二日市駅にもある!明治時代の跨線橋門柱

今日はメチャクチャ暑かったです。
曇ってましたが、早くも夏の雰囲気を感じました。



先日、JR二日市駅に行った時のスナップから。






太宰府天満宮の最寄駅(結構離れてますが・・・)ということで、神社っぽい造りになってます。





二日市温泉の灯篭も出迎えてくれますね。




間口は広く、改札を出てそのまま外につながってます。





左に待合室、右にコンビニ。





筑紫野市二日市中央の1丁目1番1号。






さすがは特急停車駅、待合室は広く、壁際には物産が展示されてます。





名物の梅ヶ枝餅(うめがえもち)の売店もありますね。





改札を入ってすぐ渡る跨線橋。
3段目の両端に、立派な門柱があります。






左側は、「浦賀舩渠株式會社製造」。





右側は「「明治四十四年 鐡道院」。

すごいですね~、明治時代の門柱が現役なんですね~。
1911年ですから、100年以上経ってます!

ちなみに、この駅の開業は明治22年。
大正から昭和に代わる頃には、のちに首相となる佐藤栄作が駅長だったこともあるそうですね。






跨線橋を渡り、ホームへ。
改札寄りの線路は撤去されてますね。





明治の門柱はコンクリートの架線柱に隠れてますが、跨線橋を横から。
鉄骨はトラス構造。
これも明治時代のものなのかな?
何層にも重なったホームの断面が、ステップ付きの客車時代から近代化していった歴史を感じさせます。





エレベーター設置のためか、跨線橋の延長された部分。
その下に、朱色の構造物が見えますね。





これも、さっきの門柱と同じもののようです。
跨線橋の改造で余剰となり、ここに移されたのでしょう。





簡単な説明も添えられてます。





残念ながら、そばに行けない場所にあります。






参考ですが、これと同じものが、福間駅にもありました。 '09.3.7
福間駅は橋上駅舎に建て替えられ、古い跨線橋も撤去されてます。





福間駅のは現在、西口前にモニュメントとして保存されてます。





福間駅の残りの門柱は、門司港の鉄道記念館で保存されてるんですね。



あと、同じものが宇都宮の日光線鶴田駅にも現存するようです。



記事を書きながら写真を見ていて、ハッと気づいた・・・。



二日市駅のは、浦賀「舩渠」株式會社。





福間駅のは、浦賀「渠舩」株式會社。


「舩渠」と「渠舩」、同じ年で違う表記。
どっちかがエラー?
あるいは、この年に会社名が変わった?


Wikiで検索すると、「浦賀船渠」がHITしました。
江戸幕府が浦賀(横須賀市)に設置した造船所で、海軍の軍艦などを建造してますね。

「船渠」という言葉は変換候補にも出てくる一般名詞で、英語で言う「ドック(dock)」。
船の建造、修理、係船、荷役作業などのために築造された設備及び施設の総称だそうです。


どうやら、福間駅の「渠船」という表示はエラーのようですが、真相やいかに??



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No title

門柱の違いの発見も凄いけど、さらに調べるのが凄いね✨
二日市駅、下車した事なかったから今度行きたいなー

No title

> nis*****さん

当初は、「福間にも同じのがあります」って紹介して終わりのつもりでしたが、まさか会社名が違ってるとは・・・(汗)
二日市は西鉄の紫駅に近いので、西鉄のついででも行けそうですね。

No title

こんばんは。最寄り駅なのに、これは知りませんでした。

No title

> 御来欧音(おらいおーね)さん

身近な駅にも、意外と知らない情報があったりしますね。
行かれた時はぜひチェックされてください。
プロフィール

蓬莱電鉄

Author:蓬莱電鉄
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福岡県の古賀を起点に活動している電車・バス好きのおじさん。
「蓬莱さん」と呼ばれることが多いです。

おもに近所での撮り鉄や鉄道模型(N)の加工を気ままに楽しんでおります。

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