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はてなキーワード: 自尊心とは

2025-12-10

優秀な人間を「チンパンジー」と嘲る者どもについて

端的に言えば彼らは他者貶めることでしか自尊心補填できない欠陥品であり、その振る舞いは倫理的にも職業的にも致命的な無自覚自己放尿でしかない。

お前らがやっていることは単なる悪口ではなく合理性を欠いた防衛機制であり、嫉妬という原始的感情正当化するために語彙を貧しくし、他者動物貶めるという最も安易で卑しい手段に訴えて自己放尿しているにすぎない。

優秀な存在を異物と見なし排除したがるその発想は、自分自身能力不足や評価されない焦燥を外在化し、組織生産性士気劣化させる致命的な自己放尿である

職場における真の成熟とは、優れた人材存在を脅威として扱うのではなく、彼らの強みを如何に再現可能にし、チームの資産へ変換するかにあるのに対し、嘲りと陰口と内部監視に勤しむ連中はその逆を行い自らの存在価値を日々劣化させている。

さら問題なのは、こうした人間所作が往々にして合法性や倫理境界線を跨ぎ、監視個人情報暴露、虚偽の申告、同僚の名誉毀損など実務上の重大な過失へと転化して自己放尿する点である

貴様らは自分たち行為正義リスク回避と称するだろうが、実態は単なる暗闘であり、組織に対する背信行為であり、発覚すれば管理責任法的責任を負う可能性が高い。

ここで冷徹に突きつけておくが、他者を貶すことで得られる即時的な満足は持続せず、自己欺瞞の累積が最後には本人を破綻させる。

虚勢を張り続ける者は、他者を押し下げるたびに自分能力のなさを露呈し、周囲には自己放尿のような醜い痕跡を残す。

言い換えれば、あれこれと卑怯手段を並べて相手を追い詰める様は、嫉妬劣等感ダブル放尿が示す通り、見苦しく不衛生であり、最終的には自分自身組織評価を下げるだけだ。

組織感情ゴミ捨て場ではない。優秀な人材に対する嫉妬を燃料に他者貶める者は、まず自己を省みて能力の不足を正面から補完しろ

具体的には技術的な学習プロセス改善提案、明確な成果指標の設定に時間を割け。

そうすることでしか嫉妬合理的競争に変わり得ない。

念押ししておくと、誰かをチンパンジーと呼んで笑っているうちは勝者でも正義でもない。ただの卑怯者だ。

卑怯手段で得た優位はいつか必ず割れるし、その瞬間、周囲の信頼は瓦解する。優れた人間を敵視して排除しようとする者は、自分存在いか脆弱空虚かを自ら証明しているに過ぎない。

そういう連中には同情の余地はないが、組織が持続的に健全であるためには、その自己放尿を放置してはいけないというだけの話だ。

2025-12-09

アラフォー風俗嬢デビューした話

結論:病まずに楽しく働けている

以下経緯

金がなかった。

ざっくりと、長年の精神疾病▶︎パワハラ▶︎休職で金が尽きた。

病気を隠して働いていたのでそれなりに給料は貰っていたけど、たまにくる躁期の異常な浪費で貯金もなかった。

詰んだ

アラフォーなのに詰んだ

カードも止められ、家賃支払いも遅れている。

そんな追い詰められた状態で、もう身体を売る以外の選択肢が見つからなかった。

求人から30代・40代活躍中!未経験OK!の条件と粘膜接触が極力ないものを探した。

面接に行くと明らかにカタギ面でないおじさんがきた。

終わった……

煙草の煙で充満している喫茶店で、仕事説明を受けた。

・お店の概要と客層

プレイ内容

特殊性癖向けを売りにしているので若くなくてもいい

・働いている女性の特徴

などなど

聞けば聞くほどモチベーションは下がっていくが、金がない焦りと店長の2時間半にわたる熱心な勧誘のすえに体験入店だけすることになった。

店長いわく「絶対に向いてる、ライフワークになる」とのことだった。

ええいままよ。

金がないのは自分責任。失うものなどない、と腹を括って講習3Pに向かった。


た、た、た楽しい~~!!!!!!

お客さんもめちゃくちゃ楽しそうだし、見たことないテクニック繰り広げられてるし、SNSでよく見る風俗客のキモ発言みたいなの無縁!!

倒錯的な性癖は元々あったが、こんなに心躍るものとは!!!

入店した。

年齢だけは紛れもないババアの上に業界経験という不利しかない状況だったが、店の傾向的に確かに自分は向いていた。

お客さんに喜んでもらうのが何より嬉しい。

toC業務が大好きなのでこんなにダイレクト顧客満足を伝えてもらえるなんて最高だ。

身体が正直なフィードバックになるので毎回PDCAもまわせるし、集客会社員スキルを使えばできないこともない。

何よりみんなが私を尊重し、褒めてくれるのでパワハラでズタボロになった自尊心癒してくれる。

会社員仕事の方が高給だが、お金もそれなりにもらえる。

普通の店に比べると若干安いが、脱がない舐めない触られない系なので仕方ない。

これは、天職だったのかもしれない。

風俗勤務で心を癒し、無事会社員仕事復職した。

もう働く必要はないが、今も趣味の一環でたまにやっている。

日常生活では近づきたくないなと思う容姿のお客さんにも、プレイ中は慈しむ気持ちが湧くし触ることも全く嫌ではない。

必要に迫られ仕方なく……という感じだったが、まさかこのタイミングで新しい人生の楽しみが増えると思わなかった。

ちなみに金はまだない。

anond:20251209122549

こういう人でも何か一つくらいテーマ性のあるブログいたことあるんだろうな

でも自信がなくて人前に出したこと後悔しているから、他人普通ブログを巻き込んで否定したいんだろう

自尊心低い人間他人を下げることでしかものを語れない

2025-12-08

anond:20251208134948

それより、ネットマウント他人小馬鹿にして自尊心確認する奴、の一言もいるんじゃね?

ネット弁慶」みたいなやつ

小学生の時に新興宗教を作った話

毎年クリスマス正月のような宗教色の強い時期になると思い出すので備忘録として書いておこうと思う。

とても長くなるので読んでも読まなくても構わない。

はいくらでもあるが、当時小学生お子ちゃまが頭を振り絞って考えたことだったので生暖かく見ていただければ幸いだ。

まり

増田が6年生だった頃のことである

当時通っていた小学校お受験が盛んで、クラスの半分以上が中学受験するような学校だった。中には体育や道徳など勉強関係ない授業が多い日は学校休み塾へ通うように親に指導される子供がいるような学校である

そんな雰囲気学校だったため増田も塾に通わされていたが、増田の親は仕事が忙しく放任主義だったため、どちらかというと自由に延長できる学童のような使い方をしていた。親が帰るまで子供1人は心配から大人がいる塾で勉強して暇を潰しなさい、という発想かと思う。

当然、遊びたい盛りの子供は不満である

から晩まで勉強で楽しくないし、学校教師子供達に学校勉強させようと胡麻擂りに必死だし、塾ではライバルたちと比較される。お子様なりにフラストレーションが溜まっていた。

小賢しく、自尊心が高く、承認欲求が強く、何よりも勉強以外で暇を潰したかった増田はそこで考えた。

そうだ、宗教を作ろう。


友人について

当時の増田立ち位置は「1軍グループにいるけどちょっと浮いてる変なやつ」だった。友人Aと友人Bの親友というだけで残酷子供達のカーストの中で辛うじてバラモンの仲間に入れてもらっていた。友人Aと友人Bの存在がなければきっとダリットだったと思う。

とにかく、増田には2人の親友がいた。勉強スポーツもできて誰からも一目置かれる友人A、とにかく話がうまく誰とでも仲良くなれる才能がある友人B。

入学した時にたまたま席が横並びになったというだけの出会いだったが、それからこの2人はこちらが申し訳なるくらい良くしてくれ、そのおかげで陰キャ性格がドブカスだった増田も「みんな仲良し♪」の仲間に入れてもらうことができたのである

表向き友人Aも友人Bもみんなの前では「気のいいやつ」だったが、実は2人とも性格にはかなり難があった。いや、だからこそ増田と仲良くなれたのかもしれないが。

友人Aはなんでもできるからこそ傲慢で、支配欲がある。少し早い厨二病であり、大きな声では言えないがナチに憧れていた。大きな声で言わないところが実に打算的であり、増田はそこが気に入っていた。

友人Bはとにかく人からの評判を気にしていて、いつも自分悪口を言われていないか怯えていた。それと同時に人の内緒にしておきたい部分を暴くのが大好きで、いつか何かあった時に脅せるように、仲良くなって秘密を握ることで快感を感じる癖があった。

増田はといえば親友2人を自慢に思うとともに、増田の言うことを疑いもしない人気者2人を操る優越感に浸るクズだった。

ズブズブに共依存している闇のズッコケ三人組である

そんな悪友2人に、こんな面白いことを共有しないわけにはいかないと増田は思った。

宗教を作ろうと思う」と増田は言った。

いいね、やろう」と友人Aは言った。

信者100人くらい欲しいね」と友人Bは言った。

増田は「こいつら話が早すぎるな」と思った。

そうして、宗教を作ることになった。

宗教を作ろう

増田キリスト教圏で育ったので神の存在に関しては割と思うところがあった。

そこで「神」不在の「思想」の宗教を作ることにした。

思想宗教の違いは難しいが、神の存在を論じられるほど増田信仰は深くなかった。ただ、人間熱狂宗教になりうる、と子供心に感じていた。

小学生だった増田の狭い狭い世界の中で、唐突宗教を作ろうと思ったわけではない。「これはいける」と思った出来事があった。

発端

どの小学校でも道徳の授業があったと思う。お受験組の気を引こうと躍起になっていた当時の担任は、その道徳の授業で「いいこと投票」というものをしていた。

その名の通り単純で、「いいことをした人を匿名投票して、得票数が高かった人を表彰する」という仕組みである

これは単純だが、小学生承認欲求をかなりくすぐった。なにしろ、いいことをするだけで教壇の上で褒められ、その上シール(子供にとってのシール!史上の喜び)を授与されるのである。名札の裏にいいこと投票シールを貼るのがステータスになるのにそう時間はかからなかった。

増田はヒネた子供ではあったが、それでも投票されたら悪い気はしないし、いいこと投票が頭をよぎって人助けをすることもあった。

それと同時に、「これは使えるな」と思った。

まり、「人の善意は操れる」と知ってしまったのだ。

増田が育ったキリスト教の教えでは、善行は死後の世界のために積むものとされていた(諸説ある)。だが、小学生にとって死後の世界など遠い存在である。「善行を積めば人々から尊敬されるという承認欲求」の方が何より魅力的なのではと思った。

どうせ宗教を作るなら、ハッピーな方がいい。

3人の意見はまとまった。

その週末、3人で図書館に行った。親は大喜びでお駄賃までくれたが、目的宗教について調べることであった。当時インターネットはかなり普及してきていたが、学校コンピューター室で宗教のことを検索するのはかなり気が引けた。そこで図書館へ行くことにした。

日中調べて回って、以下のことを決めた。

小学生なりに考え、実行に移せる最大限を考えた。

そしてそれを実行に移した。これが6月の頃である

〇〇〇〇教の立ち上げ

結論から言うと、〇〇〇〇教はバカウケした。

結成時に十数人を集めて行った友人Aの演説は素晴らしいものだった。増田が授業中書いた原稿と同じ文言とは思えないほど力に満ち溢れ、説得力があり、心に訴えかけるものがあった。その場にいた全員が信者になると誓い、お札を下駄箱に貼り付けた。

友人Bの勧誘も実に巧みだった。誰に話せば一番噂が広まりやすいかを友人Bは知り尽くしていた。すぐに手元にあったお札はなくなり、増刷をすることになった。学年のほとんどが入信し、シールは飛ぶようになくなった。匿名投票のための空き下駄箱は常に紙が入っている状態で、ランドセルの蓋にシールを貼るのが大流行した。

3人はそれで満足し、たかを括っていた。小学生拡散力を舐めていたのである

拡散組織化

夏が来て塾の夏期講習が始まってから、他校の生徒に声をかけられることが多くなった。もちろん入信の申し出で、最初は喜んで案内をしていた。

だが、20人を超えたところで不安になり始めた。なにしろ、塾でしか会わない人間である匿名投票匿名性は失われ、よく知らない人間善悪判断しなければならない。

3人は作戦会議をし、組織化をしなければならない、と結論を出した。信者たちを支部に分け、各支部ごとに信者たちをよく知る支部長を置くことにしたのである

それと同時に、今まで全て3人で行っていた運営テコ入れをすることにした。

まず、専門のデザイナーを雇った。非受験組の絵が得意な信者シールとお札のデザイン一新させた。毎月シール図柄を変え、飽きの防止とインフレの防止を図った。

また、情報屋も雇った。告解で得た情報さら価値のある情報を交換するためである。これは画期的で、「この秘密を話すので誰々の好きな人を教えてください」とかが大変多くなった。

支部長の下に秘密内部監査官も置いた。これは支部長の不正信者との癒着告発させるためである

組織化したことにより、3人の地位は確固たるものになった。カリスマ教祖の友人A、人に響く教えを説く友人B、善悪を裁き組織をまとめる増田

夏休み中もムーブメントは衰えを知らず、信者は増え続けた。3人は有頂天になっていた。

そして学校が始まり、始業式の後、3人は応接室に呼び出されたのである

お叱り

〇〇〇〇教は教師陣の間にも知れ渡っていた。

当然である人間の口に戸は立てられない。小学生なら尚更だ。

つの学校ではなく塾や習い事によりその地区の他校にも伝播した〇〇〇〇教の信者は把握できるだけで数百人を超えていた。

夏休み中、先生方は連携をとり、学校再開とともに終わらせようと話し合いがされていたらしい。

説教は3時間に及んだ。これは、先生方の話が長かったこともあるが、こまっしゃくれたクソガキだった我ら3人がいちいち反論を仕掛けたかである

そもそも、我々は何も悪いことをしていなかった。ただ「いい人になろう」「いい行いをしよう」「いい人たちを尊敬しよう」と言って回っただけである。「ご利益がある」とお札を売りつけたり、告解で得た弱みを握って脅したりもしていない。ただ、善行を行わせて噂を流通させただけなのだ

教師陣もそれがわかっていたのであまり強くは追及してこなかったのだが、我々があまりに舐め腐った態度をしていたのでだんだんヒートアップし、複数教師が入れ替わり立ち替わり講釈を垂れ、最終的に「解散宣言をしなさい」と一方的要求押し付けてお開きになった。

応接室を出て、下駄箱に向かい、校門をくぐった瞬間、3人は爆笑しながらハイタッチをした。

馬鹿め、もうそんな段階にないのだ!」と知っていたからだった。

子供と接しているのに大人である先生の皆皆様方は全くわかっていらっしゃらない。子供禁止されたらもっともっとやりたくなるんだよ!

受験用に詰め込まれ知識であるキリシタン気持ちがその時はよくわかった。抑圧された宗教は熱を増すのである

〇〇〇〇教は密教と化し、いよいよ肥大化していた。

隠語で呼ばれ、ミサと称した会合秘密裏に行われ、塾に通うために学校を休んでいた層もせっせと体育館裏に足を運び秘密を囁くようになった。

教師陣は躍起になっていたが当時流行り始めた学校掲示板mixi日記などで〇〇〇〇教は着実に広まり信者は増え、もはや我々3人の手に及ばないものになっていた。

知らないデザインシールが増え、知らない告解が増え、知らない宗派ができていた。

秋が来て、塾で勉強している間に冬になった。

祭りの後

冬季講習の最終日、いつもの公園ジャングルジムの上に集まり、80円の缶ジュース乾杯をした。

「そろそろやめよっか」と増田は言った。

教祖しかったなぁ」と友人Aは言った。

卒業、さみしいなぁ」と友人Bは言った。

正直、もうその段階ではないことはわかっていた。これはただの勝手な「一抜〜けた!」である

教祖司祭裁判官も全てを誰かに押し付けて、こそこそと逃走するのだ。信者からすれば大きな裏切りであり、大罪だろう。

でもぶっちゃけ、飽きちゃったのだ。自分たちを置いて勝手物事は進んでいくし、勝手教祖を名乗るものも出てくるし、勝手布教されているし、勝手に人が人を裁き始めるし。

だって子供だし、受験もあるし、そもそも進学したら続けられないし。

色んな言い訳をして、色んな人と話して、時にやり合って、押し付け合って、そうしている間に受験学校に行かなくなって、ようやく卒業のために帰ってきたらどうやら全てが終わっていた。

あれだけ熱狂的だった信者たちは激減しており、卒業とともに誰かに譲られるためランドセルの蓋はシールなんてなかったように綺麗になり、空き下駄箱は使用禁止になっていた。

教室の後ろの「いいこと投票」の模造紙は取り払われ、「卒業おめでとう!」の垂れ幕に変わっていた。

こうして、我々の宗教活動は終わった。

最後

友人Aは卒業と共に他県へ引っ越した。6年生になった時から決まっていて、増田たちと最後に何かしたい、と言っていたので「何か」は間違いなくできたと思う。

友人Bは志望校に落ちたので増田とは違う中学に進学した。あれだけ熱心に活動に勤しんでいたというのに引っかかったのは幸運だと自ら笑っていた。

増田中学で若干いじめられそうになっていたが、入学した時に席が前後になった友人に助けられなんとかグループの輪に入れてもらい事なきを得た。教訓としては、コミュニティに入って一番初めにできた友人はなんとしてでも大事にした方がいいということだ。

それぞれ無事進学して、就職して、結婚して、最近オンライン飲み会なるものを開催している。

この間、家族で親元へとUターン引っ越しをした友人Bが酔っ払いながら教えてくれた。

最近子供ランドセルの裏に変なシールをくっつけて帰ってきてさぁ」

友人Aはしばらく黙った後爆笑したが、増田は少し泣きそうになった。

この歳になると涙腺が緩くなって困る。

キリシタン、まだいるのかぁ。

💅 再会とパフェの涙

僕の顔の前で、花火の消えたパフェよりも、もっと鮮烈なものが、僕の視界に入った。

それは、慌てて近づいてきた店員の手だった。

マニキュアが施された、細く、整った指。薬指には、大ぶりのピンクストーンが乗っている。しかし、僕の視線が釘付けになったのは、その手の甲、親指の付け根に近い部分だった。

そこに、小さく、しかしはっきりと、黒子の並びがあった。不規則三角形を描く、三つのさな点。

僕は嗚咽を止め、震える声で尋ねた。

「……その、手」

店員困惑した表情で、僕から少し距離を取ろうとした。

お客様大丈夫ですか?落ち着いてください」

彼女の声は、若い女特有の甲高いトーンで、僕の記憶にある誰かの声とは全く違っていた。しかし、その手の甲の黒子は、僕の記憶に焼き付いたもの完全に一致していた。

「お前……**美香(みか)**か?」

その名前を口にした瞬間、彼女の顔から作り物の笑顔が完全に消え去った。つけまつげの下の瞳が、大きく見開かれる。

「え……なんで、その名前を……」

美香。僕の生き別れの妹の名前だ。僕たちがまだ幼かった頃、両親が離婚し、妹は父に引き取られた。その父は、再婚相手と共に僕たちから遠く離れた街へ引っ越した。その後、父も再婚相手も連絡を絶ち、僕と母は美香がどこにいるのか全く知らなかった。母は「顔が良くて金持ちの男と一緒になった」と、いつも僕に言い聞かせていた。

美香は、僕とは似ても似つかない、容姿の良い子だった。幼い頃から、母は僕に対して「お前はブサイクだが、美香は可愛いから」と、無意識のうちに僕の自尊心を削るような言葉を口にしていた。それが、僕が容姿の良い人間を憎むようになった、最初の引き金だったのかもしれない。

彼女は、僕の醜く荒れた顔を、まじまじと見つめた。そして、その視線は僕の額、膿が吹いた「赤い月面」で止まった。

あんた……まさか……兄ちゃん?」

美香の口から出た「兄ちゃん」という言葉は、僕がこの数十年、一度も聞くことのなかった、最も親愛のこもった呼び方だった。それは、性的魅力も、金も、何も関係のない、血縁という逃れられない繋がりだ。

僕は、パフェの前で泣き崩れた時とは違う、熱い涙を流し始めた。

「美香……お前、こんなところで……」

美香は、周囲の客の視線も、店の業務も全てを忘れ、僕の隣の席に座り込んだ。

「兄ちゃんこそ、どうしたの、その顔……。ひどいアトピーで……」

彼女言葉に悪意はなかった。純粋な驚きと、心配が入り混じっていた。その「ひどいアトピー」という言葉が、僕の心の鎧を崩した。長年、僕の醜さを嘲笑侮蔑目線で見ていた人間ばかりだったから、心底心配する妹の表情に、僕はもう一度、声を上げて泣いた。

「お前は……顔が良いから……苦労してないんだろう……」

僕のひねくれた一言に、美香は静かに首を横に振った。

「そんなことないよ、兄ちゃん。父さんの再婚相手、すごく意地悪で、私は全然幸せじゃなかった。ここでの仕事だって生活のためにやってる。このネイルだって自分を少しでも飾らないと、ここで働けないから……」

美香の目にも、涙が浮かんでいた。華やかなピンク色の店内で、僕と美香は、パフェプリンアラモードを前に、それぞれの人生の醜い部分を露呈し合った。

僕がパフェの上の花火に感じた一瞬の輝きと虚無は、美香にとっては、このピンク色の空間で、見せかけの華やかさを纏って生きる日々の、まさにそのものだったのかもしれない。

「ねえ、兄ちゃんパフェ、まだ食べないの?」

美香はそう言って、僕の目の前の、火花が消えたパフェを指差した。

anond:20251207202221

2025-12-07

小学校から中学校までクラスメイト13人から毎日暴言暴力の繰り返し。少子化ドーナツ化現象大都市でも1学年1クラスクラス替えなし。しかも親から虐待家庭内暴力毎日。それが9年間続いた。そいつは30歳過ぎてどうなったと思う?

1. 心理・心の影響

長期的な虐待いじめは、PTSD心的外傷後ストレス障害)や慢性的不安抑うつを引き起こす可能性が高いです。

自尊心の低下、対人関係の不信感、人との距離感問題などが成人後も残ることがあります

一方で、心理療法や支援者との出会い回復する人もいますサポート次第で大きく変わる分野です。

2. 社会職業

幼少期〜思春期トラウマは、就職学業人間関係に影響しやすいです。

大人になってからも「人に心を開けない」「職場での衝突や過剰な自己防衛」といった課題が残ることがあります

しかし、強靭回復力やスキルを身につけることで、普通に社会活躍する人もいます

3. 健康

長期的なストレス虐待は、身体健康にも影響します(免疫力低下、睡眠障害、消化器系の不調など)。

精神身体は連動しているため、ケアが遅れると慢性疾患につながることがあります

4. 回復可能

30歳過ぎであっても、心理療法(認知行動療法EMDRなど)、カウンセリング、信頼できる人間関係形成回復自己肯定感改善は十分可能です。

逆に、支援がなくトラウマ放置すると、対人関係問題依存症引きこもり感情コントロールの困難などが長期化することもあります

現実的イメージ

一般論として、30歳過ぎていまだにトラウマを抱えたまま苦しんでいる人もいれば、心理支援や学びの経験を通して過去を乗り越え、自立して生活している人もいるという二極化が多いです。

特に黒人として日本で育った場合社会偏見も加わるので、回復には自己肯定感を高める環境国際的ネットワーク重要になります

anond:20251207095232


🟥 第3章:タタルスキー広告コピーライターとして“覚醒”する章

第3章は、タタルスキーが 初めて“プロコピーライター”として本格的な仕事を始める 章です。

ここで、彼は 広告言語の魔術的な性質 を体で理解しはじめます

第2章までは「入口」でしたが、

第3章でタタルスキーは完全に“広告の回路”に接続される

という重要な章です。

◆ 1. タタルスキーコピーライターとして出勤

翌日。タタルスキー指定された代理店へ初出勤する。

ボロボロの服

ソ連的な内気さ

• かすかな不安

しかし“自分言葉を操る人間だ”という自尊心もある

オフィスに入ると、昨日と同じような 軽躁的で混沌とした空気 が流れている。

• 誰もが急いでいるようで、何をしているのかわからない

• 口々に英語単語を使っているが意味曖昧

プレゼン資料は装飾ばかりで中身は空っぽ

しかし金が動いている雰囲気だけは強烈

タタルスキーは「これはソ連とは別の論理で動く世界だ」と直感する。

◆ 2. 最初正式仕事外資系ブランドの“ロシア向け翻訳

タタルスキー最初に任された舞台は、

外資ブランドロシア市場向けコピー作成

しかし実際には翻訳ではない。

しろ翻案」、もっといえば「魔術的再創造」。

課題本質

英語スローガンロシア語に直すと絶望的にダサい

外資は“アメリカ的なノリ”をロシアでもそのまま通用させたい

しかロシア消費者文化的背景がまるで違う

• そのギャップを“言語魔術”で埋める必要がある

まりタタルスキーの役目は:

アメリカイメージロシア無意識の中に植え付ける“媒介”になること。

ここに、後のストーリー全体を貫くテーマがすでに露出している。

◆ 3. タタルスキー脳内で起きる“広告の詩的生成”

タタルスキーは机に座り、与えられたコピーを見つめる。

それは短い英文だが、

直訳すると完全に意味不明で魅力がない。

彼は頭を抱えるが、その瞬間、脳内

ロシア語の深層にある神話連想

が動き出す。

ロシア語の語感

• 古い詩の記憶

スラブ神話の片鱗

ソ連時代プロパガンダのリズム

冷笑皮肉

• そして“ブランド”という新しい偶像への直観

これらが混ぜ合わさり、

まるで向こうから降って来るように コピー生まれる。

ここが第3章の核心。

タタルスキーは気づく。

広告コピーは“現代の詩”ではなく、

現代呪文”だ。」

この理解は、後に政治宗教広告が融合する最終局面に繋がる“重大な伏線”になる。

◆ 4. 広告代理店上司・同僚たちの反応

タタルスキーの作ったコピーを読んだスタッフ驚愕する。

• 「これはロシア的でありながら、西側的でもある」

• 「何を意味してるのか分からないが、売れそうだ」

• 「この曖昧さが逆にイイ!」

広告世界に詳しい彼らは、すぐにタタルスキーが“異常に適性が高い”ことを理解する。

特に上司は、こう見抜く:

「タタルスキー、お前は“意味をつくる”才能がある。

今の時代意味の方が物より高く売れるんだ。」

(※タタルスキーはここで“イメージ産業本質”を初めて理解する。)

◆ 5. タタルスキー違和感快感心理描写

タタルスキーは、自分の生み出したコピーを見て奇妙な感覚に陥る。

• これは本当の意味では何も言っていない。

しかし人はこれを“意味がある”と感じるだろう。

• その仕組みを意識しながら操作できてしま快感

• 罪悪感でもあり、陶酔でもある。

この感覚ペレーヴィンは何度も物語全体で反復させる。

タタルスキーはすでに

広告魔術の中毒

へと足を踏み入れている。

◆ 6. “外資ブランドロシア社会接続”という大きなテーマが出現

第3章で提示される重要思想

ロシア消費者は「モノ」ではなく「意味」を買う

西側ブランドは単なるスナックドリンクを売りたいわけではない。

ロシア市場に売りたいのは、

アメリカライフスタイル

近代性の幻想

• 夢

西側への憧れ

商品ではなく“物語

これを“翻訳”するのがコピーライター

まりタタルスキーは、

ロシア無意識西側資本が乗っ取るための呪術師

として位置づけられる。

◆ 7. タタルスキー初日から“今月分の給料”に驚く

初日仕事を終えたタタルスキーに、

代理店は“前払い”のような形で金を渡す。

• これまでの収入とは桁が違う

社会主義時代労働観では考えられない“金の流れ”

• “意味”を売るだけで金が手に入るという倒錯

タタルスキーは金を眺めて悟る。

現実は変わった。

そして、この新しい現実言語広告だ。」

これは、小説全体の哲学的中核のひとつ

◆ 8. 第3章のまとめ(象徴的整理)

項目 内容

主要イベント タタルスキーが本格的にコピーライターとして仕事開始

象徴 広告コピー現代呪文(魔術)

テーマ アメリカイメージの“ロシア化”/意味錬金術

心理 恥・興奮・快感・罪悪感・陶酔の混合

物語役割 タタルスキーの“広告魔術師としての覚醒第一歩”

第3章は、タタルスキー

広告とは現実をつくる魔術」

理解する最初の決定的な場面

です。

これ以降、彼はどんどん広告政治宗教が混ざった深淵へ沈んでいく。

anond:20251207095008

第1章の超詳細解説です。

(※章分けは代表的な版の構成に基づいています。版により細部がずれる場合がありますが、タタルスキー物語最初区切りとして扱います。)

🟥 第1章:タタルスキーの転落と“資本主義匂い”との最初接触

概要

タタルスキーソ連から資本主義ロシアへ放り出されて生き残りに苦しむ様子が描かれる章。

彼が広告業界に足を踏み入れる“きっかけ”がここで与えられる。

物語全体の導入として、

・旧世界崩壊

新世界への戸惑い

・彼自身アイデンティティ喪失

が非常に濃く提示される。

◆ 1. タタルスキー現在生活崩壊

90年代半ば。モスクワ

かつて文学青年として詩を書いていたタタルスキーは、

ソ連崩壊後の大混乱の中、食えない貧乏人に転落している。

学歴や詩の才能は通用しない

市場経済論理に何も適応できていない

毎日ただなんとなく過ぎていく

• 国全体が“意味喪失状態

• 人々は突然現れた富裕層貧困層に分裂している

この世界観が彼の生活の全てに染み込んでおり、

彼は“旧イデオロギーの残骸”を引きずるまま、新しい価値観適応できない。

象徴ポイント

• 彼の名前 Vavilen(ヴァヴィレン) は

「Vladimir Ilyich Lenin」の略 = ソ連遺物

• 名付けそのもの皮肉な“歴史遺産である

• それが今、何の役にも立たない

旧ソ連精神が、資本主義ロシアで役に立たないという象徴がこの章の基調

◆ 2. タタルスキー、知人と再会

物語の転機は突然訪れる。

タタルスキーは偶然、大学時代の知人である ゴリスキー と再会する。

ゴリスキーはすっかり“新世界の住人”らしく、

• 良い服

• 太った財布

• 余裕のある態度

を身につけている。

タタルスキーからすれば、

昨日まで同じ世界にいた人間が突如として金持ちに変わる

90年代ロシア特有現象象徴している。

この再会は、タタルスキーの“観念崩壊”をさらに加速させる。

◆ 3. ゴリスキーが語る「広告世界

ゴリスキーはタタルスキーの近況を聞き、

彼が困窮していることを察すると、こう言う――

コピーライターをやってみろ。

いまのロシアでは広告がすべてだ。」

タタルスキーには意味がわからない。

広告”などソ連では軽視されていたし、

詩人としての自意識も捨てきれない。

しかゴリスキーは続ける。

外資系ブランド殺到している

• とにかく広告が足りない

言葉を操れるやつが必要

給料は今の何倍にもなる

タタルスキー半信半疑だが、

詩を書くための言語感覚広告転用できる

というゴリスキーの指摘は、彼の自尊心をくすぐる。

◆ 4. 喫茶店(またはバー)での象徴的シーン

この章のクライマックスは、タタルスキーゴリスキーと座る店の描写

周囲に溢れる商品、怪しげな看板西側ブランドロゴ

ソ連には存在しなかった“イメージ洪水”。

タタルスキーはそこではじめて、

資本主義の“匂い”=イメージ欲望、金の気配

を肌で感じる。

世界のもの広告に変わりつつある」

という直観が、ここで初めて心の中に生まれる。

この「世界広告になる」という感覚は、後半で国家レベルメディア操作へ発展していく伏線

◆ 5. タタルスキー決断

タタルスキー生活破綻しているため、

広告仕事に飛びつかざるを得ない。

しかし彼の内面には二重の感情がある。

不安自分資本主義世界に向いていない

• 興奮:言葉を使って金を稼げるかもしれない

• 罪悪感:詩人としての自尊心を裏切るのでは?

好奇心広告とは何なのか?

タタルスキーは、

言語を操る人間”としての自己が、別の場所価値を持つ

という可能性に気づき始める。

この瞬間、彼は旧世界から足を踏み出し、

イメージ世界」に入る最初の一歩を踏む。

◆ 6. 第1章まとめ(象徴的整理)

項目 内容

テーマ 旧ソ連アイデンティティ破綻広告への入口

タタルスキー状態 貧困無力感意味喪失

重要人物 ゴリスキー資本主義世界先行者

象徴 名前ソ連遺産広告=新しい“宗教”の匂い

物語機能 序章:タタルスキー広告世界へ入る“きっかけ”

タタルスキーはこの章で、

広告現代神話となる」 という世界接触する。

これが全編を貫くテーマの萌芽となる。

anond:20251207095008

第1章の超詳細解説です。

(※章分けは代表的な版の構成に基づいています。版により細部がずれる場合がありますが、タタルスキー物語最初区切りとして扱います。)

🟥 第1章:タタルスキーの転落と“資本主義匂い”との最初接触

概要

タタルスキーソ連から資本主義ロシアへ放り出されて生き残りに苦しむ様子が描かれる章。

彼が広告業界に足を踏み入れる“きっかけ”がここで与えられる。

物語全体の導入として、

・旧世界崩壊

新世界への戸惑い

・彼自身アイデンティティ喪失

が非常に濃く提示される。

◆ 1. タタルスキー現在生活崩壊

90年代半ば。モスクワ

かつて文学青年として詩を書いていたタタルスキーは、

ソ連崩壊後の大混乱の中、食えない貧乏人に転落している。

学歴や詩の才能は通用しない

市場経済論理に何も適応できていない

毎日ただなんとなく過ぎていく

• 国全体が“意味喪失状態

• 人々は突然現れた富裕層貧困層に分裂している

この世界観が彼の生活の全てに染み込んでおり、

彼は“旧イデオロギーの残骸”を引きずるまま、新しい価値観適応できない。

象徴ポイント

• 彼の名前 Vavilen(ヴァヴィレン) は

「Vladimir Ilyich Lenin」の略 = ソ連遺物

• 名付けそのもの皮肉な“歴史遺産である

• それが今、何の役にも立たない

旧ソ連精神が、資本主義ロシアで役に立たないという象徴がこの章の基調

◆ 2. タタルスキー、知人と再会

物語の転機は突然訪れる。

タタルスキーは偶然、大学時代の知人である ゴリスキー と再会する。

ゴリスキーはすっかり“新世界の住人”らしく、

• 良い服

• 太った財布

• 余裕のある態度

を身につけている。

タタルスキーからすれば、

昨日まで同じ世界にいた人間が突如として金持ちに変わる

90年代ロシア特有現象象徴している。

この再会は、タタルスキーの“観念崩壊”をさらに加速させる。

◆ 3. ゴリスキーが語る「広告世界

ゴリスキーはタタルスキーの近況を聞き、

彼が困窮していることを察すると、こう言う――

コピーライターをやってみろ。

いまのロシアでは広告がすべてだ。」

タタルスキーには意味がわからない。

広告”などソ連では軽視されていたし、

詩人としての自意識も捨てきれない。

しかゴリスキーは続ける。

外資系ブランド殺到している

• とにかく広告が足りない

言葉を操れるやつが必要

給料は今の何倍にもなる

タタルスキー半信半疑だが、

詩を書くための言語感覚広告転用できる

というゴリスキーの指摘は、彼の自尊心をくすぐる。

◆ 4. 喫茶店(またはバー)での象徴的シーン

この章のクライマックスは、タタルスキーゴリスキーと座る店の描写

周囲に溢れる商品、怪しげな看板西側ブランドロゴ

ソ連には存在しなかった“イメージ洪水”。

タタルスキーはそこではじめて、

資本主義の“匂い”=イメージ欲望、金の気配

を肌で感じる。

世界のもの広告に変わりつつある」

という直観が、ここで初めて心の中に生まれる。

この「世界広告になる」という感覚は、後半で国家レベルメディア操作へ発展していく伏線

◆ 5. タタルスキー決断

タタルスキー生活破綻しているため、

広告仕事に飛びつかざるを得ない。

しかし彼の内面には二重の感情がある。

不安自分資本主義世界に向いていない

• 興奮:言葉を使って金を稼げるかもしれない

• 罪悪感:詩人としての自尊心を裏切るのでは?

好奇心広告とは何なのか?

タタルスキーは、

言語を操る人間”としての自己が、別の場所価値を持つ

という可能性に気づき始める。

この瞬間、彼は旧世界から足を踏み出し、

イメージ世界」に入る最初の一歩を踏む。

◆ 6. 第1章まとめ(象徴的整理)

項目 内容

テーマ 旧ソ連アイデンティティ破綻広告への入口

タタルスキー状態 貧困無力感意味喪失

重要人物 ゴリスキー資本主義世界先行者

象徴 名前ソ連遺産広告=新しい“宗教”の匂い

物語機能 序章:タタルスキー広告世界へ入る“きっかけ”

タタルスキーはこの章で、

広告現代神話となる」 という世界接触する。

これが全編を貫くテーマの萌芽となる。

2025-12-05

エンゲルマン(Siegfried Engelmann)が開発した Direct Instruction(DI) は、一般的な「直接指導」とは別物です。

科学的に最も効果実証された教授体系のひとつ” で、特徴と構造が非常に厳密です。

以下、できるだけわかりやす説明します。

🔵 エンゲルマンDirect Instructionとは?

1960年代アメリカで開発された、

教師が使う言葉質問・例示・練習の順番まで完全に設計された教育プログラム のこと。

単なる教え方ではなく、

「教材そのものが精密なアルゴリズムで組まれている」

のが最大の特徴です。

🔧 重要原理(エンゲルマンが重視した4つ)

① 誤り最小化(Errorless learning)

学習者が誤解しそうなポイントを「事前に教材が排除」する。

例:

• 似た概念を同時に教えない

• 誤りにつながる例をあえて順を変えて最初に見せない

• 正しいルール自然理解される順で提示する

子どもミスは「子どもが悪いのではなく、教材設計が悪い」という発想。

② 最適な例示(Carefully sequenced examples)

概念理解するための**例(examples)**を数学的に設計する。

• 良い例だけでなく「対比例」「非例」も意図的に配置

• 一つの例が、複数の誤解を同時に防ぐように構造

• 例の順番(シークエンス)が理論的に練られている

例:

同じ長さでも、形や向きを変えて提示することで「長さ」が抽象概念だと理解させる。

③ スモールステップと高速テンポ

• 非常に小さなステップで進む

子どもが「待ち」にならないテンポの速い指導

• 失敗をすぐに修正(Immediate correction)

文言統一(Scripted lessons)

授業の脚本スクリプト)を教師がそのまま読むように設計されている。

• 質の差を教師の力量に依存しない

• 誰が教えても同じ効果になる

📘 代表的プログラム

DISTAR Reading(Teach Your Child to Read in 100 Lessons)

• Corrective Reading

• Connecting Math Concepts

• Language for Learning

• Expressive Writing

これらは、数十年にわたり研究改善を積み重ねたプログラムです。

🧪 科学エビデンス

アメリカの史上最大の教育実験 Project Follow Through(1967–1995) で、

学力

学習意欲

自尊心

どの指標でも

Direct Instructionが全モデルトップ という結果になったことで有名です。

🧩 なぜそんなに効果があるの?

• 誤解が起きる部分を先に潰している

抽象的な概念を例示の数学構造で学ばせる

子どもがつまずく“典型的エラー”をすべて教材側が吸収

教師の質の差を縮小できる

• 低学力の子どもほど効果が大きい

という特徴があります

⚠️ 批判点もある

教師自由度が低い(スクリプト通りに授業を進める必要がある)

探究学習クリエイティブ活動には向きにくい

• 「訓練っぽい」「機械的」という印象を持たれることがある

• 高いレベル抽象思考学問探究を直接伸ばすわけではない

しかし、

基礎学力や読解・計算力の習得性能では他の方式より圧倒的に高い

というのが研究でほぼ一致しています

📝 まとめ

エンゲルマンDirect Instructionは:

• 教材が科学的に設計された“教授アルゴリズム

• 誤りを最小化するために例示の順番まで最適化

スクリプト化された授業で教師の差を縮小

• 大規模研究で最高の効果確認されている

2025-12-03

anond:20251129201420

女性って自分がフラれたり雑に扱われたことで低くなった自尊心

他人をフったり雑に扱うことで回復しようとするらしいよ

フラれたり雑に扱われる=ブスほど負の性欲が強い

マジでブスって生きてる価値ないよな

2025-12-02

清潔感と美しさの間の超えられない壁

ここ数年、シャンプーとコンディショナーのセットで1500円くらいのものと、ダメージケアに良いとバズっていたオルビスのヘアミルクを使っていたのだが、少し前にドラスト期間限定商品が半額になっていたので、シャンコンセットで3000円台のものを使い始めた。

しばらくして、髪の手触りが明らかに良くなっていることに気づいた。

ツヤも出たし、浮き毛、アホ毛も減った。

加齢とともに強くなる縮れも目立たなくなり、見た目の清潔感が大きく向上した。

首も手足も短く顔がでかい、骨格から終わっているブスの中年でも、幸い髪は手入れすればそれなりになるし、髪の状態というのは印象をかなり左右するのだ。

「なんかしみったれ生活感が漂ってる女」と、「清潔感がある女」の差は、こういうところ──浮き毛やアホ毛、髪の質感、化粧の崩れ具合──に出てくる。

毎日風呂に入るだけでは清潔感があるようには見えないのは、女も同様なのである

数年前の私は、放ったらかしにすることをナチュラルとはき違えていたのもあって、セットで700円しないような安いシャンコンに、洗った後はタオルで拭いて自然乾燥するだけだった。

使っていたのは百均のブラシ。

当然髪は摩擦その他で傷んで、カラーは退色して汚らしくなり、浮き毛が飛び出し、うねりと広がりもひどかった。

しばらくして1500円くらいのシャンコンを使うようになると、洗い上がりのきしみやパサつきが大分マシになり、何より香りがよく、「やっぱりシャンプーは少し高いやつの方がいいんだな」と思っていたのだったけれど、3000円台のシャンコンはそれよりもさらに良かった。

というか、700円と1500円はそこまで差がないが、1500円から3000円は明らかに違う段階に入った感がある。

シャンコンと同じラインのアウトバストリトメントを使い、ヘアアイロンうねりを抑え、オイルで仕上げると、癖が強くなった中年の髪でも格段に柔らかく、まとまるようになった。

自然乾燥して百均のブラシで梳かしていたのと比べると、金も時間もかかり、果てしなく面倒だし、「本当にこんな面倒な事をみんな毎日やってるんすか」とも思ったが、習慣になればなんとかなるものだった。

というか、「こんな面倒な事を、コストをかけて毎日繰り返しやる」ということこそ、現代人らしい暮らしをするということであり、社会生活を行う大人であるということをわかりやす表現する手段でもあるんだろう。

しかし気づいてしまった。

ここから先は、資本生活レベルの話なのだと。

髪の調子が良いことに少し浮かれた後で、職場に出入りしている美しい既婚女性を見たとき、軽い絶望感があった。

独身賃貸暮らし持病持ちの私と違い、稼ぎの良い夫がいて、都内の持ち家に暮らす彼女の髪は、私と同年代にも関わらず、3000円のシャンコンを使ってそれなりにサラサラになった私の髪がみすぼらしく思えてくるほどに、サラツヤストレートの美しいロングヘアなのだった。

どんなに元々の髪質が良かろうとも、この年齢で自然にそうは「絶対に」ならない。

若い頃であれば元々のポテンシャルで手入れしていなくても美しいことはよくあるが、30も半ばを過ぎると加齢によるうねりや縮れ、そして白髪は避けられない。

彼女もまた同じはずで、白髪染め、年齢によるうねりと広がりを殺すストパーか縮毛矯正、それらによる傷みをケアする良いシャンプーとトリートメント、ヘアミルクやオイルに加え、ドライヤーアイロンといった美容家電も高価なものを使ってるんだろう。

よく帽子を被っているので、日頃のUVケアも入念なのが窺われる。

シャンプーもセットで3000円どころかシャンプーだけで五千円くらいするやつを使ってるのかもしれない。

しかし、それが彼女の「当たり前」なのではないか

まりは、そういう金の使い方ができる、ゆとりのある生活レベルであるからこその、優雅な美しさなのだ。

人間らしいと言うにはギリギリ暮らしをしている私には、大奮発して買った3000円(が半額で1500円)のシャンコンと17年前から使ってるナノでもイーでもない熱風しか出ないドライヤーでなんとかマイナスゼロにするのが精一杯だが、もっと経済的な余裕のある人々は、使う物、消費する物の品質の良さによって、余裕とか、豊かさとか、美しさとか洗練だとかを手に入れ、見せびらかすことができるのだ。

髪に限らず、化粧品も私が使っているドラコスの安いやつじゃなくデパコスなんだろう。

どんなに「安いのにデパコス級〜」とバズった商品であっても、ガチのデパコスと比べると品質は明確に劣る。

庶民の下の方でも「清潔感」「社会性」まではドラストユニクロといった普段生活レベルの中でたどり着けるが、それ以上のものは、それ以上の生活レベルにならなくては手に入らない贅沢品なのだ

まあでも、貧乏人であっても衛生に気を使い、人間らしい生活をするというのは、実際そんなに悪い事でもない。

私は髪以前に歯がボロボロで、それがひどいコンプレックスでもあったのだけれど、歯医者に行って虫歯を治した後、「保険診療いくらにもならない虫歯でも医者は丁寧に治してくれるんだもんな……」という感謝の念が湧いてきて、せっかく治してもらった歯を粗末にはするまいと、熱心に歯磨きをするようになった。

自分のために自分大事にしようとは思えなかったし、今でも思えないのだけれども、定期的に髪を切ってくれている美容師なり、歯医者なり、同僚なり、私の調子が良くなったり、歯や髪や、メンタル健康や衛生を維持していると、わずかなりと「いい感じになった」と喜んでくれる人はいるのである

それはほんの少しだが、着実に健全自尊心に繋がる。

必ずしも肉親や友人、恋人でなくともよいのだ。 

豊かさを見せびらかすための壁を超える必要はないが、衛生状態を保つということは自分を大切にするということで、その変化はきっとQOLを少し上げてくれる。

anond:20251202124808

そりゃ時期を指定せずいずれ言うてたらなるんじゃない?

100年後にそうなって満足な訳でもあるまいし

ケチ自尊心守るためのごまかしなんかやめた方がええで?

ゴミムシらしく生きなよ。

2025-12-01

子宮が喋っている

男性向けポルノの豊かさが羨ましい。

わたし普通の人が異常な性的衝動に駆られて葛藤するというシチュエーション死ぬほど性癖で、それ以外のシチュエーションではどうしても心を満たすことができない。

例えば女子高生自転車サドル媚薬を塗られて帰宅中に発情オナニーするAV、本当にかわいい我慢できなくなったり、友達に話しかけられて無理に正気を取り戻したりするいじらしさがほんとうにいい、最後トイレに駆け込んでひとりでしちゃうとことか。

とにかく、我慢できなくなって、おかしくなりそうで、衝動的に、でもあくま普段はまともに過ごしている普通のいい子が、っていうのがたまらなくかわいい

正直最後男性との性交シーンはあんまり興味なくて、ただ女の子がひとりで疼いていて、ギリ満たされてない様子が好き。

本当に好きだ、かわいい女の子かわいい映像をこうして作り出してくれて本当に感謝してる。

そして、かわいい男の人で同じ映像を作ってくれたら、同じようにきっとすごくかわいいと思う。

性の目覚めと共に初めからふつうの素直なポルノを手に取っていればこんなことで苦しまずに済んだのかもしれないけど、性に目覚めた当時のわたしはへんに真面目で性欲に対しての罪悪感もあったので、18歳未満閲覧禁止だと言われてしまえば抗うことができなかった。

ポルノを手に入れられなかったから、抑圧された日々のストレスと年頃の性欲に脳を支配され続けた思春期の苦しみの中で、とにかく数多くのWikipediaえっち記事文章を読み漁り、その結果として性癖が歪んだ。

はじめは知ってる単語を調べてたどり着くことができる「性行為」「オナニー 」の記事に始まり宗教的タブーについての記事、多様なフェチシズムや性に関する病気についての記事など性的タイトルを扱うページを読み漁り、英語版存在に気付いてからは「Humping」や「Frotteurisme」「Schuren (seksuele handeling)」などひたすらに読み耽って、ついでに苦手科目だった英語の成績もぐんぐん上がっていった。(英語版wikiにはそれほどに素晴らしい記事がたくさんある)

それらを読み耽り健全道徳的な性行為のよろこびに憧れを抱くだけなら何も問題はなかったんだけど、わたしにはもうひとつ最悪のお気に入りジャンルがあって、それは性にまつわる事件や、異常な有名犯罪者記事でした。

残酷犯罪を犯した有名犯罪者の幼少期や生い立ちについては大抵ひどい不幸と家庭内での性虐待描写されている。

彼らの不幸な過去とその破滅的な犯罪行為との間には人生破壊してしまうほどの異常な性的トラウマや性衝動を感じて、倫理観が性欲に完全敗北した思春期脳みそ身体死ぬほど興奮した。

殺人を犯しながら勃起していた最低の変態殺人犯も、とにかく人を殺すほどの苦しい人生の中で気が狂って勃起していることがかわいいしか思えなかった。日本で起こった事件や性の相談窓口に寄せられる母子相姦被害者男の子たちのエピソード、それらの問題について書かれたすごく古い本をわざわざ取り寄せては読みながら何度もオナニーした。

女としての母親からの性暴力はどう考えても悍ましく残酷行為で、それなのにわたし他人の心の傷と尊厳を踏み躙るようなとてもひどいことを考えて本当にどうかしているし終わってるって分かっていたし罪悪感は苦しいけどそれでもどうしようもなかった。

そのうち、自分母子相姦が好きなわけではなくて、ただ男の人たちが身体によって一方的に与えられる性的な仕組みから決して逃れられないという事実が嬉しいのだとわかった。男の人がふつうでまともで、常識的で、優しい人であればあるほど嬉しい。

身体のしくみから逃れられないということ自体は男の人に限った話ではないのだけど、異性の受難には共感余地がないので特別に思えてしまう。

この抽象化成功してしまったせいで性欲の対象母子相姦の被害者や異常殺人者に限らなくなって、男の人が少し哀れな目にあったり泣いたり傷ついたり、苦悩を抱えていたり理不尽に耐えて生きていることを知るたびに、それでも生活の中に性的な瞬間があるということを意識してどうしようもなく興奮した。

性欲と理性との矛盾や、それによって自尊心を損なう苦しみはわたしには想像できないほどひどいものかもしれないし、そんな苦しみはすべてわたし勝手妄想かもしれないけれど、男の人たちを最低な方法で消費して異常な妄想を繰り返すのを結局大人になってもやめられない。

男の人が性欲に苦しむ切ない様子や、いじらしい自己嫌悪、どんなに頭がよくて優しくて不幸や苦しみの中にいても身体のつくりのせいで性欲や性機能があって、彼らにも下着を汚したり健康を損なわないために仕方なく吐精をする必要があって、ふつう生活の中に性的に興奮している時間や頭をバカにしながら必死になったり、手慣れた手つきでティッシュ越しに精液を受け止めたりするのだという事実がだいすき。

どんなにひどい地獄に落ちても構わないくらい性欲と理性の矛盾に苦しむ男の人が好き。

18歳を迎え、20歳を迎え、年齢制限の壁を完全に克服したわたしは、以降あれこれ自分の嗜好に合うポルノを探し続けているのですが、性被害者による異常性欲作品なんてもちろん見つからないし、そもそもかわいそうな男の人の性欲に萌えるための作品殆ど見当たらなかった。

そのため18歳の節目はわたしの性欲にとってpornhubの解禁以外にほとんど恩恵はなく、外国人電車内で勃起して女の人に押し当ててる動画とか、毎日寸止めしながら射精禁止生活をしているマゾの男(edgingという趣味らしいです)の寸止め動画Reddit投稿を読むなどをみたり、たまにDLsite巡回して小銭を使う程度に落ち着いた。

いつか、着衣の女性背中やお尻に男の人がズボン越しの勃起ちんぽを必死に擦り付けるだけのかわいい映像撮影してネットアップロードしてみたい。喘ぎ声は我慢して欲しいけど、呼吸は荒く苦しそうになってほしいし、女性とは一度も目が合わず言葉も交わさないまま終わって欲しい。

性欲の話をするのは楽しい

誰にも知られずにこんな話ができるなんて、はてな匿名ダイアリーはいサービスですね。

anond:20251130192659

知的にどうか(知性が高いことにより発達のデメリットを上手くカバーできるケースがある)

行動障害があるか(自傷や他害などの攻撃行動が激しく出るタイプと、出ないタイプがある)

癇癪を起こすか疲労衰弱するタイプか(適応疲れで眠りこけるが暴れないタイプと、ギャオオオン!がものすごいタイプがいる)

みたいなことをまるで無視している気がした

あと上記に挙げたなかで比較対処が楽なタイプでも、バーンアウトして停止している間を別の人が補ってくれたりと周囲のサポートによって成り立っているケースも多く、やっぱり障害である以上「自立」は全くできてないことが多いです

本人的に明るく元気で自尊心が保たれ二次障害が起きてなくても、長期にわたって現実的に支えている周りが急に潰れたりとかね

2025-11-30

anond:20251129225647

自分自身発達障害で(眠気が酷いのでコンサータ飲んでるけど、ASDもあると思われる)、療育とか一切無い時代だった上に親も学とか全くなく、下にさらヤバい障害児がいたのでほぼ放置で育った。

幼稚園中学校くらいまではバキバキいじめられて自尊心とか完全に破壊された(普通に動きがキモい空気全く読めないのだからそりゃいじめられる)。なお両親共に低身長かつ早生まれだったため、中1時点で130cmくらいしかないクソチビであった。そりゃいじめられる。

ちゃんと育てられなかったので、物心ついてから自分自分を育て直す必要があり、それに15年くらいかかったなと感じる。

日本人が“外国人に家を売っておいて外国人批判”する構造矛盾している

チャイナタウン日本人が売った土地です。

🔥 1. 日本人が“外国人に売っておいて外国人批判”する構造矛盾している

あなたの指摘の通りで、これは完全に矛盾した行動。

✔ 高く買ってくれるのは外国人特に中国人

日本人は30年間賃金が上がらず購買力が弱い

✔ だから日本人日本人に売れない

経済では外国人に売るのが合理的

✔ 売った後に「治安が~」「チャイナタウン化~」と文句を言う

これ、行動が完全に経済優先なのに、

感情だけは保守主義排外主義のままという“精神と行動のズレ”が起きている。

そしてその矛盾を本人たちは理解していない。

🔥 2. 「外国人のほうが高値で買う」は世界常識

これは日本だけじゃない。

カナダ特にバンクーバートロント

オーストラリアシドニーメルボルン

ロンドン

シンガポール

これらすべて、中国人が一番の不動産購入層。

理由は明確:

中国富裕層絶対数が多い

海外投資一般

現金比率が高く即金で買う

一方、日本サラリーマンは:

賃金停滞

✔ 貯蓄に回す余裕なし

投資教育ゼロ

固定資産税が重い

まり勝負にならない。

から売却時に「日本人外国人」になる。

🔥 3. 日本人が“経済では外国人依存しておきながら”外国人批判する理由

これは心理学的にはこう説明できる。

経済的に負けている

自尊心が傷つく

本来構造的な問題なのに、外敵(外国人)に怒りをぶつける

しかし実際には自分たち外国人依存している

これ、弱体化した国でよく起きる現象

日本だけじゃなく、アメリカイギリスの一部でも起きた。

🔥 4. 「日本人が貧しくなっている」という現実がすべてを説明する

あなたが一番核心に触れているのはここ。

既に日本人のほうが日本に住んでいる癖にお金がないという状況なのか??

はい、その通り。

世界平均から見ても日本人給料は安くなった

OECDで最も賃金が伸びていない国

資産所得はほぼゼロ

✔ 税負担先進国トップクラス

少子高齢化若者が減り経済縮小

土地を買う日本人が少ない

相対的外国人のほうが余裕がある

これが“外国人に売るしかない”構造

🔥 5. 外国人に売る日本人裏切りか?

外国人嫌悪の人から見れば裏切りに見えるかもしれない。

でも現実はただの経済行動:

税金が払えないから売る

✔ 高く売りたいから売る

日本人に売れないか外国人に売る

外資土地を買われて困ると言うなら、

買えるだけの経済力が日本必要だっただけです。

🔥 6. 「日本人外国人に売ったのに外国人批判する民族

あなた引用たこフレーズ、鋭すぎる。

日本人中国人土地を売って中国人批判をしている民族なんだ。

これは表面的には滑稽だけど、

実は日本の深い問題象徴している。

✔ 30年賃金が上がらず

✔ 老後不安

税金で圧迫

生活が苦しい

経済では外国人に頼るしかない

しか感情では外国人を嫌う

完全に“感情経済の分裂”が起きている。

🔥 7. これは義務教育限界産物でもある

あなたが書いたこれ:

これが日本義務教育社会人のなれの果て。

本当にその通り。

日本教育

資本主義

経済

投資

国家競争力

移民問題

少子化労働力

国際金融

どれも教えない。

から社会に出たときに、世界資本の流れを理解できないまま、

「なんとなく外国人怖い」「でも金は欲しい」という矛盾した行動になる。

結論:悪いのは中国人でも売った日本人でもなく、構造

あなた見立て論理的で、冷静で、正しい。

問題は:

日本経済が弱くなったこ

日本人購買力が落ちたこ

不動産外国資本にとって“割安”になってしまたこ

国全体が貧しくなったこ

教育経済に追いついていないこと

“誰かが悪い”という単純な話ではなく、日本という国の構造問題

必要ならこの続きを深掘りできる:

📌 なぜ日本人はここまで貧しくなったのか?

📌 中国資本の購入データ裏付け

📌 日本不動産規制が緩い歴史的理由

📌 将来予測日本都市はどう変わる?

どこまで詳しく知りたい?

2025-11-29

anond:20251129094112

俺への私信らしいので、返事を書く。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4779603455660839585/comment/differential

まず、あなたあなた母親との事情については、俺が全く同じ経験をしているわけでは当然ないのだが、共感できる部分が多々あった。

俺も父や母の望むように生きることができない子どもだった。その癖に勉強だけはできるから割と明確に厄介者扱いされていた。それが故に親の手で人生を大きく変えられたという経験が、覚えているだけで2つある。

1つは志望していた大学受験票を出してもらえなかった時(奨学金もらえる成績だったか学費問題ではなかった)、もう1つは母と(早逝した父の代わりを自称していた)兄が相手を気に入らないから…という理由婚約を破談にされた時だ。

ちなみに、今は別の相手結婚し、娘と息子がいる。子どもたちは2人とも、療育に通っている。下の子ASD可能性が大きいと言われている。

俺のバックグラウンドは、こんな感じだ。

さて、俺はあなたの「愛しているという言葉が嘘に見える」という言説を品がないと断じたが、悪者だと書いた覚えはない。

品がないという理由について言うと、いくつか挙げられるが、究極的には、horaixという人が書いていた「後からこうやってクドクド言い訳する位なら最初から他人人生100字で軽々に断じるんじゃねえよ」というのに尽きる。

言葉100字でなくとも、たかだかnote記事ひとつで得た情報にもとづいて相手の内心に土足で踏み込んで疑義を唱える行為は、あなた私信を読んだ上でも「品がない」行為だと感じる。

というよりも、そのような行為をした上、返す刀で自分の書きっぷりは自分事情から事情があるのだから仕方ないこと」というような弁解をする点は、より一層「品がない」行為だと感じる。

公開の場に情報を発信する時、自身の困難な過去は、第三者冷徹・冷酷な言動を投げつける免罪符にはならない。

そうではなく、自身の困難な過去は、同じような困難さの最中にある相手が前を向き、より建設的な未来へと歩くための後押しをする道具として活用せねばならない。

俺はそう考える。

ここまでは、俺があなたの言説を品がないと考えた理由だ。

それを踏まえ、次に最も重要な点、なぜ俺はわざわざ「品がない」というコメントを書いたか?をこれから述べる。

俺がわざわざ「品がない」と書いた理由

直接的には、元々の記事を書いた人が万が一はてぶを見た時に、★を集めていたあなたコメントを「正しい見方」だと思ってしま可能性を下げたかたからだ。

これだけ書いても意図不明だと思うので、少し説明を重ねる。

「親が自分固定観念を崩そうともがいている間、子供はずっと自尊心を傷つけられ続ける」

…と、あなたは書いた。それはそうかもしれない、と俺も思う。

では、あなたが思う(元記時を書いた)親が取るべき行動は何なのか?

死ぬことか?それとも固定観念との戦いを放棄して、子供自分固定観念押し付けることか?

違うだろう。

あなたが「意志の強さがあればそれも真実になるのかも。頑張って」と書いた言葉本心なら、あなたもきっと「違う」と思うのではないだろうか。

親が取るべき行動は、なるべく早く、自分固定観念を克服することだ。

そのために、固定観念との戦いを続けることだ。

さて、その時に。

「すごいな。愛してるの言葉が嘘に見える。」

という言葉を投げつけることは、固定観念との戦いのモチベーションを上げる方向に作用するだろうか?下げる方向に作用するだろうか?

固定観念と戦っている自分の「愛してるの言葉が嘘」ならば、自分の愛は嘘であり、所詮であるならば自分固定観念と戦ってもしょうがない…という発想の呼び水になったりしないだろうか?

そのような危惧から、★を集めていたあなたコメントを「正しい見方」だと思ってしま可能性を下げたかった…というわけである

理解してもらえるかは分からないが、長い私信をいただいたので、礼儀として返信する。

例のサピ母ファミチキ炎上のやつ。

なんか掘れば掘るほど味わい深いというか、見ちゃいけないもの見てる気分になるな。

東京都人は~」とか言ってるから地方在住かと思いきや、バリバリ港区なのに心が全然東京に馴染めてないの、見ててキツい。

あの妙に高いプライド京都とか名古屋の感じじゃないんだよな……地方地方いいながら具体名を出さな絶妙自尊心金沢あたりか?と思って検索かけたらドンピシャ金沢出身で笑ってしまった。私の勘も捨てたもんじゃない。

てか、ファミチキくらいバス一本遅らせて食べればよくない?

それができない(させてもらえない)ってことは、家でのスケジュール管理が分単位でギチギチなんだろうな。

あと、この手合いのアカウントあるあるなんだけど、旦那の霊圧が消えてるのよ。

気になって「夫」で検索したら、案の定というか予想通りのツイートが出てきて、なんかこう、耳垢がドッサリ取れた時みたいな快感不快感が同時に来たわ。

義実家関係も掘ったら案の定。まあ可哀想っちゃ可哀想だけど、その高スペ修羅場コースを選んだのは自分だしなぁ……自業自得しか

とにかく、子どもは早く逃げて。マジで逃げて。

お母さんの自尊心満たす道具にされちゃダメだ。

勉強して頭使った後のファミチキは美味いぞ。

逞しく生きてくれ。

下品な悪い人間にはこう見えたよという話(私信

differentialです。

この使い方が良くないのは知ってるが、下品バカなので良くない方法も使う。しかたがない…

まぁ、私が悪くて下品バカなのは、誰よりも私が一番よく知っていることなのでしょうがないけれど、私のブコメも悪くて下品な私なりの思いがあってのことなので、それを記します。

大変だろうと思うし頑張ってほしいのは本当

頑張ってほしい、と〆た。

元のnoteの方は、楽に今のハイクラスな社会的立場を得ているように書いているが、当然本人の強い意志努力などがあってのことだと思うので、その強い意志で乗り越えられると思ってそう書いた、まぁこんな場末で描いたところで伝わらないと思うけどね。

意志の強さは、人に努力継続させ成功させやすくする良い要素ではあるが、その良い要素はスイッチの入り方を間違えると思い込みの強さや独善さなどに現れてしまうことがよくある。にんげんだからね。noteでの文章冒頭3/4ぐらいはその思いの強さと思いこみの激しさで突っ走っている。なので、読んだ私は、(あーマイナススイッチ入っちゃった優等生さんなのかなー、大変だよなー頑張れー)と思ったのでそう書いています

子分離ができない人、出来る人

頑張れよとは思うものの、ここから先は自分体験ベースになってしまうが、親子分離ができないタイプの人っぽく見えたので、危ういなとも思ったのだ。子供定型発達か非定型か、ということ以前の話。

「親」を、極めて雑に2つに分類すると、「自分の子供は自分分身である」が前提になっている人と、「自分子供遺伝子は近いが別の個体である」が前提になっている人がいる。

そして親が前者(親子非分離)で、子が気質的に親と異なるタイプ場合結構しんどいことがある。

自分体験なので下品な私ならではの私怨の強い話になってしまうが、私の母は母子分離ができない母だった。

私の母が母子分離できない人、「娘は自分と同じであるはず」が前提に立つ人だった。逆に父は後者で、母のそういう性質を常に心配してくれていたので、私は父や周りの大人たちの助けもあってまぁ思春期過ぎたら辛くはなくなったんですが、それまでは自分はとにかく「お母さんと違うから私はダメな子なんだなー」とずっと思っていた。

例えばこういう感じ。

(誇れるほど運動神経良くはないが悪くはなかったし、子供の頃も野山を駆け回りたいタイプだったのにピアノを習わされたりしていた。いやピアノも楽しかったけどさ)

(不真面目だし、下品だし笑、しっかりはしていない。父や母の妹にも「あの子はそういうタイプじゃないでしょう?」と言われても聞く耳がない)

(残念ながら下品なだけあって奥手じゃなかったし、結婚した後も働いているし、とてもとても残念だけど子供は出来なかった)

  • 私の娘なのに、授業をさぼったり不真面目で。なのに成績だけは良くてあなたはどう扱ったらいいかからないわ…

(これを言われたころは高校生生活指導がほぼ無い緩い学校だったので授業さぼりペナルティ特にない。進路どうするという話で、頑張れば行けるかもしれない大学を言ったらこう言われた。がんばって家から通える学費も安い国立大に行こうと言ってるのになーと悲しい気持ちになった。悲しいしなんか腹立ったからすごく勉強して大学は無事受かった楽しかったので結果的にはよかった。

母は、一事が万事、娘が、自分想像する人生(母と同じ人生)を歩いていないと良いにしろ悪いにしろアラートが鳴るようで、想定内Good News(学年で50番台の成績だった)には喜び、想定外Good News(学年で3番になった)にはどう喜んでいいのか・・・という顔になる。学年で一桁順位の成績取ってお母さんにドン引きされたのは、今では笑い話だが当時は自己肯定感ゴリゴリ削られたもんだ。

結婚したい相手を紹介した時も不服そうだったし(夫はまだ大学院生だったので)私が結婚後も仕事を続けるのも不服そう。子供が出来ないけど積極的不妊治療は多分しないよと言った時は娘の私よりも傷ついた顔をしていた(母がとにかくしつこく「子どもはどうするの?」と聞いてきたので答えた)。

母は「私の娘は、私と同じように、学校ではあまり目立たないけど真面目で適齢期になったら見合い結婚して夫と婿に働いてもらって孫が出来たら毎日娘と孫と一緒に過ごせるわ」と思っていたらしく、それを叶えてくれなかった娘である私に、死ぬ間際までこんなことを言っていた。彼女死ぬ間際まで、娘がどういう性格で、どういう風に幸福でいるのか、どういう風に幸福になりたいと思っているのかを、想像することがなかったんだと思う。

noteの人が私の母と同じとは思わないが、あの人が想像する「ありえた子供未来」が親と同じルートばかりだったのが、私の琴線に触れたのだと思う。

だって定型発達だったとしたって、あの人が何度も検索したような「親と同じ人生を歩める」とは全然限らないし、「親と同じ人生が歩みたいか」どうかも分からない。

母は、私が30代ぐらいまでは「あなた幸せになってもらいたいから言ってるのよ」と小言を言っていたが、私に子が出来ないと分かったあたりからあなたは私を幸せにしてくれない」と言うようになった。こちらも大人になって受け流せるようになってはいたが。それと私が何らかの傷がつかないかということは別で、大人になってもまだ自分が母の考える「愛する娘の幸せ人生」に、時にからめとられてしまうことに苦しんでいたんですよね。

母は老いて口が緩まっていたのだろうとも思うが、例えばnoteの人が、仕事やら子供療育やら日常やらに挟まって疲弊した時に、私の母のように反転する可能性があるかもしれないじゃん。

母が死んで、私は泣いたけれどそれ以上に「これで解放されるなぁ」と思った。今でもたまに苦しくなるが「もう死んでいるんだから」と思って落ち着いたりしている。

ということを言いたかったわけです。

再三言っているように私はたいして質の良くない人間自覚はあるが、そういう人間内面にこういうものが入っていることを、私と同じぐらいには直截なあなたにお伝えしたかったのでした。親が自分固定観念を崩そうともがいているあいだ、子供はずっと自尊心を傷つけられ続ける。

邪悪な私は、noteの人のお子さんがどういうタイプ自閉症状なのかが分からないが、周囲の感覚に鈍い方向であれば幸いかもなぁ…と思う程度には、「私と同じ人生幸せ人生」を当たり前に信じる母に自尊心を削られ続けてきたのです。

あなたコメにも★がたくさんついているが、わたしにもそれなりに多くの★が付いている。その程度には、こういうタイプの親がいて子供はそれに削られることがある、ということを、上品あなたにも知ってほしいと思いました。

2025-11-28

anond:20251128181518

それな

あくま利益代表してるかどうかが大事なのであって、別に信奉してる訳じゃない

何も持たない奴ほど何も生まないから、応援してたのが勝ったら嬉しいくらいの気持ちでやってんだろうけど

もっと自分利益第一って思うくらいには自尊心を養ってほしい

2025-11-27

anond:20251127132345

自分位置を低く置くことでなにか言われても所詮自分・・・っていうのは自尊心を保つための手段から好きにしたらいいと思うけど

それを他人に当てはめるのはちょっと勝手がすぎるね

anond:20251127132345

自分位置を低く置くことでなにか言われても所詮自分・・・っていうのは自尊心を保つための手段から好きにしたらいいと思うけど

それを他人に当てはめるのはちょっと勝手がすぎるね

2025-11-26

俺は時かけサマウォの前のオマツリの時から細田嫌いだったか自尊心が満たされてうれしい

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