台湾侮辱の五輪組織委ースポーツ紙を動かし自己正当化か
2019/02/28/Thu
■組織委の釈明を垂れ流したサンスポの有害記事
サンケイスポーツは二月二十五日、“五輪組織委、チャイニーズ・タイペイ表記は「IOCに準拠」 台湾では批判も”との見出しで次のように報じた。
―――2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、入場券購入に必要なIDの登録サイトで、申込者の国・地域選択欄の台湾を「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」と表記していることについて「国際オリンピック委員会(IOC)の表記に準拠している」との立場を示した。
―――台湾ではインターネット上などで表記に関して批判する意見が出ていた。
話題にもなっていなかった組織委の台湾侮辱事件を突然取り上げたサンスポの記事。
もしや組織委自らが自己正当化のため書かせたものか
要するに組織委のサイトでは、台湾在住者が観戦チケット購入のため連絡先の住所を入力する際、「チャイニーズ・タイペイ」なる架空かつ侮辱的な「国名」を入れるようにされており、それに台湾で批判が出ているが、組織委は「IOCの表記に準拠している」と説明していると伝えているのだ。
これはとても有害な記事だ。なぜならIOCの決まりに従っただけという組織委の言い訳を垂れ流し、彼らの行為の悪質さを曖昧にしてしまったからだ。
■組織委の台湾侮辱はIOCの規定を超えている
ここで明確にしておきたいのは、IOCが決めているのは台湾の五輪委員会の名称を「チャイニーズ・タイペイ五輪委員会」(CTOC)とし、台湾の選手団はその五輪委の名称で競技に参加するというものであり、断じて「中華民国」「台湾」といった地名(国名や地域名)をも「チャイニーズ・タイペイ」と書き換えるというものではないことだ。
組織委の振舞はIOCの規定を超えた台湾侮辱
「IOCの表記に準拠している」と言い張る組織委だが、その「表記」とはIOC公式サイトにあるCTOCの住所表記のことだそうだ。そこには確かに英語で「チャイニーズ・タイペイ台北」とあるが、それは単なる誤表記である。CTOCも「その住所に郵便を送っても届かない」と話しているが、この一言だけをとっても、連絡先の住所表記として「チャイニーズ・タイペイ」を用いるのは間違だと言えるだろう。
したがって組織委の振舞はIOCの規定を超えた台湾侮辱ということになるのだが、残念ながらサンスポはスポーツ紙でありながら、こうした問題の本質を見抜けなかった。
■浮上する組織委の「社会の公器」の悪利用疑惑
これが私が今回の記事を有害とする所以だが、実はこの記事は、もしや組織委自身がサンスポに頼んで書かせたものではないかと疑っている。
なぜかというと、台湾で「批判する意見が出ていた」と書くあたりが不可解だからだ。なぜサンスポはそれに関心を寄せたのかが、私にはどうも解せない。
というのは、この記事が書かれた十五日の時点で、台湾での「批判」はまだ大して広がっていなかった。少なくともごく一部の人々が問題視していた程度で、組織的な抗議運動があったわけでもなく、報道もなされていなかった。もちろん日本でも我々一部の親台派が知っている程度で大して話題ではなかった。それであるのになぜサンスポが台湾での「批判」の動きを察知し、記事にまでするほど関心を寄せたのか。
「批判」を知っているとすれば、それは組織委だ。なぜならその数日前から台湾や日本国内から抗議メールを受けているからだ。ちょうどそのころから組織委は抗議者の一部に「IOCの表記に準拠している」と説明している。この組織委がサンスポを使い、自ら正当化の宣伝を行い抗議の鎮静化を図ったのではないかというのが私の推理だ。
もしそれが事実なら、自己の誤りを正当化するため社会の公器を利用したということになる。
■中国に迎合する者は自己正当化に手段択ばず
実は以前、日本五輪委員会(JOC)も公式サイトで「チャイニーズ・タイペイ」を地名として表記し、それに私が抗議したところ、やはり今回と同じくIOCのサイトの表記を盾に抗弁した。しかし私はそのサイトの表記自体が間違っているなどと食い下がると、何とそれ以降、私は着信拒否を設定されたのである。
このようにJOCにしても組織委(JOCなどが設置した)にしても、「チャイニーズ・タイペイ」を地名代わりにするという誤った行為を正当化するためには手段を択ばない。きっと中国の圧力を受けているのだろう。あの国に迎合する者は、しばしばそのように恥も外聞もない症状を見せるものだ。スポーツ紙を宣伝工作に利用することにも、何のためらいもあるまい。
ちなみにサンスポ記事はこうも付け加えている。
―――五輪で台湾は中華台北で表記される。昨年11月には東京五輪に「台湾」の名で参加申請することの是非を問う住民投票が行われたが、反対多数で成立しなかった。
これは中国とタッグを組んだ国民党の反対キャンペーンにより潰された台湾正名の公民投票に触れたものだが、あの投票は台湾の五輪参加の問題に関するものであり、今回の組織委の国名表記問題とは違う話だ。もしこれもまた組織委がわざわざ書かせたものだとすれば、彼らの狙いはもちろん、「多くの台湾の人々もチャイニーズ・タイペイの名称を受け入れているので、組織委の表記は抗議すべきものではない」との印象操作だろう。
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電話:0570-09-2020 (9:00~17:00土日祝日を除く)
メール:https://enquiry.tokyo2020.org/CPR_Enquiry
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IOCより悪質!東京五輪組織委の台湾人に対する非礼行為 19/02/21
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3360.html
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http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3353.html
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要するに組織委のサイトでは、台湾在住者が観戦チケット購入のため連絡先の住所を入力する際、「チャイニーズ・タイペイ」なる架空かつ侮辱的な「国名」を入れるようにされており、それに台湾で批判が出ているが、組織委は「IOCの表記に準拠している」と説明していると伝えているのだ。
これはとても有害な記事だ。なぜならIOCの決まりに従っただけという組織委の言い訳を垂れ流し、彼らの行為の悪質さを曖昧にしてしまったからだ。
■組織委の台湾侮辱はIOCの規定を超えている
ここで明確にしておきたいのは、IOCが決めているのは台湾の五輪委員会の名称を「チャイニーズ・タイペイ五輪委員会」(CTOC)とし、台湾の選手団はその五輪委の名称で競技に参加するというものであり、断じて「中華民国」「台湾」といった地名(国名や地域名)をも「チャイニーズ・タイペイ」と書き換えるというものではないことだ。
組織委の振舞はIOCの規定を超えた台湾侮辱
「IOCの表記に準拠している」と言い張る組織委だが、その「表記」とはIOC公式サイトにあるCTOCの住所表記のことだそうだ。そこには確かに英語で「チャイニーズ・タイペイ台北」とあるが、それは単なる誤表記である。CTOCも「その住所に郵便を送っても届かない」と話しているが、この一言だけをとっても、連絡先の住所表記として「チャイニーズ・タイペイ」を用いるのは間違だと言えるだろう。
したがって組織委の振舞はIOCの規定を超えた台湾侮辱ということになるのだが、残念ながらサンスポはスポーツ紙でありながら、こうした問題の本質を見抜けなかった。
■浮上する組織委の「社会の公器」の悪利用疑惑
これが私が今回の記事を有害とする所以だが、実はこの記事は、もしや組織委自身がサンスポに頼んで書かせたものではないかと疑っている。
なぜかというと、台湾で「批判する意見が出ていた」と書くあたりが不可解だからだ。なぜサンスポはそれに関心を寄せたのかが、私にはどうも解せない。
というのは、この記事が書かれた十五日の時点で、台湾での「批判」はまだ大して広がっていなかった。少なくともごく一部の人々が問題視していた程度で、組織的な抗議運動があったわけでもなく、報道もなされていなかった。もちろん日本でも我々一部の親台派が知っている程度で大して話題ではなかった。それであるのになぜサンスポが台湾での「批判」の動きを察知し、記事にまでするほど関心を寄せたのか。
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■中国に迎合する者は自己正当化に手段択ばず
実は以前、日本五輪委員会(JOC)も公式サイトで「チャイニーズ・タイペイ」を地名として表記し、それに私が抗議したところ、やはり今回と同じくIOCのサイトの表記を盾に抗弁した。しかし私はそのサイトの表記自体が間違っているなどと食い下がると、何とそれ以降、私は着信拒否を設定されたのである。
このようにJOCにしても組織委(JOCなどが設置した)にしても、「チャイニーズ・タイペイ」を地名代わりにするという誤った行為を正当化するためには手段を択ばない。きっと中国の圧力を受けているのだろう。あの国に迎合する者は、しばしばそのように恥も外聞もない症状を見せるものだ。スポーツ紙を宣伝工作に利用することにも、何のためらいもあるまい。
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―――五輪で台湾は中華台北で表記される。昨年11月には東京五輪に「台湾」の名で参加申請することの是非を問う住民投票が行われたが、反対多数で成立しなかった。
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※「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」に訴えよう!
TOKYO 2020 ID登録に問題あり。台湾の国名は「チャイニーズ・タイペイ」ではない!ただちに「台湾」へと修正を!
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