『三田市・三田天満神社』
兵庫県三田市の天神3丁目に鎮座する三田天満神社の一の鳥居である。
この神社の創建は千数百年前で、大歳大神(おおとしのおおかみ)を祀る神社で、三田神祠(じんじ)と号していた。
その三田という地名の起こりは、奈良時代には既に大歳大神の御領田(みけだ)の意味で、三田と書かれたと云われる。
この神社は、菅原道真公が讃岐国司であった時、京都から丹波路を通っての行き帰りの途中に立ち寄ったところで、道真公が亡くなって天神信仰が流行した時に、道真公を祀り天満神社としたもので、由緒多き神社である。
三田から奥の丹波路の街道にもにも多くの天満神社が存在するのがその道真公の道行の証拠であると宮司氏も語ってくれた。
三田天満神社は県立有馬高校の裏手にある。
高校の校舎と裏手の農場の間の道を少し西に行くと天満神社への登り階段となり、冒頭の鳥居へと達する。
一の鳥居を潜り、二の鳥居と神門を潜ると境内である。
訪問時は七五三の宮参りの時期なので、紅白の幕などが設けられている。
神門を潜ると左手に舞殿、その先に三の鳥居と拝殿・本殿がある。
拝殿前には、お決まりの神牛、飛び梅が祀られている。
境内には多くの摂末社が祀られている。
八幡神社、金比羅神社、淡島神社、稲荷神社などである。
境内の右奥は三田市管理の公園となっている。
天神公園と云い、周辺には時節柄もみじの紅葉も見られる。