『京都市右京区・平岡八幡宮』
京都市右京区梅ヶ畑宮ノ口町に鎮座する「平岡八幡宮」を訪ねてみる。
鎮座地は、JR京都駅からJRバス便を利用し、国道162号線・周山街道の「平岡八幡バス停」が最寄である。
降車側のバス停から向かい側のバス停のその向こうが神社入り口のようである。
国道に面して社号柱、そして一の鳥居が建つ。
一ノ鳥居である。
鳥居前の灯篭には、文政4年(1821年)の刻印が見える。
そして鳥居を潜ると、参道が奥へと続く。
参道には、右手に「後鳥羽天皇深縁之地」の石碑、「椿の小径」の道しるべ、樹齢600年とも800年とも云われるツブラジイの巨大な御神木がある。
そして右手に社務所があり、正面の境内へと至る。
社殿に至る石段の手前には、京都市無形民俗文化財の「三役相撲」が催される土俵がある。
石段を昇ると拝殿である。
拝殿は舞殿を兼ねていて、坂東流の得意芸「歌舞伎”靭猿”」が上演されるとのことである。
また拝殿の右上部にはこの地区の砥石事業の繁栄を祈念した奉納砥石が掲げられている。
拝殿の背後は中門・瑞垣である。
瑞書きには、本殿天井画の「花の天井」の写真が掲載されている。
瑞垣前には一対の狛犬が祀られている。
また瑞垣には、本殿天井画の「花の天井」の写真が掲載されている。
そして、その瑞垣の中には本殿が祀られている。
祭神は誉田別命である。
この神社は、809年に神護寺の鎮守として空海が大分県の宇佐八幡宮から勧請したのが起源とされ、京都では最も古い八幡宮とされている。
境内社であるが、本殿の左手に、武内社、本殿の右前に貴布弥社が祀られている。
他にも、若宮社、地主社が祀られている。
その他境内には、さざれ石の「山の神石」、神具庫などがある。
神社には西の参道があり、鳥居が建っている。