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『あじさい』

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 紫陽花が咲き始めている。
 例年より10日ほど早いそうである。

 梅雨の時期を彩ってくれる紫陽花…。
 神社や寺の参道、住宅の庭で咲き誇り、
 今年も楽しませてくれそうである。

『大津・粟津の晴嵐』

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 滋賀県の琵琶湖にまつわる近江八景の一つ「粟津の晴嵐」にかかわるの湖岸に並ぶ松並木の現在の風景である。
 当時は、強風が松の枝葉をざわめかす様子から、晴嵐と名づけられたと云う。
 歌川広重の絵画も有名でもある。

 粟津の松並木は旧東海道の瀬田の唐橋から膳所にかけての湖岸にあるが、現在は大きな道路が通っていて、湖岸は遊歩道として整備されている。
 そして当時の景色を再現しようと松が植林され育てられているのである。

 晴れた日には遠く伊吹山あたりまで見ることができる。
 

『ドクダミ』

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 街中で見つけたドクダミ、この季節に咲き始める。
 
 ドクダミは開花期の地上部を乾燥させたものは生薬として、十薬(じゅうやく)と云われ、日本薬局方に登録されている。
 十薬の煎液には利尿作用、動脈硬化の予防作用などがある。
 また、湿疹、かぶれなどには、生葉をすり潰したものを貼り付けると効果がある。

 漢方では解毒剤として用いられる。

 かつては、どこにでもある薬として、善く使われていたが、現在は化学薬品にとって変わられ、伝説の薬となってしまっている。

『京都・洞ヶ峠茶屋』

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 国道1号線枚方バイパスの、大阪と京都の府境に洞ヶ峠というところがある。
 大阪側からも京都側からもダラダラした登りの峠である。

 この峠の頂上の道の西側に「洞ヶ峠茶屋」というのがある。
 物心ついた時からここにある結構古い茅葺の古民家である。
 
 この茶屋の少し西の円福寺という寺の参道入り口のところが東高野街道であるので、
 歴史はかなり古いものかも知れない。
 名物は「ぼた餅」、一度味合わないといけない。

 洞ヶ峠は、秀吉が中国大返しで京に上ってきて、京を護る光秀軍と戦った山崎の合戦(天王山の合戦)で、光秀から参軍要請された大和の筒井順慶が、どちらに付こうか戦況を見守ったところとされている。
 俗に「洞ヶ峠を決め込む」という日和見の代名詞のような諺となっている。

 しかし、ここからはどう頑張っても山崎方面は見えないし、距離もかなりある。
 おそらくは、この場所に出陣はしていなかったのだろうと思われる。

 そのような洞ヶ峠である。

『京都・石清水八幡宮』

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 石清水八幡宮は、京都三川(木津川、鴨川、桂川)が合流するその付け根、大阪との境の男山という小高い山の頂上にある。
 その合流点の向こうには、合戦で有名な天王山が間近にあり、大阪から京都へ向かう関門となっている。

 この八幡宮、平安建都の後、清和天皇の命により建立され、京都の南西の裏鬼門を守護する神とされた。
 また、水運要路の神として、行きかう舟を守り、皇室始め、源氏を始祖とする征夷大将軍の武家にも、氏神として信仰篤かったようである。

 この石清水、1000年もの長きに渡り、都のありようを眺めて来たのであった。

 さて、兼好法師の「徒然草第52段」、
『仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、たゞひとり、徒歩より詣でけり。
 極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。
      下の社「頓宮」P1020698_convert_20140320163926.jpg
 さて、かたへの人にあひて、
「年比思ひつること、果し侍りぬ。聞きしにも過ぎて尊くこそ おはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず」
 とぞ言ひける。
 少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。』

 との、逸話まである石清水である。

『近江富士』

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 滋賀県の西部、大津市から琵琶湖対岸の野洲市にある近江富士「三上山」を眺めたものである。
 この近江富士の麓には、希望が丘文化公園という広大な公園もある。

 高さは432mでさほど高くはないが、琵琶湖対岸からは良く見え、その景観を楽しむとともに、目印としても親しまれている山である。

『琵琶湖疏水』

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 大津の琵琶湖から取水して、京都市内まで水を導く琵琶湖疏水の流路の一部である。
 この地点は山科の天智天皇陵の北側の少し西側の風景である。
 
 手前が琵琶湖側でこのトンネルを抜け、もう一つトンネルを抜けると、ご存じ南禅寺のインクライン、蹴上の浄水場のところに到達する。
 この時も水は滔々と流れていた。

 この琵琶湖疏水は、明治の中ごろに当時の京都府知事北垣国道と青年技師田邊朔郎との合作であり、現在でも有用なものである。
 実用を中心としたものであるが、南禅寺から北の疏水べりの哲学の道などは、季節ごと、楽しませてくれる観光スポットである。
 

『京都・伏見の酒蔵』

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 京都の伏見には沢山の酒蔵がある。
 中でもこの「M酒造の酒蔵」は、とりわけ美しい。
 国の登録有形文化財、近代化産業遺産にはもちろんのこと、京都市の景観建物の指定も受けている。

 この写真は、伏見の東西の大通り「大手筋」の東高瀬川の畔から写したものである。
 写真の右手は伏見の市街地となっていて、竜馬などの多くの歴史遺産も見られる。

『サクランボ』

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 散歩コースの桜の木の下へ行ってみたら、赤いサクランボができていた。

 花を咲かせ、そのあと葉を付け、その次はきっちりと実を付ける。
 年々の繰り返しであろうが、休まず正確に…。

 葉の陰に埋もれて、十分には見えないが、桜はその存在を主張している。

『薔薇と港と』

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 瀬戸内の港に咲く薔薇園、遠景にはお馴染みの島が座っている。
 地元のボランティアの方々が、毎春秋、楽しませてくれる。

 名札があるものも無いものも…。 
 名前よりも、その香り、色、顔つき…。

 皆、誇らしげに、そして晴れ晴れとしている。

『菖蒲or杜若』

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「いずれアヤメかカキツバタ」
 いずれ劣らぬ美人が二人いて、優劣がつけがたいほど素晴らしいという時に使われる言葉である。

 アヤメ(菖蒲)は「文目」とも書かれ、花弁の付け根に網目模様があるのが特徴である。
 カキツバタ(杜若)は花弁の付け根に白の目型模様があり、かつて青紫色の染料として使われていたことから「書付花」と呼ばれ、それが訛った名付けである。

 それぞれの生育地は、アヤメが畑のような乾燥地、カキツバタは水辺の湿地帯であるのも間違いがない。

 この花は通りすがりの道端に咲いていたのでアヤメが妥当であるが、花弁に網目模様がなく白い目型模様であるので、カキツバタとも云える。

 アヤメかカキツバタ、どちらであろうか?

『ある運動会』

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 通りがかりの小学校で、運動会が開催されていた。
 運動会と云えば秋の定番だったように思うが、近年は春もあるらしい。

 丁度クラス対抗と思われるリレーが行われていた。
 曲はお馴染みの「クシコスポスト」の変奏曲。
 子供のアナウンサーは、
 「〇〇速い、XX頑張ってください」
 の連呼。
 いつの時代も変わらない運動会であったが、ついつい見入ってしまった。


『薔薇一輪』

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 薔薇一輪、クイーン・エリザベスという名である。

 先日、大阪・靱公園バラ園に行ったときは、この花、まだ蕾であったので残念に思ったが、再度行ってみたらかくのごとし、華麗に咲いていたのであった。
 花は小ぶりではあるが、その色といい柔らかそうな花弁といい、まさに薔薇の女王である。

 このクイーンエリザベス、世界連合バラ協会の殿堂入り11品種のうち、2番目の殿堂入りを果たしたものである。
 1954年に作出された時、戴冠したばかりのエリザベスⅡ世に捧げられ、女王の名前が付けらたと云われている。

『愛宕山遠望』

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 京都市内から東に見上げる山が比叡山なら、西に見上げる山は愛宕山(924m)である。
 中央の尖っているところの山頂には、愛宕神社がある。
 この神社は防火・鎮火の神として崇められていて、「千日参り」と言って、7月31日から8月1日にかけてお参りすると、普段の日にお参りするより千日分の御利益があると云われている。
 また3歳までの子供が参ると、その子は一生火難に合わないと云われている。

 戦国時代には、この山頂の愛宕神社で、織田信長の本能寺事件の前の日、犯人にでっち上げられた明智光秀が連歌遊びをしてたと小説には興味本位で書かれているが、この山の高さと、光秀の亀岡の亀山城から登山道を見たら、ありえないことであろう。

 そんな曰く付の愛宕山ではある。
 

『比叡山遠景』

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 比叡山の20kmほど南の木津川土手から眺めた景観である。
 真横の京都市内北部から見ると三角形のとがった山にしか見えない比叡山であるが、
 ここからは2つのピークが見える。
 左が四明岳(838m)、右が大比叡(848m)である。
 世界遺産の延暦寺の東塔は右ピークの右手裏側にある。
 そして左の裾野には八瀬・大原、右の裾野には坂本・琵琶湖がある。

『シラン』

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 この時期は色んな所でみられるシランである。
 蘭の仲間で、ラン目、ラン科、いつも下向きにうな垂れていて、素顔をお目にかかることは少ない。
 
 シランと云えば、漫才や落語のネタになりそうな…。
 長屋のご近所さんが連れ立って野崎参り…。

「あれはなんちゅう花や?」
「しらん」
「知らんのかいな…。物知りのお前がよゥ…。」
「言うてるやろ、しらん」
「しらん、しらんといわれてもな…」
「わからんやっちゃな、しらんて言うてるやろ…」
「しらんしらんて、花の名前が『しらん』ちゅう訳やなかろうに…。頭おかしなったわ…」

 こんな具合のシランである。


『中之島公園』

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 靱公園バラ園に引き続き中之島のバラ園にも行ってみた。
 最寄駅は、京阪なにわ橋か北浜、地下鉄では北浜である。

 こちらは堂島川と土佐堀川に挟まれたところで、CAFEレストランもあり、また違う雰囲気である。
 ベンチでは休憩中のビジネスマンやビジネスウーマンも、弁当を食べたり携帯をしたり…。
 
 花の咲き具合は靱と同様に5~6分咲きである。 
 この黄色いバラは「荒城の月」という品種である。

 そしてこのバラ園、靱と一体運用されているようである。
 「〇〇はどこにありますか?」って、職員さんに聞いてみたら、
 「靱のあのあたりにありますよ…」
 と答えが返ってきた。

 バラを眺めながら、暫しの憩いの時間を過ごしたのであった。
 

『靱・バラ園』

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 薔薇の季節が始まった。
 年中行事のように大阪市西区の靱(うつぼ)公園へ行ってみた。
 開花は品種にもよるが、5~6分というところだった。
 もうすぐ満開になるのかな?と、期待できる。

 写真の銘柄は「ブルー ムーン」、紫が綺麗である。
 そのほかにも見ごろを迎えている品種も多数。
 今年もこれからまだまだ楽しめそうである。

 靱公園には、大阪地下鉄四ツ橋線の本町北口と肥後橋南口が最寄で、5分ぐらいで行ける。
 尚、この公園は戦後米軍に接収され、飛行場になっていたというから驚きである。


『堺市・大仙陵古墳』

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 堺市にある大仙陵古墳、よく知られている名前は仁徳天皇陵である。
 三重の濠の外周は2,718m、面積は464,124㎡で、我が国最大の古墳である。
 駅で云うと、JR阪和線の三国ヶ丘駅から百舌鳥駅までの一駅分、約500mの長さである。

 写真は上空からが望ましいが、やむを得ず南部の正面からの撮影である。

 この墳墓、立ち入り禁止なるが故に、街の中心にありながら、森の中には貴重な自然がそのまま残されている。
 鬱蒼とした木々が茂り、動物や鳥や昆虫の楽園となっている。

『あべのハルカス』

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「あべのハルカス」、横浜のランドマークタワーの地上高296mを抜き、300mの日本一の高いビルとなった。
JR天王寺駅の南側に聳えていて、大阪市、堺市や近隣の都市からはよく見える。

この写真は駅のホームから見えたので、慌てて撮ったものである。

あべのハルカスは地上60階、地下5階となっている。
低層階には百貨店と美術館が、中層階にはオフィス、そして高層階はホテルや展望台が設置される見込みである。

低層は一部オープンされているが、フルオープンは2014年の春の予定である。


『木津川流れ橋』

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京都府の八幡市と久御山町の間の木津川にかかる「流れ橋」である。
大雨で川が増水した時には、橋げただけを残し、通路の部分は流されるようになっている。(しかし流されてもワイヤーで橋の周りに確保はされているが…)

最近では去年の10月1日の台風17号で流され、この4月26日に復旧されたばかりである。
この流れ橋、時代劇のロケにはよく使われているので、ご覧になった方も多いのでは…。

『宮殿?』

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さて、これは何だろうか? 疑問に思っていた。
大阪・尼崎間の阪神高速道路を走っていると、120mの高いタワーがよく見える。
アラビヤの宮殿ではない。
大阪市の人工島「舞洲」にある市の施設「舞洲スラッジセンター」である。
下水の汚泥を処理して、再利用する施設である。
デザインはオーストリアの芸術家、フンデルトヴァッサー氏である。
タワー煙突の青い色は「大阪湾の海と空の青」、トップの金の輝きは「将来への夢と希望」を表現しているそうである。


『讃岐富士』

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丸亀市の土器川運動公園から眺めた讃岐富士「飯野山」である。
高さ422mの独立峰で何処から見ても富士の形をしていて旅行者には目印となる。
登山道はスパイラル状になっていて、山を一周している。
上り下りとも約一時間である。
直登コースも体力に応じて選択可能である。
天気は良好であったが、薄く靄がかかっていて、頂上から琴平の山や瀬戸内海が霞んで見えただけであったのは、少し心残りであった。


『富士山』

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東京方面へ行く東海道新幹線に乗ったときには富士の景色を楽しみにする。
関西を出発するときに晴れていると、まずは山側の窓側の席を確保しにかかる。
全部詰まっていると、名古屋で空席ができるのを待つ。

それもだめなら、富士山通過の時にデッキに行く。
静岡あたりまで来て晴れだと、さあ準備である。

この日はよく晴れていて、富士川鉄橋もバッチリ入れることができた。
初めての一枚である。


プロフィール

藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
よろしかったら覗いてみて下さい。
よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
右側リンクの「悠々紀行あっちこち」です。
併せてよろしくお願いします。

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