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JR神戸線39・姫路駅

 「大阪駅」・「姫路駅」を起終点とする「JR神戸線」の駅を「大阪駅」から順に訪ねてみる。
 今回は「大阪駅」から38番目となる「起終点」の兵庫県姫路市の「姫路駅」で下車し、付近を探索してみる。

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 「姫路駅」で下車する。
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 「姫路市」と云えば国宝・世界遺産の「姫路城」である。
 見通しの良い駅舎の2階から眺めると、正面に「姫路城」望める。
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 早速出かけて見る。
 入城は南の「桜門橋」である。
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 橋の両側には堀の風景が見える。
 そして門を潜る。
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 「桜門」を潜ると、西の丸、そして正面に天守などが見える。
 天守は、6年前に平成の大修理が行われ、まさに白鷺と云われる姿を現している。
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 天守などの主郭が乗っている石垣の下部の部分は黒田官兵衛の構築によるとされている。
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 また、昭和の大修理の前まで天守閣を支えていた礎石群が不要となり、その配置を再現した「天守の庭」もある。
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 入り口は「菱の門」である。
 門を入り、右手へ行くと、二の丸、本丸、天守となるが、今回は左手の「西の丸」へと進む。
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 「西の丸」の回廊を歩く。
 長局は「百閒廊下」と云われる。
 そして千姫のかるた遊びの人形も置かれている。
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 姫路城を外から眺めて見る。
 城の北西部に「男山八幡宮」が鎮座する丘がある。
 その丘の頂上は、「姫路市配水池」で、公園となっている。
 そこから「姫路城」の天守を眺めてみる。
 左から東小天守、乾小天守、西小天守の向こうに大天守が見える風景である。
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 この地点で、「姫路駅」のミニ探索を終了し、同時に「JR神戸線」の探索も終了する。
 後は余談である。

 平成の大修理中に姫路城の修理現場に上ったことがある(2013年9月)。
 「天空の白鷺」にである。
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 天守の屋根を間近に見ることができ、印象的であった。
 また、天守から「大手前通り」、「姫路駅」を望む風景もあったのである。
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JR神戸線38・東姫路駅

 「大阪駅」・「姫路駅」を起終点とする「JR神戸線」の駅を「大阪駅」から順に訪ねてみる。
 今回は「大阪駅」から37番目の兵庫県姫路市の「東姫路駅」で下車し、付近を探索してみる。

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 「東姫路駅」は4年前の2016年に開業された駅で、JR神戸線では最も新しい駅である。
 その「東姫路駅」で下車する。
 ホームからは、北側の駅前の新しいショッピングモールやマンションが見える。
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 もちろんのこと駅舎も新しい。
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 駅舎の前には東西、南北の道路がある。
 西方向、北方向、東方向の道路の風景である。
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 先ずは東の「市川」の方向へと進む。
 「市川」の右岸河川敷へと出る。
 先ずは「日ノ出緑地」である。
 上流には国道2号線の橋が、下流にはJR在来線と新幹線の橋が、見える。
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 緑地を歩いていると、丁度新幹線が通りかかった。
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 今度は鉄道橋の下流である。
 「阿保緑地」と云う。
 こちらはかなりの広さである。
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 河川敷はこれくらいにして「東姫路駅」に戻る。
 そして今度は、西へと進む。
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 左側に「兵庫県ものづくり大学校」がある。
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 この大学校の辺りに、古代白鳳時代の寺院「市ノ郷寺」があった。
 その礎石が置かれている。
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 その礎石は「ものづくり大学校」前の「薬師堂」の境内に置かれている。
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 「ものづくり大学校」の西並びに「姫路市すこやかセンター」がある。
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 そして、その西に道路を挟んで警察署がある。
 「姫路警察署」である。
 この庁舎は2009年に建設され、警察署が移転したものである。
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 この西にも大きな建物があるが、探索はここまでとし、「東姫路駅」へと戻ったのであった。

JR神戸線37・御着駅

 「大阪駅」・「姫路駅」を起終点とする「JR神戸線」の駅を「大阪駅」から順に訪ねてみる。
 今回は「大阪駅」から36番目の兵庫県姫路市の「御着駅」で下車し、付近を探索してみる。

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 「御着駅」を含む姫路市の御国野町は、昭和32年に姫路市に併合されたところである。
 御国野町には、古代の「壇場山古墳」、同じく古代の「播磨国分寺」、中世の「御着城」など、歴史的にも見るべきものが多数存在しているところである。

 「御着駅」で下車する。
 この山陽本線は貨物輸送の主要な路線であり、貨物列車も良く見られる。
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 駅舎を出て、駅前から北東方向に延びる道を辿る。
 道端には「御着城址、黒田・・・」の案内板も見られ、先ずは「御着城址」を目指す。
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 交差する道は西国街道である。
 これを東へと進み、「天川」を渡り、国道2号線を北へと横切ると「御着城址」であり、石碑が建っている。
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 「御着城」は戦国時代の守護赤松氏の守護代小寺氏が築いた城であった。
 当時はこの御着城を政庁として西播磨地方が治められていた。

 織田信長の中国侵攻にて攻め滅ぼされ、時の城主小寺政職(こでら まさもと)は毛利方へ落ち延びたと云われる。
 小寺氏の家老はあの黒田官兵衛(当時は小寺官兵衛)であり、姫路城を築城しそれを居城としていたのであるが、信長軍の手引きをした功により、秀吉の与力として迎えられたとされる。

 城址は本丸跡で、城を模したような建物は姫路市役所の東出張所である。
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 また黒田官兵衛の顕彰碑も建てられている。
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 城址にはその黒田家の廟所がある。
 勘兵衛の祖父と生母が祀られている。
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 その宝篋印塔である。
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 国道2号線の南側を探索してみる。
 東に天台宗寺院「延命寺」がある。
 明治天皇駐輦所とのことである。
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 その西隣に御着の氏宮「大歳神社」がある。
 神門、拝殿はかなり老朽化している。
 延命寺はこの神社の別当寺であったとのことでもある。
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 またこの南に、趣のある町屋があった。
 井内家住宅で、姫路市の都市景観重要建築物等である。
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 西国街道を西へと行く。
 浄土真宗「金剛山 徳證寺」の門前である。
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 境内を少し見てみると、珍しい塔の風景もあった。
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 国道2号線へと戻り、天川を渡り返し、西へと進み、国分寺跡へと向かう。
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 「播磨国分寺跡」は南向きで、南大門跡から一望できる。
 北に見える塀と伽藍は、現在の国分寺である。
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 遺跡の中央に灯篭が建てられている。
 また築地塀も復元されている。
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 また、現国分寺に隣接して、「聖武天皇勅願所」という石碑が建てられている。
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 国分寺跡を見学した所で、「御着駅」のミニ探索を終了した。

JR神戸線36・ひめじ別所駅

 「大阪駅」・「姫路駅」を起終点とする「JR神戸線」の駅を「大阪駅」から順に訪ねてみる。
 今回は「大阪駅」から35番目の兵庫県姫路市の「ひめじ別所駅」で下車し、付近を探索してみる。

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 「ひめじ別所駅」は、2015年に設置された比較的新しい駅である。
 設置された背景は、姫路駅の東にあった姫路貨物駅がこの場所に1994年に移動されたことによる。
 そしてその約10年後に「ひめじ別所駅」が開設されたものである。
 
 「ひめじ別所駅」で下車する。
 駅のホームから隣の貨物駅の事務棟が見える。
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 また階上の通路から、貨物駅の景色が、反対側には駅前の住宅地が望める。
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 駅舎を出る。
 得駅前には、病院、スーパーがある。
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 線路の東側に平行して歩道が設けられているので、辿ってみる。
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 歩道は車道と合流して地下トンネルを潜り、線路の西側へと出る。
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 出たところが貨物駅である。
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 駅沿いに行くと広い入り口がある。
 先ほど見た事務棟の正面も見える。
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 貨物駅構内への入り口に記された2枚の社名標「JR日本貨物鉄道㈱ 関西支社 姫路貨物駅」、「同 姫路営業所」を確認し、「ひめじ別所駅」のミニ探索を終了したのであった。
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JR神戸線35・曽根駅

 「大阪駅」・「姫路駅」を起終点とする「JR神戸線」の駅を「大阪駅」から順に訪ねてみる。
 今回は「大阪駅」から34番目の兵庫県高砂市の「曽根駅」で下車し、付近を探索してみる。

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 「曽根駅」で下車する。
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 駅前から車道に平行して、歩行者専用道があるので、それを東へと進むと階段があり、それを上ると県道の跨線橋である。
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 跨線橋から北東方向を見ると、高砂の特徴である岩が露出した山が見える。
 また西方向は「曽根駅」である。
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 この府道を南へと進む。
 約2kmで30分程度歩くと、山陽電車の「曽根駅」に着く。
 駅の北側に隣接して、「曽根天満宮」の鳥居が建ち、参道が北へと続く。
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 曽根天満宮は道真公の聖蹟25拝に選定されている天満宮で、第16番である。
 
 参道を進む。
 参道の終点は随身門である。
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 随身門を潜ると境内である。
 境内はかなり広い。
 拝殿・本殿が祀られている。
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 拝殿本殿にお参りし、広い境内を巡ってみる。
 梅林があり、紅梅が咲き始めている。(撮影は1月25日)
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 幾つかの境内社も祀られている。
 その中の、塩竃神社、戎神社である。
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 この天満宮、道真公が大宰府に左遷され流されたとき、近くの港に立ち寄り、日笠山の頂上から瀬戸内海を眺めるとともに、一本の松をこの神社の地に「我に罪なくば栄えよ」と云い、手植えしたと云う逸話がある。

 神社西方に日笠山が見える。
 松の木は成長し、曽根の松として天然記念物にも指定された。
 またその松を祀る霊松殿も建てられている。
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 曽根の松の碑の隣には心池と云うのもある。
 松に常々水を与えるのに設けたと云われている。
 また右手の池に架かる石橋には唐草模様の透かし彫りがされていて見事である。
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 この天満宮の創建は菅公の四男淳茂公であるが、戦国時代になって豊臣秀吉の播磨侵攻により焼かれた。
 その後江戸時代になって、家康の息女で姫路城主池田輝政の側室督姫の寄進により再建された。
 以後幕府から朱印状を賜っている。

 曽根天満宮にお参りしたことで、この「曽根駅」のミニ探索を終了した。

プロフィール

藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
よろしかったら覗いてみて下さい。
よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
右側リンクの「悠々紀行あっちこち」です。
併せてよろしくお願いします。

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