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2024-12-10

片付けは思い切って捨てるものは捨てたい増田住まい縦酢葉の盛るステッキ芋生捌けず高(回文

おはようございます

寒いわー。

なんか思い出したけど貼るカイロ服の中に貼っていたような気がする季節だったような気がして、

貼るカイロ買いに行こうかなって

そこまで手に付けていく手袋がない寒さなのよ。

かいものを求めて他人の太ももで暖を取る季節でもあるわね。

寒いわー。

そう言ってもいられないので、

年末だしお片付けとかそろそろやらないとってそう思ってもうこの時期でしょ。

うかうかしていると、

また今年も終わっちゃって何もやってませんでした!ってなるから

私はしっかり時間があるときは苦手な片付けを敢行したいと思ってるのよね。

はぁ、

机の上のものが片付けらんないのよね。

もう、

ざーって全部的から投げ捨てたらいいと思うけど、

さすがにそれは机の上に大事もの大事じゃないものと、

中くらいの大事ものとかごっちゃにレイヤーで層になっている堆積物が地層となって、

この年代の、

いや年代とまではいかないわよ。

月代って言った方がいいのかしら。

今年の分よ。

その月の重なった積層された本や書類の堆積物が途中この地層の部分で地球磁場エスエヌ逆転してる!ってそんな私が頭の中が混乱してきそうな、

例えるなら、

その磁場の乱れが、

前にここにあったはずなのに!って覚えておいた私の地層堆積物記憶メモリーを辿り寄せても、

あれ?この本たしかここに挟まってるはずなのに?ないわ。

ってぜんぜん冷蔵庫の上の方にあったりして。

さすがに冷蔵庫に入れないだけましだけど、

以前冷蔵庫に髪留めのバレッタが入れてあって、

犯人は誰?って

それ私なんだけど

お陰でよく冷えたその髪留めのバレッタは頭をよく冷やしてくれてー!って違う違う

無くしたと思っていた髪留めが見つかったのが冷蔵庫で、

まさに氷河期の雪に閉ざされる前に発見されてよかったわ。

きっとその雪に埋もれて冷蔵庫に入っていた髪留めのバレッタを解析してマンモス復元するようなほどのロマン

そのとなりにはメロン

片付けどころか、

そのメロンゼリー

正式にはリアルメロンじゃないマスクじゃな方の普通の果肉たっぷりメロンゼリーだったのよ。

発掘されるのがメロンゼリーロマンがあるいやメロンがあるってやかましーわーい!

そんな片付け苦手なところをみると、

こないだ失ったコインケースがなくなったのよね。

たぶんどこかにまた埋もれていると思うのよ。

それなんて和同開珎?ってさすがにそんなに古い銭っこは入っていないと思うけど、

五円玉ってなんか大切にしがちじゃない?私だけ?

年末に向けていろいろと掘り出さなくちゃいけないの。

まさに掘り出し物市ね!ってマーケットじゃないわ。

こつこつと以前から12月に入る前から

燃えないゴミは少しずつ捨てていくべきだったのよ。

燃える闘魂は燃えるの燃えないの?どっち?そう思う、

迷うようなゴミってあるじゃない。

だいたいのガラクタはもう不燃物。

あとはプラマークペットボトルマークに紙パックなど。

そんな細かさは分かっているはずなのに。

私がこんなに怠けていた1年を改めるだけ改めようという気持ちだけは12月マックスになる感じは分かって欲しいのよね。

いらない服とかも思いっ切りえいや!って捨てるべきだわ。

パジャマ替わりにしている古いティーシャツはもう洗いまくりまくりすてぃーで透け透けでそんなんじゃ表に出られないことは当たり前だけど宅配も受け取れないほどなのよ。

そんなボロボロなの捨てちゃえばいいんだけど、

なんかパジャマ替わりだしーって

そのままパジャマが捨てろって言う思考邪魔するのパジャマだけに邪魔わ!って。

いっそのこと、

ここで提言すのならせっかくだからこの際えいや!って一本背負いを決めるように捨てるべきなのよね。

古いものを捨てないと新しいものが入ってこないの!

そう言いがちだけど、

ものを大切にしたい気持ちも分かって欲しいこの狭間のなかで私はその波にもまれるのよね。

はぁ、

今年も捨てられなかった大事に着ている、

もう生地の目が抜けて割と透け透けのパジャマ替わりのティーシャツ

開運よろしく捨てて1年の締めくくりとして禊ぎの儀式をするべきなのよ!

それにちょうどいい身を滝に打たれる清い滝がないの。

滝がないせいでお部屋の片付けができないって本末転倒よね。

やっぱり、

頭の中でシミュレーションしていろいろ捨てた模様や景色想像して片付けるのなら

私は広い机に作業ができるスペースを確保したいと本当に思っているから、

ここに描いた絵が餅にならないように棚に飾って落ちたときにはきっと私のその片付けられる願いが成就しているってわけなの。

からぼた餅が絵に描いた餅にならないようにってことよ。

でも正直本当に作業テーブルが欲しいので、

それを頭の中で描いたら、

古いパジャマも捨てられるってものかも知れないわ。

なんか急に鰯気になってきたけど、

いやパジャマ1枚捨てたとて、

テーブルが展開できる広さが確保できるとは思わないけど、

ものの例えの代表としてパジャマをあげているんだけど、

そういう使わない古いものそういった物片付けるべきなんだわ。

快適な作業を!ってそっちの方が圧倒的にクオリティーオブライ

虎と漂流する映画は『ライフオブパイ』!

虎穴に入らずんば虎児を得ずなのよ!

言葉意味はよく分からないけれど、

とにかく凄い自信なの!

こうやって誤魔化して現実逃避しているだけなのよ!

ここは覚悟を決めて虎穴んば!ってところよ。

決死の虎穴!

あ!これを四文字熟語にしたら

虎穴決死いいんじゃない

思い切って断捨離することを言うって意味の四文字熟語

なんか虎穴にゴミ捨ててるマナーの悪い人みたいに聞こえちゃったらそれは誤解だって言うことをもう予め言われる前に言っておくわ。

勇気を出して

100パーセント出して、

やるしかないのよね。

苦手な片付け。

片付けの名人断捨離博士名言

ときめかなかったら捨てていいってのあるじゃない。

なんかときめかないんだけど、

捨てるのもったいないなぁって思っちゃう気持ちが強くって、

嫌だからそういう気持ち断捨離しなくちゃってまずそこからなのよね!

あーあ!

しぶしぶ重い腰をよっこいしょういち!ってあげて

やるしかないのよね。

ファストフード店の隣の席の2人組のJKが席に座るとき「よっこいしょういち!」

って言っていたのを聞いてそれ何周しているギャグなの?って思ったわ

ファッション流行12年で巡り巡ってくると言うけれど、

よっこいしょういち!も巡り巡っているってこと?

いやホラまた!話そらして現実逃避させようとしている自分自身

その気持ちをよっこいしょういち!ばりに断捨離しなくちゃ!って思うのよ。

本当に重い腰をがんばって上げる時が来たのよ。

頑張って片付けするわ。

うふふ。


今日朝ご飯

ミックスサンドサンドイッチにしました。

迷ったときは色々な具が挟まってるこのサンドイッチは迷う気持ちを抑えてくれるわ。

美味しさがミックスされたサンドイッチで今日も元気にいくわ!

サクッとパクパクっと食べられていいしね。

デトックスウォーター

ホッツ白湯レモンインウォーラー

今日は端からレモンインを考えていたというより、

レモンルイボスティーウォーラーかの二択なので、

冬の何かの食材を考えて真面目にここもデトックスウォーターやりたいところよ。

今日簡単にホッツ白湯レモン果汁インのお手軽タイプ

でもなんでもいいので、

かいものをとって

朝の起きたとき身体を温める温活ね。

かいわ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!


PDF Placeholder Version

https://xgf.nu/r7jVk

第4回目の配信のこのPlaceholder Version!これは私が書いた全部の増田EPUBにこしらえて電子書籍化を考えている作っている中の副産物としてできたPDFよ!ランダム無造作ヘアの毛先を遊ぶように5つ選ばれた増田を収録しているわ。

EPUB用にこしらえて集めている私の増田アーカイブ状況もおおよど40パーセントの回収を終えて、絶好な感じで進められているわ!この勢い止めずに年末年始でアーカイブやりきりもえな感じね!

2024-12-05

『抱かれたい男1位に脅されています。』がタイ実写化する

気になるのはレイプシーンだ

原作漫画では主人公カップルの初セックスレイプだった

「まあ気持ちよかったからええか、付き合うか」という昔ながらのエロ漫画だった

しかアニメ化までは数年の間があり、その中でコンプラも変わっていった

アニメではレイプはなくなり、「普通に嫌がられたのでやめました、その後で両思いになってからはじめてセックスしました」という穏当表現になった

BLエロ無法地帯扱いされがちだしその傾向が完全に消えたわけでもないが(もちろんエロなし純愛も人気だ)、

レイプ、良くないよね」「大人中高生とやっちゃうの、禁断展開ならともかく当たり前のようにやるの、良くないよね」みたいな風潮の変化は感じられる

本作の原作アニメはその風潮の移り変わりの狭間にちょうどいた

ドラマ原作遵守するのか、アニメに沿ってレイプはなくすのか

2024-12-03

仕事サボり

気持ちよくサボれなくて悩んでる。

ゲームとかやれなくもないが、slack とか自分の進捗とか気になってゲームに集中できない。

結果、仕事したくねえなと仕事しなきゃの狭間で何もできなくなって寝転んでいると時間が過ぎていく。

サボり上級者、上手なサボり方と心構えを教えてください。

2024-11-27

若者ファッションギャル系生き残り期と地雷サブカル韓国何でもござれな現代との狭間世代が一番つまんなかったと思う でも自分ファッションに詳しい訳じゃないので知らないグッとくる方向性があったのかも

2024-11-23

anond:20241123080500

1. 憧れと諦念の狭間にある心情

この人物は、絵を描くという行為に対して憧れを抱いていますが、その憧れは深く追求するほどの強い情熱には育っていません。「描けたらいいな」といった軽い希望に留まっているため、自らの手で努力を重ねてその技術を得ようとする意志は見られません。このような姿勢は、自分可能性に対してどこか諦めや無力感を抱いている心の表れかもしれません。

2. 他者への評価自分への防衛

絵師という存在を「特別視する必要があるのか」と疑問視していることから、彼(または彼女)は、世間特定の才能を持つ人を過度に称賛する姿勢に反発しているようです。しかし、この反発は、実際には自分がその才能を持っていないことへの劣等感を隠すための自己防衛にも見えます

自分が持てないものを称賛することは、自身の不足感を突きつけられるようで痛みを伴うものです。そのため、「特別視する必要はない」と断言することで、自分を納得させようとしているのではないでしょうか。

3. 疎外感と孤立した視点

この人物は、周囲が絵師クリエイターに向ける称賛に対して、どこか疎外感を抱いている可能性があります。もしかすると、自分がその輪の中に入れない現実を前に、そうした存在を「特別ではない」と位置づけることで心の安定を保とうとしているのかもしれません。

彼が「なぜ特別視する必要がある?」と疑問を投げかけるのは、他者自分の間に無意識に線を引き、外側から眺めることで自分自身を守る行為のようにも感じられます

4. 才能に対する諦観と未練

絵師を格上に見るものではない」という言葉には、絵師への羨望と同時に、自分がその位置に立てないことへの諦観がにじみ出ています。本当に興味がないのであれば、そのような感情は表に出てこないでしょう。裏を返せば、彼は絵を描く才能に対して何らかの未練や「もし自分にもその才能があれば」という思いを抱いている可能性が高いです。

5. 孤独感と自己認識の歪み

絵師を「特別視する必要はない」という言葉には、彼が周囲の価値観に対してどこか孤独を感じている様子が見て取れます。それは、才能や努力評価する世間基準自分現実とのギャップに苦しんでいるからこその発言かもしれません。自己認識がゆがみ、自分自身過小評価してしまっている可能性も考えられます

まとめ

この人物は、自分が持ち得なかった才能に対して羨望と諦めの狭間で揺れている一方、その才能を持つ他者特別視する社会の風潮に孤独感や疎外感を感じています。彼の言葉には、自分自身への未練や不満が滲み出ており、その背景には、手を伸ばす前に諦めてしまう弱さや、どこか自分を憐れむような感情が潜んでいるのではないでしょうか。そうした彼の言葉を聞くと、才能を持たない苦しさや、自分限界に向き合う孤独な心情が伝わり、少し胸を締めつけられるような思いがします。

Chat GPT 4o

2024-11-16

anond:20241116201408

ゆっくりとした口調で)確かにそうですね。でも、それほど簡単問題ではありませんよ。人間心理は複雑で、時に矛盾した欲求を抱えがちです。その狭間で苦しむことも多いでしょう。

2024-11-14

ソードマスターヤマトみたいに無理矢理話を終わらせた系の打ち切り漫画

女王騎士物語

リアルソードマスターヤマト

最終回は全てダイジェストで、伏線を全て語りきって無理矢理終わる。その最終回何気にページ数が多いから、ダイジェストと言っても結構長い。

単行本ではカバー裏に、その後の展開まで文章説明されてるから作者に取ってはよほど心残りだったのか。

ガンガン12巻も続いた漫画なのに、こんな最終回を迎える漫画もそうそうないと思うぞ。

風のレーサー侠

ダッシュ四駆郎とレッツ&ゴーの狭間に連載されたミニ四駆漫画

ざっくり言うと5人の伝説のレーサーを探してラスボスを倒せという内容だけど、2人目の敵を2人目の伝説のレーサーと共闘して戦ってるときに残り3人の伝説のレーサーも突然やってきて、さらに突然現れたラスボス主人公+伝説のレーサー5人で戦うというコロコロ史上、なかなか派手な打ち切りっぷりを披露する。やっぱり、具体的な数字の設定が最初にあると融通が利かないな。

武士沢レシーブ

最終回ダイジェスト+年表で終わらせてしまった伝説作品ダメダイジェストでページが足らない。よーし、こうなったら年表だ!と開き直って年表にするのは笑えた。

最終回インパクトが強すぎて、内容をマジで覚えてない。一応、毎号読んでたのに……。単行本を買ったけど、それでも最終回しか読まないよ。

2024-11-12

バブル世代から氷河期世代までの夫婦ってさ

バブルが均等法の初代みたいな世代から共働きが出てきてるんだよ。それより上の世代だと夫が稼いで妻が家事育児・義両親の介護をするっていう完全な分業時代だったけど。

それから氷河期男性賃金下がって共働きさらに増えて、ゆとり世代では共働きが当たり前のことになって。

「男女分業が当たり前の団塊」、「共働き家事育児分担が当たり前のゆとり」。その二つの間の世代女性たちが、見てるとどうも丸損なんだよね。

フルタイム共働きであっても当たり前みたいに家事全部妻がやってて育児も妻担当なの。夫は何もしてない。そんで専業主婦寄生虫って叩くブームが起きてた。

ツイフェミってバブル世代から氷河期世代までの、均等法と「家事は女がやるもの」の狭間貧乏くじひいた女が妖怪化したものなんじゃないかって思う。

思うに、一番の勝者はバブル世代男性だね。男は家事育児を一切しなくて良いという団塊世代の男女規範がしっかりと残ってた。

団塊や団ジュニアと比べてバブル世代世代人口が少なかったので、受験も楽勝。就職に至っては超絶楽勝(令和の人手不足の比ではないくらい楽勝)。

下の世代人口が多かったので、若い女性と年の差婚するのが容易だった。団塊結婚率の高さを牽引した見合い制度バブル世代まではギリちょっと残ってて恋愛弱者にとってもイージー

その後の不況でも、氷河期新卒世代犠牲にしながら団塊バブル正社員雇用は守られた。そんで、「援助交際」が大流行した。当時の買い手は団塊バブルでしたね。

高齢化が今ほど進んでなかったから、社会保険料が今の若者よりかなり安かった。「バブル世代男性」は丸儲けなんだよね。団塊男性が背負わされたような競争義務からも逃れられてるし本当に丸儲け。

バブル世代女性となると、クリスマスケーキ呼ばわりとか苛烈セクハラ被害とか、痴漢行為が今みたいに犯罪扱いされてなくてやられ放題とか、今の倫理観からすると割とひどいエピソードがじゃかじゃか出てくる。

男性はほんと、バブル世代に生まれたらそれだけで享楽的に丸儲けしてたとしか言いようがない。あと理系分野で貢献した研究者とかも、ちっとも出てないんだよねこ世代

バブル世代男性って、ちょっと驚くほど何も損してない。しかも貢献の例がない。多分、バブル世代まではちゃん年金もらえて、ここより後の世代カットされるんだろうね。

2024-10-30

文芸でも実用でもない本のジャンルってなんて言うの?

anond:20241102083243

読書趣味なんだけど、他人にそれを伝えると大抵「どんな作家が好きなんですか?」と返ってくる あんま本読まない人にとって読書イメージ文芸本を読むことっぽい

でもおれは大体学者専門家が書いた本を読むことが多い、今読んでんのはアセモグルのこれ↓

国家はなぜ衰退するのか 権力繁栄貧困起源(上)

https://amzn.asia/d/hg8ADCt

こういう、一般人向けに専門家が書いた特定ジャンルについての知見をちょっとエンタメっぽくした本を端的に表現する言葉ってなくない?上記のアセモグルの本はAmazonだと「世界史」のジャンルなのだが、それをもって「世界史の本読んでます!」というのも憚られるし

ちょっと前に売れてたFACTFULLNESSも似たようなジャンルな気がするけど、これもAmazonでは「確率統計」ってジャンルに入ってて、でもあの本を読む人の意識として「確率統計について知りたい!」っていうモチベーションではないと思うんだよな、もっとざっくりと「あんまコア過ぎない知識を楽しく得たい」っていう感じで読まれる本というか

「専門書」だとなんか固すぎるよな、それこそ専門家学生大学の授業で使うような、予備知識のない一般人では読めない本って感じ 「教養書」もなんか違う、ちょっと観念的すぎというかカーネギーみたいな自己啓発本想像される感じ

これが例えば岩波新書だったら「新書をよく読みます」といえば結構ニュアンスが伝わる感じがするけど、これはしょせん本のサイズによる分類を表したものしかないんでね

なんかいい語彙はないもの

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俺の中でこのジャンルの最たるものが「銃・病原菌・鉄」だな

なんかブコメトラバ眺めてみても結構割れてて、イメージは共有できててもスパッと表現できるようなコンセンサス取れてるワードはなさそうに感じる

書店、版元、読者、本読まない人がそれぞれ考える本の分類のちょうど狭間にあるエアポケットって感じがするんだよなあ

でも素朴でライト知識欲を満たすために本を探したら自然とこういうのに行き着くよね、ていう本は沢山あって、書店でも目立つ場所平積みされてる印象があるのに端的に表すワードがないのは不便だなと思う

ゴールディンの賃金格差に関する本とノアハラリの人類史に関する本って全然テーマ違うけど多分読者層は被ってるよね

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一般書」→いくら何でも抽象的すぎ、初対面の人にそういったとしてこの人会話進める気あんのかって思われそう 雑誌読む人がどんなジャンルが好きって聞かれて一般誌とか言わんやろ

啓蒙書」→人口膾炙した言葉じゃなさすぎ、初対面の人に「啓蒙書好きです」って言ったら99%「ケーモーショ???なに???」ってなると思う

学術書」→ニュアンスの一致具合と言葉の使いやすさとしては一番バランス良さそう ただ自分の考える定義だともう少しライトな本も入るのよね 例えば 「なぜ働いてると本が読めなくなるのか」みたいなライト新書を含むにはちょっと大仰かも

「人文、科学」→これもニュアンス近いな、ただ理系文系の垣根をちょっと感じる もっと包括的ジャンルとして捉えたい

哲学」→めっちゃ広義に考えればそうかもしれんが絶対ニーチェとか?」ってなるやろ

雑学本」→まあ超ざっくり分けるならそうなのだろうけど、ノーベル賞取るような学者が書いてることを一般に「雑学」といえるか?という疑問はある もっとトリビア的なことを指さない?

ノンフィクション」→ドキュメンタリーと思われそう

リベラルアーツ」→この言葉自体が一種サブジャンルなのでは?教養目的とした知識が書かれた本というか もっと上のレイヤーを想定してる

新書」→やっぱこれが一番無難なのかなーでも言葉の厳密性に欠けること言うのがほんと嫌 冬用タイヤ全般スタッドレスって呼称するような居心地の悪さを感じる

教養書」→俺が考えているより広範なイメージっぽいな、でもまだ高尚すぎるというか、知識についてのニュートラル感覚に欠けるというか、教養という言葉自体が「値打ちこいてんな」って感じする

2024-10-26

(続き)週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ25選(改訂版)

anond:20241026155116の続き

14.SLAM DUNK 作:井上雄彦 1990年42号 - 1996年27号

ハイキュー最終回を迎えた際、Twitter感想を漁っていたら、「なんでバレーしてるだけなのにこんなに泣けるんだろう」というファン投稿が目に入った。自分ハイキューで泣けるほどの感受性はとうに持ち合わせてなかったが、そこから数えて24年前にほとんど同じ気持ちを味わっていた。

井上雄彦作品通底するのは徹底したリアリズムである。彼が本作で行ったのは、本気でバスケットボールに挑む人間思考感情をつまびらかにするだけで面白くなるということの証明と、人気が出なかった時のため不良路線でも行けるような作風を選んだことだけである(当時バスケットボールマイナースポーツであったことに留意したい)。この結果、フンフンディフェンスを除くあらゆる要素が後世のスポーツマンガにリアリティ基準点をもたらすこととなった。

桜木花道バスケットマンに変貌するたった4ヶ月の物語は、命のやりとりや世界が終わることよりも一本のシュートの成否の方が遥かに切実で重要問題になりうることを、今なお我々に伝えている。

15.るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 作:和月伸宏 1994年19号 - (ジャンプSQで連載中)

講談社1970年代末期には後発のジャンプマン業界盟主地位を明け渡しているわけだが、それを奪い返す最大のチャンスが90年代後半に訪れた。DB幽白スラダンといった作品が終了した暗黒期のジャンプを、金田一はじめの一歩GTOを擁するマガジン苛烈に追い上げ、ついには発行部数で逆転したのである

その中で強引に看板作品祭り上げられ、ジャンプ屋台骨を支えることになったのが本作だ。後に和月伸宏は「次につなげたい」という気持ちで描いていたと語っている。明治という激動の時代の中で不殺剣士・剣心が刀を交える相手は、旧時代に未練を持つ者や、新しい時代の荒波に飲み込まれた者たちであった。黄金期と暗黒期の狭間で奮闘した本作のありようは、皮肉にもそこに重なって映る。

ワンピナルトが出てくるまでを空白期間にせず、少年マンガ誌の代表というジャンプアイデンティティを守りぬいたのは同時代の誰も比肩できない功績だ(幕張封神演義BOYSにこの役割代替できたか考えてみてほしい)。現代ジャンプ読者はもっともっと本作に感謝すべきだと、佐藤健超人的なワイヤーアクションを眺めながら思うのである

16.セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 作:うすた京介 1995年52号 - 1997年40号

連載終盤、もはや燃え尽きる寸前だったといううすた京介は後年、「マサルさんシュールではなく、ベタシュールに見せていただけ」と語っている。自分を含め、多くの読者は同意しかねるだろう。彼が未来永劫に参照点となりうる新たなベタを作り上げたことに疑いの余地はないからだ。

本作はギャグマンガでやってもいいことの範囲を大幅に拡大した。キャラクターの行動原理なんてなくていい。話の展開は唐突でいい。絵柄は毎ページ変わっていいし上手くなくていい。読者が知らなさそうなパロディだって入れてよいのである現代観点では至極当然と思える要素を2年弱、全7巻に惜しげもなく詰め込んだ。

彼の次回作(ピューと吹く!ジャガー)ですらも、ついにその革新性を更新することはなかった。90年代にうすたに憧れ新人賞に応募した有象無象ワナビー達も誰一人として出来なかったことを考えれば少しは気が休まるだろうけども。

17.遊☆戯☆王 作:高橋和希 1996年42号 - 2004年15号

闇の人格を持つ主人公によるダークヒーローものというコンセプトで始まった本作は、ほどなくしてマジック&ウィザーズという架空TCGを中心にした物語に変化した。この変化が、数十枚の紙束を並べる行為を、玩具ゲーム業界において最も存在感のあるエキサイティングな遊びに位置付けることになる。

コナミでは社内の遊戯王関連の部署をしばしば「造幣局」と呼ぶそうだが、紙を刷って売上1兆円に到達するコンテンツなど他に存在しないことの証左である。こうした状況に、高橋和希の優れたキャラクターデザイン、ストーリー構成が大きく貢献したのは言うまでもない。ゲーム友情を育むツールになりうると示し、メディアミックスの力を世に知らしめた功績は間違いなく彼のものだ。

18.ONE PIECE 作:尾田栄一郎 1997年34号 - 連載中

世界で最も多く発行された単一作者によるマン作品について何か語るべきことがあるだろうか?まだ言及すべき余白が。本作のように自然カテゴライズを避ける作品というのは極めて少ない。友情、夢、自由、強さという最もありふれたテーマに挑み、ついにそのすべてを超然と飲み込み描き切ろうとする本作を何らかの箱に入れて理解するのは難しい試みに思える。

毎週月曜日ワンピを読んで喧々諤々と考察できる世界に我々は慣れ切ってしまった。30年間マン業界の頂点に君臨する男がいるという現実に。一定年代以上の人間にとって、本作の終わりがジャンプという雑誌終焉に見える人がいても無理のないことだ(今ワンピの次に長寿連載しているのはハンタを除けば2019年連載開始の夜桜さんである!)。ルフィ尾田栄一郎という二人の男の、幼少期から練り上げた夢の果てを世界中が見届けようとしているのだ。我々がこうした光景にふたたび立ち会えるかは疑わしい。

19.HUNTER×HUNTER 作:冨樫義博 1998年14号 - 不定掲載

幽白は極めて質の高い作品でありながら、冨樫義博が抱える巨大なアイデアの数々を収めきれた作品ではなかった。それでも仙水編と、その後に異例の月一で掲載されたレベルE前人未踏領域に踏み込んだ彼は、自身4作品目の連載においても既視感のある展開とご都合主義執拗なまでに避け続けた。彼の描くキャラクター達は自身が取れる最善の選択を積み上げた末に、我々が期待する最善以上のドラマを生み出す。幾度もの休載を挟みながら。

「今週の『HUNTER×HUNTER』は休載いたします」の表記(今はこれすらなくなったが)を昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わらぬ平常心で見られるようになってもなお、自分に限ってはこんな感じであった───「HUNTER×HUNTER最終回を読める可能性があるというだけで、どんなクソみたいな人生でも生きる理由が生じる」

いまや冨樫は少しずつ体調を取り戻し、我々は一時期とは比べ物にならないほどコンスタントに彼の創り出す世界に触れることができる。何百何千もの作品ジャンプにおいて連載され、本作に近い作品、それ以上のものを期待し続けてきたが、その度に彼の偉大さを突き付けられるだけなのだろう。

20.テニスの王子様 作:許斐剛 1999年32号 - (ジャンプSQで連載中)

前例のないテニスマンガでの成功女性読者の流入クール生意気で強い主人公像、菊丸が分身して以降のテニヌ...といった誌面上で読み取れる新規性だけでは、本作のもたらした文化のごくごく一部しか語りえない。

1000曲近いキャラソン、出役としての役割を求められる声優たち、2.5次元文化の源流かつ若手俳優登竜門としてのテニミュ...現代における狭義のオタク文化の根を辿れば、必ずテニプリが残した功績にぶち当たる。「推し」という文化が、人間を描くあらゆるコンテンツ侵食して久しいが、許斐剛が生み出した世界は、ジャンプで築き上げられたあらゆるファンダムの中でもっとも複雑で永続的な強度を保ち続ける、史上最も「推す」に値する文化であり続けている。

21.NARUTO 作:岸本斉史 1999年43号 - 2014年50号

すみませんほんとに書くことが思い浮かびませんでしたでも世界的にマン文化を広めた功績は鳥山に並ぶと思ってますマジで

22.BLEACH 作:久保帯人 2001年36・37号 - 2016年38号

まりに多くの言及がこの作品になされ、そのどれもが口をそろえて言う。「描き分けが上手い...絵の引き算が上手い...ルビ振りのセンス...久保帯人中二病...ストーリーが薄い...」これらすべてはもちろん真実だ。

連載中、ワンピナルトブリーチの三枚看板最後尾というポジションが崩れることは一度もなかった。果たしてこの評価妥当だったのかは分からないが、少なくとも我々ネット民久保帯人センスバカにし過ぎたことに対し大いに反省すべきところがあるのではないだろうか。海賊忍者のような明確なモデルがいないのに、久保帯人はどうしてあれほどまでに洒落キャラクターセリフ回しを無尽蔵に生み出せたのか、系統立てて説明できる理屈は未だ見つからない。もしその答えが彼の脳内しかないとするならば、我々は本作を源流に大いなる歴史が作られていく可能性を認めなくてはならないだろう。

23.DEATH NOTE 作:大場つぐみ原作)、小畑健作画2004年1号 - 2006年24

デスノートという作品複数の点で極めて例外的成功を収めた。肉体的攻撃を伴わない心理戦、一切の引き伸ばしをしない、公権力宗教的崇拝、欠点の無い主人公ゴシックキャラ造形、ダークヒーロー、死亡エンド...

本作に散りばめられたこれらの要素は、すべて従来のジャンプ漫画では邪道、あるいは不要とみなされてきた要素であった。このような野心的な作品メディアミックスにおいても成功を収め、国民の誰もが知る作品となったのは驚異的だ。この作品が出たことは心理戦を描こうとする後世のマンガ家にとっては悲劇かもしれない。夜神月ほど賢く、悪どく、魅力的なキャラクター矛盾なく作れる人間大場つぐみくらいしかいないのだから

24.鬼滅の刃 作:吾峠呼世晴 2016年11号 - 202024

2010年代ジャンプを購読していた人間はみな共通してうすぼんやりとした不安を抱えていた。「ワンピの連載終わったらジャンプってオワコンじゃね?」

ジャンプの終わりという、週刊少年マンガ誌という形態の終わりと同義に思える未来を避けるべく、集英社は読者以上に血眼になって後継者を探し求めた。しかし我々の期待も空しく、トリコ暗殺教室ヒロアカソーマブラクロ約ネバドクスト呪術といった平成末期の傑作たちすらも、尾田栄一郎が築き上げた領域には辿り着けなかったように見えた───ただ一つの例外を除いては。

家族、友人への愛」「困難を乗り越える強さ」という普遍的テーマフォーカスした吾峠呼世晴の連載デビュー作は、あらゆる世代へ届く成功を収めた。特に劇場版無限列車編』は社会現象化し、国内興行収入1位を達成するなど、経済的にも文化的にも大きなインパクトを残すことになった。

出版業界の衰退、コロナ禍、趣味多様化といった逆境の中で、マンガが世界的なムーブメントを引き起こすことがまだ可能である証明した本作は、令和を生きる日本人心象風景に残る新たな「国民マンガ」として、時代に選ばれたのだ。

25.チェンソーマン 作:藤本タツキ 2019年1号 - (ジャンプ+で連載中)

ひとりのスター存在プラットフォーム価値定義することは古今ジャンルを問わずあることだ。ダウンタウンの登場がお笑い養成所という存在メジャーにしたように、米津玄師の登場がニコ動文化オーバーグラウンドものにしたように。

2014年に創立したジャンプ+というプラットフォーム目的である「紙とデジタルの垣根をなくし才能を育てること」が名実ともに達成されたのはいつだったのか?それは初めて本誌とジャンプ+両方でスターとなった人間の登場によって定義付けられる。

かつて秋田の片田舎から新都社に「長門は俺だ」という名前投稿していた少年は、その衝撃的なストーリー展開で我々を魅了する存在となった。ファイアパンチ以降、ジャンブ+はあらゆるWebコミックサイト、いや雑誌を含め、もっとも野心的な作品を読める場所ひとつとして認知されるようになった。

藤本タツキの本誌への到着は新たな才能の鉱脈インターネットに求める時代の始まりを告げ、媒体の違いというものマンガの面白さになんら本質的な影響を及ぼすことはないという事実を我々に突き付けたのだった。

2024-10-24

https://youtu.be/7ZVssChD0eE?feature=shared&t=43

【強度行動障害】自宅を破壊、両親はうつ病に…福祉制度の〝狭間〟を生きる(2023年3月30日

行動障害持ちのワイから言わせてもらうと黄連解毒湯や半夏瀉心湯が効きそう

1週間に1度の割合暴言や怒鳴り声だけなら毎日だったのが黄連解毒湯で収まった

anond:20241024160826

保育士年収とそれで借りられる部屋を見せな。

保育士の月収は統計によると22万円ぐらいだから、そこまでいい部屋を借りることができない。

西武新宿線所沢駅で6万円の部屋はBT別だけど、23区だと一口IHの三点ユニットバスだ。

しかも、6万円のBT別の部屋は気づくとなくなってるから6万円だと無理かもしれない。

最も取手駅から徒歩12分、ビレッジハウスなら2DK、BT別4.6万円、築古の奴があるにはあるけど、山の上。

(図面洗濯機置き場の記載がなかったので、分岐する奴を取り付けて、洗濯機ホースベランダに出す形になると思う)

それでもやるというなら好きにさせな

ちなみに東武野田線沿線新京成沿線船橋や柏あたりから離れたところだとBT別が安く借りられるぞ

https://jsite.mhlw.go.jp/miyagi-roudoukyoku/var/rev0/0119/7609/ho3.pdf

(出典)平成28年賃金構造基本統計調査

保育士221.9千円

https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/shikaku/r4hoikushichousa.files/0R4houkokusyogaiyou.pdf

R4保育士実態調査

なお、給料職員の数で不満が多いとある

多分、給料の割に求められることが多く、職員の数が少ないところが多いんだろう

それでASDADHDや行動障害の面倒を一時的には見ないといけないのでそれなりの地獄ではあると推測される

https://youtu.be/7ZVssChD0eE?feature=shared&t=146

【強度行動障害】自宅を破壊、両親はうつ病に…福祉制度の〝狭間〟を生きる

なので好きにさせる前にこの動画を見せたほうがいい

行動障害を抱えたやつらと一緒にいても平気なら、保育士に向いてる

2024-10-22

10代後半~20代前半の恋愛は「いかに体を許すか」になっていくぞ

周りの変化を見て思ったことがあるので書く。

俺は今年で21になる大学生なのだが、恋愛基準が「好き」から「性欲を求める恋愛」に大きく変わった肌感がある。

それこそ高校生の頃は「可愛い」とか「一緒にいて楽しい」とか、もちろん「ヤリたい」も中には含まれていたけれどあくまでもヤッているの母体数が少なくて天の上の話だった。

それが大学生になると大きく変わり、性交渉の機会が目に見えて多くなった。

友達と会えば「ヤった・ヤらない」の話になり、彼女と過ごした夜の経験談もよく耳にする様になった。

サークルや授業などの人間関係も男女問わず「この人とは体を許せるか」がボーダーラインとして引かれ、そうでないものは炙れているような感覚に陥る時がある。

そんな「恋愛が性欲中心の日常」に様変わりしたことで、そのことに苦しんでいる人も増えた印象だ。

具体的には女だったら「体を許し過ぎたことの弊害」、男だったら「性交渉プレッシャー」になる。

性欲がどこかに潜み続ける日常を送っていると、恋愛と性欲の狭間がなくなっていく感覚がする。

これは特に高校は真面目だったけど大学に入りのまれしまったやつに多いんじゃないかと思う。

恋愛と性欲を履き違えて、体を許し続ければ誰かに愛してもらえると勘違いしてしまった女。

周りが絶えず性の話をするからそのプレッシャーから本来の優しさを失ってしまった男。

そんな奴らがぽつりぽつりと現れては、ごちゃ混ぜにキャンパスライフを送っている。

特に一番悲惨だと思ったのが、それまで親しかった友達が性欲と恋愛混同して短期間の交際を繰り返していたことだった。

もうあいつには「〇〇さんが好き」なのか、「ヤらせてくれないから嫌い」なのか、多分区別がついていない。

それこそ興味本位な性のペースや居心地の良さを含めて運命だというのかも知れないが、1人を大切に出来ないのに性欲だけを優先させようとする姿は本来恋愛とかけ離れたものがあるんじゃないかと思ったりする。

この性欲至上主義恋愛が終わりを迎える時は来るのか、とても不安になる瞬間がある。

「誰かを愛すること」って体だけじゃない良さがあると高校の時は思っていたのだが、これから生きていく社会では違うのだろうか。

ともかく誰とでも触れ合えてしまう「10代後半~20代前半の恋愛」は闇であり、きっと若気の至りとはこの間の期間を指すのだと納得した。

遊んでおくのか、はたまた寡黙に真摯に生きるのか。

この選択によってどういう結果が生まれるのか分からないが、後悔ないように生きたいと思う。

2024-10-21

バイトの件で思い出したけど、もう20年位前、学生の頃、普通バイトだと思って応募したら、出会い系サイト会社だった事があったのを思い出した。

主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました」よりちょっと前かな。業務内容としてはメルマガライターみたいな名目だったと思う。普通求人広告かなんかに載ってて、時給は少しだけ高めだったかもしれない。

面接に行ったら、10人くらい女性パソコンに向かって黙々と仕事してる。面接時に、30手前くらいのキリッとした真面目そうなスーツ面接官二人が、「今は資金集めのために出会い系サイトをやっているが、金ができたらやめて、まともな事業をやっていく」と説明してくれて、「うわー」とドン引きしつつも、正直面白そうだと思ってしまったのもある。女性達はサクラで(それでも若い女性使ってるんだから偉い?)、会員登録した男達とメールのやりとりをする。男はメールを読む・送るのにポイントを購入する必要があり、女性側はメールのやりとりをできるだけ長引かせる。メールをしてると、そのうち男が「会いたい」と言ってくるので、「会おう→ごめん、都合が悪くなっちゃった」とドタキャンするのが彼女らの仕事だった。そんなベタベタなので騙されるのかと思ったら、けっこう騙されるらしい。で、俺の仕事は会員登録させるための、スパムメールを書く事だった。

会社から車で10分程行った所にある、普段シャッター締めてる倉庫みたいな所にタワー型パソコンが山ほどあって、一つの端末からメール入力すると、それを全部のパソコン配信するという仕組だった。だたもちろんひとつプロバイダからメールを送りまくると当時でもスパム判定に引っかかるので、複数プロバイダーを契約して、自動プロバイダーが切り替わるシステムで、「こんなのがあるのか!」とちょっと感動した。

「おっかけ」といって、最初に「逢いたいなぁ」みたいなメールを出した後に、「返事がないのさみしい」ってメールを出して、より本物感を出したりしてた。「なんでこんな社会迷惑になるわ、バカみたいにエロい事書かなきゃいけないんだ」と思いつつ、文章を書くのは得意なつもりだったし、金が入るのでまあいいかと罪悪感と金狭間でウネウネしながらやっていたが、二週間くらいしてたまたま寝坊した時にそのまま出社せず、翌日も気まずいのでそのままバックレて辞めてしまった。当然給料は支払われなかった。

ありがたい?事に家に押しかけられるとかもなかったし、その後も何事もなく暮らしてたけど、今だったらもうちょっとヤバ目の会社で追い込みかけられたのかもと思うと、ヒヤッとするものがある。

「闇バイト」ってのもこんな具合で、悪い事するつもりがなくても、せざるを得なくなるんだろなぁ。

2024-10-15

anond:20241015165830

ワイら男性陣は1軍と2軍の狭間にいたけど1軍女子と一緒の班になれてホクホクやったで

あとホテル側の都合でワイら男子3人だけスイートルームみたいなとこに泊まれたのもマジで良かった

2024-09-25

大谷翔平野球になりたい!

第1章:野球と僕の運命

大谷翔平は、野球になりたい!」

それは突然のひらめきだった。バットを握る手が汗ばむ中、僕、大谷翔平は自らの夢に気づいた。

ピッチャーバッターを両立する『二刀流』として、この大リーグで異例の活躍をしているが、まだ足りない。

僕が目指しているのは、もっと大きなもの。そう、野球のものになることだ。

「翔平、また突拍子もないこと言ってるな」

チームメイトマイク苦笑いしながら肩を叩く。だが、僕は本気だ。

いくら優れたプレーヤーでも、ただの一選手では、野球限界に挑むことはできない。野球のものになれば、僕は無限プレーができるはずだ。

「俺は、この世で最高の野球プレイヤーになるだけじゃ足りないんだ。俺が目指すのは、野球精神のものなんだ!」

マイクさらに笑ったが、そんなことは気にしない。試合が始まる前に、僕はふとスタジアムの外を見上げた。そこには青空が広がり、太陽が眩しく照りつけている。その瞬間、何かが心に浮かんだ。

第2章野球神様との出会い

ある日、試合後にスタジアムを出た僕は、ひとり公園のベンチに座っていた。

いつもなら、試合の振り返りをしている時間だが、その日は何か違った。何か大きな存在に引き寄せられる感覚がしていた。

突然、目の前に不思議な老人が現れた。白髪ボロボロユニフォームを着ている。

「君が、大谷翔平かい?」

「え、どうして僕の名前を…?」

老人は微笑み、僕を見つめた。

「君の願い、聞こえたよ。野球のものになりたいと…面白い願いだな。」

僕は驚いて立ち上がった。この老人、ただのファンではない。何か特別な力を持っているようだ。

「そうだ、俺は野球のものになりたいんだ。どうしてもそうならなきゃいけないんだ!」

老人はうなずいた。そして彼は、古びた野球ボールを手渡してきた。

「このボールを握ることで、君は野球の神髄に近づけるかもしれない。でも気をつけなさい。

野球になるということは、全てを背負う覚悟必要だ。喜びも、痛みも、歴史も、未来も。」

第3章:野球の魂

次の日、僕はそのボールを持ってグラウンドに立っていた。試合が始まる前に、ふとボールを握ってみると、驚くべきことが起こった。目の前が一瞬暗くなり、気がつくと僕はどこか異世界にいた。

そこは不思議空間だった。スタジアムの中にいるはずなのに、何もない広大な草原のような場所に立っていた。

「ここは…どこだ?」

「これは、野球の魂が宿る場所だよ。」

あの老人の声が響く。視界の中に、今までの偉大な野球選手たちが現れ、そして消えていく。

僕は彼らの背中を見つめながら、彼らが残してきたもの、そして僕が受け継いでいくものの重さを感じた。

「君が野球のものになるためには、野球の魂と一体になる必要がある。過去のすべてのプレイヤーの想い、試合歴史ファンたちの期待、それをすべて引き受けることだ。」

僕はうなずいた。そして、強く決意した。

第4章:野球として生きる

異世界から戻ると、僕の中には新しい感覚が芽生えていた。

まるでボールを握った瞬間、すべての動作完璧調和していた。ピッチャーマウンドに立つと、投げる前からボール軌道が鮮明に見える。バッターボックスに立てば、ピッチャーがどこに投げるかが自然とわかる。

「これが…野球になるということか…!」

試合が始まり、僕は誰も見たことがないプレーを見せ始めた。ピッチャーとしても打者としても完璧な成績を残し、まるで野球の神そのものが僕の体を通してプレーしているかのようだ。

チームメイトも、相手チームも、そして観客も、誰もが驚愕の表情を浮かべていた。

だが、その日の夜、僕は再び公園にいた。あの老人が現れた。

「君は野球の神髄に触れた。しかし、それを続けることは人間として難しいかもしれない。」

僕は黙って考えた。野球のものになるという夢は、達成したように見える。しかし、僕は人間として、このまま野球と一体化し続けることに疑問を感じ始めた。

野球でありながら、選手であることの狭間で生きる。それが真の挑戦だ。」

第5章:新たな決意

試合は続く。僕は以前と同じように、しかし新しい視点野球プレーしていた。野球のものになるという夢を抱きながら、同時に一人のプレイヤーとして、チームメイトと共に歩むことを選んだ。

野球のものになるのは難しいかもしれない。でも、俺はこのフィールドで、野球を続ける限り、野球の魂と共にいる。」

そう、僕はもう一人の選手ではない。僕は野球と共に生きる、永遠プレーヤーだ。

―完―

2024-09-23

UNDEADが良い曲で悔しい。

YOASOBIはアニソンしか知らんが、特に嫌いではないが好きと言うには何か抵抗がある。

というのもあまり作品に合わせすぎているから。いやイメージソングとかなら別にいいんだよ、雰囲気合わせてみました的な。

だけどYOASOBIのはあまり踏み込みすぎているんだよな。原作至上主義である自分から見ると、もはや二次創作に等しい。

それがアニメのOPorED担当という一次創作二次創作狭間ぐらいのところにいると、ちゃん原作サイドのお墨付きを得たということでいいのか、それとも「脚本の人そこまで考えてないと思うよ」(誤用)なのか、受け止め方にどうも悩んでしまうところがある。なんで嫌いではないが好きかと言われるとちょっと違うみたいな微妙位置付け。

そしてUNDEAD、アニメEDで聞く分には特に何ともだったのに先日公開されたMVで見るとめっちゃ刺さってきて悔しすぎる。

幸せになろうとしないなんて卑怯だ」とか普通な説教くせえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!ってなるような歌詞が、斧乃木余接CV早見沙織)がキメ顔で言ってそうというだけでご褒美になる。

なんだよこれ反則だろ。早く斧乃木余接CV早見沙織)にカバーして欲しい。

あーもう本当に悔しい。

2024-09-20

anond:20240920070216

この手の話になると、リーマンショック世代が完全に無視されてるのがなあ

氷河期世代ちょっと上って言うんなら、たぶん氷河期リーマン狭間世代

2024-09-09

好きなお茶請け

甘い部門

ロータスビスコ

しるこサンド

玉子入り落花

アルフォート(正統な濃い青の包装のだけ)

メルバのアップルパイクッキー

ラストとか100均で売ってるオーツ麦のクッキー(レーズンチョコチップ入りの)

カカオ72%のチョコレート

ピエール・マルコリーニクッキーニモ(ビター)

桜餅(道明寺の方)

柏餅

水羊羹

安永

栗きんとん(岐阜でよく作られてる茶巾絞りの方)

干し柿栗きんとん詰めたやつ

柏屋の薄皮まんじゅう

阿闍梨

羊羹に時々くっついてる和菓子スポンジケーキみたいなやつ(名前知らないけど美味しい)

 

しょっぱい部門

ホリじゃがいもコロコロ(焼きとうきび味)

素焼きナッツ(アーモンド胡桃)

ゴマ醤油のお煎餅

 

甘いとしょっぱいの狭間っぽい部門

みそ半月

きらず揚げ

ギンビスアスパラガス

 

みんなは何が好き?

2024-09-03

不妊治療テレワーク社内ニート

全社的な出社10~40%要求と、割と自由上司と、割と自由な同僚と、PJ狭間勉強ぐらいしかすることがない社会人にあるまじき暇さが重なり、

のびのびと不妊治療に取り組めている。でも内心は不安でヨロヨロだ。

現在、採卵周期で3日に1回ぐらい受診している。採血と結果待ちもあり、毎回2-3時間ほど拘束される。待合でちょろちょろとテレワークをしている。

今日は思ったほど卵胞が育っておらず、また数日後に受診の運びとなった。PCOS気味なのである

こんな風に、予定は立たないわ、内臓位置問題で内診が痛くてぐったりするわ、薬の副作用でもぐったりするわ、仕事が忙しかったら使い物にならないし、どちらかが無理だったかもしれない。

仕事と挙児どちらか選ぶなら、後者を選ぶ。

でも挙児は選ぶことができないから、働き続ける。キャリアを途絶えさせたら、二度とここに戻ってこれないだろうし。それに、不妊治療保険適用になったけど、やっぱりお金が掛かるからインカム重要だ。

会計は各種検査と薬あわせて軽く1万円を超える。

今後採卵と移植でも数万円ずつ、さら先進医療を使う予定で、それに10万円以上の支払いが確定している。

2、3ヶ月、限度いっぱい、またはそれに近い治療費+先進医療費が掛かったら、なかなかの経済負担だ。

保険適用になったとはいえ、割と負担は重い。

経済基盤が怪しかったらちょっと選択が難しそうだ。片働きでは負担感はさらに増すだろう。

しかし私の労働環境はかなり恵まれている方のはずなので、多くの治療中の女性家族精神的にも金銭的にももっと苦しい思いをしているのではないだろうか。

民間保険で色々カバーできるが、加入からある程度の年月が経過するまでは不妊治療は免責だったりするので気を付けたい。

今日日本では、挙児希望カップルの10-15%が不妊に悩んでいるらしい。

2022年に出生した子供の1割は体外受精経由で、総数77k人だったそうだ。

その割合からすると、挙児希望カップル不妊率はもっと高いはずじゃなかろうか。前に示したように治療ハードルは依然低いとは言えないし、体外受精以前の不妊治療もあるし、それになにより授かれない人もいるのだから

全員がぽろっと授かれたら出生数は万単位で増えるのかな。

キャベツ畑でとれたらいいのにな。

どうして子供ができないんだろうね。欲しいのに。いつも不安でいっぱいだからなのかな。

2024-08-31

[]某社のシステム、もうちょっとどうにかならんかったのか

某社とは

我が国きっての超大手企業

窓の外を眺めているとよほどのど田舎でない限り目に入ってくるアレを作っているうちの、上から3番目には入っている。ちなみに我が家のアレもその某社製である。(もし万が一某社のお方が見てピンと来てしまったら申し訳ないのですが、システムをどうにかしていただけませんでしょうか……)

 

増田はなんなの

某社に歯車的なものを売る会社社畜

 

該当システム用途

歯車仕様やらの変更を某社様に伝えるためのもの。こういうやむを得ない理由でいつどう変わるからどう検証するつもりでいます、だから品質大丈夫ですと書き込むと、某社様から「いいよ/だめだよ/こうしなさいよ」などとお返事が届く。うまくいけば。

 

うまくいくとは、うまくいかなかった場合

しばらく前までは某社様にはエクセル印刷に押印してお手紙を出していたのだが、このご時世でペーパーレス化ということでこのシステムが立ち上がった。

それで、今までエクセルに書いていたような項目をシステムに直接打ちこめる画期的方式を取ってはいるが、テキストに半角文字ひとつでも混ざっていると執拗エラーをお吐きになられる。

エラー表示はあるのだが、どこを直せばいいかの指示はない。歯車に関するお手紙は当たり前に英数字が頻発するのと弊社の社畜は英数字デフォルト半角にしがちなため、必然的に作った文章エラー直しにひどく時間がかかる。

どうやっても最後の一個が一向に見つからず、ひたすら鬱。

 

ここまででだいぶ鬱だが、その次がさらにすごい。電子検印に対応しており、それは某社様のみならずなんと弊社側の上司検印まで対応してくださっているのだ。海より深い配慮である。ただし、資料確認と検印をすべき次の人への通知が何ひとつ行かないである。次の人へは口頭かメールかなにか別の方法確認を促す必要があるのだ。

弊社の上司であればどれだけでも突っつけるが、某社様となればそうもいかない。某社様で確認がされない場合、そして弊社の担当が出しっぱなしでうっかりしてしまった場合、つまりはうまくいかなかった場合には、歯車のことは電子データの狭間藻屑となってしまうのだ……。

やらなきゃいけないけど、登録する心理的ハードルがめちゃくちゃ高くなっちゃってる……。

 

某社様へ

そちらも正直大変なのではないか心中お察し致します。

https://anond.hatelabo.jp/20240830214541

2024-08-30

ねえ、もう女も男も

出産は大変大変大変大変大変大変大変大変

育児は大変大変大変大変大変大変大変大変

っていうのやめない?

いや別にあなたが大変なのを否定するつもりは全然ないし実際に大変なのも間違いないだろうから

仮に言ったとしてもあくま個人のケースとしての話にして過度に一般化するのやめようよって方が正しいか

子供特性夫婦の適性や能力仕事の内容その他膨大な変数で状況なんていくらでも変わる中で

出産育児は大変でやるだけ損みたいに周りに思わせたり男女分断のネタになるのってハッピーじゃなくない?

自分子供自分のという意味ではなく世間一般の子供)はそんなに好きじゃなかったけど

いざ子供が生まれからはあり得ないくらい好きになったよ

なんでこんなかわいい生き物が存在するんだろうって

保育園のお散歩で手をつないでとことこ歩いてるところとかカートに入れられて運ばれてるとことか見るだけで

荒野が花で満たされたようにニッコニコになる

地球で一番かわいい生き物はペンギンラッコだと思ってたけどぶち抜いてきたよ

子供乳児の間は大変なことも多いしそれを抜けてしばらくして反抗期が来たらかわいいと思えなくなるのかもしれない

からその狭間期間にいる自分とかが育児楽しい子供かわいい家族はいいよって

せめて今だけでも声に出していくべきなのかなって思ったよ

ああこっちだね

最初の大変な人にそれを言うなってのは随分横暴だね

楽しいって思ってる人はわざわざ発信することは少ないだろうけど(見ようとするとそれをネタにするインフルエンサーばっかりになるよね)

もっと声に出していっていいと思うよ

マンガとかゲームとか映画とか音楽かのこ作品のこんなところがいいとか好きとか言うのと同じトーンでさ

ということで我が子かわいいタイムです

なんであんなにほっぺもちもちなの?しかも寝るとおもち温めたみたいにさらに柔らかくなってぷにーって垂れるのなんで?かわいすぎる

しか赤ちゃんの頃だけだと思ったらいまだにぷにぷに神様ありがとう

なんであんなにかわいい声なの?うちのこ小学生になったのにまだかわいい声だよ

それは口腔内機能未発達で発声がうまくできないからだったよこれから矯正がんばってなおしていこうね

苦手な飲み込みもだんだんできるようになっていくよ

でも今の君の声は本当にウルトラキュートだよ

なにかをするまではやだやだ言うけどいざ始めちゃうと誰より楽しんでるのもたまらない

君はどんなことも楽しんじゃう天才だよそれはとてもすごいことなんだよ

すみっコとかちいかわでかわいいかわいいってキャッキャしてる君のほうがかわいい

クレーンゲームで取ったとかげをもう2年くらい毎日抱いて寝てるの最高にかわいい

小さい頃からずっとこっちが両手を広げると走ってきて抱きついてくれるよね

キュン死……から人生1000周目は超えてると思うでもさすがにそろそろやってくれなくなるかな

最近寝る前のハグから走って逃げ回ることも出てきたもんねでもその追いかけっこもキャッキャ楽しい

おんぶはまだ大丈夫だけど抱っこがだんだん厳しくなってきてごめんね

でも抱っこするとギューッとしてくれるのこっちは幸せなっちゃうよ

運動全般得意じゃないけどなぜか自転車だけは一発で乗ったのにはびっくりしたよすごいね

縄跳び跳べなくて泣きながらがんばって練習してたのは胸に来たよ

いつもにこにこふにゃふにゃなのに負けず嫌いで頑張り屋さんな面もあるよね

それがきっと自分のことを伸ばしてくれるよ

でも上手くできないからって自分のことダメだと思わなくていいんだよ

色々と直さなきゃいけないことできるようにならなきゃいけないことはあっても

君という存在自体が愛されてるんだよ少なくとも親は君のことが愛おしくて仕方ないよ

あーあ時間切れだ

はぁああああかわいい愛おしい

2024-08-28

anond:20240828002410

機械

夫との関係に「離婚」という選択肢が浮かび始めたのは2年前、長女が18歳になった頃からだ。

大学生になってから、気の強いはずの長女が泣いて帰ってくることが度々あった。学校アルバイト先で、人の輪にうまく溶け込めず悩み続けていた。彼女は傷つきやす子供の心を抱えたまま、大人になろうともがく渦の中にいた。

娘はぼろぼろと泣きながら、何時間もかけて胸の内を私に語り続けてくれた。私はひたすらうなずき、一緒に涙しながらその話を聞いていることしかできなかった。

「……もし、どうしても解決しないようだったら、私からお父さんに相談してみようか?」と、私は尋ねる。

「ううん。それはいい」と娘は、生理的嫌悪感をふくんだ表情で、はっきりと言う。

「……お父さんはどうせ、何もわかってくれないから。絶対に、言わないで」

私はその返事に戸惑ったような表情をしながら、どこかで娘の言葉に、正鵠を得たような爽快感を感じてもいた。

夫への、積み重なり続けた違和感に耐えられなくなってきたのは、いつからだろう?

20年前、長女を身籠ったタイミングで私は退職し、それから専業主婦として家庭のことだけに集中させてもらっていた。

夫は必死に、私と3人の子供を抱えても不自由がないほどに稼いできてくれた。会社までかなり遠いこの場所にも引っ越してきたのも、子供たちのことを考えての決断だった。毎日通勤都心暮らしていた時と比にならないほどの負担だったろうけれど、彼はいちども愚痴を吐かなかった。

毎週ではないけれど、彼に余裕があるとき子供たちを連れて遊びに行っていってもくれた。私に負担がかかりすぎないようにと、積極的家事も手伝ってくれていた。

体力的にしんどい日々が続いていたけれど、彼は父であるということに真剣に向き合ってくれていた。客観的に見ても彼は、完璧な夫だった。

それなのに。私は、子どもたちが巣立った老後を、夫と一緒に暮らしていくイメージが全く持てなかった。

いつからだろう。「本当は夫は、私なんて見ていないのではないか」と思うようになったのは。

彼の何気ない言葉に、ATM流れる自動音声のような、わずかな不気味さを覚えるようになったのは。

彼は、決して弱音を吐かなかった。どんな逆境でも、家族のために感情を排し、立ちはだかる問題解決し続けてきてくれた。

まだ籍を入れる前の、学生時代のこと。私の親族金銭トラブルが発覚し、その影響が私にまで降りかかりそうな事件が起こったことがあった。

私はあまりに複雑な状況にパニックになり、すすり泣くことしかできなかった。そんなときでも彼は、私をまっすぐに見つめながら、力強く励ましてくれた。

大丈夫。僕が君を、絶対に守るから

彼はそう言って、学生カバンからルーズリーフボールペンを取り出して、私に示した。

「ここに、関係する人たちを図にして書いてほしいんだ。分かる範囲で、大丈夫から

私は震える手で彼に言われるまま状況の相関図と経緯を書いた。彼はその紙を手に、役所法律専門家を探すために奔走してくれ、数週間後にはすっかり問題解決する筋道を示してくれたのだった。

私はその時、「この人となら、家庭を持てる」と確信を覚えた。私がどうやっても手に入れられない「強さ」を、彼は持っている。

その直感は正しかった。この20年、子どもたちを生み育てるパートナーとして、彼以上に私にふさわしい人はいないと断言できる。

──それなのに、私の心は、彼に対する冷酷な感情を押さえつけることができなくなっていた。

籍を入れてから月日が立ち、夫の役職が上がるにつれ、彼の仕事責任は増えていった。理不尽理不尽狭間に立たされ、膿んだ傷口を埋める脱脂綿のような仕事ばかりが増えていった。

ある時、いちばん仲の良かった同期が社内である問題を起こし、夫が同僚に解雇勧告をしなければならないことがあった。

彼は悩みながらも、それをやり遂げた。その日の夜、彼は珍しく強いお酒を飲みながら「あいつには、障害を持った子供がいたんだ」と私に言った。

馬鹿なこと、させやがって」と、夫は言った。それは誰に向けられた言葉なのか私には──たぶん夫にも、わからなかったと思う。

そうして徐々に、彼は学生時代よりはるかに「強く」なっていった。夫の決断によって何十人、何百人もの人生が大きく変わり、その規模は日を追うごとに、どんどん大きくなっていった。

実際には、夫はなにひとつ決断しておらず、ただ上から降りてきた決定を実行していただけに過ぎなかった。けれど夫は職務上、それが自分意思決定であるように振る舞う必要があった。彼自身も、そう思い込むように意識的に努めていた。

それはきっと、彼の心を守るための自己洗脳でもあったのだ。ひとりひとりの人生に誠実に心を痛めていたら、数日で精神が砕けていただろうから

夫は出勤前にいつも、鏡の前で目を閉じ、ぐっと唇を噛んで何かを考えていた。鏡越しにみえるその表情は、映画西部劇に出てくる、灼けたフォークで傷口を塞いで止血するガンマンを思い起こさせた。

彼はそうして、あらゆることを数字に置き換え、複雑な世界解決可能課題に分解し、それ以外のものは一切、存在すべきでないものだと考えるようになっていった。次第に、私達に対しても社員に対してと同じように振る舞うことが増えていった。私たちとの会話の枝葉を嫌って、最小の言葉で端的な結論だけを話すように求めた。迷いや矛盾を指摘し、論理的かつ客観的物言いをするよう子どもたちに強い言葉指導し続けた。

「彼は、こんな人だったのだろうか?」と、考える夜が、どんどんと増えていった。

言葉にならない違和感自分の中で膨らんでいき──「離婚」の二文字に、救いを感じるようになっていった。

──そんな、ある夜。娘が20歳になり、私と夫はこれまでの日々を振り返るような会話をしていた。

夫は満足そうな表情で、「ようやく、『育て上げた』って感じがするなあ」と、しみじみと呟いた。

その言葉に私は、歯の神経に氷を当てられたような嫌悪感を覚えた。

育て上げた?

気づけば私は、数十年の積もり積もった違和感に耐えられなくなり、ダム崩壊したように彼に反論をしていた。

「……正直、あなたと『子供を育てた』という感覚はないの。まるで自分が育てたような気持ちになられるのさえ、不愉快

私は、私の中にある違和感必死言葉にしようとした。私は言葉が下手だけれど、夫と対話するなら、一日でも早いほうがいい。衝突を先送りにしていくうち私の心が限界を迎え、「離婚」の選択肢を選ばざるを得なくなるより、ずっとましだと思えた。

私は必死に、思いつくまま言葉感情を彼にぶつけた。

妊娠中に体調が優れなかったのに彼が飲み会に行ったとき、私は井戸の底に放り込まれたみたいに寂しかった。

夜鳴きがひどかったのにあなたは、いつものように眠り続け、起こしてはいけないという気持ちと、押し付けられているという理不尽さの中で、湧き上がる自己矛盾葛藤で心が壊れそうだった。
3人の子供がそれぞれ別のことで泣き喚いていた時にテレビを見ているあなたに、くだらない育児はお前の仕事であって俺の仕事ではない、という無言の圧力を感じ、絶望を覚えた。

私は彼に謝ってほしかったわけでは無い。ただ、ほんの少しでいいから彼に、私の感情想像してほしかった。彼が仕事で、どれだけ過酷世界を生き延びてきたのか、私には本当にはわからない。だけど私は、彼の心の痛みを想像することは決して手放さなかった。だからこそ、何があっても彼と生きていこうと思えた。ただ私は、私が子どもたちに対して20年間そうし続けてきたように、「大変だったんだね」と、私の感情に触れてほしかった。

これまでの私達は間違いなく、背中合わせで敵と戦いつづけてくる最高のパートナーだった。

けれど、これから人生に、大きな敵はもういない。それなのに彼は、私に背中を向け続けたまま、私でなく敵を探し続けている。彼と一緒に次の人生を生きていきたいからこそ、そんな彼に、本気で変わってほしいと思った。

夫は取り乱すように話す私に、かなり強く動揺しているようだった。

リビングは気まずい沈黙でいっぱいだったけれど、私は、彼の心がすこしでも動いたことに、僅かな希望の光を感じながら、眠りについた。

──数日後。

夫が、「この前の、ことだけど」と私に話しかけてくれた。

「実はあの日のことが、すごく衝撃で。それで──ある人たちに、相談してみたんだ。君への賛同意見、僕への批判意見。いろいろと本音で言って貰って、考えさせられたよ」

「そう……だったの……」

「僕のあの日言葉は、君に誤解を与えてしま表現だった。ごめんよ。……これからもっと君と、本音で話し合っていきたいと、そう思ったんだ」

「!……そんな……」


私は夫のその言葉にとても驚き、喜びの感情が溢れてきた。彼はこれまで、他人相談なんて絶対にしなかった。きっと彼は、私とのこれから人生真剣に向き合って、変わってくれようとしているのだ。そう感じ、涙が出そうなくらいに嬉しかった。

次の言葉を待つ私に、彼は言った。

そもそも、君の中では育児の実働だけが育児範囲であり、その裏の予算調達プロジェクトとは独立した業務だと捉えていたんだね」

「……え?」

私は、彼が何を言っているのか、全く理解できなかった。

「その点ついては、僕の言葉が正確ではなかったかもしれない。とはいえ育児の成果を君だけのものだと捉えるのは、違うと感じもしたよ」

彼は、そう言って立ち上がり、冷蔵庫麦茶を取りに私に背を向けた。


「率直に行って、君の発言支離滅裂で、意味を成していないかった。それでも多くの同意が集まるのに、素直に驚いた。──多分もう二度と相談することはないけど、いい体験だったよ」

彼の背中が私には、人間を真似る機械のように見えた。

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