〔復刻版〕レイアウト製作記(11)農地の一部はビニールハウス
寒い日が続きますね~。
これが本来の冬の姿なのでしょうね。
寒くて暗い冬はなかなか撮影に出ず、レイアウト製作記が進みますね・・・。
今回は南側の角地にビニールハウスを設置します。
水田と畑は作りましたが、もう少し変化をつけたいと思ったのです。
手前の大きい畑は、右の畑の同じでもいいのですが、何か違うものということで、ビニールハウスを設置します。
しばらくビニールハウスの素材を探していましたが、ようやくそれらしきものに到達しました。
それは、事務用品としてお馴染みのA4ファイル。
硬すぎず、柔らかすぎず、しかも安価なのがいいところ。
白い紙は、下書きというか、構想スケッチのようなものです。
ガンダムマーカーの銀ペンで線を引き、骨組みの表現とします。
線の間隔は、およ2.5mmですが、あまり神経質にならず、おおよその均等・平行を目分量でとっています。
ハウスの内側となるツルツル面なので、塗料が乗りにくいです。
妻面も同様に銀ペンで線引きです。
ビニールハウス内の畝は、トラクターで鋤かれた後の10cmほどの溝があるという設定です。
これは、馬糞紙を9mm幅に切り出し、断面を台形状に整えたものを両面テープで貼り付けて表現しました。
土の部分にブラウン系のパウダーを撒き、野菜を作付けします。
木工用ボンドの原液を筆で置いていき、コースターフを押し付けた後、畝の中にまとまるように間引いていきます。
一応、ほうれん草等の「軟弱野菜」がある程度育って青々と茂っている収穫前の様子です。
もう1本のハウスは、まだ芽が出て間もない育成中のものです。
こちらは、木工用ボンドの原液を点状に置いていき、グリーンのパウダーを固着させていきます。
作付完了~。
クリアファイル製のハウスを取り付けて、反対方向からパチリ。
長く未利用地であったハウス用地が完成し、この付近のシーナリーも落ち着きました。
ハウスから透けて見える緑がカッコいい。
中から見ると、またいい感じ。
ビニールハウスって良い既製品がない(外国製で三角屋根のは見たことあるけど)ので、素人の雑な手作りでもそこそこ良い出来に感じます。
ハウスの脇を、のんびりと列車が通過します。
前回ご紹介した軽トラも加わり、情景の密度がだいぶ濃くなってきました。
左下のこげ茶色の小山は、農家のおじさんこだわりの手作り堆肥です。化学肥料を極力減らし、堆肥で元気な土作りをしています。
発泡スチロールをそれらしい形に切り出し、茶色塗装、ダークブラウンのパウダー。
当時発売されたばかりのトミーテック「情景コレクション ザ・人間シリーズ 農家の人々」。
うちも早速1つ購入し、ビニールハウスに配置しました。
農家のおばちゃんが収穫間近の野菜のハウスを見てまわります。雑草があれば早めに抜き取ります。
夏場のビニールハウス内部は40℃~50℃にも達し、外に出たとき、気温が30℃あっても「ヒヤッ」とするそうです。
今回はここまで。
今週も明日で終わり。
あと1日頑張ろう。