三井炭鉱三川坑跡を見学
前回記事の続きです。
大牟田の三池炭鉱の三川(みかわ)坑跡を、案内係の方と一緒に見学しました。
正面に見えるこの朽ちた建造物は入昇坑口。
ここから鉱員たちが構内へと入っていったのだそうです。
守衛のような人がいて、鉱員が耳にタバコを乗せていたりしたら注意したのだそうです。
第二斜坑の坑内へと下る人車(じんしゃ)に乗り込む駅のようなところにつながります。
保守管理などで4人以内を運ぶ際は、これが使われたのだそうです。
振り返って地上側には、人車の点検場があります。
さらにその先に、ワイヤーの巻揚げ機がある建物が見えます。
第一斜坑は昭和38年に炭じん爆発事故があったところで、458人の死者を出してます。
案内いただいた係員の方も、少し巡り合せが違っていたら命を落としていたとのことでした。
巨大な巻揚げ機が鎮座しています。
これで人車や炭車を上げ下げしていたんですね~。
いろいろ機械がありますが、真ん中の棒を前後に動かすのが基本だそうです。
周囲にビニールが張られているのは、冬場は風が吹きっ晒しとなるため、操作員の防寒のためだそうです。
こちらは2個の巨大な巻揚げ機が並んでます。
建物は木造で、一部の屋根が崩落し、光が差してます。
ビニールに囲われているのは操作室。
上のほうに張り巡らされた電線は昔ながらのもので、接合部に白い碍子がついてます。
4基ありました。
崩れそうなこの感じがまたいい。
奥の明るい所にコンクリート製の湯船があります。
危険防止のためゴム製だそうです。
敷地内ののぼり旗の根元の重しは、単車などにt使用された車輪でした。
結局、2時間近く滞在してしまいました。
「合流する。」と電話してきたヨメが、快速で大牟田へ向かっているとのこと。
ラーメン屋で昼食を済ませて駅へと向かったのでした。
(つづく)