来日する台湾人と中国人を如何に見分けるかという問題
2020/05/22/Fri
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このブログですでにたびたび取り上げているのだが、観光で来日する台湾人の悩みと言えば、よく話題になるのが「中国人観光客と間違われること」だ。
台湾人と中国人は顔が似ていて言葉も中国語を使うため、一般の日本人はなかなか両者の区別がつかない。そのため台湾人は、マナーの悪い中国人と勘違いされるのが嫌なのだそうだ。最近では、武漢ウイルスの発生で中国人が日本の薬局でマスクを買い漁り顰蹙を買っていた時期、台湾人が買い物で薬局に入ると白い目で見られたという話もよく聞かれた。
親台反中という日本社会の空気も知っているだけに、そうした誤解は尚更悔しいに違いない。そこで台湾では、旅行会社等々が訪日客のため、「私は台湾から来た」などと書かれたステッカーを作り始めたりもしている。いずれウイルス猖獗の事態が終息すれば、そういったものをスーツケースに貼った台湾人が散見されるようになるのではないか。
一方、その親台反中の日本人だが、こちらもこちらで台湾人を歓迎したいとの思いから、両者の見分け方を知りたがる人はけっこう多い。そしてそうした人々からも「台湾人であると一目でわかるステッカーやバッジの着用したらどうか」などと提案する声も早くから出ていたのである。
私もずいぶん前に、「そう言った呼びかけを台湾側に行う活動をやってはどうか」との提案を二、三度受けたことがあり、そこで台湾の友人に相談すると、「台湾人はそのような面倒なことが一番嫌いだ」といの答えが返ってきた。だが、今の時代はそんなことは言っていられないほど中国人観光客数の増加で、勘違いされる状況も深刻化しているということだろうか。
それはともかく、台湾人と中国人を「どうすれば見分けられるか」だ。こうした質問は私はしょっちゅう受けているが、その答えは決まっている。「一番簡単な方法は言葉を聞くこと」である。中国語を勉強したことのある人なら、イントネーションや言い回しの違いでだいたい見当がつくだろう。台湾人は台湾語も話すので、そうした場合は台湾語がどういうものかを知っている人なら、すぐに「台湾人だ」とわかるのではないだろうか。
それでは、言葉を聞く以外にはどんな方法があるかと言えば、後は立ち居振る舞いや服装などの雰囲気から違いを感じ取る他ないだろう。台湾人が日本で別の台湾人を見かけると、その雰囲気でそれとわかることが多いし、我々日本人も台湾で日本人とすれ違えば、同じようにわかることがあるのだが、問題は日本人が日本で、台湾人の持つ雰囲気をどこまで感じ取れるかだ。そもそも一般の日本人には、そうした台湾人の中国人の雰囲気の違いがわからないため、みな悩んでいる訳であって…。
私は台湾人や中国人との接触が多い方だから、そうした違いは比較的にわかる方だが、しかし「その違いを口で説明しろ」と言われると、それが結構難しいのである。
そしてネット上で知ったのだが、ある台湾人も私と同じことを言っていた。「中国人女性と台湾人女性の違いは一目でわかるが、その違いについてうまく言えない」と。
その人はそこで、どのような判断基準があるのかを考えた末、ネットで広く聞いてみたという。その結果多くの台湾人から、次のような「基準」があると言われたそうだ。
1、「言葉のイントネーション」…多くの人が「これが最も簡単な方法。外観だけでは区別は難しい」と言っているそうだ。
2、「顔立ち」…やはり多くの人が「台湾人は顔立ちが立体的だが、中国人はそうではない。この雰囲気の違いを見れば八割は区別がつく」「台湾人の多くは原住民の血統のため、顔が立体的。中国人とは大きく違う」と言っているとか。
3、「気品」…この点を比較してもすぐ区別できるという。「台湾人女性は上品だが、中国人女性はたいてい性格がストレート」「中国人女性の話し方には覇気がある」「中国人は着る物が派手」とのこと。
4、「服装」…中国人女性は着方が大袈裟で、それぞれに独自の原則があるとの指摘が多い。「華麗なのが好き」「結婚披露宴できるような服を着る」「着る物が違う。中国人はワンピースが多い」等々。
5、「化粧」…これにも台湾人女性とは大きい違いが見られるという。「中国人の化粧は派手」「韓国式が好き」「口紅がとても赤い」。
以上だが、これらが日本人にどこまで参考になるかはわからない。「なるほど、確かにそうだ」と思う人も少なくはないかもしれないが、これだけではやはり両者の見分けは難しいのではないか。
いずれにせよ私が日本人に訴えたいのは、たとえどんなに中国人が嫌いだとしても、中国語を話す者を一々白い目で見てはいけないということである。それは中国人のすべてにマナーがない訳ではないからというだけでない。もしかしたら中国人でなく台湾人である可能性も大いにあるからだ。
そもそもいつも気になるのだが、日本人には「台湾は中国の一部であり、台湾人は中国人だ」との誤解も根深く、それもまた両者の見分けを妨げていると思う。このあたりは日本人の努力次第で、いくらでも解消できる問題だろう。本稿が一番言いたいのは、この点である。
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台湾人と中国人は顔が似ていて言葉も中国語を使うため、一般の日本人はなかなか両者の区別がつかない。そのため台湾人は、マナーの悪い中国人と勘違いされるのが嫌なのだそうだ。最近では、武漢ウイルスの発生で中国人が日本の薬局でマスクを買い漁り顰蹙を買っていた時期、台湾人が買い物で薬局に入ると白い目で見られたという話もよく聞かれた。
親台反中という日本社会の空気も知っているだけに、そうした誤解は尚更悔しいに違いない。そこで台湾では、旅行会社等々が訪日客のため、「私は台湾から来た」などと書かれたステッカーを作り始めたりもしている。いずれウイルス猖獗の事態が終息すれば、そういったものをスーツケースに貼った台湾人が散見されるようになるのではないか。
一方、その親台反中の日本人だが、こちらもこちらで台湾人を歓迎したいとの思いから、両者の見分け方を知りたがる人はけっこう多い。そしてそうした人々からも「台湾人であると一目でわかるステッカーやバッジの着用したらどうか」などと提案する声も早くから出ていたのである。
私もずいぶん前に、「そう言った呼びかけを台湾側に行う活動をやってはどうか」との提案を二、三度受けたことがあり、そこで台湾の友人に相談すると、「台湾人はそのような面倒なことが一番嫌いだ」といの答えが返ってきた。だが、今の時代はそんなことは言っていられないほど中国人観光客数の増加で、勘違いされる状況も深刻化しているということだろうか。
それはともかく、台湾人と中国人を「どうすれば見分けられるか」だ。こうした質問は私はしょっちゅう受けているが、その答えは決まっている。「一番簡単な方法は言葉を聞くこと」である。中国語を勉強したことのある人なら、イントネーションや言い回しの違いでだいたい見当がつくだろう。台湾人は台湾語も話すので、そうした場合は台湾語がどういうものかを知っている人なら、すぐに「台湾人だ」とわかるのではないだろうか。
それでは、言葉を聞く以外にはどんな方法があるかと言えば、後は立ち居振る舞いや服装などの雰囲気から違いを感じ取る他ないだろう。台湾人が日本で別の台湾人を見かけると、その雰囲気でそれとわかることが多いし、我々日本人も台湾で日本人とすれ違えば、同じようにわかることがあるのだが、問題は日本人が日本で、台湾人の持つ雰囲気をどこまで感じ取れるかだ。そもそも一般の日本人には、そうした台湾人の中国人の雰囲気の違いがわからないため、みな悩んでいる訳であって…。
私は台湾人や中国人との接触が多い方だから、そうした違いは比較的にわかる方だが、しかし「その違いを口で説明しろ」と言われると、それが結構難しいのである。
そしてネット上で知ったのだが、ある台湾人も私と同じことを言っていた。「中国人女性と台湾人女性の違いは一目でわかるが、その違いについてうまく言えない」と。
その人はそこで、どのような判断基準があるのかを考えた末、ネットで広く聞いてみたという。その結果多くの台湾人から、次のような「基準」があると言われたそうだ。
1、「言葉のイントネーション」…多くの人が「これが最も簡単な方法。外観だけでは区別は難しい」と言っているそうだ。
2、「顔立ち」…やはり多くの人が「台湾人は顔立ちが立体的だが、中国人はそうではない。この雰囲気の違いを見れば八割は区別がつく」「台湾人の多くは原住民の血統のため、顔が立体的。中国人とは大きく違う」と言っているとか。
3、「気品」…この点を比較してもすぐ区別できるという。「台湾人女性は上品だが、中国人女性はたいてい性格がストレート」「中国人女性の話し方には覇気がある」「中国人は着る物が派手」とのこと。
4、「服装」…中国人女性は着方が大袈裟で、それぞれに独自の原則があるとの指摘が多い。「華麗なのが好き」「結婚披露宴できるような服を着る」「着る物が違う。中国人はワンピースが多い」等々。
5、「化粧」…これにも台湾人女性とは大きい違いが見られるという。「中国人の化粧は派手」「韓国式が好き」「口紅がとても赤い」。
以上だが、これらが日本人にどこまで参考になるかはわからない。「なるほど、確かにそうだ」と思う人も少なくはないかもしれないが、これだけではやはり両者の見分けは難しいのではないか。
いずれにせよ私が日本人に訴えたいのは、たとえどんなに中国人が嫌いだとしても、中国語を話す者を一々白い目で見てはいけないということである。それは中国人のすべてにマナーがない訳ではないからというだけでない。もしかしたら中国人でなく台湾人である可能性も大いにあるからだ。
そもそもいつも気になるのだが、日本人には「台湾は中国の一部であり、台湾人は中国人だ」との誤解も根深く、それもまた両者の見分けを妨げていると思う。このあたりは日本人の努力次第で、いくらでも解消できる問題だろう。本稿が一番言いたいのは、この点である。
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