中共は台湾の選挙を操作していた/国民党勝利でいよいよ侵略野心を剥き出しに
2012/01/20/Fri
中国人は実に馬鹿馬鹿しい。国共両党に言わせると、一九四九年の中華人民共和国樹立で終結したはずの国共内戦はいまだ継続中となるらしい。国民党は台湾へ逃げ込んで、なお健在だからという理由でだ。
台湾では、台湾人総統の李登輝氏が一九九一年に戒厳令を解除し、台湾人にとっては無関係にして迷惑この上ない、この馬鹿馬鹿しい「内戦」の事実上の終結宣言を行った。そしてその上で台湾を中国とは無関係の主権国家へと変えて行った。
だが中共は台湾を手中に収めるまで、「内戦」を止める気などない。そもそも「内戦」状態は、台湾が中国と一体である「証し」ともなっている。
一方、二〇〇八年に中国人の馬英九氏総統が就任し、発足した国民党政権は、こちらも中共に迎合し、「内戦」は継続中だとの立場を採り始めた。
そして昨年十月、馬総統は中共との平和協定を締結し、「内戦」を終結させる考えを表明した。
だが、台湾の世論はこれに猛反発した。
なぜなら中共にとっての「平和=内戦終結」とは「台湾併呑」と同義である。そのため「台湾併呑協定」が結ばれることを恐れたのだ。
平和協議締結の意向を見せ、世論の批判を浴びた馬総統だったが…
かくして有権者の支持率を下げた馬総統だったが、今年一月十四日の総統選挙では、民進党候補の蔡英文主席を破り、勝利を収めた。
これに中共は、心の底から安堵したはずだ。
これまで中共が関係改善、経済交流に応じるなどで、さんざん馬総統に花を持たしてきたのも、すべては同総統に台湾を「献上」させるため。今ごろは「我々は馬英九のためにたくさんのことをしてやった。今度は馬が我々のために働くべきだ」(王毅・国務院台湾事務弁公室主任)との思いでいることだろう。
だから中共機関紙人民日報の姉妹紙である環球時報も一月十七日、馬総統の最後の任期である今後の四年間で、平和協定を結ばせるべきだと訴える社説を早速掲載している。
それによれば「中国にはまだ台湾を平和統一する力はなく、『反台独』と『促統一』とは一致していない」という。つまり国共は反民進党で連携はしても、それは中国統一に向けた連携には、まだなっていないということだろう。
そこでこう訴えるのだ。「両岸はまず平和協定締結の条件を創出すべきだ。馬英九は第二期目において、それに向けて一歩踏み出すことで、その歴史上の位置もはじめて実あるものとなるだろう」と。
そしてその上で、これからの四年間で「両岸が受け入れることのできる平和協定の条件を創出し、できればこの期間内に調印する」「両岸交流を継続、拡大し、台湾人の自我意識を修正する」「台湾社会の『統一か独立か』との争議を下火にさせ、最後は台湾の政権交代が両岸政策の交代とならないよう仕向ける」ことを提案するのだ。
環球時報の中共に対する提案という形ではあるが、実際には中共自身の願望を書き綴ったものだろう。馬総統勝利で気が緩んだか、台湾併呑という対外侵略の願望、野心を、つい剥き出しにしてしまったか。それとも馬総統、国民党への指令信号か。
ちなみにこんなことも書いてあった。
「九二年合意(※台中間の「一つの中国」という主張での合意)を否定した民進党が二度の選挙で連敗したが、彼らは馬英九に負けただけでなく、相当程度において大陸のパワーにも負けたといえる。台湾の選挙はある意味で、中国の台頭ぶりを映す鏡なのだ。もし過去八年間において中国大陸が下り坂を下っていたとすれば、今回の選挙のおける議題も結果も、我々が現在見ているものとは大きく異なっているに違いない」
これまで中共は「台湾選挙への不介入は我々の一貫した立場だ」(国務院台湾事務弁公室)との表明を繰り返してきたが、実際には選挙への「介入」だけにとどまらず、台湾の政党、有権者の動向を「操作」しているとすら言ってよさそうだ。
「中国台湾地区の指導者選挙」での馬総統の勝利を伝えた新華社。「中共の
勝利だ」と誇らしげのはずだ
果たして馬総統は平和協定締結へと向かうのだろうか。もちろん台湾世論からは反対の圧力を受けるはずだが、それと同時に中共からも、さまざまな圧力、謀略、操作が加えられることだろう。
そのようなものに台湾は、果たしていつまで抵抗できるのか。
台湾とは生命共同体である日本は、そうした台湾の危機をただ拱手傍観しているだけでいいのだろうか。
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大相撲1月場所千秋楽に大挙して来る観戦客にアピール!
両国国技館前・台湾を中国領土とする文科省「教科書検定」を許すな!街宣・署名活動
日時 平成24年1月21(土)・22日(日) 12時00分~16時00分
場所 両国国技館前付近
内容 街頭でのアピール、署名集め、チラシ配布(南モンゴル解放を訴える資料も同時配布)
主催 台湾研究フォーラム
協力 南モンゴル応援クリルタイ
当日連絡先 090-4138‐6397、090-9332‐1881
署名用紙は下記のネットからもダウンロード出来る。
http://taiwanisnotchina.org/documents/tnc_shomei.pdf
台湾では、台湾人総統の李登輝氏が一九九一年に戒厳令を解除し、台湾人にとっては無関係にして迷惑この上ない、この馬鹿馬鹿しい「内戦」の事実上の終結宣言を行った。そしてその上で台湾を中国とは無関係の主権国家へと変えて行った。
だが中共は台湾を手中に収めるまで、「内戦」を止める気などない。そもそも「内戦」状態は、台湾が中国と一体である「証し」ともなっている。
一方、二〇〇八年に中国人の馬英九氏総統が就任し、発足した国民党政権は、こちらも中共に迎合し、「内戦」は継続中だとの立場を採り始めた。
そして昨年十月、馬総統は中共との平和協定を締結し、「内戦」を終結させる考えを表明した。
だが、台湾の世論はこれに猛反発した。
なぜなら中共にとっての「平和=内戦終結」とは「台湾併呑」と同義である。そのため「台湾併呑協定」が結ばれることを恐れたのだ。
平和協議締結の意向を見せ、世論の批判を浴びた馬総統だったが…
かくして有権者の支持率を下げた馬総統だったが、今年一月十四日の総統選挙では、民進党候補の蔡英文主席を破り、勝利を収めた。
これに中共は、心の底から安堵したはずだ。
これまで中共が関係改善、経済交流に応じるなどで、さんざん馬総統に花を持たしてきたのも、すべては同総統に台湾を「献上」させるため。今ごろは「我々は馬英九のためにたくさんのことをしてやった。今度は馬が我々のために働くべきだ」(王毅・国務院台湾事務弁公室主任)との思いでいることだろう。
だから中共機関紙人民日報の姉妹紙である環球時報も一月十七日、馬総統の最後の任期である今後の四年間で、平和協定を結ばせるべきだと訴える社説を早速掲載している。
それによれば「中国にはまだ台湾を平和統一する力はなく、『反台独』と『促統一』とは一致していない」という。つまり国共は反民進党で連携はしても、それは中国統一に向けた連携には、まだなっていないということだろう。
そこでこう訴えるのだ。「両岸はまず平和協定締結の条件を創出すべきだ。馬英九は第二期目において、それに向けて一歩踏み出すことで、その歴史上の位置もはじめて実あるものとなるだろう」と。
そしてその上で、これからの四年間で「両岸が受け入れることのできる平和協定の条件を創出し、できればこの期間内に調印する」「両岸交流を継続、拡大し、台湾人の自我意識を修正する」「台湾社会の『統一か独立か』との争議を下火にさせ、最後は台湾の政権交代が両岸政策の交代とならないよう仕向ける」ことを提案するのだ。
環球時報の中共に対する提案という形ではあるが、実際には中共自身の願望を書き綴ったものだろう。馬総統勝利で気が緩んだか、台湾併呑という対外侵略の願望、野心を、つい剥き出しにしてしまったか。それとも馬総統、国民党への指令信号か。
ちなみにこんなことも書いてあった。
「九二年合意(※台中間の「一つの中国」という主張での合意)を否定した民進党が二度の選挙で連敗したが、彼らは馬英九に負けただけでなく、相当程度において大陸のパワーにも負けたといえる。台湾の選挙はある意味で、中国の台頭ぶりを映す鏡なのだ。もし過去八年間において中国大陸が下り坂を下っていたとすれば、今回の選挙のおける議題も結果も、我々が現在見ているものとは大きく異なっているに違いない」
これまで中共は「台湾選挙への不介入は我々の一貫した立場だ」(国務院台湾事務弁公室)との表明を繰り返してきたが、実際には選挙への「介入」だけにとどまらず、台湾の政党、有権者の動向を「操作」しているとすら言ってよさそうだ。
「中国台湾地区の指導者選挙」での馬総統の勝利を伝えた新華社。「中共の
勝利だ」と誇らしげのはずだ
果たして馬総統は平和協定締結へと向かうのだろうか。もちろん台湾世論からは反対の圧力を受けるはずだが、それと同時に中共からも、さまざまな圧力、謀略、操作が加えられることだろう。
そのようなものに台湾は、果たしていつまで抵抗できるのか。
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日時 平成24年1月21(土)・22日(日) 12時00分~16時00分
場所 両国国技館前付近
内容 街頭でのアピール、署名集め、チラシ配布(南モンゴル解放を訴える資料も同時配布)
主催 台湾研究フォーラム
協力 南モンゴル応援クリルタイ
当日連絡先 090-4138‐6397、090-9332‐1881
署名用紙は下記のネットからもダウンロード出来る。
http://taiwanisnotchina.org/documents/tnc_shomei.pdf