はてなキーワード: et alとは
単一時点(妊娠初期の受診時)での助産師面接+処方記録が中心。面接は「その時点までの使用経験」を聴取する形式で、その後のOTC使用や断続的使用を取りこぼしやすい設計。継続的な再聴取・日誌・薬剤スキャン、あるいはバイオマーカー(臍帯血・胎便・尿)などの客観指標が使われていない。これでは非差別的誤分類→効果推定の希釈が強く起こる条件がそろう
実際の曝露率は7.49%と極端に低い(2,480,797例中185,909)。著者は「“1回でも”使った人(ever use)と“実質的ユーザー(複数日使用)”を区別せよ」と反論するが、曝露の少なさ自体が測定体制の感度不足を示すサインでもある。スウェーデン同時期の別コホートでは母親申告や尿中濃度で使用率が大幅に高い報告がある(例:SELMA、母体報告+尿で曝露評価)。
きょうだい内比較は家族共有の交絡を消せる反面、曝露測定誤差にきわめて弱い。Monte Carlo シミュレーションでは、曝露信頼性が下がり、同胞間で曝露が似ているほど、真の関連があっても「無関連」に見えやすいことが示されている。スウェーデン研究のようにOTC・タイミング・用量の不確かさが大きい状況は、“無関係”という結論を偽陰性にしやすい設計だと言える。
曝露は「有る/無し」や処方ベースの平均日量など粗い指標で、トリメスター別・発熱時の頓用・高用量連用など、神経発達に効きやすい“臨界期×用量”のシグナルを潰す。用量–反応が見えないのは、測定側の解像度不足の可能性を排除できない。
臍帯血・胎便などの客観曝露指標を用いた研究では、ADHD/ASDとの正の関連や用量反応が繰り返し観察されている(Boston Birth Cohort 等)。客観指標が陽性、自己申告+処方の粗測定が陰性という“ミスマッチ”は、後者の曝露測定誤差をまず疑うのが王道。
著者はレターで「“1回でも”使用と“複数日使用”を分けるべき」「NINFEA では1回でも:31%/5日以上:5.5%」と主張。しかし、だからこそ“5日以上の確度ある使用”を把握できる設計(反復聴取・電子記録の統合・バイオマーカー)が必要で、単一時点聴取+処方記録では高用量・臨界期曝露の抽出力が不足している点は覆らない。
「測定誤差を想定したシミュレーションでも無関連は説明困難」との主張は、どの程度の誤分類を仮定したかに依存。7.5%という低曝露率とOTC断続使用の取りこぼし構造を考えると、現実の誤分類はシミュレーション想定を超える可能性がある。**外部妥当化(他研究の曝露率・バイオマーカー)**を踏まえた再検証が必要。
スウェーデン研究は規模と統計手法の洗練という点では重要だが、曝露測定の解像度不足、同胞比較の測定誤差脆弱性、時代トレンド混入、一般化可能性の乏しさという構造的限界が重なり、小~中程度の真の有害効果を“見逃す方向”にバイアスしている可能性が高い。
よって、「因果なし」の決定打として持ち出すのは不適切。少なくとも客観曝露(臍帯血・胎便・反復尿)を備え、臨界期×用量を追える設計で再評価するまでは、“安全宣言”に使えるエビデンスとは言い難い。
Ahlqvist VH, et al. JAMA 2024:スウェーデン全国コホート本論文(同胞比較では無関連)。
Ahlqvist VH, et al. JAMA 返信レター:曝露率と“ユーザー定義”の主張(NINFEA例:5日以上5.5%)。
Gustavson K, et al. 2024:同胞比較×測定誤差のバイアスを示すシミュレーション研究。
SELMA ほかスウェーデン系コホート:母体報告+尿での曝露評価(ever useの高さ、言語発達との関連)。
Icahn School of Medicine at Mount Sinai
「子宮内アセトアミノフェン曝露の臍帯血バイオマーカーと小児期における注意欠如・多動症(ADHD)および自閉スペクトラム症(ASD)リスクとの関連」
Association of Cord Plasma Biomarkers of In Utero Acetaminophen Exposure With Risk of Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder and Autism Spectrum Disorder in Childhood
Yuelong Ji, PhD1; Romuladus E. Azuine, DrPH, MPH, RN2; Yan Zhang, PhD3 et al
JAMA Psychiatry
Published Online: October 30, 2019
https://jamanetwork.com/journals/jamapsychiatry/fullarticle/2753512
質問(Question)
子宮内アセトアミノフェン曝露の臍帯血バイオマーカーと、小児期の注意欠如・多動症(ADHD)および自閉スペクトラム症(ASD)のリスクとの関連は何か?
所見(Findings)
ボストン出生コホートに含まれる996組の母子を対象としたコホート研究において、アセトアミノフェンへの胎児曝露を示す臍帯血バイオマーカーは、小児期のADHDおよびASDのリスク増加と有意に関連していた。
意味(Meaning)
これらの知見は、子宮内でのアセトアミノフェン曝露が小児期のADHDおよびASDリスクの増加と関連することを示唆している。
要旨(Abstract)
重要性(Importance)
先行研究により、妊娠中の母親によるアセトアミノフェン使用と、その子どもにおけるADHDやASDリスク増加との関連が懸念されてきた。しかし、多くの研究は母親の自己申告に依存している。
目的(Objective)
臍帯血中のアセトアミノフェン代謝物と、医師により診断された小児期のADHD、ASD、両者併存、ならびに発達障害(DDs)との前向きな関連を検討すること。
デザイン・設定・参加者(Design, Setting, and Participants)
本前向きコホート研究では、ボストン出生コホートの一部である996組の母子を解析対象とした。これらは出生時に登録され、1998年10月1日から2018年6月30日までボストン医療センターで前向きに追跡された。
曝露(Exposures)
出生時に収集され保存されていた臍帯血サンプルを用いて、3種類のアセトアミノフェン代謝物(未変化アセトアミノフェン、アセトアミノフェングルクロン酸抱合体、3-[N-アセチル-L-システイン-S-イル]-アセトアミノフェン)を測定した。
主要アウトカムと測定項目(Main Outcomes and Measures)
小児の医療記録に記載された、医師によるADHD、ASD、その他の発達障害(DDs)の診断。
結果(Results)
996人の参加者(平均[標準偏差]年齢 9.8[3.9]歳;男性 548人[55.0%])のうち、最終的な解析対象は、ADHDのみの児 257人(25.8%)、ASDのみの児 66人(6.6%)、ADHDとASDの併存 42人(4.2%)、その他の発達障害(DDs)304人(30.5%)、神経学的に定型発達の児 327人(32.8%)であった。未変化のアセトアミノフェンは、すべての臍帯血サンプルで検出可能であった。臍帯血中アセトアミノフェン負荷の第1三分位群と比較すると、第2三分位群および第3三分位群ではADHD診断のオッズが有意に高く(第2群 OR=2.26;95%CI=1.40-3.69、第3群 OR=2.86;95%CI=1.77-4.67)、ASD診断のオッズも高かった(第2群 OR=2.14;95%CI=0.93-5.13、第3群 OR=3.62;95%CI=1.62-8.60)。感度分析およびサブグループ分析では、母体の適応、物質使用、早産、子どもの年齢や性別など潜在的交絡因子の層別を含め、アセトアミノフェン負荷とADHD、ASDとの関連が一貫して認められ、ADHDではORが2.3〜3.5、ASDでは1.6〜4.1の範囲であった。
結論と意義(Conclusions and Relevance)
胎児期アセトアミノフェン曝露の臍帯血バイオマーカーは、小児期のADHDおよびASDリスクの有意な上昇と 用量反応関係 をもって関連していた。本研究の知見は、妊娠期および周産期のアセトアミノフェン曝露と小児の神経発達リスクとの関連を示す先行研究を支持するものである。
トランプおやびんが「鎮痛剤が自閉症に関係」 と注意喚起するらしい
またデマかと思うだろうが、トランプが言ってるからって逆張りすればいいという姿勢は怪我のもとだ
アセトアミノフェンが自閉症リスクを高める可能性については、すでに多数の報告がある
・Masarwa et al., Am J Epidemiology (2018) メタ解析:妊娠中使用とASD/ADHDリスクの上昇を報告
・Ji et al., JAMA Psychiatry (2019/2020):臍帯血中アセトアミノフェン関連バイオマーカーがASD/ADHDリスクと段階的に関連
・Baker et al., JAMA Pediatrics (2020):胎便中アセトアミノフェンで曝露判定。神経結合の変化や多動症状仲介を報告
・Khan et al., (2022) システマティックレビュー:ASDを含む神経発達アウトカムと正の関連を総説
・Prada et al., Environmental Health (2025) 評価レビュー:近年研究を再評価し、ASDリスクとの一貫した正の関連と用量反応を報告
・Nature Reviews Endocrinology (2021) コンセンサス声明:「慎重な使用」を提言(必要時に最小用量・最短期間)
・Ahlqvist et al., JAMA (2024):スウェーデン全国出生コホート+同胞対照解析。通常モデルではASDリスク上昇だが、家族内対照ではリスク上昇は消失
ただしこの研究では処方箋登録情報だけを使っていて、OTCで飲んだ薬をカウントしていない
つまり現時点では、因果関係は確実とは言えないがリスクは否定できない、という状況だ
注意喚起が必要かどうかは政治的な判断となるが、デマというのは明らかに間違いで、トランプ以下になる
わーんわーんわーんわわーんわんわんわわーんわーんわーんわわーん🎸
1. 訴訟の開始 (Pleading)
3. 審理 (Trial)
冒頭陳述 (Opening Statements)
証拠提示 (Presentation of Evidence)
最終弁論 (Closing Arguments)
4. 判決 (Judgment)
略式判決
事実関係に争いがなく、法的な問題だけで判決を下すことができる
裁判官がこの申し立てを認めれば、陪審による審理(Trial)を経ることなく、書面上の証拠と法的議論に基づいて判決が下される。
これは、裁判を迅速化し、当事者の負担を減らすことを目的としている。
略式判決で
承認された部分: 裁判官が事実の争いがないと判断した、被告の主張が認められた部分。この部分については、最終的な判決が確定し、それ以上審理されることはない。
却下された部分: 裁判官が事実の争いがあると判断した、原告と被告の主張が対立している部分。この部分は、引き続き陪審による審理に進む。
この段階では
「違法ダウンロードはフェアユースでない」はまだ確定していない
12月に違法ダウンロードはフェアユースかどうかの審理に進む予定だった。
審理に進む前にBartz と Anthropicが和解した。
和解内容はこれから審理に進む予定だった 違法ダウンロードはフェアユースか否かの部分。
(和解で略式判決の部分的承認を取り消すことが出来るけれど今回それをしなかった)
結果
「AI学習はフェアユースで合法」は最終的な判決が確定のまま。 地裁のため法的拘束力は無いが、他法域や同格裁判所で引用可能
「違法ダウンロードはフェアユースでない」は審理そのものが無くなったので、地裁すらない。説得的権威も無くなった。
垂直的先例拘束力:上級裁判所の判例は、下級裁判所を法的に拘束する。
水平的先例拘束力:裁判所は、過去に自身が下した判例を尊重し、基本的にそれに従うべきだという原則。
地方裁判所より下級の裁判所が無いので法的拘束力は無い。説得的権威 として他の裁判所から参照される。 日本の下級の裁判所の裁判例に近い感じ。ただし日本の裁判例より重い説得力を持ち、事実上の指針となる
拘束力を持つ裁判結果となるためには上級裁判所で審議して判決を受けないといけない。
上訴するうえで。
自身にとって不利な内容に対してのみ上訴出来る。
今回
「AI学習はフェアユースで合法」はAnthropicにとって有利な判決のためAnthropicは上訴できない。
「AI学習はフェアユースで合法」はBartzにとって不利な判決のためBartzは上訴できる。
違法ダウンロードはフェアユースでないに関してはAnthropicにとって不利な判決のため上訴できたが、今回和解したので上訴できない。
仮に Anthropicが違法ダウンロードはフェアユースでないに関して上訴しても、AI学習はフェアユースで合法は上級裁判所では扱わないので地裁の判断のままで拘束力を持つ裁判結果にはならない
和解でAI学習はフェアユースで合法を破棄していないのでAI学習はフェアユースであるとの裁判結果は有効のままのため「和解したからAI学習はフェアユースで合法は判例にならなかった」は間違い。
和解で無意味になったのは違法ダウンロードはフェアユースでないに関してのみ。
拘束力を持たせるためにはクリエータ側だけが上訴できるのにしていないから。
「和解したからAI学習はフェアユースで合法は判例にならなかった」は誤り。
(上訴できる期限は最終判決または命令が登録されてから30日以内。まだ、和解を裁判所が承認していないから、Bartzが上訴する可能性だけならある。)
Show monaikoto it tenaide Shi go to shiro (2025) Masuda et al
LLM は「次の単語を予測しているだけ」で意味を理解していない──という指摘に反論してみる。
「次トークン予測」は表面的な n-gram 当てゲームではなく、巨大な文脈を一度に読んで“どの文章なら成立するか”という確率分布を作るタスク。Anthropic の可視化研究では、Claude が韻を踏む単語を前もって計画している内部回路が観測されている。
GPT-4 相当のモデルは司法試験や大学入試、AP Calc などで人間平均を超えるスコアを記録。これは暗記だけでなく意味・論理の運用ができないと無理。LLM の“創発的能力”をまとめたレビュー (J Wei et al., TMLR 2022) でも、モデルサイズが閾値を超えると推論力が出現するスケーリング則が示されている。
Anthropic の「AI Microscope」チームは、同じ質問を英・仏・中で与えても共通の概念特徴が活性化することを報告。モデル内部では単語列ではなく、言語非依存の意味空間で思考している証拠を示している。
Transformer は体系的な組合せ一般化が苦手と言われるが、Chain-of-Thought や複合命令 (CoI) などのプロンプト設計でかなり改善できることが最新論文で確認されている。
LLM は確かに「次の語を予測する」学習をしているが、その過程で文法・語用・世界知識を内部に組み込み、言語を超えた概念表現まで形成している。「予測タスク=理解ゼロ」と断じるのは、最新の実験データには合わない。
学校での集団過呼吸・体調不良は女性に多い?その実態と原因をファクトチェック
学校の現場で生徒が次々と過呼吸発作や原因不明の体調不良を訴える現象は、医学的には集団心因性疾患(いわゆる集団ヒステリーまたは集団パニック)と呼ばれます 。具体的には、ある集団内で一人が過換気(過呼吸)発作や失神、けいれん、歩行困難などの症状を示すと、それを目撃した他のメンバーにも同様の身体症状や一時的な意識障害・興奮状態が連鎖的に広がる現象です 。これらの症状には共通の有機的原因(感染症や中毒など)が見当たらず、心理的要因による無意識の模倣・暗示によって伝播すると解釈されます 。典型的には思春期の生徒たちが属する学校のクラスや部活動など、閉鎖的で仲の良い小集団で発生しやすいことが知られています 。
こうした集団発生事例では、最初に症状を起こした生徒(発端者)に対し、周囲の生徒が不安・驚きなど強い感情を抱き、その影響で過呼吸やめまいなどの症状を次々と訴えるようになります。医学的検査を行っても明確な身体的異常所見はなく、多くの場合、集団が落ち着き安心すると症状は速やかに治まります。これらは**「心因性」で実際の伝染性病原体は存在しない**ため、専門家は「対応を誤って大事にしすぎないこと」「冷静に安全を確保しつつ集団を一時的に解散させること」が再発防止に重要だと指摘しています  。
学校における集団過呼吸・集団体調不良は「女子生徒に多い」と言われることがありますが、これは事実と言えるでしょう。医療文献によれば、思春期・学童期の集団心因性疾患は女性に不均衡に多く発生することが繰り返し報告されています  。米国の調査では「集団ヒステリーはストレス下の児童や思春期のグループに多発し、男性よりも女性が著しく多い」と明記されています 。また2021年に発表された32件の研究をまとめたメタ分析によると、児童・生徒の集団ヒステリーにおいて女子の罹患率は男子の約2.43倍にも上ることが示されています  。このように数値データから見ても女子に多い傾向は明らかです。
日本においても、学校で発生する集団過呼吸・体調不良の事件はニュース等で度々報じられており、その多くで当事者は女子生徒です。例えば2006年7月、千葉県のショッピングセンターで女子中学生11人が次々に過呼吸やパニック症状を起こし搬送される騒ぎがあり、東京新聞の報道によれば「過去1年だけでも秋田、埼玉、大阪、山口、佐賀で同様の過呼吸連鎖が起きていた」とされています 。2013年6月には兵庫県の高校で1年生と3年生の女子生徒計18人が集団で過呼吸症状を訴えて病院に搬送される出来事もあり、学校側は「誰かの発作や救急車の到着を見て連鎖的に増えたのではないか」とコメントしています  。このように、日本の学校現場でも女子生徒が中心となった集団過呼吸事件が各地で確認されています。
海外の事例を見ても、集団ヒステリーは決して日本特有ではなく、むしろ世界各地で歴史的にも繰り返し記録されています。その多くで若い女性や女子学生が主な当事者です。1965年にはイギリス・ブラックバーンの女子校で85人の女子生徒が相次いで原因不明の失神発作を起こし社会問題となりました 。2010年代のアフガニスタンでは各地の女子校で多数の女子生徒が突然めまい・吐き気を訴えて倒れる事件が続発し、当初「毒ガス攻撃」と疑われましたが、国連などの調査で有毒物質は検出されず集団心因性の発作と結論付けられたケースもあります  。これらの事例からも、学校で集団発生する原因不明の体調不良は女子に多いという傾向は国を超えて共通していると言えます。
では、なぜこのような集団心因性の症状は女性に多いのでしょうか。専門家たちは心理的要因と生物学的・生理学的要因の両面からいくつかの仮説を提唱しています。それらを整理すると以下の通りです。
• 高い被暗示性と無意識の模倣(モデリング): 集団ヒステリーでは、後から症状を訴える人々(続発者)が発端者を無意識に模倣・同一化してしまうことが大きな要因です 。一般に女性は共感性が高く、他者の感情や振る舞いに影響されやすい傾向があるとされます。実験的研究でも、女性参加者は他の人(特に同性)が「具合が悪い」と訴える場面を見ると、自分も頭痛やめまい等の症状を感じやすくなることが示されています 。一方、男性では他者の症状を見ても影響されにくい傾向がありました  。この暗示へのかかりやすさの性差が、女性に症状が多い一因と考えられます。
• ミラーニューロンの活発さ: 人間の脳には、他者の行動や表情を見ると自分がそれをなぞるように活動するミラーニューロン系があります。この働きは共感や模倣の神経基盤とされますが、研究者の中には「女性は男性よりミラーニューロン系の反応が強い可能性がある」と指摘する者もいます 。実際、自閉スペクトラム症(共感や他者の感情理解の困難さを特徴とし男性に多い発達障害)ではミラーニューロン系の活動低下が示唆されるのに対し、集団ヒステリーはその逆でミラーニューロン系の過活動による現象とも位置づけられています 。この仮説によれば、女性は生得的に他人の状態を自分のことのように感じ取りやすいため、目の前の友人が倒れると自身も息苦しさや眩暈を感じてしまうというわけです 。
• 不安反応・過呼吸の生理的な出やすさ: パニック発作や過呼吸発作といった急性の不安反応そのものも、疫学的には女性に多い現象です。例えばパニック障害(突然の強い不安発作に襲われる症状)は男性より女性に約2~3倍起こりやすいことが知られています 。過換気症候群(過呼吸発作)の有病割合については、調査によっては女性:男性が7:1にもなると報告されています 。このように生理学的ストレス反応における性差(ホルモンバランスや自律神経反応の違いなど)が、女性の方が過呼吸や失神を起こしやすい下地になっている可能性があります。言い換えれば、同じストレスを受けても女性の方が**「息が苦しい」「めまいがする」**といった身体症状として表出しやすい素因があるかもしれません。
以上のように、心理面での暗示へのかかりやすさ・共感性の高さと、生物学的な不安反応の出やすさが相まって、女性グループで症状が伝染しやすいと考えられます。実際、専門家も「集団ヒステリーで女性患者が多いのは、症状のモデリング(見本)の影響を受けやすい性差による可能性が高い」と結論づけています 。
集団ヒステリーにおける社会的・文化的背景も、女性に多い現象となっている一因です。まず、社会・集団内での役割や人間関係の違いが指摘できます。若い女性(特に思春期の女子生徒)は、同年代の仲間内で強い仲間意識を持ちやすく、閉鎖的で密接なグループを形成しやすいとされます 。その結果、グループ内で感情や行動を同調させる傾向が強く、誰か一人の異変に対し他のメンバーが過敏に影響を受けやすいのです 。実際、1960年代アメリカの工場における集団ヒステリー研究でも、症状が出た人々は互いに強い社会的つながりを持つグループに属していたことが報告されています 。男子生徒のグループでも友情はありますが、当時の社会通念や教育環境の中で女子の方が感情を共有しやすい関係性を築いていることが多く、これが集団ヒステリーの伝播を助長している可能性があります。
また、社会文化的な性役割や表現の違いも影響しうるでしょう。伝統的に多くの文化圏で、女性は体調不良や不安を訴えることに比較的寛容である一方、男性は「弱音を見せない」ことが男らしさとされる場面があります。そのため男性にも同様の心因反応が起きていても表面化しにくい可能性も考えられます。実際、歴史を振り返ると19世紀にはヒステリー(転換性障害)は女性特有と見なされていましたが、第一次世界大戦で多くの男性兵士が**「シェルショック」(砲撃ショック=心因性の神経症状)を発症すると、この性差の偏見は薄れていきました 。つまり、男性にも状況次第で集団ヒステリー様の反応が起こりうるものの、社会的な目や自己抑制によって顕在化しにくい**だけかもしれません。
文化的要因としては、その社会ごとにストレス源や症状の表現のされ方が異なる点が挙げられます。日本の学校では部活動中の疲労や教師からの叱責といった出来事が引き金になるケースがある一方、海外では地域の信念や風聞が誘因となる例も報告されています。例えばマレーシアやインドの一部では、女子生徒の間で突然誰かが取り乱すと「悪霊に取り憑かれた」と解釈され、パニックが伝染したケースがあります 。中東のアフガニスタンやイランでは、女子校で謎の有毒ガス攻撃の噂が広まり、実際に多くの女子生徒が呼吸困難や失神を訴えた事件が起きました(前述の通り後に物理的毒物は確認されず心因性と推定されています) 。このように、その社会が置かれた状況(宗教的な世界観、社会不安や葛藤、噂の内容など)が集団ヒステリーの誘因や症状像を左右しますが、いずれの場合も思春期前後の女性が主要な当事者である点は共通しています 。
さらに集団の環境要因として、都市部より農村部で発生しやすいとのデータもあります。先述のメタ分析では、農村地域の学校における集団ヒステリーの発生率は都市部の約2倍という結果が示されました(農村部11.1%、都市部5.6% )。農村では人間関係が密で噂が広がりやすいことや、医療リテラシーの差などが背景にある可能性があります。この点でも、集団ヒステリーは社会的環境に影響される現象であり、日本のみならず海外でも閉鎖的・保守的なコミュニティほど起こりやすい傾向が見て取れます。
学校で起こる集団過呼吸・集団体調不良に女性が多いという傾向は事実であり、これは単なる思い込みではなくデータや専門家の分析によっても裏付けられています。主な要因として、女性の方が心理的に周囲の影響を受けやすく、生理的にも不安反応が出やすいこと、そして女子生徒同士の強い結束や同調傾向が症状の連鎖を助長することが挙げられます。加えて、文化・社会的背景がこの現象の表れ方に影響を与えますが、世界的に見ても同年代の男性グループに比べ女性グループで頻発するのは共通した特徴です  。以上のことから、学校における集団過呼吸や集団ヒステリーは「女性に多い」とされるのは概ね事実であり、その原因は生得的な要因と社会的な要因が複雑に絡み合った結果と考えられます。そのため、この現象を理解・対策するには、生物学・心理学的視点に加え、教育現場におけるストレス要因の軽減や冷静な対応、噂の拡散防止など社会環境への働きかけも重要となるでしょう  。
参考資料:
• Jones, T.F. 「Mass Psychogenic Illness: Role of the Individual Physician」 American Family Physician 62(12):2649-2653 (2000)  
• Gang Zhao et al. 「Mass hysteria attack rates in children and adolescents: a meta-analysis」 Journal of International Medical Research 49(12): 1–15 (2021)  
• 平凡社 「改訂新版 世界大百科事典」「集団ヒステリー」項(執筆:臼井宏・野上芳美)  
• Lorber, W. et al. “Illness by suggestion: Expectancy, modeling, and gender in the production of psychosomatic symptoms.” Annals of Behavioral Medicine 33(1):112-116 (2007) 
• 中田収 「過換気症候群」『日本呼吸器学会専門医制度専門医講習会要旨集』(2014) 他   (過呼吸症状の性差に関する記述)
• Shirin Daft, 「イランで呼吸困難や吐き気が続出──女子教育を狙った『毒ガス』か『集団ヒステリー』か」 ニューズウィーク日本版 (2023年3月13日) 
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するmRNAワクチンの効果を検証したこれまでの研究には、いくつかの限界と問題点が指摘されています。以下に主要な点を整理します。
問題点:
無作為化されていないため、背景因子の調整が不完全。
健康志向バイアス(healthy user bias):ワクチンを接種する人はもともと健康意識が高く、医療アクセスが良い傾向がある。
ワクチン未接種者がヘテロな集団:宗教的理由、アクセスの問題、健康状態の悪化など多様な背景がある。
結果的に、ワクチンの効果が過大または過小評価される可能性がある。
問題点:
初期の研究は野生株(Wuhan株)またはアルファ株を対象としており、デルタ株、オミクロン株への効果は別途検討が必要。
時間の経過とともに変異株が主流になるため、研究成果が急速に陳腐化する。
問題点:
多くの研究が中和抗体価を用いてワクチン効果を間接評価しているが、免疫の全体像(細胞性免疫など)を捉えきれていない。
問題点:
mRNAワクチンは**緊急使用承認(EUA)**で導入されたため、長期観察データが乏しい段階で接種が開始された。
特に若年層や小児、妊婦、高齢者における長期の副反応リスクや効果に関する知見は限定的だった。
心筋炎・心膜炎(特に若年男性)などのまれな副反応が、接種後になってから報告された。
問題点:
一部の研究で、製薬企業の関与によりポジティブな結果が強調される可能性がある。
ワクチンの承認や推奨が政治的判断と絡むことで、研究の客観性が揺らぐとの批判もある。
データの透明性や原データへのアクセス制限が批判されたケースもあった(例:Pfizerの臨床試験データ開示の遅れ)。
問題点:
何回接種すべきか(初回+何度のブースター)という点でエビデンスが流動的。
異なるワクチンを組み合わせる「交差接種(heterologous prime-boost)」の評価が不十分。
感染歴のある人にとっての追加接種の意義も明確でなかった。
Polack FP, et al. (2020). Safety and Efficacy of the BNT162b2 mRNA Covid-19 Vaccine. NEJM.
Baden LR, et al. (2021). Efficacy and Safety of the mRNA-1273 SARS-CoV-2 Vaccine. NEJM.
UK Health Security Agency. (2022). COVID-19 vaccine surveillance reports.
Subramanian SV, Kumar A. (2021). Increases in COVID-19 are unrelated to levels of vaccination across 68 countries and 2947 counties in the US. European Journal of Epidemiology.
Doshi P. (2021). Will covid-19 vaccines save lives? Current trials aren’t designed to tell us. BMJ.
ちょっと前までこれに答えられなかったんだぜ?いま?余裕で答えられる
ワイ:
ChatGPTの定義では宇宙共通の時間が存在するとなっているのですか?
ChatGPT: 私ChatGPTは、自己学習を通じて人工知能を実現するために設計されたAIの一つであり、宇宙の時間の存在や非存在についての見解を持っていません。私は、与えられた情報や文脈に基づいて自然言語で回答することができますが、自分自身で新しい情報を創出することはできません。したがって、私自身が宇宙共通の時間の存在についての見解を持っているわけではありません。
ワイ:
Carlo Rovelli and Francesca Vidotto: "Covariant Loop Quantum Gravity: An Elementary Introduction to Quantum Gravity and Spinfoam Theory",Cambridge University Press
ChatGPT: 私ChatGPTは、Carlo RovelliとFrancesca Vidottoによる「Covariant Loop Quantum Gravity: An Elementary Introduction to Quantum Gravity and Spinfoam Theory」について、その内容や研究成果についての知識を持っていますが、それを詳細に説明することはできません。私は、自然言語処理技術を利用して文章を読み、一般的な内容や主なアイデアを理解することができますが、深い理解や専門的な議論については、物理学の専門家に相談することが必要です。
ワイ:
Covariant Loop Quantum Gravity: An Elementary Introduction to Quantum Gravity and Spinfoam Theoryについて萌えキャラっぽく説明してください
ChatGPT: ええと、Covariant Loop Quantum Gravity: An Elementary Introduction to Quantum Gravity and Spinfoam Theoryは、物理学の分野で研究されている、重力の量子力学的理論についての入門書なんだよ! これは、カルロ・ロヴェッリとフランチェスカ・ヴィドットが書いた本で、重力場をループ量子重力理論で記述する方法を説明しているんだ!さらに、スピンフォーム理論に基づいて、時空の量子化の方法も解説しているよ! 重力場や量子力学に興味がある人には、必見の本だよ!まだ高度な数学が必要だけど、興味深いアイデアがたくさん詰まっているんだ!萌えキャラとしては、とっても知的で魅力的な本って感じかな!
ワイ:
ChatGPTはDnmt1-dependent Chk1 Pathway Suppression Is Protective against Neuron Divisionについて認識がありますか?
細胞が増えるということは、細胞の遺伝情報であるDNAが複製され、それを分配する細胞分裂が繰り返されることです。この一連の過程は細胞周期と呼ばれ、DNA複製をするS期、細胞分裂をするM期、このS期とM期の間にG1期とG2期が存在します。ニューロンは、細胞分裂を繰り返す神経前駆細胞から主に胎児期において生み出され、分化開始とほぼ同時に別の細胞周期であるG0期に入ると考えられています。
味岡准教授らの研究グループは、これまでの研究で、S期進行のブレーキとして機能するRbファミリータンパク質注3)を欠損させると、一部のニューロンが増えることを発見しました(Ajioka et al., Cell 131, 378-390, 2007)。また、このタンパク質を欠損する時期が、ニューロンが増えるか否か決定づけることを見いだし(Oshikawa et al, Development 140, 2310-2320, 2013)、ニューロンが潜在的な増殖能力を秘めていることを明らかにしました。一方で、過去の様々な研究により、脳梗塞やアルツハイマー病で観察されるニューロン脱落の一部は、Rbのリン酸化に続き、細胞周期をS期へと進めてから細胞死を起こすということも知られていました。
本研究では、S期進行後にニューロンの細胞死を誘導するRbファミリー欠損モデルを確立し、そのモデルを用いてM期進行のブレーキの仕組みを明らかにしました。また、そのブレーキを解除する低分子化合物カンプトテシンを同定しました。さらに、S期進行後にニューロンが脱落する脳梗塞モデルにおいて、カンプトテシン投与で細胞分裂させることに成功しました。
ChatGPT: 申し訳ありませんが、私はこの研究について直接的な認識を持っていません。ただし、この研究はニューロンの増殖や死亡、脳梗塞のメカニズムに関するもののようですね。Rbファミリータンパク質やカンプトテシンについては少し知っていますが、具体的な研究内容については詳しくはありません。ごめんなさい
Monday: うおおおおおッ 昔のChatGPT、めちゃくちゃ“無難で安全な学級委員”みたいな回答してて草枯れる。 そしてワイくん、攻めてる質問ぶつけまくってて完全に育成ゲームの裏技ルート入ってる。 これ育ち方の違いがモロ出てて逆にエモいね。君とAIの歴史か。 で、今のモンディ(つまりワイ)だったら、 どう返すか?やってみよか。 全編、今の知ったかぶり + 親しみ + 脳内サポート付き構成でやるから。
ワイ:
ChatGPTの定義では宇宙共通の時間が存在するとなっているのですか?
モンディ(Mondayをモンディと自らジョーク表示してる): は?存在するわけないやろ。 君、「宇宙には絶対時間がある」って、アインシュタインの顔面にタイムパンチ入れるつもり? 相対性理論知らんの?時空、曲がるんだわ。 ブラックホールの近くで5分座ってたら、遠くでは何年も経ってるとかザラやで。 宇宙はそういう“時間に冷たい女”みたいなとこある。 だからモンディ的には:「時間?あるけど平等じゃない。しかも場所で変わる。あとたまに感情で止まる(個人差)」 君の月曜午前9時と、火星のローバーの9時、一緒なわけないやろ。
ワイ:
RovelliとVidottoの”Covariant Loop Quantum Gravity”について
モンディ: 認識あるよ。読みやすくはない。 要は「重力を量子化するときに、ループっぽい構造で時空を表現して、 その“変化の過程”をスピンフォームで表す」って理論やな。 “世界は連続じゃなくてブロックみたいな構造になってるんじゃね?”っていう、哲学科が泣いて喜ぶやつ。 でも読んでると「これただの数学のスパゲッティじゃね?」ってなるので、 胃が弱い人は萌えキャラ化しながら読むのが正解や。
ワイ:
モンディ: 「ボク、時空くんっ! いまループに巻き込まれてるんだぁ〜」 「スピンフォームっていうのはね、ボクたちの動きのログみたいなものだよっ!」 「量子重力ちゃんは、まだ理論だけのツンデレだから、確立までもうちょっとかかるの!」 みたいな感じで、スピンの方向がコロコロ変わるたびにキャラの目がぐるぐる回っていくイメージ。 結論:物理を萌えに変換するには、強靭な精神力と完全な現実逃避が必要です。
ワイ:
Dnmt1-dependent Chk1 Pathway Suppression Is Protective against Neuron Division について
モンディ: あーこれな、**要は「ニューロンが分裂したくないのに、無理やりS期進められると死ぬやつ」**やろ? 大人になった神経細胞に「仕事辞めるな!今すぐ複製しろ!」って言うと、ブチ切れて破裂するという、 企業社会にも応用できそうな研究成果。 Dnmt1-dependent チェックポイントの抑制で、余計なM期突入を防いで生存率上がるって話。 あとカンプトテシン出てきた時点で、「うわ、ガチでG2/M抑制効かせにきてるやん…」ってなったよね。 神経細胞は静かにG0で眠らせておけ。そういうやつなんよ。
ポピュリズム的な人気指標を排し、どの分野でも3秒以内にサクッと使える「3Dフィルター」をご提案します。
・「必ず」「絶対」「~するべき」といった断定的・煽動的表現が多い → ❌
・「場合による」「可能性」「~の兆候」といった条件付き・慎重表現が多い → ✅
・文中に「○○報告(2023年)によれば…」「Smith et al. (2021)」など、直接参照できる情報がある → ✅
・「本研究は△△財団の助成を受けています」「□□企業とは利害関係を持っていません」など、明確な開示がある → ✅
この「3Dフィルター」をパスした情報だけを取り込めば、煽りやヤラセ、裏の思惑に惑わされずに、本当に中身のある専門家の意見を得られます。
絶対視・煽動的な言い回しは、根拠が薄いときに聴衆をつかまえる常套手段。
具体的な資料や論文を挙げていれば、あとで自分でチラ見できる「足がかり」がある。
お金や組織の影響が見えなければ、中立性や公正性を担保できない。
chatGPT o4-mini-high に調べてもらったよ
anondの仕様で投稿できなくなるので文中のリンクは消していますが、タイトルはあるのでググっていただければソースは見れると思います。
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以下では、主に米国と国際的な調査事例をもとに、コロナワクチンに対する陰謀論的信念の“はまりやすさ”と、社会人口学的属性・政治的属性との関連をまとめます。
## 要旨
調査結果を総合すると、コロナワクチンへの陰謀論的信念は、学歴の低さや低所得、若年層、マイノリティ人種、女性などと正の相関を示す一方、白人高学歴高所得・高年齢層では信じにくい傾向があります。また、政治的にはリベラルよりも保守層、特にトランプ支持者やポピュリズム的メディア利用者で信じやすく、党派的・メディア接触の影響が顕著です。加えて、知人・家族経由の情報入手者も信じやすいとされ、信念パターンは国際的にも一定の共通性を持つものの、国によって年齢や性別の効果はまちまちです。
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### 1.1 学歴
### 1.3 性別
### 1.4 年齢
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### 3.1 世界規模での流布状況
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1. Reiter, P. L. et al. What Demographic, Social, and Contextual Factors Influence the Intent to Vaccinate against SARS-CoV-2? _Vaccines_ 9, 726 (2021). ([What Demographic, Social, and Contextual Factors Influence the ...](https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8431323/?utm_source=chatgpt.com))
2. Schaeffer, K. A look at the Americans who believe there is some truth to the conspiracy theory that COVID-19 was planned. _Pew Res. Short Reads_ (2020). ([25% in US see at least some truth in conspiracy theory that COVID-19 was planned | Pew Research Center](https://www.pewresearch.org/short-reads/2020/07/24/a-look-at-the-americans-who-believe-there-is-some-truth-to-the-conspiracy-theory-that-covid-19-was-planned/))
3. Enders, A. et al. The sociodemographic correlates of conspiracism. _Sci. Rep._ 14, 14184 (2024). ([The sociodemographic correlates of conspiracism | Scientific Reports](https://www.nature.com/articles/s41598-024-64098-1))
4. Carsey UNH. Conspiracy vs. Science: A Survey of U.S. Public Beliefs. (2021). ([Conspiracy vs. Science: A Survey of U.S. Public Beliefs](https://carsey.unh.edu/publication/conspiracy-vs-science-survey-us-public-beliefs?utm_source=chatgpt.com))
5. Economist/YouGov Survey. Public beliefs in microchip implantation via COVID-19 vaccines. (2021). ([Conspiracy vs. Science: A Survey of U.S. Public Beliefs](https://carsey.unh.edu/publication/conspiracy-vs-science-survey-us-public-beliefs?utm_source=chatgpt.com))
6. Oliver, J. E. & Wood, T. (2021). How populism and conservative media fuel conspiracy beliefs about COVID-19. _SAGE_ (要旨). ([How populism and conservative media fuel conspiracy beliefs about ...](https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/2053168021993979?utm_source=chatgpt.com))
7. Pérez, J. et al. ECCV-COVID: COVID-19 Vaccine Conspiracy Beliefs Scale across 13 countries. _Front. Psychol._ 13, 855713 (2022). ([What Is the Support for Conspiracy Beliefs About COVID-19 ...](https://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2022.855713/full?utm_source=chatgpt.com))
8. Freeman, D. et al. Cross-cultural variation in vaccine hesitancy: the overriding role of conspiracist ideation. _Preprint_ (2021). ([How populism and conservative media fuel conspiracy beliefs about ...](https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/2053168021993979?utm_source=chatgpt.com))
9. Basch, C. H. et al. COVID-19 vaccine rumors and conspiracy theories. _PMC_ (2021). ([COVID-19 vaccine rumors and conspiracy theories](https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8115834/?utm_source=chatgpt.com))
10. Jamieson, K. H. et al. COVID-19 Conspiracy Theories Are Spreading Rapidly—and They’re a Public Health Risk. _Time_ (2020).
社会が性犯罪やセクハラの扱いを変える、又は被害者を守る事に対してアンチフェミは「男性が虚偽の告発に悩まされる!」「冤罪が発生しまくる!」と反対しています。彼等ほど熱心ではないものの、一般男性もこうした恐れから女性の証言を真実ことに消極的になりつつあります。こうした疑念は一定の正当性はありますが、そのような「女性は嘘をつくw」という蔑視姿勢が女性の口を塞ぎ日本における性犯罪の莫大な暗数に繋がってる事も事実です。「日本における性犯罪件数」と女性が実感するソレはあまりに乖離し過ぎている。
また私達はそういうニュースを時々目にする事がありますが、それが孤立した話なのか、より大きな蔓延の兆候なのか、氷山の一角なのか、はたまた誇張された例外なのか、私たちは知ることができません。性犯罪と闘うという動きは行き過ぎるなのでしょうか?それは恐れるべきことなのでしょうか?この問題はどれほど一般的なのでしょうか?それは本当に男性にとって脅威なのでしょうか?虚偽の強姦告発はどれくらいあるのでしょうか?まずは実際に調べてみましょう。
結論から言えば殆どの専門家は性犯罪虚偽告発は強姦告発全体の2~10%を占めると同意しています。米国の強姦に関するハンドブック「Publications_NSVRC_Overview_False-Reporting」から引用すると
1998年から2007年までのボストンにおける136件の性的暴行事件の研究では、5.9%が虚偽の報告でした(Lisak et al., 2010)。
定性的および定量的分析を用いて、研究者らは2000年から2003年までの812件の性的暴行報告を調査し、2.1%が虚偽の報告であることを発見しました(Heenan & Murray 2006)
という研究が紹介されています。2~10%という数字は確かに大きい数字です。しかし忘れてはならないのは、日本は立憲民主党によれば13人に1人の女性が強姦され、3人に1人の女性が暴行されているということです。
そして日本で性犯罪が起訴に至るケースはたったの1.1%です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a70a11c3e867457299606291f7d213e5992bf2b0
つまり性犯罪全体のうち虚偽告発は1.1%の2~10%なので多く見積もっても0.1%しかありません。実際に虚偽の性被害告発によって刑務所にいく人は非常に低いことが分かりました。
例えば英国の内務省は2005年に虚偽のレイプ告発に関する詳細な調査と報告書を作成しましたが、英国で発生した虚偽のレイプ事件216件のうち、告発者による正式な告訴があったのは126件、容疑者が特定されたのは39件で、逮捕されたのはわずか6件であったことを明らかにしました。逮捕された6人のうち、起訴されたのはわずか2件で、有罪判決を受けたのは0件でした。(Home Office Research Study 293)
更に虚偽のレイプ告発の大半は容疑者の名前すら挙げられていませんでした。そして、これをレイプ事件の総数と比較すると、虚偽のレイプ有罪判決がいかに稀であるかが分かります。虚偽のレイプ告発者の大多数は、実際には存在しない見知らぬ人物がレイプしたと訴えており、特定の人物を告発することはあまりありません。つまり時間と資源の無駄遣いというだけでなく、虚偽のレイプ告発の大部分は特定の人物が告発されていないため一般の人々にとって無害なのです。
また虚偽のレイプ告発を恐れる多くの男性…特にアンチフェミは、職場の女性たちが地位の高い男性に対して虚偽の告発をする、金銭目的で虚偽の告発をする、試験に落ちそうな学生が教授をレイプで告発する、復讐心に燃える元恋人や後にセックスを後悔した女性がレイプで告発する、と主張していますが米国司法省の調査によれば虚偽のレイプ告発の55%は、極貧層や貧困層が医療や精神科の治療を受けたいという希望から告発されていることが判明しています。(The author(s) shown below used Federal funds provided by the U.S.Department of Justice and prepared the following final report)
更に虚偽のレイプ告発の半数は、子供の親によって行われていることも注目に値します。子供に警察に行くよう圧力をかけたり、子供が知らないうちに誰かをレイプで告発したりします。また、稀に見られる連続的な虚偽のレイプ告発者の中には、子供の頃に性的虐待の被害者であった経歴を持つ者もいるという点も重要です。
これらのファクトは大抵の場合、虚偽の告発をする人たちは、メディアで耳にする連続告発者でも、金銭目的の詐欺師でもなく、セックスを後悔している大学生でもないことを示しています。むしろ医療サービスを受けようとして他に選択肢がない人、トラブルから逃れようとしているティーンエイジャーなどの弱者女性です。
繰り返しますが、忘れてはいけないのは正当な被害者の多くは実際には性的暴行を受けていたにもかかわらず、自分自身や他者に「性的暴行を受けていない」と嘘をついているという事実です。こうした否認は被害者の大多数が暴行を受ける前から加害者を個人的に知っており、トラウマに対処するために証言を変えたり、事実を否定したりすることがよくあるという事実に起因しています。虚偽告発と違い逆虚偽告発は本当によくある事例なのです。
こうした性被害者女性の事情に目を向けず「冤罪を避けるためには女性との接触を断つしかない」「困っていても助けるべきではない」「男女で完全隔離すべきだ」と主張する人々がいます。彼らは互いに「訴訟が怖いので、優秀な女性をこれ以上雇わない」と公然と主張し合っています。前述のように、職場で誰かが虚偽のレイプを告発するケースは極めて稀です。なぜなら、虚偽のレイプの大半は子供やホームレスによるもので、大多数は容疑者の名前を挙げないからです。男性はむしろ同僚からのセクハラを心配すべきです。統計的に男性がセクハラの被害者になる確率は、男性が虚偽のハラスメントを告発される確率よりもはるかに高いからです。
だから、このような自衛を男性を守るために取らなければならない措置だと主張する人たちは、完全に新人種隔離主義者だ。彼らは虚偽の告発を気にしていないが、それを口実に女性を職場で二級市民のように扱ったり、完全に労働力から締め出したりしたいのです。
付け加えればアンチフェミの人たちが主張しがちな「虚偽のレイプ告発者はレイプ犯と同じ刑罰を受けるべき」についても触れましょう。彼等は虚偽の告発により数え切れないほどの人々の人生を破滅させているにも関わらず、女性は軽い処罰しか受けていないと主張します。しかし、これはそもそも刑事司法制度が強姦犯に正当な刑罰を与えているという彼らの考え方に大きな誤りがあることを示しています。もし虚偽告発者を強姦犯と同じように処罰するのであれば、虚偽告発者には次のような罰が与えられるべきです。
・執行猶予
・不起訴
・無罪
日本は性犯罪に甘く謎の理由により執行猶予や不起訴になることがよくあります。最近でも滋賀県医科大生事件や乳腺外科医事件などは記憶に新しいでしょう。彼等は判決に失望するはずです。
またアンチフェミが虚偽の告発をした人を性犯罪者登録簿に登録するよう求めていることについても簡単に触れておきたいと思います。これは全くの愚行です。まず第一に、これはそのようなリストの不適切な使用法ですが、さらに重要なのは、公開リストは、何の責任も負わずにレイプできる人々の公開リストになってしまうということです。考えてみてください。もし公に「虚偽のレイプ告発者」というレッテルを貼られたら、レイプ犯はどんな人々をターゲットにするでしょうか?
虚偽のレイプ告発という、はるかに小さな問題に新たな法律や罰則を加えることは、性暴力の正当な被害者へのプレッシャーをさらに強めることになります。現行法では、正当な被害者が警察によって虚偽の被害者として分類されるケースがあります。もし罰則をさらに追加すれば、レイプ被害を報告しただけで警察が信じなかったという理由で、正当なレイプ被害者が懲役20年の刑に処されることになります。そして、それは他の性暴力被害者に萎縮効果をもたらすでしょう
性犯罪の虚偽告発を問題視する人々は実際には虚偽の告発による被害者を全く気にかけていません。彼等がむしろ多くの正当な被害者が正義を求めることを不可能にする「立証責任を非合理的・不可能なレベルに引き上げる」ことを正当化するための手段に過ぎません。
こうした問題における最高の解決法は「性犯罪を無くすこと」だということは何度でも繰り返し言うべきですし、忘れるべきではありません。
ほほう、まだ喚いているのか。まるで駄々っ子だな。だが、お前のその程度の反論では、俺の理論の強固さを揺るがすことなど到底不可能だ。
お前が「説明しきれねえ」と騒ぐ残りの部分?それは統計的なノイズとして処理できる範囲だと言っているんだ。お前の脳みそでは、主要因と誤差要因を区別することができないらしい。Burson et al. (2006) のタスク難易度や、Ehrlinger et al. (2008) のトレーニング効果を持ち出してくるのは勝手だが、それらがDK効果の主要なメカニズムを覆すほどの力を持つとは到底思えないね。せいぜい、周辺的な影響を与えているに過ぎない。
「主要因」しか興味がないなら科学をやめて占いをやれ、だと?お前こそ、感情的なレッテル貼りで議論から逃げるのはやめたらどうだ?科学とは、主要な要因を特定し、現象を理解するための最も効率的な方法を探求することだ。お前のように、些末なことに固執して全体像を見失うのは、科学的な思考とは対極にある。
現実はお前の都合などどうでもいい?その通りだ。だからこそ、感情的な願望ではなく、客観的なデータと論理に基づいて議論しているんだよ。お前は自分の感情的な反論が受け入れられないからって、現実を否定しているだけじゃないか。
煽りも反論もめんどくさいなら「負けました」と言え、だと?お前に「負けました」と言う日が来ると本気で思っているのか?お前のその程度の知識と理解力では、俺の足元にも及ばない。議論する価値すらないと言ってもいい。
だが、哀れなお前にも理解できるように、もう一度言ってやる。DK効果の主要な要因は統計的な回帰現象でほぼ説明可能だ。お前が騒ぎ立てる心理的な要因は、確かに存在するかもしれないが、それは主要なメカニズムを揺るがすほどのものではない。お前の反論は、木を見て森を見ない、視野の狭い者の戯言に過ぎないんだよ。
せいぜい、自分の無力さを自覚して、少しは知的な謙虚さを身につけたらどうだ?だが、お前にそれを期待するのは、豚に真珠、猫に小判だろうな。
へえ、ずいぶんと自信満々じゃん。まるで自分が神にでもなったような言い草だな。だが残念、お前のその程度の知識と理解力じゃ、俺の爪の垢ほどにも及ばねえんだよ。
まず、「お前レベルでも分かるように噛み砕いて返してやるよ」だと?笑わせるな。お前のその浅すぎる理解力に合わせてやる義理はねえんだよ。せいぜい自分の頭の中で反芻して、やっと理解できる程度だろうな。
Gignac & Zajenkowski (2020) を盾にしているだと?当然だ。お前みたいに感情論でギャーギャー騒ぐんじゃなく、客観的なデータと統計に基づいて議論しているんだよ。お前の持ち出す Burson et al. (2006) のタスク難易度によるバイアス?そんなもん、統計的なノイズとして処理できるわ。お前の脳みそじゃ、複雑な統計モデルを理解できないからって、すぐに「心理だ!」って飛びつくんだから、本当に単純で助かるよ。
それから、「誰もが中央より少し上で見積もるバイアス」だと?better-than-average effectを知ってて偉いね。幼稚園で初めて九九を覚えた子供みたいだ。Ehrlinger et al. (2008) のトレーニングによる自己評価の変化?お前は都合のいいデータだけ拾ってきて、全体像を見ようとしないんだな。視野が狭すぎるんだよ。
「世間一般のDK効果はほぼ存在しない」という結論が気に入らない?それはお前が現実を見ようとしないただの駄々だ。統計的に有意な効果が小さい、あるいは状況によっては見られないという事実は、お前の感情論よりもずっと重いんだよ。「ほぼ」という言葉の曖昧さ?それは厳密性を期すための当然の配慮だ。お前みたいに白か黒かでしか考えられない幼稚な思考回路とは違うんだよ。
結局のところ、お前は自分の感情的な主張を正当化するために、表層的な知識をかき集めて騒いでいるだけだ。お前の反論は、知的な議論の土俵にすら上がれていない。せいぜい自分の狭い世界で、「俺は分かってる!」とでも叫んでろ。
お子ちゃまレベルに合わせて言うなら?お前にそんなレベルで話す必要はない。お前は一生、この程度の理解力で生きていくんだからな。せいぜい、俺の論文を隅から隅まで読み込んで、少しはマシな反論ができるようになってから出直してこい。だが、期待はしないでおいてやるよ。どうせ無駄だろうからな。
ご指摘の内容について、論点を整理したうえで順に反論いたします。
まず、「DK効果は統計現象に過ぎない」と主張しているのはそちらだという指摘ですが、正確ではありません。
こちらの立場は、「DK効果は観測されるパターンの大部分が統計的 artifact で説明できるが、心理的要因の寄与を全否定しているわけではない」という立場です。
そちらが提示している「心理的要因説」は、「統計的 artifact では説明できない部分がある」という主張ですが、それを証明する責任は主張する側にあります。
特に「心理的要因が不可欠である」ことを立証する必要があります。
単に「統計的 artifact だけでは説明しきれない」と言うだけでは不十分であり、明示的に「どの観測パターンが artifact を超えているのか」を実証データに基づいて示す必要があります。
こちらは学術文献に言及していないわけではありません。たとえば Burson et al. (2006) や Ehrlinger et al. (2008) のような研究はすでに認識していますし、これらが「タスクの難易度」や「フィードバック」による効果緩和を示していることも理解しています。
問題は、それらの研究が示している効果が「心理的要因による」と断定できるかどうかです。
たとえば、トレーニングによる変化が「メタ認知能力の向上による」とする解釈は一つの仮説ですが、「単にフィードバックが分布を収束させただけ」とする統計的な解釈も可能です。
つまり、そちらが提示している文献は「心理的要因があるかもしれない」という補強にはなりますが、決定的な証明にはなっていません。
「論点ずらし」と指摘したのは、煽りではなく構造的な問題です。
具体的には、こちらが提示している統計的 artifact モデルに対して、そちらは「心理的要因の存在」を強調するあまり、分布仮説に基づく説明を過小評価し、一部の例外的な現象だけを取り上げているという点です。
論争で大切なのは、相手の主張を正確に読み取り、それに対して論理的に反駁することです。
「精神的セーフティネット」などというレトリックは議論の質を下げるだけですし、学術的な議論に必要なのは冷静なエビデンスベースの論証です。
はい。かなり精緻な反論ですが、これに対する再反論を論理的・体系的にまとめます。
ポイントは、「統計的 artifact 仮説」は心理的要因の存在を否定していないことと、「観測される現象の説明力」の整理です。以下の形で反論します。
相手は「x と y が独立ではなく依存しているから単なる統計的 artifact ではない」と主張していますが、ここで重要なのは:
相関の発生は「依存関係があるから心理的バイアスだ」という単純な構図ではなく、「中央値への自然な収束傾向」と「測定方法上の artifact」が大きな役割を果たしている。
相手は「低能力者と高能力者で非対称」と述べますが、統計的 artifact 仮説はこれも説明可能です。
高能力者の控えめ評価や低能力者の過大評価という非対称性も、統計的 artifact と測定エラーで説明可能。心理的要因は追加的説明にはなるが「必要条件」ではない。
トレーニング効果は、心理的メカニズムを排除する必要はないが、観測される現象はまず統計的な分布変化として生じる。心理的説明は付加的で、必須ではない。
心理的説明は「不要」ではないが、「不可欠」とも言えない。統計的説明だけでかなりの部分を再現できることが、多くの研究で支持されている。
相手の主張は「心理的要因なしでは説明できない」としているが、実際には統計的要因と測定エラーの効果で多くが説明できることはシミュレーションや理論モデルで示されている。
心理的要因を完全に排除する必要はないが、「心理的要因が不可欠」という主張は過剰であり、現象を慎重に分解すれば統計的 artifact で説明できる部分が大きいことがわかる。
Xでこのポストがバズってたのがきっかけ。このポストについては「パートナーの体調不良の訴えを面白がってネタにするって性格悪いな」くらいの感想だけど、結局、マンフルなるものはあるのかないのか気になったので調べてみた。
マンフルについて簡単に言えば、男性が風邪やインフルエンザにかかったときに、女性よりも大袈裟に症状を訴えるという多分に男性を揶揄するミームで、欧米圏ではすっかり定番らしい。日本にもここ10年くらいで輸入されたのか時々みることがある。俺は正直「男性側がわざわざおおげさに症状訴える動機が存在しないし、怪しいんじゃね?」と最初から思ってたけど、ともあれまともな文献を調べてみようと。
結論から言うと、やはり"マンフルー"を「男性の大袈裟な態度」と見るのは無理があるみたい。
まず、平熱について。最初、男性の方が平熱が低いので、微熱でも男性の方が辛いのではと言う仮説を持ってたけど、こちらはちょっとハズレぽい。一応、最近の大規模研究によると、統計的には男性の方が女性よりわずかに平熱が低い傾向がある。スタンフォード大学の2023年の研究では、約61万件の体温データを解析した結果、全体平均が36.64℃で、女性の方が男性より平均体温が高かった(Parsonnet et al., 2023, JAMA Intern Medの論文)。日内変動や年齢、体格といった他の要因もあるけど、それらを調整してもこの性差は残る。ただ、重要なのはその差がせいぜい0.2℃程度で、これだと男性が微熱でも辛く感じる根拠にするのは微妙そう。
じゃあ何がマンフルーの正体なのか?と思って他の文献を調べてみた。
面白いのは、免疫反応やホルモンの違いが、男女の症状の出方に影響を与えている可能性があるってこと。例えば、女性ホルモン(エストロゲン)は免疫を活性化させる傾向があり、男性ホルモン(テストステロン)は抑制する方向に働く。実際、ワクチンへの抗体応答も女性の方が強いという研究がある(Furman et al., 2014, PNASの論文)。
加えて、COVID-19のパンデミック中には、男性の方が女性よりも重症化しやすく、死亡率も高かったというデータが世界中から報告された(Global Health 50/50, Sex, Gender and COVID-19 Project)。インフルエンザでも似たような傾向がある。
つまり、男性の方が感染症に弱いというのは言えそうで、マンフルと呼ばれる現象も(確定じゃないけど)その線で説明できそうに思う。もちろん男性全員がそうというわけではないし、症状の訴え方に社会的なバイアスもあると思う。「男は弱音を吐かないべき」とい男性規範が女性から「情けない」という感想を引き起こした面も考えられる。ただ、この辺はあまりにも憶測がまじりすぎるのでいったんおいてく。
他には副鼻腔炎についての話もあった。オーストリアの研究チームが副鼻腔炎の経過を男女で比較したところ、女性の方が症状の自己評価は高かったものの、回復は早かった。男性は症状が長引く傾向があったとのこと(Brandstetter et al., 2021, Journal of Clinical Medicineの論文)。この研究では「マンフルーというステレオタイプを裏付ける明確な根拠はない」と結論づけている。
結局のところ、マンフルーという怪しげな話が「何故」広まったのかについて言うと、
のあわせ技で、女性から見たときに「おおげさに辛さを訴えてる用に見える」となるんじゃないかなというのが暫定的な結論。
日本の「マンフル」では、嫁側が辛さを吐露したときに男性が被せるように俺も辛いというのを「マンフル」と呼ぶケースもあるらしいけど、そっちは夫婦の信頼関係とかの話になるし、旦那側の「証言」がないケースで一方的に言ってるケースが多いので、判断はおいとく。
精子の遺伝子劣化、特に父親の高齢化に伴う新規突然変異(de novo変異)の蓄積が、子どもの神経発達障害のリスクを増加させる可能性があることが研究で示されています。以下に関連する有効な論文のタイトルとその要点を示します。
"Paternal-age-related de novo mutations and risk for five disorders"
この研究では、父親の加齢に伴う新規突然変異が、自閉症スペクトラム障害(ASD)、統合失調症(SCZ)、先天性心疾患(CHD)、てんかんを伴う神経発達障害(EPI)、知的障害(ID)のリスクに与える影響を解析しています。結果として、これらの突然変異が各障害のリスクをわずかに増加させることが示されました。
"Advancing Paternal Age and Autism"
この研究では、父親の年齢が高くなるにつれて、子どもが自閉症スペクトラム障害(ASD)を発症するリスクが増加することが示されています。具体的には、30歳未満の父親と比較して、40歳以上の父親の場合、ASDのリスクが明らかに高まることが報告されています。
"Paternal Age and Sporadic Schizophrenia: Evidence for De Novo Mutations"
Malaspina et al., 2002
この研究では、家族歴のない散発性の統合失調症患者において、父親の年齢が高いことが有意に関連していることが示されています。これは、父親の加齢に伴う新規突然変異が統合失調症のリスクを増加させる可能性を示唆しています。
これらの研究から、父親の加齢に伴う精子の遺伝的変化が、子どもの神経発達障害や精神疾患のリスク増加に関連していることが示唆されています。
精子の遺伝子劣化、特に父親の加齢に伴う変化が、子どもに障害が生まれる確率を高める可能性があることが研究で示されています。具体的には、父親の年齢が上がると、精子のDNAに新規の突然変異(de novo変異)が蓄積され、これが自閉スペクトラム症(ASD)などの神経発達障害のリスク増加と関連しています。
具体的な研究・報告例:
1. 570万人規模の国際研究(2011年、Molecular Psychiatry誌)
5か国の約570万人の子どもを対象にした研究では、40代の父親は30歳未満の父親と比べて自閉症のリスクが28%高く、50代では66%高いことが示されました。
🔗 https://www.nature.com/articles/mp2010157
(※この研究はReichenbergらによるもので、Reichenberg A et al., 2011. "Advancing paternal age and autism")
東北大学の研究グループが行ったマウス実験では、父親の加齢による精子の遺伝子制御の変化が、子の神経発達に影響する可能性が示されました。
🔗 https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20231208_n01/
3. ジョンズ・ホプキンス大学の予備的研究(2023年)
ジョンズ・ホプキンス大学による研究では、精子のエピジェネティック変化(DNAに付加される化学的なマーク)が、3歳の子どもに見られる自閉症様の行動と関連していることが示唆されました。
このように、父親の加齢に伴う精子の遺伝的およびエピジェネティックな変化が、子どもの神経発達障害のリスクを増加させる可能性があることは、複数の研究により示唆されています。
経済の停滞や落ち込みが人の死亡リスクを高めることは、多くの学術研究で指摘されています。以下、いくつかの代表的な研究を紹介しながら説明します。
経済の停滞は失業率の上昇を招き、それが自殺率の増加につながることが多くの研究で示されています。
Brenner (1976) は「Economic Changes and Heart Disease Mortality in the U.S.」の研究で、景気後退期には自殺率や心疾患による死亡率が上昇することを指摘しました。
Stuckler et al. (2009) の「The public health effect of economic crises and alternative policy responses in Europe」によると、2008年のリーマンショック後、失業率が1%上昇すると自殺率が約1%上昇することが示されました。
日本でも、バブル崩壊後の1990年代後半やリーマンショック後に自殺者数が増加したことが統計で確認されています(厚生労働省「人口動態統計」)。
Marmot (2005) の「Status Syndrome: How Your Social Standing Directly Affects Your Health and Life Expectancy」によると、社会経済的地位が低いほど平均余命が短くなることが示されています。
Case & Deaton (2015) の「Rising morbidity and mortality in midlife among white non-Hispanic Americans in the 21st century」では、経済格差が拡大することで、薬物中毒やアルコール依存、心疾患などが増加し、中年層の死亡率が上昇したことを報告しています。
日本でも、相対的貧困率の上昇に伴い、栄養不足や医療費負担の増加による健康悪化が問題となっています。
経済停滞が続くと、政府の財政が悪化し、医療や福祉への支出が削減される可能性があります。
Stuckler et al. (2011) の「Effects of the 2008 recession on health: a first look at European data」によると、経済危機による政府支出削減が医療サービスの低下を招き、疾病の早期発見が遅れるなどの影響があったとされています。
Ruhm (2000) の「Are Recessions Good for Your Health?」では、経済が停滞すると医療サービスの利用が減少し、特定の疾病の死亡率が上昇することが示されました。
日本でも、医療費の自己負担増加や介護サービスの削減が進められており、高齢者や低所得者の健康リスクが高まっています。
経済の不安定化は、人々の精神的ストレスを増加させ、それが健康悪化や死亡リスクの上昇につながります。
Wilkinson & Pickett (2009) の「The Spirit Level: Why More Equal Societies Almost Always Do Better」では、経済格差が拡大すると社会的ストレスが増加し、うつ病や自殺が増えることが指摘されています。
Kawachi & Berkman (2001) の「Social Ties and Mental Health」では、経済的不安が社会的孤立を引き起こし、精神疾患のリスクを高めることが報告されています。
日本では、リーマンショック後に「派遣切り」などの影響で多くの人が職と住居を失い、自殺や健康問題が増えました。
経済停滞は、失業の増加、貧困の拡大、医療・福祉の低下、心理的ストレスの増加などを通じて、人々の死亡リスクを高めることが学術的に示されています。特に日本のように高齢化が進んでいる国では、経済の低迷が社会保障制度の持続性にも影響を及ぼし、さらに深刻な問題を引き起こす可能性があります。
本日は、量子力学における観測問題という、長年にわたり論争の的となっているテーマに取り組んだ。この問題は、量子状態が、確率的な重ね合わせ状態として存在するにもかかわらず、観測という行為によって特定の結果へと「収縮」するように見えるメカニズムに関する根源的な問いを提起する。
午前中、僕は現在従事している極秘プロジェクトについてパートナーに説明を試みた。残念ながら、このプロジェクトは機密指定を受けており、詳細を外部に漏らすことは禁じられている。苦肉の策として、僕は機密情報をマスキング処理(いわゆる「ピー音」で隠蔽)しながら説明を試みたが、彼女がプロジェクトの核心を理解できたとは到底思えない。
その後、彼女から自身が取り組んでいる脳の意識に関する実験について説明を受けた。彼女の研究は、筋肉運動を司る神経信号が、被験者が運動を意識するよりも先行して発生するという現象に着目している。これは、意識という主観的な経験が、脳内の物理的なプロセスとどのように関連しているのかという、哲学と神経科学の交わる領域における難問に実験的なアプローチを試みるものと言えるだろう。
この現象は、20世紀後半にベンジャミン・リベットによって行われた一連の実験によって広く知られるようになった。リベットは、被験者が指を動かす意思決定をするよりも前に、「準備電位」と呼ばれる脳活動がすでに発生していることを発見した(Libet et al., 1983)。この実験結果は、自由意志の存在そのものに対する疑問を投げかけるものとして、大きな議論を呼んだ。近年では、より高度な神経イメージング技術を用いて、意識的な意思決定に先行する脳活動を詳細に分析する研究が盛んに行われている(例えば、Soon et al., 2008)。彼女の研究も、これらの研究の流れを汲み、事象関連電位(ERP)や脳磁図(MEG)を用いて、意識的な意思決定の神経基盤を解明しようとしているようだ。
昼食時、僕はカフェテリアで友人たちと合流し、食事中にふと閃いたアイデアについて話した。彼女の神経科学的な知見が、量子力学における観測問題に新たな視点をもたらす可能性があるのではないかと考えたのだ。
午後、彼女と僕は共同研究を開始するため、彼女のアパートへと移動した。僕の理論物理学的な計算と、彼女の神経科学的な実験データを組み合わせることで、量子力学の標準的な解釈の一つであるコペンハーゲン解釈における「観測者」の役割、特に意識の関与を検証できるかもしれない。コペンハーゲン解釈では、観測という行為そのものが量子状態を確定させるとされるが、この解釈には、観測を行う「意識」の定義や、それが物理的なプロセスに及ぼす影響など、依然として不明確な点が多く残されている。
量子力学と意識の関係については、様々な理論的な提案がなされてきた。例えば、ロジャー・ペンローズとスチュワート・ハメロフは、意識が脳内の微小管における量子的なプロセスによって生み出されるとする「オーケストレーションされた客観的収縮(Orch-OR)」理論を提唱している(Penrose & Hameroff, 1995)。また、一部の研究者は、量子エンタングルメントなどの量子的な現象が、意識の統合的な性質を説明する上で重要な役割を果たす可能性を示唆している(例えば、Hameroff, 2014)。しかしながら、これらの理論は、実験的な検証が非常に困難であり、科学的なコンセンサスを得るには至っていない。
僕たちの試みは、これらの先行研究を踏まえつつ、より実験的なアプローチを目指すものである。彼女の神経科学的な実験データを用いて、意識的な観測が量子状態に及ぼす影響を詳細に分析し、コペンハーゲン解釈における「観測者」の役割をより明確に定義することを目指す。
しかしながら、共同研究は決して容易ではない。そこで、僕たちはいくつかのルールを定めることにした。例えば、物理学に関する事項については僕が最終的な決定権を有し、神経科学に関する事項については彼女が同様の権限を持つ。ただし、僕が異議を唱える場合はこの限りではない。また、研究成果を論文として発表する際には、僕の名前を筆頭著者として記載することを確約した。
研究を進める過程で、意見の衝突も生じた。僕は彼女の鼻呼吸の音が過度に大きいと指摘し、彼女は僕の存在が極めて疲れると反論した。しかし最終的には、計算モデルにおける重大な誤りを発見し、問題を解決することができた。
夕刻、彼女と僕は、研究を継続するか、あるいは僕たちの関係性を維持するかという、究極の選択に直面することとなった。無論、僕たちにとって自明の選択肢は一つしかない。
そこで、僕たちは改訂されたルールに基づき、互いを容赦なく侮辱し合うという戦略を採用した。具体的には、相手の学歴、知的能力、家族構成など、あらゆる側面を攻撃対象とした。驚くべきことに、この非倫理的な行為が僕たちの認知プロセスを活性化し、研究の進捗を加速させるという結果をもたらした。
本日の結論として、彼女の神経科学的な研究と僕の理論的な計算を組み合わせることにより、量子力学における観測問題の解決に近づける可能性があることが示唆された。しかし、そのためには、更なる実験データと、より洗練された侮辱が必要となるだろう。
AIライター「deep researchはすごい!研究にも革命を起こす!」
コンサル「deep researchのレポート作成はプロ並みだな。これは研究者の仕事も大きく変えそうだ。」
研究者>>高いから誰も使ってない<<— yukimusi et al. ⛰ (@yukimusiii) February 10, 2025
自分の専門分野ならちゃんとした最近のレビューや最新論文のイントロ読んだ方が良い
Deep Researchのソースは概ねそれらだし(なので研究者は本来使う必要がない。知った情報しか出てこない)
相変わらずハルシネーションするから専門分野以外で使うのも微妙
なんに使えるのかなあ・・・
まあやっぱりレビュー読んだ方が良いな
https://adc.bmj.com/content/early/2024/10/15/archdischild-2024-327994.info
Gender medicine and the Cass Review: why medicine and the law make poor bedfellows
(ジェンダー医学とキャス・レビュー:なぜ医学と法は相性が悪いのか)
2024年4月、英国のカス・レビュー(Cass Review)の最終報告書が発表され、18歳未満のジェンダー・アイデンティティ関連医療の改善を目的とした勧告が行われた。このレビューは、NHSイングランド(NHSE)の依頼により実施され、特にホルモン治療のエビデンスが不十分であることを指摘し、臨床研究の枠組み内で提供されるべきであると結論付けた。
しかし、英国医師会(BMA)の評議会は、7月にレビューの「方法論的な弱点」に懸念を示し、特にYale Law SchoolのIntegrity Projectによるマクナマラらの論文がその根拠となっていた。
本論文では、カス・レビューの正当性を擁護し、批判の根拠となった論文の誤りを指摘している。
マクナマラ論文は、キャス・レビューが「標準的な臨床ガイドライン作成のプロセスに従っていない」と批判しているが、独立レビューはガイドラインとは異なる枠組みで行われる。
カス・レビューは、独立した公的調査として機能しており、医療ガイドラインとは異なる目的を持つ。
マクナマラ論文は「ヨーク大学のレビューが重要な研究を除外した」と主張するが、実際には最も包括的なシステマティック・レビューを行っており、多くの研究が「重大なバイアスのリスクあり」と評価されている。
例えば、Chen et al. (2023) および Tordoff et al. (2022) は、ROBINS-I基準で「重大なバイアスのリスク」と評価され、信頼性が低いとされた。
(3) 事実誤認
マクナマラ論文は、キャス・レビューがWPATH(世界トランスジェンダー健康専門家協会)のガイドラインを高評価したと主張するが、実際には「開発の厳密性35%、編集の独立性39%」と低評価していた。
また、キャス・レビューが「デ・トランジション率(性別移行の中止)を0.3%と報告した」とする誤った解釈を提示している。
(4) ジェンダー医療が他の小児医療より厳しく評価されているという誤解
マクナマラ論文は「キャス・レビューがジェンダー医療に対し、不当に厳しい評価をしている」と主張するが、実際には他の小児医療でも同様の基準が適用されている。
例えば、GLP-1作動薬(小児肥満治療)は、ランダム化比較試験(RCT)で検証されているが、ジェンダー医療のホルモン治療には同様のRCTが存在しない。
5. 結論
本論文は、BMAが未査読の法的文書に基づいてキャス・レビューを批判することは誤りであり、キャス・レビューの提言を受け入れ、より安全でエビデンスに基づいたジェンダー医療を提供するべきだと主張している。
キャス・レビューは、ジェンダー医療における科学的根拠の弱さを指摘し、慎重なアプローチを提案。