日本史を汚すな!NHKに対する台湾老世代の反撃に感動する―来年も続くJAPANデビュー問題 (付:チャンネル桜の番組動画「伏魔殿NHKを暴く!Part2」)
2009/12/31/Thu
■台湾の元海軍少年工員たちは「Jデビュー」を許さない
大東亜戦争での知られざる感動物語の一つとして挙げることができるのが「台湾少年工」の話だ。
戦局挽回が求められた昭和十八年、神奈川県高座郡に新鋭戦闘機「雷電」を生産する高座海軍工廠が建設されたが、その労働力である海軍工員に台湾で選抜された少年たちがいた。つまり「台湾少年工」だった。
その数八千四百人。年齢にして十三歳から二十歳。食糧事情も厳しい異郷の地で軍隊同様の厳しい訓練を受け、戦闘機作りに従事した。その後多くは全国の航空機工場へ配属されるなどしているが、六十数名が爆撃などで戦死し、あるいは戦病死し、靖国神社で祀られている。
高座海軍工廠では台湾の少年たちが戦闘機を作っていた
戦後、中国人支配下に入った台湾へ帰った彼らは、日本軍に協力したとの理由で当局から監視されながらも、中国人には及ばない高度な技術を故国の発展のために捧げている。そして戒厳令が解除されると、昔の仲間たちが集まって各地に高座会を作った。そしてその連合体として結成されたのが台湾高座会だ。現在は台湾高座台日交流協会と改称しているが、その名の通り、日本を第二の故郷と懐かしむこれらの人々が、日本との交流活動を展開している。
かつての少年たちもすでに八十歳を超えている。戦時中は日本のために戦い、戦後も苦難の日々を乗り越えて、日台交流に取り組むこの人々らに対し、日本人なら心からご苦労様と申し上げたくなるはずだ。
さてその台湾高座台日交流協会は、日本を理解し、愛しているからこそ、そして日本のために戦ったことを誇りにしているからこそ、どうしても許せなかったのが日本の台湾統治史を台湾人弾圧の歴史として描いたNHKの「JAPANデビュー」だった。
■抗議文に見られるNHKへの戸惑いと深い憤り
そこで八月十五日の終戦記念日、李雪峰理事長の名義でNHKの福地茂雄会長に宛て、「NHKの偏向番組に対する抗議と訂正要求」と題する文書を送付している。
なぜ日本の公共放送として信用していたNHKが自分たちの歩んできた歴史を大きく歪めて報道するのか。そしてなぜそれに抗議する台湾の人々たちの声を聞き入れようとしないのか。これを読むと、そうした彼らの戸惑い、そして深い憤りが伝わってくる。
次のようなことが書かれていた。
―――貴協会(※日本放送協会)が去る4月5日に放送した「JAPANデビュー─アジアの一等國」は、かつては日本国民であり、今も日本に親愛の情を抱いている私たちを大いに悲しませるものでした。またNHKとは、公正で偏見のない放送を行うという、私たちの信頼を裏切るものでした。
―――NHKが台湾のことを真正面から取り上げると聞いた私たちは、期待をもって番組を見ました。しかしその内容は、日本の台湾統治に対する悪口に始まり悪口に終わるもので、全く実態を映していません。確かに日本統治の50年間には偏見もあり、差別もありました。ただその暗い面だけを取り上げて、他の優れた面を全く放送しない番組は、偏向と呼ばれても仕方がないでしよう。
―――NHKのインタビューを受けた人たちは、その多くが私たちの知人です。彼らも大いに怒っています。そして放送内容の訂正を要求しています。しかしNHKはその要求に応えないばかりか、「番組に問題はない」と居直りとでも言える態度を取っています。
―――その奢り高ぶった態度が、さらに私たち台湾人の怒りを高め、悲しみを深くさせるのです。台日を結ぶ最大の交流団体を自負する私たち台湾高座台日交流協会は、ここに会員の総意をもってNHKが「JAPANデビュー・アジアの一等国」の放送内容を謙虚に反省し訂正されることを要求します。
―――それこそがNHKの信頼を回復する道であり、それを否定することは番組が主張する「一等国民としての奢りが日本を破滅させた」という過程をNHKが歩むことになると私たちは考えます。ここに私たちは、台湾と日本の今後の友好交流のために、貴協会の善処を要求し、貴会のご回答を文書でお願いします。
■台湾の老世代を子ども扱いして済むと思っていたか
これに対してNHK側は例によって例の如く、河野伸洋エグゼクティブ・プロデューサーが福地会長に代わって回答書を送付している(八月三十一日付)。そしてやはり例によって例の如く、そこでは言い訳にもならない言い訳が縷々書き綴られていた。
プロデューサーはまず、視聴者からの批判に応えるために番組HPで設けた「説明」のコーナーを見てほしいとお願いしている。
今ではすっかり有名になったが、この「説明」とは番組内容を正当化するため、放送後にかき集めたが故にピントの外れた「証拠」や嘘の上塗りと言える釈明が書き連ねたもので、しかもこれを以って「説明のすべてとする」「論争は一件落着」と言わんばかり。つまり自分に不利な質問や抗議に対する「防波堤」にしたつもりなのだ。
さらに「台湾統治に対する悪口に始まり悪口に終わるもの」との指摘に対しては、「番組では社会基盤を整えたこと、樟脳産業を立て直したこと、教育が重視されたことを伝えた」などと強調し、悪口ばかりではないと、子供のような釈明を行うのだが、これはまさに相手を子供扱いにするものである。
また最後に、こんなことも書いている。
―――今回の番組に寄せられたご意見の中に、「こうした歴史を知ってこそ、台湾の人々と良い関係を築いていける」、また「証言を聞いて、台湾の人たちは、より深い意味で親日家であることがよく分かった」というものがありました。私たちも、この番組によって、日本と台湾の間の絆がさらに深まってほしいと願っております。
このプロデューサーは、「このように書いておけば、台湾の老人たちはいい気分になって怒りを忘れるだろう」と思っているのではないか。実際にあの番組で、台湾の老人たちを甘く見て、その証言シーンを恣意的に編集していたわけだが。
番組は台湾の元日本兵をも反日人間に仕立て上げ、その誇りを蹂躙した
■NHK、そして中国の情報戦にさらなる反撃を!
このような不誠実極まりない回答を受け取った台湾高座台日交流協会はどうしたかと言えば、もちろん怒った。そして十一月十六日に台北県新荘市で開催された毎年恒例の大会では、パンフレットにこの不誠実回答を掲載し、九百名以上の参加者に配布している。
大会ではNHKに対する怒りの声も
パンフレットに掲載されたNHKの不誠実回答
その日は開会の挨拶でもこの問題が取り上げられたり、あちことでもNHKへの不満の声が聞かれたそうだ。また「(NHKを批判する)チャンネル桜はよくやっている。台湾で放送してもらいことはできないものか」との声も上がったらしい。
このように平成二十一年において延々と展開された視聴者とNHKとの攻防戦では、その感動的な一側面として、日本人の歴史を汚そうとするNHKに対し、台湾の老世代がその歴史を守るため、予想外の反撃に出たと言うものがあるのである。
実はそうした老世代の存在を否定したいとの中国の意図が、あの番組には大きく反映されていたわけだが。
いよいよ二月十五日にはNHK集団訴訟の第一回口頭弁論が開始されるなど、二十二年もNHK、そして中国の情報工作に対する日台国民の反撃は継続される。
日本人として台湾の人々に感謝しつつ、さらに多くの人々の「参戦」を期待したい。
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運動を拡大したいので。
チャンネル桜「伏魔殿NHKを暴く!Part2」
パネリスト: 潮匡人(評論家) 大谷英彦(「NHKを正す会」代表・ マスコミ・インサイト社代表・元NHK政治部記者) 立花孝志(元NHK職員・内部告発者) 中村 粲(獨協大学名誉教授・NHK報道を考へる会代表) 永山英樹(台湾研究フォーラム会長・日本李登輝友の会理事 放送法改正推進本部長) 西村幸祐(評論家・ジャーナリスト)
司会:水島総
1/6【討論!】伏魔殿NHKを暴く! Part2[桜H21/12/30]
2/6【討論!】伏魔殿NHKを暴く! Part2[桜H21/12/30]
3/6【討論!】伏魔殿NHKを暴く! Part2[桜H21/12/30]
4/6【討論!】伏魔殿NHKを暴く! Part2[桜H21/12/30]
5/6【討論!】伏魔殿NHKを暴く! Part2[桜H21/12/30]
6/6【討論!】伏魔殿NHKを暴く! Part2[桜H21/12/30]
外国人参政権阻止!上海万博粉砕!アジアの海と大地に自由と平和を!年末年始國10日間街頭活動
日時 平成21年12月27日(日)~平成22年1月5日(火) 毎日 10時00分~16時00分
※ 12月31日~1月1日は徹夜で年越し街頭活動の予定です。
※ 開始 及び 終了時間は多少、変更になる可能性があります。
場所 國神社 九段参道 東京理科大学前 (九段下より大鳥居に向かう銀杏の木の下)
※ 雨天・降雪時は場所を移動する可能性があります。
主催 日台関係正常化を求める会 TEL 090-5013-0397
メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
反中華覇権主義運動のさまざまな関連情報を配信中。
登録先・バックナンバー http://www.melma.com/backnumber_174014
大東亜戦争での知られざる感動物語の一つとして挙げることができるのが「台湾少年工」の話だ。
戦局挽回が求められた昭和十八年、神奈川県高座郡に新鋭戦闘機「雷電」を生産する高座海軍工廠が建設されたが、その労働力である海軍工員に台湾で選抜された少年たちがいた。つまり「台湾少年工」だった。
その数八千四百人。年齢にして十三歳から二十歳。食糧事情も厳しい異郷の地で軍隊同様の厳しい訓練を受け、戦闘機作りに従事した。その後多くは全国の航空機工場へ配属されるなどしているが、六十数名が爆撃などで戦死し、あるいは戦病死し、靖国神社で祀られている。
高座海軍工廠では台湾の少年たちが戦闘機を作っていた
戦後、中国人支配下に入った台湾へ帰った彼らは、日本軍に協力したとの理由で当局から監視されながらも、中国人には及ばない高度な技術を故国の発展のために捧げている。そして戒厳令が解除されると、昔の仲間たちが集まって各地に高座会を作った。そしてその連合体として結成されたのが台湾高座会だ。現在は台湾高座台日交流協会と改称しているが、その名の通り、日本を第二の故郷と懐かしむこれらの人々が、日本との交流活動を展開している。
かつての少年たちもすでに八十歳を超えている。戦時中は日本のために戦い、戦後も苦難の日々を乗り越えて、日台交流に取り組むこの人々らに対し、日本人なら心からご苦労様と申し上げたくなるはずだ。
さてその台湾高座台日交流協会は、日本を理解し、愛しているからこそ、そして日本のために戦ったことを誇りにしているからこそ、どうしても許せなかったのが日本の台湾統治史を台湾人弾圧の歴史として描いたNHKの「JAPANデビュー」だった。
■抗議文に見られるNHKへの戸惑いと深い憤り
そこで八月十五日の終戦記念日、李雪峰理事長の名義でNHKの福地茂雄会長に宛て、「NHKの偏向番組に対する抗議と訂正要求」と題する文書を送付している。
なぜ日本の公共放送として信用していたNHKが自分たちの歩んできた歴史を大きく歪めて報道するのか。そしてなぜそれに抗議する台湾の人々たちの声を聞き入れようとしないのか。これを読むと、そうした彼らの戸惑い、そして深い憤りが伝わってくる。
次のようなことが書かれていた。
―――貴協会(※日本放送協会)が去る4月5日に放送した「JAPANデビュー─アジアの一等國」は、かつては日本国民であり、今も日本に親愛の情を抱いている私たちを大いに悲しませるものでした。またNHKとは、公正で偏見のない放送を行うという、私たちの信頼を裏切るものでした。
―――NHKが台湾のことを真正面から取り上げると聞いた私たちは、期待をもって番組を見ました。しかしその内容は、日本の台湾統治に対する悪口に始まり悪口に終わるもので、全く実態を映していません。確かに日本統治の50年間には偏見もあり、差別もありました。ただその暗い面だけを取り上げて、他の優れた面を全く放送しない番組は、偏向と呼ばれても仕方がないでしよう。
―――NHKのインタビューを受けた人たちは、その多くが私たちの知人です。彼らも大いに怒っています。そして放送内容の訂正を要求しています。しかしNHKはその要求に応えないばかりか、「番組に問題はない」と居直りとでも言える態度を取っています。
―――その奢り高ぶった態度が、さらに私たち台湾人の怒りを高め、悲しみを深くさせるのです。台日を結ぶ最大の交流団体を自負する私たち台湾高座台日交流協会は、ここに会員の総意をもってNHKが「JAPANデビュー・アジアの一等国」の放送内容を謙虚に反省し訂正されることを要求します。
―――それこそがNHKの信頼を回復する道であり、それを否定することは番組が主張する「一等国民としての奢りが日本を破滅させた」という過程をNHKが歩むことになると私たちは考えます。ここに私たちは、台湾と日本の今後の友好交流のために、貴協会の善処を要求し、貴会のご回答を文書でお願いします。
■台湾の老世代を子ども扱いして済むと思っていたか
これに対してNHK側は例によって例の如く、河野伸洋エグゼクティブ・プロデューサーが福地会長に代わって回答書を送付している(八月三十一日付)。そしてやはり例によって例の如く、そこでは言い訳にもならない言い訳が縷々書き綴られていた。
プロデューサーはまず、視聴者からの批判に応えるために番組HPで設けた「説明」のコーナーを見てほしいとお願いしている。
今ではすっかり有名になったが、この「説明」とは番組内容を正当化するため、放送後にかき集めたが故にピントの外れた「証拠」や嘘の上塗りと言える釈明が書き連ねたもので、しかもこれを以って「説明のすべてとする」「論争は一件落着」と言わんばかり。つまり自分に不利な質問や抗議に対する「防波堤」にしたつもりなのだ。
さらに「台湾統治に対する悪口に始まり悪口に終わるもの」との指摘に対しては、「番組では社会基盤を整えたこと、樟脳産業を立て直したこと、教育が重視されたことを伝えた」などと強調し、悪口ばかりではないと、子供のような釈明を行うのだが、これはまさに相手を子供扱いにするものである。
また最後に、こんなことも書いている。
―――今回の番組に寄せられたご意見の中に、「こうした歴史を知ってこそ、台湾の人々と良い関係を築いていける」、また「証言を聞いて、台湾の人たちは、より深い意味で親日家であることがよく分かった」というものがありました。私たちも、この番組によって、日本と台湾の間の絆がさらに深まってほしいと願っております。
このプロデューサーは、「このように書いておけば、台湾の老人たちはいい気分になって怒りを忘れるだろう」と思っているのではないか。実際にあの番組で、台湾の老人たちを甘く見て、その証言シーンを恣意的に編集していたわけだが。
番組は台湾の元日本兵をも反日人間に仕立て上げ、その誇りを蹂躙した
■NHK、そして中国の情報戦にさらなる反撃を!
このような不誠実極まりない回答を受け取った台湾高座台日交流協会はどうしたかと言えば、もちろん怒った。そして十一月十六日に台北県新荘市で開催された毎年恒例の大会では、パンフレットにこの不誠実回答を掲載し、九百名以上の参加者に配布している。
大会ではNHKに対する怒りの声も
パンフレットに掲載されたNHKの不誠実回答
その日は開会の挨拶でもこの問題が取り上げられたり、あちことでもNHKへの不満の声が聞かれたそうだ。また「(NHKを批判する)チャンネル桜はよくやっている。台湾で放送してもらいことはできないものか」との声も上がったらしい。
このように平成二十一年において延々と展開された視聴者とNHKとの攻防戦では、その感動的な一側面として、日本人の歴史を汚そうとするNHKに対し、台湾の老世代がその歴史を守るため、予想外の反撃に出たと言うものがあるのである。
実はそうした老世代の存在を否定したいとの中国の意図が、あの番組には大きく反映されていたわけだが。
いよいよ二月十五日にはNHK集団訴訟の第一回口頭弁論が開始されるなど、二十二年もNHK、そして中国の情報工作に対する日台国民の反撃は継続される。
日本人として台湾の人々に感謝しつつ、さらに多くの人々の「参戦」を期待したい。
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チャンネル桜「伏魔殿NHKを暴く!Part2」
パネリスト: 潮匡人(評論家) 大谷英彦(「NHKを正す会」代表・ マスコミ・インサイト社代表・元NHK政治部記者) 立花孝志(元NHK職員・内部告発者) 中村 粲(獨協大学名誉教授・NHK報道を考へる会代表) 永山英樹(台湾研究フォーラム会長・日本李登輝友の会理事 放送法改正推進本部長) 西村幸祐(評論家・ジャーナリスト)
司会:水島総
1/6【討論!】伏魔殿NHKを暴く! Part2[桜H21/12/30]
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外国人参政権阻止!上海万博粉砕!アジアの海と大地に自由と平和を!年末年始國10日間街頭活動
日時 平成21年12月27日(日)~平成22年1月5日(火) 毎日 10時00分~16時00分
※ 12月31日~1月1日は徹夜で年越し街頭活動の予定です。
※ 開始 及び 終了時間は多少、変更になる可能性があります。
場所 國神社 九段参道 東京理科大学前 (九段下より大鳥居に向かう銀杏の木の下)
※ 雨天・降雪時は場所を移動する可能性があります。
主催 日台関係正常化を求める会 TEL 090-5013-0397
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