岸信夫防衛相へ要請―「防衛白書」から中国のプロパガンダ排除を!
2021/05/18/Tue
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報道によれば防衛省は、今夏公表予定の「2021年版防衛白書」で、初めて「台湾情勢の安定は、わが国の安全保障や国際社会の安定にとって重要」と明記するが、台湾を中国領土扱いするという「2020年版防衛白書」で見られた誤記述が訂正されるかは不明である。
この誤記述は日本の防衛省が中国覇権主義の虚構宣伝を受け入れていることを意味する。そこで我々台湾研究フォーラムは、その訂正を防衛省に求め続けてきた。同省からは三月末、「2021年版」で訂正に応じる考えも示されてきたが、5月17日になると、「2021年版」が刊行されるまでは訂正をするか否かは答えられないとの説明を受け、楽観が許されないと感じた。
そこで即日、岸信夫防衛相に宛て以下の内容の文書を送付。台湾情勢が不安な今こそ、「一つの中国」宣伝を払拭し、台湾は台湾であると国民に伝えるよう要請した。これに対する回答を待ちたいと思う。
令和3年版防衛白書から「一つの中国」宣伝の払拭を
報道によれば、「令和3年版防衛白書」の原案には、「台湾情勢の安定は、わが国の安全保障や国際社会の安定にとって重要」と初めて明記された。この報はすでに台湾へも伝わり、現地メディアが「台湾を応援する日本の立場を明確に表明した」(自由時報)と報じるなど、我が国が中国の軍事的脅威の前で毅然たる姿勢を示したと受け止められた模様である。
ただそうした好ましい状況の中で気にかかるのが、「令和2年版」に見られた誤記述が「令和3年版」で改められるかどうかだ。
「令和2年版」の第Ⅰ部第2章「諸外国の防衛政策など」は、中国の台湾侵略を正当化する「一つの中国」宣伝に基づき、台湾を中国領土の一部と位置付けるという100%誤った記述を以下の通り行っている。
①台湾の状況を解説するに「台湾」の節を設けず、「中国」の節の中で行っている。
②「中国軍の配置」を示す図表の中で台湾を中国領土として表示している。
③中国の軍事力強化の目的を解説するに、「台湾の独立支援を抑止・阻止する能力の向上が最優先となっている」と記述し、「台湾の独立」(中国からの台湾独立の意)との中国の宣伝用語を使用している。
我が国政府は台湾を中国領土であるとは認めていない。しかしそれでありながら、こうした誤記を敢えて行うのは、間違いなく中国覇権主義に迎合するためだ。本会や全国の国民、在日台湾人、更には台湾政府までもが訂正を求めたにもかかわらず、防衛省がいまだそれを拒否し続けるのは、あの国への迎合を良しとする勢力が、省内に蔓延っているためだと考えざるを得ない。
だがこの種の愚かな迎合は、もはや情勢が許さないのである。いま防衛省が行うべきは、「一つの中国」宣伝の否定、すなわち台湾は台湾であり中国の領土ではないという事実を明確にすることなのだ。つまり「台湾情勢」問題は国際社会による干渉を許さない中国の内政問題などではなく、国際社会が関与するべき中国の対外侵略の問題であるということを、国民に明確に指し示し、理解を促すことに他ならない。
従って「令和3年版」では中国覇権主義のプロパガンダを払拭し、中国に対しては更に毅然とした姿勢を示して侮りを防ぐとともに、台湾からの信頼を回復させ、日台の安全保障上の関係をより強化させなければならないと考えるが如何。ご回答をお待ち申し上げる。
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この誤記述は日本の防衛省が中国覇権主義の虚構宣伝を受け入れていることを意味する。そこで我々台湾研究フォーラムは、その訂正を防衛省に求め続けてきた。同省からは三月末、「2021年版」で訂正に応じる考えも示されてきたが、5月17日になると、「2021年版」が刊行されるまでは訂正をするか否かは答えられないとの説明を受け、楽観が許されないと感じた。
そこで即日、岸信夫防衛相に宛て以下の内容の文書を送付。台湾情勢が不安な今こそ、「一つの中国」宣伝を払拭し、台湾は台湾であると国民に伝えるよう要請した。これに対する回答を待ちたいと思う。
令和3年版防衛白書から「一つの中国」宣伝の払拭を
報道によれば、「令和3年版防衛白書」の原案には、「台湾情勢の安定は、わが国の安全保障や国際社会の安定にとって重要」と初めて明記された。この報はすでに台湾へも伝わり、現地メディアが「台湾を応援する日本の立場を明確に表明した」(自由時報)と報じるなど、我が国が中国の軍事的脅威の前で毅然たる姿勢を示したと受け止められた模様である。
ただそうした好ましい状況の中で気にかかるのが、「令和2年版」に見られた誤記述が「令和3年版」で改められるかどうかだ。
「令和2年版」の第Ⅰ部第2章「諸外国の防衛政策など」は、中国の台湾侵略を正当化する「一つの中国」宣伝に基づき、台湾を中国領土の一部と位置付けるという100%誤った記述を以下の通り行っている。
①台湾の状況を解説するに「台湾」の節を設けず、「中国」の節の中で行っている。
②「中国軍の配置」を示す図表の中で台湾を中国領土として表示している。
③中国の軍事力強化の目的を解説するに、「台湾の独立支援を抑止・阻止する能力の向上が最優先となっている」と記述し、「台湾の独立」(中国からの台湾独立の意)との中国の宣伝用語を使用している。
我が国政府は台湾を中国領土であるとは認めていない。しかしそれでありながら、こうした誤記を敢えて行うのは、間違いなく中国覇権主義に迎合するためだ。本会や全国の国民、在日台湾人、更には台湾政府までもが訂正を求めたにもかかわらず、防衛省がいまだそれを拒否し続けるのは、あの国への迎合を良しとする勢力が、省内に蔓延っているためだと考えざるを得ない。
だがこの種の愚かな迎合は、もはや情勢が許さないのである。いま防衛省が行うべきは、「一つの中国」宣伝の否定、すなわち台湾は台湾であり中国の領土ではないという事実を明確にすることなのだ。つまり「台湾情勢」問題は国際社会による干渉を許さない中国の内政問題などではなく、国際社会が関与するべき中国の対外侵略の問題であるということを、国民に明確に指し示し、理解を促すことに他ならない。
従って「令和3年版」では中国覇権主義のプロパガンダを払拭し、中国に対しては更に毅然とした姿勢を示して侮りを防ぐとともに、台湾からの信頼を回復させ、日台の安全保障上の関係をより強化させなければならないと考えるが如何。ご回答をお待ち申し上げる。
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