岡山ノスタルジー紀行(1)ダイジェスト
8月4日(土)・5日(日)の1泊2日で、岡山県を旅してきました。
先月大規模な豪雨災害があったばかりで、大変な生活をされている方々がたくさんいらっしゃる中、物見遊山の観光は若干ためらわれましたが、岡山県として、観光にどんどん来てほしいという発信も多く見られましたので、キャンセルせず実行したのでした。
いつもの如く、今回の記事でダイジェストとして全容を、次回以降ぼちぼち詳細をご紹介していくこととします。
(2月の和歌山の記事が最後のほうまで行ったものの、終わり切っていないことは内緒です・・・)
岡山に入って最初に向かったのは、伯備線の備中高梁(びっちゅうたかはし)から更に1時間バスに揺られた山奥の「吹屋(ふきや)」。
赤茶色の石州瓦の重厚な商家が並ぶ街並み。
国の重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)に選定されてます。
重伝建は全国に数あれど、壁などに「ベンガラ(弁柄)」という赤い顔料が塗られた家屋が独特の景観をつくっているのが吹屋の特徴です。
ベンガラの材料の製造と銅山経営で財を成した庄屋の家で、その豪華な造りと映画「八つ墓村」のロケ地として知られてます。
夜は岡山市内に宿泊。
2日目は朝から津山線で北上。
津山の扇形機関庫を利用した「津山まなびの鉄道館」へ。
国鉄時代に活躍したディーゼルカーやSL・・・
1箇所でこれだけの車両が濃縮されていて、価値ある施設でした。
中でも、1両しか製造されなかった「DE50」は超貴重品!
庫内展示で全容を見ることができないのが惜しすぎる・・・。
鉄道館からは、第1日曜日のみ運行の「レトロリレーバス」に乗車!
毎回使用車両が変わりますが、今回は井笠(いかさ)バスの富士重工6Eでした。
全国的にも貴重品なバスです。
レトロリレーバスで着いた先は、柵原(やなはら)ふれあい鉱山公園。
1991年に廃止された同和鉱業片上(かたかみ)鉄道の吉ヶ原(きちがはら)駅周辺を整備したもので、鉱山資料館や保存車両を中心とする公園です。
レトロリレーバスもそれに合わせて第1日曜日に運行されます。
左は流線形の「キハ702」、右奥はこの日運転された「キハ303」。
どちらも戦前に製造、のちに国鉄から払い下げられ、片上鉄道で廃止まで頑張っていた車両です。
展示運転終了後、入換で少し走りました。
カッコよすぎて鼻血出そう・・・。
鉱山資料館では、柵原鉱山のことや人々の暮らし、片上鉄道などについて学びました。
このあと岡山に戻り、新幹線で帰福したのでした。
公共交通での移動で、訪問先では結構歩きました。
また、好天に恵まれたぶん、真夏の暑さで汗だく、次々と自販機でお茶を買いました。
ヘトヘトになりましたが、岡山の内陸部を回ってレトロなものをたくさん見ることができ、いい旅となりました。
さ、風呂入ろう。
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