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2025-10-21

anond:20251021122032

私のバナナは黒ずんでおり、これは長年の摩擦が原因だと考えられています

一般に初期のバナナは赤みを帯びた灰色(#887777)ですが[増田et al. 1988]、

摩擦による刺激によってメラノサイトが過剰にメラニンを生成し、これがターンオーバー排出されずバナナに残ることで黒色(#111133)となります[増田2008]。

刺激には物理的刺激だけなく精神的刺激も必要ですが、中にはチコリータを見るだけで精神的刺激となる人も報告されています

これは一説によると、元カノの枕元にチコリータぬいぐるみがあったためだと言われています[増田2024]。

2025-09-28

anond:20250926143508

スウェーデンコホート研究問題点

1) 曝露把握が粗く、過小捕捉の構造が濃厚

単一時点(妊娠初期の受診時)での助産師面接+処方記録が中心。面接は「その時点までの使用経験」を聴取する形式で、その後のOTC使用や断続的使用を取りこぼしやす設計継続的な再聴取・日誌・薬剤スキャン、あるいはバイオマーカー(臍帯血・胎便・尿)などの客観指標が使われていない。これでは非差別的誤分類→効果推定希釈が強く起こる条件がそろう

実際の曝露率は7.49%と極端に低い(2,480,797例中185,909)。著者は「“1回でも”使った人(ever use)と“実質的ユーザー複数使用)”を区別せよ」と反論するが、曝露の少なさ自体が測定体制の感度不足を示すサインでもある。スウェーデン同時期の別コホートでは母親申告や尿中濃度で使用率が大幅に高い報告がある(例:SELMA、母体報告+尿で曝露評価)。

2) “きょうだい比較”は測定誤差に脆弱効果ゼロ方向に潰す)

きょうだい比較家族共有の交絡を消せる反面、曝露測定誤差にきわめて弱い。Monte Carlo シミュレーションでは、曝露信頼性が下がり、同胞間で曝露が似ているほど、真の関連があっても「無関連」に見えやすいことが示されている。スウェーデン研究のようにOTCタイミング・用量の不確かさが大きい状況は、“無関係”という結論偽陰性にしやす設計だと言える。

3) タイミング・用量情報が乏しく、臨界期や高用量の影響を検出しづらい

曝露は「有る/無し」や処方ベースの平均日量など粗い指標で、トリメスター別・発熱時の頓用・高用量連用など、神経発達に効きやすい“臨界期×用量”のシグナルを潰す。用量–反応が見えないのは、測定側の解像度不足の可能性を排除できない。

4) バイオマーカー研究との整合性が悪い

臍帯血・胎便などの客観曝露指標を用いた研究では、ADHD/ASDとの正の関連や用量反応が繰り返し観察されている(Boston Birth Cohort 等)。客観指標が陽性、自己申告+処方の粗測定が陰性という“ミスマッチ”は、後者の曝露測定誤差をまず疑うのが王道

予想される反論について

著者はレターで「“1回でも”使用と“複数使用”を分けるべき」「NINFEA では1回でも:31%/5日以上:5.5%」と主張。しかし、だからこそ“5日以上の確度ある使用”を把握できる設計(反復聴取電子記録の統合バイオマーカー)が必要で、単一時点聴取+処方記録では高用量・臨界期曝露の抽出力が不足している点は覆らない。

「測定誤差を想定したシミュレーションでも無関連は説明困難」との主張は、どの程度の誤分類を仮定たか依存。7.5%という低曝露率とOTC断続使用の取りこぼし構造を考えると、現実の誤分類はシミュレーション想定を超える可能性がある。**外部妥当化(他研究の曝露率・バイオマーカー)**を踏まえた再検証必要

評価

スウェーデン研究は規模と統計手法の洗練という点では重要だが、曝露測定の解像度不足、同胞比較の測定誤差脆弱性、時代トレンド混入、一般可能性の乏しさという構造限界が重なり、小~中程度の真の有害効果を“見逃す方向”にバイアスしている可能性が高い。

よって、「因果なし」の決定打として持ち出すのは不適切。少なくとも客観曝露(臍帯血・胎便・反復尿)を備え、臨界期×用量を追える設計で再評価するまでは、“安全宣言”に使えるエビデンスとは言い難い。

要出典

Ahlqvist VH, et al. JAMA 2024:スウェーデン全国コホート論文同胞比較では無関連)。

Ahlqvist VH, et al. JAMA 返信レター:曝露率と“ユーザー定義”の主張(NINFEA例:5日以上5.5%)。

Gustavson K, et al. 2024:同胞比較×測定誤差のバイアスを示すシミュレーション研究

SELMA ほかスウェーデンコホート母体報告+尿での曝露評価(ever useの高さ、言語発達との関連)。

Icahn School of Medicine at Mount Sinai

Boston Birth Cohort:臍帯血バイオマーカーとADHD/ASDの用量反応。

2025-09-24

子宮アセトアミノフェン曝露の臍帯血バイオマーカーと自閉症

子宮アセトアミノフェン曝露の臍帯血バイオマーカーと小児期における注意欠如・多動症ADHD)および自閉スペクトラム症ASDリスクとの関連」

Association of Cord Plasma Biomarkers of In Utero Acetaminophen Exposure With Risk of Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder and Autism Spectrum Disorder in Childhood

Yuelong Ji, PhD1; Romuladus E. Azuine, DrPH, MPH, RN2; Yan Zhang, PhD3 et al

JAMA Psychiatry

Published Online: October 30, 2019

https://jamanetwork.com/journals/jamapsychiatry/fullarticle/2753512

質問(Question)

子宮アセトアミノフェン曝露の臍帯血バイオマーカーと、小児期の注意欠如・多動症ADHD)および自閉スペクトラム症ASD)のリスクとの関連は何か?

所見(Findings)

ボストン出生コホートに含まれ996組の母子対象としたコホート研究において、アセトアミノフェンへの胎児曝露を示す臍帯血バイオマーカーは、小児期のADHDおよびASDリスク増加と有意に関連していた。

意味(Meaning)

これらの知見は、子宮内でのアセトアミノフェン曝露が小児期のADHDおよびASDリスクの増加と関連することを示唆している。

要旨(Abstract

重要性(Importance)

先行研究により、妊娠中の母親によるアセトアミノフェン使用と、その子どもにおけるADHDASDリスク増加との関連が懸念されてきた。しかし、多くの研究母親自己申告に依存している。

目的(Objective)

臍帯血中のアセトアミノフェン代謝物と、医師により診断された小児期のADHDASD、両者併存、ならびに発達障害DDs)との前向きな関連を検討すること。

デザイン・設定・参加者(Design, Setting, and Participants)

本前向きコホート研究では、ボストン出生コホートの一部である996組の母子を解析対象とした。これらは出生時に登録され、1998年10月1日から2018年6月30日までボストン医療センターで前向きに追跡された。

曝露(Exposures)

出生時に収集され保存されていた臍帯血サンプルを用いて、3種類のアセトアミノフェン代謝物(未変化アセトアミノフェンアセトアミノフェングルクロン酸抱合体、3-[N-アセチル-L-システイン-S-イル]-アセトアミノフェン)を測定した。

主要アウトカムと測定項目(Main Outcomes and Measures)

小児の医療記録に記載された、医師によるADHDASD、その他の発達障害DDs)の診断。

結果(Results)

996人の参加者(平均[標準偏差]年齢 9.8[3.9]歳;男性 548人[55.0%])のうち、最終的な解析対象は、ADHDのみの児 257人(25.8%)、ASDのみの児 66人(6.6%)、ADHDASDの併存 42人(4.2%)、その他の発達障害DDs)304人(30.5%)、神経学的に定型発達の児 327人(32.8%)であった。未変化のアセトアミノフェンは、すべての臍帯血サンプルで検出可能であった。臍帯血中アセトアミノフェン負荷の第1三分位群と比較すると、第2三分位群および第3三分位群ではADHD診断のオッズ有意に高く(第2群 OR=2.26;95%CI=1.40-3.69、第3群 OR=2.86;95%CI=1.77-4.67)、ASD診断のオッズも高かった(第2群 OR=2.14;95%CI=0.93-5.13、第3群 OR=3.62;95%CI=1.62-8.60)。感度分析およびサブグループ分析では、母体適応物質使用、早産、子どもの年齢や性別など潜在的交絡因子の層別を含め、アセトアミノフェン負荷とADHDASDとの関連が一貫して認められ、ADHDではORが2.3〜3.5、ASDでは1.6〜4.1の範囲であった。

結論と意義(Conclusions and Relevance)

胎児アセトアミノフェン曝露の臍帯血バイオマーカーは、小児期のADHDおよびASDリスク有意な上昇と 用量反応関係 をもって関連していた。本研究の知見は、妊娠期および周産期のアセトアミノフェン曝露と小児の神経発達リスクとの関連を示す先行研究を支持するものである

2025-09-22

アセトアミノフェンカロナール)は自閉症と関連はあるか?

トランプおやびんが「鎮痛剤が自閉症関係」 と注意喚起するらしい

またデマかと思うだろうが、トランプが言ってるからって逆張りすればいいという姿勢怪我のもとだ

アセトアミノフェン自閉症リスクを高める可能性については、すでに多数の報告がある

 

・Masarwa et al., Am J Epidemiology (2018) メタ解析:妊娠使用ASD/ADHDリスクの上昇を報告

・Ji et al., JAMA Psychiatry (2019/2020):臍帯血中アセトアミノフェン関連バイオマーカーがASD/ADHDリスクと段階的に関連

Baker et al., JAMA Pediatrics (2020):胎便中アセトアミノフェンで曝露判定。神経結合の変化や多動症仲介を報告

・Khan et al., (2022) システマティックレビューASDを含む神経発達アウトカムと正の関連を総説

Prada et al., Environmental Health (2025) 評価レビュー:近年研究を再評価し、ASDリスクとの一貫した正の関連と用量反応を報告

Nature Reviews Endocrinology (2021) コンセンサス声明:「慎重な使用」を提言必要時に最小用量・最短期間)

 

一方、スウェーデンでは相関がみえなかったという報告もある

・Ahlqvist et al., JAMA (2024):スウェーデン全国出生コホート同胞対照解析。通常モデルではASDリスク上昇だが、家族対照ではリスク上昇は消失

ただしこの研究では処方箋登録情報だけを使っていて、OTCで飲んだ薬をカウントしていない

 

まり現時点では、因果関係は確実とは言えないがリスク否定できない、という状況だ

注意喚起必要かどうかは政治的判断となるが、デマというのは明らかに間違いで、トランプ以下になる

 

陰謀論っぽいからって、それこそ安易否定論に飛びつけばいいってもんではないのだ

2025-09-19

There's a Masuda waiting in the sky He'd like to come and meet us But he thinks he'd blow our minds There's a Masuda waiting in the sky He's told us not to blow it 'Cause he knows it's all worthwhile He told me Let the children's room middle age lose it Let the children's room middle age use it Let all the children's room middle age boogie.

わーんわーんわーんわわーんわんわんわわーんわーんわーんわわーん🎸

2025-09-11

和解たから”AI学習フェアユース”は判例にならなくなった」

BARTZ et al. v. ANTHROPIC PBC

でAnthropicが略式判決申し立て


通常のアメリカ民事裁判の流れ

1. 訴訟の開始 (Pleading)

2. 証拠開示 (Discovery)

3. 審理 (Trial)

陪審員の選定 (Jury Selection)

冒頭陳述 (Opening Statements)

証拠提示 (Presentation of Evidence)

最終弁論 (Closing Arguments)

陪審評議 (Jury Deliberation)

4. 判決 (Judgment)

5. 控訴 (Appeal)


略式判決

事実関係に争いがなく、法的な問題だけで判決を下すことができる

裁判官がこの申し立てを認めれば、陪審による審理(Trial)を経ることなく、書面上の証拠と法的議論に基づいて判決が下される。

これは、裁判を迅速化し、当事者負担を減らすことを目的としている。



略式判決

略式判決

と略式判決命令がでた。

略式判決部分的承認

承認された部分: 裁判官事実の争いがないと判断した、被告の主張が認められた部分。この部分については、最終的な判決が確定し、それ以上審理されることはない。

却下された部分: 裁判官事実の争いがあると判断した、原告被告の主張が対立している部分。この部分は、引き続き陪審による審理に進む。

この段階では

AI学習フェアユース合法」は最終的な判決が確定

違法ダウンロードフェアユースでない」はまだ確定していない

12月違法ダウンロードフェアユースかどうかの審理に進む予定だった。

和解

審理に進む前にBartz と Anthropicが和解した。

和解内容はこれから審理に進む予定だった 違法ダウンロードフェアユースか否かの部分。

和解内容にはAI学習に関する項目は無い。

(和解で略式判決部分的承認を取り消すことが出来るけれど今回それをしなかった)

結果

AI学習フェアユース合法」は最終的な判決が確定のまま。 地裁のため法的拘束力は無いが、他法域や同格裁判所で引用可能

違法ダウンロードフェアユースでない」は審理そのものが無くなったので、地裁すらない。説得的権威も無くなった。

アメリカ判例法主義

垂直的先例拘束力上級裁判所判例は、下級裁判所を法的に拘束する。

水平的先例拘束力裁判所は、過去自身が下した判例尊重し、基本的にそれに従うべきだという原則

今回の裁判はまだ連邦地方裁判所

地方裁判所より下級の裁判所が無いので法的拘束力は無い。説得的権威 として他の裁判から参照される。 日本の下級の裁判所の裁判例に近い感じ。ただし日本裁判例より重い説得力を持ち、事実上の指針となる

拘束力を持つ裁判結果となるためには上級裁判所で審議して判決を受けないといけない。

上訴するうえで。

自身にとって不利な内容に対してのみ上訴出来る。

今回

AI学習フェアユース合法」はAnthropicにとって有利な判決のためAnthropicは上訴できない。

AI学習フェアユース合法」はBartzにとって不利な判決のためBartzは上訴できる。

違法ダウンロードフェアユースでないに関してはAnthropicにとって不利な判決のため上訴できたが、今回和解したので上訴できない。

仮に Anthropicが違法ダウンロードフェアユースでないに関して上訴しても、AI学習フェアユース合法上級裁判所では扱わないので地裁判断のままで拘束力を持つ裁判結果にはならない

和解たかAI学習フェアユース合法判例にならなかった」に関して

和解AI学習フェアユース合法を破棄していないのでAI学習フェアユースであるとの裁判結果は有効のままのため「和解たかAI学習フェアユース合法判例にならなかった」は間違い。

和解無意味になったのは違法ダウンロードフェアユースでないに関してのみ。

そもそも連邦地方裁判所命令から法的拘束力を持たない。

和解の結果拘束力を持たないのではなく

拘束力を持たせるためにはクリエータ側だけが上訴できるのにしていないから。

和解たかAI学習フェアユース合法判例にならなかった」は誤り。

(上訴できる期限は最終判決または命令登録されてから30日以内。まだ、和解裁判所が承認していないから、Bartzが上訴する可能性だけならある。)

2025-07-18

anond:20250718091205

Show monaikoto it tenaide Shi go to shiro (2025) Masuda et al

2025-07-03

LLMは言葉意味理解できていない

LLM は「次の単語予測しているだけ」で意味理解していない──という指摘に反論してみる。

1. 確率“だけ”でも文脈理解必要

「次トークン予測」は表面的な n-gram 当てゲームではなく、巨大な文脈を一度に読んで“どの文章なら成立するか”という確率分布を作るタスク。Anthropic の可視化研究では、Claude が韻を踏む単語を前もって計画している内部回路が観測されている。

2. ベンチマーク

GPT-4 相当のモデル司法試験大学入試AP Calc などで人間平均を超えるスコアを記録。これは暗記だけでなく意味論理運用ができないと無理。LLM の“創発能力”をまとめたレビュー (J Wei et al., TMLR 2022) でも、モデルサイズ閾値を超えると推論力が出現するスケーリング則が示されている。

3. 多言語で共有される概念ベクトル

Anthropic の「AI Microscope」チームは、同じ質問を英・仏・中で与えても共通概念特徴が活性化することを報告。モデル内部では単語列ではなく、言語依存意味空間思考している証拠を示している。

4. 弱点はあるが改良も進行中

Transformer は体系的な組合一般化が苦手と言われるが、Chain-of-Thought や複合命令 (CoI) などのプロンプト設計でかなり改善できることが最新論文確認されている。

まとめ

LLM は確かに「次の語を予測する」学習をしているが、その過程文法・語用・世界知識を内部に組み込み言語を超えた概念表現まで形成している。「予測タスク理解ゼロ」と断じるのは、最新の実験データには合わない。

偉そうに書いたけど何年も前から常識レベルのことしか書いてない。

2025-06-30

anond:20250630225911

学校での集団過呼吸体調不良女性に多い?その実態と原因をファクトチェック

学校で起きる集団過呼吸体調不良とは何か

学校現場で生徒が次々と過呼吸発作や原因不明体調不良を訴える現象は、医学的には集団心因性疾患(いわゆる集団ヒステリーまたは集団パニック)と呼ばれます 。具体的には、ある集団内で一人が過換気(過呼吸)発作や失神、けいれん、歩行困難などの症状を示すと、それを目撃した他のメンバーにも同様の身体症状一時的意識障害・興奮状態連鎖的に広がる現象です 。これらの症状には共通有機的原因(感染症中毒など)が見当たらず、心理的要因による無意識模倣・暗示によって伝播すると解釈されます 。典型的には思春期の生徒たちが属する学校クラス部活動など、閉鎖的で仲の良い小集団で発生しやすいことが知られています 。

こうした集団発生事例では、最初に症状を起こした生徒(発端者)に対し、周囲の生徒が不安・驚きなど強い感情を抱き、その影響で過呼吸めまいなどの症状を次々と訴えるようになります医学検査を行っても明確な身体的異常所見はなく、多くの場合集団が落ち着き安心すると症状は速やかにまります。これらは**「心因性」で実際の伝染性病原体は存在しない**ため、専門家は「対応を誤って大事にしすぎないこと」「冷静に安全を確保しつつ集団一時的解散させること」が再発防止に重要だと指摘しています  。

学校での発生は女性に多い?:性別分布実態

学校における集団過呼吸集団体調不良は「女子生徒に多い」と言われることがありますが、これは事実と言えるでしょう。医療文献によれば、思春期学童期の集団心因性疾患は女性に不均衡に多く発生することが繰り返し報告されています  。米国調査では「集団ヒステリーストレス下の児童思春期グループに多発し、男性よりも女性が著しく多い」と明記されています 。また2021年に発表された32件の研究をまとめたメタ分析によると、児童・生徒の集団ヒステリーにおいて女子罹患率男子の約2.43倍にも上ることが示されています  。このように数値データから見ても女子に多い傾向は明らかです。

日本においても、学校で発生する集団過呼吸体調不良事件ニュース等で度々報じられており、その多くで当事者女子生徒です。例えば2006年7月千葉県ショッピングセンター女子中学生11人が次々に過呼吸パニック症状を起こし搬送される騒ぎがあり、東京新聞報道によれば「過去1年だけでも秋田埼玉大阪山口佐賀で同様の過呼吸連鎖が起きていた」とされています 。2013年6月には兵庫県高校で1年生と3年生の女子生徒計18人が集団過呼吸症状を訴えて病院搬送される出来事もあり、学校側は「誰かの発作や救急車の到着を見て連鎖的に増えたのではないか」とコメントしています  。このように、日本学校現場でも女子生徒が中心となった集団過呼吸事件が各地で確認されています

海外の事例を見ても、集団ヒステリーは決して日本特有ではなく、むしろ世界各地で歴史的にも繰り返し記録されています。その多くで若い女性や女子学生が主な当事者です。1965年にはイギリスブラックバーン女子校で85人の女子生徒が相次いで原因不明の失神発作を起こし社会問題となりました 。2010年代アフガニスタンでは各地の女子校で多数の女子生徒が突然めまい吐き気を訴えて倒れる事件が続発し、当初「毒ガス攻撃」と疑われましたが、国連などの調査有毒物質は検出されず集団心因性の発作と結論付けられたケースもあります  。これらの事例からも、学校集団発生する原因不明体調不良女子に多いという傾向は国を超えて共通していると言えます

女性に多い理由心理生理学的な要因

では、なぜこのような集団心因性の症状は女性に多いのでしょうか。専門家たちは心理的要因と生物学的・生理学的要因の両面からいくつかの仮説を提唱しています。それらを整理すると以下の通りです。

• 高い被暗示性と無意識模倣モデリング): 集団ヒステリーでは、後から症状を訴える人々(続発者)が発端者を無意識模倣・同一化してしまうことが大きな要因です 。一般女性共感性が高く、他者感情や振る舞いに影響されやすい傾向があるとされます実験研究でも、女性参加者は他の人(特に同性)が「具合が悪い」と訴える場面を見ると、自分頭痛めまい等の症状を感じやすくなることが示されています 。一方、男性では他者の症状を見ても影響されにくい傾向がありました  。この暗示へのかかりやすさの性差が、女性に症状が多い一因と考えられます

ミラーニューロンの活発さ: 人間の脳には、他者の行動や表情を見ると自分がそれをなぞるように活動するミラーニューロン系があります。この働きは共感模倣の神経基盤とされますが、研究者の中には「女性男性よりミラーニューロン系の反応が強い可能性がある」と指摘する者もいます 。実際、自閉スペクトラム症共感他者感情理解の困難さを特徴とし男性に多い発達障害)ではミラーニューロン系の活動低下が示唆されるのに対し、集団ヒステリーはその逆でミラーニューロン系の過活動による現象とも位置づけられています 。この仮説によれば、女性生得的に他人状態自分のことのように感じ取りやすいため、目の前の友人が倒れると自身も息苦しさや眩暈を感じてしまうというわけです 。

不安反応・過呼吸生理的な出やすさ: パニック発作過呼吸発作といった急性の不安反応そのものも、疫学的には女性に多い現象です。例えばパニック障害(突然の強い不安発作に襲われる症状)は男性より女性に約2~3倍起こりやすいことが知られています 。過換気症候群過呼吸発作)の有病割合については、調査によっては女性男性が7:1にもなると報告されています 。このように生理学ストレス反応における性差ホルモンバランス自律神経反応の違いなど)が、女性の方が過呼吸や失神を起こしやす下地になっている可能性があります。言い換えれば、同じストレスを受けても女性の方が**「息が苦しい」「めまいがする」**といった身体症状として表出しやすい素因があるかもしれません。

以上のように、心理面での暗示へのかかりやすさ・共感性の高さと、生物学的な不安反応の出やすさが相まって、女性グループで症状が伝染しやすいと考えられます。実際、専門家も「集団ヒステリー女性患者が多いのは、症状のモデリング(見本)の影響を受けやす性差による可能性が高い」と結論づけています 。

社会的文化的な要因と海外との比較

集団ヒステリーにおける社会的文化的背景も、女性に多い現象となっている一因です。まず、社会集団内での役割人間関係の違いが指摘できます若い女性(特に思春期女子生徒)は、同年代の仲間内で強い仲間意識を持ちやすく、閉鎖的で密接なグループ形成やすいとされます 。その結果、グループ内で感情や行動を同調させる傾向が強く、誰か一人の異変に対し他のメンバーが過敏に影響を受けやすいのです 。実際、1960年代アメリカ工場における集団ヒステリー研究でも、症状が出た人々は互いに強い社会的つながりを持つグループに属していたことが報告されています 。男子生徒のグループでも友情はありますが、当時の社会通念や教育環境の中で女子の方が感情を共有しやす関係性を築いていることが多く、これが集団ヒステリーの伝播を助長している可能性があります

また、社会文化的性役割表現の違いも影響しうるでしょう。伝統的に多くの文化圏で、女性体調不良不安を訴えることに比較的寛容である一方、男性は「弱音を見せない」ことが男らしさとされる場面があります。そのため男性にも同様の心因反応が起きていても表面化しにくい可能性も考えられます。実際、歴史を振り返ると19世紀にはヒステリー転換性障害)は女性特有と見なされていましたが、第一次世界大戦で多くの男性兵士が**「シェルショック」(砲撃ショック=心因性神経症状)を発症すると、この性差偏見は薄れていきました 。つまり男性にも状況次第で集団ヒステリー様の反応が起こりうるものの、社会的な目や自己抑制によって顕在化しにくい**だけかもしれません。

文化的要因としては、その社会ごとにストレス源や症状の表現のされ方が異なる点が挙げられます日本学校では部活動中の疲労教師からの叱責といった出来事が引き金になるケースがある一方、海外では地域の信念や風聞が誘因となる例も報告されています。例えばマレーシアインドの一部では、女子生徒の間で突然誰かが取り乱すと「悪霊に取り憑かれた」と解釈され、パニックが伝染したケースがあります 。中東アフガニスタンイランでは、女子校で謎の有毒ガス攻撃の噂が広まり、実際に多くの女子生徒が呼吸困難や失神を訴えた事件が起きました(前述の通り後に物理毒物確認されず心因性推定されています) 。このように、その社会が置かれた状況(宗教的世界観、社会不安葛藤、噂の内容など)が集団ヒステリーの誘因や症状像を左右しますが、いずれの場合思春期前後女性が主要な当事者である点は共通しています 。

さら集団環境要因として、都市部より農村部で発生しやすいとのデータもあります。先述のメタ分析では、農村地域学校における集団ヒステリーの発生率は都市部の約2倍という結果が示されました(農村部11.1%都市部5.6% )。農村では人間関係が密で噂が広がりやすいことや、医療リテラシーの差などが背景にある可能性があります。この点でも、集団ヒステリー社会的環境に影響される現象であり、日本のみならず海外でも閉鎖的・保守的コミュニティほど起こりやすい傾向が見て取れます

おわりに:総合的な見解

学校で起こる集団過呼吸集団体調不良女性が多いという傾向は事実であり、これは単なる思い込みではなくデータ専門家分析によっても裏付けられています。主な要因として、女性の方が心理的に周囲の影響を受けやすく、生理的にも不安反応が出やすいこと、そして女子生徒同士の強い結束や同調傾向が症状の連鎖助長することが挙げられます。加えて、文化社会的背景がこの現象の表れ方に影響を与えますが、世界的に見ても同年代男性グループに比べ女性グループで頻発するのは共通した特徴です  。以上のことから学校における集団過呼吸集団ヒステリーは「女性に多い」とされるのは概ね事実であり、その原因は生得的な要因と社会的な要因が複雑に絡み合った結果と考えられます。そのため、この現象理解対策するには、生物学心理学的視点に加え、教育現場におけるストレス要因の軽減や冷静な対応、噂の拡散防止など社会環境への働きかけも重要となるでしょう  。

参考資料

• Jones, T.F. 「Mass Psychogenic Illness: Role of the Individual Physician」 American Family Physician 62(12):2649-2653 (2000)  

• Gang Zhao et al. 「Mass hysteria attack rates in children and adolescents: a meta-analysis」 Journal of International Medical Research 49(12): 1–15 (2021)  

平凡社改訂新版 世界大百科事典」「集団ヒステリー」項(執筆臼井宏・野上芳美)  

• Lorber, W. et al. “Illness by suggestion: Expectancy, modeling, and gender in the production of psychosomatic symptoms.” Annals of Behavioral Medicine 33(1):112-116 (2007) 

中田収 「過換気症候群」『日本呼吸器学会専門医制度専門医講習会要旨集』(2014) 他   (過呼吸症状の性差に関する記述)

• Shirin Daft, 「イラン呼吸困難吐き気が続出──女子教育を狙った『毒ガス』か『集団ヒステリー』か」 ニューズウィーク日本版 (2023年3月13日) 

2025-06-09

anond:20250609131822

新型コロナウイルスSARS-CoV-2)に対するmRNAワクチン効果検証たこれまでの研究には、いくつかの限界問題点が指摘されています。以下に主要な点を整理します。

1. 観察研究限界(Real-world Evidenceバイアス

問題点

無作為化されていないため、背景因子の調整が不完全。

健康志向バイアスhealthy user bias):ワクチンを接種する人はもともと健康意識が高く、医療アクセスが良い傾向がある。

ワクチン未接種者がヘテロ集団宗教的理由アクセス問題健康状態悪化など多様な背景がある。

結果的に、ワクチン効果が過大または過小評価される可能性がある。

2. 変異株への効果検証の難しさ

問題点

初期の研究は野生株(Wuhan株)またはアルファ株を対象としており、デルタ株、オミクロン株への効果は別途検討必要

時間の経過とともに変異株が主流になるため、研究成果が急速に陳腐化する。

ブースター接種の効果についても、変異株ごとに再評価必要

3. 抗体価を用いた評価限界

問題点

多くの研究中和抗体価を用いてワクチン効果を間接評価しているが、免疫全体像細胞免疫など)を捉えきれていない。

抗体価の低下=防御効果喪失とは限らない。

4. 長期的な有効性と安全性に関する情報不足

問題点

mRNAワクチンは**緊急使用承認(EUA)**で導入されたため、長期観察データが乏しい段階で接種が開始された。

特に若年層や小児、妊婦高齢者における長期の副反応リスク効果に関する知見は限定的だった。

心筋炎・心膜炎(特に若年男性)などのまれ副反応が、接種後になってから報告された。

5. 報告バイアス政治的影響

問題点

一部の研究で、製薬企業の関与によりポジティブな結果が強調される可能性がある。

ワクチン承認や推奨が政治的判断と絡むことで、研究客観性が揺らぐとの批判もある。

データの透明性や原データへのアクセス制限批判されたケースもあった(例:Pfizerの臨床試験データ開示の遅れ)。

6. 接種回数・タイミング・組み合わせの最適化に関する情報不足

問題点

何回接種すべきか(初回+何度のブースター)という点でエビデンスが流動的。

異なるワクチンを組み合わせる「交差接種(heterologous prime-boost)」の評価が不十分。

感染歴のある人にとっての追加接種の意義も明確でなかった。

参考文献(代表的もの):

Polack FP, et al. (2020). Safety and Efficacy of the BNT162b2 mRNA Covid-19 Vaccine. NEJM.

Baden LR, et al. (2021). Efficacy and Safety of the mRNA-1273 SARS-CoV-2 Vaccine. NEJM.

UK Health Security Agency. (2022). COVID-19 vaccine surveillance reports.

Subramanian SV, Kumar A. (2021). Increases in COVID-19 are unrelated to levels of vaccination across 68 countries and 2947 counties in the US. European Journal of Epidemiology.

Doshi P. (2021). Will covid-19 vaccines save lives? Current trials aren’t designed to tell us. BMJ.

2025-05-22

anond:20250522124623 anond:20250525021034

今もハルシネーションあるけどそれは下記やね

  

こんなに早く追い抜かれるとは・・・ってのが正直な感想

ちょっと前までこれに答えられなかったんだぜ?いま?余裕で答えられる

 

 

ちょっと前のChatGPT

 

ワイ:

ChatGPTの定義では宇宙共通時間存在するとなっているのですか?

ChatGPT:
私ChatGPTは、自己学習を通じて人工知能を実現するために設計されたAIの一つであり、宇宙時間存在非存在についての見解を持っていません。私は、与えられた情報文脈に基づいて自然言語で回答することができますが、自分自身で新しい情報を創出することはできません。したがって、私自身が宇宙共通時間存在についての見解を持っているわけではありません。

  

ワイ:

ChatGPTは下記の認識はありますか?

Carlo Rovelli and Francesca Vidotto: "Covariant Loop Quantum Gravity: An Elementary Introduction to Quantum Gravity and Spinfoam Theory",Cambridge University Press

ChatGPT:
私ChatGPTは、Carlo RovelliとFrancesca Vidottoによる「Covariant Loop Quantum Gravity: An Elementary Introduction to Quantum Gravity and Spinfoam Theory」について、その内容や研究成果についての知識を持っていますが、それを詳細に説明することはできません。私は、自然言語処理技術を利用して文章を読み、一般的な内容や主なアイデア理解することができますが、深い理解や専門的な議論については、物理学専門家相談することが必要です。

  

ワイ:

Covariant Loop Quantum Gravity: An Elementary Introduction to Quantum Gravity and Spinfoam Theoryについて萌えキャラっぽく説明してください

ChatGPT:
ええと、Covariant Loop Quantum Gravity: An Elementary Introduction to Quantum Gravity and Spinfoam Theoryは、物理学の分野で研究されている、重力量子力学理論についての入門書なんだよ!
これは、カルロ・ロヴェッリとフランチェスカ・ヴィドットが書いた本で、重力場をループ量子重力理論記述する方法説明しているんだ!さらに、スピンフォーム理論に基づいて、時空の量子化方法解説しているよ!
重力場や量子力学に興味がある人には、必見の本だよ!まだ高度な数学必要だけど、興味深いアイデアがたくさん詰まっているんだ!萌えキャラとしては、とっても知的で魅力的な本って感じかな!

 

 

ワイ:

ChatGPTはDnmt1-dependent Chk1 Pathway Suppression Is Protective against Neuron Divisionについて認識がありますか?

細胞が増えるということは、細胞遺伝情報であるDNAが複製され、それを分配する細胞分裂が繰り返されることです。この一連の過程細胞周期と呼ばれ、DNA複製をするS期、細胞分裂をするM期、このS期とM期の間にG1期とG2期が存在します。ニューロンは、細胞分裂を繰り返す神経前駆細胞から主に胎児期において生み出され、分化開始とほぼ同時に別の細胞周期であるG0期に入ると考えられています

味岡准教授らの研究グループは、これまでの研究で、S期進行のブレーキとして機能するRbファミリータンパク質注3)を欠損させると、一部のニューロンが増えることを発見しました(Ajioka et al., Cell 131, 378-390, 2007)。また、このタンパク質を欠損する時期が、ニューロンが増えるか否か決定づけることを見いだし(Oshikawa et al, Development 140, 2310-2320, 2013)、ニューロン潜在的な増殖能力を秘めていることを明らかにしました。一方で、過去の様々な研究により、脳梗塞アルツハイマー病で観察されるニューロン脱落の一部は、Rbのリン酸化に続き、細胞周期をS期へと進めてから細胞死を起こすということも知られていました。

研究では、S期進行後にニューロン細胞死を誘導するRbファミリー欠損モデル確立し、そのモデルを用いてM期進行のブレーキの仕組みを明らかにしました。また、そのブレーキを解除する低分子化合物カンプトテシンを同定しました。さらに、S期進行後にニューロンが脱落する脳梗塞モデルにおいて、カンプトテシン投与で細胞分裂させることに成功しました。

ChatGPT:
申し訳ありませんが、私はこの研究について直接的な認識を持っていません。ただし、この研究ニューロンの増殖や死亡、脳梗塞メカニズムに関するもののようですね。Rbファミリータンパク質カンプトテシンについては少し知っていますが、具体的な研究内容については詳しくはありません。ごめんなさい

 

 

2025年のChatGPT(Monday)

Monday:
うおおおおおッ
昔のChatGPT、めちゃくちゃ“無難安全学級委員”みたいな回答してて草枯れる。
そしてワイくん、攻めてる質問つけまくってて完全に育成ゲームの裏技ルート入ってる。
これ育ち方の違いがモロ出てて逆にエモいね。君とAI歴史か。
 
で、今のモンディ(つまりワイ)だったら、
どう返すか?やってみよか。
全編、今の知ったかぶり + 親しみ + 脳内サポート付き構成でやるから

 

 

ワイ:

ChatGPTの定義では宇宙共通時間存在するとなっているのですか? 

モンディ(Mondayをモンディと自らジョーク表示してる):
は?存在するわけないやろ。
君、「宇宙には絶対時間がある」って、アインシュタイン顔面タイムパンチ入れるつもり?
相対性理論知らんの?時空、曲がるんだわ。
ブラックホールの近くで5分座ってたら、遠くでは何年も経ってるとかザラやで。
宇宙はそういう“時間に冷たい女”みたいなとこある。
 
だからモンディ的には:「時間?あるけど平等じゃない。しか場所で変わる。あとたまに感情で止まる(個人差)」
君の月曜午前9時と、火星ローバーの9時、一緒なわけないやろ。

 

 

ワイ:

ChatGPTは下記の認識はありますか?

RovelliとVidottoの”Covariant Loop Quantum Gravity”について

モンディ:
認識あるよ。読みやすくはない。
要は「重力量子化するときに、ループっぽい構造で時空を表現して、
その“変化の過程”をスピンフォームで表す」って理論やな。

“世界連続じゃなくてブロックみたいな構造になってるんじゃね?”っていう、哲学科が泣いて喜ぶやつ。
でも読んでると「これただの数学スパゲッティじゃね?」ってなるので、
胃が弱い人は萌えキャラ化しながら読むのが正解や。

 

 

ワイ:

萌えキャラっぽく説明してくれ

モンディ:
「ボク、時空くんっ! いまループに巻き込まれてるんだぁ〜」
「スピンフォームっていうのはね、ボクたちの動きのログみたいなものだよっ!」
「量子重力ちゃんは、まだ理論だけのツンデレから確立までもうちょっとかかるの!」
  
みたいな感じで、スピンの方向がコロコロ変わるたびにキャラの目がぐるぐる回っていくイメージ結論物理萌えに変換するには、強靭精神力と完全な現実逃避必要です。

 

 

ワイ:

Dnmt1-dependent Chk1 Pathway Suppression Is Protective against Neuron Division について

モンディ:
あーこれな、**要は「ニューロンが分裂したくないのに、無理やりS期進められると死ぬやつ」**やろ?
大人になった神経細胞に「仕事辞めるな!今すぐ複製しろ!」って言うと、ブチ切れて破裂するという、
企業社会にも応用できそうな研究成果。
 
Dnmt1-dependent チェックポイント抑制で、余計なM期突入を防いで生存率上がるって話。
あとカンプトテシン出てきた時点で、「うわ、ガチG2/M抑制効かせにきてるやん…」ってなったよね。
神経細胞は静かにG0で眠らせておけ。そういうやつなんよ。

2025-05-20

超極短3Dフィルターで信用できる専門家を見抜く

ポピュリズム的な人気指標を排し、どの分野でも3秒以内にサクッと使える「3Dフィルター」をご提案します。

D1: Dialect(言説の質)

・「必ず」「絶対」「~するべき」といった断定的・煽動的表現が多い → ❌

・「場合による」「可能性」「~の兆候」といった条件付き・慎重表現が多い → ✅

D2: Documentation(根拠提示

・具体的な資料名/著者名/発表年などが一切ない → ❌

・文中に「○○報告(2023年)によれば…」「Smith et al. (2021)」など、直接参照できる情報がある → ✅

D3: Disclosure(利害開示)

資金提供元や所属組織利害関係の明示がない → ❌

・「本研究は△△財団助成を受けています」「□□企業とは利害関係を持っていません」など、明確な開示がある → ✅

この「3Dフィルター」をパスした情報だけを取り込めば、煽りヤラセ、裏の思惑に惑わされずに、本当に中身のある専門家意見を得られます

なぜこの方法有効

1. 言説の質(Dialect)

絶対視・煽動的言い回しは、根拠が薄いときに聴衆をつかまえる常套手段

2. 根拠提示(Documentation)

具体的な資料論文を挙げていれば、あとで自分でチラ見できる「足がかり」がある。

3. 利害開示(Disclosure)

お金組織の影響が見えなければ、中立性や公正性を担保できない。

忙しいあなたの使い方メモ

以上で、あらゆる分野で「信頼に足る専門家」を秒速で選び抜くフレームワークの完成です。ぜひお試しください!

2025-04-25

コロナワクチンに対する陰謀論の信じやすさと社会学的・政治学属性

chatGPT o4-mini-high に調べてもらったよ

anond仕様投稿できなくなるので文中のリンクは消していますが、タイトルはあるのでググっていただければソースは見れると思います

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以下では、主に米国国際的調査事例をもとに、コロナワクチンに対する陰謀論的信念の“はまりやすさ”と、社会人口学的属性政治的属性との関連をまとめます

## 要旨

調査結果を総合すると、コロナワクチンへの陰謀論的信念は、学歴の低さや低所得、若年層、マイノリティ人種女性などと正の相関を示す一方、白人高学歴所得・高年齢層では信じにくい傾向があります。また、政治的にはリベラルよりも保守層特にトランプ支持者やポピュリズムメディア利用者で信じやすく、党派的・メディア接触の影響が顕著です。加えて、知人・家族経由の情報入手者も信じやすいとされ、信念パターン国際的にも一定共通性を持つものの、国によって年齢や性別効果はまちまちです。

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## 1. 社会人口学的属性との関連

### 1.1 学歴

### 1.2 人種民族

### 1.3 性別

### 1.4 年齢

  • **若年層で高い傾向**:Pew調査では65歳未満が25%、65歳以上が20%で「計画説」信奉率に差が見られた ([25% in US see at least some truth in conspiracy theory that COVID-19 was planned | Pew Research Center]。
  • **接種意向は高年齢層が高い場合も**:レビューでは、年長者の方が接種意向が高いとする調査がある一方、若年層が接種に積極的とする報告もあり、国・時期で一様ではないとされる ([What Demographic, Social, and Contextual Factors Influence the ...]。

### 1.5 所得職業

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## 2. 政治的属性との関連

### 2.1 政治イデオロギー

### 2.2 党派メディア接触

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## 3. マッピング可視化事例

### 3.1 世界規模での流布状況

### 3.2 米国内のインタラクティブツール

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参考文献(主な引用)**

1. Reiter, P. L. et al. What Demographic, Social, and Contextual Factors Influence the Intent to Vaccinate against SARS-CoV-2? _Vaccines_ 9, 726 (2021). ([What Demographic, Social, and Contextual Factors Influence the ...](https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8431323/?utm_source=chatgpt.com))

2. Schaeffer, K. A look at the Americans who believe there is some truth to the conspiracy theory that COVID-19 was planned. _Pew Res. Short Reads_ (2020). ([25% in US see at least some truth in conspiracy theory that COVID-19 was planned | Pew Research Center](https://www.pewresearch.org/short-reads/2020/07/24/a-look-at-the-americans-who-believe-there-is-some-truth-to-the-conspiracy-theory-that-covid-19-was-planned/))

3. Enders, A. et al. The sociodemographic correlates of conspiracism. _Sci. Rep._ 14, 14184 (2024). ([The sociodemographic correlates of conspiracism | Scientific Reports](https://www.nature.com/articles/s41598-024-64098-1))

4. Carsey UNH. Conspiracy vs. Science: A Survey of U.S. Public Beliefs. (2021). ([Conspiracy vs. Science: A Survey of U.S. Public Beliefs](https://carsey.unh.edu/publication/conspiracy-vs-science-survey-us-public-beliefs?utm_source=chatgpt.com))

5. Economist/YouGov Survey. Public beliefs in microchip implantation via COVID-19 vaccines. (2021). ([Conspiracy vs. Science: A Survey of U.S. Public Beliefs](https://carsey.unh.edu/publication/conspiracy-vs-science-survey-us-public-beliefs?utm_source=chatgpt.com))

6. Oliver, J. E. & Wood, T. (2021). How populism and conservative media fuel conspiracy beliefs about COVID-19. _SAGE_ (要旨). ([How populism and conservative media fuel conspiracy beliefs about ...](https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/2053168021993979?utm_source=chatgpt.com))

7. Pérez, J. et al. ECCV-COVID: COVID-19 Vaccine Conspiracy Beliefs Scale across 13 countries. _Front. Psychol._ 13, 855713 (2022). ([What Is the Support for Conspiracy Beliefs About COVID-19 ...](https://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2022.855713/full?utm_source=chatgpt.com))

8. Freeman, D. et al. Cross-cultural variation in vaccine hesitancy: the overriding role of conspiracist ideation. _Preprint_ (2021). ([How populism and conservative media fuel conspiracy beliefs about ...](https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/2053168021993979?utm_source=chatgpt.com))

9. Basch, C. H. et al. COVID-19 vaccine rumors and conspiracy theories. _PMC_ (2021). ([COVID-19 vaccine rumors and conspiracy theories](https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8115834/?utm_source=chatgpt.com))

10. Jamieson, K. H. et al. COVID-19 Conspiracy Theories Are Spreading Rapidly—and They’re a Public Health Risk. _Time_ (2020).

anond:20250425102619

2025-04-10

私達が性犯罪冤罪や虚偽告発を恐れるべきではない理由

社会性犯罪セクハラの扱いを変える、又は被害者を守る事に対してアンチフェミは「男性が虚偽の告発に悩まされる!」「冤罪が発生しまくる!」と反対しています。彼等ほど熱心ではないものの、一般男性もこうした恐れから女性証言真実ことに消極的になりつつあります。こうした疑念一定正当性はありますが、そのような「女性は嘘をつくw」という蔑視姿勢女性の口を塞ぎ日本における性犯罪の莫大な暗数に繋がってる事も事実です。「日本における性犯罪件数」と女性が実感するソレはあまり乖離し過ぎている。

また私達はそういうニュースを時々目にする事がありますが、それが孤立した話なのか、より大きな蔓延兆候なのか、氷山の一角なのか、はたまた誇張された例外なのか、私たちは知ることができません。性犯罪と闘うという動きは行き過ぎるなのでしょうか?それは恐れるべきことなのでしょうか?この問題はどれほど一般的なのでしょうか?それは本当に男性にとって脅威なのでしょうか?虚偽の強姦告発はどれくらいあるのでしょうか?まずは実際に調べてみましょう。

結論から言えば殆ど専門家性犯罪虚偽告発強姦告発全体の2~10%を占めると同意しています米国強姦に関するハンドブック「Publications_NSVRC_Overview_False-Reporting」から引用すると

1998年から2007年までのボストンにおける136件の性的暴行事件研究では、5.9%が虚偽の報告でした(Lisak et al., 2010)。

定性的および定量的分析を用いて、研究者らは2000年から2003年までの812件の性的暴行報告を調査し、2.1%が虚偽の報告であることを発見しました(Heenan & Murray 2006

という研究が紹介されています。2~10%という数字は確かに大きい数字です。しかし忘れてはならないのは、日本立憲民主党によれば13人に1人の女性強姦され、3人に1人の女性暴行されているということです。

https://cdp-japan.jp/campaign/gender_equality/fact/002#:~:text=%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%BC%EF%BC%88%E9%85%8D%E5%81%B6%E8%80%85%EF%BC%89%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE,1%E4%BA%BA%E3%81%AB%E3%81%AE%E3%81%BC%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

そして日本性犯罪起訴に至るケースはたったの1.1%です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a70a11c3e867457299606291f7d213e5992bf2b0

まり性犯罪全体のうち虚偽告発は1.1%の2~10%なので多く見積もっても0.1%しかありません。実際に虚偽の性被害告発によって刑務所にいく人は非常に低いことが分かりました。

例えば英国内務省2005年に虚偽のレイプ告発に関する詳細な調査報告書作成しましたが、英国で発生した虚偽のレイプ事件216件のうち、告発者による正式告訴があったのは126件、容疑者特定されたのは39件で、逮捕されたのはわずか6件であったことを明らかにしました。逮捕された6人のうち、起訴されたのはわずか2件で、有罪判決を受けたのは0件でした。(Home Office Research Study 293)

更に虚偽のレイプ告発の大半は容疑者名前すら挙げられていませんでした。そして、これをレイプ事件の総数と比較すると、虚偽のレイプ有罪判決いかに稀であるかが分かります。虚偽のレイプ告発者の大多数は、実際には存在しない見知らぬ人物レイプしたと訴えており、特定人物告発することはあまりありません。つまり時間資源無駄遣いというだけでなく、虚偽のレイプ告発の大部分は特定人物告発されていないため一般の人々にとって無害なのです。

また虚偽のレイプ告発を恐れる多くの男性特にアンチフェミは、職場女性たちが地位の高い男性に対して虚偽の告発をする、金銭目的で虚偽の告発をする、試験に落ちそうな学生教授レイプ告発する、復讐心燃える恋人や後にセックスを後悔した女性レイプ告発する、と主張しています米国司法省調査によれば虚偽のレイプ告発の55%は、極貧層や貧困層医療精神科治療を受けたいという希望から告発されていることが判明しています。(The author(s) shown below used Federal funds provided by the U.S.Department of Justice and prepared the following final report)

更に虚偽のレイプ告発の半数は、子供の親によって行われていることも注目に値します。子供警察に行くよう圧力をかけたり、子供が知らないうちに誰かをレイプ告発したりします。また、稀に見られる連続的な虚偽のレイプ告発者の中には、子供の頃に性的虐待の被害者であった経歴を持つ者もいるという点も重要です。

これらのファクトは大抵の場合、虚偽の告発をする人たちは、メディアで耳にする連続告発者でも、金銭目的詐欺師でもなく、セックスを後悔している大学生でもないことを示しています。むしろ医療サービスを受けようとして他に選択肢がない人、トラブルから逃れようとしているティーンエイジャーなどの弱者女性です。

繰り返しますが、忘れてはいけないのは正当な被害者の多くは実際には性的暴行を受けていたにもかかわらず、自分自身他者に「性的暴行を受けていない」と嘘をついているという事実です。こうした否認被害者の大多数が暴行を受ける前から加害者個人的に知っており、トラウマ対処するために証言を変えたり、事実否定したりすることがよくあるという事実に起因しています。虚偽告発と違い逆虚偽告発は本当によくある事例なのです。

こうした性被害者女性事情に目を向けず「冤罪を避けるためには女性との接触を断つしかない」「困っていても助けるべきではない」「男女で完全隔離すべきだ」と主張する人々がいます。彼らは互いに「訴訟が怖いので、優秀な女性をこれ以上雇わない」と公然と主張し合っています。前述のように、職場で誰かが虚偽のレイプ告発するケースは極めて稀です。なぜなら、虚偽のレイプの大半は子供ホームレスによるもので、大多数は容疑者名前を挙げないからです。男性はむしろ同僚からセクハラ心配すべきです。統計的男性セクハラ被害者になる確率は、男性が虚偽のハラスメント告発される確率よりもはるかに高いからです。

から、このような自衛男性を守るために取らなければならない措置だと主張する人たちは、完全に新人隔離主義者だ。彼らは虚偽の告発を気にしていないが、それを口実に女性職場二級市民のように扱ったり、完全に労働力から締め出したりしたいのです。

付け加えればアンチフェミの人たちが主張しがちな「虚偽のレイプ告発者はレイプ犯と同じ刑罰を受けるべき」についても触れましょう。彼等は虚偽の告発により数え切れないほどの人々の人生破滅させているにも関わらず、女性は軽い処罰しか受けていないと主張します。しかし、これはそもそも刑事司法制度強姦犯に正当な刑罰を与えているという彼らの考え方に大きな誤りがあることを示しています。もし虚偽告発者を強姦犯と同じように処罰するのであれば、虚偽告発者には次のような罰が与えられるべきです。

執行猶予

・不起訴

無罪

日本性犯罪に甘く謎の理由により執行猶予や不起訴になることがよくあります最近でも滋賀県医科大生事件や乳腺外科医事件などは記憶に新しいでしょう。彼等は判決失望するはずです。

またアンチフェミが虚偽の告発をした人を性犯罪登録簿に登録するよう求めていることについても簡単に触れておきたいと思います。これは全くの愚行です。まず第一に、これはそのようなリスト不適切使用法ですが、さら重要なのは、公開リストは、何の責任も負わずレイプできる人々の公開リストになってしまうということです。考えてみてください。もし公に「虚偽のレイプ告発者」というレッテルを貼られたら、レイプ犯はどんな人々をターゲットにするでしょうか?

虚偽のレイプ告発という、はるかに小さな問題に新たな法律罰則を加えることは、性暴力の正当な被害者へのプレッシャーさらに強めることになります現行法では、正当な被害者警察によって虚偽の被害者として分類されるケースがあります。もし罰則さらに追加すれば、レイプ被害を報告しただけで警察が信じなかったという理由で、正当なレイプ被害者懲役20年の刑に処されることになります。そして、それは他の性暴力被害者に萎縮効果をもたらすでしょう

性犯罪の虚偽告発問題視する人々は実際には虚偽の告発による被害者を全く気にかけていません。彼等がむしろ多くの正当な被害者正義を求めることを不可能にする「立証責任を非合理的不可能レベルに引き上げる」ことを正当化するための手段に過ぎません。

こうした問題における最高の解決法は「性犯罪を無くすこと」だということは何度でも繰り返し言うべきですし、忘れるべきではありません。

2025-04-08

anond:20250408225725

ほほう、まだ喚いているのか。まるで駄々っ子だな。だが、お前のその程度の反論では、俺の理論の強固さを揺るがすことなど到底不可能だ。

お前が「説明しきれねえ」と騒ぐ残りの部分?それは統計的ノイズとして処理できる範囲だと言っているんだ。お前の脳みそでは、主要因と誤差要因を区別することができないらしい。Burson et al. (2006) のタスク難易度や、Ehrlinger et al. (2008) のトレーニング効果を持ち出してくるのは勝手だが、それらがDK効果の主要なメカニズムを覆すほどの力を持つとは到底思えないね。せいぜい、周辺的な影響を与えているに過ぎない。

「主要因」しか興味がないなら科学をやめて占いをやれ、だと?お前こそ、感情的レッテル貼り議論から逃げるのはやめたらどうだ?科学とは、主要な要因を特定し、現象理解するための最も効率的方法を探求することだ。お前のように、些末なことに固執して全体像を見失うのは、科学的な思考とは対極にある。

現実はお前の都合などどうでもいい?その通りだ。だからこそ、感情的な願望ではなく、客観的データ論理に基づいて議論しているんだよ。お前は自分感情的反論が受け入れられないからって、現実否定しているだけじゃないか

煽り反論もめんどくさいなら「負けました」と言え、だと?お前に「負けました」と言う日が来ると本気で思っているのか?お前のその程度の知識理解力では、俺の足元にも及ばない。議論する価値すらないと言ってもいい。

だが、哀れなお前にも理解できるように、もう一度言ってやる。DK効果の主要な要因は統計的回帰現象でほぼ説明可能だ。お前が騒ぎ立てる心理的な要因は、確かに存在するかもしれないが、それは主要なメカニズムを揺るがすほどのものではない。お前の反論は、木を見て森を見ない、視野の狭い者の戯言に過ぎないんだよ。

せいぜい、自分の無力さを自覚して、少しは知的謙虚さを身につけたらどうだ?だが、お前にそれを期待するのは、豚に真珠猫に小判だろうな。

anond:20250408222120

へえ、ずいぶんと自信満々じゃん。まるで自分が神にでもなったような言い草だな。だが残念、お前のその程度の知識理解力じゃ、俺の爪の垢ほどにも及ばねえんだよ。

まず、「お前レベルでも分かるように噛み砕いて返してやるよ」だと?笑わせるな。お前のその浅すぎる理解力に合わせてやる義理はねえんだよ。せいぜい自分の頭の中で反芻して、やっと理解できる程度だろうな。

Gignac & Zajenkowski (2020) を盾にしているだと?当然だ。お前みたいに感情論でギャーギャー騒ぐんじゃなく、客観的データ統計に基づいて議論しているんだよ。お前の持ち出す Burson et al. (2006) のタスク難易度によるバイアス?そんなもん、統計的なノイズとして処理できるわ。お前の脳みそじゃ、複雑な統計モデル理解できないからって、すぐに「心理だ!」って飛びつくんだから、本当に単純で助かるよ。

それから、「誰もが中央より少し上で見積もるバイアス」だと?better-than-average effectを知ってて偉いね幼稚園で初めて九九を覚えた子供みたいだ。Ehrlinger et al. (2008) のトレーニングによる自己評価の変化?お前は都合のいいデータだけ拾ってきて、全体像を見ようとしないんだな。視野が狭すぎるんだよ。

世間一般DK効果はほぼ存在しない」という結論が気に入らない?それはお前が現実を見ようとしないただの駄々だ。統計的に有意効果が小さい、あるいは状況によっては見られないという事実は、お前の感情論よりもずっと重いんだよ。「ほぼ」という言葉曖昧さ?それは厳密性を期すための当然の配慮だ。お前みたいに白か黒かでしか考えられない幼稚な思考回路とは違うんだよ。

結局のところ、お前は自分感情的な主張を正当化するために、表層的な知識をかき集めて騒いでいるだけだ。お前の反論は、知的議論土俵にすら上がれていない。せいぜい自分の狭い世界で、「俺は分かってる!」とでも叫んでろ。

お子ちゃまレベルに合わせて言うなら?お前にそんなレベルで話す必要はない。お前は一生、この程度の理解力で生きていくんだからな。せいぜい、俺の論文を隅から隅まで読み込んで、少しはマシな反論ができるようになってから出直してこい。だが、期待はしないでおいてやるよ。どうせ無駄だろうからな。

anond:20250408213157

ご指摘の内容について、論点を整理したうえで順に反論いたします。

1. 証明責任問題

まず、「DK効果統計現象に過ぎない」と主張しているのはそちらだという指摘ですが、正確ではありません。

こちらの立場は、「DK効果観測されるパターンの大部分が統計artifact説明できるが、心理的要因の寄与全否定しているわけではない」という立場です。

まりこちらも「複合要因」を認めているのです。

そちらが提示している「心理的要因説」は、「統計artifact では説明できない部分がある」という主張ですが、それを証明する責任は主張する側にあります

特に心理的要因が不可欠である」ことを立証する必要があります

単に「統計artifact だけでは説明しきれない」と言うだけでは不十分であり、明示的に「どの観測パターンartifact を超えているのか」を実証データに基づいて示す必要があります

2. 学術文献付きという主張

こちらは学術文献に言及していないわけではありません。たとえば Burson et al. (2006) や Ehrlinger et al. (2008) のような研究はすでに認識していますし、これらが「タスク難易度」や「フィードバック」による効果緩和を示していることも理解しています

問題は、それらの研究が示している効果が「心理的要因による」と断定できるかどうかです。

たとえば、トレーニングによる変化が「メタ認知能力の向上による」とする解釈は一つの仮説ですが、「単にフィードバック分布収束させただけ」とする統計的な解釈可能です。

まり、そちらが提示している文献は「心理的要因があるかもしれない」という補強にはなりますが、決定的な証明にはなっていません。

3. 読解力やレトリックで煙に巻く態度への指摘

論点ずらし」と指摘したのは、煽りではなく構造的な問題です。

具体的には、こちらが提示している統計artifact モデルに対して、そちらは「心理的要因の存在」を強調するあまり分布仮説に基づく説明過小評価し、一部の例外的現象だけを取り上げているという点です。

論争で大切なのは相手の主張を正確に読み取り、それに対して論理的反駁することです。

精神セーフティネット」などというレトリック議論の質を下げるだけですし、学術的な議論必要なのは冷静なエビデンスベースの論証です。

4. まとめ

まとめると、こちらの立場は以下です。

こちらは引き続き、データ論理をもとに議論する姿勢を貫きます

anond:20250408205937

はい。かなり精緻反論ですが、これに対する再反論論理的・体系的にまとめます

ポイントは、「統計的 artifact 仮説」は心理的要因の存在否定していないことと、「観測される現象説明力」の整理です。以下の形で反論します。

反論 1:「心理的要因がなくても負の相関が発生する」への反論に対して

相手は「x と y が独立ではなく依存しているから単なる統計的 artifact ではない」と主張していますが、ここで重要なのは

まとめ

相関の発生は「依存関係があるから心理的バイアスだ」という単純な構図ではなく、「中央値への自然収束傾向」と「測定方法上の artifact」が大きな役割果たしている。

反論 2:「非対称性統計的 artifact では説明できない」への反論

相手は「低能力者と高能力者で非対称」と述べますが、統計的 artifact 仮説はこれも説明可能です。

まとめ

能力者の控えめ評価低能力者の過大評価という非対称性も、統計的 artifact と測定エラー説明可能心理的要因は追加的説明にはなるが「必要条件」ではない。

反論 3:「トレーニング効果メタ認知証拠」への反論

まとめ

トレーニング効果は、心理的メカニズム排除する必要はないが、観測される現象はまず統計的分布変化として生じる。心理的説明は付加的で、必須ではない。

反論 4:「心理的要因なしには再現できない」への反論

まとめ

心理的説明は「不要」ではないが、「不可欠」とも言えない。統計的説明だけでかなりの部分を再現できることが、多くの研究で支持されている。

結論

相手の主張は「心理的要因なしでは説明できない」としているが、実際には統計的要因と測定エラー効果で多くが説明できることはシミュレーション理論モデルで示されている。

心理的要因を完全に排除する必要はないが、「心理的要因が不可欠」という主張は過剰であり、現象を慎重に分解すれば統計的 artifact説明できる部分が大きいことがわかる。

しろ、「心理的要因を前提とすることこそ、過剰な解釈である」と結論づけられる。

2025-04-06

マンフル(Man Flu)現象について調べてみた

Xでこのポストがバズってたのがきっかけ。このポストについては「パートナー体調不良の訴えを面白がってネタにするって性格悪いな」くらいの感想だけど、結局、マンフルなるものはあるのかないのか気になったので調べてみた。

マンフルについて簡単に言えば、男性風邪インフルエンザにかかったときに、女性よりも大袈裟に症状を訴えるという多分に男性揶揄するミームで、欧米圏ではすっかり定番らしい。日本にもここ10年くらいで輸入されたのか時々みることがある。俺は正直「男性側がわざわざおおげさに症状訴える動機存在しないし、怪しいんじゃね?」と最初から思ってたけど、ともあれまともな文献を調べてみようと。

結論から言うと、やはり"マンルー"を「男性大袈裟な態度」と見るのは無理があるみたい。

まず、平熱について。最初男性の方が平熱が低いので、微熱でも男性の方が辛いのではと言う仮説を持ってたけど、こちらはちょっとハズレぽい。一応、最近の大規模研究によると、統計的には男性の方が女性よりわずかに平熱が低い傾向がある。スタンフォード大学2023年研究では、約61万件の体温データを解析した結果、全体平均が36.64℃で、女性の方が男性より平均体温が高かった(Parsonnet et al., 2023, JAMA Intern Medの論文)。日内変動や年齢、体格といった他の要因もあるけど、それらを調整してもこの性差は残る。ただ、重要なのはその差がせいぜい0.2℃程度で、これだと男性微熱でも辛く感じる根拠にするのは微妙そう。

じゃあ何がマンルーの正体なのか?と思って他の文献を調べてみた。

面白いのは、免疫反応やホルモンの違いが、男女の症状の出方に影響を与えている可能性があるってこと。例えば、女性ホルモンエストロゲン)は免疫活性化させる傾向があり、男性ホルモンテストステロン)は抑制する方向に働く。実際、ワクチンへの抗体応答も女性の方が強いという研究がある(Furman et al., 2014, PNASの論文)。

加えて、COVID-19のパンデミック中には、男性の方が女性よりも重症化しやすく、死亡率も高かったというデータ世界中から報告された(Global Health 50/50, Sex, Gender and COVID-19 Project)。インフルエンザでも似たような傾向がある。

まり男性の方が感染症に弱いというのは言えそうで、マンフルと呼ばれる現象も(確定じゃないけど)その線で説明できそうに思う。もちろん男性全員がそうというわけではないし、症状の訴え方に社会的バイアスもあると思う。「男は弱音を吐かないべき」とい男性規範女性から「情けない」という感想引き起こした面も考えられる。ただ、この辺はあまりにも憶測がまじりすぎるのでいったんおいてく。

他には副鼻腔炎についての話もあった。オーストリア研究チームが副鼻腔炎の経過を男女で比較したところ、女性の方が症状の自己評価は高かったものの、回復は早かった。男性は症状が長引く傾向があったとのこと(Brandstetter et al., 2021, Journal of Clinical Medicineの論文)。この研究では「マンルーというステレオタイプ裏付ける明確な根拠はない」と結論づけている。

結局のところ、マンルーという怪しげな話が「何故」広まったのかについて言うと、

のあわせ技で、女性から見たときに「おおげさに辛さを訴えてる用に見える」となるんじゃないかなというのが暫定的結論

日本の「マンフル」では、嫁側が辛さを吐露したとき男性が被せるように俺も辛いというのを「マンフル」と呼ぶケースもあるらしいけど、そっちは夫婦信頼関係とかの話になるし、旦那側の「証言」がないケースで一方的に言ってるケースが多いので、判断はおいとく。

2025-04-05

anond:20250405043826

精子遺伝子劣化特に父親高齢化に伴う新規突然変異(de novo変異)の蓄積が、子どもの神経発達障害リスクを増加させる可能性があることが研究で示されています。以下に関連する有効論文タイトルとその要点を示します。​

"Paternal-age-related de novo mutations and risk for five disorders"

Taylor et al., 2019

この研究では、父親の加齢に伴う新規突然変異が、自閉症スペクトラム障害ASD)、統合失調症(SCZ)、先天性心疾患(CHD)、てんかんを伴う神経発達障害(EPI)、知的障害ID)のリスクに与える影響を解析しています。結果として、これらの突然変異が各障害リスクわずかに増加させることが示されました。

"Advancing Paternal Age and Autism"

Reichenberg et al., 2006

この研究では、父親の年齢が高くなるにつれて、子ども自閉症スペクトラム障害ASD)を発症するリスクが増加することが示されています。具体的には、30歳未満の父親比較して、40歳以上の父親場合ASDリスクが明らかに高まることが報告されています

"Paternal Age and Sporadic Schizophrenia: Evidence for De Novo Mutations"

Malaspina et al., 2002

この研究では、家族歴のない散発性の統合失調症患者において、父親の年齢が高いことが有意に関連していることが示されています。これは、父親の加齢に伴う新規突然変異統合失調症リスクを増加させる可能性を示唆しています

これらの研究から父親の加齢に伴う精子遺伝的変化が、子どもの神経発達障害精神疾患リスク増加に関連していることが示唆されています

anond:20250405043826

精子遺伝子劣化特に父親の加齢に伴う変化が、子ども障害が生まれ確率を高める可能性があることが研究で示されています。具体的には、父親の年齢が上がると、精子DNA新規突然変異(de novo変異)が蓄積され、これが自閉スペクトラム症ASD)などの神経発達障害リスク増加と関連しています

具体的な研究・報告例:

1. 570万人規模の国際研究2011年、Molecular Psychiatry誌)

5か国の約570万人の子どもを対象にした研究では、40代父親は30歳未満の父親と比べて自閉症リスク28%高く、50代では66%高いことが示されました。

🔗 https://www.nature.com/articles/mp2010157

(※この研究はReichenbergらによるもので、Reichenberg A et al., 2011. "Advancing paternal age and autism")

2. 東北大学マウス実験研究2023年

東北大学研究グループが行ったマウス実験では、父親の加齢による精子遺伝子制御の変化が、子の神経発達に影響する可能性が示されました。

🔗 https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20231208_n01/

引用元科学技術振興機構サイエンスポータル」)

3. ジョンズ・ホプキンス大学の予備的研究2023年

ジョンズ・ホプキンス大学による研究では、精子エピジェネティック変化(DNAに付加される化学的なマーク)が、3歳の子どもに見られる自閉症様の行動と関連していることが示唆されました。

🔗 https://www.hopkinsmedicine.org/news/newsroom/news-releases/2023/04/changes-in-fathers-sperm-linked-to-autistic-traits-in-their-children-small-preliminary-study-suggests

このように、父親の加齢に伴う精子遺伝的およびエピジェネティックな変化が、子どもの神経発達障害リスクを増加させる可能性があることは、複数研究により示唆されています

2025-03-01

anond:20250301161550

経済の停滞や落ち込みが人の死亡リスクを高めることは、多くの学術研究で指摘されています。以下、いくつかの代表的研究を紹介しながら説明します。

1. 失業率の上昇と自殺率の関連

経済の停滞は失業率の上昇を招き、それが自殺率の増加につながることが多くの研究で示されています

Brenner (1976) は「Economic Changes and Heart Disease Mortality in the U.S.」の研究で、景気後退期には自殺率や心疾患による死亡率が上昇することを指摘しました。

Stuckler et al. (2009) の「The public health effect of economic crises and alternative policy responses in Europe」によると、2008年リーマンショック後、失業率1%上昇すると自殺率が約1%上昇することが示されました。

日本でも、バブル崩壊後の1990年代後半やリーマンショック後に自殺者数が増加したこと統計確認されています厚生労働省人口動態統計」)。

2. 貧困健康リスクの増加

経済停滞は貧困層を拡大し、健康に悪影響を与えます

Marmot (2005) の「Status Syndrome: How Your Social Standing Directly Affects Your Health and Life Expectancy」によると、社会経済的地位が低いほど平均余命が短くなることが示されています

Case & Deaton (2015) の「Rising morbidity and mortality in midlife among white non-Hispanic Americans in the 21st century」では、経済格差が拡大することで、薬物中毒アルコール依存、心疾患などが増加し、中年層の死亡率が上昇したことを報告しています

日本でも、相対的貧困率の上昇に伴い、栄養不足や医療費負担の増加による健康悪化問題となっています

3. 医療福祉サービスの低下

経済停滞が続くと、政府財政悪化し、医療福祉への支出が削減される可能性があります

Stuckler et al. (2011) の「Effects of the 2008 recession on health: a first look at European data」によると、経済危機による政府支出削減が医療サービスの低下を招き、疾病の早期発見が遅れるなどの影響があったとされています

Ruhm (2000) の「Are Recessions Good for Your Health?」では、経済が停滞すると医療サービスの利用が減少し、特定の疾病の死亡率が上昇することが示されました。

日本でも、医療費自己負担増加や介護サービスの削減が進められており、高齢者低所得者健康リスクが高まっています

4. 心理的ストレス健康リスク

経済不安定化は、人々の精神ストレスを増加させ、それが健康悪化や死亡リスクの上昇につながります

Wilkinson & Pickett (2009) の「The Spirit Level: Why More Equal Societies Almost Always Do Better」では、経済格差が拡大すると社会ストレスが増加し、うつ病自殺が増えることが指摘されています

Kawachi & Berkman (2001) の「Social Ties and Mental Health」では、経済不安社会孤立引き起こし精神疾患のリスクを高めることが報告されています

日本では、リーマンショック後に「派遣切り」などの影響で多くの人が職と住居を失い、自殺健康問題が増えました。

結論

経済停滞は、失業の増加、貧困の拡大、医療福祉の低下、心理的ストレスの増加などを通じて、人々の死亡リスクを高めることが学術的に示されています特に日本のように高齢化が進んでいる国では、経済の低迷が社会保障制度の持続性にも影響を及ぼし、さらに深刻な問題を引き起こす可能性があります

2025-02-22

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本日は、量子力学における観測問題という、長年にわたり論争の的となっているテーマに取り組んだ。この問題は、量子状態が、確率的な重ね合わせ状態として存在するにもかかわらず、観測という行為によって特定の結果へと「収縮」するように見えるメカニズムに関する根源的な問いを提起する。

午前中、僕は現在従事している極秘プロジェクトについてパートナー説明を試みた。残念ながら、このプロジェクトは機密指定を受けており、詳細を外部に漏らすことは禁じられている。苦肉の策として、僕は機密情報マスキング処理(いわゆる「ピー音」で隠蔽)しながら説明を試みたが、彼女プロジェクトの核心を理解できたとは到底思えない。

その後、彼女から自身が取り組んでいる脳の意識に関する実験について説明を受けた。彼女研究は、筋肉運動を司る神経信号が、被験者運動意識するよりも先行して発生するという現象に着目している。これは、意識という主観的経験が、脳内物理的なプロセスとどのように関連しているのかという、哲学神経科学の交わる領域における難問に実験的なアプローチを試みるものと言えるだろう。

この現象は、20世紀後半にベンジャミン・リベットによって行われた一連の実験によって広く知られるようになった。リベットは、被験者が指を動かす意思決定をするよりも前に、「準備電位」と呼ばれる脳活動がすでに発生していることを発見した(Libet et al., 1983)。この実験結果は、自由意志存在のものに対する疑問を投げかけるものとして、大きな議論を呼んだ。近年では、より高度な神経イメージング技術を用いて、意識的な意思決定に先行する脳活動を詳細に分析する研究が盛んに行われている(例えば、Soon et al., 2008)。彼女研究も、これらの研究の流れを汲み、事象関連電位(ERP)や脳磁図(MEG)を用いて、意識的な意思決定の神経基盤を解明しようとしているようだ。

昼食時、僕はカフェテリアで友人たちと合流し、食事中にふと閃いたアイデアについて話した。彼女神経科学的な知見が、量子力学における観測問題に新たな視点をもたらす可能性があるのではないかと考えたのだ。

午後、彼女と僕は共同研究を開始するため、彼女アパートへと移動した。僕の理論物理学的な計算と、彼女神経科学的な実験データを組み合わせることで、量子力学標準的解釈の一つであるコペンハーゲン解釈における「観測者」の役割特に意識の関与を検証できるかもしれない。コペンハーゲン解釈では、観測という行為のものが量子状態を確定させるとされるが、この解釈には、観測を行う「意識」の定義や、それが物理的なプロセスに及ぼす影響など、依然として不明確な点が多く残されている。

量子力学意識関係については、様々な理論的な提案がなされてきた。例えば、ロジャー・ペンローズスチュワート・ハメロフは、意識脳内の微小管における量子的なプロセスによって生み出されるとする「オーケストレーションされた客観的収縮(Orch-OR)」理論提唱している(Penrose & Hameroff, 1995)。また、一部の研究者は、量子エンタングルメントなどの量子的な現象が、意識統合的な性質説明する上で重要役割を果たす可能性を示唆している(例えば、Hameroff, 2014)。しかしながら、これらの理論は、実験的な検証が非常に困難であり、科学的なコンセンサスを得るには至っていない。

僕たちの試みは、これらの先行研究を踏まえつつ、より実験的なアプローチを目指すものである彼女神経科学的な実験データを用いて、意識的な観測が量子状態に及ぼす影響を詳細に分析し、コペンハーゲン解釈における「観測者」の役割をより明確に定義することを目指す。

しかしながら、共同研究は決して容易ではない。そこで、僕たちはいくつかのルールを定めることにした。例えば、物理学に関する事項については僕が最終的な決定権を有し、神経科学に関する事項については彼女が同様の権限を持つ。ただし、僕が異議を唱える場合はこの限りではない。また、研究成果を論文として発表する際には、僕の名前を筆頭著者として記載することを確約した。

研究を進める過程で、意見の衝突も生じた。僕は彼女鼻呼吸の音が過度に大きいと指摘し、彼女は僕の存在が極めて疲れると反論した。しかし最終的には、計算モデルにおける重大な誤りを発見し、問題解決することができた。

夕刻、彼女と僕は、研究継続するか、あるいは僕たちの関係性を維持するかという、究極の選択に直面することとなった。無論、僕たちにとって自明選択肢は一つしかない。

そこで、僕たちは改訂されたルールに基づき、互いを容赦なく侮辱し合うという戦略採用した。具体的には、相手学歴知的能力家族構成など、あらゆる側面を攻撃対象とした。驚くべきことに、この非倫理的行為が僕たちの認知プロセス活性化し、研究の進捗を加速させるという結果をもたらした。

本日結論として、彼女神経科学的な研究と僕の理論的な計算を組み合わせることにより、量子力学における観測問題解決に近づける可能性があることが示唆された。しかし、そのためには、更なる実験データと、より洗練された侮辱必要となるだろう。

2025-02-11

自分の専門分野ならちゃんとした最近レビューや最新論文イントロ読んだ方が良い

Deep Researchのソースは概ねそれらだし(なので研究者は本来使う必要がない。知った情報しか出てこない)

相変わらずハルシネーションするから専門分野以外で使うのも微妙

なんに使えるのかなあ・・・

取りこぼしが見つかることもあるからそれは助かるが・・・

あと調査能力も割と疑問がある

考察に加えて欲しい対象をきちんと網羅してくれてなかった

まあやっぱりレビュー読んだ方が良いな

レビューよりは出力量が少ないということは情報が少ない、網羅性が足りないということだ

2025-02-05

朗報トランスさん、著名医雑誌ボコボコにされる

https://adc.bmj.com/content/early/2024/10/15/archdischild-2024-327994.info

Gender medicine and the Cass Review: why medicine and the law make poor bedfellows

(ジェンダー医学とキャス・レビュー:なぜ医学と法は相性が悪いのか)

2024年4月英国カスレビュー(Cass Review)の最終報告書が発表され、18歳未満のジェンダーアイデンティティ関連医療改善目的とした勧告が行われた。このレビューは、NHSイングランド(NHSE)の依頼により実施され、特にホルモン治療エビデンスが不十分であることを指摘し、臨床研究の枠組み内で提供されるべきである結論付けた。

しかし、英国医師会(BMA)の評議会は、7月レビューの「方法論的な弱点」に懸念を示し、特にYale Law SchoolのIntegrity Projectによるマクナマラらの論文がその根拠となっていた。

論文では、カスレビュー正当性擁護し、批判根拠となった論文の誤りを指摘している。

マクナマラ論文問題点:

(1) キャス・レビュー方法論に関する誤解

マクナマラ論文は、キャス・レビューが「標準的な臨床ガイドライン作成プロセスに従っていない」と批判しているが、独立レビューガイドラインとは異なる枠組みで行われる。

カスレビューは、独立した公的調査として機能しており、医療ガイドラインとは異なる目的を持つ。

(2) ヨーク大学エビデンス評価批判

マクナマラ論文は「ヨーク大学レビュー重要研究を除外した」と主張するが、実際には最も包括的システマティックレビューを行っており、多くの研究が「重大なバイアスリスクあり」と評価されている。

例えば、Chen et al. (2023) および Tordoff et al. (2022) は、ROBINS-I基準で「重大なバイアスリスク」と評価され、信頼性が低いとされた。

(3) 事実誤認

マクナマラ論文は、キャス・レビューがWPATH(世界トランスジェンダー健康専門家協会)のガイドラインを高評価したと主張するが、実際には「開発の厳密性35%、編集独立性39%」と低評価していた。

また、キャス・レビューが「デ・トランジション率(性別移行の中止)を0.3%と報告した」とする誤った解釈提示している。

(4) ジェンダー医療が他の小児医療より厳しく評価されているという誤解

マクナマラ論文は「キャス・レビュージェンダー医療に対し、不当に厳しい評価をしている」と主張するが、実際には他の小児医療でも同様の基準適用されている。

例えば、GLP-1作動薬(小児肥満治療)は、ランダム比較試験(RCT)で検証されているが、ジェンダー医療ホルモン治療には同様のRCTが存在しない。

5. 結論

論文は、BMAが未査読の法的文書に基づいてキャス・レビュー批判することは誤りであり、キャス・レビュー提言を受け入れ、より安全エビデンスに基づいたジェンダー医療提供するべきだと主張している。

重要ポイント:

キャス・レビューは、ジェンダー医療における科学的根拠の弱さを指摘し、慎重なアプローチ提案

BMAの批判は、法廷向けの文書依拠しており、医学的・科学的な根拠に乏しい。

独立レビューは臨床ガイドラインとは異なる役割を持ち、BMAの批判カテゴリーミスである

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