指令所の見学です。
これは見るからに面白そうな施設ですね~。
一度に上がれる人数が限られるため、順番待ちの間に「いれどう君」を眺めます。
ダイジェストにも載せた写真。一本足で立つその姿は毒キノコのよう。「指令所」の筆文字のいかめしさが、不気味さを増幅させます。下には平べったい「いれどう君」。
外から見た指令所付近の窓。このへんに上ったということです。博多寄りのホーム上屋端に位置し、列車からもよく見える箇所です。
これが「いれどう君」。
「いれどう」は「入れ換え動車」の略で、小型のディーゼル機関車をこの台に載せてコンテナ車で運ぶためのものだそうです。2本のレールが付いているのも納得ですね。形式記号は「M15A-5(P)」。数個しか現存しないそうです。
機関車まるごとだと高さがオーバーですので、キャブを取り外して載せたそうです。
中央側面のリフトの爪を入れる穴の間に「積の状態でのフォークリフトの使用禁止」とありますので、この台をコキに載せてから、積荷(入れ換え機関車)を吊って載せたのかもしれません。
正式名称(?)として、ちゃんと書いてあります。
いよいよ私も螺旋階段を上ります。階段上から眺めるホームもいいもんですね。
指令所の横のスペースには、なにやら古~いストーブなどが。
指令所内の机には、古い書類などがそのまま置いてありました。
左の本の開いてあるページは、国鉄甘木線の列車運行時刻が。
机と向かい合わせの指令台。「物資部だより」やカートレインのチラシなどがあります。
指令台にあった時刻表は、1985(S60)年12月号。
就業規則と職員住所録。ワープロもパソコンもない時代、字の上手な人は重宝されたでしょうね。
ガラス越しに見るホーム。アルミサッシなどない頃です。
壁に立てかけてあったボロい紙は「荷物列車編成表」。S60.3.14改正分です。
さきほどの時刻表とだいたい時期が一致しますね。その頃からここの時間は止まったままなのでしょうね。
拡大してみると、荷物列車の列車番号や時刻、車両ごとの用途や行先が書かれているようです。
こんいちは。
古いストーブ、古い書類、古い時刻表…
時が止まっていますね。
時刻表が1985年なら25年前じゃないですか!
すごいですねぇ。
YUTO様 こんにちは
この部屋だけ時が保存されていたような感じで、社員の方もこのイベントの準備で開けてみて驚かれたそうです。
25年前といえば、YUTO様をはじめこのブログの読者の皆さんの多くがまだ生まれていない頃かもしれませんね。
歴史を感じます。
この場所は時が止まっていますね
もっと沢山の人に公開してほしいです。
こんばんは、水巻です。
いれどう君とはかわいい名前ですね!
25年前といえば、自分の生まれる10年も前のことです。
福井在住様 こんばんは
この施設に興味を持つ方は鉄道ファンに限らず多いでしょうね。
全国で探せばこれに似た施設がありそうですので、今回のを土台に水平展開し、見学会を行うのも面白いかもしれませんね。
水巻様 こんばんは
あの時代にしてはコミカルな名前ですね~。
私が生まれる10年前といえば、全国でSLが走っていた頃になります・・・。
こんばんは
駐車場として使われているホーム以外は25年の時間が、いま動き出したような感じですね。特に指令室など淀んだ空気が充満しているような・・・今解き放たれた様に思えます。興味深いものを見せて頂きありがとうございます
sonic_883i様 こんばんは
まさに時間の封印が解けたような感じですね~。
皆さんに共有していただけて何よりです♪
ご参加された方で気付かれた方もいらっしゃったと思いますが、
机の上に置いてあった交通新聞の記事は
「EF60いよいよ全廃」
ですからね。笑
時は完全に止まっています・・・
それと、職員住所録ですが、今回引率で付いて頂いた職員の方もこの住所録の下から5番目に記載されていました。
入社したての若手だったスタッフの方がこうやって当時の職場を案内するのも感慨深いものがあったと思いますよ。
day4140様 こんばんは
EF60のところ見てませんでした。惜しい・・・。
ここはもっと長く過ごしたかった所です。
住所録の若手が、今やベテランとして再びこの地に・・・。そして時が止まった部屋の扉を開ける・・・。
職員の皆さんは準備・運営で大変だったと思いますが、結構楽しまれたかもしれませんね。