『京王線府中・八王子の神社』
京王線の八幡山を訪ねたついでに足を延ばして府中の大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)を訪ねた。
この神社は武蔵国の一之宮から六之宮までを祀り、六所宮と云われる武蔵国の総社である。
京王線府中駅の横からケヤキ並木の広い通りが神社の参道である。
「馬場大門のケヤキ並木」と云われ、国の天然記念物である。
このケヤキ並木には源義家公の銅像も建っている。
源頼義・義家父子が奥州征伐に出陣するとき、苗木千本を寄進したのが始まりと云われている。
またこの場所は武蔵国の国府の跡でもある。
そして、大鳥居から武蔵国分寺や武蔵国分尼寺までの道が整備されていたと云われる。
(2014.4.8)
引き続き京王線八王子を訪ねた。
ここには八幡八雲神社(はちまんやぐもじんじゃ)が鎮座している。
この神社は2神を合祀しているため拝殿の屋根がそのような造作となっている。
まずは八幡神社である。
平安時代、武蔵守小野隆泰がこの地多摩郡横山に石清水八幡宮を勧請した。
八雲神社は同じ時期に深沢山に牛頭八王子権現を勧請した。
後に深沢山に築城した北条氏照は牛頭八王子権現にちなんで城の名を八王子城とした。
八王子の地名の由来である。
そして八王子城が落城した後、八幡神社と合祀され八幡八雲神社となったものである。