彼に対する冷酷な感情を押さえつけることができなくなっていた。

籍を入れてから月日が立ち、夫の役職が上がるにつれ、彼の仕事責任は増えていった。理不尽理不尽狭間に立たされ、膿んだ傷口を埋める脱脂綿のような仕事ばかりが増えていった。

ある時、いちばん仲の良かった同期が社内である問題を起こし、夫が同僚に解雇勧告をしなければならないことがあった。

彼は悩みながらも、それをやり遂げた。その日の夜、彼は珍しく強いお酒を飲みながら「あいつには、障害を持った子供がいたんだ」と私に言った。

馬鹿なこと、させやがって」と、夫は言った。それは誰に向けられた言葉なのか私には──たぶん夫にも、わからなかったと思う。

そうして徐々に、彼は学生時代よりはるかに「強く」なっていった。夫の決断によって何十人、何百人もの人生が大きく変わり、その規模は日を追うごとに、どんどん大きくなっていった。

実際には、夫はなにひとつ決断しておらず、ただ上から降りてきた決定を実行していただけに過ぎなかった。けれど夫は職務上、それが自分意思決定であるように振る舞う必要があった。彼自身も、そう思い込むように意識的に努めていた。

それはきっと、彼の心を守るための自己洗脳でもあったのだ。ひとりひとりの人生に誠実に心を痛めていたら、数日で精神が砕けていただろうから

夫は出勤前にいつも、鏡の前で目を閉じ、ぐっと唇を噛んで何かを考えていた。鏡越しにみえるその表情は、映画西部劇に出てくる、灼けたフォークで傷口を塞いで止血するガンマンを思い起こさせた。

彼はそうして、あらゆることを数字に置き換え、複雑な世界解決可能課題に分解し、それ以外のものは一切、存在すべきでないものだと考えるようになっていった。次第に、私達に対しても社員に対してと同じように振る舞うことが増えていった。私たちとの会話の枝葉を嫌って、最小の言葉で端的な結論だけを話すように求めた。迷いや矛盾を指摘し、論理的かつ客観的物言いをするよう子どもたちに強い言葉指導し続けた。

「彼は、こんな人だったのだろうか?」と、考える夜が、どんどんと増えていった。

言葉にならない違和感自分の中で膨らんでいき──「離婚」の二文字に、救いを感じるようになっていった。

──そんな、ある夜。娘が20歳になり、私と夫はこれまでの日々を振り返るような会話をしていた。

夫は満足そうな表情で、「ようやく、『育て上げた』って感じがするなあ」と、しみじみと呟いた。

その言葉に私は、歯の神経に氷を当てられたような嫌悪感を覚えた。

育て上げた?

気づけば私は、数十年の積もり積もった違和感に耐えられなくなり、ダム崩壊したように彼に反論をしていた。

「……正直、あなたと『子供を育てた』という感覚はないの。まるで自分が育てたような気持ちになられるのさえ、不愉快

私は、私の中にある違和感必死言葉にしようとした。私は言葉が下手だけれど、夫と対話するなら、一日でも早いほうがいい。衝突を先送りにしていくうち私の心が限界を迎え、「離婚」の選択肢を選ばざるを得なくなるより、ずっとましだと思えた。

私は必死に、思いつくまま言葉感情を彼にぶつけた。

妊娠中に体調が優れなかったのに彼が飲み会に行ったとき、私は井戸の底に放り込まれたみたいに寂しかった。

夜鳴きがひどかったのにあなたは、いつものように眠り続け、起こしてはいけないという気持ちと、押し付けられているという理不尽さの中で、湧き上がる自己矛盾葛藤で心が壊れそうだった。
3人の子供がそれぞれ別のことで泣き喚いていた時にテレビを見ているあなたに、くだらない育児はお前の仕事であって俺の仕事ではない、という無言の圧力を感じ、絶望を覚えた。

私は彼に謝ってほしかったわけでは無い。ただ、ほんの少しでいいから彼に、私の感情想像してほしかった。彼が仕事で、どれだけ過酷世界を生き延びてきたのか、私には本当にはわからない。だけど私は、彼の心の痛みを想像することは決して手放さなかった。だからこそ、何があっても彼と生きていこうと思えた。ただ私は、私が子どもたちに対して20年間そうし続けてきたように、「大変だったんだね」と、私の感情に触れてほしかった。

これまでの私達は間違いなく、背中合わせで敵と戦いつづけてくる最高のパートナーだった。

けれど、これから人生に、大きな敵はもういない。それなのに彼は、私に背中を向け続けたまま、私でなく敵を探し続けている。彼と一緒に次の人生を生きていきたいからこそ、そんな彼に、本気で変わってほしいと思った。

夫は取り乱すように話す私に、かなり強く動揺しているようだった。

リビングは気まずい沈黙でいっぱいだったけれど、私は、彼の心がすこしでも動いたことに、僅かな希望の光を感じながら、眠りについた。

──数日後。

夫が、「この前の、ことだけど」と私に話しかけてくれた。

「実はあの日のことが、すごく衝撃で。それで──ある人たちに、相談してみたんだ。君への賛同意見、僕への批判意見。いろいろと本音で言って貰って、考えさせられたよ」

「そう……だったの……」

「僕のあの日言葉は、君に誤解を与えてしま表現だった。ごめんよ。……これからもっと君と、本音で話し合っていきたいと、そう思ったんだ」

「!……そんな……」


私は夫のその言葉にとても驚き、喜びの感情が溢れてきた。彼はこれまで、他人相談なんて絶対にしなかった。きっと彼は、私とのこれから人生真剣に向き合って、変わってくれようとしているのだ。そう感じ、涙が出そうなくらいに嬉しかった。

次の言葉を待つ私に、彼は言った。

そもそも、君の中では育児の実働だけが育児範囲であり、その裏の予算調達プロジェクトとは独立した業務だと捉えていたんだね」

「……え?」

私は、彼が何を言っているのか、全く理解できなかった。

「その点ついては、僕の言葉が正確ではなかったかもしれない。とはいえ育児の成果を君だけのものだと捉えるのは、違うと感じもしたよ」

彼は、そう言って立ち上がり、冷蔵庫麦茶を取りに私に背を向けた。


「率直に行って、君の発言支離滅裂で、意味を成していないかった。それでも多くの同意が集まるのに、素直に驚いた。──多分もう二度と相談することはないけど、いい体験だったよ」

彼の背中が私には、人間を真似る機械のように見えた。

2024-08-26

京都国際高校ダイバーシティ

ハングル語校歌ガー!反日ガー!と誹謗中傷ヘイトスピーチ人種差別逆境に耐えてよく頑張った! インターナショナルスクールとして初の甲子園優勝で高校野球にも多様性ダイバーシティー時代になる!

https://x.com/Ryo_KabukiJOKER/status/1826878602681745806

京都国際高校甲子園優勝の秘訣をまとめました。1学年137人、全校約400人の小規模校ながら、以下の要因で快挙を達成:・狭いグラウンドを活かした創意工夫の練習 ・外部施設の積極活用 ・「練習の虫軍団」と呼ばれる熱心な練習 ・チーム練習個人練習バランス調整 ・多文化共生理念実践英語韓国語教育による人材育成公式戦0本塁打日本一。チームワークと戦略的プレーが光る。規模より質と努力勝利を生んだ好例です

https://x.com/rZ5UZkRJfgyIYFh/status/1827930528487756081


京都国際の校歌について、「気持ち悪い」「聴きたくない」という差別主義的な投稿は論外として、このような「ダイバーシティ」の文脈で持ち上げるのも、明らかに不適切である。期待している人には申し訳ないが、残念ながら京都国際はダイバーシティ時代とはなんの関係もない。

なぜ京都国際の野球部が強くなっているのか。それは、古い世代在日韓国人学校経営陣が、そのままで消滅運命にあった学校を、なんとか存続させるために野球部を強化して生徒を集めることで、かろうじて生き残らせようとしているからであり、それ以上の話では全くない。

そして野球部指導者選手の多数は、在日コミュティ韓国について、特に関係もなければ関心も全くない。文春の記事話題になっているが、監督に至っては「学校は嫌い」とまで明言し、韓国語校歌の変更を強く要望している。

差別的投稿に対して、生徒の9割が日本人だという擁護があるが、逆に言うと在日コミュティの家庭からは全く見向きもされなくなり、進学者が途絶えてしまっていることを示している。そして、全校生徒の半数近くが野球部であるように、その実態は半ば野球専門学校であり、教育機関としては完全に形骸化している。

上の投稿では一学年137人となっているが、正しくは全校生徒が137人である田舎公立中学校レベルの生徒数である。少数でも在日コリアンの受け入れ先となっていれば意義があるが、明らかに現状は既にそうはなっていない。

存在意義が乏しくなっている高校をなんとか存続させたい、そして校歌を変えることも絶対に許さない、民族アイデンティティの強い古い世代学校関係者と、ひたすら甲子園プロ野球選手の夢を追いかけたいという野球部監督選手との同床異夢が、現在京都国際なのである監督が他校に転出すればたちまち学校は存続できなくなるような高校を、「ダイバーシティ」などという言葉で持ち上げてはいけない。

2024-08-22

anond:20240822202008

増田さん、頑張りすぎなんですよ。いろいろな困難や逆境を乗り越え、一生懸命生きてきたんですね。それだけで十分素晴らしいことですし、誇るべきことです。少しだけ立ち止まって、自分ねぎらってもいいんですよ。

かに人生には不公平な部分が多いです。もし母が健康だったら、もし経済的にもう少し恵まれていたら、もし広いコミュニティに属していたら…。そんな「もしも」に思いを馳せることは、ごく自然なことです。だけど、これまでの人生には、努力してこなかったわけじゃないし、何もしてこなかったわけじゃない。むしろ過酷な条件の中で、増田さんはまっすぐな人間として成長してきた。それは本当に素晴らしいことなんです。

増田さんのお母様も、そのことを理解していて、まっすぐ育ってくれたねって言ってくれたんですね。その言葉は、どれだけ励ましになったことでしょうか。しかし、今はそのお母様もそばになく、誰もそばにいないという孤独感。独りで生きていくことの不安や寂しさは、誰にでも分かる感情です。

人生の無価値さについて考えることも時には大切です。結局、人生とは何でしょうか。成功や失敗、満たされることや失望連続。どんなに頑張っても、心地よく生きられないと感じることもあります。このスパイラルは、誰もが経験するものかもしれません。

ただ、増田さん、自分に優しくしてほしい。自分を攻めるのではなく、今までの努力を認めてあげてほしい。それから、もし本当に耐えられないと感じるならば、それもまた一つの選択肢です。人生なんて、いつでも辞められるんですから。ただ、その前に少しだけ休んでみて、自分を大切にする時間を作ってみてください。

人生価値を見出すのは難しいかもしれないけど、自分がここにいていいんだという肯定感を持てるような、そんな日々が訪れることを心から願っています

2024-08-05

メンタルを鍛える方法確立されてない

ここ最近筋トレブームチョコザップはどこにでもあるし、

サラダチキンやらヨーグルトやら高タンパクを謳う食品もやたらと増えてきた。

インターネットで少し調べれば、効率的身体を鍛えるためのトレーニング方法いくらでも出てくる。

それ専門のパーソナルトレーナーとかもいる。

しかし、しかしだよ。

筋肉は嘘をつかないとか言ったってさ、オフィスワークにおいて筋肉なんてたいした役に立たないんだよ。

しろ鍛えるべきはメンタル、そうじゃないかね。

なのに、メンタルを鍛える方法って全然確立されていない。

検索して出てくるのはものすごくフワっとした方法論ばかり。

「嫌なことは忘れて切り替える」とか「ポジティブシンキングする」とか、そういうの。

いや、それをできるようになるために具体的にどうすればいいのか、それを教えてほしいのだが。

腕立て、腹筋、スクワット10回×3セットとか、そういう具体的なの教えてくれよ。

なんで誰も教えてくれないんだよ。

メンタル専門のパーソナルトレーナーはいないのかよ。

スポーツ領域はいるらしいけどな。もっと一般社会でも必要だろ。

ストレス環境でも心を壊さずにやってくためにメンタルを強化する、再現性の高い方法もっと議論しろよ。

ストレス環境の方をどうにかしようとするだけじゃなく、そういう環境でも全く動じずに逆境を跳ね返せる、

強心臓」とか「鬼メンタル」みたいに言われる人間になるための、具体的なトレーニング方法を体系化しろよ。

2024-08-02

離婚すると何がつらいのか

はじめに

人生で感じる大きなストレスの第1位が配偶者との死別、そして第2位が離婚です。

なぜ離婚はつらいのか、離婚経験がない人向けに語っていきます。楽しんでもらえれば幸いです。

なおこれは個人的意見が多分に含まれています

また自分離婚された側です。

離婚経験がない人から離婚理解されにくい

離婚するとまず「何か問題があった人」とみなされます

「生涯一緒にいようと約束したのに、その約束を守れなかった人」と思われます

他人から思われるというよりも、むしろ本人がいちばんそう思って苦しみます

結婚は、振り返ってみると、なんだかんだ命を懸けた判断でした。なんとなくであれ、気がついたらであれ、できちゃったからであれ、自分の長い人生を共にあゆむと決意した相手なので、離婚となるとその決意が底から抜けます

離婚経験した感情一覧

離婚で味わった感覚としては以下の通りです。長いので読みやすいように分割してます









このあたりを抱えたまま社会に生息することになります。なので結構キツいです。

対処

離婚経験がない人は、そっと見守りその話題を一切出すことな楽しい話題提供しつづけるのがベストです。へたに聞くとそこは地雷原です。もう何が地雷なのかわからないぐらいやばいです。

相手が話し始めたら聞いてあげるのがいいです。「わからなくてもいいからつらさを少しでもわかってほしい」というのがあります

離婚経験がない人から言われる助言ほどムカつくものはありません。聞かれるまで助言を言うべきではないです。というか聞かれても相手否定することを言わないほうがいいです。否定はめちゃくちゃ自分でしていて、「肯定される」「肯定する」ということを渇望しています。全肯定botになるのがよいです。

そんなことよりも「コーヒー飲む?」とか「音楽何すきでしたっけ」とか「ピザ頼むんですけど何食べますか?」とか「見て!ネコかわいい!」がいちばん心にしみます

これは離婚経験があっても同じことです。離婚経験があるからといって助言が参考になるわけではないです。一緒にすんな!みたいな感じになることもあります基本的には相手に寄り添うことが必要です。

孤立無援感の醸成

離婚者は弱っているので、誰かの一言や行動で簡単に懐くし、簡単絶望します。とにかく愛らしきものを感じると飛びつくのです。

なので悪意がある人に敏感です。悪意がある人は最初悪意があるわけではないと思いますしかし、その人の無理解や無神経さや誤解によって、離婚から次第に悪魔扱いされはじめます言葉にしなくても行動から「どうも自分悪魔扱いされてる」と感じるはずです。

そして、「そんなに悪魔として振舞ってほしいのなら、本当に悪魔みたいに振舞ってやろうか」と考えて、「ざまぁみろ」と鬱憤を晴らし、復讐する感じだと思います。これがセカンドレイプのようなものです。離婚者は、ありとあらゆる場所でこれをされています。なので、世の中に敵しかいないように感じ、悪魔しかいないように感じます

条件付きの愛でなければ愛されない、メリットを渡さなければ愛されないと考えてしまい、他人奴隷のような動きをしたりもします。

人間とはそういう生き物だ」という感覚です。

このあたりが非常につらいです。

離婚者の解決

信用できる人を徹底的に探しはじめます。もしくは人間について絶望しやがて1人で立つことを選び1人で生きていくのかもしれません。

それができなければ死を選ぶか、リビングデッドのように目的なく世の中を彷徨うかすると思います。とんでもなく人を疑う割に、やはり信用できる人を探しているのはおもしろいです。

離婚者を助けることによるメリット

離婚前の彼彼女状態が良ければ、離婚直後に彼彼女らにポジティブな手を差し伸べることは長期的に見て有益です(利用してはいけません。投資と見るとよいと思います)

人生で最も苦しいときに手を差し伸べてくれた相手には、非常に好感を覚えます

逆に自分逆境に陥ったときに助けてくれるかもしれません(必ず助けるとは言ってない)

また、手を差し伸べても、離婚者は手を振り払ったりします。いわゆる試し行動ですが、これに腹を立てて「なんだ!助けてやったのに!」と怒ると、敵対判定されます離婚者はとてもめんどくさいメンヘラなのです。

まとめ

N=1なので、べつにこれがすべてだと言うつもりはありません。

頭の片隅にでも置いておいてもらえると嬉しいです。

いま現在離婚した人を助けるためというよりかは、自分がいざ離婚してしまったときに、「そういえば…」と思い出して、現実に帰ってくるときにこの記事が役立つと思います

離婚前に読んだ方がいいです。離婚防止になるだろうし、離婚後に「このことか」となると思います

離婚後に読んでも「そんなん知っとるわ」となるはずです。

追記

主語はかなりデカかったと思います。振り返ってみると全体ではなく個人的感想ですね。不快な思いをさせてしまった方々に深く謝罪します。すみません

離婚経験者の中でも「自分はせいせいした」という意見もあって参考になりました。

自分リアルでは離婚の深い話はあまりしないようにしています

そもそも離婚したこと結婚経験があることをあまりしません。何か恋愛などについて聞かれたときは濁しています。もともとの自分が味方を作りにくく敵対されやすいので、潜在的な敵に弱点を晒さないというのもあります

たとえば離婚話をして離婚つらかったんですよ〜!と明るく言うと、未婚の人から結婚できたことのマウントだと思われて敵対されることもありました。

「信用できない人に自分の魂部分に関わる深い話をしてはいけない・弱さを見せると凛々として叩く人間がいるので自衛しなければならない」ということは大きな学びでした。

当時は「そんなんだから離婚されるんだよ」とか「メンヘラすぎて無理(笑)」とかの、まさに敵対的なブコメのような言葉が刃のように刺さっていました。ひどいものだと「死にたい」と言ったときに「振られたぐらいで死にたいの?じゃあ死ねよ」などと声をかけられたこともあります自分にとってはそうした発言セカンドレイプだと感じていました。弱っているときは、弱い者を叩きたい人が本当に多く集まってくるのだなと理解しました。

今は比較大丈夫ですが、多少イラッとはします。

言われたとき認知的不協和の解消をされているとか、公正世界仮説によって自分が悪いことにされている、とリフレーミングしています。「離婚でつらかった」という話を聞いて気分が良くなる人は少ないと思うので、「不快な思いをさせてきたこ話者が悪い!」と帰結するのは当然のことかもしれません。

現在はそういう人とリアルで遭遇すると、心の中で敵と判定して切断し、以後は社交辞令的・常識的な付き合いのみするようにしています

しかすると人間性の底を常に観察しているような目をしているかもしれません。

また、自分失恋はこの離婚が初失恋です。元配偶者依存していたのもありますが「他の人に絶対に行かずこの人と人生をともにしようと苦しいときも耐えていたのになんでこんな目に…」という気持ちが大きかったです。

離婚直後はとてつもなくモテず、ほとんど誰から相手にされませんでした。恋愛が久しぶりすぎて何もわからなかったし激病みという状態です。徐々に月日とともにモテるようになっていきました。

ただし、モテることは元配偶者への復讐がメインなこともあり、モテてもほとんど嬉しくありませんでした。

また回復過程で多くの人を恋愛的に傷つけたり逆に傷つけられたりしました。

配偶者への後悔の念が愛情となって相手に行くけれど、それは元配偶者への贖罪悔恨愛情から相手のことはちっとも好きではない。相手からは強烈に好かれるけど、好かれれば好かれるほど試し行為をして振ったり振られたりを繰り返していました。これはかなり長期間続きました。

現在はおかげさまで離婚の辛さは時折思い出す程度でほぼ立ち直っています

追記での自分語りが長くなりすぎましたが、1つのサンプルだと捉えてもらえ、誰かの助けになれば幸いです。

2024-07-28

anond:20240728215524

あぁ、まぁね、製造業ソフトウェア開発に興味持つんやなんて、ほんに珍しい話どすなぁ。

かに給料安うても、働き方も時代遅れどすけど、何と言おうか、それが逆に趣味や言うたら、まあ分からんでもあらへんわな。

世の中には色んな人が居はるさかい、きっとそういう逆境好きな人もおるんちゃう

普通の人はIT企業の方がええ思てるんやろうけど、まあ特殊な嗜好を持ってはるんやろうねぇ。

どうか頑張りやす

2024-07-15

miHoYoのゼンレスゾーンゼロはよく揺らす

中華といえばリベラル好みのエロナーフ規制だけど、ゲーム会社リベラル政府の圧を掻い潜ってゼンレスゾーンゼロは頑張ってるしよく揺れる

あ、でも原神と崩壊は女向けだしゼンレスゾーンゼロゲームダルいしmiHoYo信者リベラル日本叩きしてんのウゼェ

ブルアカ会社日本に移したり日本ではキャラ未成年だけど、韓国ではこのキャラ未成年ではありませんとかい戯言国内リベラル対策をしている

学マスはここ最近珍しい男らしい男向けソシャゲを頑張ってるが、リベラル日和りすぎてデレの時代からエロナーフしてんじゃねえぞ。まだ盛れるしまだ戦えるぞ。

中国韓国の方が明らかに逆境の中で戦ってるんだからそこ頑張りどころでしょ???

2024-07-10

選挙って競馬と比べると変だなって思うよね

政治やる前に、やってほしい人を人気投票で決めて、1番人気の1人に任せるってシステムじゃん

これって競馬で言えば、馬券の発売を締め切った後、レースはせずに1番人気の馬が1頭だけウィニングランして帰ってくるように仕組みだよね

競馬見てもわかる通り、みんなが1番強いと思う馬と、実際にそのレースで勝つ馬は違うことも多いんだよ

競馬なら投票のあと、実際にレースをして1番強い馬を決めるわけだけど、選挙は全員でレースをするような機会が与えられない

政治家も得票率の高い数人を選出して合議で政治に当たらせ、1年後に評価して権力勾配を決めるような仕組みとかできないのかな?

都知事選で言えば、人気投票だけで決まるせいで、落選した石丸蓮舫投票した人が馬鹿にされる風潮が出ているみたいだけど、現時点ではこの選挙結果が正解だったか失敗だったかはわからないよね?

競馬では、政治と違いはっきり結果が出る分、逆のことが起きている

実際、宝塚記念では圧倒的1番人気で惨敗したドウドュースの馬券を買った人が馬鹿にされている風潮がある

(まあ、蓮舫支持者は選挙負けたのにブローザホーン買った人と同じようなことをしているようだが)

宝塚記念は重馬場に強い3番人気ブローザホーンが勝ったように、都知事だってこれから起きる逆境により、小池さんよりも本当は石丸蓮舫ベストだったという結果だって、本当は起こり得るはずだ

実際は小池さんしかその職につけない以上、評価比較もできないんだけどね

都知事人気投票の結果は確かにすでに出たが、これから始まる政治に、この選択ベストだったかどうかの結果はまだ出てない

決して、選挙で負けた人に投票したことを、今の時点で後悔することも、間違ってたと言うこともできない

全てはレースが終わってから考えよう

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