ＰＨＯＴＯあっちこち　　　　　　　藤白　怜

　大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線（本線）」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
　今回は、「なんば駅」から２７番目の駅で、大阪府泉佐野市にある「泉佐野駅」である。



　「泉佐野駅」で下車する。
　この駅は、「南海空港線」との分岐駅であり、ホームは３面５線の島式である。
　　　　　　　　

　駅の出口には、東出口、西出口の両方がある。
　東の風景は、尖った形の高層ホテルが特徴的である。
　西出口から出て、駅に直交する「駅前通り」を進む。
　　　　　　　　　　　

　右折左折を繰り返し、「孝子（きょうし）越街道」に面した「春日神社」の社頭へと到着する。
　　　　　　　　

　鳥居を潜ると、左右には、一対の狛犬が配されている。
　　　　　　　　　　　

　参道を進んで行くと、正面には「拝殿」が祀られている。
　そして背後は「本殿」である。
　「本殿」は三殿に別れ、中央が「春日神社」で「春日四神」などが祀られている。
　左側は「濱出神社」で「事代主命」、「大山昨命」などの四神、また右の社殿には、「後白河天皇」、「菅原道真公」などが祀られている。
　　　　　　　　

　この神社は、奈良時代に、奈良の「春日大社」から、「春日神」を勧請して創建されたとされる。
　その後、豊臣秀吉の根来攻めの時の焼失など紆余曲折があったが、再建され、佐野の総社とされ、明治の神社合祀にて、旧佐野町内の２９社が合祀されたとされる。

　合祀神は殆どが「本殿」に祀られているため、境内社は殆どないが、唯一、「赤手拭稲荷神社」が境内の右手に祀られている。
　　　　　　　　　　　

　境内を眺め、横の鳥居から退出する。
　鳥居の向かいは公園状である。
　　　　　　　　

　この辺りの住所地は「春日町」である。
　神社前の「孝子越街道」を西へと進むと、街道上がアーケード商店街となっている。
　「つばさ通り商店街」と云う。
　　　　　　　　

　アーケードの下を進む。
　　　　　　　　

　２００ｍ弱のアーケードである。
　直ぐに出口が見えて来る。
　出口側にはドームも設けられている。
　　　　　　　　

　アーケードの先も「孝子越街道」である。
　アーケードを振り返り、アーケードの下の「駅前通り」を駅方向へと進む。
　　　　　　　　

　しばらく進むと、「泉佐野駅」が見えて来る。
　　　　　　　　

　そしてこの地点で、「泉佐野駅」のミニ探索を終了したのであった。