李登輝氏を擁護できない朝日新聞の事情
2015/08/25/Tue
■今も続く台湾人への国民党の言論弾圧
今年は抗日戦争勝利七十周年であると、台湾で宣伝に力を入れる馬英九総統の国民党政権を批判した李登輝元総統の発言が台湾で大きな問題になっている。
日本の「Voice」九月号に寄せた「日台新連携の幕開け」との寄稿の次のくだりが特にそれだ。
―――そもそも「抗日」というが、七十年前まで日本と台湾は「同じ国」だったのである。「同じ国」だったのだから、台湾が日本と戦った(抗日)という事実もない。
―――私は陸軍に志願し、兄・李登欽は海軍に志願した。当時われわれ兄弟は、紛れもなく「日本人」として、祖国のために戦ったのである。
李登輝氏の言論を伝える台湾のテレビニュース画面
これは戦後中国から亡命して来た国民党の中国人とは異なる台湾人の史実を語ったものである。
しかし、反日が愛国で親日は売国とする国民党や同党系メディアの中華民族主義はこれを許すことができないのだ。この発言を「日本祖国論」とまで名付け、糾弾キャンペーンで躍起になっているところである。
国民党はこのように、政治的に不都合な台湾人の言論に対し、戒厳令時代は逮捕、投獄も伴う言論統制を、そして民主化後はマスメディアを動員した言論弾圧を加え続けて今日に至るが、今回もその典型的一例なのである。
■朝日が伝えた国民党の異常な怒り
そういった異常さは、朝日新聞の報道からも伝わってくる。二十三日に配信された記事“李登輝氏「日本人として戦った」 寄稿に台湾与党怒る”を見てみよう。
―――(国民党の)総統候補、洪秀柱氏から「私が負けたら、台湾は日本に売られる」との発言まで飛び出した。
―――寄稿内容を台湾紙が取り上げると、抗日戦争勝利の記念行事開催に力を入れる馬英九総統は20日夜、「台湾を裏切り、人民を辱める発言」と激しく批判。李氏に発言の撤回と謝罪を求めた。中国との統一派とされる洪氏も繰り返し批判しているほか、同党立法委員からは李氏が元総統として受ける礼遇を剝奪すべきだとの声が上がる。
そして「騒ぎになった背景」として、次のように説明する。
―――戦前に中国から台湾に渡った人たちやその子孫の「本省人」と、戦後、国民党政権とともに台湾に移った「外省人」の対立がある。
―――人口の8割超を占める本省人には日本と戦ったという意識は薄いが、外省人には抗日戦争で台湾を取り戻したとの考えが強い。来年1月の総統選で劣勢とされる国民党には、対日感情を揺さぶることで外省人を中心とする支持基盤を奮い立たせる狙いもありそうだ。
※「本省人」については「戦前に中国から台湾に渡った人たちやその子孫」ではなく「戦前から台湾に居住する人たちやその子孫」とすべきだろう。なぜなら近年の医学研究によれば、そのほとんどはオ―ストロネシア語族の原住民の子孫であり、すべてに中国移民の血が流れているわけではない。
■左翼メディアとして受け入れられない歴史観か
さて、この記事にはそのあと、問題が出てくるのである。
こうした国民党のヒステリックな「怒り」、あるいは「怒り」を与えた李登輝氏の主張に対し、台湾国民はどう見ているかに関し、次のように書くのだ。
―――寄稿に、ネット上では「歴史的事実を語っただけ」と擁護する声が上がる。ただ、戦後に台湾で生まれ育った世代が増え、論争には「どっちもどっち」という見方も多い。野党・民進党の蔡英文主席は「台湾は世代や(本省人、外省人といった)『族群』で異なる歴史と向き合ってきた。理解し合おうとする態度が必要だ」と求めた。
「歴史的事実を語っただけと擁護する声」と「どっちもどっちという見方」との二種類の反応が目立っているという。
しかし後者への言及は、蛇足だというのが私の意見だ。
なぜならそれは、いつでもどこでも当たり前のように見られる広範なノンポリ層、無関心層の考えであり、前者のような意見の広がりに対比させるに値しないと思うからである。
それに比べて前者は、実に画期的な意味を持つものなのだ。こうしたネット上の歴史問題に関わる反国民党の言論は、実は同党の長年にわたる言論統制、弾圧に対して始まった台湾人民衆の反撃と位置付けられるからである。
そしてその「反撃」を担うのが、それこそ「戦後に台湾で生まれ育った世代」なのである。
とくに国民党の洗脳宣伝などに騙されず屈服もしない、民主化時代に生まれ、または育った世代がそれだ。
日本統治時代を否定せず、淡々と「歴史的事実」を語った李登輝氏は、日本の左翼史観や中国人の反日史観に照らせば殖民地美化となることだろう。
そうした歴史観を奉じてきた朝日としては、その李登輝氏を「擁護する声」を取り上げざるを得なかったため、蛇足にも「どっちもどっちという見方」も紹介してバランスを取った、つまり「擁護する声」の「毒」の成分を薄めた、といったところではないか。私にはそう感じられてならない。
■李登輝と国民党との不条理な喧嘩両成敗
そして、更にこの朝日記事について問題視すべきは、李登輝氏も国民党も「どっちもどっち」だとの印象を読者に抱かせようとしているかに見えることである。
何しろ李登輝は中国から見れば許し難い「台湾独立分裂主義者」の親玉である。今回の主張についても、国務院台湾事務弁公室は二十一日に、下の如く激越な批判を展開した。
「こうした嘘の言論は史実を歪曲し、台湾同胞の日本殖民統治への反抗と抗日戦争の勝利への貢献を抹殺し、日本軍国主義の侵略の犯罪の弁解を企図し、人類の道徳的なデッドラインに挑戦し、充分なまでに李登輝の錯乱した歴史観と恥ずべき殖民奴隷化した心とその頑迷な台湾独立の主張、そして両岸関係の破壊、両岸同胞の感情の離間という険悪な企みを露呈し、両岸同胞の強烈な憤慨を惹き起した」
真実報道より、あの国と良好な関係の維持を優先する朝日としては、とても李登輝氏を善玉にするわけにはいかないのか。
それはともかく記事は、「どっちもどっち」論に説得力を持たようと、その代表として蔡英文氏の「台湾は世代や『族群』で異なる歴史と向き合ってきた。理解し合おうとする態度が必要だ」との発言を引用したように見える。少なくともそう受け取った読者は、数え切れまい。
しかし蔡英文氏は、李登輝氏と国民党の両方に対し、「理解し合え」と呼び掛けたわけではないようだ。
引用された発言はおそらく、二十二日にメディアから李登輝氏の言論への見方を問われた際に見せたものだと思う。それを少し詳しく見よう。次のような内容だ。
「台湾では世代や族群ごとに遭遇した歴史が異なり、歴史の記憶、経験、解釈も異なっている。そのため国家は、こうした状況に直面した場合、理解を示す態度を保持して歴史を鑑とすべきで、歴史上の事柄を以って対立や社会の分裂を煽ってはならない」
蔡英文氏(右)は李登輝氏の言論を批判したのではない
これでわかるだろう。蔡英文氏は喧嘩両成敗にしようとしたのではなく、遠回しながらも「歴史の異なり」を指摘した李登輝氏に対する国民党の一方的なバッシングを批判したと、台湾国内では理解されているのである。
反日贔屓の朝日にとり、李登輝氏の親日とも受け取れる主張がいかに気に食わないとしても、その語るところはあくまでも史実。それに対して国民党は史実を隠蔽、歪曲しようと大騒ぎしているだけである。それでも「どっちもどっち」などと喧嘩両成敗するなら、あまりにも不条理であり、これでは読者に正確な台湾情勢など伝わらない。
■朝日は国民党に「反省・謝罪」を要求すべき
蔡英文氏は李登輝氏を擁護した。だからこそ今は、同氏までもが国民党のバッシングを受けているところだ。
国民党の国会議員団は二十四日、記者会見を開き、李登輝氏の謝罪、同氏への礼遇金支給の取り消しなどを求めるとともに、蔡英文氏に対し次の如く痛罵した。
李登輝氏、蔡英文氏を糾弾する記者会見を開く国民党の国会議員たち。来年の総統選挙を視野に入れ
「蔡英文は歴史の記憶に寛大であれと訴えるが、なぜ李登輝に寛大でいられるのか。李登輝は日本を祖国と話しているのに、なぜ征伐しないのか。李登輝支持者層の票欲しさで異なる考えを受け入れるような者は中華民国総統に相応しいだろうか」
たしかに朝日記事の指摘するように、国民党には「対日感情を揺さぶることで外省人を中心とする支持基盤を奮い立たせる狙い」があるようだ。
しかし、抗日戦争勝利記念の行事を含む、そうした国民党の政治パフォーマンスこそが日本国民に台湾への誤解を与え、日台の良好な友好関係に悪影響を及ぼしかねないのである。
そしてそうした懸念もあるからこそ、李登輝氏は「台湾に抗日の事実はない」と日本向けに説明したのではないか。そして国民党はそれを憎み、大騒ぎをしているのではないのか。
それでも朝日は「どっちもどっち」とせせら笑いたいようだ。
「日本の殖民地支配」の反省を安倍政権に求め続けてきた朝日だが、本気でそう考えているのなら、日本統治下で「日本人として、祖国のために戦った」という李登輝氏やその世代の台湾人の心情に、もっと真摯に思いを致し、そして今でもそうした思いを弾圧し続ける国民党に、断固として反省と謝罪を求めるべきだと思うがどうか。
【過去の関連記事】
李登輝「台湾に抗日なし」発言が許せない国民党「中華民族主義」の実態 15/08/22
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2628.html
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今年は抗日戦争勝利七十周年であると、台湾で宣伝に力を入れる馬英九総統の国民党政権を批判した李登輝元総統の発言が台湾で大きな問題になっている。
日本の「Voice」九月号に寄せた「日台新連携の幕開け」との寄稿の次のくだりが特にそれだ。
―――そもそも「抗日」というが、七十年前まで日本と台湾は「同じ国」だったのである。「同じ国」だったのだから、台湾が日本と戦った(抗日)という事実もない。
―――私は陸軍に志願し、兄・李登欽は海軍に志願した。当時われわれ兄弟は、紛れもなく「日本人」として、祖国のために戦ったのである。
李登輝氏の言論を伝える台湾のテレビニュース画面
これは戦後中国から亡命して来た国民党の中国人とは異なる台湾人の史実を語ったものである。
しかし、反日が愛国で親日は売国とする国民党や同党系メディアの中華民族主義はこれを許すことができないのだ。この発言を「日本祖国論」とまで名付け、糾弾キャンペーンで躍起になっているところである。
国民党はこのように、政治的に不都合な台湾人の言論に対し、戒厳令時代は逮捕、投獄も伴う言論統制を、そして民主化後はマスメディアを動員した言論弾圧を加え続けて今日に至るが、今回もその典型的一例なのである。
■朝日が伝えた国民党の異常な怒り
そういった異常さは、朝日新聞の報道からも伝わってくる。二十三日に配信された記事“李登輝氏「日本人として戦った」 寄稿に台湾与党怒る”を見てみよう。
―――(国民党の)総統候補、洪秀柱氏から「私が負けたら、台湾は日本に売られる」との発言まで飛び出した。
―――寄稿内容を台湾紙が取り上げると、抗日戦争勝利の記念行事開催に力を入れる馬英九総統は20日夜、「台湾を裏切り、人民を辱める発言」と激しく批判。李氏に発言の撤回と謝罪を求めた。中国との統一派とされる洪氏も繰り返し批判しているほか、同党立法委員からは李氏が元総統として受ける礼遇を剝奪すべきだとの声が上がる。
そして「騒ぎになった背景」として、次のように説明する。
―――戦前に中国から台湾に渡った人たちやその子孫の「本省人」と、戦後、国民党政権とともに台湾に移った「外省人」の対立がある。
―――人口の8割超を占める本省人には日本と戦ったという意識は薄いが、外省人には抗日戦争で台湾を取り戻したとの考えが強い。来年1月の総統選で劣勢とされる国民党には、対日感情を揺さぶることで外省人を中心とする支持基盤を奮い立たせる狙いもありそうだ。
※「本省人」については「戦前に中国から台湾に渡った人たちやその子孫」ではなく「戦前から台湾に居住する人たちやその子孫」とすべきだろう。なぜなら近年の医学研究によれば、そのほとんどはオ―ストロネシア語族の原住民の子孫であり、すべてに中国移民の血が流れているわけではない。
■左翼メディアとして受け入れられない歴史観か
さて、この記事にはそのあと、問題が出てくるのである。
こうした国民党のヒステリックな「怒り」、あるいは「怒り」を与えた李登輝氏の主張に対し、台湾国民はどう見ているかに関し、次のように書くのだ。
―――寄稿に、ネット上では「歴史的事実を語っただけ」と擁護する声が上がる。ただ、戦後に台湾で生まれ育った世代が増え、論争には「どっちもどっち」という見方も多い。野党・民進党の蔡英文主席は「台湾は世代や(本省人、外省人といった)『族群』で異なる歴史と向き合ってきた。理解し合おうとする態度が必要だ」と求めた。
「歴史的事実を語っただけと擁護する声」と「どっちもどっちという見方」との二種類の反応が目立っているという。
しかし後者への言及は、蛇足だというのが私の意見だ。
なぜならそれは、いつでもどこでも当たり前のように見られる広範なノンポリ層、無関心層の考えであり、前者のような意見の広がりに対比させるに値しないと思うからである。
それに比べて前者は、実に画期的な意味を持つものなのだ。こうしたネット上の歴史問題に関わる反国民党の言論は、実は同党の長年にわたる言論統制、弾圧に対して始まった台湾人民衆の反撃と位置付けられるからである。
そしてその「反撃」を担うのが、それこそ「戦後に台湾で生まれ育った世代」なのである。
とくに国民党の洗脳宣伝などに騙されず屈服もしない、民主化時代に生まれ、または育った世代がそれだ。
日本統治時代を否定せず、淡々と「歴史的事実」を語った李登輝氏は、日本の左翼史観や中国人の反日史観に照らせば殖民地美化となることだろう。
そうした歴史観を奉じてきた朝日としては、その李登輝氏を「擁護する声」を取り上げざるを得なかったため、蛇足にも「どっちもどっちという見方」も紹介してバランスを取った、つまり「擁護する声」の「毒」の成分を薄めた、といったところではないか。私にはそう感じられてならない。
■李登輝と国民党との不条理な喧嘩両成敗
そして、更にこの朝日記事について問題視すべきは、李登輝氏も国民党も「どっちもどっち」だとの印象を読者に抱かせようとしているかに見えることである。
何しろ李登輝は中国から見れば許し難い「台湾独立分裂主義者」の親玉である。今回の主張についても、国務院台湾事務弁公室は二十一日に、下の如く激越な批判を展開した。
「こうした嘘の言論は史実を歪曲し、台湾同胞の日本殖民統治への反抗と抗日戦争の勝利への貢献を抹殺し、日本軍国主義の侵略の犯罪の弁解を企図し、人類の道徳的なデッドラインに挑戦し、充分なまでに李登輝の錯乱した歴史観と恥ずべき殖民奴隷化した心とその頑迷な台湾独立の主張、そして両岸関係の破壊、両岸同胞の感情の離間という険悪な企みを露呈し、両岸同胞の強烈な憤慨を惹き起した」
真実報道より、あの国と良好な関係の維持を優先する朝日としては、とても李登輝氏を善玉にするわけにはいかないのか。
それはともかく記事は、「どっちもどっち」論に説得力を持たようと、その代表として蔡英文氏の「台湾は世代や『族群』で異なる歴史と向き合ってきた。理解し合おうとする態度が必要だ」との発言を引用したように見える。少なくともそう受け取った読者は、数え切れまい。
しかし蔡英文氏は、李登輝氏と国民党の両方に対し、「理解し合え」と呼び掛けたわけではないようだ。
引用された発言はおそらく、二十二日にメディアから李登輝氏の言論への見方を問われた際に見せたものだと思う。それを少し詳しく見よう。次のような内容だ。
「台湾では世代や族群ごとに遭遇した歴史が異なり、歴史の記憶、経験、解釈も異なっている。そのため国家は、こうした状況に直面した場合、理解を示す態度を保持して歴史を鑑とすべきで、歴史上の事柄を以って対立や社会の分裂を煽ってはならない」
蔡英文氏(右)は李登輝氏の言論を批判したのではない
これでわかるだろう。蔡英文氏は喧嘩両成敗にしようとしたのではなく、遠回しながらも「歴史の異なり」を指摘した李登輝氏に対する国民党の一方的なバッシングを批判したと、台湾国内では理解されているのである。
反日贔屓の朝日にとり、李登輝氏の親日とも受け取れる主張がいかに気に食わないとしても、その語るところはあくまでも史実。それに対して国民党は史実を隠蔽、歪曲しようと大騒ぎしているだけである。それでも「どっちもどっち」などと喧嘩両成敗するなら、あまりにも不条理であり、これでは読者に正確な台湾情勢など伝わらない。
■朝日は国民党に「反省・謝罪」を要求すべき
蔡英文氏は李登輝氏を擁護した。だからこそ今は、同氏までもが国民党のバッシングを受けているところだ。
国民党の国会議員団は二十四日、記者会見を開き、李登輝氏の謝罪、同氏への礼遇金支給の取り消しなどを求めるとともに、蔡英文氏に対し次の如く痛罵した。
李登輝氏、蔡英文氏を糾弾する記者会見を開く国民党の国会議員たち。来年の総統選挙を視野に入れ
「蔡英文は歴史の記憶に寛大であれと訴えるが、なぜ李登輝に寛大でいられるのか。李登輝は日本を祖国と話しているのに、なぜ征伐しないのか。李登輝支持者層の票欲しさで異なる考えを受け入れるような者は中華民国総統に相応しいだろうか」
たしかに朝日記事の指摘するように、国民党には「対日感情を揺さぶることで外省人を中心とする支持基盤を奮い立たせる狙い」があるようだ。
しかし、抗日戦争勝利記念の行事を含む、そうした国民党の政治パフォーマンスこそが日本国民に台湾への誤解を与え、日台の良好な友好関係に悪影響を及ぼしかねないのである。
そしてそうした懸念もあるからこそ、李登輝氏は「台湾に抗日の事実はない」と日本向けに説明したのではないか。そして国民党はそれを憎み、大騒ぎをしているのではないのか。
それでも朝日は「どっちもどっち」とせせら笑いたいようだ。
「日本の殖民地支配」の反省を安倍政権に求め続けてきた朝日だが、本気でそう考えているのなら、日本統治下で「日本人として、祖国のために戦った」という李登輝氏やその世代の台湾人の心情に、もっと真摯に思いを致し、そして今でもそうした思いを弾圧し続ける国民党に、断固として反省と謝罪を求めるべきだと思うがどうか。
【過去の関連記事】
李登輝「台湾に抗日なし」発言が許せない国民党「中華民族主義」の実態 15/08/22
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