日本の平和ボケを憂える台湾人
2009/01/31/Sat
台湾人の友人が「中国の脅威に触れたがらない日本のマスコミは、きっと報道していないに違いない。だからこれを日本人に紹介するべきだ」と言って送ってきたのが、台湾の通信社である中央社の報道記事「米国の国防長官―中国の軍事近代化は米軍の同盟国の脅威だ」だ。
日本でも「中国の脅威」に関する報道は、近年増加傾向にあるが、「日本にも関わることだから、どうしても」と求められたことだし、確かに重要な内容であるので、ここに要約すると、次の如しだ。
「オバマ政権で留任したゲーツ国防長官は一月二十七日(現地時間)、上院軍事委員会公聴会で台湾海峡情勢に触れ、『中国軍の各領域での近代化で、特に関心を持たれているのはインターネット戦、対衛星戦、防空兵器、対艦兵器、潜水艦、弾道ミサイルなどへの投資と能力の拡大だ』とした上で、『これらの面での近代化は、米国の太平洋地域での軍事行動や同盟国への支援行動への脅威となるだろう』と警告した」
オバマ政権で留任となったゲーツ国防長官
友人はこれを以って「米国の同盟国とは日本のことなのだ。中国の動向に警戒を」とのメッセージを日本へ届けたかったのだ。台湾を心配する日本人は多いとは言えないが、日本を心配する台湾人は、このようにとても多い。
このように言うと、「台湾人も中国の脅威の前でのんびりしている」との意見もあろうが、たしかにあの国からの日常的な恫喝にすっかり慣れてしまったとの感もあるが、緊張感は抱かれている。「中国に歩み寄る米国の軍隊が、本当に台湾を守ってくれるのか」との不安感も常にあり、その辺はすべてが米軍頼みで、平和ボケに陥っている日本人とは明らかに違う。
中国軍の近代化はすでに米軍の脅威。日本はいつまで平和ボケを続けるか
先に述べたように、日本のマスコミも中国の脅威を直視するようになり、たとえば最近公表された中国の国防白書に関し、軍事予算の不透明度に懸念を表明するなどしているが、その一方で共同通信などは、「日本の防衛次官、中国の国防白書で透明度が向上と評価」との見出しの中国語の記事を配信している(一月二十六日)。
田好平防衛省事務次官の「透明度向上の努力が見られる」との記者会見での発言を受けてのものだが、そのような記事が中国や台湾で読まれているわけだ(とくに中国では盛んに転載されている)。
防衛省にも言えることだが、味方の国を不安にし、敵性国家を激励するような平和ボケ姿勢は見せない方がいい。
*********************************************
↑ ↑
よろしければクリックをお願いします。
運動を拡大したいので。
【案内】 「One Love For TIBET」 ~Why don't you feel Tibet?~
毎月 音楽を通じて 問題を提示しているイベントです。三月、ラサ蜂起五十年を迎えるにあたり
より多く「TIBET」問題を取り上げてゆきます。
●2月1日(日)19:00~23:30
@池袋バンクローバー http://www.geocities.jp/bankrobber_soulrebels/
JR池袋西口徒歩5分 03-3982-9099
●前売り&with flyer ¥1,500/1d(当日¥500 UP)
【SPEECH GUEST】 TIBETAN YOUTH !!
【SELECTA】 Momose
【SOUND】 First Flava Route20
【LIVE】工藤“Big H”晴康 Raja(fr.ネパール) 江村“CH:H.R.”晴哉/ ロビー/Hocky and more!!
INFO:[email protected]
【お知らせ】 「台湾は日本の生命線!」メルマガ版を創刊
反中華覇権主義運動の一助たらんとさまざまな関連情報を配信しておりますので、同志同憂のご登録ならびにご指導をお願い申し上げます。
登録先・バックナンバー http://www.melma.com/backnumber_174014/http://tw.youtube.com/watch?v=xbfw0z7XWww
日本でも「中国の脅威」に関する報道は、近年増加傾向にあるが、「日本にも関わることだから、どうしても」と求められたことだし、確かに重要な内容であるので、ここに要約すると、次の如しだ。
「オバマ政権で留任したゲーツ国防長官は一月二十七日(現地時間)、上院軍事委員会公聴会で台湾海峡情勢に触れ、『中国軍の各領域での近代化で、特に関心を持たれているのはインターネット戦、対衛星戦、防空兵器、対艦兵器、潜水艦、弾道ミサイルなどへの投資と能力の拡大だ』とした上で、『これらの面での近代化は、米国の太平洋地域での軍事行動や同盟国への支援行動への脅威となるだろう』と警告した」
オバマ政権で留任となったゲーツ国防長官
友人はこれを以って「米国の同盟国とは日本のことなのだ。中国の動向に警戒を」とのメッセージを日本へ届けたかったのだ。台湾を心配する日本人は多いとは言えないが、日本を心配する台湾人は、このようにとても多い。
このように言うと、「台湾人も中国の脅威の前でのんびりしている」との意見もあろうが、たしかにあの国からの日常的な恫喝にすっかり慣れてしまったとの感もあるが、緊張感は抱かれている。「中国に歩み寄る米国の軍隊が、本当に台湾を守ってくれるのか」との不安感も常にあり、その辺はすべてが米軍頼みで、平和ボケに陥っている日本人とは明らかに違う。
中国軍の近代化はすでに米軍の脅威。日本はいつまで平和ボケを続けるか
先に述べたように、日本のマスコミも中国の脅威を直視するようになり、たとえば最近公表された中国の国防白書に関し、軍事予算の不透明度に懸念を表明するなどしているが、その一方で共同通信などは、「日本の防衛次官、中国の国防白書で透明度が向上と評価」との見出しの中国語の記事を配信している(一月二十六日)。
田好平防衛省事務次官の「透明度向上の努力が見られる」との記者会見での発言を受けてのものだが、そのような記事が中国や台湾で読まれているわけだ(とくに中国では盛んに転載されている)。
防衛省にも言えることだが、味方の国を不安にし、敵性国家を激励するような平和ボケ姿勢は見せない方がいい。
*********************************************
↑ ↑
よろしければクリックをお願いします。
運動を拡大したいので。
【案内】 「One Love For TIBET」 ~Why don't you feel Tibet?~
毎月 音楽を通じて 問題を提示しているイベントです。三月、ラサ蜂起五十年を迎えるにあたり
より多く「TIBET」問題を取り上げてゆきます。
●2月1日(日)19:00~23:30
@池袋バンクローバー http://www.geocities.jp/bankrobber_soulrebels/
JR池袋西口徒歩5分 03-3982-9099
●前売り&with flyer ¥1,500/1d(当日¥500 UP)
【SPEECH GUEST】 TIBETAN YOUTH !!
【SELECTA】 Momose
【SOUND】 First Flava Route20
【LIVE】工藤“Big H”晴康 Raja(fr.ネパール) 江村“CH:H.R.”晴哉/ ロビー/Hocky and more!!
INFO:[email protected]
【お知らせ】 「台湾は日本の生命線!」メルマガ版を創刊
反中華覇権主義運動の一助たらんとさまざまな関連情報を配信しておりますので、同志同憂のご登録ならびにご指導をお願い申し上げます。
登録先・バックナンバー http://www.melma.com/backnumber_174014/http://tw.youtube.com/watch?v=xbfw0z7XWww