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叡山電鉄鞍馬線2・八幡前駅は三宅八幡宮

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」に続いて「鞍馬線」の各駅を途中下車で訪ねてみる。
 「鞍馬線」は、京都市左京区の「宝ケ池駅」と「鞍馬駅」を起終点とするが、乗客の利便性を考慮し、列車は「出町柳駅」から「叡山本線」の線路を運行する。

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 先ずは、スタートの「宝ケ池駅」の風景である。
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 今回は、起終点の次の駅である「八幡前駅」の周辺のミニ探索である。
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 「八幡前駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式で、駅舎は無く下屋のみで、出口は北側にある。
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 駅前の通りを東へと進み、交差する広い道路「府道 岩倉山端(やまはな)線」を北へと進む。
 少し進んだところで、右手に石の鳥居が見えて来る。
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 「三宅八幡宮」の西方向からの参道である。
 入口に「鳥居」、「社号柱」が建つ。
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 参道を東方向へと進む。
 突き当りは「三宅八幡宮」の西入り口である。
 ここにも「鳥居」が建っている。
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 南方向へと迂回する。
 こちらは正面の参道である。
 ずっと南の「高野川」の畔の朱塗りの「鳥居」から北上してくる参道である。
 「一の鳥居」、「二ノ鳥居」を潜って進む。
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 参道を進んで行くと、左手に「大楠公像」、そして「三ノ鳥居」、右奥に噴水の「神池」がある。
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 そして「三の鳥居」には扁額、両手前には狛犬ならぬ「狛鳩」が祀られている。
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 「八幡宮」では、「鳩」は、宇佐八幡宮から石清水八幡宮へ八幡神を勧請した際に、白い鳩が道案内をしたと伝えられ、以来、「神様の使い」 として大切にされてきている。
 特に「三宅八幡宮」では、「神鳩」として敬われているとのことである。

 「三の鳥居」を潜り、石段を昇ると舞台風の「拝殿」である。
 また、その左手には、「神楽殿」がある。
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 そして正面は「本殿拝所」である。
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 「拝所」背後は「本殿」である。
 「本殿」の祭神は、「応神天皇」とされている。
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 この「三宅八幡宮」は、飛鳥時代、遣隋使の「小野妹子」が隋へ渡航する際に、九州で病気となり、「宇佐八幡宮」に平癒を祈願し、回復後、隋へと渡り、無事に勤めを果たしたことから、自らの所領であるこの地に、「宇佐八幡宮」を勧請したのが創建とされている。

 境内には、鳩のお守りが並べられている風景は多い。
 そして、「本殿」横には「神具庫」も祀られている。
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 また「三宅八幡宮」は、子供の守り神としての「かんの虫封じ」、「夜泣き」、「安産」、「学業成就」に御利益があるとされ、虫に関連して「害虫駆除」にも御利益があるとされ、別名「虫八幡」とも呼ばれている。

 神社を後にして「八幡前駅」へと戻る。
 そして、やって来た「鞍馬」行の電車に乗って、「八幡前駅」のミニ探索を終了したのであった。
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叡山電鉄叡山本線8・八瀬比叡山口駅のもみじの小径

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」の各駅を途中下車で訪ねている。
 今回は、その起終点駅の京都市左京区の「出町柳駅」から7番目の駅で、起終点の「八瀬比叡山口駅」である。

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 「八瀬比叡山口駅」で下車する。
 駅ホームは、3面2線の櫛形である。
 少し待っていると、特徴ある電車の「ひえい号」も到着した。
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 この駅には頭端部ではなく、頭端部に向って左側の北側に木造駅舎・改札口がある。
 駅前は広場になっていて、それを北方向へと進む。
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 進んで行くと、道は細くなる。
 「高野川」沿いを進んでいるので、木々の間から眺めてみる。
 そして国道の「敦賀街道」に出る。
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 「敦賀街道」を東へと進む。
 右手に橋があるので、これを渡る。
 その橋上からの、上流、下流の風景である。
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 橋を渡った左手には「ケーブル八瀬駅」がある。
 「比叡山」の山頂へ向かうケーブルである。
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 駅前には「八瀬もみじの小径」の案内がある。
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 案内に従って、進んで行く。
 「ラジオ塔」が立っている。
 ラジオ放送開始のころ、街頭にこのような塔が立てられ、市民がラジオを聞いたとのことである。
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 木立の中を先へと進む。
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 「高野水力発電所跡」がある。
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 更に進むと広場があり、「平安遷都記念塔」が建てられている。
 青モミジが被さり、雰囲気のある風景である。
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 下方向へと降りる。
 「八瀬比叡山口駅」が見える。
 そして、青モミジ満載である。
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 「高野川」沿いまで降りる。
 山側に小さな池がある。
 また、「高野川」には、かつて駅へ向かう橋が架かっていたのであろう、橋桁が寂しそうである。
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 そして、迂回して「八瀬比叡山口駅」へと戻り、この駅と「叡山電鉄叡山本線」のミニ探索を終了したのであった。

 尚、この「八瀬比叡山口駅」は「八瀬遊園駅」であった。
 駅の西側に「八瀬遊園」があったが閉園され、現在は「エクシブ京都八瀬離宮」と云うリゾートホテルとなっている。

叡山電鉄叡山本線7・三宅八幡駅の崇導神社

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」の各駅を途中下車で訪ねている。
 今回は、その起終点駅の京都市左京区の「出町柳駅」から6番目の同じ左京区の「三宅八幡駅」である。

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 「三宅八幡駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
 また、「デオ700系732号(通称:ひえい)」の変わったデザインの車両が出発するのが見える。
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 駅は上下ホームとも駅舎は無く、上屋だけの構造である。
 駅のすぐ横には、「三宅八幡神社」の社号柱が建っている。
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 北方向へと進み、「高野川」を「三宅橋」で渡る。
 その東方向(上流側)、西方向(下流側)の風景である。
 上流側には、「比叡山」が正面に見える。
 また、橋を渡り終えたところには、「三宅八幡神社」の朱塗りの「南大鳥居」が建っている。
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 「三宅八幡宮」へは、「鞍馬線」の「八幡前駅」が最寄なので、後程の訪問とし、「高野川」沿いの「敦賀街道」を東へと進む。

 左手に「蓮華寺」への参道がある。
 庭園や紅葉で知られる寺院であるが、立ち寄らずに、先へと進む。
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 左手に「崇導(すどう)神社」の北向きの参道があり、社号柱が建っている。
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 他にも、式内社「伊多太神社」の石碑、「小野毛人」などの標柱も建っている。
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 参道を進むと「一ノ鳥居」が建っているのでそれを潜る。
 そして少し進むと、右手に寺院の多宝塔のようなものが見える。
 「栖賢寺(せいけんじ) 金鳳閣」で、開山堂とのことである。
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 参道を進み、「二ノ鳥居」、「三ノ鳥居」を潜ると、石段である。
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 石段を昇ると両手前に一対の狛犬が祀られ、その先は拝殿である。
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 その先は土間の「幣殿」で、更にその先には「本殿」が祀られている。
 祭神は、「早良親王(崇道天皇と追諡)」とされている。
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 「早良親王」とは、平安遷都の「桓武天皇」の弟で、「長岡京」の造営時に「藤原種継」の暗殺に関与したとして、不遇の死を遂げt人物である。
 この神社は、その「早良親王」の霊を慰めるために、平安時代に入ってからすぐに創建されたとされている。

 「拝本殿」の周囲には、境内社が祀られている。
 右手に、「天照皇大神宮・豊受皇大神宮」、「式内社 出雲高野神社」が祀られ、前方左に「恵比寿大神など」、右手前に「春日大神など」が祀られている。
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 境内の左手(西側)には、「伊多太神社」、そしてその前に6社の合祀社が祀られている。
 「鎌倉大神」、「日吉大神」、「美穂津大神」、「三輪大神」、「足之大神」、「教之大神」の6社である。
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 そして、境内の右手(東側)には、「行者の滝」、「式内社 小野神社」、奥には「如意輪観世音大菩薩」が祀られている。
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 他にも、幾つかの境内社が祀られているが、参拝はここまでとし、同時に「三宅八幡駅」のミニ探索を終了したのであった。

叡山電鉄叡山本線6・宝ケ池駅の子供の楽園

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」の各駅を途中下車で訪ねている。
 今回は、その起終点駅の京都市左京区の「出町柳駅」から5番目の同じ左京区の「宝ケ池駅」である。

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 「宝ケ池駅」で下車する。
 駅ホームは、島式1面、相対式2面で4線の構成となっていて、この駅で「鞍馬」方面への列車が分離される。
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 駅を出て西方向へ向かうと、先ずは「白川通り」に出る。
 その南北方向の風景で、南には駅伝などで良く見られる高架部分が見える。
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 そして「白川通り」を渡り、西へと進み、「高野川」を「山端(やまはな)橋」で渡る。
 その「高野川」の南北方向の風景である。
 北側(上流側)では、左から「岩倉川」が合流する様子が見える。
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 橋を渡った先は「宝ヶ池公園」で、その東の部分には「子供の楽園」がある。
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 その「子供の楽園」の門を入る。
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 園内を左から反時計方向に回ってみる。
 「屋根付き広場」、「ブランコ」、「複合遊具」などが並ぶ。
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 この辺りは「遊びの広場」と云い、その中央には「夢の山、そしてその隣には「迷路」がある。
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 そして、東には「芝生広場」、「自由広場」があり、その向こうに「比叡山」が見える風景がある。
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 北側の入り口付近には、フィレンツェから寄贈された「ピノッキオ像」、そして時節柄、鯉のぼりが泳いでいる。
 そしてこの地点で、「宝ケ池駅」のミニ探索を終了したのであった。
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叡山電鉄叡山本線5・修学院駅には車庫あり

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」の各駅を途中下車で訪ねている。
 今回は、その起終点駅の京都市左京区の「出町柳駅」から4番目の同じ左京区の「修学院駅」である。

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 「修学院」と云う地名は、かつてこの付近に「修学院」という寺院があったことに由来する。
 現在はその跡地に、「修学院離宮」があり、良く知られているところである。

 「修学院駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
 そして出入口は、北側の「北山通り」側にある。
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 駅の斜め前の「北山通り」の向こうにはアーケード商店街がある。
 「プラザ修学院」と云う。
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 進んで行くと、左手に珍しいものがある。
 シロクマの剥製がショーウインドーの中に飾られている。
 そして、100m程で出口となり、「白川通り」へと出てしまう。
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 次に「北山通り」の南側の商店街の裏側である。
 そこには「修学院駅」と繋がっている「修学院車庫」がある。
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 そう広い車庫ではない。
 南方向から眺めてみると、「修学院駅」のホームが並んでいるのが見える。
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 今度は駅の北の「北山通り」を西へと進む。
 「高野川」には「松ヶ崎橋」が架かっている。
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 その橋上からの「高野川」の南北(下流・上流)である。
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 橋を渡って山側(北側)を眺めてみると、「五山送り火」の「妙法」の「法」の字の点火場所が見える。
 そして、橋を戻り、「比叡山」を眺めて、「修学院駅」のミニ探索を終了したのであった。
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叡山電鉄叡山本線4・一乗寺駅はラーメン街道

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」の各駅を途中下車で訪ねてみる。
 今回は、その起終点駅の京都市左京区の「出町柳駅」から3番目の同じ左京区の「一乗寺駅」である。

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 「一乗寺駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
 ホームには下屋があり、その端に駅名看板がある。
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 「一乗寺駅」と云えば、「曼殊院通り」を東方向に進み、「白川通り」を渡った更に東に、「宮本武蔵」と吉岡一門との決闘の場であった「下り松」、「石川丈山」の「詩仙堂」、「八大神社」、「狸谷不動尊」そして「曼殊院」なと多くの名所がある。

 しかし今回は、駅の西方向の「らーめん街道」を訪ねてみることにする。
 叡山電鉄では、「らーめん街道」の推奨と、登録店で一杯のラーメンが食べられ、電車乗り放題の「らーめん切符」を販売している。
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 「一乗寺駅」から出て、西方向へと進む。
 しばらく進んで行くと、「東大路通り」へと出る。
 「らーめん街道」である。
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 その交差点を回り込む。
 回り込んだ東南側に有名なラーメン店がある。
 「珍遊 一乗寺本店」であるが、行列は見られない。
 そして、「らーめん街道」を北方向へ進む。
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 右手に行列店がある。
 「中華そば 高安」である。
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 更に北へと進んだ交差点の左手角に「天天有 本店」がある。
 この店も大行列である。
 その交差点の対面に少しの行列がある。
 「びし尾」と云う店名である。
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 そして、「びし尾」の「ラーメン街道」の向かい側、「天天有」の道路を挟んだ北には、「あらじん」と云う店があるが、行列は無い。
 街道を北へと進む。
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 左手に行列の「神来」、その先にも行列の「極鶏」と云う店があり、この先にはラーメン店は見当たらない。
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 「一乗寺駅」まで戻る。
 駅前の「曼殊院通り」の東方向を眺めてみる。
 直ぐの近くに東京発の「ラーメン二郎」と云う店も構えている風景があった。
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 そしてこの地点で、「一乗寺駅」のミニ探索を終了したのであった。

叡山電鉄叡山本線3・茶山・京都芸術大学駅から大学へ

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」の各駅を途中下車で訪ねてみる。
 今回は、その起終点駅の京都市左京区の「出町柳駅」から2番目の同じ左京区の「茶山・京都芸術大学駅」である。

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 この長い駅名は、今年の4月に「茶山駅」から改名されたばかりである。
 また、「京都芸術大学」にしても、3年前に「京都造形芸術大学」から名称変更したばかりでもある。

 「茶山・京都芸術大学駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
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 そしてホームの端には駅名表示が、また芸大教授「ヤノベケンジ」作の宇宙服を着たような猫のオブジェが置かれている。
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 駅の南側の道路を東方向へと進む。
 この辺りは、「琵琶湖疎水」が流れている。
 地名から「白川疎水」と云い、その橋に差し掛かる。
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 橋は「高原橋」と云う。
 その橋からの上流(南方向)、下流(北方向)の眺めである。
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 橋を渡って進んで行く。
 正面の瓜生山の山裾に「京都芸術大学」に建物の屋根が見えて来る。
 そして「白川通り」に出ると、通りの向こうに大学のキャンパスが見える。
 バス停もある
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 通りの向こうへ渡る信号は迂回する。
 北側には、正門がある。
 そして中央の本部館に登る大階段がある。
 その通りを挟んだ南側は「天心館」である。
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 大学の中には入れないので、周辺の外側を眺めてみる。
 「天心館」から登ったところにある、通用門である。
 また、北には「悠悠館」と云う建物がある。
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 大学の正面側を見終わったところで、駅方向へと戻る。
 途中に、「塚本児童公園」と云うのがある。
 公園内には、京都市電の車両が静展示されていた。
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 そしてこの地点で、「茶山・京都芸術大学駅」のミニ探索を終了したのであった。

叡山電鉄叡山本線2・元田中駅の田中神社

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄叡山本線」の各駅を途中下車で訪ねてみる。
 今回は、その起終点駅の京都市左京区の「出町柳駅」の次の「元田中駅」である。

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 「元田中駅」で下車する。
 駅ホームは、「東大路通り」を挟んだ2面2線の千鳥式である。
 それぞれのホームには上屋が設置されているだけで、駅舎はない。
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 ホームから出ると、「東大路通り」で、その北方向、南方向の風景である。
 そして、南方向へと進む。
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 少し進んだところの通り「御蔭通り」を東へと入る。
 進んで行くと、左手(北側)に神社の玉垣が現れ、神社の社頭に到着する。
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 「田中神社」である。
 社頭には、「鳥居」、「扁額」、「社号柱」が備えられている。
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 「鳥居」を潜り、参道を進むと「神橋」を渡り、二の鳥居を潜り、正面の「拝殿」へと至る。
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 「拝殿」の先は「本殿」参拝所の「中門」、そして両側に「瑞垣」が広がっている。
 また、「中門」の両手前には一対の「狛犬」が祀られている。
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 「中門」内には本殿が祀られている。
 本殿の祭神は「大国主命」とされている。
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 また、本殿の左右には、摂社の4社が祀られている。
 「稲田姫神社 」、「事代主神社」、「倉稲魂神社」、「猿田彦神社」である。
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 更に、「本殿 瑞垣」の外の右手には「玉柳稲荷神社」が祀られている。
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 この「田中神社」は、弘安年間(1280年ごろ)に創建されたと伝えられている。
 また、全国の「田中姓」のルーツとも云われてもいる。

 神社の境内には、孔雀が飼育されている風景もある。
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 そしてこの地点で、「元田中駅」のミニ探索を終了したのであった。

叡山電鉄叡山本線1・出町柳駅の鴨川デルタ

 京都市の洛北を走る「叡山電鉄」の各駅を途中下車で訪ねてみる。
 先ずは、「出町柳駅」と「八瀬比叡山口駅」を起終点とする「叡山本線」である。

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 今回は、その出発駅である京都市左京区の「出町柳駅」である。

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 「出町柳駅」から乗車する前に駅周辺の探索を行う。

 「出町柳駅」の西面と正面と、その前横の「京阪電鉄」の「出町柳駅」への出入り口である。
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 尚、「叡山電鉄」は当初は「京福電鉄」であったが、現在は「京阪HD」のグループで、京阪電鉄の完全子会社となっている。

 駅前の通りは百万遍の交差点へと繋がる通りであるが、その左斜め前に「名曲喫茶 柳月堂」が約70年の歴史を語っている「出町柳」の名物である。
 店内には、大型スピーカーが並ぶリスニングルームがあり、クラシックのファンが通うとされているところである。
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 駅前を、西方向に進む。
 「高野川」には「河合橋」が架かっているが、渡らずに河畔を南下する。
 「賀茂大橋」が見えて来る。
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 「鴨川」に架かる「賀茂大橋」を渡る。
 通りは「今出川通り」である。
 橋上から、北東方向には「比叡山」が、東方向には「大文字山」が見える。
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 橋の中央から、川の北側の風景である。
 右手から「高野川」、左手から「賀茂川」、そして合流点の「鴨川デルタ」である。
 また、「鴨川デルタ」から「出町の飛び石」が左右の川岸に渡っている。
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 そして、左側の「賀茂川」、右側の「高野川」の風景である。
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 川の右岸を北へと進む。
 左手に鳥居・社号柱が建っている。
 「妙音辨財天」である。
 鳥居を潜り境内へと入る。
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 この「妙音辨財天」は、元々「西園寺家」から「皇室伏見宮家」に持ち込まれ、「伏見宮家」の持念仏として祀られてたのであるが、「宮家」の東京移転に伴い、この場所に堂宇が約100年前に創建されたものとされている。

 正面には、「本堂」が祀られ、その背後には「六角堂」があり、本尊の「弘法大師」筆と伝える「妙音弁財天画像」が祀られている。
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 また、境内の東南隅には、「豊川稲荷大明神」が祀られている。
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 「妙音辨財天」の西方向は、「河原町通り」であるが、この辺りは商店街となっている。
 行列の店がある。
 豆餅で知られる「出町ふたば」である。 
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 そしてアーケードの商店街「枡形商店街」である。
 この商店街には「鯖寿司」の名店「満寿形屋」がある。
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 また商店街の入り口路面には、「枡形モール⇔鯖街道」の表示が埋め込まれている。
 東へ進んで行くと「賀茂川」の畔に「鯖街道口」の標柱が、そして橋は「出町橋」である。
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 そして、「出町橋」の上から「賀茂川」の上流方向を、「鴨川デルタ」の付け根から「下鴨神社」の参道を。「河合橋」の上から「高野川」の上流方向を。それぞれに眺めて、「出町柳駅」前に戻ったのであった。

 尚、川の西側の「出町」と云うのは、洛中から出たところの名付け、「出町柳」と云うのは、元は川の東側は「柳町」であったので、合わせた名前であるとされている。

 そして改札を入り、駅ホームと駅名標を眺め、「出町柳駅」のミニ探索を終了したのであった。
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近鉄生駒線12・王寺駅の大和川

 奈良県内を走る近畿日本鉄道の「生駒駅」と「王寺駅」を結ぶ「近鉄生駒線」の各駅を「生駒駅」から順に訪ねてみる。
 今回は、北の起終点の「生駒駅」から11番目の駅であり、南の起終点の奈良県北葛城郡王寺町にある「王寺駅」である。

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 「王寺駅」で下車する。
 駅ホームは、1面2線の端頭式で、単線線路が駅手前で分離する様子も確認できる。
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 駅舎から出る。
 右隣は、「JR大和路線」の改札口である。
 そして、右手に飲食店が並ぶ通路を、東方向へと進む。
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 左手にはロータリーとその先に「スーパー西友」、右手には「JR王寺駅」へのメインの階段があり、そして突き当りには「近鉄田原本線」の「新王寺駅」がある。
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 今まで、「JR王寺駅」・「新王寺駅」には2度のミニ探索をしている。 
 今回は、3度目と云うことで、北側の「大和川」を眺めてみることにする・

 ロータリーの傍を北へと進む。
 広い道路は「県道 王寺停車場線」に出る。
 その西方向、東方向の風景である。
 そして、道路を渡り、北へと向かう小路に入る。
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 古民家を改装した「BAR」も見られる。
 そして右折左折にて、「大和川」の堤防への石段に出る。
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 石段を上ると「大和川」の左岸土手へと出る。
 その東方向、北方向、西方向の風景である。
 北方向には、「生駒山」のアンテナ群が、西方向には「二上山」が見える。
 また、西方向には、「若草橋」が架かっている。
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 歩行専用の「若草橋」へと向かい、橋上へと進む。
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 橋上からの眺めである。橋下の「大和川ふれあい広場」、そして東側(上流)方向、西側(下流)方向である。
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 橋の先は工事現場である。
 工事は、「大和川の樋門築造等工事」とのことである。
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 そして、この地点で、「近鉄生駒線」と「王寺駅」のミニ探索を終了したのであった。

近鉄生駒線11・信貴山下駅はケーブルカー

 奈良県内を走る近畿日本鉄道の「生駒駅」と「王寺駅」を結ぶ「近鉄生駒線」の各駅を「生駒駅」から順に訪ねてみる。
 今回は、北の起終点の「生駒駅」から10番目の駅で、奈良県生駒郡三郷(さんごう)町の「信貴山下駅」である。

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 「信貴山下駅」で下車する。
 この駅は、1983年まで約60年間に渡って、「信貴山」へのケーブルの乗換駅であったので、駅舎は他の駅では見られない立派なものである。
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 前後するが、駅ホームは、2面2線の相対式で、列車の行き違いが可能となっている。
 ホームの上り(生駒)方向、下り(王寺)方向には、線路が合流し、単線となる姿が見られる。
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 駅からの出口は西側のみである。
 駅舎を出ると、正面に「信貴山」に向けて直線道路が登っている。
 ロータリーの左奥には、図書館・子育てセンターなどが建っている。
 また、駅舎の左手(南西側)には、「信貴山」へと多くの客を運んだ「東信貴鋼索線」の車両が保存展示されている。
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 ケーブルカーの車両は「コ9」形で、再塗装されたものである。
 この車両を眺めてみる。
 先ずは正面とその左右である。
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 次に背面と、その左右である。
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 そして、両側面である。
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 展示車両の周囲は公園状になっている。
 そこには、東信貴鋼索線の全体図も示されている。
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 歌碑が建っている。
 「山上憶良」の万葉歌碑である。
   「ひともねの うらぶれをるに 龍田川 みまちかづかば わすらしなむか」 
 である。
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 その他、「オルゴール水車」や円筒形の案内板も設置されている。
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 駅の改札内に戻る。
 そこにには、ケーブカーの車輪や運転席の用具が展示されている。
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 そしてこの地点で、「信貴山下駅」のミニ探索を終了したのであった。

近鉄生駒線10・勢野北口駅は平隆寺

 奈良県内を走る近畿日本鉄道の「生駒駅」と「王寺駅」を結ぶ「近鉄生駒線」の各駅を「生駒駅」から順に訪ねてみる。
 今回は、北の起終点の「生駒駅」から9番目の駅で、奈良県生駒郡三郷(さんごう)町の「勢野(せや)北口駅」である。

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 「勢野北口駅」で下車する。 
 駅ホームは、1面1線の単式である。
 駅舎はホームの北側にある。
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 駅を出て、北方向へ進むと、「県道 信貴山線」と交差するので、これを西へと進む。
 少し行くと、左手に「平隆寺」の案内があるので、これに従って左折する。
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 小路を進むと、右手に「平隆寺」の「本堂」が見えて来る。
 そして進むと、近鉄の踏切に出るので、その手前を右折し、細い道を進む。
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 進んで行くと道はカーブし、「平隆寺」の参拝口に到着する。
 「融通念仏宗 平隆寺」の寺号柱が建つ。
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 この「平隆寺」は、古代の豪族、「平群氏」の氏寺と考えられ、「聖徳太子」創建の46ヶ寺の一つに数えられる。
 現在の寺院は近世の建立で、古代寺院の跡はこの地下にあるとのことである。
 
 奥には「山門」が見えるので、進んで行くが、残念ながら閉じられている。
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 「山門」前には、説明パネル、そして右後ろに「五輪塔」も見られる。
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 境内は断念して、寺院の周りを回ってみる。
 「本堂」の斜め前方、そして側面である。
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 そして斜め後ろ、そして後面である。
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 「平隆寺」周囲の一巡を終え、元の「県道 信貴山線」へ出たので、今回の「勢野北口駅」のミニ探索を終了したのであった。

近鉄生駒線9・竜田川駅の烏土塚古墳

 奈良県内を走る近畿日本鉄道の「生駒駅」と「王寺駅」を結ぶ「近鉄生駒線」の各駅を「生駒駅」から順に訪ねてみる。
 今回は、北の起終点の「生駒駅」から8番目の駅で、奈良県生駒郡平群(へぐり)町の「竜田川駅」である。

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 「竜田川駅」で下車する。
 駅ホームは、1面1線の単式である。
 駅舎・改札口は東側のみに設けられている。
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 この「竜田川駅」の西方向の丘陵地に生駒山東麓の最大の古墳「烏土塚(うどづか)古墳」があるので、訪ねてみることにする。

 駅前の道路を南下し右折、踏切を渡り、西方向の坂道へと入る。
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 坂道の道路を進んで行くと、古墳への分かれ道があるので、これを右折し進む。
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 進んで行くと、左手に釣り池が現れる。
 釣り池の向こう遠くには「生駒山」のアンテナ群も見える。
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 釣り池の右手(東側)は古墳である。
 登ってゆく階段があるので、これを登る。
 登りの途中に「史跡 烏土塚古墳」の標柱が立っている。
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 更に登ると、前方後円墳の前方部に到着し、この上を歩いて後円部の頂上へと到着する。
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 説明板に古墳図が掲載されている。

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 古墳は拝所・前方部北向きの前報後円墳である。
 全長は60.5m、後円部の直径は32m、高さ6mで、後円部には横穴式石室があるとされている。

 頂上部からの風景である。
 北西方向には「生駒山」、北方向の眼下には「平群中央公園・西宮古墳」、北東方向には「矢田丘陵」と右下の「竜田川」河畔に桜並木が見える。
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 後円部の石室を見るために階段を降りる。
 石室は横幅に比べて高さがある。
 石棺には、二上山産の白色凝灰岩で構成されいるとのことである。
 尚、この墳墓の築造は、古墳時代後期(6世紀後半)と考えられ、平群氏族長の墓と推定されている。
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 この地点で、「烏土塚古墳」の見学を終え、「竜田川駅」へと戻る。

 先ほど古墳上から眺めた桜並木を見学してみる。
 駅前の道を北へと進み、右折する。
 直ぐに「竜田川」の桜並木に到着する。
 「竜田川さくら親水公園」と云う。
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 桜の時期でもあり(4月2日)、家族での散策や遊ぶ姿も見られる。
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 そして、「竜田川」の上流、下流の風景を眺め、駅へと戻り、「竜田川駅」のミニ探索を終了したのであった。
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近鉄生駒線8・平群駅の長屋王

 奈良県内を走る近畿日本鉄道の「生駒駅」と「王寺駅」を結ぶ「近鉄生駒線」の各駅を「生駒駅」から順に訪ねてみる。
 今回は、北の起終点の「生駒駅」から7番目の駅で、奈良県生駒郡平群(へぐり)町の「平群駅」である。

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 「平群(へぐり)」とは難読ではあるが、その名付けの一説に、この地は「大和国(現奈良県)」の西端であることから、「大和国の辺郡(へぐに)」とされ、後に「平群」と転じたものとされる。

 「平群駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式で、単線区間内の駅ではあるが、列車の行き違いが可能なようになっている。
 そして駅舎は、西側のみにある。
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 駅前は、モニュメントが建ち、バス停を含む広いロータリーである。
 そして、ロータリーの北側には道路を挟んで、「平群町 総合文化センター」が建っている。
 またその向こう遠くに「生駒山」が見えている。
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 その道路を東へと進む。
 踏切を渡り進んで行くと、右手に「安明寺 叶堂 東三丁(300m強)」を示す、灯篭・標柱が建っている。
 そして、その向かいの小川沿いの小路を北へと進む。
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 しばらく進んで行くと、車道に突き当たる。
 そこには、「長屋王御陵公園」があり、その右手に「長屋王御陵」がある。
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 「長屋王」とは、奈良時代に「聖武天皇」の下で左大臣まで昇り詰めた皇族であるが、皇位継承に絡み、謀反の疑いがあるとして館が囲まれ、自殺に追いやられた人物である。
 また、「長屋王」は、「壬申の乱」で知られる「天武天皇」の孫でもある。

 御陵の拝所である。
 御陵は、直径15m、高さ1.5mの円墳で、そう大きくないものである。
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 この「長屋王」の御陵の北に、妃の「吉備内親王」の御陵がある。
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 御陵は、直径20m、高さ2mほどの円墳である。
 「吉備内親王」も、館を囲まれ、「長屋王」と4人の皇子と共に自殺に追い込まれたとされている。
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 そしてこの地点で、「平群駅」のミニ探索を終了したのであった。

近鉄生駒線7・元山上口駅の生駒山口神社

 奈良県内を走る近畿日本鉄道の「生駒駅」と「王寺駅」を結ぶ「近鉄生駒線」の各駅を「生駒駅」から順に訪ねてみる。
 今回は、北の起終点の「生駒駅」から6番目の駅で、奈良県生駒郡平群(へぐり)町の「元山上口(もとさんじょうぐち)駅」である。

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 「元山上口駅」で下車する。
 駅ホームは地上で、1面1線の単式である。
 従って駅舎や改札口も一つである。
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 駅前の風景である。
 石柱が建っている。
 石柱には、「役行者御旧跡 女人山上道 元山上 千光寺」と記されている。
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 そしてこの石柱が、この駅の駅名をよく表現している。
 古代に、修験道の開祖である「役行者(役小角)」が大峰山(山上ヶ岳)を開く前に修行したことから「元山上」と云われる。 
 また、行者の母が修行したことから、女人禁制の大峰山に比し「女人山上」とも呼ばれる。
 そして「元山上」への入り口がであることから、この駅の名となっている。

 駅広場の先には踏切があり、それを渡り、「竜田川」を渡って進む。
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 少しの上り坂である。
 交差点となり、左折し進む。
 そして、「櫟原(いちはら)川」の手前を右折し、「生駒山口神社」へと向かう。
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 右折すると、右手に「平群北幼稚園」がある。
 川沿いの道を進んで行く。
 川には小さな滝もある。
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 更に進んで行く。
 神社の杜が右手に近づいて来る。
 そして、神橋に突き当たる。
 袂の道標には「千光寺」の矢印も記されている。
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 神橋の向かいが「生駒山口神社」の参拝口である。
 鳥居、扁額、社号柱が建てられている。
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 鳥居を潜り、数十段の石段を昇る。
 昇り詰めたところが境内である。
 左手に「社務所」、右手に「参集所」のようなものが建っている。
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 正面は「拝殿」である。
 「生駒山口神社」の扁額、「祇園社」の扁額が架かっている。
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 「拝殿」の両手前には、一対の「狛犬」が祀られている。
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 「拝殿」の背後には「本殿」が祀られている。
 「本殿」の祭神は、「素戔嗚命」、「櫛稲田姫命」とされている。
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 この「生駒山口神社」の由緒であるが、先ずは「大和国」(奈良県)には、「延喜式神名帳」によると十四社の「山口神社」が祀られ、この「生駒山口神社」もその一社である。
 また、全てが「式内社大社」である。
 
 「山口神社」とは、それぞれの山の裾野に祀られ、山の神に対して感謝をするとともに、風や水の順調さを祈願、すなわち干ばつの際の祈雨、雨乞いなどを祈願する神社とされている。

 「拝本殿」の左手には、多くの境内社が祀られている。
 「本拝殿」に近い方から、「猿田彦社・八幡社」、「春日社」、「正一位白一大明神」の石神が祀られている。
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 続いて、「厳島社」、「稲荷社」、「夷社」が祀られている。
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 「拝本殿」の右手である。
 隣に、「天照大神」を祀る「大神社」、そして石碑や砲弾、そして「櫟原橋」の親柱も祀られている。
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 そして「生駒山口神社」の境内を一巡したところで、「元山上口駅」のミニ探索を終了を終了したのであった。

プロフィール

藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
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よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
右側リンクの「悠々紀行あっちこち」です。
併せてよろしくお願いします。

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