「頑張れ日本!全国行動委員会」の尖閣活動に法規制か(附:動画「尖閣諸島漁業活動・二年間の歩み」)
2013/12/31/Tue
■成果ある尖閣集団漁業活動を規制するか
毎日新聞の十二月三十日の報道によると「政府は29日、尖閣諸島(沖縄県)に日本の活動家が『漁業』名目で漁船に乗り込んで出航することを規制する法整備の検討に入った」という。何でも「来春までの実施を目指す」のだとか。
「日本の活動家」とは同諸島海域で「頑張れ日本!全国行動委員会」(以下「頑張れ日本」)が漁船団を使って実施する集団漁業活動の参加者を指すのだろう。
「中国公船は、活動家が乗り込んだ船を追いかけて、尖閣諸島の領海に侵入するケースが多い。……中国公船が尖閣周辺の領海に侵入する口実を与えることを防ぐ狙いとみられる」とのことだが、おかしな話だ。
これまでの経緯を見ると、「頑張れ日本」の漁業活動が尖閣海域で実施されることで、日本の実効支配の事実が内外によりはっきりと示されてきた。
これに対し、中国公船の度重なる領海侵犯の目的は日本の実効支配を崩し、あるいは「崩した」との虚構宣伝を行うことにあるから、こうした活動は看過できず、何度か「強制退去」を試みた。
しかしかえってそれを行う実力に欠けること、つまり中国が実効支配を行っているという宣伝が嘘であることが暴露され、さらに漁業活動の成果を高らしめる結果に終わっている。
だからこそ最近は、漁業活動が行われるたび、中国公船は逆に接近を回避したり、領海から離脱するケースが続いているのではないのか。
「頑張れ日本」漁業活動の現場に闖入して来た中国公船
■自国漁船への法規制は中国を増長させるだけ
言うまでもなく中国公船の領海侵犯は常態化している。今年も十二月二十九日現在で計五十四日(述べ百八十八隻)に上っているが、「頑張れ日本」の漁業活動への妨害の試みに来たのは、その内わずか四日に過ぎない。したがって「活動家が乗り込んだ船を追いかけて、尖閣諸島の領海に侵入するケースが多い」とは言えないだろう。
だからこうした中国を過剰に恐れるような自国漁船への規制を行えば、日本が中国からの尖閣問題の「棚上げ」要求に事実上屈したことになり、中国公船による「対日闘争」の大勝利とも大成功と位置付けられる。
そのためもし毎日の報道が事実なら、政府はあの国をますます増長させ、将来に禍根を残しかねないことを行いつつあるということになる。
それともこの報道は、これまで「棚上げ」による対中関係の改善を主張して来た毎日による、安倍政権牽制のための飛ばし記事なのか。
同紙は先日の安倍首相の靖国神社参拝の前日にも、「年内に参拝はない」などと飛ばし記事を書いたが、そこでは世論を反安倍・親中国の方向へ誘導しようとの意図が透けて見えた。
■活動への中傷か―毎日の報道に誤りあり
今回の記事にも明らかな誤りがある。下のくだりを見よう。
―――漁業法では、漁船に乗れるのは「漁業者」または「漁業従事者」(漁業見習い)に限られている。しかし、活動家らは、海上保安庁に対し「漁業見習い(漁業従事者)で乗船する」と説明して漁船として登録された船に乗って尖閣諸島周辺海域で漁業と関係のない示威活動を展開している。
まるで「漁業見習い」が偽装だと言わんばかりだが、それが事実に反することはチャンネル桜の報道映像を見れば明らかだろう。
そもそも「漁業と関係のない示威活動を展開している」とは何の話なのか。何の法的根拠もなく漁船団を取り囲み、漁撈の妨害を繰り返す海保に対し、「妨害を止めろ」と拡声器で訴えるのが示威行為というなら、おかど違いだ。
それとも同じく拡声器で中国公船に対し、「日本の領海から出て行け」と要求するのを示威行為と呼んで批判しているいのか。しかし中国公船こそが漁師の生命と財産を脅かす不法な存在ではないのか。
このように「漁業と関係のない」行いなど何一つない。記事は誤報というだけでなく、中国の側に立った「頑張れ日本」に対する誹謗中傷とも受け取れる。
■「頑張れ日本」を香港の反日団体と同列視
記事はさらにこうも書く。
―――日本政府関係者によると、中国当局は、2012年8月に尖閣に上陸した香港の反日団体「保釣行動委員会」が漁業と称し、尖閣上陸を目的に出港することを「漁船の目的外使用」として認めていないという。実際、香港当局は13年8月と11月に船の不備を指摘するなどして同委の出港を阻止した。
―――こうした経緯から、日本政府内で「中国が真剣に活動家の尖閣出航を阻止し、日本が現状を放置すれば、中国側に非難の口実を与える」との懸念が増大しているのも、規制に動き出した背景にある。
本当に政府はこのように、香港の反日団体と「頑張れ日本」の活動を同列のものと見ているのか。
いずれにせよ政府部内であれマスメディアであれ、尖閣諸島を巡って高まる日中間の緊張に耐えきれない輩が問題の「棚上げ」を求めて蠢いているのは確かなことである。まさに中国の操縦を受けているかのごとくに。
こう言った勢力の今後の動向を見極める必要がある。
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【守るぞ日本 守るぞ尖閣】尖閣諸島漁業活動・二年間の歩み[桜H25/12/30]
公開日: 2013/12/30
平成22年9月の尖閣沖中国船衝突事件における顛末にも顕著な政府の姿勢に危機を覚え¬、尖閣防衛のために立ち上がった日本草莽達による、2年4ヶ月に亘る漁業活動のこれま¬での歩みを、島々の美しい景観や、魚釣島上陸レポート、尖閣をめぐる情勢の推移なども¬まじえながら、映像で振り返ります。
■1・3靖国神社前「台湾を中国領土とする文部科学省教科書の検定」糾弾!街宣・署名活動
中国の虚構宣伝を従い、日本の小学校の社会科教科書、中学校、高校の地理教科書に対し台湾を中国領土と記載させるのが文部科学省です。そこで台湾研究フォーラムは今年も靖国神社前において、日台の英霊のご加護を仰ぎながら、同省の国民そして台湾に対する背信行為を糾すための街宣・署名活動を実施します。奮ってご参加ください。
日時 平成26年1月3日(金) 11時00分~15:30
場所 靖国神社第一鳥居前
※東京メトロ「九段下駅」1番出口前)
内容:演説、チラシ配布、署名集め
当日連絡先:070-6484-2624
主催 台湾研究フォーラム
【署名にご協力を!】
署名用紙→http://taiwanisnotchina.org/wp-content/uploads/2012/10/tnc_shomei1.pdf
毎日新聞の十二月三十日の報道によると「政府は29日、尖閣諸島(沖縄県)に日本の活動家が『漁業』名目で漁船に乗り込んで出航することを規制する法整備の検討に入った」という。何でも「来春までの実施を目指す」のだとか。
「日本の活動家」とは同諸島海域で「頑張れ日本!全国行動委員会」(以下「頑張れ日本」)が漁船団を使って実施する集団漁業活動の参加者を指すのだろう。
「中国公船は、活動家が乗り込んだ船を追いかけて、尖閣諸島の領海に侵入するケースが多い。……中国公船が尖閣周辺の領海に侵入する口実を与えることを防ぐ狙いとみられる」とのことだが、おかしな話だ。
これまでの経緯を見ると、「頑張れ日本」の漁業活動が尖閣海域で実施されることで、日本の実効支配の事実が内外によりはっきりと示されてきた。
これに対し、中国公船の度重なる領海侵犯の目的は日本の実効支配を崩し、あるいは「崩した」との虚構宣伝を行うことにあるから、こうした活動は看過できず、何度か「強制退去」を試みた。
しかしかえってそれを行う実力に欠けること、つまり中国が実効支配を行っているという宣伝が嘘であることが暴露され、さらに漁業活動の成果を高らしめる結果に終わっている。
だからこそ最近は、漁業活動が行われるたび、中国公船は逆に接近を回避したり、領海から離脱するケースが続いているのではないのか。
「頑張れ日本」漁業活動の現場に闖入して来た中国公船
■自国漁船への法規制は中国を増長させるだけ
言うまでもなく中国公船の領海侵犯は常態化している。今年も十二月二十九日現在で計五十四日(述べ百八十八隻)に上っているが、「頑張れ日本」の漁業活動への妨害の試みに来たのは、その内わずか四日に過ぎない。したがって「活動家が乗り込んだ船を追いかけて、尖閣諸島の領海に侵入するケースが多い」とは言えないだろう。
だからこうした中国を過剰に恐れるような自国漁船への規制を行えば、日本が中国からの尖閣問題の「棚上げ」要求に事実上屈したことになり、中国公船による「対日闘争」の大勝利とも大成功と位置付けられる。
そのためもし毎日の報道が事実なら、政府はあの国をますます増長させ、将来に禍根を残しかねないことを行いつつあるということになる。
それともこの報道は、これまで「棚上げ」による対中関係の改善を主張して来た毎日による、安倍政権牽制のための飛ばし記事なのか。
同紙は先日の安倍首相の靖国神社参拝の前日にも、「年内に参拝はない」などと飛ばし記事を書いたが、そこでは世論を反安倍・親中国の方向へ誘導しようとの意図が透けて見えた。
■活動への中傷か―毎日の報道に誤りあり
今回の記事にも明らかな誤りがある。下のくだりを見よう。
―――漁業法では、漁船に乗れるのは「漁業者」または「漁業従事者」(漁業見習い)に限られている。しかし、活動家らは、海上保安庁に対し「漁業見習い(漁業従事者)で乗船する」と説明して漁船として登録された船に乗って尖閣諸島周辺海域で漁業と関係のない示威活動を展開している。
まるで「漁業見習い」が偽装だと言わんばかりだが、それが事実に反することはチャンネル桜の報道映像を見れば明らかだろう。
そもそも「漁業と関係のない示威活動を展開している」とは何の話なのか。何の法的根拠もなく漁船団を取り囲み、漁撈の妨害を繰り返す海保に対し、「妨害を止めろ」と拡声器で訴えるのが示威行為というなら、おかど違いだ。
それとも同じく拡声器で中国公船に対し、「日本の領海から出て行け」と要求するのを示威行為と呼んで批判しているいのか。しかし中国公船こそが漁師の生命と財産を脅かす不法な存在ではないのか。
このように「漁業と関係のない」行いなど何一つない。記事は誤報というだけでなく、中国の側に立った「頑張れ日本」に対する誹謗中傷とも受け取れる。
■「頑張れ日本」を香港の反日団体と同列視
記事はさらにこうも書く。
―――日本政府関係者によると、中国当局は、2012年8月に尖閣に上陸した香港の反日団体「保釣行動委員会」が漁業と称し、尖閣上陸を目的に出港することを「漁船の目的外使用」として認めていないという。実際、香港当局は13年8月と11月に船の不備を指摘するなどして同委の出港を阻止した。
―――こうした経緯から、日本政府内で「中国が真剣に活動家の尖閣出航を阻止し、日本が現状を放置すれば、中国側に非難の口実を与える」との懸念が増大しているのも、規制に動き出した背景にある。
本当に政府はこのように、香港の反日団体と「頑張れ日本」の活動を同列のものと見ているのか。
いずれにせよ政府部内であれマスメディアであれ、尖閣諸島を巡って高まる日中間の緊張に耐えきれない輩が問題の「棚上げ」を求めて蠢いているのは確かなことである。まさに中国の操縦を受けているかのごとくに。
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【守るぞ日本 守るぞ尖閣】尖閣諸島漁業活動・二年間の歩み[桜H25/12/30]
公開日: 2013/12/30
平成22年9月の尖閣沖中国船衝突事件における顛末にも顕著な政府の姿勢に危機を覚え¬、尖閣防衛のために立ち上がった日本草莽達による、2年4ヶ月に亘る漁業活動のこれま¬での歩みを、島々の美しい景観や、魚釣島上陸レポート、尖閣をめぐる情勢の推移なども¬まじえながら、映像で振り返ります。
■1・3靖国神社前「台湾を中国領土とする文部科学省教科書の検定」糾弾!街宣・署名活動
中国の虚構宣伝を従い、日本の小学校の社会科教科書、中学校、高校の地理教科書に対し台湾を中国領土と記載させるのが文部科学省です。そこで台湾研究フォーラムは今年も靖国神社前において、日台の英霊のご加護を仰ぎながら、同省の国民そして台湾に対する背信行為を糾すための街宣・署名活動を実施します。奮ってご参加ください。
日時 平成26年1月3日(金) 11時00分~15:30
場所 靖国神社第一鳥居前
※東京メトロ「九段下駅」1番出口前)
内容:演説、チラシ配布、署名集め
当日連絡先:070-6484-2624
主催 台湾研究フォーラム
【署名にご協力を!】
署名用紙→http://taiwanisnotchina.org/wp-content/uploads/2012/10/tnc_shomei1.pdf