新潟に中国総領事館―県民は警戒しなくていいのか
2010/06/30/Wed
■強調された「田中角栄の出身地」
中国の駐新潟総領事館が六月二十四日、新潟市中央区に開設された。
あの国の総領事館としては大阪、札幌、福岡、長崎、名古屋についで六ヶ所目。日本海側では初だ。同館は新潟、山形、福島を管内とする。
この日、ホテル日航新潟で開館式が行われ、四十六歳の若き王華総領事が「初代総領事に任命されたことは光栄で責任重大だ」と挨拶した。
開館式で程永華大使(右)と王華総領事
地元政財界の関係者や華僑など、約三百五十人も出席した。新華社によれば、「中国外交部の胡正躍部長助理、日本外務省の西村智奈美外務大臣政務官、泉田裕彦新潟県知事、篠田昭新潟市長、田中真紀子衆議院議員らが祝賀に訪れた」。
田中真紀子氏と言えば、その父は言うまでもなく田中角栄元首相だ。日中国交を結んだことから、中国側から「中国人は井戸を掘った人のことを忘れない」などとして「恩人」と称えられる人物だ。
中国がそう称えるのは利があるからだ。要するに中国が望む「日中友好」の在り方を体現するモデルに祭り上げられているわけだが、それほど中国の対日戦略にとっては好都合な存在だったのだろう
真紀子氏もその中国人の「恩人」の娘として散々持ち上げられ、今では中国の宣伝媒体の役をしばしば演じ続けている。彼女の発言をよく聞くと、中国の政治主張における台詞が、少なからず取り入れられていることがある。
それはともかく、挨拶に立った泉田裕彦知事もまた「新潟は田中角栄元首相の出身地」と強調している。「日中友好の県になる」との宣言のようなものだろう。
■領事館誘致で経済効果を狙うが
そしてその上で、「トキの復帰プログラムで協力関係にあるなど中国と親しみ深い土地。これからは経済面の交流も先頭に立って進めさせていただく」と述べた。
実は新潟は、中国とは「トキ」交流はあっても企業提携など経済的な交流は少なかった。そこで十二年前から知事を会長とする「中国総領事館新潟誘致促進協議会」を設置。「北東アジアの玄関口」として総領事館と言う交流拠点を誘致し、中国から観光客やビジネスマンを呼び込むほか、新潟米など食料品の輸出拡大を目指してきた。
だから泉田知事は挨拶の中で「まずは行き来しやすい環境を作りたい」とし、新潟港や新潟空港での中国との定期航路の増設などに取り組む考えを語り、今後の経済効果の拡大に期待感を示した。
だが産経新聞(〇九年一月十五日)によると、「総領事館の効果が出てくるのは5年、10年というスパンが必要なようだ」と言う。
■穏やかではない中国領事館の任務
それと言うのも「平成17年8月に中国の領事館ができ、19年に総領事館に格上げされた名古屋市」の前例があるからだ。
―――愛知県国際課の渉外交流グループは「領事館ができる前から、地元にとってどんな利益があるのかという議論があった。領事館のもともとの性格上、日本にいる中国人の保護や中国本土の国民への情報提供が主眼で、日本側が性急な効果を求めるのは難しい」と指摘する。
―――同県では、中国総領事館設置後1年余りとはいえ、総領事館の力で大きく進展した事業はまだないという。
これはもっともな話だ。そもそも中国の領事館とはそのような性格である。そしてさらには日本の治安や一部の在日中国人にとって、きわめて好ましくない任務も背負っている。
亡命した中国の駐シドニー領事館員だった陳用林氏の証言によれば、中国の大使館や領事館は、中国人留学生を籠絡、操作してスパイ活動を行わせ、あるいは民主活動家や法輪功学習者など、海外在住の中国人を監視するなどしていると言うから、穏やかではない。
このほか駐日本の領事館なら、現地の政財界を掌握するため、日本人を傀儡、走狗に仕立て上げる任務もあるのだろう。
■県民は「籠絡」工作に注意を
その方法は利益誘導による籠絡などだ。こうした対人操作術に長ける狡猾民族が中国人で、そしてそれに簡単に引っかかる単純民族が日本人だ。
たとえば長崎総領事館は長崎一県だけを管轄としているが、金子原二郎前知事は在任中、公の場でそれを自慢し、それに感謝してやまず、県と中国との交流を熱心に進めていた。県立高校では中国語の授業も導入されていた。
すでに飼い慣らされていたのだろうか。明らかに領事館には位負けしているかに見えた。
同県は東支那海の軍事的要衝である佐世保基地を抱えている。そうしたことも含むさまざまな情報が、県から漏洩してはいないかなどと心配になった。
「北東アジアの玄関口」である新潟県はその点において大丈夫だろうか。十二年間も誘致活動を行い、予測も立たない経済効果への期待を手放しで表明するあたりに、早くも何らかの利益誘導が行われている気もしないではない。
「田中元首相の出身地」と言って中国側の歓心を買おうとするあたり、やはり「真紀子路線」を行こうとしているのかと、やはり心配になってくる。
新潟の人々は、これを機に県内で反「日中友好」運動をやってみてはどうだろうか。「友好に惑わされ、籠絡されるな」と警戒を呼びかける啓蒙運動などを。中国の対日工作の出先機関がやってきたと言うことで。
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台湾研究フォーラム 第136回定例会
■講師 永山英樹氏(台湾研究フォーラム会長)
■演題 東アジア安保から見た菅直人政権―「第一列島線」上に出現した危機的存在
いずれの勢力下に置くかの戦略上、米中が争う第一列島線。その線上に位置する日本で発足した菅直人政権。日米同盟重視の現実主義路線を掲げながらも、その一方で中国に屈従する思想、情念を包み隠せずにいる。国民はこれからも民主党政権の外交、安保政策上の迷走に売りまわされ続けるか。
講師略歴:(ながやま・ひでき)昭和36年、埼玉県生まれ。法政大学法学部法律学科卒。台湾は我が国の生命線、運命共同体であるとの見地から、日台関係の強化と正常化、台湾報道の正常化、台湾独立建国の支援、台湾国連加盟の支援等を訴える活動を展開している。著書に『日本の命運は台湾にあり』(まどか出版)。共著書に『台湾と日本交流秘話』(展転社)、『国士内田良平-その思想と行動』(展転社)、『シナ人とは何か』(展転社)。共訳書に『台湾国民中学歴史教科書・台湾を知る』(雄山閣)がある。台湾研究フォーラム会長、日本李登輝友の会理事、「頑張れ日本!全国行動委員会」常任幹事。
【日 時】 平成22年7月3日(土)午後6時~8時
【場 所】 文京シビックセンター 3F会議室 (※文京区民センターではありません)
JR「水道橋駅」徒歩10分、都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩2分
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分
【参加費】 会員500円、一般1,000円
【懇親会】 終了後、会場付近にて。(会費3,000円、学生1,000円)
【申込み】 7月2日まで右記へ。E-mail:[email protected]
【問合せ】 090-4138-6397
■会員募集中―台湾は日本の生命線です。台湾建国、日台共栄の運動にぜひ参与を。年会費は2000円。定例会会場で受け付けます。
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懇親会 参加 不参加(○印をお願いします)
7月4日「7・5ウルムチ虐殺一周年抗議デモ」案内
http://uyghur-j.org/news_20100704.html
今回のデモ行進は、2009年7月5日、中国ウイグル地域のウルムチで発生した「ウルムチ事件」から一年を迎えるにあたり、世界各国のウイグル人組織を統括する「世界ウイグル会議」が呼びかける「世界同時抗議」の一環としてのデモ行進です。
武装警察がウイグル人の平和的なデモ行進を武力鎮圧し、多くのウイグル人を殺害・逮捕、拘禁した「ウルムチ事件」から一年。これまでの間に、「容疑者」として逮捕・拘束されたウイグル人ら9人に死刑が執行されるという衝撃的な出来事が起こりました。そして、未だに多くのウイグル人が逮捕・拘禁の身となっているなど、「ウルムチ事件」は一年を経過した今も続いており、終わってはいません。
私達、日本ウイグル協会は、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努める国際社会において、その名誉ある地位を占めたいと憲法で宣誓している日本国に居を構えております。
故に、日本ウイグル協会はその理念を遵守し、今回のデモ行進を通じ、中国政府や多くの方に以下のことを訴えて参ります。
・民族浄化政策下に置かれているウイグル人の境遇の改善
・容疑者として、現在も囚われの身になっているウイグル人の即時解放
・政治的中立な調査団の受け入れによる、事件の真相究明
さらには、中国政府に対し、中国国内で発生している人権問題を全面的に解決させ、ウイグル人や抑圧を受ける多くの人々に多様な自由が与えられない限り、 未来における中国の発展は断じて無いことを訴え、強い警告を発して参ります。
皆様のご賛同を頂ければ幸いです。何卒、宜しくお願い申し上げます。
[集合場所] 常盤橋公園
※地下鉄半蔵門線三越前駅から徒歩2分、大手町駅から徒歩4分、
銀座線三越前駅から徒歩5分、JR東京駅から徒歩6分
[日時] 平成22年7月4日(日) 集合開始 15:30
出発 16:00 解散 17:00
[コース予定] 常盤橋公園→八重洲中央口前→数寄屋橋→日航ホテル前右→日比谷公園解散
[主催] 特定非営利活動法人「日本ウイグル協会」 代表 イリハム・マハムティ
※お問合わせ HP:http://uyghur-j.org E-MAIL:[email protected]
[協賛団体] チベット問題を考える会、モンゴル自由連盟党、内モンゴル人民党、台湾研究フォーラム、在日台湾人アジア人権問題研究会
※東トルキスタンの旗をイメージした水色の服やタオルなどを身に着けての参加を歓迎します。
※デモ行進で揚げる旗については、7・5ウルムチ事件に対して中国政府に抗議する立場であれば、どの民族支援の旗も、どの団体組織の旗でもご自由にお持ちください。
※当日は体調や天候に注意してご参加ください。沿道での見学、応援も歓迎します。
※マスコミなどに撮影されると個人的に問題がある方はマスクなどで顔を隠してご参加ください。
※デモ行進中に、何か問題が発生した場合はデモスタッフか警備の警察にすぐに連絡してください。
[禁止事項]
平和的な抗議行動です。ウイグル人のために過激な行動は起こさないようお願いいたします。
※警察やマスコミへの挑発行為。
※沿道の見学者や中国人観光客などへの挑発行為。
※拡声器を持ち込んでの勝手なシュプレヒコール。
※日本の政党や政治家、または候補者に関するプラカードの持参やシュプレヒコール。
メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
反中華覇権主義運動のさまざまな関連情報を配信中。
登録先・バックナンバー http://www.melma.com/backnumber_174014
中国の駐新潟総領事館が六月二十四日、新潟市中央区に開設された。
あの国の総領事館としては大阪、札幌、福岡、長崎、名古屋についで六ヶ所目。日本海側では初だ。同館は新潟、山形、福島を管内とする。
この日、ホテル日航新潟で開館式が行われ、四十六歳の若き王華総領事が「初代総領事に任命されたことは光栄で責任重大だ」と挨拶した。
開館式で程永華大使(右)と王華総領事
地元政財界の関係者や華僑など、約三百五十人も出席した。新華社によれば、「中国外交部の胡正躍部長助理、日本外務省の西村智奈美外務大臣政務官、泉田裕彦新潟県知事、篠田昭新潟市長、田中真紀子衆議院議員らが祝賀に訪れた」。
田中真紀子氏と言えば、その父は言うまでもなく田中角栄元首相だ。日中国交を結んだことから、中国側から「中国人は井戸を掘った人のことを忘れない」などとして「恩人」と称えられる人物だ。
中国がそう称えるのは利があるからだ。要するに中国が望む「日中友好」の在り方を体現するモデルに祭り上げられているわけだが、それほど中国の対日戦略にとっては好都合な存在だったのだろう
真紀子氏もその中国人の「恩人」の娘として散々持ち上げられ、今では中国の宣伝媒体の役をしばしば演じ続けている。彼女の発言をよく聞くと、中国の政治主張における台詞が、少なからず取り入れられていることがある。
それはともかく、挨拶に立った泉田裕彦知事もまた「新潟は田中角栄元首相の出身地」と強調している。「日中友好の県になる」との宣言のようなものだろう。
■領事館誘致で経済効果を狙うが
そしてその上で、「トキの復帰プログラムで協力関係にあるなど中国と親しみ深い土地。これからは経済面の交流も先頭に立って進めさせていただく」と述べた。
実は新潟は、中国とは「トキ」交流はあっても企業提携など経済的な交流は少なかった。そこで十二年前から知事を会長とする「中国総領事館新潟誘致促進協議会」を設置。「北東アジアの玄関口」として総領事館と言う交流拠点を誘致し、中国から観光客やビジネスマンを呼び込むほか、新潟米など食料品の輸出拡大を目指してきた。
だから泉田知事は挨拶の中で「まずは行き来しやすい環境を作りたい」とし、新潟港や新潟空港での中国との定期航路の増設などに取り組む考えを語り、今後の経済効果の拡大に期待感を示した。
だが産経新聞(〇九年一月十五日)によると、「総領事館の効果が出てくるのは5年、10年というスパンが必要なようだ」と言う。
■穏やかではない中国領事館の任務
それと言うのも「平成17年8月に中国の領事館ができ、19年に総領事館に格上げされた名古屋市」の前例があるからだ。
―――愛知県国際課の渉外交流グループは「領事館ができる前から、地元にとってどんな利益があるのかという議論があった。領事館のもともとの性格上、日本にいる中国人の保護や中国本土の国民への情報提供が主眼で、日本側が性急な効果を求めるのは難しい」と指摘する。
―――同県では、中国総領事館設置後1年余りとはいえ、総領事館の力で大きく進展した事業はまだないという。
これはもっともな話だ。そもそも中国の領事館とはそのような性格である。そしてさらには日本の治安や一部の在日中国人にとって、きわめて好ましくない任務も背負っている。
亡命した中国の駐シドニー領事館員だった陳用林氏の証言によれば、中国の大使館や領事館は、中国人留学生を籠絡、操作してスパイ活動を行わせ、あるいは民主活動家や法輪功学習者など、海外在住の中国人を監視するなどしていると言うから、穏やかではない。
このほか駐日本の領事館なら、現地の政財界を掌握するため、日本人を傀儡、走狗に仕立て上げる任務もあるのだろう。
■県民は「籠絡」工作に注意を
その方法は利益誘導による籠絡などだ。こうした対人操作術に長ける狡猾民族が中国人で、そしてそれに簡単に引っかかる単純民族が日本人だ。
たとえば長崎総領事館は長崎一県だけを管轄としているが、金子原二郎前知事は在任中、公の場でそれを自慢し、それに感謝してやまず、県と中国との交流を熱心に進めていた。県立高校では中国語の授業も導入されていた。
すでに飼い慣らされていたのだろうか。明らかに領事館には位負けしているかに見えた。
同県は東支那海の軍事的要衝である佐世保基地を抱えている。そうしたことも含むさまざまな情報が、県から漏洩してはいないかなどと心配になった。
「北東アジアの玄関口」である新潟県はその点において大丈夫だろうか。十二年間も誘致活動を行い、予測も立たない経済効果への期待を手放しで表明するあたりに、早くも何らかの利益誘導が行われている気もしないではない。
「田中元首相の出身地」と言って中国側の歓心を買おうとするあたり、やはり「真紀子路線」を行こうとしているのかと、やはり心配になってくる。
新潟の人々は、これを機に県内で反「日中友好」運動をやってみてはどうだろうか。「友好に惑わされ、籠絡されるな」と警戒を呼びかける啓蒙運動などを。中国の対日工作の出先機関がやってきたと言うことで。
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いずれの勢力下に置くかの戦略上、米中が争う第一列島線。その線上に位置する日本で発足した菅直人政権。日米同盟重視の現実主義路線を掲げながらも、その一方で中国に屈従する思想、情念を包み隠せずにいる。国民はこれからも民主党政権の外交、安保政策上の迷走に売りまわされ続けるか。
講師略歴:(ながやま・ひでき)昭和36年、埼玉県生まれ。法政大学法学部法律学科卒。台湾は我が国の生命線、運命共同体であるとの見地から、日台関係の強化と正常化、台湾報道の正常化、台湾独立建国の支援、台湾国連加盟の支援等を訴える活動を展開している。著書に『日本の命運は台湾にあり』(まどか出版)。共著書に『台湾と日本交流秘話』(展転社)、『国士内田良平-その思想と行動』(展転社)、『シナ人とは何か』(展転社)。共訳書に『台湾国民中学歴史教科書・台湾を知る』(雄山閣)がある。台湾研究フォーラム会長、日本李登輝友の会理事、「頑張れ日本!全国行動委員会」常任幹事。
【日 時】 平成22年7月3日(土)午後6時~8時
【場 所】 文京シビックセンター 3F会議室 (※文京区民センターではありません)
JR「水道橋駅」徒歩10分、都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩2分
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分
【参加費】 会員500円、一般1,000円
【懇親会】 終了後、会場付近にて。(会費3,000円、学生1,000円)
【申込み】 7月2日まで右記へ。E-mail:[email protected]
【問合せ】 090-4138-6397
■会員募集中―台湾は日本の生命線です。台湾建国、日台共栄の運動にぜひ参与を。年会費は2000円。定例会会場で受け付けます。
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―――――――――――――――
懇親会 参加 不参加(○印をお願いします)
7月4日「7・5ウルムチ虐殺一周年抗議デモ」案内
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今回のデモ行進は、2009年7月5日、中国ウイグル地域のウルムチで発生した「ウルムチ事件」から一年を迎えるにあたり、世界各国のウイグル人組織を統括する「世界ウイグル会議」が呼びかける「世界同時抗議」の一環としてのデモ行進です。
武装警察がウイグル人の平和的なデモ行進を武力鎮圧し、多くのウイグル人を殺害・逮捕、拘禁した「ウルムチ事件」から一年。これまでの間に、「容疑者」として逮捕・拘束されたウイグル人ら9人に死刑が執行されるという衝撃的な出来事が起こりました。そして、未だに多くのウイグル人が逮捕・拘禁の身となっているなど、「ウルムチ事件」は一年を経過した今も続いており、終わってはいません。
私達、日本ウイグル協会は、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努める国際社会において、その名誉ある地位を占めたいと憲法で宣誓している日本国に居を構えております。
故に、日本ウイグル協会はその理念を遵守し、今回のデモ行進を通じ、中国政府や多くの方に以下のことを訴えて参ります。
・民族浄化政策下に置かれているウイグル人の境遇の改善
・容疑者として、現在も囚われの身になっているウイグル人の即時解放
・政治的中立な調査団の受け入れによる、事件の真相究明
さらには、中国政府に対し、中国国内で発生している人権問題を全面的に解決させ、ウイグル人や抑圧を受ける多くの人々に多様な自由が与えられない限り、 未来における中国の発展は断じて無いことを訴え、強い警告を発して参ります。
皆様のご賛同を頂ければ幸いです。何卒、宜しくお願い申し上げます。
[集合場所] 常盤橋公園
※地下鉄半蔵門線三越前駅から徒歩2分、大手町駅から徒歩4分、
銀座線三越前駅から徒歩5分、JR東京駅から徒歩6分
[日時] 平成22年7月4日(日) 集合開始 15:30
出発 16:00 解散 17:00
[コース予定] 常盤橋公園→八重洲中央口前→数寄屋橋→日航ホテル前右→日比谷公園解散
[主催] 特定非営利活動法人「日本ウイグル協会」 代表 イリハム・マハムティ
※お問合わせ HP:http://uyghur-j.org E-MAIL:[email protected]
[協賛団体] チベット問題を考える会、モンゴル自由連盟党、内モンゴル人民党、台湾研究フォーラム、在日台湾人アジア人権問題研究会
※東トルキスタンの旗をイメージした水色の服やタオルなどを身に着けての参加を歓迎します。
※デモ行進で揚げる旗については、7・5ウルムチ事件に対して中国政府に抗議する立場であれば、どの民族支援の旗も、どの団体組織の旗でもご自由にお持ちください。
※当日は体調や天候に注意してご参加ください。沿道での見学、応援も歓迎します。
※マスコミなどに撮影されると個人的に問題がある方はマスクなどで顔を隠してご参加ください。
※デモ行進中に、何か問題が発生した場合はデモスタッフか警備の警察にすぐに連絡してください。
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※警察やマスコミへの挑発行為。
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