はてなキーワード: 元カノとは
anond:20241213001612の補足編(多分続くので1とした)である。
こんな話題に食いつく人などいないと思ったが、いたので嬉しい驚きだった。今回はコメントを見てみたいと思う。あとやっぱりヴィルトゥオーゾ系の曲はまた別に七選作ろうと思う。超絶とパガ超パガ大が別にあるとはいえ、演奏会用練習曲集1つとノルマの回想だけではさみしい。
前期のブコメ。ちょっと笑ったが、実はリストの両親のスペルはListである(マジ)。フランツ君はハンガリー人であるぞという自意識からLiszt Ferenc(リシュト・フェレンツ)と名乗っていた。
ピアノソロ曲じゃないけど、リストのピアノ協奏曲第1番を聴くと過度にゴージャスでなんか笑えてくる。フリードリヒ・グルダのチェロ協奏曲を聴いたときの笑いに似た感じ。
トライアングル協奏曲(命名はリストの政敵エドヴァルト・ハンスリック)ねw スター時代の曲だが、実は循環形式を大々的に活用した野心作で、ピアノソナタ ロ短調の前段階にあたる曲の一つという。
今はやるのか。前期編でうかつに音楽史上の重要性はバッハやベートーヴェンに劣ると言ってしまったのだが、音楽史上重要な作曲家というのは、ナショナリズムが時代様式となった近代以降現在までの歴史認識の上で成り立っていることが多い。バッハが再評価されたのはドイツ・ナショナリズムの高揚なくしては考えられない。ベートーヴェンだってそうだろう(彼の曲にはフランス革命への共感という要素が強くあるが、一方でドイツ民族の古典の頂点とみられている)。リストはナショナリズムの歴史認識からは扱いにくい。リストが音楽史上最も評価されているのは新ドイツ派の旗手として、特に交響詩様式を確立させたことであり、紛れもなくドイツ・ナショナリズムの文脈だ。ピアノの表現技法を著しく拡大させたという点については、扱いが薄い。ピアノは楽器の王者だが、一方で知名度の壁を貫通して義務教育レベルまで到達してくるピアノ曲がどのくらいあるか。タールベルクをはじめとして同じような貢献をした19世紀のヴィルトゥオーゾたちの名前はピアノ史を詳しく調べなければ出てこない。
リストの両親はドイツ系だが、ドイツ・ナショナリズムに含めにくいオーストリア人※でしかもハンガリー生まれ(ということはハンガリーではリストは少数民族になる)、生活はパリでフランス語話者とつかみ所がない。ショパンもパリで活躍したコスモポリタン的な人物でほとんどの曲がピアノ曲だが、生まれも育ちもワルシャワからそう遠くない近郊地帯で、リストのように辺境の生まれではない。何よりポーランド分割に憤り、ロシア皇帝直々のお誘いを断ってでも「亡命ポーランド人」であることを貫き通した生き様は、ナショナリズムの歴史認識に乗せやすい。彼の「革命」(op. 10-12)などが記憶されているのも多分にそのせいのはずだ。
※オーストリアを支配するハプスブルクの支配は多民族帝国(チェコ、スロヴァキア、ハンガリー、ルーマニアetcの「民族の牢獄」と呼ばれた)なのでドイツ・ナショナリズムによる国家統一は不可能である。歴史上「大ドイツ主義」が挫折したのはそのせい。
そう言い出したので慌てて西園寺公望が止めたという話がありますけど本当なんでしょうかね。無理を言ってでも連れて来てくれれば、日本の音楽界も違ったものになっただろうになぁ。
巡礼の年イタリアはチョ・ソンジンが最高だった。ダンテで涙出た(リサイタルで聴いた)けど、音源は出してないんだ。。。/ロルティも好きです。
浜松ピアノコンクールライブの映像があるがやばい(https://www.youtube.com/watch?v=_nG3CyuNC00/このライブ録音のCDがほしい)。本当に15歳だったのかこの人(結果は優勝)。
有名なラ・カンパネラはパガニーニ練習曲に含まれる曲。改訂を経て、軽薄だけどわかりやすく演奏効果の高い第3稿を決定稿としたリストは時代を見抜く目があったと思う。
いつも見ております。おかげさまでピアノ協奏曲のオレイニチャク盤に巡り会いました。ありがとうございます。
※コメントしたアーノンクールこと「コスモピアニスト」氏はショパンとラヴェルのCDのレビューを大量にHPに書いている(https://www.asahi-net.or.jp/~qa8f-kik/index.html)。
ショパンの元カノとマリーとの関係をぜひkwsk(もはや音楽関係ない。いや、むしろ音楽性に影響があったとか?w) あの時代の作曲家界隈のドロドロネタで本が書けそうですね。
サロンにありがちなドロドロした人間関係の方がもはや興味あるの分かる。正直私にはちんぷんかんぷんなので誰かマリーに焦点当てた本書いてくれないか。
え?入れたけど
学生時代にエステ荘の噴水を弾いて大人になりローマ近郊のエステ荘の噴水を見に行きました ^_^ https://maemuki.hateblo.jp/entry/2013/01/26/005305
リンク拝見しました。10年以上前にこの記事読んでました。実は私はこの記事を読んで本格的に「エステ荘の噴水」に開眼しています。そんな人が逆に読んでくださって本当に嬉しい。
話題についていけないならとっとと負けを認めればいいのに
言及でついた※から。後者の下についてるコメント(前者の反論?)がいうように勝ち負けの問題ではないから好きにやれば良い。それよりたったこれだけしかないんですか? もっとあるでしょ東方アレンジやってる奴。MIDI音源で作ってる人も含めて。ピアノ編曲の善し悪し含めて知らん奴に布教してくれたら最高や。
ブコメにあった
リストは手が大きい。彼の曲は日本の小柄な女性ではいくら手を広げても弾けない曲がある。そしてその曲の美しさよ。どうやっても届かないあの美しさに悔しさと羨ましさで恍惚となってしまう。
本当にそうだろうか。確かに、ロルティやペトロフ、あるいはヴォロドスのようにその恵まれまくった体から繰り出される力強い響きと(特にロルティは)恐ろしく繊細な音色のコントロールを見ると、恵体こそがリストの大前提のように思われる。パガ超を弾ききったフィリペツ(ノルマでは映像を挙げた)もそうだ。しかし、前期で紹介したノ・イェジンのように、小柄な体で「ノルマの回想」を立派に弾いている人もいる(映像あった/https://www.youtube.com/watch?v=gostiJcVod4)。PTNAのコンクール映像などを見てみると、小柄な日本人女性ピアニストがリストの曲に果敢にチャレンジしている動画が結構ある。昔何かのコンクールでリスト編の「ギョーム・テル」序曲を弾き出した勇者がいてぶったまげたことがあったが、その人も女性だった(探したら映像があった/https://www.youtube.com/watch?v=GRYLy8O3VIQ)。アムラン同様大変なテクニシャンであるスティーヴン・ハフも痩身小柄な体型をしている。何度かコンサートに行ったが「ダンテを読んで」では顔を真っ赤にして渾身の力で演奏していた。そう考えると、小柄な女性にリストは弾けないというのは、何かを間違っているだけなのではないか。日本人が無理してドイツ人のような歌唱法を真似して喉を痛めるみたいな話を声楽をやっていた人から聞いたことがあるのだが、似たような問題なのでは?
付き合っている段階ではうまくいっていても、結婚相手として考えたときに別れてしまうことがある。
それは、働いてないとか、生活能力が皆無など、相手に相当な問題がある場合もあるが、自分の経験や他の人の話を聞いていると、本当に些細な理由で「結婚相手ではない」と判断することが多いように感じる。
マッチングアプリで出会ったアラサー男性に、元カノと結婚に踏み切れなかった理由を必ず聞いているが、「運転が下手」とか「仕事が好きで家庭的ではなかった」などの理由で驚愕する。
もちろん聞いた話であり、自分はその元カノを見たことも会ったこともないので、彼女側に他にも致命的な問題があったのかもしれない。
でも最初に出てくる理由がそんな理由であれば、それ以上の理由はないように思える。
運転が下手なら自分が運転すればいいし、家事をしてほしいなら2人で稼いだお金で家政婦でも雇えばいい。
結局これらの原因は、男性が「結婚=最後の1人」というプレッシャーから、急に相手の欠点を探し始めることにあると思う。
重要なのは、相手の欠点を受け入れる覚悟や、気になる点があれば話し合って向き合う姿勢である。
そして、欠点がないことを求めるのではなく、好きな面を大切にすることだと思う。
一丁前に結婚願望はあるくせに相手と向き合う覚悟がない男性は、将来どういう人と結婚するんだろうか。
ぼくのかんがえたさいきょうのおよめさんは見つかるのだろうか。
ちょっと前まで付き合ってた元カノの話。お互い30代半ばだが、私は大学進学からずっと都内で一人暮らし、彼女は一度も実家を出たことが無く両親も健在。
彼女の仕事は労働時間が長く、給料は少ない仕事だった。それでも彼女は「仕事が好きだから」といって過剰に働いていた。一種のワーカホリックだったと思う。
対して私は専門的な技術職で残業時間は月10時間程度、とはいえ給料は彼女の倍稼いでいた。
そんな彼女は「楽な仕事をしていくらでも時間も金もあるのに何で○○もしないんだ」というようなことをよく言ってきた。彼女からしたら私はただただぐうたらと生活しているだけに見えたらしい。
でもそんな彼女は立派な実家があるから住むところに困らないし、いくら遅く帰ろうが両親がご飯を作って待っててくれる、なんなら帰りが遅くなったり雨が降ったりしたら駅まで車で迎えに来てくれる、当然大半の家事は自分でやる必要が無い、という環境で生きていたわけだ。給料が少なくても家に入れている金は月に3万5千円だけ。それじゃ都内だと家賃すら払えないよ。
ワーカホリックで自分の健康も一切顧みずに働いた上に睡眠時間を削って趣味までやっていたのだって、いざ自分が倒れても住むところはあるし両親が助けてくれる、そんな甘えた環境だからそういう好き勝手なことが出来たわけだ。
私は一人暮らしで家賃を払っていてもちゃんとした生活が出来るよう稼がなきゃいけないし、万が一仕事が出来なくなったら頼る人もいない、だから頑張って働いてスキルも身に付けてアピールして昇進を掴むと同時に仕事でたまるストレスをどうにか解消して潰れないようにしなければならない。そういう環境でやるべきこととやりたいことを何とかバランスとって生きてきていることを彼女は全く想像できないようだった。
もちろん彼女のことは好きだったから必死になって彼女が求めることを満たそうとやってきた。でも頑張っても頑張っても「お前は努力も苦労もしていない」と言われ続けて、完全に心が折れた。いくらこちらの事情を説明しても、こういう理由でこういうやり方をしているんだと言っても、全く聞く耳を持たずにいる彼女がもう正直気持ち悪くなってしまった。
自分が凄く恵まれた環境で甘えて生きてきているというのを自覚せず、相手には相手の事情があってそれぞれ生きている環境も違うんだというのも理解せず、ああこれが実家を出たことが無いやつなんだなぁと思ってしまった。
別に実家を出るかどうかなんて自由だし、そんなもの大した問題じゃないと思っていた。実際、想像力と思いやりを持てる人間なら実家を出たことが無くてもちゃんと理解できるんだと思う。というかその位の想像力は誰にでもあると思っていた。でも彼女のケースを見てしまった以上、やっぱ実家を出たことが無いやつはダメなのかもな、と思わずにいられなくなってしまった。たった1例で思い込むのはどうかと思うけど、私にとっては大きな一つだったのだ。
ミキティのYouTubeで、旦那が元カノを含む仲良しグループでお泊りするという相談を取り上げてて、ミキティ含むコメントのほとんどがあり得ないって意見だったんだが、そんなにダメなことか?
私(女)は既婚だが、大学時代の男性が多い仲良しグループでよく飲んだりゲームしたりキャンプしたりする。元カレはいないが大昔に告白してきたメンバーはいる。でも恋愛感情は全くないし、相手も今は彼女が居る。
コメントではいつまで独身気分なんだがとか、妻子残して泊まりなんてあり得ないとか、グループの存在自体を疑問視する意見もあったが、何故結婚して子どもができたら異性のいるグループで泊まったらいけないのか?本当に理解ができない。二人きりで会うわけでもないのに、異性のいるグループを否定するとか束縛強すぎ。
友達って本当に貴重なんだよ。大人になればなるほど新しい友達って本当にできない。そして友達は定期的に会う努力をしないと簡単に消滅する。今いる友達を大事にしないと、老後、配偶者としか繋がりがない危ない状況になるのは簡単に想像できる。よく依存先はたくさん作れと言われているのに、なぜ異性が居るだけで貴重な依存先を減らさないといけないのか。私からすれば人との繋がりを否定するほうがあり得ない。
もちろん頻度について議論する余地はある。小さい子どもがいれば、その間ワンオペになるわけだし、頻繁に遊ぶのは不満がでるのは理解できる。でも、動画は県外の結婚式に呼ばれたついでのお泊りだったので、そんなに頻繁にあるわけでもないだろう。
私の夫は友達がいないが、いつも「友達は大事にしたほうがいいよ」と快く送り出してくれる。『俺は友達いないからお前も友達と縁切れ』とか言い出す人間じゃなくて本当によかった。
職場の女から好かれているんだが、眠剤安定剤メンヘラ汚部屋の爆地雷で困る
なんかサブレみたいな扱いされてるけどどうしよう
(次の男ができたんで)バイバイ友達に戻ろうという感じで終わった。
なあなあになって、SNSとかもそのまま。
そこで暫くしてから、元カノが写真あげたり惚気話をするようになった。
男のSNSもカップル写真にして双方惚気がすごい。(うっかり見てしまった)
忙しかったんで気にせずきたけど、今になって見たせいで嫉妬なのか悔しさなのかイライラしてる。
あっさり切り替えれないなー きっつぅ
今1人だからかな、早く次に行けたらいいけどそんな元気がない。
あーあー… こういうの分かっててもやっちゃうもんだな…
2019年1月10日に同棲していた配信者の女と破局。「去年も俺に嘘をついて裏切っていたし」の記述から1年以上は続いていたと考えられる
「普通に好きになった子が毎回だいたいそういう子で」「俺は過去の経験から浮気を酷く恐れてしまい」とのことで、付き合ったり浮気されたりの過去はあったようだが、同棲はこれが初めてだったらしい。都知事選で今年41歳なのが判明したので、35歳くらいか。
後に「認知プロファイリングはリアルタイムでぶつけた時に最も効果的 私はこれを彼女にぶつけて振られました」と回顧。振られたのは他の理由が大きいような…
https://kuuhaku2.hatenablog.com/entry/2019/01/11/041919
2023年1月2日発言「こういう昔貧乏だけど楽しんでたもの、もっかい食べたいような気がするな
龍門は3年前くらいに当時の彼女と行った」
「昔当時の彼女と食べに行って家でたべたいというので僕なりに再現しました」
→2020年頃に彼女と龍門(宇都宮餃子の店)に行き、家でも再現。時期は微妙にズレてるが同棲してた彼女だろうか
「アイスは作りたてがうめーよ 完全にこおっちゃうとなんか味かわる シャリシャリのアイスクリン(できたて)がうめえ」
「昔当時の彼女に作ってあげたっきりつくってないし ひょっとしたら君たちが言う気持ちでおいしくなったやつかもしれないが」
「当時の彼女にシンゴジラで感動した俺は「本当に感動した映画なんだ、ゴジラって見たことなくても楽しめると思う、君と一緒にもう一度観たい」と誘って見にいった話はしたっけ」
「柔軟剤使うようになったのもプチトマト食うようになったのもコーヒー飲むようになったのもそれぞれ違う元カノの影響だし、なんだかんだ人と関わると変化が俺に残るね」
→少なくとも3人とは付き合っていた(らしい)
「ちなみに前の彼女の趣味だったから透明なゆりかごまで全部読んでます」
→MURCIÉLAGOについて。
「歯科衛生士の元カノいたっつうの堀口は歯科助手専門にかよえってネタだよ」「正確には歯科衛生専門に通ってた、か」
→歯科衛生士の元カノ、歯抜けをネタにされてからいきなり出てきたのでフカシの可能性が高い
「元カノに会いにつくばにいったとき走ってる車の6割がNBOXでしたが」
→つくばの女と付き合っていたらしい
「元カノにリスカほかほかの写真おくられたのトラウマなんで無理っす」
原題が「38사기동대」。
「38기동대」は38機動隊と呼ばれる実在する組織で英語名は「38 Tax Collection Division」。税金徴収部隊。
それを組み合わせた38詐欺師機動隊と言った意味の造語で、なかなかシャレオツなタイトルだ。
アングリースクワッドと同じく真面目な税務署の役人であるマ・ドンソクが
「元カレは天才詐欺師~38師機動隊~」というタイトルになった。
えっ!?
というわけでは当然ない。
いや、無理があるだろ!そのタイトル!
「花嫁はアンドロイド~ドラゴンボール~」ってタイトルくらい無理があるだろ!
当然、韓国版のポスターではドドーンとマ・ドンソクがど真ん中に居座っているのだが
日本版のポスターではマ・ドンソクは行方不明になり、チョン・ソンヒと ソ・イングクのツーショットになっている。
https://ameblo.jp/silverwing727/image-12635915975-14962023234.html
https://image.tmdb.org/t/p/original/k80CDHMSYGqB6wbNEjkhinb8d7q.jpg
これとこれが↓こう
https://m.media-amazon.com/images/I/716jUbh28gL._AC_SL1024_.jpg
詐欺師とキャワ女のドキワク恋愛ものと思って見たらマ・ドンソクが主人公だったら頭おかしなるだろ!
※一部表現をゆるくしていますが、センシティブな内容が含まれます。
最後ずるずると付き合ってしまったのは、愛情なんかじゃなくて性欲なんじゃないかと思った。
別れた理由も、性欲に包んだ恋愛感情で素敵な彼女の若い時間を奪いたくなかったというのが大きい。
もちろん私は優しい人間でなく、悪者になりたくないだけである。
だが私は元彼女(以下元カノ)が初めての相手で、過去に遊んだことも浮気したこともない。
だから元カノへの感情が性欲だったのか、プラトニックなやつだったのか、それとも両方だったのか自信がなかった。
だから風俗に行くことにした。以前友人から聞いた情報だと本番ができるのはソープだけらしい。
ソープはお店にお金を払うとお風呂場で客と嬢が恋に落ちるという、神話もびっくりの世界らしい。
別れて翌日、思いきってお店と嬢をネットで探して、電話で予約した。
16:10から行けますと言われ、爪切りや髪のセットをして会場に向かった。
トムとジュエリーでよくあるハート型の心臓が飛びててくる演出は、どうやら人間工学に基づいているらしい。
緊張しながら、いざ来店。
人はペルソナをつければ何もにもなれると、どこかの誰かが言っていた。
キョドらず、さもコンビニに入るかのようにお店に入った。
入口で元気で明るいお兄さんに出迎えられながら、50分18000円の料金を払った。
注意点を聞いた後に待合室に入ると、そこには歴戦の猛者を感じさせるようなおじさまたちが座って待っていた。
一人だけ浮く22歳異常独身男性。
これは紛れもない自由恋愛だ。
他のおじさまがハグして向かっていくのをチラチラ見ながら、指名した嬢が来るのを待った。
しばらくして、自分の番号が呼ばれた。
インターネットの大海に揉まれながら見つけたのは、高校生の頃クラスの中で真ん中くらいの可愛さの女の子だった。
どこから仕入れた知識か忘れたが、写メ日記をちゃんと書いているとホスピタリティがあって良いらしいという情報も参考に写メ日記を見た。
お客さんとの話は一切無しで、本当にただの日記、というよりX(旧Twitter)みたいな短文だった。
………
閑話休題。
とはいえ、普通にかわいい。マッチングアプリだったらデートしたくてやり取りするくらいにかわいい。
どうして来たんですか?的なことを聞かれながら、昨日別れちゃって、、と伝えつつ会場に向かう。
戦いの場所は、簡単なベッド+ガラス張りのお風呂とシャワーといった間取りである。
言い忘れたがここは学園系ソープランドのはずだ。どこに学園があるんだ。
私もその場に紛れ込めるようにシャツで来た甲斐があるというものだ。
いざ部屋に入ると飲み物をクーラーボックスから出して渡してくれて、お茶を飲みながらお話した。
独身男性にはこれだけでも胸が熱くなる。疑似恋愛だともちろん分かっている。
詳しいことはプライバシーにも関わるので控える。
このお店の50分コースはお風呂でなくシャワーとのことだった。
「じゃあ脱いで!」
恋人同士だと脱ぐまではかなりの前戯だ。短針が1回転することもザラにある。
しかしこの場はそうでない。
洗体までは迂闊に手を出してはいけないような気がした。
ここまで私は緊張しっぱなしで、初対面の相手で大きくなれるかという男の課題にも悩まされていた。
Cちゃんが全部脱いだ頃には、緊張も寒さも不安も忘れて、自然に大きくなった。
ずっと憧れだったシンデレラなバストも初めて拝めて、さすがに緊張なんて壁はぶっ壊れる。
これは顧客が本当に必要だったものだ。そう思った。スクラム開発にも取り入れたい。
椅子に座って体を洗ってもらった。
雑談をしながら、Cちゃんが作った泡で体の正面と棒を洗ってもらった。
そしてうがい薬で口を消毒。
私がタオルで体を拭いている間、Cちゃんは自分で体を洗っていた。
普通の恋愛しかしたことない身として、ちゃんと洗い返したい気持ちがめちゃくちゃ湧いた。
だが郷に入っては郷に従えだ。安易な親切心ほど迷惑なものはない。
下手に手を出すぐらいなら、全部プロに身を任せたほうが良い。
Cちゃんも洗い終わった。
「服着たほうがいい?」
そう聞かれたので、せっかくなら着ててほしいと伝えた。
心の中で法螺貝がなる。戦闘開始の合図だ。
Cちゃんに攻めたいか攻められたいか聞かれて、攻めたいと答えた。
1人の相手と何度いたして経験を重ねても、同じことが他の人にもそのまま使えるほど、世界は甘くない。
たどたどしくも、なんとかバックハグ的なことをしながら、上を触った。
後々聞いたら上は感じない人らしい。少しくらい相手を満足させられると思った自分が甘かった。
ちゃんと事前に聞いておけ。
それから2人で横になって、下も触った。
知識では分かっていたが実際触ってみて、女性によって形が全然違うことを知った。
Cちゃんは小柄な体型ながらも太ももはしっかりしていて、そこが素晴らしいと伝えたりした。
そんな中で男がせめてできるのは女性を褒めることだ。
Cちゃんの下を触りながら、Cちゃんも手で俺の棒を上下させてくれた。
めちゃくちゃうまい。
痛くないギリギリが分かってる上に、しっかり強いグリップ感で早い。
あやうく世界が終わるところだったが、日々のトレーニングの甲斐もあって、耐えた。
しかし出そうと思えば出せるくらいに、よかった。
しばらくするとCちゃんは自然な手付きで棒にゴムを装着してくれた。
後で振り返るに、これは時間ないよの合図だったのかもしれない。
元カノの時はもっと時間をかけて前戯していたという傲慢な気持ちが邪魔をしてしまった。
もちろんそんなことに当時の私は気づく訳もない。
さて、その頃の当時の私は、下を舐めたくなってCちゃんに伝えて、下を舐めさせてもらえることになっていた。
舐められるより舐めるのが好きだと伝えると意外だと驚かれた。驚かれたことに驚いた。
Cちゃんの下はびっくりするくらい無臭で驚いた。まだ水道水の方が深い味わいがある。
これがプロの力なのかと思った。
研究室の超純水を飲むのが体に悪いように、多少の濁りがあったほうが良いと知った。
さて、下を舐めながら大きなミスに気づく。
舐めている間は会話ができない。
本当に無音だった。
相手にも気持ちよくなってもらいたいと、気持ち良いところを二択とかで触りながら聞きつつ進め、無音も避けた。
そう分かっていながら、誠実な男でありたいという欲望が隠せない。
「ピピ」
そうこうしてるうちに、アラームが鳴り響いた。
……
これは何分前のアラームなのだろうか。我が家の愛用キッチンタイマーなら残り10分の音だ。
こういう場所のタイマーは特殊な改造がされているのかもしれない。
……どちらにしても時間がないらしい。
事前に潤滑ゼリーなど入れてくれているのかもしれないが、近場にあった潤滑剤を使わずに難なくあっさり入った。
元カノと初めてをするときに、死ぬほど行為のコツの動画を漁っていたので、ここで入れてからすぐ動かしてはいけないと分かっていた。
しっかり締め付けられた。
しばらくして動かしていいか聞きつつ、動かした。
………
…………
さて、ここでふとももを思い出してほしい。
むちっとした太ももは正義だと私達人類は義務教育で教わってきた。
しかしいざ上下に動かすと、この太ももの領地に苛まれ、奥まで進まない。
いわば権利関係の複雑な土地を買収するかのような難しさである。
自分でも何を言っているのか分からないが、要するにあまり動かした感覚がないということだ。達するには刺激が弱すぎる。
「ピピピ」
聞いている間に、またアラームが耳をかすめた。
Cちゃんいわく残り5分らしい。
少し長めのカップラメーンが出来上がるまでの時間に、どうやらこの自由恋愛は破局するらしい。
さすがに焦る。
(断じてCちゃんの接客が悪いとかではなく、私が前戯したい時間を長く取ってしまっただけです。)
Cちゃんに「かわいい人に出したいから頑張ります」と伝え、棒に全神経を集中させた。
元カノと2人で頑張って何ヶ月もかけて解消してきた過去がある。
もう同じ思いはしたくない。
残り4分。
これでだめだったら、男としてどうなんだ。
これまでの人生の22年間はなんだったのか。人類はなぜ生まれたのだろうか。
こんな素敵な人がいるのに出さないというは、流石に失礼なのではないだろうか。
すべての神経を棒に寄せ集め、フィニッシュ。
正直、めっちゃ出た。
Cちゃんはなれた手付きでゴムをティッシュにくるんでもらった。
動かしている間、Cちゃんはあまり気持ち良さそうでなかったのが心残りだ。
でも下手に演技されるより、自分の力不足を感じさせてもらえるほうがありがたいと思った。
女性一人ひとりで違う快楽のポイントを、小手先のテクニックでどうにかしようとは思わない。
もっとコミュニケーション上手にとって、相手も喜ばせてあげたいと、純粋に思った。
その後またシャワーで洗ってもらって、終わった。
お互い褒め合う時間だった。
もっと感謝を伝えたかった。Cちゃんの行動の数々には尊敬しかなかった。
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まず、命題「元カノと付き合っていたのは100%性欲である」は偽であった。
後述するが好きじゃない相手との行為と元カノとの行為は別物だった。
例えて言えばインスタントコーヒーとドリップコーヒーくらい違う。
言語学者ソシュールによれば、言語の意味や単語は固定された絶対的なものではなく、差異によって構成されるらしい。
有名な話だが、ピダハンと呼ばれる少数民族には時間の概念がない。
これは彼らが熱帯という環境的な要因によりそうなったと言われている。
今日私は、恋愛感情の無い行為を行うことで、恋愛感情のある行為とのそれを別物として捉えられるようになった。
私個人の感想だが、明確に性的な行為と愛情表現としての行為は違うと感じた。
そういった意味で、元カノへの好きはプラトニックな好きもちゃんとあったんだと安心した。
そして良かった点。
ひとりあそびとはやはり違う。
本物の人間とのコミュニケーションができた。偽りであってもいい。罠でもいいんだ。
そして一番大きかったのは、異性に対する恐怖を取り除けたこと。
元カノとはかなり時間をかけて親密になったためもはや異性として話しにくいはなかった。
一方で元カノ以外の異性と話すのは相変わらず苦手だった。
今回場所は場所だが「可愛い女の子と出会って50分で最後までできたという経験」は紛れもない事実となった。
デカルトもこれを認めざるを得ない。
経験という裏打ちは何よりすごい。
このおかげで、今後異性と話す時にきちんと普通に話せそうだ。
もちろん周囲の女性と性的な関係を結ぼうなんて安易なことは考えていない。
しかしいつかチャンスが来たときに、物怖じせずに乗っかれる準備ができた気がした。
そして今回、恋愛感情がなくても、自分はその場で出会った相手と最後まで行為できることが示せた。
私は彼女と別れてから、両者合意の上で誰も傷つかなければ性的のみの関係もありだと考えるようになった。
半年前の私は、創作にすら純愛以外は認めない熱心な純愛至上主義だった。
しかし社会人になって数ヶ月、都会に来て様々な価値観の同期を見て、浄穢を知った。
性的関係だけに割り切ったパートナーに憧れを持つようになった。
真面目じゃなくても最低限の倫理感だけは持っているらしい。
だから別れた後に、性的関係だけのパートナーがほしいという感情が強く湧いてきた。
だから恋愛感情なんて無くても、ただの性欲でも最後までできると証明させてもらえたのは、すごく自信に繋がった。
さて、微妙だったのは、やはり恋人とする行為とソープは違うということ。
私はやっぱり本物が好きだ。
時間を気にせずいちゃいちゃしあう時間とか、服のままで触り合う時間とか、たくさんチューしながらつながる時間とか、そういうのが好きだった。
なにより大きな気づきは、普段の生活やデートも含めて超巨大な前戯になっていたことだ。
正直、余計分からなくなった。
また風俗に行こうとも思わない。
あーー復縁したーいでもしたくなーい
吐き出せたからおっけーー
5年付き合って結婚も考えていた
愛なんて信じられない人生だったけど、それでも一生かけて愛してみたいと思えた相手だった。
付き合った当初から、わたしは子供は産まないと言っていた。彼は子供が欲しかった。それでもわたしと結婚するならあなたの親に孫の顔は見せられませんのでと言い続けてきた。いつしか彼は何も言わなくなった。
結婚への期日を決め順調に同棲生活を送る中、突然将来の話になった。
彼は子供が欲しい気持ちを諦められないと言った。迷いなく5年思い続けていたそうだ。
ハ?今更?言うのおせーよ。と思った。
ついでに仕事を辞めてほしいと思っていたらしい。確かに生活リズムは真逆だった。しんどい時もあったけれど仕事は楽しくて辞めたくなかったので、支障があまり出ないように努力はしていたしお互い週1回は休みを合わせられていたので問題ないと思っていた。
笑いのツボが同じなので毎日くだらない話をしすぎた。
本当に仲が良かった。
けれど大切な話し合いはきちんとできていなかった。喧嘩はしたことがなかった。
真面目な話がしたい時もわたしの考えを話していただけで、彼の無言や相槌は肯定じゃなかった事を知った。
別れることを選んだ。
一人暮らしにも慣れ、仕事が楽しくて辞めないで良かった〜と思っていた頃に来た『ご飯行こうよ』に軽い気持ちで了承してしまった。
愚かだった
ハ?今更?言うのおせーよ。と思った。
とりあえず話を聞く。
別れてすぐに知り合った方が結婚の条件に合ったようでお付き合いを始め、その方の家に転がり込む形で同棲しているらしい。浮気経験のある彼が浮気をしていなかった事は評価できる。
『やっぱりあなたが1番いい女だった』
ハ?今更?そんな当たり前のことは知っているが?と思った。というか口から出ていた。
彼は自己愛強めの変人だった。でも外向きの顔が自然に作れるので人に嫌われることはない。
生きづらい人間同士の彼と一緒にいると気が楽で心地良かった。わたしにとってそんなことは当たり前だった。共通認識だと思っていた。
それを手放すほど子供が欲しいのならわたしは引きます、あなたの幸せを願います。
ぽっと出の女と比べて、わたしの方が良かったと思う事ばかりだそうだ。
ふーーーーん。当たり前だが。
改めて、今まで話してこなかった心の内を含めてお互いフィードバックしていった。
…え?じゃあわたしで良かったじゃん。
…あれ?そっかわたし全然吹っ切れて無かったじゃん。別れて辛かったじゃん悲しかったじゃん。仕事に明け暮れて考えないようにしてきただけじゃん。
愚かだなあ
それから月に数回、食事+@(カラオケとかドライブとか)で数時間会う関係が続いている。
復縁しようという話にもならない。独身同士ではないので当たり前だ。
きっと家で待っている方にはわたしと会っていることは話していないだろうからこれは浮気。わたしは最低な元カノとして映ると思う。
こちらには失うものはないので、この男の愚行がバレて破滅したらいいと思う。
新しい彼女がいるのに元カノに気が向いてしまう男、元彼を忘れられなかった女。
間もなく別れて一人暮らしをするらしい。
わたしの横で物件を見ながら、無意識だろうがまるで誰かと住む想定の口ぶりで話しているこの男は何なんだろうか。
お互いの好意には気づいているよね?みたいな、フラットな関係なら1番楽しい時期だ。
こんな気持ちの悪い状況で復縁したいなんて誰が言えるのだろうか。いい結末になるとは思えない。
いい歳した大人が何やってんだ。吐きそう。
会うのを辞めてまた蓋をしたらいいだけ。時間が解決してくれる。
それと、
この男が破滅したらわたしのところに戻ってくる理由になる。など。
総じて気持ちが悪い。
会った日の夜は毎回こんなことを考えて気がついたら朝になる。
愚かな女、もう疲れたので寝る
チャイナ服で出迎えてくれた。
最初は確信が持てなくて話を聞いてると、向こうからそれっぽい話題を時折ぶつけてきて足場を固めてくる。
3割ほど経過した時計を気にしつつ、相槌を打ちつつ思考を巡らせる。
身を寄せたり手を腰に回したりして催促する選択肢もあった。
しかし、「(本来トーク時間を無駄に伸ばすのは地雷だし…もしや…!?)」と感じ、拙速な行動を抑制した。
「友達、お兄さんに似てるんですよ〜〜」
残りの時間は昔話をしたり近況を共有した。
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昔、彼女は私の心を救ってくれた。
当時の私は元カノに振られ、飯も喉を通らず無理やり身体を動かして生きてる状態だった。
どうにかして状況を改善しないとと思い、多種多様なコミュニティに参加し人との交流を増やして、新たな道をもがきながら模索していた。
彼女は当時みんなのために色々してくれて、今も連綿と続く伝統的な活動として確立している。
私は活動としては初心者だったが、今では私の心の支えとなっている活動だ。
まだ私の心は辛い状況にあるが、様々な出会いと機会をもたらしてくれる活動だ。
出会えてよかったと今でも思う。
当時の彼氏は何か嘆くツイート後しばらくして音信不通になったので、消息を聞けるような雰囲気じゃかった。
Twitterで追跡できなくもないが、友達以上の関係でもないし、色々あった状況の中での彼女の選択に口を出す気もなかったので、自然と忘れていった。
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昔話の中で私が知らなかった事情など赤裸々に語ってくれた。
「またね」と言って見送られた。
最後に彼女に対して感謝を伝えたかった。彼女が続けてくれたからこの活動に出会えたこと。
しかし、相手が気にもしてない感謝を一方的に伝える行為は、相手を困惑させてしまうと思いやめた。
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しない理由は色々ある。
1つは世間体。
1つは性癖。
舌で上から下まで愛撫しまくるつもりで行ったから、流石に性癖丸出しになれなかった。
昼に会う機会はあるから自分に内在する性癖を知人に知られる恥ずかしさを気にした。
1つは時間。
色々な思いが入り乱れて、しない選択肢をした。
続・理解のある彼くんに振られた
https://anond.hatelabo.jp/20230213021705 からもう1年以上経つらしい。つまり最初の「理解のある彼くん」に振られてからはもう3年以上経つわけだ。当時はまだ大学1回生だったが、今はもう3回生になってしまった。(躁鬱なので普通に休学という名の留年をしたよ)
おさらいすると私は発達障害(アスペルガー・ADHD)持ち躁鬱芸大生で、16歳から付き合った「理解のある彼くん」に(私からの精神的DVに耐えかねて)19歳の時に振られてしまうが、新しい彼くんを見つけてまたヨシヨシしてもらう生活を続けて、22歳の現在に至るよ。
16歳で異性と恋愛し始めてそれから振られたり付き合ったり色々して、考えたこととか気付いたことをまとめてみることにした。今回はかなり個人的な話が多い上に大した不幸話みたいなのもないから、すごくつまらないと感じる、何ならちょっとムカついちゃうかもしれない。読んでくれる人だけでも読んでくれると嬉しいな。
まず「続」に綴っている理系国公立大学生についてだが、なんとまだ付き合っている。最初の彼くんよりも長い、まさかの2年10ヶ月(24年11月現在)。彼くんは歳上なので、もう先に就職して現在はハウスメーカーで設計の仕事をしている社会人になった。正直面白みには少し欠けるくらい真面目な人だが、私の障害や病気に付き合ってくれる優しい?人だ。私の弱ヒスや鬱と向き合えるくらい精神力が強いが、私の病気に対して良くも悪くもあんまり何も思ってないんだろうなとは思う。「俺はお医者さんじゃないから増田の病気や症状については何も言えないし、先生の言うことをよく聞いて自分で実行してね。」というのが彼なりのアドバイスらしい。以前書いた通り差別意識のない彼くんは一度も「発達障害」や「躁鬱」といったフィルターを通して私を見たことがない。なんていうか、私という人物を最初に通して見てくれている気がする。それが良いのか悪いのかは分からないが、両親は「増田という人をちゃんと見ていてくれているね」と言ってくれるし、実際私もそう思っている。正直付き合ってしばらくの間は初めの彼くんのことをチラチラ考えてしまっていたが、今となってはこんな風に私と一生懸命向き合ってくれる現在の彼くんのことが大好きだ。
しかしどうしても腑に落ちないことがある。彼くんのスペックや内面的にも私みたいな病気女と付き合う意味や理由なんてどこにもないということだ。彼くんは国公立大卒で大手に就職するくらいしっかりした人で、いわゆるチー牛みたいなタイプでもないし、友人からも「普通にかっこいいよね」とよく言われる。実際話を聞く感じかなりモテたらしいし、学生時代の元カノを特定してみたら普通に可愛かった。しかしそういう話を一度も自分からはしないあたり余裕を感じる。多分彼女なんて選ぼうと思えば普通に選べるくらいの立場だし、私みたいな障害女と付き合わないといけないような人ではないっぽいのである。裏があってもおかしくないと本気で悩み、以前素直に「私みたいな障害のある女と付き合い続けるのはどうしてか」と聞いてみたころがある。すると「障害云々はちょっと分からないけど、明るくて素直で嘘がつけなくて、夢中でお喋りする姿が可愛くて好きだから」と言われてびっくりしてしまった。それって、発達障害者の特徴では?と思ったのだ。明るくて、とは楽観的で発達が遅れているってことだし、素直で嘘がつけないのは顔に出やすい上に本当に嘘が下手すぎるからだし、夢中でお喋りに関してはアスペオタク早口ってことじゃないか。発達障害に生まれて22年間、ずっと自分が嫌だと苦しんでいたのはチャームポイントになるのかとかなり衝撃的だった。少し話は変わるが、日本人男性がいわゆる「幼児的な可愛さ」を女性の可愛さに直結させてて気持ち悪い!みたいな言説を良く見る。自分が発達障害でありながらもここまで溺愛してくる彼氏がいること、そもそも彼氏が途切れないのは自分の幼稚な部分、つまり発達障害がアドバンテージになっていた可能性が低くはないということに最近気が付いた。そういえばうちの母親も確実にADHDで、空気の読めない発言やそもそもの頭の悪さでしょっちゅう怒られている気がするし父親以外まともな友人は一人もいないが、そもそも美人な上に「発達障害っぽい可愛さ(母親の場合は本当によく笑う)」で父親(母親の旦那)に超溺愛されている。発達障害とは(少なくとも日本の)恋愛市場においてはかなりアドバンテージなのかもしれない・・・と薄々感じ始めた。
この手の話をすると必ず「発達障害の女なんてまともな男性は選ばない!ハイスペ男性は自立した健常者の美人を選ぶ!何とかの何とかさんが良い例だ!」みたいなことを言う人が男女問わず現れるけど、正直周りや自分自身のパターンを見てても結局「男性は相当大きな問題が無い限り、明るくて素直で可愛い人を選ぶ」気がする。ハイスペとかも正直あんまり関係ないと思うし、実際先述した父親も会社を一代で築き上げたやり手だ。私の地元はそういうエリート?な父親が多かったが、大体のお母さんは別にバリキャリみたいなタイプではなくて、ただ美人な人は多かった。私が今の彼くんと結婚するかどうかとかは分からないし、ここまでベラベラ良い気になって話してても浮気されるかもしれないし、それは分からない。確かに昨今の「女だから恋愛が出来る!男だったら今頃〜」的なのは賛同するが、それでも発達障害女性って顔とかが可愛い場合につきまあまあモテるのではと最近考え始めた。モテる層がどんな人とかはわからないし、それも年齢とかで変わってくるんだろうけど。
また以前は「女はセックス以外価値がないから、セックスさえさせてくれて多少可愛ければ男性と付き合える」「中身より外見が好みじゃないと付き合ってもらえない」と思っていたが、やっぱり周りを見ていると結局中身は死ぬほど重要だということが分かった。どれだけ可愛くても、エロくても、最終的には中身だ。これだけは断言できる。主に夜職系のアカウントで「外見は大事だし外見さえ良ければ何でも許してくれるし何でも買ってもらえる」みたいなことを自慢げに書いてらっしゃる方々を散見するが、成人してまでそんなことを本気で思っているのならば早急に考えを改めて、これまで自分がしてきた恋愛についてもっと反省するべきだと思う。結局恋愛なんて人間関係に性を含めて延長させたものなんだから、中身が伴ってないと駄目に決まっているのだ。
まあ偉そうにいっぱい書いたけど、どれだけ自分を正当化させるように思想を固めたところで結局は「まあ女だからね」になってしまう。実際そうなのだとも思う。大昔、友人に言われた「お前本当に女に生まれて良かったな」という一言が忘れなくて今もずっと心にこべりついたままだ。自分の魅力は結局性別なのかもしれない。分からないのだ。
文章なんて久々に書いたせいでまとめ方が分からないな。大した大学に通ってないから、書き方が合っているのかも分からないし。なんか、不幸な結末を期待して読んだ人がいたらごめんね。まあ安心して、いつか不幸になるかもしれないから。その時はまた「理解のある彼くんに振られた」って、匿名はてな書くから。