台湾の「親日」憎む中華民族主義―蔡英文総統の日本語ツイッター騒動
2017/01/30/Mon
旧暦の大晦日である一月二十七日、台湾の蔡英文総統がツイッターに投稿した新年のメッセージが日英両語で書かれていることが、そしてとくに日本語が用いられていることが中国で問題になっている。
要するに中華民族主義の網民(ネットユーザー)たちがヒステリックにも反日民族主義を高揚させているのだ。
それではいかなる投稿だったのか。
そこにはまずは英語で「From the people of Taiwan, we wish everyone a bright and prosperous Year of the Rooster」(台湾人民は皆様が輝ける繁栄した酉年をお迎えになることを祈り致します)と書かれている。
そして次いで日本語で、「日本の皆様、今年は実のある素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り致します」とあるように、単なる海外向けの挨拶にすぎないのだが…。
台湾紙自由時報によれば、それに対して日本のネットユーザーからは、「日本人は絶対にかつての震災時での台湾からの援助を忘れない」「お互いの関係はこれからの一年でさらに緊密になるはず」との好意的反応が見られたのだが、しかし中国網民は逆に「日英両語を見て収拾がつかなくなり、蔡英文に『恥辱だ』『こいつめ、中国語を話せ』と罵った」のだという。
そしてそうした中国側の反応に対して台湾のユーザーは、「『中国人は自国のスモッグ対策でもやっていればいい』と返すなど負けていない」のだとか。
こうした状況を受け、総統府は二十八日、「日本語を使用するツイッター利用者は全体の三分の一前後。総統は全利用者に旧暦正月のメッセージを送ろうとした」とコメントした。
だが中国紙環球時報(電子版)によれば、中国網民は「そうした説明に納得したわけではない」。なおも次のような書き込みを見せているという。
「蔡英文は漢奸(中国の民族の裏切り者)だ」
「日本人は旧正月を祝わない。なぜ日本語を使うのだ」
「なぜ日本のご機嫌を取ろうとするのか。あなたは台湾が日本に占領され、島民は虐殺された歴史を忘れたのか」
このように、反日民族主義を高ぶらせる中国人が、親日の台湾人を「漢奸」と罵って止まないところに注目を。
反日意識=中華民族主義に染まらない台湾人を、漢奸、台独分子などとして心から憎悪するのが、中共であれ国民党であれ、戦後の中国人に際立つ感情的な傾向なのである。
そしてそこに、日台関係の深化(反中提携)への警戒感も働き、中華民族主義者たちは蔡英文政権の動向が気になってならないのだ。
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それではいかなる投稿だったのか。
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そして次いで日本語で、「日本の皆様、今年は実のある素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り致します」とあるように、単なる海外向けの挨拶にすぎないのだが…。
台湾紙自由時報によれば、それに対して日本のネットユーザーからは、「日本人は絶対にかつての震災時での台湾からの援助を忘れない」「お互いの関係はこれからの一年でさらに緊密になるはず」との好意的反応が見られたのだが、しかし中国網民は逆に「日英両語を見て収拾がつかなくなり、蔡英文に『恥辱だ』『こいつめ、中国語を話せ』と罵った」のだという。
そしてそうした中国側の反応に対して台湾のユーザーは、「『中国人は自国のスモッグ対策でもやっていればいい』と返すなど負けていない」のだとか。
こうした状況を受け、総統府は二十八日、「日本語を使用するツイッター利用者は全体の三分の一前後。総統は全利用者に旧暦正月のメッセージを送ろうとした」とコメントした。
だが中国紙環球時報(電子版)によれば、中国網民は「そうした説明に納得したわけではない」。なおも次のような書き込みを見せているという。
「蔡英文は漢奸(中国の民族の裏切り者)だ」
「日本人は旧正月を祝わない。なぜ日本語を使うのだ」
「なぜ日本のご機嫌を取ろうとするのか。あなたは台湾が日本に占領され、島民は虐殺された歴史を忘れたのか」
このように、反日民族主義を高ぶらせる中国人が、親日の台湾人を「漢奸」と罵って止まないところに注目を。
反日意識=中華民族主義に染まらない台湾人を、漢奸、台独分子などとして心から憎悪するのが、中共であれ国民党であれ、戦後の中国人に際立つ感情的な傾向なのである。
そしてそこに、日台関係の深化(反中提携)への警戒感も働き、中華民族主義者たちは蔡英文政権の動向が気になってならないのだ。
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