中国大使館を狼狽させた読売新聞の記事
2020/04/14/Tue
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【お断り】ここでは、中国を狼狽させた読売新聞の記事とは3月28日の社説だとしていますが、その後判明したのは、それが4月12日に掲載された「『謝れない党』の自縄自縛」(https://www.yomiuri.co.jp/world/20200412-OYT1T50031/)という論説だったことが判明しましたのでお断りします。その論説でも「習近平政権には、流行初期の情報の封鎖や警戒呼びかけの遅れが国内外への感染拡大を招いたとする『人災』の批判がつきまとう。しかし政権は、李氏の悲劇でさえも「どの国でもありうる小さなつまずきだった」(中国政府関係者)と矮小化する構えを鮮明にする」等々と、前出の社説と同滋養な中国批判を展開しています。
読売新聞が中国を相当狼狽させる記事を書いたらしい。つまり書いてはならないことをである。「中華人民共和国駐日本国大使館」は4月14日、ツイッターで次のように書いている。
「読売新聞の最近のある記事を読んで頭から足までこおり水を浴びせられたような甚だしい失望感を覚えました。中日は引っ越しのできない隣人同士としてこういうときにこそさらに助け合うべきです。中国のCOVID-19ウイルス対応の効果、透明性及びそれに対する責任感のある態度は歴史の検証に耐えられます」
「甚だしい失望感を覚えた」とはずいぶん上品ぶった表現だ。実際には「これを書いてはおしまいだ。強烈に譴責する」と言いたいところだろう。我々はすでに、あの国の政府の横暴な性格を知っている。
ではこの「中国のウイルス対応」に関する「最近のある記事」とは何なのか。大使館は読売を牽制(「このような記事を書くな」という強迫か)はするものの、一般人には読ませたくないためか、そこまでは書いていない。
しかしその記事にはきっと、感染を世界的に拡大させ、多大な犠牲を強い続けている責任をうやむやにし、逆に各国が病疫で窮迫しているのに乗じ、国際社会での主導権を握ろうと、感染対策で各国との「助け合い」を演じる中国にとり、甚だ都合の悪い真実が書かれているはずだ。
そこでいろいろと調べた結果、「最近の記事」の中で、私がこれ以外にないとして特定するのが、3月28日の「新型コロナ 中国の対応は模範にはならぬ」と題する社説である。
確かにそこには、今の中国には最も書かれたくないであろうことが明確に書き連ねられているではないか。
以下にその一部を抜粋しよう。
―――中国で新型コロナウイルスの新たな感染者数が大幅に減少している。共産党政権は対策の成果を誇示するが、模範とするわけにはいかない。
―――習近平国家主席は主要20か国・地域(G20)首脳のテレビ会議で「多大な犠牲を払い、国内の状況は好転している」と述べた。王毅外相らは「中国の制度の優位性を示している」と自賛する。……イタリアなどへの医療支援を加速させている。国際的な影響力拡大につなげる狙いがあるのだろう。
―――都市封鎖や交通機関の停止、人の移動制限が、感染の封じ込めに有効だったのは間違いない。……欧米では緊急事態宣言など法的な手続きが必要なのに対し、共産党一党支配の中国は民主的なプロセスを経ずに強硬措置を取ることができる。だが、中国方式が優れているとは言えない。
―――忘れてはならないのは、硬直した官僚組織と情報を隠蔽いんぺいする体質が初動の遅れを招き、世界的な感染拡大につながったことだ。昨年末の段階でいち早く警鐘を鳴らした武漢の医師は「デマを流した」として地方政府に処分された。……異論を封じ込める権威主義的な統治では、必要な情報の共有が遅れ、新たな感染症の危機を防げないのではないか。
ーーーそもそも中国の公式統計には疑念が拭えない。……他国と異なる集計方法では、情報共有の意義が減じる。中国は一連の対応を検証し、徹底した情報公開で貢献せねばならない。
このような内容である。これを読むと、ここまで欺瞞、不条理に満ちた危険な国にだけは、「国際的な影響力拡大」を許してはならないという気持ちになる。
読売には今後も引き続き中国の真実を報道し続けてほしい。そしてあの国の「優位性」自賛宣伝から国民を守ってほしい。
読売社説(3月28日):新型コロナ 中国の対応は模範にはならぬ
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20200327-OYT1T50293/
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読売新聞が中国を相当狼狽させる記事を書いたらしい。つまり書いてはならないことをである。「中華人民共和国駐日本国大使館」は4月14日、ツイッターで次のように書いている。
「読売新聞の最近のある記事を読んで頭から足までこおり水を浴びせられたような甚だしい失望感を覚えました。中日は引っ越しのできない隣人同士としてこういうときにこそさらに助け合うべきです。中国のCOVID-19ウイルス対応の効果、透明性及びそれに対する責任感のある態度は歴史の検証に耐えられます」
「甚だしい失望感を覚えた」とはずいぶん上品ぶった表現だ。実際には「これを書いてはおしまいだ。強烈に譴責する」と言いたいところだろう。我々はすでに、あの国の政府の横暴な性格を知っている。
ではこの「中国のウイルス対応」に関する「最近のある記事」とは何なのか。大使館は読売を牽制(「このような記事を書くな」という強迫か)はするものの、一般人には読ませたくないためか、そこまでは書いていない。
しかしその記事にはきっと、感染を世界的に拡大させ、多大な犠牲を強い続けている責任をうやむやにし、逆に各国が病疫で窮迫しているのに乗じ、国際社会での主導権を握ろうと、感染対策で各国との「助け合い」を演じる中国にとり、甚だ都合の悪い真実が書かれているはずだ。
そこでいろいろと調べた結果、「最近の記事」の中で、私がこれ以外にないとして特定するのが、3月28日の「新型コロナ 中国の対応は模範にはならぬ」と題する社説である。
確かにそこには、今の中国には最も書かれたくないであろうことが明確に書き連ねられているではないか。
以下にその一部を抜粋しよう。
―――中国で新型コロナウイルスの新たな感染者数が大幅に減少している。共産党政権は対策の成果を誇示するが、模範とするわけにはいかない。
―――習近平国家主席は主要20か国・地域(G20)首脳のテレビ会議で「多大な犠牲を払い、国内の状況は好転している」と述べた。王毅外相らは「中国の制度の優位性を示している」と自賛する。……イタリアなどへの医療支援を加速させている。国際的な影響力拡大につなげる狙いがあるのだろう。
―――都市封鎖や交通機関の停止、人の移動制限が、感染の封じ込めに有効だったのは間違いない。……欧米では緊急事態宣言など法的な手続きが必要なのに対し、共産党一党支配の中国は民主的なプロセスを経ずに強硬措置を取ることができる。だが、中国方式が優れているとは言えない。
―――忘れてはならないのは、硬直した官僚組織と情報を隠蔽いんぺいする体質が初動の遅れを招き、世界的な感染拡大につながったことだ。昨年末の段階でいち早く警鐘を鳴らした武漢の医師は「デマを流した」として地方政府に処分された。……異論を封じ込める権威主義的な統治では、必要な情報の共有が遅れ、新たな感染症の危機を防げないのではないか。
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読売社説(3月28日):新型コロナ 中国の対応は模範にはならぬ
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