台湾の学者が語る沖縄独立論者の秘密―中国統一派と仲がいい日本人たち
2017/02/07/Tue
台湾の民報が二月五日に配信した社会学者、蕭新煌氏の「中国の沖縄独立の密謀」(「中國密謀『沖獨』的背後」)なる一文を紹介したい。
それによると昨年末、蕭氏が沖縄に関する討論会を計画した際、フランス籍の同僚から、参加者として沖縄独立を主張する二人の日本人を推薦されたのだが、そこで「興味深い秘密」を知り、結局招待を見合わせたという。
それでは「秘密」とは何か。
それは二人が台湾の政党である新党ととても仲が良く、台湾訪問のスケジュールも新党に立ててもらっているということだ。
それで䔥氏は、討論会が「新党やブルー陣営(国民党など親中政治勢力)に難癖を付けられたり、政治宣伝に利用されたくない」と考えたのだ。
このとき䔥氏が抱いた疑問は、新党もまた「促統反独(中国統一を促進し台湾独立に反対する)の急先鋒。それなのになぜ外国の独立運動家と仲が良く、それらを支持するのか」だった。
そしてこのように考えるに至った。
「全世界が知っている通り、中国は『反独』(反独立)。とくに蔵独(チベット独立)、疆独(ウイグル独立)、台独(台湾独立)には反対する」が、「新党の主張は中共とまったく同じ。したがって中共も沖縄独立に興味があり、それには何かしらの政治的な動機や陰謀があるということか」
「なぜ新党はと中共は台独に反対する一方で沖独を支持するのか。彼らは本気で沖独を支持しているのか、それともただ反日だからか」
そして䔥氏のこうした疑問はその後、次のようなニュース報道で解けることになる。
「日本の公安調査庁の二〇一六年の報告によれば、中国の大学やシンクタンクは沖縄独立組織との関係を強化し、日本の世論に影響を与え、中国の主張する沖縄主権未定論を散布しようと計画している。その主張によれば、琉球は中国の藩属国で日本の一部ではなく、日本の一八七九年における沖縄併呑は無効の侵略であるとなる。そしてこの主張が拡散されることで中国の沖縄独立運動支持の立論的基礎となる」、
「確かにその通りだ」と書く䔥氏。「中国の党のメディアである環球時報や人民日報でも沖縄主権未定論はたびたび見られる」とのことである。
そして次のように論じるのだ。
「中国は沖独が大好きで、新党も沖独の人と仲がいいとなれば、それは共同で反日(日本分裂)を図るとの立場だけでなく、たぶん反米(反米軍基地)を図るとの背景もあるのだろう」
「もし中国が人民自決の立場から沖独を支持するというなら別だが、反日、反米のために密かに沖独を支援するというなら邪道だ」
「自国内の蔵独、疆独や国外の台独を弾圧し、台湾併呑の野心を抱きながら、日本の沖独を支持するなど愚かなことだ。
一時台湾では、沖縄独立の主張が台湾独立論者の間で注目を集めたこともあったが、しかし実際にはこのように、簡単に化けの皮がはがれる訳である。
【過去の関連記事】
台湾の「沖縄独立」研究会に集まった錚々たる反日学者 13/07/31
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2168.html
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それによると昨年末、蕭氏が沖縄に関する討論会を計画した際、フランス籍の同僚から、参加者として沖縄独立を主張する二人の日本人を推薦されたのだが、そこで「興味深い秘密」を知り、結局招待を見合わせたという。
それでは「秘密」とは何か。
それは二人が台湾の政党である新党ととても仲が良く、台湾訪問のスケジュールも新党に立ててもらっているということだ。
それで䔥氏は、討論会が「新党やブルー陣営(国民党など親中政治勢力)に難癖を付けられたり、政治宣伝に利用されたくない」と考えたのだ。
このとき䔥氏が抱いた疑問は、新党もまた「促統反独(中国統一を促進し台湾独立に反対する)の急先鋒。それなのになぜ外国の独立運動家と仲が良く、それらを支持するのか」だった。
そしてこのように考えるに至った。
「全世界が知っている通り、中国は『反独』(反独立)。とくに蔵独(チベット独立)、疆独(ウイグル独立)、台独(台湾独立)には反対する」が、「新党の主張は中共とまったく同じ。したがって中共も沖縄独立に興味があり、それには何かしらの政治的な動機や陰謀があるということか」
「なぜ新党はと中共は台独に反対する一方で沖独を支持するのか。彼らは本気で沖独を支持しているのか、それともただ反日だからか」
そして䔥氏のこうした疑問はその後、次のようなニュース報道で解けることになる。
「日本の公安調査庁の二〇一六年の報告によれば、中国の大学やシンクタンクは沖縄独立組織との関係を強化し、日本の世論に影響を与え、中国の主張する沖縄主権未定論を散布しようと計画している。その主張によれば、琉球は中国の藩属国で日本の一部ではなく、日本の一八七九年における沖縄併呑は無効の侵略であるとなる。そしてこの主張が拡散されることで中国の沖縄独立運動支持の立論的基礎となる」、
「確かにその通りだ」と書く䔥氏。「中国の党のメディアである環球時報や人民日報でも沖縄主権未定論はたびたび見られる」とのことである。
そして次のように論じるのだ。
「中国は沖独が大好きで、新党も沖独の人と仲がいいとなれば、それは共同で反日(日本分裂)を図るとの立場だけでなく、たぶん反米(反米軍基地)を図るとの背景もあるのだろう」
「もし中国が人民自決の立場から沖独を支持するというなら別だが、反日、反米のために密かに沖独を支援するというなら邪道だ」
「自国内の蔵独、疆独や国外の台独を弾圧し、台湾併呑の野心を抱きながら、日本の沖独を支持するなど愚かなことだ。
一時台湾では、沖縄独立の主張が台湾独立論者の間で注目を集めたこともあったが、しかし実際にはこのように、簡単に化けの皮がはがれる訳である。
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