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大阪メトロ堺筋線10/阪急電鉄千里線1・天神橋筋六丁目駅

 大阪市西成区の「天下茶屋駅」と、大阪市北区の「天神橋筋六丁目駅」を起終点とする「大阪メトロ堺筋線」の各駅を、途中下車で訪ねてみる。
 今回は、南の起終点「天下茶屋駅」から9つ目の駅で、大阪市北区にある北の起終点の「天神橋筋六丁目駅」である。

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 「天神橋筋六丁目駅」、通称「天六(てんろく)駅」で下車する。
 地下の通路を東へと向かい、東の出口から地上へと出る。
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 地上は「都島通り」である。
 進んで行くと、左手(北側)に「国分寺」と云う住所がある。
 左へ小路を入ると、右手に公園がある。
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 そしてその前に寺院が建っている。
 「摂津之国 國分寺」である。
 手前に、「真言宗國分寺」、「聖武天皇勅願所」と記された門がある。
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 この「國分寺」は、飛鳥時代の斉明天皇の頃、日本法相宗の祖「道昭」が「孝徳天皇」の菩提を弔うために「豊碕宮」の一角に建てた「長柄寺」を起源としているとのことである。
 そして、奈良時代に、「聖武天皇」の国分寺創建の発願により、「長柄寺」が摂津国の国分寺になったとされている。

 先ほどの門から入ってみると、正面は「本尊阿弥陀如来」が祀られている「霊明殿」である。
 その左手に、「弘法大師」像が祀られている。
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 一旦外に出て、今度は右手の「山門」から入る。
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 正面は、昭和40年に再建された「昭和金堂」である。
 本尊は、「薬師如来」である。
 立派な灯篭も建っている。
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 左手には「鐘楼」、右手には本尊「不動明王」の「護摩堂」が祀られている。
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 また境内には、「水かけ不動尊」や「水児地蔵尊」などが祀られている。
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 「國分寺」を後にして、東の公園の向こうにある神社へと向かう。
 神社は「天神社(あまつかむのやしろ)」で、「淀川天神社」とも云われる。
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 この神社は、奈良時代、僧「行基」がこの一帯を開拓した時、その守護神として「天穂日命」を勧請したのが創建とされている。
 そして後に、「菅原道真公」を合祀したとされている。

 鳥居を潜ると正面は「拝本殿」である。
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 また、「拝殿」前には、一対の「狛犬」も祀られている。
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 横の参道から退出すると、正面には変わった建物の寺院が建っている。
 「曹洞宗 正徳禅寺」と云う。
 そして、「天六」の交差点まで戻り、「天神橋筋商店街」の北側のアーケード入り口を眺め、この地点で、「天神橋筋六丁目駅」のミニ探索と、「大阪メトロ堺筋線」のミニ探索を終了したのであった。
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 そして、この後は、「堺筋線」に続く「阪急千里線」のミニ探索へと進んで行く予定である。

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大阪メトロ堺筋線9・扇町駅

 大阪市西成区の「天下茶屋駅」と、大阪市北区の「天神橋筋六丁目駅」を起終点とする「大阪メトロ堺筋線」の各駅を、途中下車で訪ねてみる。
 今回は、南の起終点「天下茶屋駅」から8つ目の駅である大阪市北区の「扇町駅」である。

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 「扇町駅」で下車する。
 駅は「JR大阪環状線 天満駅」に近く、乗換可能駅でもある。
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 駅の南側から地上へと出る。
 出たところの地上は、上部に高速道路が通っている。
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 この高速道路の下は一般道であり、「天神橋筋商店街」がそれを横切っている。
 「3丁目」と「4番街」の繋ぎ目でもある。
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 かつては、その交差点に南北に橋が架かっていた。
 豊臣秀吉の時代から、東西に「天満堀川」が開削され、そこに架けられていたいたもので、「夫婦橋」と云う。
 現在は、模擬の欄干が設えられている。
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 昭和初期の「夫婦橋」や商店街の風景写真が掲示されている。
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 しかしながら、戦後この川の環境が悪化したため、埋め立てられ、現在の形となっている。

 西方向の「天神橋筋」へと出る。
 真横は「扇町公園」であるが、その北側に、「キッズプラザ大阪」、「カンテレ扇町スクエア」の建物がある。
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 建物の正面からは、北側に「JR大阪環状線」の高架線路と電車が見える。
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 玄関入り口である。
 「キッズプラザ」、「関西テレビ」のそれぞれの入り口がある。
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 「キッズプラザ」に入ってみると、色んな装飾や大画面が見られる。
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 「キッズプラザ」を通り抜けると、そこは「扇町公園」である。
 大規模な遊具が設置されている風景が見える。
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 そしてこの地点で、「扇町駅」のミニ探索を終了したのであった。

大阪メトロ堺筋線8・南森町駅

 大阪市西成区の「天下茶屋駅」と、大阪市北区の「天神橋筋六丁目駅」を起終点とする「大阪メトロ堺筋線」の各駅を、途中下車で訪ねてみる。
 今回は、南の起終点「天下茶屋駅」から7つ目の駅である大阪市北区の「南森町駅」である。

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 「南森町駅」で下車し、駅の北側から地上へ出る。
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 地上の南北の「天神橋筋」を北へと進み、左折する。
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 少し行くと、右手(北側)に寺院があり、「中斎大塩平八郎墓所」の石柱が建っている。
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 寺院は「日蓮宗 成正寺」で、寺門を潜ってみる。
 「大塩平八郎」、「大塩格之助」の墓標、また「大塩の乱に殉じた人びとの碑」が建てられている。
 そして「本堂」である。
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 「大塩平八郎の乱」とは、江戸時代後期、東町奉行所の与力であった「平八郎」とその門人らが起こした乱で、飢饉や江戸幕府要人の不正に対するものであったが、僅か半日で取り押さえられたとされる。

 「成正寺」を後にして、西へと進む。
 高速道路の向こうに、神社が見えて来る。
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 「堀川戎神社」である。
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 鳥居脇には一対の狛犬が祀られている。
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 鳥居を潜ると境内である。
 正面には「本拝殿」が祀られている。
 祭神は、主祭神が「蛭児大神」、配祀神は「 少彦名命」、「天太玉命」とされている。
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 創建は、古代「欽明天皇」の時代とされる古社ではあるが、十日戎には、ミナミの「今宮戎」と並び、キタの「堀川戎」として、南北を二分する盛況ぶりである。

 境内社が祀られている。
 右手は、「淡島神社」、「松尾工匠神社」、「大国主社」、「菅原社」の集合社と「地車(だんじり)稲荷」の通称の「榎木神社」である。
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 そして左手には、阪神淡路大震災にて被災した大鳥居の柱から生み出した「福興戎像」が祀られている。
 また、左手には社務所がある。
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 神社の北側に北参道があり、それから退出したのであった。
 尚、この付近の住所地は「西天満」と云う。
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 そしてこの地点で、「南森町駅」のミニ探索を終了したのであった。

大阪メトロ堺筋線7・北浜駅

 大阪市西成区の「天下茶屋駅」と、大阪市北区の「天神橋筋六丁目駅」を起終点とする「大阪メトロ堺筋線」の各駅を、途中下車で訪ねてみる。
 今回は、南の起終点「天下茶屋駅」から6つ目の駅である大阪市中央区の「北浜駅」である。

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 「北浜駅」下車する。
 この駅は、「京阪電鉄」との接続駅でもある。
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 駅上の南北の通りは、「堺筋」である。
 左手に「野村ビル」、右手に「三井住友銀行」のどちらもレトロなビルがある。
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 銀行のビルの南側の通りは「高麗橋通」であり、これを東へと進む。
 進んで行くと、高速道路が見えて来る。
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 高速道路は、「阪神高速環状線」である。
 そして、道路の下に橋が架かっている。
 「東横堀川」と「高麗(こうらい)橋」である。
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 「高麗橋」の上からの上流(北方向)、下流(南方向)の「東横堀川」の風景である。
 また橋を渡り終えた右手あ(南側)には、高速道路の入り口がある。
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 「高麗橋」を渡り終え、振り返る。
 この辺りの住所地は、「東高麗橋」である。
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 橋の親柱と、その右手に、石碑が建っている。
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 石碑には、「里程元標跡」と記されている。
 明治時代には、この場所を起点として、西日本の道路の距離計算がなされていたというその原点である。
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 更に、当時の「擬宝珠」も置かれたり、「高麗橋」の説明板が建てられたりしている。
 「高麗橋」は大坂の12の「公儀橋」の中では最も重要な橋で、各地への街道の起点であったとのことである。
 また余談であるが、「大阪で起業するなら高麗橋で…」と云う言い伝えがある。
 「高麗橋」を起点として、全国へと広がって行くという期待であろう。
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 そしてこの地点で、「北浜駅」のミニ探索を終了したのであった。

大阪メトロ堺筋線6・堺筋本町駅

 大阪市西成区の「天下茶屋駅」と、大阪市北区の「天神橋筋六丁目駅」を起終点とする「大阪メトロ堺筋線」の各駅を、途中下車で訪ねてみる。
 今回は、南の起終点「天下茶屋駅」から5つ目の駅である大阪市中央区の「堺筋本町駅」である。

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 「堺筋本町駅」で下車する。
 駅上の北側は「堺筋」と東西の「本町通り」との交差点である。
 「本町通り」を東へと進む。
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 右手に警察署、左手に「大阪企業家ミュージアム」があり、正面に高架の「阪神高速」が近づいて来る。
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 「阪神高速」の下に、橋が架かっている。
 「東横堀川」に架かる「本町橋」である。
 この「本町橋」は、江戸時代に幕府が建設した「公儀橋」の一つで、大阪には12の「公儀橋」がある。
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 橋の上には高架道路、下には「東横堀川」が流れている。
 川の東岸には、「クルーズ船」の「本町橋船着場」が整備されている。
 そして、その東側に、ホテル「シティプラザ大阪」が建っている。
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 東へ進むと、「松屋町筋」との交差点である。
 「松屋町筋」を北へと進む。
 左手に「大阪商工会議所」がある。
 その前には、初代会頭の「五代友厚」、7代会頭の「土居通夫」、10代会頭の「稲畑勝太郎」の像が建てられている。
 特に「五代友厚」は、「大阪の恩人」と云われ、当時の大阪の商工業の興隆に功績があったことで知られている人物である。
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 「大阪商工会議所」の北隣は、「マイドームおおさか」と云う展示場を含む大きな建物である。
 幾つかの標柱が建っている。
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 この「マイドームおおさか」は、江戸時代は「西町奉行所」であった。
 そして明治になって、「大阪府廰」となり、その後は博物館、そしてその後は「貿易会館」となったという歴史がある。
 また、大阪には30カ所見られる「明治天皇聖躅(せいちょく)」碑も建てられている。
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 「松屋町筋」を北へ進む。
 「大阪城 大手門」へと向かう「大手通り」と交差する。
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 右折し、東方向へと向かう。
 次の交差点の左手前に「大阪活版所跡」と云う石碑が建っている。
 「五代友厚」の要請を受けた「本木昌造」が創設した活版所の跡である。
 我が国で最初に鉛の活字の鋳造に成功し、全国へ広まる礎となったとされている。
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 そしてこの地点で、「堺筋本町駅」のミニ探索を終了したのであった。

プロフィール

藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
よろしかったら覗いてみて下さい。
よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
右側リンクの「悠々紀行あっちこち」です。
併せてよろしくお願いします。

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