ばたでんと木次線でめぐる出雲路の旅(7)~ばたでん出雲大社前駅と保存車
今日から3月。
もう春ですね~。
火災予防週間と消防団の夜警も始まりました。
シリーズでご紹介している出雲路の旅、引き続き「ばたでん」こと一畑電車の出雲大社前駅についてご紹介します。
高浜駅の近くで保育所に保存されている旧型車を見た後は、出雲大社前行電車に乗り込みました。
北側の車窓に、国旗が見えてきました。
ん? ちょっと待って!
あの国旗、大きくない?
家並みのはるか向こうにあるのに、あの大きさで見えてます。
謎やなぁ・・・。
すぐ隣に、保存車のデハニ52がいます!
雲州平田の車庫にいたデハニ53とは1番違いの同型車ですね。
古レールを使って組まれたホーム上屋。
昭和5年(1930年)開業時からのものらしいので、もうすぐ90年か。
丸屋根の凝ったデザインですね。
天井が高いです。
上部にはステンドグラス。
右の円筒型の飛び出し部分には窓口跡らしきものがあり、元々出札口(切符売場)であったことが想像されます。
鉄製の格子のところにある窓口跡。
凝ったデザインですね。
登場から90年も経過している車両です。
ばたでんを舞台にした中井貴一主演の映画「ALWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」に登場したことなどが書かれてます。
木の質感がたまりませんね~♪
手すり棒が全然ないのが意外です。
旧型電車は棒1本で客室と仕切られていたりしますね。
シンプルな計器類。
助手席側の手回しブレーキもいい感じ。
「デ」・・・電動車
「ハ」・・・普通車(「イロハ」の「ハ」で3等車=普通車)
「ニ」・・・荷物車
という形式記号からも、普通車と荷物車の合造車ということが分かりますね。
雲州平田では見ることができなかった車内も見れて満足~。
ここから南側に歩いて移動ということは、何を見に行ったか予想がつく方もいらっしゃるでしょうね・・・(笑)
(つづく)