■王貞治氏への中国国民扱いで思い出すこと王貞治・福岡ソフトバンクホークス球団会長の国籍は中華民国。中国内戦で敗れた中華民国政府は台湾へ亡命して今日に至っているが、内戦以前に生まれた王氏は、それでも中華民国籍であることを誇りとしている。ところがフジテレビが九月七日に放送した「はねるのトびら」が、王氏の写真の横に中華民国旗(晴天白日旗)ではなく中華人民共和国旗(五星紅旗)を映してしまった。
これは重大な誤りである。「中華民国は滅亡し、台湾は中華人民共和国のものだ」と宣伝し、この島の併呑のために軍備拡張に余念ない中共なら「当然だ」と手を叩いて喜ぶだろうが、もしや番組制作者は、そんな侵略主義者のプロパガンダに騙されているのか、それとも騙されたふりをし、中共に媚びを売ろうとしたのか。
実はフジテレビはこれとまったく同じ過ちを二〇〇六年にも犯している。その年の五月四日、同局のニュース番組「FNNスーパーニュース」が名古屋の「台湾ラーメン」を報道したとき、台湾の国旗として五星紅旗を映し出したのである。
たまたまこれを見た私は、直ちに番組担当者に電話を掛け、誤報だと指摘した。応対に出た相手はただちにそれを認め、「何らかの手を打たなければならない。番組の最後に訂正する」と約束したのだが、結局訂正は行われなかった。
それではその後、どうなったのか。目下フジテレビの韓流反日姿勢に対し、同局への抗議活動が盛り上がっているので、それへのいくらかの参考になればと思い、以下に書き記したい。
■「抗議」が過ぎ去るのをじっと待つ狡猾ささて、その番組終了後、私が再び電話を入れると、今度は別のスタッフが出て、台湾が中国の領土ではないことは認めながらも、「番組に関する訂正は、その日の番組で行わなければ、二度と行わない」と言い切った。
それからまもなく、それに納得できないでいる私のもとへ番組制作の責任者(デスク)から電話が入った。何でも「台湾とは国交がなく、台湾の旗を出すわけには行かないので、中国の旗を映した」と説明するのだ。
国交がなければ旗を出せず、そして中国領土と扱うのか。それでは同じく国交がない北朝鮮の場合はどうなるのか。こう迫りながら私は、「メキシコ料理を紹介するのにアメリカの国旗を映せば大誤報だ。今回はそれと同じ。何百万もの人間がこの番組を見ている。台湾は中華人民共和国の領土と報道すれば、実害は計り知れない。それでも何の対応もとらないのか」と、報道機関としての責任追及を行うと、デスクは言葉を詰まらせるばかり。
「台湾が中国領土というのは中国政府だけの見解。中国政府の見解、プロパガンダに従うフジテレビは一体どこの国のテレビ局なのか」と問うと、「日本です」と小声で答えるのが精一杯だった。
このように気の毒なほど弱りきっているかに見えたものの、実際にはとても狡猾。抗議が終わるのをじっと待っているにすぎなかったのだ。なぜなら訂正拒否の意志はあまりに固かった。
「それでも訂正できないというなら、その理由を聞かせて欲しい」と食い下がった私に対し、「内部で検討した結果、決めたこと」「訂正できないというのが番組の立場」「番組の制作体制としては、個別的には、(訂正できない理由を)外部に説明できないこともある」などと、説明にならない説明を繰り返し、回答を拒否しつづけるのだった。
怪しげだったのは「中国への配慮か」「中国からの圧力に屈しているのか」と聞くと、「訂正できない」としか答えず、やたらと電話を切りたがったことだ。たぶん、中国への配慮はあったのだろう。
■謝罪にならない謝罪コメントで幕引き図る そこで私はネットを通じ、フジテレビへの抗議を全国に呼びかけた。そこで同局もいよいよ逃げてばかりもいられなくなったようだ。八日になり、番組安藤優子キャスターが誤報に関してコメントを出すことになった。
それはわずかに次のようなものだった。
「先週木曜日の特報の台湾ラーメンの放送に際しまして、一部配慮に欠ける表記がありました。関係者の方にご迷惑をおかけいたしました」
フジテレビはこれを「お詫び放送。訂正の意味合いもある」(広報部)と位置づけていたが、こんな内容では視聴者のほとんどは何が問題になっているかもわからない。
聞いたところ、謝罪対象である「関係者の方」とは抗議を行った人々のことを指すのだそうだ。しかしフジテレビが最も謝罪し、訂正を行うべきなのは、抗議をしていない人々、つまり誤報を押し付けられながらも、そのことを自覚していないままでいる一般大衆なのである。
つまりフジテレビはこのように、大衆に気がつかれないまま、抗議の声を封じようとしたのだ。
フジテレビは訂正も真の意味での謝罪もない、この安藤コメントを以って、事態の幕引きを図ったのだ。だから抗議電話に対しても、問題は解決ずみとして、傲慢な態度を見せ始めた。
■良心的な職員を処分したのかだからこそ、抗議の声はますます拡大した。台湾メディアも関心を寄せ、「安藤優子氏は謝罪の意を表したが、歯切れの悪さから、五〇%の謝罪にすぎず、多くの視聴者は受け入れられないでいる」(自由時報)と報じた。
私は広報部や視聴者センターを相手に訂正要求を繰り返したが、彼らが繰り返すのは組織防衛のための詭弁や議論のはぐらかしばかり。訂正、謝罪を行うことをフジテレビがどれほど恐れているかを思い知らされた。
私は視聴者センターを通じ、「フジテレビは社として誤報と認識しているかどうか」との質問を突き付けた。
これはフジテレビには絶対に答えたくないものだった。なぜなら、もし誤報の事実を認めたら、放送法に基づいて訂正を行わなければならなくなるからだ。だからといって誤報ではないと答えれば、それもまた自ら泥沼に追い込むことになる。
ところが同センターの職員に良心的な人が一人いて、「×日に必ず回答を出します」と私に約束したのだ。これでフジテレビは完全に逃げられない、と私は思った。
ところがその約束の日になり、フジテレビは見事に私の質問から逃げ遂せてみせたのである。
同センターに電話を掛けたところ、他の職員から「誰もそんな約束はしていない。記録もない」と、回答を拒否されたのである。これはまったく予想外の展開だった。記録が残っていないこといいことに、ここまで大胆なウソをつくことができるなんて…。
それは私に対して憎悪剥き出しの態度だった。もしやかの良心的な職員は、私とあのような約束をしてしまったため、社内で何らかの処分を受けたのではないか。だからこの同僚は、ここまで私を憎んでいるのだろうと思った。
■訂正拒否のため大胆なウソを連発フジテレビのウソは続く。そもそも国旗のミス(誤報)を認めているから、訂正、謝罪を要求されるのだと気がついたらしく、驚くなかれ「放映する予定になかった中国国旗を放映したというミスだった」(中国国旗を台湾国旗とした自体はミスではない)と、私に対して言い出したのである。
私が日本政府の見解は「台湾は中華人民共和国の領土ではない」というものだと伝えても、「日本政府とは見解が違う」とまで明言するに至った。
いったいフジテレビはどこの国のテレビ局なのか。六月下旬、私はチャンネル桜に出演して、こうしたフジテレビの国民に対する欺瞞を天下に知らしめた。
週刊新潮が報道してくれたこともあり、おそらく同局はこの辺りから、それまで侮っていた国民の抗議の威力に凝りだしたと思う。
■巧妙、卑劣だった抗議潰し工作私たちはフジテレビ本社前での抗議デモを七月六日に行うことにし、それを予告したところ、フジテレビはこれに驚ほど狼狽した。そしてだからこそ、巧妙、卑劣なデモ潰し工作を試みたのだ。
たとえばフジテレビと姉妹提携を結ぶのが台湾の台湾テレビだが、当時その会長を務めていたのが李登輝氏の娘婿だった。そこでフジテレビは台湾テレビを通じ、李登輝氏を使って我々のデモを中止させようと画策したとの情報を聞かされた。
また自社の警備責任者の飲み友達に、かつて台湾訪問団で私と一緒だった人がいるのを突き止め、その人を通じて私に籠絡工作を仕掛けてきたのには、さすがにマスコミの情報収集力は大したものだと感心するばかりだった。その人から私に伝えられた警備担当者のメッセージは、「あなたたちの抗議文を責任を以って受け取るし、警備員も配置しないから安心してきてほしい」というものだった。要するに本社前で大声を出さず、さっさと引き上げて下さいということなのだろう。
その人は年長者なので、私が逆らいにくいということも計算しつくしていた感じだった。
■フジの傲慢さは世間の怖さを知らないから私は「警備員はたくさん配置しておいた方がいい、とお伝えください」とだけ告げた。この一言でその人は絶句。どうもこの人もフジテレビも、こんな工作が我々に通用すると思っていたらしい。あまりに世間知らずだなと思った。
「フジテレビは国民世論の怖さを知らない。だから傲慢でいられるのだ」というのが、当時の抗議運動を通じて痛感したところだ。
台湾を中国領扱いにして訂正しないフジテレビの本社前で行ったデモ(06年7月)その後フジテレビは「これからは台湾のことを積極的に報道して行く」とのメッセージを寄せてきたり、都内での台湾政府主催のイベントにわざわざ出かけ、報道番組で中華民国の国旗を大きく映し出したりと、懸命に「反省」の意を表していた。社内では抗議に相当参っているとの情報も伝わってきた。
中共の宣伝に加担するかのような報道を国民は断じて許さないということをフジテレビに思い知らせることができたと判断した我々は、かくして矛を収めたのだった。
ところが今回、フジテレビは再び同じことをやってしまったわけだ。
だがすでにフジテレビは、王氏には謝罪しているという。やはり同氏のようなテレビスターにだけは早々と罪を認め、謝ることをするのだろうか(それとも台湾ラーメン事件と同様、謝罪もしないで謝罪したと言い張っているだけか)。
現在「頑張れ日本!全国行動委員会」などは、社会的に有害な韓流反日姿勢に対する抗議活動の一環として、公開質問状をフジテレビに突き付けているが、それへの回答を頑なに拒否し、企業防衛に汲々とするあたりは、かつての台湾ラーメン事件とまったく同じだ。
当時と異なり、今回の抗議運動の規模はけた外れに大きいだけ、フジとしてはますます殻に閉じこもりたい心境なのだろう。
しかしそれはそれでいいのかもしれない。黙秘する犯罪者の如きフジの姿を全国国民に見せてやるいい機会だ。
フジテレビなど欺瞞マスコミへの抗議運動が本格化するのは、いよいよこれからなのだ。この世間知らずのマスメディアに、有害放送、売国放送を断じて許さない正義の国民世論の怖さを教えてやろう。
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チャンネル桜の関連番組動画【討論!】フジテレビ・NHK問題、マスメディアの終焉2[桜H23/10/8]
◆フジテレビ・NHK問題から見えるマスメディアの終焉 Part2
パネリスト:
小坂英二(東京都荒川区議会議員)
高山正之(ジャーナリスト)
胆馬オサム(「撃論」編集長)
立花孝志(元NHK職員・内部告発者)
永山英樹(台湾研究フォーラム会長・日本李登輝友の会理事 放送法改正推進本部長)
野村旗守(ジャーナリスト)
山村明義(作家・ジャーナリスト)
司会:水島総
【訂正とお詫び】
動画中、胆馬オサム氏の肩書きが『「激論」編集長』となっておりますが、正しくは『「撃論」編集長』です。ここにお詫びと訂正を申し上げます。
※チャンネル桜では、自由且つ独立不羈の放送を守るため、『日本文化チャンネル桜二千人委員会』の会員を募集しております。以下のページでご案内申し上げておりますので、全国草莽の皆様のご理解、ご協力を、何卒宜しくお願い申し上げます。
http://www.ch-sakura.jp/topix/538.html
◆チャンネル桜公式HP
http://www.ch-sakura.jp/
第二回神奈川県「感謝台湾」街頭宣伝 ※演説とチラシ配布
今回は「感謝台湾」はもちろんの事、現在民主主義の危機に瀕している台湾を応援するために、日本でも来年一月に行われる台湾総統選挙を鑑み「棄馬保台(馬英九を唾棄して台湾を守ろう)」のスローガンを掲げ「台湾を護る事は日本を護る事である」という真実を訴えたいと思います。
更に喫緊の問題としては、今月下旬に来日予定の中国の第一副首相・李克強の理不尽な天皇陛下に対しての拝謁要求に反対する意思表示を行います。
日時:10月16日(日) 13:00~17:00
集合場所:京急本線・上大岡駅西口 CAMIO(カミオ)ビル前
主催:フォルモサクラブ(美麗島倶楽部)
協力団体:コスモスの会 南モンゴル応援クリルタイ
※雨天決行 ※飛び入り参加大歓迎 (途中からのご参加、終了時間は参加者個人の自由です。)
東日本大震災に於いて、ダントツで世界最高額の義捐金(230億円超・大半が民間から)を日本へ送って下さった台湾に感謝し、多くの台湾人が望んでいる「台湾の独立」を日本人は応援しましょう。
お問い合わせ 090-4674-4907 (連絡係・和田)
「台灣雙重受難日」座談會 時 間:2011年10月23日(星期日)下午13:30~17:30
地 點:台大校友會館3A會議室(台北市濟南路一段2-1號)
主辦單位:台灣醫社
協辦單位:公投護台灣聯盟、台灣民族同盟、台灣人民監督法院協會、台灣北社
1945年10月25日蔣介石的代表何應欽將軍在台北公會堂(今中山堂)代表盟軍受降。中國國民黨政府後來稱該日為「台灣光復日」。事實上蔣介石只是受盟軍之託接管台灣而已,中國國民黨政府並未擁有台灣的主權,當然也就沒有光復台灣這件事。沒想到中國國民黨軍退到台灣後,非但沒有善待接納他們的台灣人,反而掠奪台灣人的資產,不久之後還發生228大屠殺、白色恐怖及長達38年的戒嚴。最近馬政府嚴重傾中,台灣有被出賣給中國之虞。因此,1945年10月25日是台灣人遭受中國國民黨迫害的起始日,那一天應該稱為「台灣淪陷日」,而不是光復日。
1971年10月25日在第26屆聯合國代表大會上,阿爾巴尼亞等23國提出「恢復中華人民共和國在聯合國一切合法權利案」。聯合國大會以壓倒性的多數通過阿爾巴尼亞等國的提案,恢復中華人民共和國在聯合國的一切合法權利,並將蔣介石的代表從聯合國及其所屬一切機構驅逐出去。蔣介石的代表退出聯合國後,台灣的外交面臨極大的衝擊。1971年1月全世界139國中與在台灣的中華民國政府有外交關係者有66國,與中國建交的只有48國。但到1971年底,中華民國的邦交國只剩52國、1973年剩37國、1976年剩26國、1978年剩23國。到目前也只剩23國。1971年10月25日之後台灣人在國際社會上成為不受尊重的國際難民。因此,該日應稱為「台灣人國際難民日」。
1945年和1971年的10月25日都發生對台灣人極為不利的事件。前者為「台灣淪陷日」,後者可稱為「台灣人國際難民日」。這兩個事件都讓台灣人蒙受極大的苦難。因此,每年的10月25日是「台灣雙重受難日」。
台灣人在這一天不能忘記中國國民黨流亡到台灣這65年來帶給台灣人的苦難。台灣人也必須深切體認:若不儘快唾棄中國國民黨,台灣人的苦難將沒完沒了,出脫無期。
本次座談會特地邀請從日本遠道而來的貴賓訪台演說。一位是「日本台灣研究論壇」會長 Hideki Nagayama (永山英樹)先生,演說主題-「日台團結救台灣」。永山先生長年在日本以「台日命運共同體」的觀點呼籲日本政界及民間友人落實台日關係的強化與正常化。他並擔任日本李登輝之友會理事,是台日關係民間重量級友人。相信關心台日關係的朋友經常可以見到永山先生站在第一線協助推動台灣媒體正常化、支援台灣獨立建國及支持台灣加入聯合國等言論運動。
歡迎關心台灣國家前途與未來的朋友免費蒞臨參加!
議 程 / 時 間
13:00~13:30 報 到
13:30~15:20
主持人:郭正典/台灣醫社社長
與談人:
1. 戴寶村/政大台史所教授、前台教會會長
2. Hideki Nagayama (永山英樹)/日本台湾研究論壇會長
3. 林保華/台灣青年反共救國團理事長
4. 羅榮光/台灣聯合國協進會理事長
5. 黃清雄/退休外交人員
15:40~17:00中場休息、茶敘
6. 蔡丁貴/公投護台灣聯盟總召集人
8. 劉重義/台灣民族同盟總召集人
9. 陳達成/台灣人民監督法院協會理事長
10. 沈建/台灣國臨時政府總召集人
17:00~17:30 會後討論
「台灣雙重受難日」座談會報名表
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