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南海電鉄南海線38:孝子駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から37番目の駅で、大阪府泉南郡岬町の「孝子(きょうし)駅」である。

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 「孝子駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
 そして駅の出入り口は、西側の1ヵ所となっている。
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 駅前には、2本の道路が交差し、駅裏には新しい道路が敷設されている。
 先ずは旧道の「孝子越街道・紀州街道」の北方向、南方向である。
 そして、駅裏の一段高いところの最新道路「第二阪和国道」である。
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 更に、「孝子越街道・紀州街道」と交差している「和歌山阪南線(旧国道26号線)」の北方向、南方向である。
 この道路を北方向へ進むと、左手に廃校舎が見える。
 「岬の歴史館」と記されている。
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 この建物を訪ねるために、再度、駅前へと戻る。
 そして、西方向の住宅街へ向かう道を辿る。
 川を渡ると、その先に「岬の歴史館」の案内矢印があるので、その方へ進む。
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 歴史館は廃校になった「岬町立孝子小学校」で、校門から入る。
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 校庭と校舎である。
 そして、入り口から入る。
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 旧校舎の内部は展示場である。
 順に眺めてみる。
 古代の「ナウマンゾウの化石」、「弥生土器」、そして「鬼瓦」や「しゃちほこ」が展示されている。
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 そして、教室がそのまま残された会議室、突き当りの講堂もそのままである。
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 また、廊下には、農具の「スキ」が置かれている風景がある。
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 そして「岬の歴史館」を一巡したところで、「孝子駅」のミニ探索を終了したのであった。

南海電鉄南海線37:みさき公園駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から36番目の駅で、大阪府泉南郡岬町の「みさき公園駅」である。

2211bみさき公園駅

 「みさき公園駅」で下車する。
 駅ホームは、2面5線の島式である。
 この駅から、南海多奈川線が分岐している。
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 また、駅ホームから、線路の点検・整備車両の黄色い車両の留置場所が見える。
 そして、駅の北側へと出る。
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 駅を出ると、そこには観光案内所がある。
 そして、「みさき公園」へと通じる広い通路があり、これを進む。
 進んで行くと、右手には噴水があったのであろう、円形のエリアがある。
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 この「みさき公園」であるが、南海電鉄の遊園地として多くの来園者を迎えていたが、一昨年(2020年)に閉園となった。
 そして、「みさき公園」は岬町が運営主体として引き継がれ、遊園地ではなく来場者が楽しめる憩いの場として、2024年に再開されることになっている。

 現在は、一時の措置として中央にあたるエリアのみに入ることができるようになっているので、見学してみる。

 進んで行くと、入場ゲートがある建物が近づく。
 そして奥の丘の頂上に燈台も見える・
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 入場ゲートから入ると(無料)、芝生と木々のエリアがあり、動物の絵が描かれた石垣、また休憩施設のようなものがある。
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 更に進むと、円形ホールのようなものもある。
 その先には、建物を撤去した跡があり、その先に丘に登る道が見える。
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 燈台に近づく上り道である。
 燈台はかなり傷んでいるようであり、これも修復されるのであろう。
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 元に降りて、海に向けて更に進む。
 フェンスが設けられていて、残念ながらこれ以上は進むことができない。
 仕方がないので、周りの景色を眺めながら、「みさき公園駅」へと戻り、ミニ探索を終了したのであった。
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南海電鉄南海線36:淡輪駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から35番目の駅で、大阪府泉南郡岬町の「淡輪(たんのわ)駅」である。

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 「淡輪駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
 ホームから、駅の南隣にある「宇度墓古墳(淡輪ニサンザイ古墳)」の後円部が見える。
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 駅舎はホームの北側である。
 駅舎を出て、少し北へと進み、小路へと左折する。
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 進んで行くと左手に踏切が見えて来る。
 彼岸花に沿って、この踏切を渡る。
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 踏切を渡ると、正面は古墳の前方部の周郷、左手は北側の周郷、そして古墳の全容を望むことができる。
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 北側の周郷のヘリを進む。
 進んで行くと、後円部に到達する。
 墳丘長は約180mである。
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 後円部を回り込むと、後円部に渡ることがでがきる土橋が架けられている。
 そして南側の周郷へと進む。
 南側には、造出が明快に残っている。
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 次に、正面の前方部である。
 前方部の南端にも、前方部へ渡ることができる土橋が架かっている。
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 そして前方部の拝所である。
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 この古墳「宇度墓古墳」は、宮内庁により「垂仁天皇皇子五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)」の墓と治定されているとのことである。

 そして、「宇度墓古墳」の周郷を一周したところで、「淡輪駅」のミニ探索を終了したのであった。

南海電鉄南海線35:箱作駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から34番目の駅で、大阪府阪南市の「箱作駅」である。

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 この駅名・地名の「箱作」の由来であるが、京都下鴨神社の社殿改築に際し、御神体を奉安する御霊箱を新たに造り替え、不要となった旧箱を鴨川に流した。
 箱は淀川を下って、大阪湾のこ地の海岸に漂着したので、以来、この地は箱着里(はこつくり)⇒箱作と呼ばれるようになったとの説がある。

 「箱作駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
 駅の南口から出る。
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 駅前には、「孝子越街道・旧国道26号線」が線路に沿うように通り抜けている。
 その西方向、東方向の風景である。
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 駅から南に延びる道路を辿る。
 右手には、バスロータリーがある。
 そして、次の交差点を左折し、東方向へと進む。
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 しばらく進んで行くと、右手に神社の社頭が見えて来る。
 「菅原神社」である。
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 神社の参道を進む。
 長い参道である。
 左手に石の祠がある。
 「池島神社」、「住吉神社」である。
 そして、少し進んだ右手に、「辨財天社」、「厳島神社」が祀られている。
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 更に参道の突き当りには、「神明神社」、「牛神社」、そして社名不明の石の祠群が祀られている。
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 神社境内は、参道から逆方向に曲がったところにある。
 境内入り口には「鳥居」が建っている。
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 「鳥居」を潜った境内の風景である。
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 左手は「参集殿」である。
 正面は「拝殿」である。
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 「拝殿」の背後には、「本殿」が祀られている。
 「本殿」の祭神は、「菅原道真公」、「素戔嗚命」とされている。
 尚、この神社の創建については不明である。
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 境内には、境内社「熊野神社」が祀られている。
 また、江戸寛永年間の「灯篭」も見られる。
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 他にも、「神具庫」、「地車庫」も見られる。
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 神社境内を一巡したところで駅に戻る。
 そして、「箱作駅」のミニ探索を終了したのであった。

南海電鉄南海線34:鳥取ノ荘駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から33番目の駅で、大阪府阪南市の「鳥取ノ荘駅」である。

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 「鳥取ノ荘駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
 そして、西口から出る。
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 駅西口前の道路は、「孝子越街道(紀州街道)である。
 その南方向、北方向の風景である。
 そして、この道路に直交していて提灯が吊るされている道路を西方向(海方向)に進む。
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 海に出る手前左手に神社の玉垣が見えて来る。
 「揖取神社(かじとり)神社」である。
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 正面に「拝本殿」が祀られている。
 祭神は、「天之御中主命」、「事代主命」、「大山祇神」とされている。
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 この神社は、太古の昔に日本海の現鳥取県から、天皇の食事のために白鳥を捕まえるのが仕事の「鳥取部」の一族が移住し、「揖取神社」を祀ったものとされている。
 また、この地域名の「鳥取」は、その「鳥取部」に由来するとされている。

 神社を後に、海へと出る。
 防波堤からの鳥取の海岸の眺めである。
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 また、陸側には神社が祀られている。
 「波有手(ぼうで)弁天社」である。
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 海岸を北へと進む。
 「西鳥取漁港」である。
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 漁港の前には「西鳥取漁協」がある。
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 漁港の横を街中へと戻る方向へと進む。
 長屋風の蔵がある。
 進んで行くと、「浄土宗 西光寺」がある。
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 「本堂」、「鐘楼」を眺めてみる。
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 更に進んで行くと、今度は「本願寺派 正行寺」がある。
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 奈良時代風の立派なお堂、そして小さなお堂が祀られている。
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 駅の東側へと進む。
 大きなお堂が見えて来る。
 寺塀に沿って回り込むと、道路を挟んで趣のある長屋門がある。
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 長屋門の前の小路を入って行くと、この寺院の山門、寺号柱が建っている。
 寺院名は「浄土宗 法福寺」である。
 「お菊寺」とも云われ、創建は1501年とされている。
 「お菊」は豊臣秀次の子で、嫁ぎ先が「大坂の陣」で豊臣側についたため、徳川方に捕らえられ処刑されたとされている。
 その「お菊」の木像がこの寺に安置されているとのことである。
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 境内には、「本堂」、「鐘楼」、そして「勢至丸さま」と云う銅像が祀られている。
 「勢至丸」とは、「浄土宗」の開祖の「法然上人」の幼名とのことである。
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 「法福寺」を後にして、「鳥取ノ荘駅」へと戻る。
 駅横には、南海電鉄の「鳥取ノ荘変電所」、駅の正面には「孝子越街道」を挟んで、「鳥取住民センター」の風景がある。
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 そしてこの地点で、「鳥取ノ荘駅」のミニ探索を終了したのであった。

南海電鉄南海線33:尾崎駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から32番目の駅で、大阪府阪南市の「尾崎駅」である。

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 「尾崎駅」で下車する。
 駅ホームは、2面4線の島式で、駅舎は橋上である。
 尚、この駅では、特急「サザン」が停車する。
 駅の西口から出る。
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 駅に直交する道路を西方向へと進む。
 途中、提灯が吊り重なったところもある。
 進んで行くと、神社の鳥居が見えて来る。
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 神社は、「尾崎神社」である。
 社頭には、「一ノ鳥居」、「社号柱」が建っている。
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 「一ノ鳥居」を潜り進むと、左手に「二ノ鳥居」が建っている。
 その後ろには、「一対の狛犬」が祀られている。
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 そしてその先には、「拝本殿」と、その右手に「若宮本殿」が祀られている。
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 この神社は、江戸時代元禄のころ、疫病が流行した折に、病気の平癒を願って、京都の「八坂神社」から「素戔嗚尊」の分霊を勧請して創建されたとされる。
 また、「若宮本殿」には、「蛭子命」を始め近隣にあった神社の神々が合祀されている。
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 「尾崎神社」の北隣に、「本願寺尾崎別院」がある。
 江戸時代となる前の慶長年間に、焼失・荒廃していた寺院を、領主「桑山正勝」の家臣「石田次郎左衛門」が改築し、本願寺に寄進して「尾崎御坊」となったとされる寺院である。
 塀の外からは、「本堂」、「太鼓楼」、「山門」が見える。
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 「山門」を潜ると、正面に1700年初頭に建立された「本堂」、そして右手に「旧お茶所」が見られる。
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 「尾崎御坊」の門前の通りには、趣のある町屋が見られる。
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 町屋を見ながら進んで行くと、その先に寺院「浄土宗 善性寺」の「山門」がある。
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 「善性寺」の「山門」を潜ると、左手に「日根宮」、中央に「地蔵堂」、右手に「本堂」が祀られている。
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 この寺院は、天正年代、「鳥取源右エ門清房」が「波太八幡宮」の霊告により、尾崎村を開創し、「西誉上人」が清房宅に宿し「持仏堂」を作り、「三世光誉上人」が江戸初期にこの「善性教寺」を創建し、浄土宗として巷間の信仰を集めたとされる寺である。

 「尾崎駅」に戻り、今度は駅の東側を見てみる。
 駅の東側には、「阪南市役所」、そして「市立宇文化センター」が建っている。
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 この日(10月2日)は丁度、阪南市の「やぐらパレード」の日であった。
 幾つかの「やぐら」の巡行が見られたのであった。
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 そしてこの地点で、「尾崎駅」のミニ探索を終了したのであった。

南海電鉄南海線32:樽井駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から31番目の駅で、大阪府泉南市の「樽井駅」である。

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 「樽井駅」で下車する。
 駅ホームは、2面3線の単式・島式の複合式で、「なんば駅」行きホームが待避線を伴った島式となっている。
 上下ホームは、跨線橋で結ばれ、駅舎・改札口は東側のみである。
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 駅舎を出て、東方向へ向かう。
 進んで行くと、2本の道路を横切る。
 2本目の道路は「孝子越街道(紀州街道)」であり、その北方向・南方向の風景である。
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 「孝子越街道」に面して「提灯ゲート」が設置され、紅白の幕も巻かれている。
 これを潜り進んで行くと、左手に大きな建物の「樽井公民館」が建っている。
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 公民館前を過ぎ、右手の小路に入る。
 途中左折し進んで行くと、神社の塀が見えて来る。
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 神社は「茅渟(ちぬ)神社」である。
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 大阪湾の南部は「茅渟の海」と呼ばれるが、これは「神武東征」に関わっている。
 「神武天皇」の兄の「五瀬命(いつせのみこと)」が矢傷をうけた手を洗ったことから「血沼海」と称したとの伝説からの由来である。

 この「茅渟の海」の海岸べりに、熊野詣が盛んになった平安時代に、庶民が「八王子権現」を勧請したのが「茅渟神社」の創建とされる。

 一方、「黒鯛」を「チヌ」と呼ぶのは、大阪湾「茅渟の海」で多く棲息することから名付けられたものとされる。
 そしてこの神社の現在は、「チヌ」の愛好家が供養と釣りの安全を祈願し、全国から訪れる神社となっているとのことである。

 境内正面には「拝殿」が祀られている。
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 「拝殿」の背後は「本殿」である。
 「本殿」の祭神は、「八王子権現」の8柱に加え、「恵比寿大神」、「菅原道真公」、「神倭磐余彦命」の合計11柱である。
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 境内社には、「市杵島神社」、「伊勢神宮遙拝所」が祀られ、他にも「神輿庫」などもある。
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 そして、開いている「神輿庫」からは「神輿」が出され、祭礼に向けて手入れ中であった。
 見事な「神輿」である。
 もう少しで秋の祭礼であるが、「やぐら」などと行列を組み、「茅渟の海」に向けての渡御が行われるが、その準備である。
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 そしてこの地点で、「樽井駅」のミニ探索を終了したのであった。

南海電鉄南海線31:岡田浦駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から30番目の駅で、大阪府泉南市の「岡田浦駅」である。

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 「岡田浦駅」で下車する。
 駅は地上で、ホームは2面2線の相対式である。
 駅舎・出入口は「なんば駅」行きのホームの北端にのみある。
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 駅舎を出て、駅北の踏切を東方向へ渡り、道路を進む。
 進んで行くと、どこからともなく太鼓の音が聞こえて来る。
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 道端の電柱には、紅白の幕がまかれている。
 この街も祭礼であろう。
 更に進み、太鼓音の方向が分かったところで、その方向へと左折する。
 すると、先に神社の玉垣と杜が見えて来る。
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 神社は「里外(りげ)神社」である。
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 鳥居を潜り参道を進む。
 注連縄柱が建ち、その向こうは「拝殿」である。
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 「拝殿」の背後は3殿の「本殿」である。
 「本殿」の祭神は、中央に「素盞嗚尊」、そして両側に「大年命」、「蛭子神」とされている。
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 この神社は、仁徳天皇の時代に、「機織」の守り神として「呉服(くれは)大明神」を産土神として創建されたとされる。
 その後、霊火が東に飛び、老松に留まったので、その辺を調べると、一個の霊剣を発見したと云う。
 その霊剣を神体として神殿を建て、「素盞嗚尊」を勧請し、岡田の集落の外であったので、「里外神社」と名付けたとされている。

 拝殿の左側には、地車庫から2基の「やぐら」が顔を出し、祭礼に向けての整備と太鼓の練習が行われていた。
 「やぐら」は左右の2輪車で、近づいてみると、彫刻は見事であった。
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 鳥居が建ち、4社の境内社が並んでいる。
 左から、先ずは「琴平神社」である。
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 続いて、「稲荷神社」、「住吉神社」、「淡島神社」である。
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 他にも境内には、「神具庫」があり、「鳥羽上皇」に献上したとされる「鰈」が遊泳していたとされる「鰈淵(かれいふち)」がある。
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 神社を退出し、神社横を西へと進む。
 神社横には「西信達(にししんだち)中学校」がある。
 その横では、ここでも「やぐら」の手入れ中であった。(9月25日)
 また、道路上には、祭礼に向けての提灯が吊るされていたのであった。
 この地は「西信達」と云い、連合会には4基の「やぐら」が装備されているようである。
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 そしてこの地点で、「岡田浦駅」のミニ探索を終了したのであった。

南海電鉄南海線30:吉見ノ里駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から29番目の駅で、大阪府泉南郡田尻町にある「吉見ノ里駅」である。

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 「吉見ノ里駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式であり、駅舎は「なんば駅」ホームの「和歌山市駅」側にある。
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 駅舎を出て、「羽倉崎車庫」方面への道路を進む。
 左手に「田尻町立中学校」がある。
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 その先右手に、「消防センター」、そして「田尻町役場」が建つなど、役所街となっている。
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 駅に戻り、今度は西方向への道路を進む。
 「吉見やぐら秋祭」の幟が建っている。
 そして道路の先に、「法被」の集団、更にその先に神社の杜が見えてくる。
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 「法被」の集団の前には「やぐら」が置かれ、神職が祈祷を行っているところであった。
 そしてその先には、神社の鳥居が見える。
 「春日神社」の「二ノ鳥居」である。
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 「二ノ鳥居」前の公園の先に「一ノ鳥居」が見えるので、そこまで行ってみる。
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 「一ノ鳥居」を潜り、元の「二ノ鳥居」に向かう。
 そして、「一ノ鳥居」を潜り、参道を進む。
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 参道の左手に「拝殿」、「神馬」が祀られている。
 この「神馬」は太平洋戦争中に盗難にあったとされている。
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 「拝殿」の背後は「本殿」である。
 「本殿」は小祠が並んでいるとのことであるが、良くは見えない。
 祭神は、「武甕槌命」、「齋主命」、「天兒屋根命」、「大日靈貴命」とされている。
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 この「春日神社」は、奈良時代に「吉見小佐治」が来て、この地を開発して、自らの祖である「春日大明神」とされる。
 そして、明治の神社合祀にて、近隣の幾つかの神社が合祀されたと云う経緯を辿っている。

 境内の参道を直進すると鳥居が建ち、境内社が祀られている。
 その中央は、「若宮神社」とされている。
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 そして両側には、幾つかの境内社が祀られている。
 「多聞天神社」、「日向神社」などである。
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 神社から退出し、「やぐら」と「法被」をもう一度見てみる。
 「やぐら」は2輪で左右に車輪が付いている。
 そして曳棒(ハンドル)が装備されていて、曳行だけでなく、ハンドルを上下することにより、「やぐら」を上下に揺する場面が特徴である。
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 そしてこの地点で、「吉見ノ里駅」のミニ探索を終了したのであった。

南海電鉄南海線29:羽倉崎駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から28番目の駅で、大阪府泉佐野市にある「羽倉崎(はぐらざき)駅」である。

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 「羽倉崎駅」で下車する。
 駅は地上駅で、ホームは2面3線の島式・単式の複合式である。
 その理由は、この駅は「羽倉崎車庫」と直結していることによるものである。
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 駅ホームから、「車庫」の入り口を眺め、南にある駅舎から外へと出た。
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 駅を出た場所からの車庫の眺めである。
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 今回は、「羽倉崎車庫」の周囲を歩き、中を眺めてみることにする。

 先ずは西側である。
 手前は「南海本線」の線路で、ネットフェンスの向こうは「車庫」である。
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 各種の車両が停留している様子が見える。
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 次は車庫の南側である。
 車庫の終端部には平面道路があり、それからの眺めであるが、目隠しされているので良くは見えない。
 上手い具合に車庫の南側で高架道路があるので、この道路に上がってみる。
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 高架道路から「車庫」を眺め、ついでに関空方向に見える「りんくうゲートタワー」も眺めたのであった。
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 話は変わるが、この「羽倉崎駅」の東側には、戦時中、陸軍の「佐野飛行場」があった。
 その南端の境界道路が、駅の東側の少し行ったところから延びているので、眺めてみる。
 真っ直ぐな道路である。
 手前には、ゴルフ練習場がある。
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 その隣には、自動車教習所がある。
 進んで行くと、「国道26号線」と交差する。
 交差点は「安松北」である。
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 そしてこの地点で、「羽倉崎駅」のミニ探索を終了したのであった。

南海電鉄南海線28:泉佐野駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から27番目の駅で、大阪府泉佐野市にある「泉佐野駅」である。

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 「泉佐野駅」で下車する。
 この駅は、「南海空港線」との分岐駅であり、ホームは3面5線の島式である。
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 駅の出口には、東出口、西出口の両方がある。
 東の風景は、尖った形の高層ホテルが特徴的である。
 西出口から出て、駅に直交する「駅前通り」を進む。
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 右折左折を繰り返し、「孝子(きょうし)越街道」に面した「春日神社」の社頭へと到着する。
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 鳥居を潜ると、左右には、一対の狛犬が配されている。
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 参道を進んで行くと、正面には「拝殿」が祀られている。
 そして背後は「本殿」である。
 「本殿」は三殿に別れ、中央が「春日神社」で「春日四神」などが祀られている。
 左側は「濱出神社」で「事代主命」、「大山昨命」などの四神、また右の社殿には、「後白河天皇」、「菅原道真公」などが祀られている。
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 この神社は、奈良時代に、奈良の「春日大社」から、「春日神」を勧請して創建されたとされる。
 その後、豊臣秀吉の根来攻めの時の焼失など紆余曲折があったが、再建され、佐野の総社とされ、明治の神社合祀にて、旧佐野町内の29社が合祀されたとされる。

 合祀神は殆どが「本殿」に祀られているため、境内社は殆どないが、唯一、「赤手拭稲荷神社」が境内の右手に祀られている。
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 境内を眺め、横の鳥居から退出する。
 鳥居の向かいは公園状である。
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 この辺りの住所地は「春日町」である。
 神社前の「孝子越街道」を西へと進むと、街道上がアーケード商店街となっている。
 「つばさ通り商店街」と云う。
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 アーケードの下を進む。
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 200m弱のアーケードである。
 直ぐに出口が見えて来る。
 出口側にはドームも設けられている。
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 アーケードの先も「孝子越街道」である。
 アーケードを振り返り、アーケードの下の「駅前通り」を駅方向へと進む。
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 しばらく進むと、「泉佐野駅」が見えて来る。
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 そしてこの地点で、「泉佐野駅」のミニ探索を終了したのであった。

南海電鉄南海線27:井原里駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から26番目の駅で、大阪府泉佐野市にある「井原里(いはらのさと)駅」である。

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 「井原里駅」で下車する。
 駅は地上で、ホームは2面2線の相対式である。
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 駅北側の線路を潜る道路は「枚方富田林泉佐野線」と云う。
 これを東へと進む。
 直ぐに「佐野川」と云う交差点に出る。
 これを右折し、南下する。
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 少し行くと、「佐野川」を渡る。
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 川を越えて少し行き、左折する。
 神社へ向かう道路で、社殿が見えて来る。
 そして社頭からの風景である。
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 神社は「奈加美(なかみ)神社」と云う。
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 鳥居を潜ると、両側に「一対の狛犬」が祀られている。
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 境内の左手には大きな灯篭が建っている。
 また右手には「拝殿」が祀られている。
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 「拝殿」の背後は覆屋の本殿である。
 「本殿」の祭神は、主祭神が「誉田別命」、配祭神は「比売命」、「息長帯姫命」とされている。
 また、合祀神は掲示の通り多数である。
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 この「奈加美神社」の創建は不詳であるが、「平安時代」と推測されている。
 元は「大宮神社」と称され、「八幡神」を祀る神社であったとされる。

 「織田信長」の紀州攻めの際には悉く焼き払われたが、江戸時代になって再建されたとのことである。

 そして明治の神社合祀にて、近隣の多くの神々が集合したとのことである。
 神社の社名であるが、付近の三ヶ村の頭文字の「奈」(中庄)、「加」(上瓦屋)、「美」(湊)を綴り合わせ「奈加美神社」と改称されたとの経緯を辿っている。

 境内の「拝本殿」の左奥に、「花社不二宮」が祀られている。
 また、社名不明であるが石造りの祠も祀られている。
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 そして、「拝本殿」の右手で社頭の鳥居の右手に「大宮稲荷神社」が祀られている。
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 神社を後にして、来た道を駅方向へと戻る。
 駅の東の交差点「佐野川」まで来たとき、道の向こうからこちらへと「だんじり」が渡って来るのに出会った。
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 先ほどの神社にて、宮司さんから、今日(9月25日)は「試験曳き」の日であると伺っていた。
 その「試験曳き」に出会ったのであった。
 交差点の手前から引手が走り出し、屋根の上では勇壮な音頭取りがなされる。
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 この「だんじり」の列は8基あり、「だんじり祭 八町連合会」の幕も架けられている。
 このうちの2基(中之庄、上瓦屋)が、先ほどの「奈加美神社」へ「宮入り」を行うとのことである。
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 そして、「だんじり」を眺めながら、この地点で「井原里駅」のミニ探索を終了したのであった。

南海電鉄南海線26:鶴原駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から25番目の駅で、大阪府泉佐野市にある「鶴原駅」である。

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 「鶴原駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
 駅から出たのは、「和歌山市」方面の出口である。
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 線路を渡っての「なんば」方面の出口を見てみる。
 駅舎の前には、「地蔵菩薩」が祀られている。
 これは、昭和の時代に殉職した駅掌を弔う地蔵尊とされている。
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 駅舎前の道路「泉佐野熊取線」を東へと進む。
 しばらく進んで行くと、左手に神社が見えて来る。
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 神社は、「式内社 加支多(かした)神社」である。
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 正面鳥居を潜ると、左右に狛犬が祀られている。
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 その先、正面は「拝殿」、その背後は「本殿」である。
 祭神は、「誉田別命」、「市杵島姫命」、「天児屋根命」とされている。
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 この神社は、南北朝の時代に、楠氏の家臣であった勝間氏が敗軍の際に祭神「市杵島姫命」を背負い、この地に神社の創建を願い出たのが始まりである。
 そして、その後、この東南の熊野古道の九十九王子の一つである「鶴原王子」にあったされる「式内社 垣田宮」を合祀し、現在の「加支多神社」が成立したとされる。

 境内には、境内社が祀られている。
 先ずは「戎大神」、「塞の神・金神」である。
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 そして、「大黒社」と楠の神木である。
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 神社を後にして、旧社地の「鶴原王子」の跡を訪れてみる。
 公園状になっていて、貝田町地車庫があり、奥に公民館がある。
 また、隣には崩れかけた土塀があり、趣を誘う風景であった。
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 そしてこの地点で、「鶴原駅」のミニ探索を終了したのであった。

南海電鉄南海線25:二色浜駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から24番目の駅で、大阪府貝塚市にある「二色浜駅」である。

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 「二色浜駅」で下車する。
 駅ホームは、地上の2面2線の相対式である。
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 駅前の東西の道路は「和歌山貝塚線」と云う名称の府道である。
 この道路の一本南側の道を西方向へと進むと、広い道路と交差する。
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 広い道路は、府道「堺阪南線」で、その北方向、南方向の風景である。
 府道を渡り、更に西へと進む。
 少し遠くに、阪神高速の高架道路も見える。
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 進んで行くと、左手に神社の杜が見えるので、斜めに折れてみると、一ノ鳥居がある。
 鳥居を潜ると、左手に二ノ鳥居、三ノ鳥居が建つ。
 神社は「八品神社」と云う。
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 石段の上は拝殿である。
 そして、その背後には本殿が祀られている。
 本殿の祭神は「天櫛玉命」とされている。
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 この神社の創建は不詳であるが、この辺りは和泉櫛(くし)の特産地であり、櫛の神として、全国の櫛職人や商人から崇敬されてきた神社とされている。
 「八品」の神名は、古代にこの地に渡来人の櫛職人が流れ着き、櫛を広めたとされるが、その職人が携帯していた8種類の器具に由来するとされている。

 境内には、「櫛塚」、「神牛」も祀られている。
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 神社を出て、灯篭が建つ参道を辿り、今度は一本東の「和歌山貝塚線」を西へと進む。
 少し進んだところで広い道路と交差する。
 「大阪臨海線」であり、その北方向、南方向の風景である。
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 「臨海線」を渡り、西へと進むと、「二色の浜公園」の入り口へと到着する。
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 「二色の浜公園」の案内図がある。
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 まっすぐの歩道がありこれを進むと、モニュメントの「帆船のマスト」が建っている。
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 砂浜へと出る。
 「マスト」を振り返るとともに、前方の海を眺めて見る。
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 海岸の北方向は埋め立て地であろうか、工場のような建物も見える。
 砂浜には松林があり、砂浜を離れると、遊具広場も備えられている。
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 また、周囲には、夾竹桃が見られ、彼岸花も綺麗に咲いている風景があった、
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 そしてこの地点で、「二色浜駅」のミニ探索を終了したのであった。

南海電鉄南海線24:貝塚駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から23番目の駅で、大阪府貝塚市にある「貝塚駅」である。

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 「貝塚駅」で下車する。
 駅ホームは、2面4線の島式であるが、外側の2線は主として回送列車などの待避線として利用されるとのことである。
 また、ホームには「水間観音」へ向かう「水間鉄道」への乗換案内も表示されている。
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 隣に停まっている「水間鉄道」の車両を眺め、駅舎の外へと出る。
 駅の正面はロータリーがあり、その先はノンアーケードの「貝塚中央商店街」である。
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 今回は「貝塚寺内町」訪ねてみることにする。

 駅から北方向の道を辿る。
 右手に、「従是東西海塚領」と記された石碑が建っている。
 直ぐに「中町通り」に出たので、これを左折し、西方向へと進む。
 右手(北側)に神社の門があるので、境内へと入ってみる。
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 神社は「感田神社」である。
 神社の創建は不詳であるが、安土桃山時代に海塚村の「牛頭天王社」、堀村の「天満宮」を勧請し、「天照皇大神」を中心として3神を祀る小祠が建てられたのが始まりで、江戸時代前期には本格的な社殿が造営されたとされる。

 境内には、西向きに「拝本殿」が祀られている。
 そして境内社や、寺内町環濠の名残である濠も残されている。
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 「拝殿」の正面は「神門」である。
 「神門」から退出し、神社の社頭を眺めたのであった。
 尚、この神社のほとんどの建物は「登録有形文化財」とのことである。
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 神社から西方向へと進む。
 直ぐの西に、寺内町の中心寺院である「願泉寺」の門前へと出る。
 「貝塚寺内町」の石標も建っている。
 そして、この「築地塀」と「表門」は重要文化財である。
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 「表門」から境内へと入る。
 入ると正面に、重要文化財の「目隠塀」がある。
 その背後は、「本堂」で、「本尊」は「僧行基」作とされる「阿弥陀如来立像」である。
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 この「願泉寺」の起源は、「僧行基」が建てた「庵寺」が始まりと伝えられている。
 そして応仁年間に本願寺の法主「蓮如」が立ち寄り、教義を説いたことから、地元の門徒衆が天文年間に、「卜半斎了珍」を招き、「庵寺」を再興させたとされ、これにより「浄土真宗本願寺派」の「貝塚道場」として成立し、その後、周辺は環濠が囲む「寺内町」とされたとのことである。

 しかしその後、「織田信長」による紀州攻めの際に焼き討ちされ、全焼した。
 そして、「信長」と和睦して石山合戦を終わらせた本願寺法主「顕如」は、紀伊の「鷺森御坊」に移動し、「鷺森御坊」を本山としたとされるが、その間に「了珍」と門徒たちによって「貝塚道場」を復興させたと云われている。

 広い境内の両脇には、重要文化財の「太鼓楼」並びに「鐘楼」が建っている。
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 さて、寺内町と云えば、次は町屋である。
 「願泉寺」を出て、順に登録有形文化財の町屋を眺めてみる。

 先ずは、「並河家」、「山田家」、「利齋家」である。
    2210qCIMG3809並河家  2210qCIMG3811山田家  2210qCIMG3813利齋家

 そして、「願泉寺」の北側には「北小学校」があり、「竹本家」、「岡本家」がある。
    2210qCIMG3820.jpg  2210qCIMG3814竹本家  2210qCIMG3827岡本家

 更に、「宇野家」、「尾食家」があり、この北には寺内町の濠の役目もした「北境川」が流れている。
    2210qCIMG3828宇野家  2210qCIMG3831尾食家  2210qCIMG3832北境川

 寺内町の北限まで行ったので、今度は南へと下がる。
 「竹本家」がある。
 そして寺内町を巡る道は、「貝塚寺内町めぐりみち」と云う。
    2210qCIMG3837竹本家  2210qCIMG3838.jpg  2210qCIMG3839.jpg

 最後に、「吉村家」、「廣海家」、「名加家」である。
    2210qCIMG3840吉村家  2210qCIMG3842渡海家  2210qCIMG3846名加家

 そしてこの地点で、「貝塚寺内町」を一巡したので、「貝塚駅」のミニ探索を終了したのであった。

プロフィール

藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
よろしかったら覗いてみて下さい。
よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
右側リンクの「悠々紀行あっちこち」です。
併せてよろしくお願いします。

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