「頑張れ日本!全国行動委員会」への誹謗に台湾から怒りの声(付:問題の「久保田信之論文」全文)
2012/01/27/Fri
変節したのか、それとも、もともと日和見カメレオンだったのか。
台湾の四年前の総統選挙直後は、中国傾斜の国民党の馬英九政権を選んだ台湾の有権者に対し、台湾を生命線とする日本は物を言うべきだと訴える論文も書いていた久保田信之・元学習院女子大学教授。ところが先頃の総統選挙で馬英九が再選されるや、その結果を「謙虚に受け止めるべきだ」と訴える論文を、世界日報の紙面を借りて発表した。
問題は論文の中で、投票当日に「頑張れ!民主台湾・東京大会」を開催し、台湾の有権者に「棄馬(中)保台」、つまり「馬英九(中国の傀儡)への投票を止め、台湾を守ろう」との激励、連帯のメッセージを発した「頑張れ日本!全国行動委員会」に対し、「自称・親台派」と誹謗し、「傲慢で高飛車」だと言いがかりを付けたことだ。
さらには「『日の丸』を掲げて徒党を組み、激しい示威行為をなす前に、自分自身の資質を高めて台湾人をはじめ近隣諸国から信頼され尊敬される日本人に成長・脱皮する謙虚さが必要」だなどと説教まで垂れて見せたのだから、呆れてものも言えないのである。
寄稿先が全国一般には入手しにくい世界日報だったから、まだよかったのかも知れない。もし産経新聞か何かに載せられたら、その悪影響には計り知れないものがあったと思う。「頑張れ日本」の真摯な活動も、印象の面で大きなダメージを受けたはずだ。
久保田氏が「台湾人をはじめ近隣諸国から信頼され」ろと言うのも気になる。この「近隣諸国」には中国も当然含まれるに違いない。
四年前には「頑張れ日本」と同様、中国を日台を脅かす存在として警戒していたはずだが、今や「日本にとって危険極まりない中国が、台湾の政治、経済に影響力を及ぼし、『台湾併呑』を企てていると断定し」たなどと、「頑張れ日本」を批判するまでになっている。国民党と歩調を合わせ、「中国脅威論」を否定したいのか。
こうした、ややもすれば保守派、親台派から批判を浴びそうな文章を敢えて発表したのには、やはりそれなりの理由があるはずだ。国民党側から依頼があったのだろうか。それとも国民党の歓心を買うため、自ら進んで書いたのだろうか。
国民党政権が台湾有権者の信任を受けた形で二期目を迎えれば、それを支持する方が得だと計算した人々が、今後日本国内で増殖し、同党の宣伝工作に手を貸し始めるのではとはかねがね予測していたが、実際にそうなるのだろうかと考えてしまう。
さてこの問題に関し、本ブログはすでに“「頑張れ日本!」の台湾応援集会を非難した学者・久保田信之先生はどこの味方か”(1月23日)と、“日本人に噛み付く「国民党の犬」にだけはなりたくない”(1月26日)との二本の記事を載せているが、その間、コメント欄で、「李」氏という台湾人読者からメッセージをもらった。
これを読む限りこの人は、「頑張れ!民主台湾・東京大会」に参加し、あるいはその模様を実況生中継か後日の報道番組で見て、賛同した人のようだ。
メッセージは漢語。「漢語が分かる方は日本語に翻訳し、もっと大勢の日本の皆様に私たちの感謝の気持ちを伝え、そして久保田氏のウソを暴いて下さい」と書き添えられていたので、ここに翻訳し、下に掲げたい。
次のようなものだった。
私は台湾人ですが、この久保田氏の言論にはとても賛同できません。彼の姿勢は、馬英九氏の選挙支援に乗り出した大企業トップたちとよく似ています。何らかの利益の繋がりによって結託しているのだと疑わざるを得ません。
私たち台湾人は長年、永山英樹氏たちが一貫して第一線に立ち、台湾のために声を上げ、台湾の民主と自由を支持してくれるのを目の当たりにし、いくら感謝しても感謝し切れない気持ちでいます。しかしそれなのに、なぜこれほど台湾を応援してくれる友人たちを傲慢などと誤解させたがるのでしょうか。私は久保田氏が学者の身分でありながら、親中・売台の国民党政権を戴き、彼等に取り入ろうと、このような文章を書いたことこそ傲慢だと思っています。
台湾総統選挙に合わせ、チャンネル桜の水島総社長が代々木公園のステージで開催したあの集会は、本当に感動的でした。日本の友人の皆様、ありがとうございます。皆様には引き続き台湾を応援していただけますようお願いします。
私はこれを読んで、いたく感動した。
あの日の集会は主催者も、そして寒空の下の野外ステージの会場に集結した人々も、みな台湾を日本の兄弟国のように親しみ、日台の繁栄、民主主義、そして尊厳がいつまでも守られるようにと祈る思いでいたものだ。そしてこのような日本人たちの個人的な利益を度外視した友情、そして勇気と誇りが溢れる姿を、他の国の人のことは知らないが、台湾人なら理解してくれるのだ。
たとえ今回の選挙で国民党に投票した人々でも、台湾の行く末を心配する日本人の友情を、多くは喜ぶことと思う。なぜなら、それが台湾人というものだからである。
このような素晴らしい友人の前で、我々日本人は久保田氏のように「傲慢」であってはならない。
きっと心に隙があるから、取り込まれたか何かしたのではないか。
【関連記事】
「頑張れ日本!」の台湾応援集会を非難した学者・久保田信之先生はどこの味方か 12/01/23
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1757.html
日本人に噛み付く「国民党の犬」にだけはなりたくない 12/01/26
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1759.html
「頑張れ日本!全国行動委員会」への誹謗に台湾から怒りの声(付:問題の「久保田信之論文」全文)12/01/27
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1760.html
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世界日報 2012年1月23日「Viewpoint」掲載
台湾人に自重互敬の心で対せ
自称『親台派』は反省を 日本自らを磨き信頼を得よ
NPO法人修学院院長 アジア太平洋交流学会代表理事 久保田 信之
台湾の総統選挙は14日、投開票され、国民党の馬英九氏(61)が、野党・民進党の蔡英文主席(55)や親民党の宋楚瑜主席(69を大差で抑えて再選を決めた。また同日実施された立法委員選挙(日本で言う国会議員選挙)でも、国民党が過半数の64議席を確保して終わった。
2008年の初当選以来、中台関係を大幅に改善させた馬氏の対中融和政策を他でもない台湾の有権者が信任したのであり、今後も、経済中心に中台の一層の緊密化が実現することを台湾人自身が求めた結果なのだと謙虚に認める必要がある。
ところが、「棄馬保台」(馬英九氏を捨て去り、台湾を防衛しよう)、さらには「棄中保台」(中国を破棄して台湾を守ろう)と言った標語をかざして、「国民党が勝利すれば、台湾が、住民の意思に反して中国に併呑される」とか「中国の勢力はさまざまなルートで台湾に入り込み、威圧、恐喝、利益誘導などの手段を行使して、親中統一派の候補者を支援したり選挙に介入し、政局を操作し続けている」といった「民進党の国民党反対キャンペーン」を「自称・親台派」の面々が盛んに流してきたことをご存知であろう。
彼らの主義主張の大前提は、いわゆる「中国脅威論」である。日本にとって危険極まりない中国が、台湾の政治、経済に影響力を及ぼし、「台湾併呑」を企てていると断定し、馬英九政権は、それを阻止して台湾の独立を志向するどころか、中国の手先になって台湾を売り渡そうとしているのだと激しく糾弾する。
彼らは祖国日本を愛するとの熱い思いから「台湾が中国に併呑されることは日本の安全にとって大きな脅威となるのだから、『台湾併呑』は絶対に阻止しなければならない」と結論付け、「そのためにも今回の総統選挙によって馬政権を打倒して蔡英文政権の樹立を実現するよう台湾の世論に働きかけるのだ」と主張するのである。
彼らは、台湾で選挙が実施される14日に、渋谷公園および代々木公園に集結するよう呼びかけたが、一つの大きな趣旨に、中国の圧力から日本国を守ろうとする「愛国心」があったことは国旗を掲げることを要求したことに明らかだろう。中国の危険な野望に迎合しようとしている馬英九氏の再選を阻止するよう「台湾人に良識ある判断を求めるのだ」とか「台湾は孤立していない。日本国民は共にあり、をしっかりと認識してもらう」ために、さらには「選挙結果がどうあれ、今後ますます拡大する中国の脅威の前における日台関係の強化を訴える」ためにわれわれは今回、このような示威行動をとるのだと主張し、この模様は「インターネットで台湾に向け、実況生放送をするのだ」と表明したのである。
これから発展させて「中国人である馬氏らには、なぜ台湾人などを守るために、祖国の軍事力と戦い、血を流す必要があるのかと思うはずだ」とか、馬政権を「親中政策を推進する反台湾的な政治実体だ」といった激しい推論が生まれ「日本の有権者も台湾の有権者に対して『棄中保台』を求めなければならない」と激しく訴えたのである。
しかし、14日の開票の結果は、こういった彼らの主義主張ならびに行動が、690万人近くの台湾人の心ではなかったことが明らかになった。あれほど強く深く介入した「自称・親台派」諸氏は、このような結果をどのように位置づけているのであろうか。
率直に言って、彼等の主義主張に心を動かしてきた日本人が少なくないことは承知している。
われわれ自身も、従来から、台湾の歴史と地政学的位置そのものが、如何に日本の命運を左右するものであり、台湾の安定と繁栄を真剣に求め続けてきたことから、一人でも多くの日本人に、台湾への関心を深めて、心を寄せてくれるよう働きかけ続けて来たつもりだ。それ故、こういった「自称・親台派」の主義主張にも少なからず共鳴するものであることを素直に認める。
しかし、この件に限らず「親台湾派、愛台湾派」の基本的姿勢を、この際改めて問い直したいのである。
先ずは、選挙権もなく、将来の台湾を担うこともできない「異国の人間」が、台湾の命運を放棄することなく担い続けて台湾国内で必死に悪戦苦闘している真の台湾の有権者に向かって「棄中保台」を求めたり「台湾人よ、中国を恐れるな」「台湾の明日を守れ」などといった傲慢で高飛車な、指導者ぶった言動を発することは、「自重互恵の精神」に反するのではないか。
さらに言うならば、日本人自らの知恵と努力によって、中国の覇権主義を糾弾し阻止しなければならないはずなのだ。民進党のいう「棄中保台」に便乗して、日本防衛を軽減しようと企んでいるのではないか。
我々がなすべき努力は、『日の丸』を掲げて徒党を組み、激しい示威行為をなす前に、自分自身の資質を高めて台湾人をはじめ近隣諸国から信頼され尊敬される日本人に成長・脱皮する謙虚さが必要なのではなかろうか。今こそ、騒ぐ自分に打ち克つために「自重互敬の精神」に立ち返るべきだと言いたい。
(くぼた・のぶゆき)
動画全集―日台連帯を訴えた「1・14頑張れ!民主台湾・東京集会」(3)
製作=mahorobajapan
動画全集―日台連帯を訴えた「1・14頑張れ!民主台湾・東京集会」(3)
製作=mahorobajapan
【台湾人の日本語教師】日本のみなさん、ありがとう!
http://youtu.be/SLGmfkgIV3U
【三浦小太郎氏】敵は日本国内にも居る
http://youtu.be/ng8nkny6jZ0
【井上和彦】仙台にパンダは要らないよ
http://youtu.be/4iKi36bK5x4
【大高未貴】犬NKは中国に消えろ!
http://youtu.be/vqIrRl3qp-s
アジア自由民主連帯協議会声明
中国共産党政権のチベット人殺戮に関する緊急声明
2012年1月23日、中国四川省甘孜チベット族自治州炉霍県で、ダライ・ラマ14世のチベット帰還を求めるデモ隊にたいして、中国共産党政権の武装警察部隊が無差別の発砲を行い、3人のチベット人を殺してしまい、多くの人々を負傷させた。その翌日の24日、同じ甘孜自治州の色達県でも、チベット人のデモ隊に警察部隊が発砲し、2人が死亡した。けが人も多数出ている模様である。
1950年に中国共産党軍がチベットを占領してその支配下において以来、北京のファシズム政府はチベット民族に対して殺戮と略奪の限りを尽くして民族絶滅政策を推進してきた。そして今でも、このような時代錯誤の植民地政策が現在進行形で進められている最中である。それに対し、チベット人たち自らの尊厳を守るべく平和な抗議活動を行ったところ、北京の政府はまたもや武力による血の鎮圧を行い、チベット人に対しておかした累々たる罪の上に新たな罪を加えた。それはまさに人道と人権に対する言語道断の犯罪であり、文明社会の理念と原則に対する野蛮な蹂躙である。
われわれアジア自由民主連帯協議会はここにて緊急声明を発表し、北京政府の蛮行によって尊い命を奪われたチベット人の死にたいし心よりの哀悼を捧げる同時に、このような許し難い野蛮な犯罪を犯した北京政府にたいしては、大きな憤りをもって抗議の意を強く表明したい。チベット人に対する血の鎮圧を即時に止めることを強く求めるものである。
そして、中国共産党政権に国際的な圧力を加えることによってその野蛮な武力鎮圧を制止するために、当協議会は、人権と自由を重んじる日本国内外のすべての機関・団体及び個人に対し、中国共産党政権の犯罪行為に対して抗議の声を上げ、チベット人の抗議活動を応援する輪を広げていくことを求めたい。自由と人権を熱愛するわれわれ文明社会の一員は、今の事態をけっして座視してはならないのである。
チベットはそもそもチベット人のものである。チベット人には領地の回復と民族の独立を求める当然の権利があり、中国共産党政権の植民地支配と圧政から解放されなければならない。当協議会は今後とも、チベット人の民族独立運動あるいは民族の自決を求める運動に多大な関心を寄せ、心尽くしの応援と声援を送りたい。そしてわれわれは、チベット人を含めて中国共産党政権によって抑圧されているすべての民族が自らの独立を回復し、それをもって「中華帝国」の解体を計っていくことこそが、諸民族の幸福の増大とアジアの平和の維持と、中国自身の民主化につながる唯一の道であることを信じて、その道を開くための努力を惜しまない所存である。
2012年1月26日 アジア自由民主連帯協議会
http://freeasia2011.org
横浜中華街前/台湾を中国領土とする文科省「教科書検定」を許すな!街宣・署名活動
日時 平成24年1月29日(日) 12時00分~16時00分
場所 JR 石川町駅北口(中華街寄り) 付近
内容 街頭でのアピール、署名集め、チラシ配布(他3民族関係資料も同時配布)
主催 台湾研究フォーラム
協力 神奈川フォルモサ倶楽部
当日連絡先 090-8108-4905
メルマガ版「台湾は日本の生命線!」を配信中
さまざまな論説、活動情報を毎日お届けします。
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台湾の四年前の総統選挙直後は、中国傾斜の国民党の馬英九政権を選んだ台湾の有権者に対し、台湾を生命線とする日本は物を言うべきだと訴える論文も書いていた久保田信之・元学習院女子大学教授。ところが先頃の総統選挙で馬英九が再選されるや、その結果を「謙虚に受け止めるべきだ」と訴える論文を、世界日報の紙面を借りて発表した。
問題は論文の中で、投票当日に「頑張れ!民主台湾・東京大会」を開催し、台湾の有権者に「棄馬(中)保台」、つまり「馬英九(中国の傀儡)への投票を止め、台湾を守ろう」との激励、連帯のメッセージを発した「頑張れ日本!全国行動委員会」に対し、「自称・親台派」と誹謗し、「傲慢で高飛車」だと言いがかりを付けたことだ。
さらには「『日の丸』を掲げて徒党を組み、激しい示威行為をなす前に、自分自身の資質を高めて台湾人をはじめ近隣諸国から信頼され尊敬される日本人に成長・脱皮する謙虚さが必要」だなどと説教まで垂れて見せたのだから、呆れてものも言えないのである。
寄稿先が全国一般には入手しにくい世界日報だったから、まだよかったのかも知れない。もし産経新聞か何かに載せられたら、その悪影響には計り知れないものがあったと思う。「頑張れ日本」の真摯な活動も、印象の面で大きなダメージを受けたはずだ。
久保田氏が「台湾人をはじめ近隣諸国から信頼され」ろと言うのも気になる。この「近隣諸国」には中国も当然含まれるに違いない。
四年前には「頑張れ日本」と同様、中国を日台を脅かす存在として警戒していたはずだが、今や「日本にとって危険極まりない中国が、台湾の政治、経済に影響力を及ぼし、『台湾併呑』を企てていると断定し」たなどと、「頑張れ日本」を批判するまでになっている。国民党と歩調を合わせ、「中国脅威論」を否定したいのか。
こうした、ややもすれば保守派、親台派から批判を浴びそうな文章を敢えて発表したのには、やはりそれなりの理由があるはずだ。国民党側から依頼があったのだろうか。それとも国民党の歓心を買うため、自ら進んで書いたのだろうか。
国民党政権が台湾有権者の信任を受けた形で二期目を迎えれば、それを支持する方が得だと計算した人々が、今後日本国内で増殖し、同党の宣伝工作に手を貸し始めるのではとはかねがね予測していたが、実際にそうなるのだろうかと考えてしまう。
さてこの問題に関し、本ブログはすでに“「頑張れ日本!」の台湾応援集会を非難した学者・久保田信之先生はどこの味方か”(1月23日)と、“日本人に噛み付く「国民党の犬」にだけはなりたくない”(1月26日)との二本の記事を載せているが、その間、コメント欄で、「李」氏という台湾人読者からメッセージをもらった。
これを読む限りこの人は、「頑張れ!民主台湾・東京大会」に参加し、あるいはその模様を実況生中継か後日の報道番組で見て、賛同した人のようだ。
メッセージは漢語。「漢語が分かる方は日本語に翻訳し、もっと大勢の日本の皆様に私たちの感謝の気持ちを伝え、そして久保田氏のウソを暴いて下さい」と書き添えられていたので、ここに翻訳し、下に掲げたい。
次のようなものだった。
私は台湾人ですが、この久保田氏の言論にはとても賛同できません。彼の姿勢は、馬英九氏の選挙支援に乗り出した大企業トップたちとよく似ています。何らかの利益の繋がりによって結託しているのだと疑わざるを得ません。
私たち台湾人は長年、永山英樹氏たちが一貫して第一線に立ち、台湾のために声を上げ、台湾の民主と自由を支持してくれるのを目の当たりにし、いくら感謝しても感謝し切れない気持ちでいます。しかしそれなのに、なぜこれほど台湾を応援してくれる友人たちを傲慢などと誤解させたがるのでしょうか。私は久保田氏が学者の身分でありながら、親中・売台の国民党政権を戴き、彼等に取り入ろうと、このような文章を書いたことこそ傲慢だと思っています。
台湾総統選挙に合わせ、チャンネル桜の水島総社長が代々木公園のステージで開催したあの集会は、本当に感動的でした。日本の友人の皆様、ありがとうございます。皆様には引き続き台湾を応援していただけますようお願いします。
私はこれを読んで、いたく感動した。
あの日の集会は主催者も、そして寒空の下の野外ステージの会場に集結した人々も、みな台湾を日本の兄弟国のように親しみ、日台の繁栄、民主主義、そして尊厳がいつまでも守られるようにと祈る思いでいたものだ。そしてこのような日本人たちの個人的な利益を度外視した友情、そして勇気と誇りが溢れる姿を、他の国の人のことは知らないが、台湾人なら理解してくれるのだ。
たとえ今回の選挙で国民党に投票した人々でも、台湾の行く末を心配する日本人の友情を、多くは喜ぶことと思う。なぜなら、それが台湾人というものだからである。
このような素晴らしい友人の前で、我々日本人は久保田氏のように「傲慢」であってはならない。
きっと心に隙があるから、取り込まれたか何かしたのではないか。
【関連記事】
「頑張れ日本!」の台湾応援集会を非難した学者・久保田信之先生はどこの味方か 12/01/23
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日本人に噛み付く「国民党の犬」にだけはなりたくない 12/01/26
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「頑張れ日本!全国行動委員会」への誹謗に台湾から怒りの声(付:問題の「久保田信之論文」全文)12/01/27
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台湾人に自重互敬の心で対せ
自称『親台派』は反省を 日本自らを磨き信頼を得よ
NPO法人修学院院長 アジア太平洋交流学会代表理事 久保田 信之
台湾の総統選挙は14日、投開票され、国民党の馬英九氏(61)が、野党・民進党の蔡英文主席(55)や親民党の宋楚瑜主席(69を大差で抑えて再選を決めた。また同日実施された立法委員選挙(日本で言う国会議員選挙)でも、国民党が過半数の64議席を確保して終わった。
2008年の初当選以来、中台関係を大幅に改善させた馬氏の対中融和政策を他でもない台湾の有権者が信任したのであり、今後も、経済中心に中台の一層の緊密化が実現することを台湾人自身が求めた結果なのだと謙虚に認める必要がある。
ところが、「棄馬保台」(馬英九氏を捨て去り、台湾を防衛しよう)、さらには「棄中保台」(中国を破棄して台湾を守ろう)と言った標語をかざして、「国民党が勝利すれば、台湾が、住民の意思に反して中国に併呑される」とか「中国の勢力はさまざまなルートで台湾に入り込み、威圧、恐喝、利益誘導などの手段を行使して、親中統一派の候補者を支援したり選挙に介入し、政局を操作し続けている」といった「民進党の国民党反対キャンペーン」を「自称・親台派」の面々が盛んに流してきたことをご存知であろう。
彼らの主義主張の大前提は、いわゆる「中国脅威論」である。日本にとって危険極まりない中国が、台湾の政治、経済に影響力を及ぼし、「台湾併呑」を企てていると断定し、馬英九政権は、それを阻止して台湾の独立を志向するどころか、中国の手先になって台湾を売り渡そうとしているのだと激しく糾弾する。
彼らは祖国日本を愛するとの熱い思いから「台湾が中国に併呑されることは日本の安全にとって大きな脅威となるのだから、『台湾併呑』は絶対に阻止しなければならない」と結論付け、「そのためにも今回の総統選挙によって馬政権を打倒して蔡英文政権の樹立を実現するよう台湾の世論に働きかけるのだ」と主張するのである。
彼らは、台湾で選挙が実施される14日に、渋谷公園および代々木公園に集結するよう呼びかけたが、一つの大きな趣旨に、中国の圧力から日本国を守ろうとする「愛国心」があったことは国旗を掲げることを要求したことに明らかだろう。中国の危険な野望に迎合しようとしている馬英九氏の再選を阻止するよう「台湾人に良識ある判断を求めるのだ」とか「台湾は孤立していない。日本国民は共にあり、をしっかりと認識してもらう」ために、さらには「選挙結果がどうあれ、今後ますます拡大する中国の脅威の前における日台関係の強化を訴える」ためにわれわれは今回、このような示威行動をとるのだと主張し、この模様は「インターネットで台湾に向け、実況生放送をするのだ」と表明したのである。
これから発展させて「中国人である馬氏らには、なぜ台湾人などを守るために、祖国の軍事力と戦い、血を流す必要があるのかと思うはずだ」とか、馬政権を「親中政策を推進する反台湾的な政治実体だ」といった激しい推論が生まれ「日本の有権者も台湾の有権者に対して『棄中保台』を求めなければならない」と激しく訴えたのである。
しかし、14日の開票の結果は、こういった彼らの主義主張ならびに行動が、690万人近くの台湾人の心ではなかったことが明らかになった。あれほど強く深く介入した「自称・親台派」諸氏は、このような結果をどのように位置づけているのであろうか。
率直に言って、彼等の主義主張に心を動かしてきた日本人が少なくないことは承知している。
われわれ自身も、従来から、台湾の歴史と地政学的位置そのものが、如何に日本の命運を左右するものであり、台湾の安定と繁栄を真剣に求め続けてきたことから、一人でも多くの日本人に、台湾への関心を深めて、心を寄せてくれるよう働きかけ続けて来たつもりだ。それ故、こういった「自称・親台派」の主義主張にも少なからず共鳴するものであることを素直に認める。
しかし、この件に限らず「親台湾派、愛台湾派」の基本的姿勢を、この際改めて問い直したいのである。
先ずは、選挙権もなく、将来の台湾を担うこともできない「異国の人間」が、台湾の命運を放棄することなく担い続けて台湾国内で必死に悪戦苦闘している真の台湾の有権者に向かって「棄中保台」を求めたり「台湾人よ、中国を恐れるな」「台湾の明日を守れ」などといった傲慢で高飛車な、指導者ぶった言動を発することは、「自重互恵の精神」に反するのではないか。
さらに言うならば、日本人自らの知恵と努力によって、中国の覇権主義を糾弾し阻止しなければならないはずなのだ。民進党のいう「棄中保台」に便乗して、日本防衛を軽減しようと企んでいるのではないか。
我々がなすべき努力は、『日の丸』を掲げて徒党を組み、激しい示威行為をなす前に、自分自身の資質を高めて台湾人をはじめ近隣諸国から信頼され尊敬される日本人に成長・脱皮する謙虚さが必要なのではなかろうか。今こそ、騒ぐ自分に打ち克つために「自重互敬の精神」に立ち返るべきだと言いたい。
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動画全集―日台連帯を訴えた「1・14頑張れ!民主台湾・東京集会」(3)
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【台湾人の日本語教師】日本のみなさん、ありがとう!
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【三浦小太郎氏】敵は日本国内にも居る
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【井上和彦】仙台にパンダは要らないよ
http://youtu.be/4iKi36bK5x4
【大高未貴】犬NKは中国に消えろ!
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アジア自由民主連帯協議会声明
中国共産党政権のチベット人殺戮に関する緊急声明
2012年1月23日、中国四川省甘孜チベット族自治州炉霍県で、ダライ・ラマ14世のチベット帰還を求めるデモ隊にたいして、中国共産党政権の武装警察部隊が無差別の発砲を行い、3人のチベット人を殺してしまい、多くの人々を負傷させた。その翌日の24日、同じ甘孜自治州の色達県でも、チベット人のデモ隊に警察部隊が発砲し、2人が死亡した。けが人も多数出ている模様である。
1950年に中国共産党軍がチベットを占領してその支配下において以来、北京のファシズム政府はチベット民族に対して殺戮と略奪の限りを尽くして民族絶滅政策を推進してきた。そして今でも、このような時代錯誤の植民地政策が現在進行形で進められている最中である。それに対し、チベット人たち自らの尊厳を守るべく平和な抗議活動を行ったところ、北京の政府はまたもや武力による血の鎮圧を行い、チベット人に対しておかした累々たる罪の上に新たな罪を加えた。それはまさに人道と人権に対する言語道断の犯罪であり、文明社会の理念と原則に対する野蛮な蹂躙である。
われわれアジア自由民主連帯協議会はここにて緊急声明を発表し、北京政府の蛮行によって尊い命を奪われたチベット人の死にたいし心よりの哀悼を捧げる同時に、このような許し難い野蛮な犯罪を犯した北京政府にたいしては、大きな憤りをもって抗議の意を強く表明したい。チベット人に対する血の鎮圧を即時に止めることを強く求めるものである。
そして、中国共産党政権に国際的な圧力を加えることによってその野蛮な武力鎮圧を制止するために、当協議会は、人権と自由を重んじる日本国内外のすべての機関・団体及び個人に対し、中国共産党政権の犯罪行為に対して抗議の声を上げ、チベット人の抗議活動を応援する輪を広げていくことを求めたい。自由と人権を熱愛するわれわれ文明社会の一員は、今の事態をけっして座視してはならないのである。
チベットはそもそもチベット人のものである。チベット人には領地の回復と民族の独立を求める当然の権利があり、中国共産党政権の植民地支配と圧政から解放されなければならない。当協議会は今後とも、チベット人の民族独立運動あるいは民族の自決を求める運動に多大な関心を寄せ、心尽くしの応援と声援を送りたい。そしてわれわれは、チベット人を含めて中国共産党政権によって抑圧されているすべての民族が自らの独立を回復し、それをもって「中華帝国」の解体を計っていくことこそが、諸民族の幸福の増大とアジアの平和の維持と、中国自身の民主化につながる唯一の道であることを信じて、その道を開くための努力を惜しまない所存である。
2012年1月26日 アジア自由民主連帯協議会
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横浜中華街前/台湾を中国領土とする文科省「教科書検定」を許すな!街宣・署名活動
日時 平成24年1月29日(日) 12時00分~16時00分
場所 JR 石川町駅北口(中華街寄り) 付近
内容 街頭でのアピール、署名集め、チラシ配布(他3民族関係資料も同時配布)
主催 台湾研究フォーラム
協力 神奈川フォルモサ倶楽部
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