バスケ日台戦で「チャイニーズタイペイ(中華台北)と呼ぶな!」と台湾人が訴えた
2015/08/31/Mon
バスケットボールの「第三十七回男子ウィリアム・ジョーンズカップ」が台湾の新北市で始まった。
台湾の会場で「二度とチャイニ―ズタイペイと呼ぶな。台湾は台湾だ」と書かれた横断幕
日本バスケットボール協会(JBA)のHPによると、「大会1日目、ハヤブサジャパン 平成27年度バスケットボール男子日本代表チームは、開催国・チャイニーズ・タイペイAとの開幕戦を行いました」とのこと。
日本は八十二対八十四でチャイニーズタイペイに惜敗したというのだが、それはともかく、相変わらず台湾代表チームは「チャイニーズタイペイ」の名で出場している訳だ。
日本バスケット協会のHPが伝える日台戦の結果。台湾を「チャイニーズ・タイペイ」と書くなど、スポーツに政治を
持ち込んでいる
自国での開催なのに、「中華民国」との国名も、「台湾」との地域名も用いることが許されない台湾。言うまでもなくそれは中国が反対しているからだ。
「一つの中国」を掲げる中国から見れば、「中華民国」を名乗らせることは「二つの中国」を作り出す陰謀への加担であり、「台湾」を許すことは「一つの中国、一つの台湾」、つまり台湾独立活動への加担として、断じて許容しない。まさに身勝手極まりない侵略主義国家であるが、国際スポーツ界はこの邪悪な国に屈従しているのである。
そして、中国への屈従は堕落を生み、良心、良識を喪失させる。HPで「台湾」と書けばいいものを、わざわざ「チャイニ―ズタイペイ」と記述するJBAもそうだ。「開催国・チャイニーズ・タイペイ」などとも言っているが、まさかそれが台湾の正式名称とでも思っているのか。
実際に「チャイニーズ・タイペイ」の呼称には、そのように人を惑わす威力がある。この名が五輪などで繰り返されるたび、そうした誤解が国際社会に広がっているのだ。要するに「台湾は中国の一部」なのだと。
さて当の台湾では、この呼称はどう受け取られているかだが、現地では「中華台北」と漢訳され、国民党が「中華」は「中華民国」の略称だと定義して来たため、従来はあまり問題視されずに来た。
だが台湾以外ではそのようには解釈しない。「チャイナ」と言えば、それは中華人民共和国の指すのである。
そうしたなか、今回の「ウィリアム・ジョーンズカップ」の日台戦の会場では、台湾独立運動のグループにより、「別再説中華了 台湾就是台湾」(二度と中華と呼んではならない。台湾は台湾だ)と書かれた横断幕が広げられた。
この行動は事前にフェイスブックで参加が呼びかけられ、注目を集めていた。横断幕の写真はマスメディアにも取り上げられた。
この行動はネットで参加が呼びかけられ、大勢の人々が賛同した
「中華=中国」ではなく「台湾」チームを応援する若者達(撮影=Chui-Hsien Linさん)
これは大変重要なことだ。なぜなら従来、台湾代表が健闘すればするほど、「チャイニ―ズタイペイ」の名が上げり、その分「台湾は中国の一部だ」との誤解が広まったのだから。
これに対し、「スポーツに政治を持ち込むな」との批判の声も多かったらしいが、「チャイニーズタイペイ」の呼称こそ、中共の政治宣伝の産物なのである。
日本でも、JBAにせよメディアの報道にせよ、この呼称を用いることこそ「スポーツに政治を持ち込む」ことになるのである。
ところでJBAは、今回見られた台湾人の訴えをどう受け止めるのだろう。きっと何とも思わないに違いない。中国の宣伝を受け入れる人間は、たいていはそういうものなのだ。さきに「良心を喪失」していると書いたように。
台湾であれ日本であり、たとえスポーツ界が中国の宣伝に屈従せざるを得ないとしても、国民、メディアまでが進んでそれに付き合うなど愚かだ。
台湾で本格化する「チャイニ―ズタイペイ」呼称の追放運動に日本人も呼応すべきだ。二〇二〇年の東京五輪までには何とか、「台湾は台湾。二度とチャイナと呼んではならない!」を「日本の常識」にしたいと思わないか。
■「台灣就是台灣」活動
主辦單位:臺獨車隊
參與單位:
公投盟/獨臺新社/台灣獨立建國中壢大旗隊/台灣獨立建國新竹大旗隊
台灣獨立建國嘉義大旗隊/自由台灣黨/台灣民族黨/及一群8/29 熱心參與活動的網友
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【過去の関連記事】
注目を!11・8野球「日台戦」で「チャイニーズタイペイ」呼称ボイコット行動 13/11/08
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野球「日台戦」で見られた両国の真心ー台湾感謝と「チャイニーズタイペイ」の呼称拒否 13/11/09
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東京五輪「チャイニーズタイペイ」(中華台北)呼称問題―中国の宣伝は日本人が打ち破れ!(附:台湾チャンネル関連報道動画)14/11/19
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日本は八十二対八十四でチャイニーズタイペイに惜敗したというのだが、それはともかく、相変わらず台湾代表チームは「チャイニーズタイペイ」の名で出場している訳だ。
日本バスケット協会のHPが伝える日台戦の結果。台湾を「チャイニーズ・タイペイ」と書くなど、スポーツに政治を
持ち込んでいる
自国での開催なのに、「中華民国」との国名も、「台湾」との地域名も用いることが許されない台湾。言うまでもなくそれは中国が反対しているからだ。
「一つの中国」を掲げる中国から見れば、「中華民国」を名乗らせることは「二つの中国」を作り出す陰謀への加担であり、「台湾」を許すことは「一つの中国、一つの台湾」、つまり台湾独立活動への加担として、断じて許容しない。まさに身勝手極まりない侵略主義国家であるが、国際スポーツ界はこの邪悪な国に屈従しているのである。
そして、中国への屈従は堕落を生み、良心、良識を喪失させる。HPで「台湾」と書けばいいものを、わざわざ「チャイニ―ズタイペイ」と記述するJBAもそうだ。「開催国・チャイニーズ・タイペイ」などとも言っているが、まさかそれが台湾の正式名称とでも思っているのか。
実際に「チャイニーズ・タイペイ」の呼称には、そのように人を惑わす威力がある。この名が五輪などで繰り返されるたび、そうした誤解が国際社会に広がっているのだ。要するに「台湾は中国の一部」なのだと。
さて当の台湾では、この呼称はどう受け取られているかだが、現地では「中華台北」と漢訳され、国民党が「中華」は「中華民国」の略称だと定義して来たため、従来はあまり問題視されずに来た。
だが台湾以外ではそのようには解釈しない。「チャイナ」と言えば、それは中華人民共和国の指すのである。
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この行動はネットで参加が呼びかけられ、大勢の人々が賛同した
「中華=中国」ではなく「台湾」チームを応援する若者達(撮影=Chui-Hsien Linさん)
これは大変重要なことだ。なぜなら従来、台湾代表が健闘すればするほど、「チャイニ―ズタイペイ」の名が上げり、その分「台湾は中国の一部だ」との誤解が広まったのだから。
これに対し、「スポーツに政治を持ち込むな」との批判の声も多かったらしいが、「チャイニーズタイペイ」の呼称こそ、中共の政治宣伝の産物なのである。
日本でも、JBAにせよメディアの報道にせよ、この呼称を用いることこそ「スポーツに政治を持ち込む」ことになるのである。
ところでJBAは、今回見られた台湾人の訴えをどう受け止めるのだろう。きっと何とも思わないに違いない。中国の宣伝を受け入れる人間は、たいていはそういうものなのだ。さきに「良心を喪失」していると書いたように。
台湾であれ日本であり、たとえスポーツ界が中国の宣伝に屈従せざるを得ないとしても、国民、メディアまでが進んでそれに付き合うなど愚かだ。
台湾で本格化する「チャイニ―ズタイペイ」呼称の追放運動に日本人も呼応すべきだ。二〇二〇年の東京五輪までには何とか、「台湾は台湾。二度とチャイナと呼んではならない!」を「日本の常識」にしたいと思わないか。
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