NHKが中国監視船の「漁船襲撃」を隠蔽―「頑張れ日本!全国行動委員会」の尖閣諸島漁業活動
2013/05/31/Fri
日本のマスメディアが逐一報じる中国の監視船の尖閣諸島沖における「接続水域航行」「領海侵入」だが、二十六日の監視船三隻による領海侵犯だけはいつもと一味違った。なぜならそれは魚釣島周辺の領海で操業する日本漁船への「取締り」を目的としたものだったからだ。
共同通信の報道を見てみよう。「尖閣諸島周辺の領海に、中国の海洋監視船3隻が26日午前10時5分ごろから相次いで侵入、約5時間航行し、午後3時15分ごろまでに退去した。海上保安庁の巡視船が確認した。中国当局の船が領海侵入したのは23日以来で、昨年9月の尖閣国有化以降では46回目」と報じた上で、次のように伝えている。
―――この日、尖閣諸島周辺の領海では、保守系政治団体「頑張れ日本!全国行動委員会」のメンバーや一般参加者らを乗せた日本の漁船4隻が航行していた。
―――中国の海洋監視船3隻がこの漁船に向かって進み、海上保安庁の巡視船が中国船と漁船の間に割って入る場面もあった。
―――漁船内はしばらく騒然としたが、中国船が時折、汽笛を鳴らす以外の行動は見せなかったことから、すぐに落ち着きを取り戻したという。参加者の自営業小山田真一朗さん(38)は「こんな所まで中国船が入ってくるとは怒りを感じる」と話した。
共同が配信した現地の写真。それぞれ遠方に見えるのが中国監視船。漁船への接近を試みている様子がわかる
実は私も漁船に乗っていた。そしてまっすぐに我々に方向に突き進んで来る監視船を見て、やはり「こんな所まで中国船が入ってくるとは」との思いで、えも言われぬ憤りが込み上げた。実際に国境線を踏み躙り、領土、領海を奪いに来る敵意剥き出しの「侵略者」を、目の当たりにするのはこれが初めてだったからだ。
幸い共同が報じるように、海上保安庁の巡視船の見事な連係により、漁船団は固くガードされ、監視船は手も足も出せなくなり、最後は撤退を余儀なくされたのだった。
ところがこの日、共同以外のマスメディアは監視船の「侵入」「退去」は報じたものの、監視船の漁船襲撃事件(あるいは海保による監視船排除)には一切触れなかった。
それは現地には漁船に同行した共同の記者しかおらず、他社は当初事件を把握していなかったためかも知れない(日本経済新聞はその後、共同の記事を配信した)。
だがメディアがそのような無関心ぶりでいいのだろうか。
現実として中国の武装船団は公然と領海を侵犯し、海保巡視船をもものともせず、日本の漁民の生命と財産を脅かそうとしたのである。現地では緊迫感が充満したが、メディアがこれほど鈍感(危機感欠如)だから、一般国民はいつまで経っても国の危機の到来に気付けずにいる。メディアに猛省を促したいところだが、ただそうした中、NHKについてだけは「鈍感」というより「良識」を問題にしなければならない。
なぜならNHKのカメラも現地にいたからである。その日のNHKテレビニュースを見ると航空機から撮影していた。
しかし報道ではやはり監視船の「侵入」「退去」のみ伝え、漁船のことには一切触れなかった。放映された映像を見ても漁船が映っていなかった。
カメラマンが漁船に気付かなかったはずがない。私は同機が漁船の周辺を低空で飛んでいるのを目撃している。
つまり敢えて漁船の映像をカットしたのだろう(ニュースではアリバイ作りのように、ほんの一瞬だけ漁船の影を映したとの声もあるが)。
NHKニュースの画面。見えるのは中国監視船及びその付近の海保巡視船のみで、このとき生命、財産の危機に曝されていた自国漁船は敢えて映さなかった
「漁船襲撃」を伝えては、国民の中国に対する警戒心、嫌悪感が一気に高まる可能性がある。しかし中国は殊更そうした事態を望んでいない。中国の御用学者である清華大学現代国際関係研究院の劉江永副院長も「今回の右翼の挑発は中国を刺激し、彼らが期待する挙動を引き出し、国内の反中感情の煽動に利用しようとするものだ」(香港文匯報)と警戒感を示している。
そこでNHKは自国民の生命、財産が脅かされつつあるにもかかわらず、あえて中国に配慮した報道を、いつもながらに行ったということだろう。
それ以外に、こうした不可解な報道の理由を考えることができるだろうか。
もしかしたら、「頑張れ日本!全国行動委員会」を英雄視させないための映像カットだったかもしれない。なぜなら中国もまた、反中感情を煽動する同会の影響力増大を警戒しているからだ。
それともNHK自身が反NHK運動を推進する「頑張れ日本」を怨んでいるためか。
いずれにせよ、許し難い報道姿勢である。今回改めて浮き彫りとなったのは、NHKが中国に関する報道で、如何なる場合でも中国に有利なように、情報の歪曲、隠蔽等々を加えているということだ。
【関連記事】
報告―尖閣「漁業活動」で中国の宣伝を打ち破る!(附:チャンネル桜の報道動画)2013/05/29
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2117.html
中国から見た「頑張れ日本!全国行動委員会」及びその尖閣漁業活動 2013/05/30
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2118.html
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6月1日(土)
【時 刻】17:00~19:00
【場 所】渋谷駅ハチ公前広場
【主 催】頑張れ日本!全国行動委員会
【連絡先・問合先】本部・事務局
TEL:03-5468-9222 Email:[email protected]
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―――この日、尖閣諸島周辺の領海では、保守系政治団体「頑張れ日本!全国行動委員会」のメンバーや一般参加者らを乗せた日本の漁船4隻が航行していた。
―――中国の海洋監視船3隻がこの漁船に向かって進み、海上保安庁の巡視船が中国船と漁船の間に割って入る場面もあった。
―――漁船内はしばらく騒然としたが、中国船が時折、汽笛を鳴らす以外の行動は見せなかったことから、すぐに落ち着きを取り戻したという。参加者の自営業小山田真一朗さん(38)は「こんな所まで中国船が入ってくるとは怒りを感じる」と話した。
共同が配信した現地の写真。それぞれ遠方に見えるのが中国監視船。漁船への接近を試みている様子がわかる
実は私も漁船に乗っていた。そしてまっすぐに我々に方向に突き進んで来る監視船を見て、やはり「こんな所まで中国船が入ってくるとは」との思いで、えも言われぬ憤りが込み上げた。実際に国境線を踏み躙り、領土、領海を奪いに来る敵意剥き出しの「侵略者」を、目の当たりにするのはこれが初めてだったからだ。
幸い共同が報じるように、海上保安庁の巡視船の見事な連係により、漁船団は固くガードされ、監視船は手も足も出せなくなり、最後は撤退を余儀なくされたのだった。
ところがこの日、共同以外のマスメディアは監視船の「侵入」「退去」は報じたものの、監視船の漁船襲撃事件(あるいは海保による監視船排除)には一切触れなかった。
それは現地には漁船に同行した共同の記者しかおらず、他社は当初事件を把握していなかったためかも知れない(日本経済新聞はその後、共同の記事を配信した)。
だがメディアがそのような無関心ぶりでいいのだろうか。
現実として中国の武装船団は公然と領海を侵犯し、海保巡視船をもものともせず、日本の漁民の生命と財産を脅かそうとしたのである。現地では緊迫感が充満したが、メディアがこれほど鈍感(危機感欠如)だから、一般国民はいつまで経っても国の危機の到来に気付けずにいる。メディアに猛省を促したいところだが、ただそうした中、NHKについてだけは「鈍感」というより「良識」を問題にしなければならない。
なぜならNHKのカメラも現地にいたからである。その日のNHKテレビニュースを見ると航空機から撮影していた。
しかし報道ではやはり監視船の「侵入」「退去」のみ伝え、漁船のことには一切触れなかった。放映された映像を見ても漁船が映っていなかった。
カメラマンが漁船に気付かなかったはずがない。私は同機が漁船の周辺を低空で飛んでいるのを目撃している。
つまり敢えて漁船の映像をカットしたのだろう(ニュースではアリバイ作りのように、ほんの一瞬だけ漁船の影を映したとの声もあるが)。
NHKニュースの画面。見えるのは中国監視船及びその付近の海保巡視船のみで、このとき生命、財産の危機に曝されていた自国漁船は敢えて映さなかった
「漁船襲撃」を伝えては、国民の中国に対する警戒心、嫌悪感が一気に高まる可能性がある。しかし中国は殊更そうした事態を望んでいない。中国の御用学者である清華大学現代国際関係研究院の劉江永副院長も「今回の右翼の挑発は中国を刺激し、彼らが期待する挙動を引き出し、国内の反中感情の煽動に利用しようとするものだ」(香港文匯報)と警戒感を示している。
そこでNHKは自国民の生命、財産が脅かされつつあるにもかかわらず、あえて中国に配慮した報道を、いつもながらに行ったということだろう。
それ以外に、こうした不可解な報道の理由を考えることができるだろうか。
もしかしたら、「頑張れ日本!全国行動委員会」を英雄視させないための映像カットだったかもしれない。なぜなら中国もまた、反中感情を煽動する同会の影響力増大を警戒しているからだ。
それともNHK自身が反NHK運動を推進する「頑張れ日本」を怨んでいるためか。
いずれにせよ、許し難い報道姿勢である。今回改めて浮き彫りとなったのは、NHKが中国に関する報道で、如何なる場合でも中国に有利なように、情報の歪曲、隠蔽等々を加えているということだ。
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