隔世の感あり!高まる日本国民の台湾有事への危機感
2021/04/28/Wed
ブログランキング参加中
台湾支持運動拡大のため、よければクリックをお願いします。→
モバイルはこちら→http://blog.with2.net/link.phplink.php
****************************************************************
隔世の感あり!高まる日本国民の台湾問題への関心
菅義偉首相とバイデン米大統領による初の首脳会談に関し、日本経済新聞社が4月23~25日に実施した世論調査によると、会談を「評価する」は50%で「評価しない」は32%。与党支持層は「評価する」が66%だったが、野党支持層は「評価しない」が48%で「評価する」の42%を上回った。
そして会談後の共同声明で最も注目されたのが、「日米両国は、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」との従来にない表明だったが、こうした「日本が台湾海峡の安定に関与する」点については「賛成」が74%に及び、「反対」はわずか13%。自民党支持層は80%、野党支持層は77%が「賛成」と答えた。
同じ与党でも、公明党支持層は「およそ7割にとどまった」と日経は報じるが、同党支持者の多くは親中で、対中関係の改善を強く望んでいることを考えれば、「およそ7割にも達した」と驚くべきではないか。
驚くべきは公明党支持者層のことだけでない。長年台湾問題に取り組んできた者として見ても、日本国民がここまでこの問題に関心を寄せ、理解を深めているとは意外でもある。
日経はこの調査結果を伝えるにあたり、次のような解説を付している。
―――中国は台湾の統一を目標に掲げており、軍事的圧力を強めている。台湾海峡で衝突が起きれば、日本は米国から貢献を求められる公算が大きい。中台の衝突に巻き込まれることへの懸念はある。
―――安全保障関連法に基づく「存立危機事態」に認定されれば集団的自衛権の限定的な行使が可能になる。共同声明は「日本は(日米)同盟、地域の安全保障を一層強化するために自らの防衛力を強化することを決意した」とも明記した。
日米が「台湾海峡の平和と安定の重要性」を強調したとの表明は、「中台の衝突」(中国の台湾侵攻)という危機には共同で対処するとの決意表明であり、そこに今回の会談の歴史的意義があるのだが、「台湾海峡の安定に関与する」に「賛成」と答えた人々は、それをどこまで理解しているのだろうか。おそらく多くは、台湾海峡危機は日本にも危機であり、台湾有事は日本有事となりかねないとの認識が、中国の軍事的脅威の急増を受け、日本国民の間に広がっているに違いない。
従来「中国脅威論を煽るな」と釘を刺す中国への配慮で政府やマスコミは台湾に迫りくる中国軍の脅威には触れたがらない傾向があり、その結果多くの国民も安逸を貪ってきたのだが、いよいよそんな平和ボケからも目覚め出したようだ、と今回の調査結果を見て思うのである。隔世の感ありと。日台は生命共同体であるとの認識がさらに広がることを祈ってやまない。
なお「賛成」が74%に達したことは、台湾でも複数のメディアが報道している。日本人の台湾への関心の高まりが嬉しくもあり、頼もしくもあったのだろう。やはり隔世の感があるのではないか。
台湾紙自由時報も、今回の世論調査の結果を報道した
【ご登録を】 メルマガ「台湾は日本の生命線!」を創刊
このほど、無料メルマガ「台湾は日本の生命線!」を「まぐまぐ!」にて創刊しました。
これまで「メルマ!」で配信していましたが、サービスが停止されたため、配信元を切り替えた次第です。「メルマ!」で登録されている方は、ご面倒ですがこちらへご移行ください。
本ブログの記事のほか、台湾支持運動などの情報もお届けしますので、ぜひご登録のほどお願いいたします。
ブログランキング参加中
台湾支持運動拡大のため、よければクリックをお願いします。→
台湾支持運動拡大のため、よければクリックをお願いします。→
モバイルはこちら→http://blog.with2.net/link.phplink.php
****************************************************************
隔世の感あり!高まる日本国民の台湾問題への関心
菅義偉首相とバイデン米大統領による初の首脳会談に関し、日本経済新聞社が4月23~25日に実施した世論調査によると、会談を「評価する」は50%で「評価しない」は32%。与党支持層は「評価する」が66%だったが、野党支持層は「評価しない」が48%で「評価する」の42%を上回った。
そして会談後の共同声明で最も注目されたのが、「日米両国は、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」との従来にない表明だったが、こうした「日本が台湾海峡の安定に関与する」点については「賛成」が74%に及び、「反対」はわずか13%。自民党支持層は80%、野党支持層は77%が「賛成」と答えた。
同じ与党でも、公明党支持層は「およそ7割にとどまった」と日経は報じるが、同党支持者の多くは親中で、対中関係の改善を強く望んでいることを考えれば、「およそ7割にも達した」と驚くべきではないか。
驚くべきは公明党支持者層のことだけでない。長年台湾問題に取り組んできた者として見ても、日本国民がここまでこの問題に関心を寄せ、理解を深めているとは意外でもある。
日経はこの調査結果を伝えるにあたり、次のような解説を付している。
―――中国は台湾の統一を目標に掲げており、軍事的圧力を強めている。台湾海峡で衝突が起きれば、日本は米国から貢献を求められる公算が大きい。中台の衝突に巻き込まれることへの懸念はある。
―――安全保障関連法に基づく「存立危機事態」に認定されれば集団的自衛権の限定的な行使が可能になる。共同声明は「日本は(日米)同盟、地域の安全保障を一層強化するために自らの防衛力を強化することを決意した」とも明記した。
日米が「台湾海峡の平和と安定の重要性」を強調したとの表明は、「中台の衝突」(中国の台湾侵攻)という危機には共同で対処するとの決意表明であり、そこに今回の会談の歴史的意義があるのだが、「台湾海峡の安定に関与する」に「賛成」と答えた人々は、それをどこまで理解しているのだろうか。おそらく多くは、台湾海峡危機は日本にも危機であり、台湾有事は日本有事となりかねないとの認識が、中国の軍事的脅威の急増を受け、日本国民の間に広がっているに違いない。
従来「中国脅威論を煽るな」と釘を刺す中国への配慮で政府やマスコミは台湾に迫りくる中国軍の脅威には触れたがらない傾向があり、その結果多くの国民も安逸を貪ってきたのだが、いよいよそんな平和ボケからも目覚め出したようだ、と今回の調査結果を見て思うのである。隔世の感ありと。日台は生命共同体であるとの認識がさらに広がることを祈ってやまない。
なお「賛成」が74%に達したことは、台湾でも複数のメディアが報道している。日本人の台湾への関心の高まりが嬉しくもあり、頼もしくもあったのだろう。やはり隔世の感があるのではないか。
台湾紙自由時報も、今回の世論調査の結果を報道した
【ご登録を】 メルマガ「台湾は日本の生命線!」を創刊
このほど、無料メルマガ「台湾は日本の生命線!」を「まぐまぐ!」にて創刊しました。
これまで「メルマ!」で配信していましたが、サービスが停止されたため、配信元を切り替えた次第です。「メルマ!」で登録されている方は、ご面倒ですがこちらへご移行ください。
本ブログの記事のほか、台湾支持運動などの情報もお届けしますので、ぜひご登録のほどお願いいたします。
ブログランキング参加中
台湾支持運動拡大のため、よければクリックをお願いします。→