親日的な台湾人をここまで憎悪する中国人―中国政府の李登輝批判を見よ
2015/09/16/Wed
「抗日戦争勝利」の歴史を巡っては、どちらがその主役だったかで国共両党は対立するが、しかしその歴史は、中華民族の誇りを両党が共に認め合うことのできる唯一のものである。
そこで国民党を籠絡し、統一の道筋を付けたい中共は、天安門前で九月三日に実施した「勝利七十周年」の記念式典・軍事パレードに同党からの参加を期待したところ、それに応えたのが元副総統である連戦名誉主席である。
香港行政長官らに近い席に座らされ、パレードを加熱した連戦・国民党名誉主席
しかしパレードで誇示される多くは台湾攻略のための兵器だ。台湾国内では、こんなのを観閲するなど、連戦は明らかな反逆者だとする批判が巻き起こった。国民党党内からも、歴史観の異なる中共に与するなんて、と怒りの声が収まらない。
そこで十六日、中国で台湾工作を司る国務院台湾事務弁公室の定例記者会見では、台湾メディアの記者からこんな質問が出された。「連戦はこちらでパレードを観閲したため、台湾各界から非難されている。このような状況をどうご覧になるか」と。
これに対し、馬暁光・同室報道官は、次のように述べた。
抗日戦争の歴史に無関心な台湾人への憎悪を剥き出しにした国務院台湾事務弁公室の馬暁光
報道官
―――抗日戦争の勝利は中華民族の大団結の勝利。両岸の同胞は全民族の利益という高い次元方歴史の教訓を銘記、抗戦精神と民族の浩気を高揚させ、せっかくの(良好な)両岸関係を大切にするべきだ。
―――九二年コンセンサス(台中間での「一つの中国」での合意とされる)を堅持し、台独(台湾独立)に反対するという共通の政治的基礎の上で、引き続き両岸関係の平和的発展を促進し、中華民族の偉大なる復興に力を入れるべきである。
―――歴史の評価に異なりはあるが、異なりは昔からのもの。近年の両岸関係の平和的発展に伴い、そうした異なりは縮小されつつある。異なりは完全に処理できる。そうしたもので平和的発展に不要な影響を及ぼすべきではない。
以上のように、懸命に連戦を擁護した馬暁光。「台湾同胞には、もっと中華民族としての誇りを持っていただきたい」との苛立ちもあっただろう。
だから、次のようにも付け加えたのである。
―――それよりも両岸の同胞に警戒を呼び掛けなくてはならないのは、台独勢力が中華民族の抗戦の成果を否定し、台湾同胞の日本殖民統治と抗日戦争の勝利への重要な貢献を抹殺し、両岸同胞の感情を挑発し、両岸関係の平和的発展を破壊しようと企んでいることだ。
―――台独史観の蔓延を阻止し、台独分裂の謀略を阻止すること。これが両岸の責任ある政党や政治家達が先ず担わなくてはならない歴史的責任である。
ここでいう「台独史観」とは、アンチ中華民族主義史観と呼ぶことができる。
国民党が学校教育でかつて導入し、そして今再び復活させようとしている中華民族主義史観は、台湾を中国の一部と宣伝する目的で、台湾史を強引に中国史の一環と位置付ける捏造だらけの政治的歴史観。だが台湾には中国とは異なる独自の歴史的歩みがあり、民主化以降はそうした史実を重視する理知的潮流が強まっている。もちろん国共が何よりも強調したがる「中華民族としての抗日」の歴史も、台湾人の視点にかかれば自ずと異なる取り扱いとなる。
そうしたものを国共両党は、怒りと憎しみを込めて「台独史観」などと呼ぶのだ。しかしそれは史実重視の歴史観につき、論争となれば手も足も出せないため、批判もよけいにヒステリックになっている。
たとえば最近の李登輝元総統に対する批判などは、まさにそれだ。
李登輝は八月に日本誌に掲載された論文で、国民党政権による「抗日戦争勝利七十周年記念」行事に関し、次のように語った。
「七十年前まで日本と台湾は『同じ国』だったのである。(中略)台湾が日本と戦った(抗日)という事実もない」
「私は陸軍に志願し、兄・李登欽は海軍に志願した。当時われわれ兄弟は、紛れもなく「日本人」として、祖国のために戦ったのである」
全てが事実ではないか。しかし馬英九総統などは「台湾を裏切り、人民を辱める発言」などと痛罵し、謝罪を求める始末。反日意識こそ中華民族主義の基礎であるにつき、台湾人のこうした親日感情を、何が何でも許せないのだ。
親日的な台湾人をここまで憎悪する中国人―中国政府の李登輝批判を見よ
「抗日戦争勝利」の歴史を巡っては、どちらがその主役だったかで国共両党は対立するが、しかしその歴史は、中華民族の誇りを両党が共に認め合うことのできる唯一のものである。
そこで国民党を籠絡し、統一の道筋を付けたい中共は、天安門前で九月三日に実施した「勝利七十周年」の記念式典・軍事パレードに同党からの参加を期待したところ、それに応えたのが元副総統である連戦名誉主席である。
しかしパレードで誇示される多くは台湾攻略のための兵器だ。台湾国内では、こんなのを観閲するなど、連戦は明らかな反逆者だとする批判が巻き起こった。国民党党内からも、歴史観の異なる中共に与するなんて、と怒りの声が収まらない。
そこで十六日、中国で台湾工作を司る国務院台湾事務弁公室の定例記者会見では、台湾メディアの記者からこんな質問が出された。「連戦はこちらでパレードを観閲したため、台湾各界から非難されている。このような状況をどうご覧になるか」と。
これに対し、馬暁光・同室報道官は、次のように述べた。
―――抗日戦争の勝利は中華民族の大団結の勝利。両岸の同胞は全民族の利益という高い次元方歴史の教訓を銘記、抗戦精神と民族の浩気を高揚させ、せっかくの(良好な)両岸関係を大切にするべきだ。
―――九二年コンセンサス(台中間での「一つの中国」での合意とされる)を堅持し、台独(台湾独立)に反対するという共通の政治的基礎の上で、引き続き両岸関係の平和的発展を促進し、中華民族の偉大なる復興に力を入れるべきである。
―――歴史の評価に異なりはあるが、異なりは昔からのもの。近年の両岸関係の平和的発展に伴い、そうした異なりは縮小されつつある。異なりは完全に処理できる。そうしたもので平和的発展に不要な影響を及ぼすべきではない。
以上のように、懸命に連戦を擁護した馬暁光。「台湾同胞には、もっと中華民族としての誇りを持っていただきたい」との苛立ちもあっただろう。
だから、次のようにも付け加えたのである。
―――それよりも両岸の同胞に警戒を呼び掛けなくてはならないのは、台独勢力が中華民族の抗戦の成果を否定し、台湾同胞の日本殖民統治と抗日戦争の勝利への重要な貢献を抹殺し、両岸同胞の感情を挑発し、両岸関係の平和的発展を破壊しようと企んでいることだ。
―――台独史観の蔓延を阻止し、台独分裂の謀略を阻止すること。これが両岸の責任ある政党や政治家達が先ず担わなくてはならない歴史的責任である。
ここでいう「台独史観」とは、アンチ中華民族主義史観と呼ぶことができる。
国民党が学校教育でかつて導入し、そして今再び復活させようとしている中華民族主義史観は、台湾を中国の一部と宣伝する目的で、台湾史を強引に中国史の一環と位置付ける捏造だらけの政治的歴史観。
中華民族主義史観を教科書に復活させた国民党政権に対し、全国の高校生達が抗議で立ち上
がった。こうした状況は、台湾人の中華民族化を求める中共をも警戒させている
だが台湾には中国とは異なる独自の歴史的歩みがあり、民主化以降はそうした史実を重視する理知的潮流が強まっている。もちろん国共が何よりも強調したがる「中華民族としての抗日」の歴史も、台湾人の視点にかかれば自ずと異なる取り扱いとなる。
そうしたものを国共両党は、怒りと憎しみを込めて「台独史観」などと呼ぶのだ。しかしそれは史実重視の歴史観につき、論争となれば手も足も出せないため、批判もよけいにヒステリックになっている。
たとえば最近の李登輝元総統に対する批判などは、まさにそれだ。
捏造だらけの中華民族主義史観に染まることない李登輝元総統の歴史証言に国民党は激怒した
李登輝は八月に日本誌に掲載された論文で、国民党政権による「抗日戦争勝利七十周年記念」行事に関し、次のように語った。
「七十年前まで日本と台湾は『同じ国』だったのである。(中略)台湾が日本と戦った(抗日)という事実もない」
「私は陸軍に志願し、兄・李登欽は海軍に志願した。当時われわれ兄弟は、紛れもなく「日本人」として、祖国のために戦ったのである」
全てが事実ではないか。しかし馬英九総統などは「台湾を裏切り、人民を辱める発言」などと痛罵し、謝罪を求める始末。反日意識こそ中華民族主義の基礎であるにつき、台湾人のこうした親日感情を、何が何でも許せないのだ。
史実を述べた李登輝元総統を罵り、謝罪を要求した馬英九総統
そしてそれは馬暁光も同様だった。この日は李登輝についても言及している。
―――李登輝の最近の言行は、その錯乱した歴史観、恥じるべき殖民奴隷化根性、そして頑迷な台独の主張、両岸関係の発展を破壊し、両岸人民の感情を離間させる険悪な企みを充分なまでに暴露し、両岸同胞の強烈な怒りを引き起こしている。
―――歴史がすでに何度も証明しているように、民族の利益を売り渡すものに明日はなく、ついには歴史の恥辱の柱に釘で打ちつけられるだろう。
この憎悪の激しさを見よ。
中華民族主義などに染まることなく、親日的で理知的な台湾の人々を、国共両党はここまで憎んでいるのだ。
中国は台湾人を「台湾同胞」と呼ぶが、しかし両者は性格、感情、思想、文化の面で、こまで大きく異なるのだ。そしてそうした隔たりが中国による統一に対する大きな障害となっており、中国側の台湾への憎しみはますます深まるばかりである。
*******************************************
ブログランキング参加中
よろしければクリックをお願いします。 運動を拡大したいので。
↓ ↓
モバイルはこちら
↓ ↓
http://blog.with2.net/link.php
link.php
そこで国民党を籠絡し、統一の道筋を付けたい中共は、天安門前で九月三日に実施した「勝利七十周年」の記念式典・軍事パレードに同党からの参加を期待したところ、それに応えたのが元副総統である連戦名誉主席である。
香港行政長官らに近い席に座らされ、パレードを加熱した連戦・国民党名誉主席
しかしパレードで誇示される多くは台湾攻略のための兵器だ。台湾国内では、こんなのを観閲するなど、連戦は明らかな反逆者だとする批判が巻き起こった。国民党党内からも、歴史観の異なる中共に与するなんて、と怒りの声が収まらない。
そこで十六日、中国で台湾工作を司る国務院台湾事務弁公室の定例記者会見では、台湾メディアの記者からこんな質問が出された。「連戦はこちらでパレードを観閲したため、台湾各界から非難されている。このような状況をどうご覧になるか」と。
これに対し、馬暁光・同室報道官は、次のように述べた。
抗日戦争の歴史に無関心な台湾人への憎悪を剥き出しにした国務院台湾事務弁公室の馬暁光
報道官
―――抗日戦争の勝利は中華民族の大団結の勝利。両岸の同胞は全民族の利益という高い次元方歴史の教訓を銘記、抗戦精神と民族の浩気を高揚させ、せっかくの(良好な)両岸関係を大切にするべきだ。
―――九二年コンセンサス(台中間での「一つの中国」での合意とされる)を堅持し、台独(台湾独立)に反対するという共通の政治的基礎の上で、引き続き両岸関係の平和的発展を促進し、中華民族の偉大なる復興に力を入れるべきである。
―――歴史の評価に異なりはあるが、異なりは昔からのもの。近年の両岸関係の平和的発展に伴い、そうした異なりは縮小されつつある。異なりは完全に処理できる。そうしたもので平和的発展に不要な影響を及ぼすべきではない。
以上のように、懸命に連戦を擁護した馬暁光。「台湾同胞には、もっと中華民族としての誇りを持っていただきたい」との苛立ちもあっただろう。
だから、次のようにも付け加えたのである。
―――それよりも両岸の同胞に警戒を呼び掛けなくてはならないのは、台独勢力が中華民族の抗戦の成果を否定し、台湾同胞の日本殖民統治と抗日戦争の勝利への重要な貢献を抹殺し、両岸同胞の感情を挑発し、両岸関係の平和的発展を破壊しようと企んでいることだ。
―――台独史観の蔓延を阻止し、台独分裂の謀略を阻止すること。これが両岸の責任ある政党や政治家達が先ず担わなくてはならない歴史的責任である。
ここでいう「台独史観」とは、アンチ中華民族主義史観と呼ぶことができる。
国民党が学校教育でかつて導入し、そして今再び復活させようとしている中華民族主義史観は、台湾を中国の一部と宣伝する目的で、台湾史を強引に中国史の一環と位置付ける捏造だらけの政治的歴史観。だが台湾には中国とは異なる独自の歴史的歩みがあり、民主化以降はそうした史実を重視する理知的潮流が強まっている。もちろん国共が何よりも強調したがる「中華民族としての抗日」の歴史も、台湾人の視点にかかれば自ずと異なる取り扱いとなる。
そうしたものを国共両党は、怒りと憎しみを込めて「台独史観」などと呼ぶのだ。しかしそれは史実重視の歴史観につき、論争となれば手も足も出せないため、批判もよけいにヒステリックになっている。
たとえば最近の李登輝元総統に対する批判などは、まさにそれだ。
李登輝は八月に日本誌に掲載された論文で、国民党政権による「抗日戦争勝利七十周年記念」行事に関し、次のように語った。
「七十年前まで日本と台湾は『同じ国』だったのである。(中略)台湾が日本と戦った(抗日)という事実もない」
「私は陸軍に志願し、兄・李登欽は海軍に志願した。当時われわれ兄弟は、紛れもなく「日本人」として、祖国のために戦ったのである」
全てが事実ではないか。しかし馬英九総統などは「台湾を裏切り、人民を辱める発言」などと痛罵し、謝罪を求める始末。反日意識こそ中華民族主義の基礎であるにつき、台湾人のこうした親日感情を、何が何でも許せないのだ。
親日的な台湾人をここまで憎悪する中国人―中国政府の李登輝批判を見よ
「抗日戦争勝利」の歴史を巡っては、どちらがその主役だったかで国共両党は対立するが、しかしその歴史は、中華民族の誇りを両党が共に認め合うことのできる唯一のものである。
そこで国民党を籠絡し、統一の道筋を付けたい中共は、天安門前で九月三日に実施した「勝利七十周年」の記念式典・軍事パレードに同党からの参加を期待したところ、それに応えたのが元副総統である連戦名誉主席である。
しかしパレードで誇示される多くは台湾攻略のための兵器だ。台湾国内では、こんなのを観閲するなど、連戦は明らかな反逆者だとする批判が巻き起こった。国民党党内からも、歴史観の異なる中共に与するなんて、と怒りの声が収まらない。
そこで十六日、中国で台湾工作を司る国務院台湾事務弁公室の定例記者会見では、台湾メディアの記者からこんな質問が出された。「連戦はこちらでパレードを観閲したため、台湾各界から非難されている。このような状況をどうご覧になるか」と。
これに対し、馬暁光・同室報道官は、次のように述べた。
―――抗日戦争の勝利は中華民族の大団結の勝利。両岸の同胞は全民族の利益という高い次元方歴史の教訓を銘記、抗戦精神と民族の浩気を高揚させ、せっかくの(良好な)両岸関係を大切にするべきだ。
―――九二年コンセンサス(台中間での「一つの中国」での合意とされる)を堅持し、台独(台湾独立)に反対するという共通の政治的基礎の上で、引き続き両岸関係の平和的発展を促進し、中華民族の偉大なる復興に力を入れるべきである。
―――歴史の評価に異なりはあるが、異なりは昔からのもの。近年の両岸関係の平和的発展に伴い、そうした異なりは縮小されつつある。異なりは完全に処理できる。そうしたもので平和的発展に不要な影響を及ぼすべきではない。
以上のように、懸命に連戦を擁護した馬暁光。「台湾同胞には、もっと中華民族としての誇りを持っていただきたい」との苛立ちもあっただろう。
だから、次のようにも付け加えたのである。
―――それよりも両岸の同胞に警戒を呼び掛けなくてはならないのは、台独勢力が中華民族の抗戦の成果を否定し、台湾同胞の日本殖民統治と抗日戦争の勝利への重要な貢献を抹殺し、両岸同胞の感情を挑発し、両岸関係の平和的発展を破壊しようと企んでいることだ。
―――台独史観の蔓延を阻止し、台独分裂の謀略を阻止すること。これが両岸の責任ある政党や政治家達が先ず担わなくてはならない歴史的責任である。
ここでいう「台独史観」とは、アンチ中華民族主義史観と呼ぶことができる。
国民党が学校教育でかつて導入し、そして今再び復活させようとしている中華民族主義史観は、台湾を中国の一部と宣伝する目的で、台湾史を強引に中国史の一環と位置付ける捏造だらけの政治的歴史観。
中華民族主義史観を教科書に復活させた国民党政権に対し、全国の高校生達が抗議で立ち上
がった。こうした状況は、台湾人の中華民族化を求める中共をも警戒させている
だが台湾には中国とは異なる独自の歴史的歩みがあり、民主化以降はそうした史実を重視する理知的潮流が強まっている。もちろん国共が何よりも強調したがる「中華民族としての抗日」の歴史も、台湾人の視点にかかれば自ずと異なる取り扱いとなる。
そうしたものを国共両党は、怒りと憎しみを込めて「台独史観」などと呼ぶのだ。しかしそれは史実重視の歴史観につき、論争となれば手も足も出せないため、批判もよけいにヒステリックになっている。
たとえば最近の李登輝元総統に対する批判などは、まさにそれだ。
捏造だらけの中華民族主義史観に染まることない李登輝元総統の歴史証言に国民党は激怒した
李登輝は八月に日本誌に掲載された論文で、国民党政権による「抗日戦争勝利七十周年記念」行事に関し、次のように語った。
「七十年前まで日本と台湾は『同じ国』だったのである。(中略)台湾が日本と戦った(抗日)という事実もない」
「私は陸軍に志願し、兄・李登欽は海軍に志願した。当時われわれ兄弟は、紛れもなく「日本人」として、祖国のために戦ったのである」
全てが事実ではないか。しかし馬英九総統などは「台湾を裏切り、人民を辱める発言」などと痛罵し、謝罪を求める始末。反日意識こそ中華民族主義の基礎であるにつき、台湾人のこうした親日感情を、何が何でも許せないのだ。
史実を述べた李登輝元総統を罵り、謝罪を要求した馬英九総統
そしてそれは馬暁光も同様だった。この日は李登輝についても言及している。
―――李登輝の最近の言行は、その錯乱した歴史観、恥じるべき殖民奴隷化根性、そして頑迷な台独の主張、両岸関係の発展を破壊し、両岸人民の感情を離間させる険悪な企みを充分なまでに暴露し、両岸同胞の強烈な怒りを引き起こしている。
―――歴史がすでに何度も証明しているように、民族の利益を売り渡すものに明日はなく、ついには歴史の恥辱の柱に釘で打ちつけられるだろう。
この憎悪の激しさを見よ。
中華民族主義などに染まることなく、親日的で理知的な台湾の人々を、国共両党はここまで憎んでいるのだ。
中国は台湾人を「台湾同胞」と呼ぶが、しかし両者は性格、感情、思想、文化の面で、こまで大きく異なるのだ。そしてそうした隔たりが中国による統一に対する大きな障害となっており、中国側の台湾への憎しみはますます深まるばかりである。
*******************************************
ブログランキング参加中
よろしければクリックをお願いします。 運動を拡大したいので。
↓ ↓
モバイルはこちら
↓ ↓
http://blog.with2.net/link.php
link.php