鳩山由紀夫よ、南京へは行くな
2010/06/08/Tue
■「南京訪問」は日本の政治家を測るバロメーター
菅直人氏が首相に指名された六月四日、中国では馬朝旭外交部報道官が「菅氏がこれまで何度も中日関係の発展を重視すると強調したことを賞賛する」との賛辞を送った。それほどあの国では、親中派である同氏の就任に期待が高まっている。
「菅直人氏は小泉純一郎首相のとき、一貫してその靖国神社参拝を批判し、〇二年五月には南京大虐殺記念館を参観しており、中国の日本研究の専門家は、菅氏は鳩山由紀夫首相よりも好いと見ている」(共同・中国語サイト、四日)との報道も見られるが、ここで気付くのが中国は、南京の「愛国教育基地」である南京大虐殺記念館を見学に行くかどうかを、日本の政治家の対中友好度を測るバロメーターにしていることだ。
菅直人氏は民主党幹事長時代の〇二年五月五日、南京大虐殺記念館を参観。中国の好評を博した
「反日」施設への訪問が「日中友好」の証になるとは、いったいこの「友好」とはいかなる友好なのか。
それを考える上で参考になるのが、支那事変勃発の七十周年記念日にあたるとされる〇七年七月七日(正確には八日だが)、朝日新聞が掲げた社説である。
■朝日社説も実は認める「南京大虐殺」の虚構
テーマは「盧溝橋事件70年―もう一歩、踏み出す勇気を」。日頃は二本掲げられる社説だが、この日は一本に絞った拡大版。日中間の歴史問題へのこだわりを見せたのだが、ここではこう書かれている。言うまでもなく「南京大虐殺」に関してだ。
「犠牲者数について中国は30万人と主張するが、いくら何でも多すぎないか。一方、あれは虚構だと言われれば、中国側が反発するのは当然だ。両国の歴史共同研究で冷静に検討が進むことを期待したい」
よく読んでほしい。ここでは中国の宣伝をはっきりと否定している。それでは真相はどうなのか。ここでは「虚構と言えば中国が怒る」としか書いていない。
「三十万」は否定する朝日だが・・・
「大虐殺」の虚構宣伝を流布した張本人の朝日だが、その虚構がさんざん暴かれてしまったため、今や何も言えなくなっているのだ。「共同研究」への期待を述べてうまく逃げているが、この社説は虚構を事実上認めたものとして注目に値する。
ただ、それでありながらも社説は、当時の安倍晋三首相にこう提言するのだ。
「日本の首相が南京を訪れてはどうだろう。小泉前首相や村山元首相は在職中、盧溝橋の抗日戦争記念館を訪れた。論争は専門家に任せ、現地を訪ねて慰霊する。中国の人びとからも、国際社会からも歓迎されるはずだ」と。
■「南京訪問」で強化される日中「友好」の実態
南京大虐殺記念館へ行けと行っている。
「大虐殺」が宣伝であり、記念館が政治宣伝施設であること知った上でなお、首相に参観を求めるのはなぜか。それは「中国の人びとからも、国際社会からも歓迎されるはずだ」からだそうだ。
社説がそのように主張する背景には次のような状況がある。
―――(日中戦争の歴史の)記憶のずれが、友好をうたいつつも、ぎくしゃくしてきた日中関係の根底に影響しているのは間違いない。
―――戦後、賠償を放棄して「ゆるした」のに、日本はその重みを受け止めていないのではないか。中国は軽んじられている。そんな屈辱感も重なっているのを見逃してはならないだろう。
―――いまの中国では、知日派の人々でさえ、戦争の歴史の話になると表情を変えることが少なくない。民族感情の渦が代々受け継がれていることを、私たちは意識しておかねばならない。
―――残念な世論調査結果がある。米国のピュー・リサーチセンターの今春の調査によると、中国を「かなり嫌い」「どちらかと言えば嫌い」とする人が日本では67%にのぼった。調査の対象となった47カ国・地域で最も高かった。
要するに「この年を、感情と怒りがぶつかり合う年にしてはならない」と言うのがこの社説の訴えなのである。「ぎくしゃくした日中友好関係」を正すため、歴史の細かな検証は「専門家」に任せることにして、取り敢えず首相は南京へ謝罪の旅へ行くべきだと。
このようないい加減な主張があるだろうか。つまり敗戦国が無理にでも戦勝国の前で頭を下げ、その自尊心を満足させるのが「友好」だと言っているのだ。
南京虐殺記念館を訪れる日本人。これが「友好」だと言う
やはり中国の考えは、その代弁者と呼ばれる朝日を読めばよくわかる。あの国が求める日中「友好」関係とは、精神的にも中国を上、日本を下とする「上下」関係なのだ。
■日本は走狗かー「菅氏の初外遊先は中国」で沸いた中国
さて菅直人氏だが、首相就任後の初の外遊先が中国だと報じられ、中国では大いに沸いた。つまり上海万博で六月十二日に行われる「日本デー」に出席すると言うのだ。
かつて日本の歴代首相は就任後、先ずは訪米したものだが、これが中国の民衆にとっては面白かったらしい。つまり「やはり日本は米帝の走狗だ」と思えたのだろう。
ところが今回菅氏は米国ではなく中国詣で行い、しかも上海万博と言う国威発揚の大イベントを参観すると言うのだから、これがあの国の自尊心をくすぐらないわけがない。「今や日本は中国の走狗」だと。
当初鳩山由紀夫首相が予定していた「日本デー」出席を、菅新首相が引き継ぐことになったわけだが、しかし七日になり、取り止めを発表した。首脳会談のない初外遊などあり得ないと言うことらしい。
そこで首相の代理として鳩山前首相が出席することになったのだが、菅氏であれ鳩山氏であれ、彼らが上海へ行くとなれば懸念されるのが、南京を訪問しはしないかと言うことだ。
■日本の首相が跪けば「中国全体が感動する」との期待
なぜなら中国側は昨年十一月、鳩山氏が「日本デー」に出席する際、上海から近い南京も訪問するよう求めていたからだ。
読売新聞(一月六日)によると、これは複数の日中関係筋が明らかにしたもので、「中国は「南京事件」が起きた南京への訪問を戦後の現役首相として初めて実現させることで、東シナ海のガス田の共同開発や中国製冷凍ギョーザ中毒事件などの懸案を先送りしたまま、中国主導で対日関係を進める狙いだ」と言う。
仏紙フィガロ(一月四日)も中国が要請した模様だと伝えていた。
同紙は「天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見、民主党の小沢一郎幹事長の訪中など最近の日中接近の動きは『オードブル(前菜)にすぎない』と指摘。さらに重要な『今年の劇的和解シナリオ』として、まず鳩山首相が旧日本軍による虐殺行為の現場である南京を訪問し、中国国民に明快な公式の謝罪を行った上で、その後に胡主席が原爆投下の被災地広島を訪問するという」と報じている(時事)。
これら報道に中国側は反応した。中国紙環球時報は一月七日、「もし日本首相が跪いて公開謝罪をすれば、中国全体を感動させるだろう」と歓迎の報道を行っている。
中国が心待ちにする日本の首相の拝跪
ところがその日、平野博文官房長官は記者会見で、南京訪問の要請に関する「事実関係はないと認識している」とし、今後の訪問についても「まったく現時点で考えていない」と否定した。
中国外交部の姜瑜報道官もこの日、南京訪問の可能性を報じた読売の記事に関し、「私の理解では、その報道に根拠はない。時期尚早のため、まだ発表できる確定情報はない」と説明した。
かくしてこの話は沙汰止みとなった。もし鳩山氏が首相として南京へ赴き、「跪いて公開謝罪」をすれば、日本の有権者の反撥は必至である。民主党政権はそれを恐れたのだろうか。
■中国から見れば与しやすい菅政権に不安高まる
しかし今回、危惧されるのは鳩山氏の軽挙妄動である。この人物の「思想」は国益よりも日中間の「友愛」を優先させるものであることは周知のとおり。しかも内政、外交を紛糾させて退陣しながら、その途端笑顔を取り戻すと言う無責任な性格の持ち主でもある。今頃首相を降りた身軽さから、南京を訪れて「友愛」の理念を宣揚し、有終の美を飾りたいなどと「鳩の羽」をうずかせてはいまいか。
「首相の代理」としての訪中である以上、身勝手な行動には限界があるとしても、その「首相」が今や菅氏であることも不安を高める。
読売(六月四日)によると、菅氏は「小泉政権時代の2003年、日本の要人として初めて胡国家主席と会見し、当時こじれていた日中関係の修復を試みた経緯がある」と言うから、同氏は朝日新聞と同じ考えの持ち主であるようだ。
そして「今年4月、日中財務対話で北京を訪れた際も温首相と会談し、日本人の死刑執行などを議論したが、『友好的なムードで話し合いができた』(日中関係筋)として、胡政権は『くみしやすい相手』との印象を持っている」と言う。
中国はこのように菅氏について、「何度も中日関係の発展を重視すると強調したことを賞賛する」としながらも、内心では「くみしやすい相手」と見下しているのである。これを見ても日中の「友好関係」とは「上下関係」であることがわかるはずだ。
その「上下関係」を強固たらしめ、そしてそれを内外に宣伝したくてならない中国政府が、もし鳩山氏の南京訪問を要請すれば、菅氏はそれを断ることができるだろうか。
菅直人新政権の恐ろしさの一つは、日中「友好」関係を今まで以上に深化させかねない点にある。深みに嵌れば嵌るほど、日本が中国の影響下から抜け出すのは困難になる。
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民主党糾弾! 『救国』 緊急国民行動 (6/7・8・19)
登壇予定 水島総、三輪和雄、藤井げんき、永山英樹、松浦芳子 ほか 地方議員等
日程
・6月8日(火)
11時00分~13時00分 議員会館前 街頭演説
15時00分~17時00分 議員会館前 街頭演説
・6月19日(土)
13時00分~14時30分 「渋谷」駅ハチ公前広場 街頭演説
15時30分~17時30分 「横浜」駅西口 街頭演説
※ 全日程 雨天決行!
主催 頑張れ日本!全国行動委員会、草莽全国地方議員の会、日本文化チャンネル桜ニ千人委員会有志の会
ご連絡先 頑張れ日本!全国行動委員会 TEL 03-6419-3900
※ 案内チラシはこちら → http://www.ch-sakura.jp/sakura/nationalsalvation0605-19_flyer.pdf
注意:開始時間は17時半に繰り上がりました。
真正保守勢力が結集! 全国国民は参加を!
草の根の手で日本を救おう! 6・9 「救国」全国国民総決起集会
日時 平成22年6月9日(水) 17時30分 (16時30分開場)
場所 砂防会館別館 シェーンバッハ・サボー(地下鉄「永田町」駅 4番出口 徒歩1分)
《登壇予定(順不同)》
平沼赳夫(たちあがれ日本 代表)、山田宏(日本創新党 党首)、安倍晋三(創生「日本」会長)※現在調整中
古屋圭司、下村博文、衛藤晟一、山谷えり子、中山恭子、西田昌司、稲田朋美、義家弘介、中山成彬、西村眞悟、赤池誠章、牧原秀樹、田母神俊雄、小堀桂一郎、井尻千男、加瀬英明、すぎやまこういち、百地章、藤岡信勝、西岡 力、増元照明、藤井厳喜、三輪和雄、西村幸祐、小山和伸、高清水有子、ほか 政治家、文化人多数登壇
主催 頑張れ日本!全国行動委員会(会長・田母神俊雄)、草莽全国地方議員の会、日本文化チャンネル桜ニ千人委員会有志の会
ご連絡先 頑張れ日本!全国行動委員会 TEL 03-6419-3900
※ 案内チラシはこちら↓
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菅直人氏が首相に指名された六月四日、中国では馬朝旭外交部報道官が「菅氏がこれまで何度も中日関係の発展を重視すると強調したことを賞賛する」との賛辞を送った。それほどあの国では、親中派である同氏の就任に期待が高まっている。
「菅直人氏は小泉純一郎首相のとき、一貫してその靖国神社参拝を批判し、〇二年五月には南京大虐殺記念館を参観しており、中国の日本研究の専門家は、菅氏は鳩山由紀夫首相よりも好いと見ている」(共同・中国語サイト、四日)との報道も見られるが、ここで気付くのが中国は、南京の「愛国教育基地」である南京大虐殺記念館を見学に行くかどうかを、日本の政治家の対中友好度を測るバロメーターにしていることだ。
菅直人氏は民主党幹事長時代の〇二年五月五日、南京大虐殺記念館を参観。中国の好評を博した
「反日」施設への訪問が「日中友好」の証になるとは、いったいこの「友好」とはいかなる友好なのか。
それを考える上で参考になるのが、支那事変勃発の七十周年記念日にあたるとされる〇七年七月七日(正確には八日だが)、朝日新聞が掲げた社説である。
■朝日社説も実は認める「南京大虐殺」の虚構
テーマは「盧溝橋事件70年―もう一歩、踏み出す勇気を」。日頃は二本掲げられる社説だが、この日は一本に絞った拡大版。日中間の歴史問題へのこだわりを見せたのだが、ここではこう書かれている。言うまでもなく「南京大虐殺」に関してだ。
「犠牲者数について中国は30万人と主張するが、いくら何でも多すぎないか。一方、あれは虚構だと言われれば、中国側が反発するのは当然だ。両国の歴史共同研究で冷静に検討が進むことを期待したい」
よく読んでほしい。ここでは中国の宣伝をはっきりと否定している。それでは真相はどうなのか。ここでは「虚構と言えば中国が怒る」としか書いていない。
「三十万」は否定する朝日だが・・・
「大虐殺」の虚構宣伝を流布した張本人の朝日だが、その虚構がさんざん暴かれてしまったため、今や何も言えなくなっているのだ。「共同研究」への期待を述べてうまく逃げているが、この社説は虚構を事実上認めたものとして注目に値する。
ただ、それでありながらも社説は、当時の安倍晋三首相にこう提言するのだ。
「日本の首相が南京を訪れてはどうだろう。小泉前首相や村山元首相は在職中、盧溝橋の抗日戦争記念館を訪れた。論争は専門家に任せ、現地を訪ねて慰霊する。中国の人びとからも、国際社会からも歓迎されるはずだ」と。
■「南京訪問」で強化される日中「友好」の実態
南京大虐殺記念館へ行けと行っている。
「大虐殺」が宣伝であり、記念館が政治宣伝施設であること知った上でなお、首相に参観を求めるのはなぜか。それは「中国の人びとからも、国際社会からも歓迎されるはずだ」からだそうだ。
社説がそのように主張する背景には次のような状況がある。
―――(日中戦争の歴史の)記憶のずれが、友好をうたいつつも、ぎくしゃくしてきた日中関係の根底に影響しているのは間違いない。
―――戦後、賠償を放棄して「ゆるした」のに、日本はその重みを受け止めていないのではないか。中国は軽んじられている。そんな屈辱感も重なっているのを見逃してはならないだろう。
―――いまの中国では、知日派の人々でさえ、戦争の歴史の話になると表情を変えることが少なくない。民族感情の渦が代々受け継がれていることを、私たちは意識しておかねばならない。
―――残念な世論調査結果がある。米国のピュー・リサーチセンターの今春の調査によると、中国を「かなり嫌い」「どちらかと言えば嫌い」とする人が日本では67%にのぼった。調査の対象となった47カ国・地域で最も高かった。
要するに「この年を、感情と怒りがぶつかり合う年にしてはならない」と言うのがこの社説の訴えなのである。「ぎくしゃくした日中友好関係」を正すため、歴史の細かな検証は「専門家」に任せることにして、取り敢えず首相は南京へ謝罪の旅へ行くべきだと。
このようないい加減な主張があるだろうか。つまり敗戦国が無理にでも戦勝国の前で頭を下げ、その自尊心を満足させるのが「友好」だと言っているのだ。
南京虐殺記念館を訪れる日本人。これが「友好」だと言う
やはり中国の考えは、その代弁者と呼ばれる朝日を読めばよくわかる。あの国が求める日中「友好」関係とは、精神的にも中国を上、日本を下とする「上下」関係なのだ。
■日本は走狗かー「菅氏の初外遊先は中国」で沸いた中国
さて菅直人氏だが、首相就任後の初の外遊先が中国だと報じられ、中国では大いに沸いた。つまり上海万博で六月十二日に行われる「日本デー」に出席すると言うのだ。
かつて日本の歴代首相は就任後、先ずは訪米したものだが、これが中国の民衆にとっては面白かったらしい。つまり「やはり日本は米帝の走狗だ」と思えたのだろう。
ところが今回菅氏は米国ではなく中国詣で行い、しかも上海万博と言う国威発揚の大イベントを参観すると言うのだから、これがあの国の自尊心をくすぐらないわけがない。「今や日本は中国の走狗」だと。
当初鳩山由紀夫首相が予定していた「日本デー」出席を、菅新首相が引き継ぐことになったわけだが、しかし七日になり、取り止めを発表した。首脳会談のない初外遊などあり得ないと言うことらしい。
そこで首相の代理として鳩山前首相が出席することになったのだが、菅氏であれ鳩山氏であれ、彼らが上海へ行くとなれば懸念されるのが、南京を訪問しはしないかと言うことだ。
■日本の首相が跪けば「中国全体が感動する」との期待
なぜなら中国側は昨年十一月、鳩山氏が「日本デー」に出席する際、上海から近い南京も訪問するよう求めていたからだ。
読売新聞(一月六日)によると、これは複数の日中関係筋が明らかにしたもので、「中国は「南京事件」が起きた南京への訪問を戦後の現役首相として初めて実現させることで、東シナ海のガス田の共同開発や中国製冷凍ギョーザ中毒事件などの懸案を先送りしたまま、中国主導で対日関係を進める狙いだ」と言う。
仏紙フィガロ(一月四日)も中国が要請した模様だと伝えていた。
同紙は「天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見、民主党の小沢一郎幹事長の訪中など最近の日中接近の動きは『オードブル(前菜)にすぎない』と指摘。さらに重要な『今年の劇的和解シナリオ』として、まず鳩山首相が旧日本軍による虐殺行為の現場である南京を訪問し、中国国民に明快な公式の謝罪を行った上で、その後に胡主席が原爆投下の被災地広島を訪問するという」と報じている(時事)。
これら報道に中国側は反応した。中国紙環球時報は一月七日、「もし日本首相が跪いて公開謝罪をすれば、中国全体を感動させるだろう」と歓迎の報道を行っている。
中国が心待ちにする日本の首相の拝跪
ところがその日、平野博文官房長官は記者会見で、南京訪問の要請に関する「事実関係はないと認識している」とし、今後の訪問についても「まったく現時点で考えていない」と否定した。
中国外交部の姜瑜報道官もこの日、南京訪問の可能性を報じた読売の記事に関し、「私の理解では、その報道に根拠はない。時期尚早のため、まだ発表できる確定情報はない」と説明した。
かくしてこの話は沙汰止みとなった。もし鳩山氏が首相として南京へ赴き、「跪いて公開謝罪」をすれば、日本の有権者の反撥は必至である。民主党政権はそれを恐れたのだろうか。
■中国から見れば与しやすい菅政権に不安高まる
しかし今回、危惧されるのは鳩山氏の軽挙妄動である。この人物の「思想」は国益よりも日中間の「友愛」を優先させるものであることは周知のとおり。しかも内政、外交を紛糾させて退陣しながら、その途端笑顔を取り戻すと言う無責任な性格の持ち主でもある。今頃首相を降りた身軽さから、南京を訪れて「友愛」の理念を宣揚し、有終の美を飾りたいなどと「鳩の羽」をうずかせてはいまいか。
「首相の代理」としての訪中である以上、身勝手な行動には限界があるとしても、その「首相」が今や菅氏であることも不安を高める。
読売(六月四日)によると、菅氏は「小泉政権時代の2003年、日本の要人として初めて胡国家主席と会見し、当時こじれていた日中関係の修復を試みた経緯がある」と言うから、同氏は朝日新聞と同じ考えの持ち主であるようだ。
そして「今年4月、日中財務対話で北京を訪れた際も温首相と会談し、日本人の死刑執行などを議論したが、『友好的なムードで話し合いができた』(日中関係筋)として、胡政権は『くみしやすい相手』との印象を持っている」と言う。
中国はこのように菅氏について、「何度も中日関係の発展を重視すると強調したことを賞賛する」としながらも、内心では「くみしやすい相手」と見下しているのである。これを見ても日中の「友好関係」とは「上下関係」であることがわかるはずだ。
その「上下関係」を強固たらしめ、そしてそれを内外に宣伝したくてならない中国政府が、もし鳩山氏の南京訪問を要請すれば、菅氏はそれを断ることができるだろうか。
菅直人新政権の恐ろしさの一つは、日中「友好」関係を今まで以上に深化させかねない点にある。深みに嵌れば嵌るほど、日本が中国の影響下から抜け出すのは困難になる。
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登壇予定 水島総、三輪和雄、藤井げんき、永山英樹、松浦芳子 ほか 地方議員等
日程
・6月8日(火)
11時00分~13時00分 議員会館前 街頭演説
15時00分~17時00分 議員会館前 街頭演説
・6月19日(土)
13時00分~14時30分 「渋谷」駅ハチ公前広場 街頭演説
15時30分~17時30分 「横浜」駅西口 街頭演説
※ 全日程 雨天決行!
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注意:開始時間は17時半に繰り上がりました。
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日時 平成22年6月9日(水) 17時30分 (16時30分開場)
場所 砂防会館別館 シェーンバッハ・サボー(地下鉄「永田町」駅 4番出口 徒歩1分)
《登壇予定(順不同)》
平沼赳夫(たちあがれ日本 代表)、山田宏(日本創新党 党首)、安倍晋三(創生「日本」会長)※現在調整中
古屋圭司、下村博文、衛藤晟一、山谷えり子、中山恭子、西田昌司、稲田朋美、義家弘介、中山成彬、西村眞悟、赤池誠章、牧原秀樹、田母神俊雄、小堀桂一郎、井尻千男、加瀬英明、すぎやまこういち、百地章、藤岡信勝、西岡 力、増元照明、藤井厳喜、三輪和雄、西村幸祐、小山和伸、高清水有子、ほか 政治家、文化人多数登壇
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