日・月で知人と団体で佐賀県の嬉野温泉に行っておりました。
そして昨日は仕事関係の飲み会。
ということで、久々の記事更新です。
読者の方から、トロッコ列車の復刻版記事リクエストをいただきましたので、早速再編集してみましたのでどうぞ~。
当社もトロッコ列車を作ろう、と思い立ちました。
種車は河合のトラ35000。
マイクロエースから商品化されていますので、それを塗り替えればよいのですが、うちには3~4両も必要なく、1~2両だけ取って残りをヤフオクに出しても、不揃いでは商品価値が低いだろうと考え、ヘタでもいいから自作してみようということになったのです。
まずは、下回りと荷台を外します。
縦方向に引っ張ると外れます。
(手前は、分解していない車両)
トロッコ列車については知識がほとんどないため、20年近く前の雑誌を引っ張り出してきました。
高崎運転所のトロッコのリニューアル作業の記事です。
骨組みや内部までよく分かって重宝。
まずは、ニッパーを用意。
妻板を側板と同じ高さにするため、上部をバチンと切り落とします。
それから、カッターやヤスリで平滑に整えます。
妻板の加工がひとまず終了。
妻板には貫通扉を設けるため、その分の切り欠きも作りました。
奥は、比較用の手を付けていない車体です。
1mm角棒で骨組みを作ってみました。
下回りも取り付けて仮置きしてみましたが、背が高すぎるようです。
これでは、奥の客車とのバランスがとれません。
ホロも取り付けて、骨組みの高さを調整。
どんどん柱を短くしていき、ようやくちょうどいいぐらいに。
結局、上の写真よりも5mmぐらい切り落としました。
骨組みのサイズが決まったので、転落防止用の手すりを取り付けました。
タミヤの1mm丸棒です。
(8年前の当時はこれが精一杯。今なら0.3mm真鍮線か0.5mmプラ棒を使用するはずです。)
手すりの位置が決まったので接着しました。
妻面のホロの両脇にも手すりを取り付けました。
骨組みにかぶせる天幕は、プラ板で作ります。
裾には逆台形の切り欠きを入れ、それらしく表現してみました。
向こう側の裾パーツにも、後で切り欠きを入れました。
天幕を接着しました。
なかなかいい感じです。
天幕の角をヤスリで少し丸くして、設置しました。
こちらは編成の最後尾になる側。
貫通路の準備はなされているが、実際は機関車側または最後尾となるため通路が棒で遮断されています。
この棒の部分にテールマークをつける予定です。
非貫通側なのでホロは必要ないのですが、格好が良いので付けようかと思います。
ホロの右にテールライトを新設しました。
テールライトは、1mm丸棒の先端をヤスリで丸っこくしてから薄く切り落としたものを、そこらに落ちていたプラ板の端材を四角く切った台座に接着しただけです。
基本塗装完了。
ジョイフルトレインなどが各地に湧いて出た'80年代のテイストが目標で、派手でポップな色合いにしてみました。
車体の緑は沿線の豊かな自然を、黄色は降り注ぐ日差しを、赤は人々の情熱を、といった感じですかね。
車体:GMカラーの東急ライトグリーン
手すり・骨組み:黄色
天幕:赤
車内は、板張りの色(こげ茶とバフを混ぜたもの)です。
非貫通側妻面に新設したテールライトのレンズ部分には赤を差しました。
天幕の内側は黒をスプレーしました。
今後は、車体に清流を表すヘタなイラストでも入れようかと思います。
天幕の裾に白を筆塗りしてみました。
これまたポップで垢抜けない感じ。
裾部分の切れ込みが均一でないのが目立ってしまいましたが・・・。
テールマークの土台を準備します。
最初はGMキットのランナーの太い部分の輪切りを考えていましたが、輪切りしてみると随分ゆがんだ円形であったため、ジャンクパーツをあさってKATOの駅ホームの時計パーツを使うこととしました。
白を筆塗りした後、スカイブルーで「川」の部分の塗装です。
フリーハンドで「適当に」「それらしく」。
トロッコ号の室内に、テーブルと椅子を設置しましょう。
テーブルはt:0.5mmのプラ板を3mm×5mmに切り出しました。
木製なので茶系にスプレー塗装し、2mmプラ角棒を切り出して黒く塗った脚部を接着。
椅子は、t:1mmのアクリル板を2mm×5mmに切り出し、天面を茶系に、それ以外の面を黒に塗りました。
テーブルと椅子の設置も終わりました。
内装って、すごく効果があります。
早く乗客を乗せたいところです。
椅子が低く、「お座敷列車か!」というような感じですが、これは、種車のトラの床板が厚いため、露出している部分との辻褄をどこかで合わせる必要があるからです。
トロッコ号に乗客を乗せました。
手持ちの人形の中で、それらしいタイプを探し、接着しました。
たったの5人ですので、景観の良い川に向いた側に集めました。
手を振る母親と娘は、TOMIXの「洗濯干し」から、それ以外は「待人3」からです。
種車の構造上、床面が高いので、足を切断したりして調整しました。
母親は、「洗濯干し」のため当初両手を上げた状態でしたが、左腕を切断し、下方向に接着し直す「外科手術」をしています・・・(汗)
屋根を取り付け、レイアウト上で客車と連結してみました。
風景と乗客が加わると、実際の「鉄道車両」の雰囲気が出てきます。
客車のくたびれ具合との比較から、竣工直後のピカピカの状態と推察されます。
黄色い保護棒が太すぎたので、座っている乗客の存在が目立ちませんね・・・(汗)
かわいい観光列車の仲間入りです。
6~7年前ぐらいに作ったので、今から見るとだいぶ手直ししたくもなりますが、これはこれでお気に入りです。