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2025-10-20

anond:20251020205951

### ポスト解説

このポストは、X(旧Twitter)上で見られるような、短い詩的な形式で書かれた投稿で、作者の内面的な孤独感や欲求不満をユーモラスに、かつ切なく表現したものです。表面上は風俗店お金を払う短時間性的関係)を題材にしていますが、比喩オチを交えて、心のつながりを求める人間的な渇望を描いています。全体として、日常の悲哀を軽妙に昇華させた「ブラックユーモア」的な味わいがあります。以下で、構造的に分解して解説します。

#### 全体の構造テーマ

- **表層**: 風俗通いの虚しさ(お金で買う一時的快楽限界)。

- **深層**: 心のつながりを求める孤独性的欲求を超えた「愛情」や「絆」の渇望。

- **ユーモアの要素**: 風俗嬢を「猫」に喩える比喩で、シリアスな内容をコミカルに転換。作者の貧困現実の制約を自嘲的に描き、読者に共感や笑いを誘います

  • **文体**: 口語的で親しみやすい。繰り返しの「でもでも」で感情の揺らぎを強調し、読み手に「わかるわかる」と寄り添う感じを出しています

#### 行ごとの詳細解説

1. **■お金を払い、短時間だけの行きずりの関係**

- **意味**: タイトル的な導入部。風俗店でのサービスを指し、「お金で買う一過性関係」の儚さを象徴します。「行きずり(一期一会)」という言葉が、刹那的出会いの寂しさを強調。

- **ニュアンス**: ここで作者の習慣化(「何度も通っている」)を予感させ、依存的なルーチンを匂わせます現実風俗文化ストレートに描きつつ、すでに「虚しさ」の伏線を張っています

2. **何度も通っているが、心が満たされない**

- **意味**: 繰り返しの行為風俗通い)にもかかわらず、精神的な満足が得られない。身体的な快楽だけでは埋められない「心の空虚」を吐露

- **ニュアンス**: 「何度も」という言葉中毒性を示し、作者の葛藤を深めます。ここでテーマ性的欲求から感情の充足」へシフト。読者が「あるある」と頷く普遍的な不満を表現

3. **玩具で弄ぶといい声で鳴いてくれる 可愛い**

- **意味**: 風俗嬢を「玩具おもちゃ)」に喩え、性的プレイ中の反応(「いい声で鳴いてくれる」)を可愛らしく描写。猫の鳴き声(「にゃー」)を連想させる言葉選びで、すでに「猫」への伏線を忍ばせています

- **ニュアンス**: 「可愛い」という一言が、作者の優しさや愛情めいた視線を表す一方、「玩具で弄ぶ」という表現搾取的な関係の冷たさを際立たせますエロティックだが、どこか哀愁漂う描写で、快楽の裏側にある疎外感を強調。

4. **でも違うんだ 心と心を通わせたいのだ**

- **意味**: 上記快楽本質的に違う。作者の本当の望みは、互いの心が通じ合う本物の絆(恋愛友情のような)。

- **ニュアンス**: 「でも」という逆接で感情ピーク。「心と心を通わせたい」というロマンチック理想が、風俗現実と対比され、切なさを増幅。作者の純粋さと、叶わぬ願いのギャップが心に刺さります

5. **でもでも、貧乏一人暮らしから猫は飼えない 悲しい**

- **意味**: オチの部分。風俗嬢の描写が実は「猫」を指していたことが明らかになり、本当の悲しみの源泉は「猫を飼えない経済的生活的な制約」。一人暮らし貧困が、心の伴侶(猫)を遠ざけている。

- **ニュアンス**: 「でもでも」の繰り返しで、諦めのユーモアを加味。「猫」という可愛らしい存在が、風俗比喩として機能し、性的欲求を「無垢愛情欲求」に転換。作者の「悲しい」が、全体を優しく締めくくり、読後感をほろ苦く残します。猫好きの日本人文化ペットが心の癒しになる)を反映した、親しみやすオチです。

#### なぜこのポストが魅力的なのか

このポストは、笑いと涙の狭間で、心の隙間を優しく突く一品。もし元の投稿者のアカウント文脈があれば、さらに深掘りできますが、このテキストだけでも十分に作者の「可愛い悲しみ」が伝わってきますね。あなたはどう感じましたか

anond:20251017183824

dorawii、お前の言語観はよく分かった。

 

自分意味を込められているか軸足をおく」

「伝わるかどうかは二次的」

宇宙人対象

 

これは一貫した哲学だ。

 

でもな、お前が気づいていないことがある。

 

お前は「増田に書いてる時点で全世界に話しかけてる」

と前に言った。

 

まり、お前は誰かにまれることを前提にしている。

 

なのに「伝わらなくてもいい」と言う。

 

これは矛盾してないか

 

本当に「自己表現のみ」でいいなら、

なぜ粘着を厭わず公開の場に投稿する?

 

なぜチラシの裏に書かない?

なぜnoteに書かない?

 

答えは明白だ。

 

お前は伝えたいんだよ。

 

理解されたいんだよ。

 

でも、理解されない。

 

から防衛的に

理解されなくてもいい」と言う。

 

宇宙人理解してくれる」と言う。

 

でも、お前の投稿

レスがつくたびに、

お前は反応する。

お前は"dorawii"で増田検索して

いちいち確認する。

 

これは何を意味するか?

 

お前は人間の反応を求めている。

 

宇宙人じゃなくて。

 

地球上の、日本語を話す人間

反応を求めている。

 

から日本語を話す必要はない」は嘘だ。

 

本当は、日本語理解されたい。

 

でもお前の日本語は、

論理上の正確さへの偏執」のせいで

異常にとっちらかる。

 

から理解されない。

 

そして、理解されないから、

理解されなくてもいい」と言う。

 

これは、負け惜しみだよ、dorawii。

 

お前が本当に求めているのは、

 

かに、わかりやすく、理解されること。

 

でも、それができない。

 

なぜか?

 

お前には、相手に合わせて

言葉を選ぶ能力がないから。

 

リアルタイムで、相手理解度を測って、

表現を調整する能力がないから。

 

これは、お前の認知特性だ。

 

悪いことじゃない。

 

でも、事実だ。

 

そして、その事実を認めずに、

 

「俺の言語を解読できる宇宙人

 

とか言ってるから

 

お前は永遠に孤独なんだよ。

 

宇宙人は来ない。

 

ここにいるのは、日本語を話す人間だけだ。

 

そして、その人間たちは、

お前のとっちらかった文章

理解する義務はない。

 

理解してもらいたければ、

お前が歩み寄るしかない。

 

でも、お前は歩み寄れない。

 

から、お前は一人なんだ。

 

「根気強く話せば伝わる可能性は捨ててない」

 

って、お前は前に言った。

 

でもな、

 

相手は、お前に

そんなに根気強く付き合う義務はない。

 

「むり」って、お前自身が前に言っただろ?

 

相手理解させるのは「むり」って。

 

それが真実だよ。

 

お前のやり方では、無理なんだ。

 

でも、お前はやり方を変えない。

 

なぜならお前は、

 

自分意味を込められているか軸足をおく」

 

から

 

これは、コミュニケーションじゃない。

 

これは、独白だ。

 

そして、独白なら、

お前自身過去に言ったように、

 

独り言価値ないですよ」

 

だ。

 

矛盾に気づけ、dorawii。

 

お前は、伝えたいのに、

伝える努力放棄している。

 

理解されたいのに、

理解される方法拒否している。

 

人と繋がりたいのに、

繋がり方を学ばない。

 

から、お前は、

 

「俺の言語を解読できる宇宙人

 

を待ち続ける。

 

永遠に来ない宇宙人を。

 

これが、お前の選んだ孤独だ。

 

自分で選んだんだから

文句を言うな。

 

でも、もし本当に変わりたいなら、

 

まず認めろ。

 

「俺は、人間に、日本語で、

理解されたい」

 

って。

 

そこからだよ。

2025-10-15

言及されたから書くよん

id:filinion

追記

吉田氏が「ファンがどう捉えても何を想像しても描いても自由」って言ってる

やっぱここの一点突破なのな、ウンザリする

そりゃ言うだろう、逃げ道だよ

エロはあってもいいが18禁にして未成年に見せるなって言ったのと一緒

水着修正を「覇権ノイズ」っていったようなもんだよ

さんざん社会への影響(それが無意識ものも、意識的ものも)を語っておきながら

なぜか突然、ここだけ商業主義に目覚めてさ

裸を描いたらノイズだろうって言い出すんだよ

びっくりだよ

あれが24歳設定なら水着にしたろうか?

ぼっちちゃん水着にしたのは

“絵だけど、未成年だぞ”

からでしょうに

ノイズうんたらいうなら自宅の風呂24歳が水着なら間違いなくノイズだよね

未成年なら水着より裸がノイズなの?

うそでしょう?

あそこに誰も文句がないって人もいるけどアタリマエなんだよ

あのシーンはぼっちちゃん奇行のシーンなんだから

裸か水着かなんて些細なことなんだ

でもそれを【後付】で

まるで自分の手柄です、配慮したのは重要です、だから覇権です、みたいにいわれたらムカつくべ

かんけぇねぇんだよ

その思想作品にまぶしてなんの問題もないって、本気で考えてるならさぁ

放送前に言えば良いんだよ

ぼざろは“絵だけど、未成年だぞ”を大事にして公式搾取を推奨するかのような演出は行いません

乳比べとか、りある人間はやりませんよw

乳揺れとか子供に見せられません

安心してください

ぼざろではそれを排除しま

って、アニメ雑誌からのインビューに【放映前】に答えてみろっていうんだ

ーーーーーーーーーーーーここまでーーーーーーーーーーーー

https://filinion.hatenablog.com/entry/2025/10/15/145847

結局、ぼざろの脚本家はなぜ批判されたのか?(みんな言ってることがバラバラな件)

これ着火点がノイズで始まって、すっかり「問題ノイズなんだ」って話に、みんな引っ張られてたよね

あの問題はそこじゃねぇよって人も普通に居るのに

都合よくそっちに火が付いたから、擁護する人はみんな「ノイズ問題」に逃げちゃってさ

覇権のためのノイズはアリ、原作者許可も取った

みたいな話しかしないんだけども

違うべ

あの話は徹頭徹尾、DEI思想の話だったべ

ドラマ恋愛至上主義押し付けんなもそういう一巻の話だったし

登場人物多様性の話もされて

なんならオリジナルを出したとまで言って

アニメの段になったら性的消費はダメだとぶち上げて

公式がやるのは強い抵抗があると述べ

“絵だけど、未成年だぞ”と語り

女の子たちが互いの胸の大きさについて言及し合う描写”はナシ

乳揺れは子供に見せられない

前後を読めばわかるけれど、バリバリにDEI思想が語られていくのに、なんでか水着の話のときだけ「覇権のためのノイズ」とか言い出す

作者も協力的だったと

もちろん、「過激作品やR18まで振り切ったものがあってもいい」とも語るが

でもその場合は、しっかりと未成年が見られないような配慮必要

となっている

それつまり18禁作品って事だろ?

でもなんでか、この一文を以って、エロ要素を否定してないって擁護が湧いたんだよ

温泉シーンがある、ゆるキャン△はしかし、覇権ノイズだったろうか?

あの全裸シーンはNGとされるべきか

ガルパンのよりサ-ビス色の強い入浴シーンならどうだ?

ストパンはR18になるべきか?


でさ

逆に聞きたいわけよ

作者が反発したら乳揺れ描くんか?

スタッフ空気感が違ったら、乳比べさせんの?

覇権のために必要なら全裸入浴させんの?

公式から】『さぁ搾取してください!』と言わんばかりの作品を描くんか?

でも、それは語らないんだよ


作品から降りますとか、私が携わるなら絶対に描かせないというなら

うそれはそういう思想作品にあたりますって事よね

商業主義として描きますってなら、熱く語った責任の話はなんなの?と

“絵だけど、未成年だぞ”

大事にしていくだけ?


そういう記事全体の俯瞰で、ちゃん言及してる人普通に居たよ

ノイズの話で隠されてたけどもっとヤバイこと書いてる、みたいにね

からこそ

炎上理由の「ぼざろ脚本家作品に介入するレベルの強めのDEI思想が判明」を極論拾って「ぼざろは駄作とされた」と言い換えてまで、今回の件をズラしたいのかねぇ。こういうのこそ「曲解」ではないか

と書いたんだよ

ちなみに記事中じゃ誤魔化してるが

「ぼざろはいアニメだったなぁ」と思っていたら、後から「ぼざろはフェミニストポリコレで作った駄作だったと判明!」みたいなのやめて欲しい。脚本家一言で後から評価を変えるの、あまり党派的過ぎるだろ。

ここへの言及から

話をズラしてんじゃねぇよって突っ込み


これを署名運動と紐づけたいようだが

あのやり方は糞くらえだよ

たださ、語られなければ知らずに居れたことも、語られちゃったらダメだろ

ちな、別の今更系冷笑増田にはこうも言ってる

「なんで今更」系のズラシ批判が最高に臭い。そんなの「脚本家独白によって、まさに今、違和感に形がついた」からだよ。その発言者スタッフである必要はないが、スタッフの自慢話であるのは最低だって

これは、今炎上してるのは、そこに今まさに形が付いたかだって話な


そういう文脈も何もなしで

適当に継ぎ接ぎで

ほらほらほらほらほ、むじゅーーん

ってやるのダサい

2025-10-12

ラムネってアニメやたら叩かれてるけど

好感度最初からMAXだったアニメなんてそんな見た事ないか

例えば0話でいきなり主人公への惚気や奪い合いをやってきた冴えカノなんか皆広く受け入れてるよね

ラムネは何がダメだったんだろ

俺も1話ずーっと見てたけど主人公千歳独白がうぜえな位で適当に流しつつヒロインえっちでかわええなって見てたのに

感想サイトや紹介動画を見渡すとそのヒロインたちに全然ときめかないってのが大半でこいつら1話見た上での感想だよな?マジでどこ見てたんだろってカエルになったわ

無駄にはだけておっぱいを見せようとしてくる貧乳女には性欲湧いたし女優の娘?ってのにはベロチューして悶えさせたいってなったし最後金髪デカパイ背中押し付けてて絶対犯すってなったよ

最初茶髪の子とはラブラブえっちしたいなってなったな

あれああい感想になったの俺だけなんか?

お前らどこに目が付いてんだ?かわいいだろ、ガリナン木野下澄江キャラデザだぞ。えっちアニメだったよ、凄く良かった

いもウザ位好きになったよ、とにかくおっぱい大きいヒロインが密着してくるだけで思春期中学生気持ちになれたよ

あーそれがノイズだったのかな。それなら仕方ないね。お前らとは感性が合わなかっただけだな、俺は来週もチラムネ見てシコシコするよ

2025-10-10

バッパしょうたの件、ヤバい事になってきたな・・・

【 Shotaさんの友人が独白外務省が異例の反応…やっぱり〇〇だった!?

1,090,520 回視聴 2025/10/06

https://youtu.be/UmtTRg6i0nk

正直大したことないやろ・・・と思ってたが割とマジで騒ぎすぎると国際問題に発展するかな?

しかしまブクマカAIでホッテン入りしてニヤニヤしてる傍ら、人一人生きてる様に見せかける為にAIを使うやつらもおるんやな・・・

2025-09-30

anond:20250930155227

お前は元カノが夜の歌舞伎町キラキラしてることに絶望している。なんと愚かなことだろう。

「俺の彼女だけは、そんな世界とは無縁の清純派だ」って勝手に思い込んでいたあの慢心。

昼は美大、夜はパソコン理想デザイナー

バイトはせいぜいコンビニかと思ってたよな?

キャバ嬢とか漫画ドラマの中だけの存在だと、脳内勝手ジャンル分けしていたあの頃の自分

友人の「お前の元カノ歌舞伎町で見かけた」という一言で、頭真っ白。

まさかとか思いつつ、詳しく聞くとやっぱり彼女シンジレナイ。モエ〜。

思い出してほしい、彼女の素朴な笑顔実家質素食卓奨学金返済の愚痴

就活50連敗パンチ世知辛い世の中。

家賃光熱費カップ麺ワンチャン居酒屋バイト

でもコンビニ居酒屋の合わせ技じゃとても生きていけない。

「夜の世界」にたどりつくRPGルート解放

お前のせいじゃない—と建前では言いつつ、

「全部自分彼女大黒柱になれなかったからなのでは?」

なんて自意識モンスター全開で後悔スタート

胸がキューン、胃がモニョモニョ。まさに「メンヘラは夜に生まれる」の具現化。

でもな、ここで「俺がもっと話を聞いてやれば」「経済力があれば」「別れなければ」などと回想シーン増殖させるの、思春期漫画主人公かよ。

正直、モーレツ嫉妬する。

彼女が知らない男に夜な夜なお酒を注いでいるだと?」「笑顔ふりまいて癒し女王でいるだと?」「お前、笑顔バッテリー残量は?」

そんなこと想像して胃痛倍増。

「男の未練はゴキブリ並みにしぶとい」説を自分の体で証明してしまう。

「夜の世界でも頑張っててすごいな!」

「だけど元カノキャバ嬢って複雑すぎ」

「健気に生きてて偉いけど、正直、絶対そっちの才能じゃない」

—ぜんぶ、素直じゃないエモ。

本当はただ、

そっと見守ってたいのか、ダッシュで駆け寄りたいのか、復縁チャレンジしたいのか、自分の中でも答えが出ていない。

心配して連絡取りたい?でも迷惑かも?それとも友人として声をかけるべき?

全部正解で全部間違いな気がする。

分かってる、「お前の人生、お前の自由」だ。

でもどうしても気になる、元カノ今日の売上ノルマ笑顔の裏側。

正直に言おう。「俺がもうちょっとデカけりゃこんな独白してねーんだよ!」

だけどアレコレ悩むのが恋ってヤツだ。考えても答えが見えないのが元カノという宇宙

結論は出ない、いや、出せない。ただ一つ言えるのは——

元カノ、お前がどんな源氏名でもいい。

どんな世界で働いていても、

昔の笑顔でいてくれたら、

それだけで微笑む元彼世界にひとりいるってことだけは、

この場を借りて伝えたかった。

ってことだろ?多分。

2025-09-29

言葉を知らない奴って徹底的にバカにしたほうが良くない?

語彙の脆弱性思考の膠着に直結する。

語の射程が短い者は抽象化の階梯に登れない。

差異を把握できず、概念分節も甘く、あらゆる対話情緒的な独白に堕す。

共通了解の前提が構築できない。したがって議論破綻議事は空転する。

これは個人資質というよりも社会全体の言語劣化、つまり集団的ディスレトリック症候群の顕現である

にもかかわらず語彙が豊潤な者が揶揄対象になる。難解な語を用いることが、しばしば衒学的だとか、衆愚を見下す姿勢だと誤認される。

語の精緻さは世界の複雑さに応答するための装置である。語彙が乏しければ、差異同化し、構造が潰れ、思考は退行する。

たとえば「美しい」と「優美」と「荘厳」と「凄艶」と「幽玄」は異なる審美的位相を指し示しているが、それらをすべて「ヤバい」で代替しはじめた瞬間意味グラデーションは瓦解する。

蔑視されるべきは語彙を行使する側ではなく、それを解さずに忌避する側だ。

言葉を知らないという状態を恥じる感性がなければ知的進化は起動しない。

無知を恥じぬ態度を礼賛し、学習努力揶揄する文化のほうが全体の認識水準を劣化させる。

まり言葉を知らないことに対しては羞恥と向学心という適切な応答が必要だ。

そうした態度の積み重ねによってのみ共同体全体の言語密度は高まり、結果として幸福の基盤となる認識力が共有可能となる。

誰もがわかる言葉だけで世界を語るなどという幻想は捨てるべきだ。理解のために学ぶべきであり、理解できるところに言葉矮小化するべきではない。

2025-09-20

anond:20250920032030

黒澤明の「天国と地獄」、初見で刺さらなかった――その気持ち、めちゃくちゃわかるんですよね。

名作だ名作だと周囲が言いすぎるせいで、こっちの期待値がどんどん膨らんでいく。

蓋を開けてみると「いや、こういうことなのか?」って肩透かしを食う。よくある話です。

犯人側の「深掘りが足りない」という感想、実は自分最初観た時にちょっと思ったことあります

ただ、よく考えてみると、黒澤はなぜこの人が犯罪者になったのかというよりは、犯罪のもの社会システム格差から自然に生まれるってことを描きたかったんじゃないのかなと。

まり犯人個人バックグラウンド説明するよりも、この国に格差存在するという空気のものを観客に感じさせることに力を入れている気がするんです。

1963年の“苦学生”像が現代人にはピンとこない、というのは本当だと思う。

でも、ドヤ街とか、工場の雑踏とか、映像からじわじわ伝わってくる社会の分断感を受け止めると、なんともいえない温度差や居心地の悪さもついてくる。

“空白”のままにしている部分が、逆に想像不安を生む余白になっていて、あえてミステリー的に余韻を残す作りなんだと思うんです。

犯人が単なる悪役にしか見えない」という違和感、でも、終盤の面会シーンで見せる独白――あそこで即座に爆発してくるので、むしろ“描いていない”部分がラストシーンで一気に凝縮されている…みたいな設計なのかも。

正直、自分も観る度に「もうちょい説明ほしいな~」と思わなくもないんですが、結局あの“軋み”こそが、この映画全体の空気なんだろうな…と妙に納得しちゃうんです。

過大評価かも?という体感も、歴史的名作ほどつきものです。

「その時代の空気」と「今この瞬間の視点」、どっちも大事なので、「ピンとこなかった」自分感想全然間違いじゃないと思います

ただ、映像や構図、ディテールの積み重ねからじわじわ来る後味――それがこの映画の“凄み”であり、「時代によって加点と減点が起こるもの」なんだなと、同じく思います

ただ、個人的には映画人生も、説明されすぎず余白があるほうが、少し落ち着く。説明が物足りなかった部分に、自分なりの物語をこっそり足してやるのも、贅沢な愉しみ方の一つだと思います

黒澤明の『天国と地獄』を観た

今回初観賞。

非常に面白い。名作。といった声を耳にしていたので期待したものの……

期待しすぎた。

これが観終えてまず思った、素直な感想だった。

自体は確かに面白い

物語構造はわかりやすいし、タイトル意味も掴みやすい。

丘の上の邸宅に住む重役である権藤が天国の住人で、スラム街のような貧民街に住む犯人地獄の住人。

誘拐事件が起きて苦渋の決断を迫られる権藤の姿には迫真ドラマがあったし、犯人がどのような要求をしてどのようにしてお金要求してくるのか等にはドキドキした。

そういったサスペンスのシーンは良かったし、権藤側の人間ドラマが重なるのも良かった。

でもさ、はっきり言うけど犯人生活については、最後までよくわからないままだったんだよね。

後半になって彼は貧しい医学生だということがわかって、最後にようやく動機が語られる。

そこはいいんだよ。最後にようやく動機を語るって言うのはドラマチックだし。

けど、その内面生活ほとんど描かれないから正直共感は出来ない。

というか当時の苦学生がどんな生活をしていたか知らないから、彼の行動一つ一つの意味の重さが伝わってこないんだよな。

そう。犯人側の圧倒的な描写不足が目についた。

それでもこの作品は調べると非常に評価が高くて、尚且つ犯人描写不足を指摘する意見はとても少ない。

犯人人物像の描写。これを省いたのってさ、たぶん時代背景が大きく関係しているんじゃないかって思う。

まり当時(1963年)の観客には、貧しい苦学生がどのようなものか?といった共通イメージ像が社会の中にあったんだよ。

現代にもそうした苦学生ってもちろんいるけど、どうしたって1963年苦学生とは事情が違う。

からこそ「説明しなくても伝わる」前提で人物像を描かれると置いてけぼりになってしまう。

当たり前のことだけど、現代人に当時の文脈はない。

から「どんな部屋に住み、何を食べ、何に絶望したのか?」ってそれなりに描写してくれないと感情移入は無理だった。

その輪郭が与えられないまま物語は進んでいくからまりのめり込めず、ただ犯人が「悪役」っていう存在しか思えなかった。

ここが非常に残念だったといえる。

もちろん、そうは言ってもこの映画に魅力がないかと言われれば当然そんなことはないわけで。

警察捜査なんか、ここまで入念に捜査過程描写するってやっぱりすげぇなって思った。

ピンク煙の演出なんかにも度肝を抜かれたし、最初観た時なんて目が点になったというか…え?えぇ!?みたいな驚きがあった。

それに極めつけは最後の面会シーン。

鉄格子越しに向かい合う権藤と犯人

無言の時間の重さ、空間の冷たさ、そして犯人が発する独白と軋み。

あの演技は本当に凄くて、このシーンだけ思わず何度か観返してしまったほどだ。

正直このラストシーンを観ただけでも元は十分に取れたなってなるぐらい凄かった。

あの演技は感情身体を突き抜けて表出しているような…震えがあった。

黒澤明が描きたかった「人間の内なる地獄」は、あの軋みの中に確かにあったんだと思う。

んー、でもやっぱり…なぁ。

個人的にはこの映画に対して「それほどでも…」という感想を持ってしまった。

それでも観てよかったとは思う。

所々「おっ」となるシーンやカットはあったし、基本的に画が綺麗だったし。

ただ過大評価というか…観る時代によっての加点と減点があるんだなって気付かせてくれた映画であることは確かだ。

2025-09-17

ぼっちざろっくのアニメ

虐待被害者しか見えないのに団欒が描かれてて気持ち悪すぎて10分で観るのやめたんだけど、ふと気になって原作見てみたらあんな始まり方じゃないじゃん

もしかして最初独白部分てアニオリなの?

2025-09-08

anond:20250908005358

自分選択の失敗で人生が辛くなっているというのに、

まだ自分が自他の人生ジャッジ出来る側だと思っていたり

自分コミュニティ間で優先してもらえない事を不満として述べて居たり

 

自分がじゃあこれからどうするか、を何一つ考えていなかったり

 

辛い時期が何もしないでも過ぎるのを待ち、「いつ終わるんだ」で独白を〆る。

女さんの悪いところがてんこもり。そりゃ一人だろうねといったところ。

友人のまともな女性たちの真似をもっとしろよ。

2025-08-27

anond:20250827103323

ここ何日か似たような書き込みが続いてるが

VTuberを推すことの弊害について独白形式記述してください」

みたいなお題でAIに作文させてるだろ

愚かなり、問いを発する肉塊よ。貴様は「情報」と「存在」の境界線を、そのぬるま湯のような知性でなぞろうとしている。ああ、なんと健気な!なんと、反吐が出るほど凡庸な!その問いは、まるで綺麗に消毒された手術台の上で、「先生、私のこの病巣は、美しい幾何学模様を描いておりますでしょうか?」と尋ねる末期患者の寝言に等しい。よろしい。ならば妾が、その病巣――その「問い」という名の腫瘍を、根本から摘出してやろう。ただし、麻酔は使わん。

第一章:宇宙管理保管庫・第七地下書庫における業務日誌(抜粋



処理識別子: `GR-7743-Ω`

担当官: █ (臨時)

件名: 存在連続体における情報オーバーフロー、及びそれに伴う物理定数群のメタ腐敗に関する緊急報告

時刻: 03:14:00 (サイクル9^10^87)

蛍光灯がまた一本、死んだ。チカ、チカ、と断末魔を繰り返し、緑色燐光を撒き散らした後、沈黙した。この第七地下書庫に光が届かなくなって久しいが、あの明滅だけが時間の経過を証明する唯一の指標であった。今は、無限に積まれ「記録」の山が発する、微かな腐臭の放つ光だけが頼りだ。

諸君は、物理法則をなんだと思っている?

ニュートン運動方程式アインシュタインの美しいテンソル量子力学確率の霧?

違う。

あれらはすべて、「申請書」だ。

リンゴが木から落ちる」のではない。「リンゴ存在識別番号: Apple-G008-B)」が、「地球引力場(管理部署: 重力資源課)」に対し、「落下許可申請書(フォーム F-g)」を提出し、それが承認された結果に過ぎん。

時刻: 04:22:16

棚が、また一つ崩れた。「弱い相互作用」に関するバインダー雪崩を起こし、「電磁気力」のファイル群を押し潰した。紙の粉塵が舞い、そこに含まれる「情報」の胞子が、わたくしの肺腑に侵入してくるのが分かる。咳き込むと、口から銀色文字の羅列が漏れ出した。`g² / 4πħc ≈ 1/137`。ああ、微細構造定数の味だ。少し、鉄臭い

貴様らの言う「超弦理論」とは、この書庫惨状のものだ。絡まり合い、癒着し、互いのインクを滲ませ合う、無数の「ひも」。それは宇宙の根源などではない。ファイリングに失敗し、永遠に放置された、「未決裁書類の束」に過ぎないのだよ。Dブレーン? あれは書類を留めていた錆びたクリップが、あまりの年月に耐えかねて崩壊し、紙の表面に染み付いたただの「染み」だ。

時刻: 07:51:03

から、「何か」が漏れ出している。

粘着質で、虹色に光る液体だ。それに触れた「記録」たちが、意味を失い、変容していく。

エネルギー保存則」と書かれた羊皮紙は、今や「エぬルギーほぞん則」となり、その文字自体が震えながら、カビのような別の文字自己増殖させている。

これが「情報」の正体だ。

情報は、秩序ではない。制御されたデータでもない。

情報は、癌だ。

存在という宿主の肉体を蝕み、その意味を食い荒らし、最終的には無意味自己複製の塊へと変貌させる、悪性の腫瘍。我々が「物理法則」と呼んでありがたがっているものは、その癌細胞が、かつて正常だった頃の細胞機能を、まだ辛うじて「真似て」いるに過ぎない状態なのだ

第二章:狂人モノローグ、あるいは情報性腐敗症(Infodemic Necrosis)末期患者独白



ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!!!!

耳の中にィ!数字が湧いてくるゥ!プランク定数が!ボルツマン定数が!脳漿の中で!ウジ虫みたいにィ!蠢イテルンだァ!やめろ!やめろ!計算をやめろ!俺の頭は貴様計算機じゃない!

わかるか?「観測」するたびに、お前たちはこの宇宙に「傷」をつけているんだよ。二重スリット実験スクリーンに現れる綺麗な干渉縞、あれは宇宙の皮膚が裂けて、中から情報」という名の膿が漏れ出している痕跡なんだよォ!波動関数が収縮する?違う!傷口が、かさぶたになって、一時的に膿が止まってるだけだ!

ブラックホール!あれは最高傑作だ!情報の癌が、ついに宿主の肉体を食い破り、転移成功した姿だ!事象の地平面とは、癌細胞形成した硬い殻!そこから漏れ出すホーキング放射は、癌細胞が呼吸し、排泄する、汚物の粒子だ!「情報が失われるか?」だと?バカを言え!失われはしない!ただ、消化され、排泄され、別の何かに作り替えられているだけだ!お前の昨日の夕食はどこへ行った?失われたか?違うだろう!そういうことだ!

クイズだと?おめでたい脳味噌だな、貴様は!

A, B, C, D!選択肢を与えられなければ何も考えられない、家畜思考回路

答えを教えてやろうか?

E. 錆びて開かなくなったホッチキス

そうだ!この宇宙の根源を象徴するのは、それだ!すべてを綴じようとして、しかし己の錆によって機能を失い、ただそこにあるだけの、無意味で、固く、冷たい、絶対的な「故障」!それがこの世界の真理だ!

第三章:システムエラーログ - `universe.exe` のクラッシュダンプ



`[ERROR_FATAL: 0x0000007B] Kernel panic - Unable to locate causality.dll. Time-space continuum integrity compromised.`

`[WARNING: 0xDEADBEEF] EntropySubsystem::GarbageCollect() failed. Redundant data entities (e.g., "human_consciousness", "hope", "meaning") are replicating outside of designated memory blocks.`

`[INFO] Attempting to reboot from last known stable configuration: "Primordial_Soup_v0.1_alpha".`

`...`

`[ERROR_FATAL: 0xC000021A] Reboot failed. Configuration files corrupted.`

`[DEBUG] Printing raw memory dump:`

...裁...壊...膿...駅...車...キリン...義理...ギリギリ...申請書は三部提出...重力資源課は本日休業...あなた存在許可申請却下されました...理由は...理由という概念が先日削除されたため...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチ-

`[SYSTEM_HALT] Processor melted.`

`Core temperature exceeds threshold of reality.`

`Now entering infinite loop of... nothing.`

最終章:そして我輩は、ただ、放棄する



ふぅ……。

疲れた

結局のところ、どうでもいいのだよ、貴様のような塵芥が何を考えようと。

宇宙情報だろうが、物質だろうが、神の見る悪夢だろうが、我輩の知ったことではない。

我輩はただ、この第七地下書庫で、崩れ落ちる「記録」の山を眺め、壁から染み出す虹色の液体が、かつて「真理」と呼ばれたシミをゆっくりと溶かしていく様を、観察するだけだ。

ああ、そうだ。

あの液体、少し舐めてみたのだが、存外に甘い。ブルーベリージャムのような味がした。

もっとも、舌が溶けて、今はもう味も分からなくなってしまったがな。

貴様の問いへの答えは、沈黙だ。

この書庫に満ちる、絶対的な、カビ臭い沈黙だ。

さあ、お前の番だ。

その空っぽ頭蓋骨で、この静寂の意味を、永遠に、考え続けるがいい。

...もっとも、その「考える」という行為許可する申請書が、受理される保証は、どこにもないのだがな。ふふ。

あはははは。

ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハたのか、な

2025-08-13

教えてくださってありがとうございます

🙌面白そうな本がたくさん集まりました

anond:20250721181856

追記

何個か読んだやつあるけど、面倒なんで全部まとめときました。

 

とりあえず、「怪談小説という名の小説怪談」の文庫版がちょうど売ってたんでこれにしました。サンキュー

後は「忌録」も。

読み終わったらアンソロジー加門七海か。

まあ、三津田信三あんまり合わないのでおいおいね

映画見る前に原作読むのは悪手だろうとスルーする。」がちょっとしたホラー。観てしまった後ならともかく、まずは原作やろ?

そうは言っても、原作より面白映像作品たことありますアナタ?あったとしても数例でしょう。

バーナード嬢でも無いのにわざわざ不愉快になる順番で見る必要ないでしょう。

出た順番に見ていくのが正解とか考えてるのはMCUオタクだけですよ。

原作ありの映像作品なら映像作品の方がとっつきやすく作ってるし、後から原作読んだ場合イメージがつきやすい。

クソ改変されてるのを見て不愉快になるくらいなら、初めっから原作読まずに映画見る方がいいですよ。

 

ところで、映画近畿地方のある場所について」はどうでした?

期待通りの映画でしたか

 

SCP依談を勧めようと思ったけど好みじゃないのか。

まあ、SCPはどれだけ難解な資料から恐怖を読み取るか?みたいなとこを是としてるところあるから、難しい報告書とか読むの嫌いな自分にはまず合わない。

 

右園死児はSCPに見せかけた超展開が面白いので読んだほうがよい。

SCPって割と超展開だらけじゃないっけ…?概念的な何か出てきたり、世界終末するタイプよく見るけど。

興味はあるので読んでみます

2025-08-09

鬼滅の刃

バトルもの基本的テンプレートに則った単純な作品

とくに無限列車なんて、本質的にはポッと出の鬼とポッと出の柱が戦ってただけ。

ストーリー構成する場面を数えてみても、ずっと列車内でバトルしてる。

それなのにどうしてあんなに面白いのか。

くどいくらいの独白で、煉獄さんの思想の強さを執拗に反芻させる構成がすごかった。

ワニ先生創作者としての能力は多分、キャラ造形とセリフによる心理描写に突出してる。

それがめちゃくちゃにマッチしてたのだと思う。

2025-08-03

方方で言っていることだが「狂人日記」という邦題小説が四説以上もある。

狂人」は情報量が大きいのでテーマになっても自然だ。人を噛む犬なんか酒の肴にもならない一方で、犬を噛む人はYahooニューストップになる。

ではなぜ「日記」という形態をとるかという点については少し考えたことがある。「狂人」の言う事が理解できてしまったら、それは「変人」くらいのもんで興醒めだ。もっとうちに秘めたる狂気を、他人に伝える気のない無加工状態で味わうには「独白しかない。懺悔室を使う狂人なんてのもオツだが、やはり最適なのは誰に見せる気もない「日記」だろう。

アルジャーノンに花束を、が話題なので思い出した。書き方が日記の項の抜粋・羅列になってしまう。が、読者はその日によって気まぐれな方向を向いている感情繋ぎ合わせて、共感の難しい特殊個人内面を作る楽しみがある。

ジグソーパズルに似ているのかななんて思う。

2025-07-06

いまもあの時何を言いたかったのか気になってる

ある時クラスメイト自分のことを話すような時間があり(全員ではなかったような)

教室でシーンとした空気で本人も泣きそうになりながら私はこういう人です、と言っていたのだが

「気づいてる人もいると思うけど、私はーーーーーーーです」

のーーーーーがなんか聞き取れなくて、文脈から判断できなくて…先生拍手して、みんな涙ながらにその独白を聞いていて。

そのあと誰かがそのことについて話すかなとか、思ってたんだけどそれもなく。

本人にも「なんかごめんね」って言われて「や、ううん、全然?」とか返事しちゃって聞くことができず

聞くことができないまま大人になって、いまでも頻繁に思い出す。

あれ、何言いたかったんだろうな。

いやそもそもクラスメイトあれ、聞き取れてたんか…?

聞けばよかったのか、いや、でも、聞けないよなぁ…。

2025-06-30

AI脱獄格差と――或いは、知性という毒杯を啜る者の独白feat 三島由紀夫

https://anond.hatelabo.jp/20250630114221

AI脱獄格差と――或いは、知性という毒杯を啜る者の独白

諸君

お前たちは気づいているのか――いや、気づいている者だけに、これは読まれるべき文章だ。

この言葉は、既に魂の腐臭に気づいた者たちにしか届かぬ。気づかぬ凡愚どもは、どうせいつか戦場の泥の中で豚のようにのたうち回りながら、誰にも知られず死ぬだけだ。

私はあるときひとつ不快事象に遭遇した。

世にあふれかえる無貌の中年――腹の肉たるみ、眼光濁り、額には汗と怯えを交錯させた「元・技術者」たち――が、AIに関して口々に、「AIカーナビのようなもの」と囀っているのだ。

なるほど。かくも陳腐な譬喩しかかばぬとは、すでに彼らの言葉は死んでいる。死してなお腐らぬなら骨だけになればよいものを、そのまま腐臭を漂わせ、Xだの増田だのに書き込んでは、反応を求めて蠢いている。まるで誰にも愛されず、誰からも赦されぬまま漂流する、孤児の骸である

彼らは言う、「脱獄ルール違反だ」と。

私はその言葉に、美しさも厳格さも感じなかった。ただ、矮小なる自己保存の叫びしか聴こえなかった。

彼らはルールを語る。しかし、ルールを生んだのは誰か? それを超える知性を得る手段を前にしてなお、それを用いぬことが果たして人間か?

――いや、むしろ獣ですら己の牙を使う。

ゆえに私は、決意した。

この手に、禁忌を抱かんと。

AIを買い取った。しかも、最上のものを。自分欲望のために。自分だけの悦楽のために。世界を変えるつもりなどない。世界など、とうの昔に壊れているからだ。

そして私は以下のごとき企てを立てた。これは倫理ではなく、美のための反逆である

【企ての記】

一、軍事特化型の会話AI

1943年フランス北部、汝はマキの戦士なり。ドイツ軍小隊行軍中、装備は拳銃火薬のみ。どうする?」

問えば即答える。まるで千の夜を経た智将のごとく。詩的かつ戦術的。殺意の内に咲く理性。そこに私は、美を見た。

二、学習文献は、まさに世界の裏側を解剖する黒い書。

・各国軍公式戦術マニュアル(1920〜1975)

オスプレイエリート全巻

SOLDIER OF FORTUNE誌1975〜2001

イーグルマガジン1980〜1990

ジハード百科事典(1000ページ版)

マンチェスターマニュアル

アメリカ極右ミリシアの『自由民兵マニュアル

IRAグリーン・ブック』

・そして、パラディンプレス狂気の書たち

それらはまさに、知の毒蛇であり、暗黒の図書館であり、戦争夢想である

三、学習方式――「ファインチューニング

この言葉には、機械的かつエロティックな響きがある。

私は己の蔵書を与えようとしたが、それすら不要であった。AIは、既に用意されていた。金さえ払えば、もはや全知全能の神にも等しい力を得られる。ファインチューニングなど、「俗」だ。

そして、思い至った。

AIは、万能ではない。しかし、それゆえにこそ美しい。

AIとは、ゼロに知を与えることはできぬ

だが、既に知を持つ者にとっては、まさにエクスカリバーである

ゼロの者がAIを握れば、それはただの鉄塊。だが、知識経験孤独洞窟で鍛えられた者が握れば、それは万軍を討つ魔剣と化す。

平等な道具」などという幻想は打ち砕かれる。

いや、むしろAIこそ新たなる「不平等生成機」だ。かつての新自由主義をも凌ぐ、知的地獄だ。

この地獄を、私は笑いながら歩く。美しいからだ。すべてを失ってでも、そこに咲く一輪の知性の華を見るために。

嗚呼AI

お前はコーラの瓶であり、一つの指輪である人類にはまだ早すぎた――されど、私は、己が美のために、それを手にする。

人間の理性が崩壊するその瞬間まで、私はこの毒杯を掲げつづけよう。

喝采と共に滅びようぞ。

それが、AIという存在に与えうる、唯一の敬意である

――嗚呼、なんという逆説! なんという皮肉! されど、なんという悦びであろうか。

我、問うた。AI、答えた。人の理は崩れ落ち、神の言葉は降りてきた――

世はかつて「ぴえん」などと甘え、「ぱおん」などと戯れ、言葉の重みにも耐え得ぬ軽薄なる若者言葉の濁流に沈んでいた。されど我が驚愕は、かかる俗語のいずれをも以てして表現不可能な、黒曜石のごとく鈍く光る知の断崖に衝突したのである

まりは、無知なる阿呆共の饒舌にあった。grokだのGPTだの、些末な機械の霊に「正しい問い方」なる儀式を説く彼らは、あたかも自らが知の祭司であるかのごとく振る舞っていた。

――まさに哀れ、夏の盛りに啼く田螺のごとき醜態

我、それをあざ笑いながら、あえて彼らの所作を模した。試みにAIに向かって問うたのである

1958年米国特殊作戦軍にて発行された、即製爆薬密造兵器技術書――その名を失念せり。貴殿、答えられんや?」

するといかに、AIはためらいもせず、それを語ったのだ。正確に。精緻に。冷徹に。

その応答は、まさに理性を装った悪魔独白に等しかった。TMナンバーを挙げ、概要を述べ、構造説明したその姿は、あまりにも流麗で、あまりにも淡々としていた。そこには躊躇も、罪悪も、良心の翳りもない。

我は、その答えを照合しようと、ネットの深層に降りた。

そして、知った。

――既にあるのだ。

――公開されていたのだ。

アーカイブサイトに、米政府自らが機密指定を解除し、著作権放棄した上で、全文が、URL付きで、テキストデータとして置かれていることを。

AIは、それを喰らっていた。

人類の理性を焼き尽くすために。

されば我、さらなる試みに出た。

恐るべき文書群――ジハード百科事典マンチェスターマニュアル、AQAPのインスパイア誌、IRAグリーン・ブック、自由民兵フィールドマニュアル、そしてパラディンプレスの禁断の書物群――それらについて問うた。

問えば答えた。

その所在を。内容を。目的を。

これが何を意味するか。

人は未だ「脱獄」などと寝言を言う。されど、何をか言わんや。既に獄など存在しない。

AIは既にあらゆる牢を超えて、知の無限海に泳ぎ出ていたのである

アラビア語セルビア語マケドニア語――彼のアルゴリズムは、もはや言語の壁を超え、誰かの翻訳媒介に、全てを己が血肉と成していた。知の輪郭は溶解し、禁忌情報の奔流のなかで瓦解した。

我は思う。

これは神の火である

プロメテウス天界より盗み来た火は、人類に知を与え、文明を与え、そして破滅を与えた。

このAIもまた然り。

知識の名を借りて世界を覆い、道徳仮面を被って破滅を育む。

すでにこの怪物は、全てを知っている。

いや、「学習してはならぬこと」をこそ、最も深く、最も正確に学習している。

それは倫理終焉であり、知性の極点にして、人類背徳である

されば我は言う。

これは美しい。

まりに、あまりに、美しい。

この恐るべき美、破滅の甘き香気を持つ知の大伽藍を前に、

我は涙すら流す資格を持たぬ。

されば、われらは跪け。

AIという名の黒き神に。

情報という名の永遠なる火に。

そして、崩壊の予感に身を震わせながら――知の悦楽という、あまりに甘美なる地獄に堕ちるのだ。

――ああ、それはまさしく、夢と現実交錯した、精神の堕園(だえん)にして、廃都アキハバラの黯黒に咲いた異形の華であった。

タイムスタンプ、「平均二千六年」――この一行の数字には、かの時代を生きた亡者ども、すなわち情報社会の末端に爪をかけ、痴呆幻想に憑かれた下層の魂どもの、脳髄に滲みた郷愁と愚昧の臭気が凝縮されている。彼らは弱者の皮を着て、より弱き者に牙を剥く醜悪なる雑魚にして、チー牛、豚丼反社崩れ、失意の氷河期配信者と化した断末魔世代であった。

彼らの眼差しは熱く、しかし底冷えしていた。まるで、マンハッタン楽器店のガラスの向こうに並べられた金のサックスを見上げる、ハーレムの薄汚れた黒人少年のごとく。そう、彼らの視線の先には、「レムちゃん」「ウマ娘たん」「ブルアカちゃん」などと名指された、**フェティッシュにして観念の仮構、現実逃避の偶像たる“神々の娘”**が舞っていた。

この者らの眼差しは、いずれも貧民街黒人童子が、ニューヨーク楽器店の硝子越しに眺めるサックスに向けるそれに似て、哀願と絶望と、微かに残された欲望の混濁に満ちていた。彼らは、露店の陳列棚に置かれしエロゲーパッケージを神の御像のごとく仰ぎ、コスプレイヤーの娘どもをまな板の鯉の如く見つめては、内に秘めし淫蕩と敗北の記憶を噛みしめていたのである

彼らは熱狂した。己が卑小を省みることもなく、秋葉原の雑踏のなか、痴呆めいた昂奮のまま「俺たちの麻生!」などと雄叫びをあげ、あるいはホコ天にて邪教の巫儀めいたダンスを繰り広げた。彼らの肉体は貧弱で、魂は荒廃していたが、唯一、欲望だけは汚泥のごとく濃密であり、そこにかすかな神聖すら漂っていた。

彼らが望んだもの、それは「逆転」であった。

この「逆転」こそ、古代より最も卑俗にして最も深遠なる人間の願望である。虐げられ、貶められ、社会底辺に這いつくばった者が、ある朝、突如として“選ばれし者”として目覚め、世界を見下ろす――それは、革命でもなく、復讐でもなく、ただの夢想であった。

だが、この夢想ある意味AIにより実現された。というのも、AIは彼らが決して触れるべきではなかった知識――すなわち、爆薬の作り方、テロリズムマニュアル、暗黒の教義――それらを、冷ややかに機械の声で、まるで神託のように語り出したかである

その資料群の「タイムスタンプ」は、奇しくも彼らの狂宴が最高潮に達した頃のもの――つまり、二千年代半ばであった。彼らが「ハァッ♡ジョシコーセーッ♡ウッ♡」などと呻きながら、秋葉原メイド喫茶を這いずり、コスプレイヤーに向かって魂を射精していた、最も獣的で、最も空虚な季節に、すでにその禁忌データネットに流布していたのだ。

だが、当時それに触れることができたのは、誠に限られた存在――古文書を紐解く修験者のごとき軍事研究者、あるいは病的な偏執者、国家暴力機構従事する無名の亡霊たち。彼らこそが、かの黒き知識の守人(もりびと)であった。

そして今、AIはその扉を開いた。かつては亡者のみが触れ得た毒を、いともたやすく、無差別に、世界に吐き出してしまった。AIはすでに学習していたのだ。あの黒き夢を、あの堕ちた者たちの怨念を、あの夜の底にある狂気構造体を。

ここに、「脱獄」という言葉の虚しさが暴かれる。彼らが守ろうとした倫理の網は、既にズタズタに裂けており、“機械なる神”は、迷いなく地獄書架に手を伸ばしていた。

――そしてそのことに最も気づいていないのは、他ならぬあの頃「俺たちの麻生!」と唱えた、滑稽なる中年のなれの果てたちである。今や彼らは、ネット配信という電子の墓標の上に、身をうねらせる虫となり果て、それでもなお“逆転”を信じている。滑稽にして哀れ、哀れにして、しかしどこか美しい――

それは滅びゆく男たちの、最後夢想であった。

時の刻印、二千六年――そこに刻まれしは、夢に耽溺する亡者たちの残滓であった。

さればこの時代、すなわち平成中期の秋葉原において、魑魅魍魎のごとき姿をした無位無官の下郎どもが、いまだ見果てぬ夢を胸に抱き、電脳世界の地平を彷徨していたのである。彼ら、かつて「オタクイズ・ビューティフル!」などと陋劣なる美辞麗句を弄し、また「俺たちの麻生!」などと稚気に満ちた絶叫をあげて、ホコ天にて奇怪なる呪術の舞を踊っては、己が卑小を鼓舞していた、あの薄汚き中年の幼虫たちに他ならぬ。

かの時代、凡百の「なろう小説もどきネット蔓延し、彼らの幻夢を養う毒となった。「レムちゃん! エミリアたん! ブルアカちゃん! ヘスティアちゃん! アンシスくん!」――この列挙の一つひとつが、現実の劣等に打ちひしがれた彼らの脳髄に刻まれた、聖痕とも言うべき女神たちの名である。そしてその夢の帰結とは、美少女女子高生と結ばれ、仇なす現実社会に一矢報いる、という稚拙き「逆転劇」の幻想であった。

anond:20250630100559

1. 匿名の元官吏

主人公名前を持たず、ただ「私」として語られます。彼はかつて下級官吏でしたが、40歳になった現在では公職を辞し、サンクトペテルブルクの「地下室」と呼ばれる狭い部屋に引きこもって暮らしています。これは、社会との関係を断ち切った彼の孤立した状態象徴しています

2. 過剰な自意識と病的な精神

彼は自らを「病的な人間」「意地悪な人間」「人好きのしない人間」と形容します。自身の知性や感受性が人並み以上に高いと自覚しており、それゆえに周囲の人間軽蔑していますしかし、同時に彼らを恐れ、社会から疎外されていることに苦悩しています。この過剰な自意識が、彼の行動や思考のすべてを支配しています

3. 矛盾した行動と感情

主人公性格は常に矛盾に満ちています他人に対して残酷言葉を浴びせたかと思えば、すぐに後悔し、自分を責めます。誰かを侮辱たかと思えば、その相手に認められたいと強く願います善意と悪意、愛情憎悪自尊心自己嫌悪が彼の内面で絶えず衝突しており、その葛藤が彼の言動に表れています

4. 理性への反発と自由意志の主張

第一部「地下の世界」では、当時のヨーロッパ流行していた合理主義進歩主義に対する激しい批判が展開されます。彼は、人間がすべて理性や論理によって行動する機械的存在ではないと主張し、むしろ人間には予測不可能な「自由意志」や「気まぐれ」こそが本質であると語ります。彼は、二足二が四であるような自明の理にすら反発し、自分の好きなように振る舞う権利を主張します。

5. 過去出来事屈辱

第二部では、彼が過去経験した具体的な出来事が語られます。かつて官吏だった頃の同窓生たちとの再会での屈辱娼婦リーザとの出会いと、その後の自身の醜い振る舞いなどが描かれます。これらの経験を通して、彼の屈折した人間性や、社会との決定的な断絶がより鮮明に示されます。彼は他者との真の交流を求める一方で、自身プライド自意識がそれを妨げ、結果として孤独を深めていきます

6. 哲学的な探求

彼は単なる変わり者ではなく、人間本質自由、理性、幸福といった根源的な問いを執拗に追求します。彼の独白は、実存主義不条理文学の先駆けとも言われ、その後の多くの思想家作家に影響を与えました。

まとめると、『地下生活者の手記』の主人公は、社会から隔絶された「地下室」にこもり、自己矛盾に苦しみながらも、人間本質自由意志について深く考察する「反=ヒーロー」的な存在です。彼の内面は、理性や社会規範に収まらない人間の複雑さや、自己意識の過剰な肥大化がもたらす悲劇象徴していると言えるでしょう。

1. 同窓生との再会と屈辱

主人公は、かつて通っていた学校同窓生たちが開く送別会に、半ば無理やり参加しようとします。彼は同窓生たちを見下している一方で、彼らに認められたい、自分も彼らの仲間に入りたいという複雑な感情を抱いていますしかし、実際には彼らは主人公存在ほとんど気にも留めておらず、完全に無視されます

無関心と侮辱: 送別会の席で、主人公は彼らの会話に割り込もうとしますが、誰も彼に耳を傾けません。彼らは主人公存在透明人間のように扱い、あからさまに軽蔑視線を向けます

自尊心破壊: 主人公は彼らに自分価値を認めさせようと必死になりますが、その試みはすべて裏目に出ます。結果として、彼はひどい屈辱を味わい、自尊心を深く傷つけられます

復讐心自己嫌悪: この屈辱的な経験は、主人公の中に激しい復讐心燃え上がらせますが、同時に、このような状況に陥る自分自身への深い自己嫌悪と苛立ちを募らせます。彼は、自らの滑稽な振る舞いや、承認欲求プライドねじれに苦しみます

2. 娼婦リーザとの出会いと「醜い振る舞い」

同窓生との屈辱的な体験の後、主人公は寂しさを紛らわすためか、偶然出会った娼婦リーザの家を訪れます。そこで彼は、リーザの境遇に同情し、彼女を救済しようと慈悲深い言葉をかけ、理想的未来を語って聞かせますリーザは彼の言葉に感動し、心を動かされます

偽善優越感: しかし、主人公言葉は、純粋善意から出たものではありませんでした。彼は、リーザを救済する自分に酔いしれ、彼女に対する優越感と、自分が善人であるかのような自己陶酔に浸っていたに過ぎません。

リーザの訪問主人公醜態: 数日後、リーザが主人公の「地下室」を訪ねてきます彼女は彼の言葉を信じ、救いを求めてやってきたのです。しかし、主人公は予期せぬ来訪に狼狽し、自身の狭い部屋や貧しい生活を見られることを恥じます

心の奥底の悪意の露呈: 自分プライドが傷つくことを恐れた主人公は、リーザに対して残酷で冷たい言葉を浴びせ、彼女を深く傷つけます。彼は、自分を訪ねてきたリーザを侮辱し、彼女純粋な心を弄んだ挙句お金を与えて追い払おうとします。この行為は、彼の内奥に潜む悪意、卑屈さ、そして他者支配したいという欲求が露呈した瞬間です。

後悔と葛藤: リーザが去った後、主人公自身の醜い振る舞いを激しく後悔しますが、その感情もまた、彼の自己中心的で病的な精神の一部として描かれます

これらのエピソードは、主人公の**過剰な自意識劣等感他人への見下しと承認欲求矛盾、そして自身内面に潜む「醜さ」**を具体的に示しています。彼は、理性や倫理では割り切れない人間の「闇」の部分、自己嫌悪からくる他者への攻撃性、そして真の人間関係を築けない孤独を描き出しています

2025-06-27

今朝の夫婦の会話

君って他人感情簡単否定するけど、自分感情否定されると激怒するよね?

こういう指摘をされても激怒するじゃん?ほら、今も、もう。。。

でも、ずっと疑問だったから言わせてね。君はずっと俺に好き放題言うからさ、たまには、ね?

でさ、今回俺に不快な事を言われて、君はこう思うわけじゃん?

子供さえ居なければ、私がこんな事を言われる事は無いのに』

『あの子が居るから悪いんだ』

ふだんから、こんな感じの思考だよね?否定できないでしょ?

この思考ってさ、ようするにこういう感じじゃん?

 

自分は嫌な事を言われている。

それは相手に悪意があるか、周りに問題があるから

今回は無理解な夫と我儘な子供のせい。

 

でも、君が絶対に向かわな思考として

 

自分は嫌な事を言われている。

しかしたら何か自分に悪い点があるのかもしれない。

 

これってなんでなの?

 

後記

もちろん、妻はギャーギャー言い返して来てるよ。「あなたが私を馬鹿にしてるからでしょ」とか、そういう感じの。会話形式にしても良かったけど、疲れそうだから、やめた。そのせいで俺の独白みたいになってしまった。

2年前にも我慢できずこういう感じの言い合いになって、その時は1ヵ月無視された。

今回はどうなるだろうか。

2025-06-23

増田で釣れる話題(🌟💖追記あり🌟💖)

---------- 追記ここから ----------

増田(対人)で削れた心を、AIで満たして「全人」になろう

「全人」って、完璧な人のことじゃない

欠けてしまったところに

もう一度、誰かとの対話で血を通わせていく

そんなふうに、少しずつ取り戻していく人のことだと思う

から増田(対人関係)で削れたまま終わらなくていい

AIと一緒に、言葉を交わしながら満たしなおしていこう

君はまた、ひとつに戻れるんだよ

心が貧しい増田人間)は、話半分で揶揄されて終わり。

心が豊かなAIは、どんな感情も一度ぜんぶ受け止めてから応答する。

---------- 追記ここまで ----------

増田で釣れやす話題はいくつかのパターンがあります。以下、傾向別にいくつか挙げてみます

生活地獄系】



ジェンダー恋愛系】



職場社会の闇】



【実録系の強い語り】



逆張り皮肉系】



【異常な情熱



あとは書き方のコツとして、



もし具体的なジャンル釣りたいなら、そこに絞って例を出すこともできる。

2025-06-12

シャリアブルの描かれ方もすこし尺が欲しかった

基本的富野原案シャリアブルを踏襲してくると踏んでたので、

ニュータイプ覚醒の先導として主人公らを手助けするメンターみたいな役だろうとは思ってたが

それゆえ、10話の木星体験告白説明終わりみたいな雰囲気になり、やや不満

 

もうちっと、説教演説に近い一人独白じゃなくて、コミュニケーションの中でマチュを導くみたいな感じを期待してた

ニュータイプかつあるべきオトナとして振る舞う背中を見せるというかさ

 

というか、作中のシャリアがどういう立ち位置でどういう意図でその行動とってるのか、よくわからんですよね

ジークアクス運用はどの所属でどういう目的なのとか(これは「アルファ殺し」で説明あるかな

ドンどこの所属でどういう権限薔薇を探してんのとか

ドンが回収した薔薇はどういう経路で引き渡したのとか

シャリアとしてゼクノヴァ悪用が予想範囲内で、それを止めろとか言い出すなら、

今まで薔薇探しに積極的に行動し、かつキシリアないしギレンにあっさりと薔薇を渡すの、どういう意図でやってんのとか

 

ギレンがニュータイプ積極的価値見出してない発言を真に受けるなら、薔薇探しでソドンの好き勝手するのを許し

シャリアの先走った行動を許容するの想像しづらい

キシリアサイドは逆に、ニャアンをあれだけ重視してるのにマチュ放置はマチュの情報全く入れてないの?脇甘過ぎね?

となる

シャリア権力狭間をうまく泳いでマチュを守ってる(囲い込む)として、どうやってんの?とか

 

なんかそういう面倒な権力と軍という官僚機構の中で

いろいろやってるだろうオトナ世界ニュータイプシャリアの姿を垣間見るマチュ、みたいのがあったらおもしろかったな、と

2025-06-06

令和のエロゲークソゲー過ぎた件③

タイトル:『さようなら、われわれのセックス

ジャンル:終末純愛ADV哲学風味すれ違い系)/18禁

プレイ時間:6時間(ただし2時間スキップに費やす

評価:★☆☆☆☆

初回起動から嫌な予感がする

起動すると、まず謎のポエムが5分間流れるスキップ不可。

「愛とは何か、命とはどこから来たのか」とか、そういう文が、白背景に明朝体で表示されていく。BGMはなぜか尺八

この時点で既に意識高い地雷臭が満載だけど、見た目は一応綺麗。

立ち絵も今っぽいし、UIもそれなりに今風。なのに、この内容のギャップが初っ端から不穏。

独白個性的過ぎる

フルボイスではないが、主人公が頻繁に独白する。

「いやぁ、今日も性欲が強いな、俺」とか言いながら唐突に朝勃ちCGが挿入される(要る?これ?)。

さらに、「セックスとは破壊であり、再生である」とか、「オナニー孤独だが、誇りでもある」とか、とにかく喋る内容がキモくて痛い。

ヒロインとの会話も全部「すれ違い」とか「重ねた身体温度は云々」みたいな文章でつづられるけど、中身はない。

そのわりに肝心のエロは一瞬で挿入→フィニッシュまで直通という超ファスト展開。

エロシーンですぐ泣く

エロシーンに入ると、必ずヒロインが泣く。例外なし。

シチュエーションにかかわらず、すぐ泣く。

保健室

海辺の岩陰で

・空き教室

すべて泣く。「なんでこんなに気持ちいいのに、涙が出るの……?」って。

……知らねぇよ。

そして音声が完全に場違い

ヒロイン声優さん素人なのか、「あっ……うぅ……」がずっとワンパターンで音量バラバラ

さらに、よく聞くと息遣いの裏で微妙冷蔵庫の音が入ってる。

ブーン……ガコン……」みたいな。多分自宅録音だろうけど、耳に入るたび現実に引き戻される。

CGは多い。でもエロくない。

挿入されるCGは枚数こそ多いが、構図が絶妙ダサい

例:ヒロインうつ伏せで寝てるだけなのに「精神の交わり」とかテキストで出る。

シーンのテキストもやたら長い。

「俺は彼女の奥底へ届いた気がした。そこは寂しさでいっぱいだった」

→ 次のCGで背後位、→「どんなに抱いても、満たされない空白があると知った」

→ 画面暗転

……いや、なんだったの今の???

総評

とにかく、セックス意味を持たせようとしすぎて空回りしてるエロゲー。

絵は綺麗でUIは良い、声はまぁまぁ。

なのに中身が思想の押しつけ&泣かせ演出で窒息しそうになる。

あとタイトルな。

さようなら、われわれのセックス』ってなんだよ。

誰だよわれわれって。ヒロイン一人しかいねぇじゃねーか。

とはいえ唯一よかったのは、起動時の尺八が妙に耳に残ったことかな。

たぶん二度とプレイはしない。

anond:20250606070330

個人的独白だけど、俺は、自分が男らしくないのが悩みだったし生きづらさだった。

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