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各駅下車・学研都市線1・木津駅


 鉄道路線各駅の近くには、歴史的文化とか近代文化とかに価値がある見るべきものがある筈である。
 それを信じ、鉄道路線の各駅下車のミニ旅を実行してみる。

 先ずは京都府南部と大阪府東部を結ぶJR片町線(愛称:学研都市線)のミニ旅である。
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 JRh学研都市線は、京都府木津川市の木津駅と大阪市の京橋駅を結ぶ路線である。
 その出発点の木津駅とその近辺を訪ねてみる。

 木津駅は京都府の最南部の駅である。
 この駅には、JR奈良線、JR関西本線が集合していて、学研都市線と合わせて奈良方面へと向かう所である。

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 木津駅で下車する。
 駅を出ると、駅の東南方向に小高い丘が見える。
 木津城跡の城山である。
 直線距離約600m、標高差約80mである。
 これへと向かうことにする。
 そのためには東へ向かう広い道路を辿らなければならない。
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 道路の左側には京都府立の木津高校、道路沿いにはプロペラのモニュメントも建っている。
 また右手遠くには奈良と大阪の府県境である生駒山が見える。
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 少し進むと団地へと登るすごい階段がある。
 この階段を登り、城跡を目指して住宅街の中を進む。
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 住宅街の奥に公園の運動グラウンドがある。
 その脇を通過すると登りになり、貯水地に着く。
 そこから、城跡の丘のエリアとなる。
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 城跡への入り口には説明看板がある。
 丘の頂上には本郭のみがあると云う説明である。
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 階段を上がってみる。
 途中に空堀があったりする。
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 そして頂上の本郭である。
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 本郭の周囲には、土塁が張り巡らされている。
 また、本郭の周囲には、空堀や土橋が認められる。
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 尚、木津城にはこの地の豪族木津氏が1457年に畠山義就の攻撃を受けた時、木津城を自焼させたという記事がある。
 また、応仁の乱の際には、大和国人筒井順永らが大和と山城を繋ぐこの城を拠点としていたとされる。
 更に、戦国時代末期には三好三人衆の1人三好政康の勢力下にあったとされる。

 久しぶりの城跡訪問に、満足した木津駅であった。

『京都市左京区・長谷八幡宮』


 京都市左京区岩倉長谷町に鎮座する「長谷(ながたに)八幡宮」を訪ねてみる。

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                  (上図の上は東方向)
 
 最寄り駅は叡山電鉄鞍馬線「岩倉駅」である。
 駅から北向きに岩倉中通を進み、途中で東折れして神社の一ノ鳥居へと到着する。
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 一ノ鳥居からは東向きに参道が延びている。
 しばらく行くと社号柱の建つ社頭へと到着する。
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 社頭には、幾つかの掲示板が設けられ、石段と共に朱塗りの鳥居が建てられている。
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 鳥居を潜ると、一対の狛犬が迎える境内である。
 拝殿・本殿が祀られている。
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 先ずは拝殿と灯篭である。
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 拝殿の背後は本殿である。
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 祭神は、当初からの惟仁親王(清和天皇)に加え、仁徳天皇、応神天皇、比咩大神、宗像三女神、神功皇后である。

 またこの神社の創建は、平安時代の初期の857年に惟喬親王の御願にて、とのことである。

 本殿(覆屋)の前面には、八幡宮の扁額と共に、奉納額、枡飾りなど多数の掲示がなされている。
 このような形の神社は珍しい。
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 境内社であるが、先ずは境内の南に蛭子神社、本殿に並んで蔭山神社が祀られている。
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 また長屋形式の境内社もある。
 順に、神明社、稲荷神社、山王神社、春日神社、疫神社、蔵王神社、貴船神社、鴨皇神社、梅宮神社が祀られている。
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 境内には山車庫もある。
 そして神社を少し離れると、頭上に比叡山を見ることができる岩倉である。
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 尚、岩倉には駅伝の折り返し点の京都国際会議場や岩倉具視の旧宅、実相院などが知られている。

『京都市左京区・幡枝八幡宮社』


 京都市左京区岩倉幡枝町に鎮座する「幡枝八幡宮社」を訪ねてみる。

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                  (上図の上は東方向)

 最寄り駅は、叡山電鉄鞍馬線の「木野駅」である。
 駅から北稜高校に沿うように、南西方向、西方向、そして南方向へ歩くと、社号柱が建つ神社参道入り口へと到達する。
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 入り口から丘へ登るように石畳を進むと、一ノ鳥居が建つ社頭へと到着し、その先は北向きに石段である。
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 石段を昇り詰めると、今度は西向きに二ノ鳥居と社号柱が建つ。
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 二ノ鳥居を潜って進むと拝殿が建つ。
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 また、拝殿前には一対の狛犬が祀られている。
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 拝殿の先は本殿である。
 本殿は2連構成で、右手が本殿、左手が貴船神社となっている。
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 先ずは右手の本殿である。
 本殿の祭神は、誉田別尊(応神天皇)、息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと、神功皇后)である。
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 幡枝八幡宮社は平安時代の894年の創建とされている。
 社伝では、新羅国の夷賊(えびす)などの侵略の脅威に対して、里人に神託があり、皇都・人民の守護のために創祀されたという。

 そして左手の貴船神社である。
 祭神は、高龗神(たかおかみのかみ)である。
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 境内には本殿の左に「針神社」が祀られている。
 祭神は、金山毘古命(かなやまひこのかみ)、天麻旅命(あまのまろのみこと)、大牟須毘命(おおむすびのみこと)である。
 創建は不明であるが針の守護神として崇敬されている。
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 その他、境内社が祀られている。
 先ずは10連の祠である。
 若宮八幡社、天照皇大神、春日大神、厄神社、野々宮社、愛宕社、上高良社、下高良社、琴比羅社、多賀社である。
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 次に4連の祠である。
 稲荷社、天満宮、宇賀大神、白山社が祀られている。
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 神社の参拝を済ませ、駅に戻る途中で、駅との間にある「妙満寺」を訪問してみる。
 妙満寺は、当初(1389年)、京都六条室町に顕本法華宗の寺院として改組された陣である。
 その後、寺町等に場所を変え、最終的に昭和43年に現在地に遷堂された大寺院である。
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 境内図、鐘楼、本堂である。
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 更に、方丈、仏舎利大塔、そして境内からの比叡山である。
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大阪市西区・靭(うつぼ)公園バラ園


 大阪市西区靱本町の靭(うつぼ)公園のバラ園を訪ねてみる。

 靭公園は東の入り口は四ツ橋筋に面し、北は大阪メトロ四つ橋線の肥後橋駅、南は本町駅の間にある公園である。
 公園の入り口の北側には、大阪科学技術センター、大阪科学技術館の建物がある。
 また南側には、遊園地もある。
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 正面入り口から西へ進むと、土塁のような土手があり、それを越えるとそこにはバラ園が広がる。
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 このバラ園の花を色分けして見てみることにする。

 先ずは赤いバラ、エル ディ ブレイスウェイト、フォールスタッフ、ニュースである。
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 次に白いバラ。
 ホワイト クイーン エリザベス、フェア ビアンカ、アイス バーグである。
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 そしてピンク系である。
 先ずは、セレッソ、マリネット、キャスリン モーリーである。
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 次は、コテージ ローズ、ピエール ドゥ ロンサール、アンジェラである。
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 そして、アンドレ ル ノートル、ストロベリー アイスである。
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 最後にオレンジ系の、マダム シャルル ソバージュ、アベイ ドゥ クリュニー、スブニール ドゥ アンネ フランクである。
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 多彩なバラが一ヶ所で見られるのは、快適で嬉しいことである。

 この靭公園は東西に長細い形をしている。
 バラ園から西は、なにわ筋を挟んで、テニスセンターなどのエリアである。
 大坂なおみの練習コートとして知られている。

 なぜに長細いのか?
 元々は、靱塩干魚市場の跡地であった。
 そして戦後、連合国軍が接収し、飛行場としたとのことで、このような形となったとされている。

大阪市・中之島バラ園


 大阪市北区中之島の堂島川と土佐堀川に挟まれた「中之島公園バラ園」を訪ねてみる。

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 最寄り駅は京阪電鉄中之島線の「なにわ橋駅」である。
 駅出口に架かる通称ライオン橋の難波橋の東側がバラ園である。
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 正面にはバラのウオール、バラのスタンドが建つ。
 スタンドの花名は、マチルダ、レディ ローズである。
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 バラ園には300種類以上の品種があるとのことで、眺めてみて目についた花を列挙する。
 先ずは黄色の花である。
 ゴルデルゼ、カスク ドール、キャンドルライトである。
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 次に紫・白色である。
 マダム ヴィオレ、メルヘンケニギン、チャイコフスキーである。 
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 そして赤系のブルグント’81と赤いバラのばらぞの橋である。
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 尚、中之島公園は大阪市で最初(1981年)に創られた市営公園で、バラ園は2009年に改修されたものである。

『京都市西京区・長峰八幡宮』


 京都市西京区大原野石作町に鎮座する「長峰八幡宮」を訪ねてみる。

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 出発点は阪急電鉄京都線の「桂駅」である。
 桂駅から京都シティバスの乗って終点の「南春日町」が最寄バス停である。
 バス停から集落の中を歩き、田園地帯で高速道路を潜り、次の集落(石作町)へ向かい、住宅の間を進むと神社へと到着する。
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 長峰八幡宮の社頭は南向きである。
 社頭には石段、一ノ鳥居、そして二ノ鳥居がある。
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 二ノ鳥居の先は野積みのような石段である。
 そして石段を昇ると拝殿が祀られている。
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 また拝殿手前には一対の狛犬が祀られている。
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 更に拝殿には一対の狛鳩も祀られている。
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 拝殿の先は本殿である。
 本殿の祭神は、応神天皇、天照大神である。
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 この長峰八幡宮の創建は定かではないが、式内社「石作神社」の論社との説もある。

 神社社頭の左の広場は「かごのひろば」と云う。
 所以は、境内に大きな「カゴノキ」によるものである。 
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 八幡宮を後にバス停に戻る途中に「樫本神社」が鎮座している。
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 仁徳天皇を祀る神社で、現在はこの北にある大原野神社の境外神社となっている。
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 この神社の創建は詳らかではないが、社伝によれば、難波宮の仁徳天皇が崩御された後、争いが起こり、それに巻き込まれた一部の人たちが、天皇の御霊を奉じ難を逃れて、この地に着き、分霊を祀ったのが創まりとされている。(説明板より)

 尚、この南春日町の集落内を歩いていると、愛宕灯篭や神社の案内標柱などが見られる。
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『京都市北区・金攫八幡宮』


 京都市北区平野桜木町に鎮座する「金攫(きんかく)八幡宮」を訪ねてみる。

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                 (上図の上は東方向)

 神社は西大路通のバス停「わら天神前」が最寄である。
 そして神社は、わら天神の南直ぐ、平野神社の西大路を挟んで北西方向に位置している。
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 社頭は東向きである。
 社頭には、鳥居の他に社号柱が建つ。
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 石段を昇り鳥居を潜ると境内である。
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 境内正面は南向きに拝殿である。
 そして拝殿の両手前には、一対の狛犬が祀られている。
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 その背後は本殿である。
 祭神は応神天皇で、延寿大神とも呼ばれる。
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 この金攫(きんかく)八幡宮は貞享2年(1685年)に石清水八幡宮から勧請・創建され、衣笠村小北山の産土神として崇敬されてきたとされる。

 本殿の右手には境内社として稲荷神社が祀られている。
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 また西からの入り口(西参道)もあり、入り口近くには不動尊や地蔵尊等の石仏が祀られている。
 参道入り口には鳥居、社号柱が建てられている。
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『京都市北区・若宮神社(紫野)』


 京都市北区紫野雲林院町に鎮座する「若宮神社」を訪ねてみる。
 最寄は北大路通りのバス停「大徳寺前」で、若宮神社の鎮座地は大徳寺の南、建勲神社が鎮座する船岡山の東で、大宮通りに面した西側で、社頭は東向きである。
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 社頭には鳥居の他に、社号柱、提灯が吊るされている。
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 鳥居を潜り参道を進むと、左右に狛犬が祀られている。
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 そして二ノ鳥居を潜ると本殿である。
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 本殿には鳩の扁額、が掲げられている。
 また、本陣の祭神は清和天皇とのことである。
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 この若宮神社は、元々は源頼光の邸内に祀られていた鎮守社で、石清水八幡宮を本宮とするものであったとされている。

 境内は本殿の左に祀られている。
 祠は無く石碑のみで、中央に白菊大明神、権太夫大明神、そして両側に久高明神、吉丸明神と記されている。
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『京都市中京区・御所八幡宮』


 京都市中京区亀甲屋町に鎮座する「御所八幡宮」を訪ねてみる。

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 最寄り駅は京都市営地下鉄の「烏丸御池駅」である。
 駅から地上に出て、御池通を東へと進む。
 途中、在原業平邸址があり、その先、御所八幡宮へと到着する。
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 神社は御池通向き北向きである。
 社頭には鳥居、社号柱が建つ。
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 鳥居を潜ると境内である。
 社殿は西向きである。
 唐破風の中門・拝所、その両手前に一対の狛犬が祀られている。
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 そして瑞垣の中には本殿が祀られている。
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 本殿の祭神は、応神天皇、神功皇后、比賣神の三神である。

 この御所八幡宮は、三條坊門万里小路邸を内裏とした後宇多天皇が、弘安2年(1279年)、邸内に石清水八幡宮を勧請したことに始まるとされる。
 三條坊門万里小路邸は、平氏討伐の令旨を発した後白河法皇の皇子の以仁王の邸宅「高倉宮」があったことから、高倉八幡宮とも呼ばれた。
 更に、足利尊氏は自らの邸内に御所八幡宮を再興して足利氏の鎮守としたとされる。
 そして昭和の時代に、現在地に遷宮されたとされている。

 境内には幾つかの境内社祀られている。
 天満宮、金毘羅社、稲荷社などである。
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『京都市東山区・若宮八幡宮社』

 
 京都市東山区五条橋東に鎮座する「若宮八幡宮社」を訪ねてみる。

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                  (上図の上は南方向)

 最寄り駅は京阪電鉄本線の「清水五条駅」である。
 駅から東方向、五条通を東山方向へ進むと、左手(北側)に神社は鎮座する。
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 社頭は南向きで、先ずは右手に神社の社号柱、左手に清水焼発祥の地の標柱が建つ。
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 参道を進むと先ずは石の鳥居、そして朱塗りの鳥居が建つ。
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 更に進むと左右に境内社が祀られているが、後にして石段を昇る。
 石段の上は拝所・中門・瑞垣である。
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 瑞垣の中には本殿が祀られている。
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 本殿の祭神は、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后である。
 そして左相殿は仲恭天皇(ちゅうきょうてんのう)、右相殿は陶器神社で祭神は椎根津彦命(しいねつひこのみこと)である。

 この本殿エリアには、蓬莱石、神苑に至る神橋、正徳四年(1714年)の灯篭などがある。
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 本殿エリアから、先ほど通ってきた境内社エリアへと戻る。
 先ずは西側である。
 入り口に近い方は稲荷神社である。
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 次は祖霊社、秋葉社である。
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 そして、阿波天満宮である。
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 最後は鍾馗神社である。
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 東側は社務所左前に陶祖神社が祀られている。
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『京都市山科区・若宮八幡宮(音羽)』


 京都市山科区音羽森廻り町に鎮座する「若宮八幡宮」を訪ねてみる。

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                    (上図の上は南方向)

 最寄り駅は京阪電鉄京津線「四宮駅」で、駅から南方向が鎮座地である。
 駅から街中の道を向かう。
 途中、自動車道の三条通を渡り、古代に大津と平安京を結んだ渋谷街道を横切ると、神社の森が視野に入る。
    2005IMG_7335.jpg  2005IMG_7339.jpg  2005IMG_7342 (2)

 進んで行くと右手、東向きに神社の社頭がある。
 社頭には、鳥居、社号柱が建つ。
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 この場所からは、拝殿が横向きに見える。
 また、社殿も横向きである。
 横の参道であろうと思い、南側へと廻ってみる。
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 南側の参道である。
 社号柱が建つ。
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 石の鳥居も建つ。
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 鳥居を潜ると境内である。
 正面に拝殿が祀られている。
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 拝殿の奥には一対の狛犬が祀られている。
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 その先は拝所の幣殿である。
 神紋は木瓜紋である。
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 そしてその先は本殿が祀られている。
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 祭神は、仁徳天皇、応神天皇、神功皇后、素戔嗚尊、天武天皇の5神である。

 この若宮八幡宮は、天智8年(669年)に、天智天皇が志賀の都から山科郷へ巡幸した時に、音羽の杜に八幡神を勧請したのが始まりと云われている。
 また、平安時代に神宮寺として観音寺が建てられ、十一面千手観音、不動明王、毘沙門天が勧請されたとされる。

 その観音寺の名残がある。
 観音堂と云い、昭和期に再建されたものである。
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 また本殿の左に境内社が祀られている。
 天満宮である。
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 また右手には、宝篋印塔が2基建てられている。
 右は大津皇子、左は粟津王の墓とされる。
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 神社を後に、山科の中心の通りである外環状線へと向かう途中に、山科本願寺南殿跡が広く残されている。
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『京都市山科区・八幡神社(川田道)」


 京都市山科区川田前畑町に鎮座する「八幡神社」を訪ねてみる。

 鎮座地は山科区内の東海道新幹線の高架線路の南側で、その脇に通っている国道一号線の「川田道バス停」の南側である。
 バス停の南には道路を挟んで、万因寺という浄土真宗の寺院、その寺院経営の保育園がある。
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 その保育園の南、万因寺の西の一角に八幡神社は鎮座する。
 参道・社頭は西向きである。
 また、参道入り口には神社の社号柱、寺院の寺号柱が建つ。
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 参道を進むと石の鳥居が建つ。
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 鳥居を潜ると、拝殿が建つ。
 拝殿脇には灯篭もある。
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 拝殿の先には一対の狛犬が祀られている。
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 その先は本殿である。
 本殿には日露戦役の扁額が掛かっている。
 本殿の祭神は譽田別命とされている。
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 この八幡神社の由緒は不明であるが、確かな説は万因寺(開基平安時代)の鎮守社として、創建されたものと考えられる。

『京都府京田辺市・天満宮社』


 京都府京田辺市河原里ノ内に鎮座する「天満宮社」を訪ねてみる。

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 最寄り駅は、JR学研都市線「京田辺駅」、もしくは近鉄「新田辺駅」であるが、今回は「京田辺駅」からの地図を示す。
 踞位田辺駅から東方向へと進み、近鉄の線路を渡り、東南方向の住宅街の中へ進むと、神社の鎮座地へと到着する。
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 天満宮社の社頭は西向きである。 
 社頭には、鳥居が建つ。
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 鳥居を潜ると割拝式の拝殿である。
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 拝殿の両脇には一対の狛犬が祀られている。
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 拝殿を潜ると、神牛、灯篭などが祀られている。
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 そして管原道真公を祀る本殿である。
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 神社境内には由緒書きなどは見られないので、この天満宮社の創建等の情報は不明である。

 境内には2社の境内社が祀られている。
 愛宕社、稲荷社である。
 また境内には、神具庫の建物もある。
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『京都市山科区・吉利具八幡宮』


 京都市山科区勧修寺御所内町に鎮座する「吉利具(きりく)八幡宮」を訪ねてみる。

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                (上図の上は東方向)

 最寄り駅は京都市営地下鉄の「小野駅」である。
 小野駅から西方向へと進み、山科川を渡り、更に進むと真言宗山階派大本山「勧修寺」に突き当たる。
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 その勧修寺の寺門から内部を少し眺めるだけにして、門前を南へと進む。
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 南向きの道路は、八幡宮の参道である。
 参道には朱塗りの大鳥居が建っている。
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 参道を進むとその先の山麓の裾に鳥居が見える。
 八幡宮の二ノ鳥居である。
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 鳥居の先の石段を昇る。
 左手に「天満宮」、「安産の神」が祀られている。
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 更に進むとその先、再び石段である。
 そしてその先には拝殿が祀られている。
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 拝殿の先は本殿である。
 拝本殿の並びはこのようである。
 また、消火用具に社名「吉利具八幡宮」が記されている。
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 その本殿の両側に一対の狛犬が祀られている。
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 そして本殿である。
 本殿は京都市指定有形文化財で、祭神は、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后である。
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 この八幡宮の創建は、仁寿3年(853年)とされる。
 江戸時代を通して勧修寺の鎮守社であったが、明治の神仏分離により、現在は小野地区の産土神として崇敬されている。

 また、「吉利倶八幡宮」という名称は、かつて境内の老杉が倒れたため切断したが、切断面に梵字で「吉利倶」の3文字があったことに由来しているとのことである。

 境内社として、武内社、若宮八幡社、金神宮が祀られている。
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 また境内には、醍醐天皇が身を清めたとされる「御清井」がある。
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『京都府宇治市・炭山八幡宮』


 京都府宇治市炭山に鎮座する「八幡宮」を訪ねてみる。

 宇治市炭山は宇治市の東部の山間部の地域で「陶器の里」として知られている。
 炭山には、京焼・清水焼の陶房が数多くあり、伝統的な地域である。

 その炭山地区の南の入り口近くに「八幡宮」が鎮座する。
 社頭には東向きに鳥居が建っている。
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 鳥居を潜ると南向きに拝所、その先に本殿である。
 本殿は宇治市指定文化財とのことであるが、覆屋の中に祀られ、よく見ることはできない。
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 拝所にてお参りし、本殿を正面から眺めてみる。
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 その両側には一対の狛犬が祀られている。
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 この神社の由緒は不明であるが、この炭山の歴史から見て、平安末期・鎌倉初期の創建ではないかと思われる。
 また祭神も記されてはいないが、応神天皇であると思われる。

 尚、この八幡宮は宇治市内唯一の八幡宮とのことである。

 炭山地区であるが、その名の通り元々は炭焼き業が盛んであったところであるが、時代と共にそれも少なくなり、そこに京都市から陶芸作家が移り住み、現在の「陶芸の里」になったとされる。

『京都府久御山町・若宮八幡宮(藤和田)』


 京都府久世(くぜ)郡久御山(くみやま)町藤和田(ふじわだ)に鎮座する「若宮八幡宮」を訪ねてみる。

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 鎮座地は、近鉄大久保駅と京阪電鉄淀駅を結ぶバス路線の淀駅寄りの「藤和田バス停」で下車、北方向へ歩いた所である。
 もう一つ北側のバス停「北川顔(きたがわずら)」からでも同じように歩いて行くことができる。
 神社は住宅街の中に鎮座する。
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 若宮八幡宮の社頭は南向きである。
 社頭には、鳥居、社号柱が建つ。
 社号柱にはこの神社の別名、「夕涼ノ宮」も記されている。
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 鳥居を潜ると正面に本殿が祀られている。
 本殿の祭神は仁徳天皇である。
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 またこの神社は、正保年中(1644~47年)の俗謡に謳われているとのことから、それ以前の創建である。

 境内の広さは52.27坪とのことで、本殿と社務所が備えられている神社である。
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 またこの若宮八幡宮の一区画北の北川顔という地域に祭神を素盞嗚尊とする「大藤神社」が鎮座している。
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『京都市伏見区・若宮八幡宮(淀際目)』


 京都市伏見区淀際目(よどさいめ)町に鎮座する「若宮八幡宮」を訪ねてみる。

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 鎮座地は、宇治川と木津川に挟まれた京都市伏見区の淀際目で、久御山町との境界の西側である。
 交通は、近鉄大久保駅と京阪淀駅を結ぶバス路線の途中で、「藤和田バス停」最寄であり、バス停から少し北へ歩くと「淀際目」の交差点があり、それを西へと入る。
 住宅街を通り越すと、田圃の向こうに、右手に京阪電車の鉄橋が、左手に石清水八幡宮が鎮座する男山が見える。
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 住宅街の中に北向きに神社の社頭がある。
 灯篭と低い石の鳥居が建つ。
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 鳥居を潜り、参道を辿ると、境内左手に西向きに社殿が並ぶ。
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 境内には八幡宮の灯篭、社務所も見られる。
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 先ずは拝殿である。
 その背後は中門・瑞垣の本殿エリアである。
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 本殿の祭神は、仁徳天皇、八衢比古神、八衢比売神、久那土神 とされる。
 本殿の両手前には一対の狛犬が祀られている。
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 また本殿は覆屋に包まれている。
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 この若宮八幡宮の創建については不詳であるが、境内に貞享(じょうきょう)2年(1685年)の灯篭があることから、江戸初期あるいはそれ以前とされる。

 また、石清水八幡宮を取り巻くこの辺り(八幡市、久御山町、伏見区淀)は、石清水八幡宮を取り巻くように若宮八幡宮が取り巻いているという姿が見られるのが特徴である。

『京都府久御山町・若宮八幡宮(佐古)』


 京都府久世郡久御山(くみやま)町佐古内屋敷に鎮座する「若宮八幡宮」を訪ねてみる。

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 最寄り駅は近鉄京都線「大久保駅」で、駅からずっと西の淀駅へと向かうバス便の「佐山バス停」が便利である。
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 神社はバス停の北にあり、入り口は北向きである。
 入り口の左手は「稱名寺」という寺院で、重文の木造薬師如来坐像で知られる。
 そして右手には神社の社号柱が建っている。
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 社号柱を見て右折すると、東向きに石の鳥居、灯篭、社名不詳の境内社がある。
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 鳥居を潜り進むと割拝式の拝殿である。
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 拝殿を潜ると本殿であるが、その前に一対の狛犬が祀られている。
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 そして本殿である。
 本殿の祭神は、応神天皇、神功皇后、比売大神の三神である。
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 本殿は京都府登録有形文化財に指定されている。
 また本殿は覆屋に包まれている。
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 この若宮八幡宮は、棟札などから見て1500年の初頭と考えられている。
 また、本殿は室町時代の用材を多く残した建築物として、注目されているとのことである。

 もう一社境内社が祀られている。
 管原道真公を祀る天満宮である。
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『京都府八幡市・若宮八幡宮(野尻)』


 京都府八幡市野尻北ノ口に鎮座する「若宮八幡宮」を訪ねてみる。

 鎮座地は鉄道駅からはかなりな慣れているので、バス便を利用する。
 京阪電鉄「石清水八幡宮駅」からのバスで、バス停「野尻」で下車、府道を挟んでその西側が「若宮八幡宮」である。
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 神社は南向きである。
 社頭には灯篭が建ち、参道を進むと石の鳥居が建てられている。
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 鳥居を潜り、参道を進むと割拝式の拝殿が建てられている。
 拝殿の扁額には「佃森八幡宮」と記されている。
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 境内の風景であるが、この拝殿と本殿、そして祭神不明の境内社が祀られている。
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 そして本殿である。
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 本殿は覆屋に包まれている。
 祭神は仁徳天皇であろうと思われる。
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 この野尻北ノ口の若宮八幡宮は、平安時代の中期に、応神天皇、仁徳天皇、覚道雅印子命を祭神として創建されたと云われている。
 そして源頼朝の命によって、当地を管理していた奈良興福寺宮務の下知によって石田荘を岩田と野尻に分村した際、若宮を野尻の氏神としたとの経緯がある。

 尚、神社の北側には、八幡市民体育館がある。
 また神社からは、北西方向遠くに明智光秀が本能寺事件の直前に山頂の神社にて連歌の会を催したとされる愛宕山を望むことができる。
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『京都府八幡市・若宮八幡宮(美濃山)』


 京都府八幡市美濃山宮ノ背に鎮座する「若宮八幡宮」を訪ねてみる。

 最寄り駅はJR学研都市線の「松井山手駅」であるが、駅からは約3kmの北西方向、バス便があるので利用し、最寄の「御幸南」という停留所で下車する。
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 バス道に沿って、「若宮八幡宮」の社頭がある。
 入り口には鳥居が建つ。
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 参道を進むと右手に社務所、正面に拝殿がある。
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 拝殿の手前両側には一対の狛犬が祀られている。
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 拝殿前の境内には、文化4年(1807年)の若宮八幡宮と記された灯篭が建っている。
 また、拝殿の背後には本殿の姿が見える。
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 本殿である。
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 本殿右手には、境内社の4祠が並んでいる。
 左から、大神宮社・春日神社の合祀社、猿田彦神社、水分神社、稲荷神社である。
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 尚、境内には由緒書き等が見られないので、詳細は不明である。
 しかし八幡市域での若宮神社であるので、応神天皇等を祀る石清水八幡宮の若宮と考えられ、祭神は仁徳天皇と推察される。

『京都府木津川市・若宮神社』


 京都府木津川市吐師(はぜ)医王寺に鎮座する「若宮神社」を訪ねてみる。

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                  (上図の上は南方向)

 最寄り駅は近鉄「木津川台駅」である。
 駅を降りて、西方向へと府道を横切ると、そこには「大宮神社」が鎮座している。
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 崇道天皇(早良親王)、誉田別尊(応神天皇)を祀る神社である。
 この神社は、祭神から見て、八幡神社でもあり、これから訪問する若宮神社の親神社かも知れない。
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 大宮神社から南へと向かう。
 途中右手に「京都府営水道 木津浄水場」がある。
 そして進むと、神社の案内板があり、広い参道である。
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 参道の右手に石の鳥居が建ち、
 石段を昇ると唐破風の拝殿である。
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 また、その基壇前には一対の狛犬が祀られている。
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 拝殿の背後は本殿である。
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 境内には、由緒書き等が見当たらないので、祭神等は不明であるが、恐らくは若宮(仁徳天皇)であろうと思われる。

 境内には境内社は見当たらない。
 しかし一角に三鈷剣を構えた不動明王の石像が祀られているのは珍しい。
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 この神社の近くには、他に、白山神社、新殿神社が鎮座している。

『京都府木津川市・奥畑八幡宮』


 京都府木津川市加茂町奥畑宮ノ上に鎮座する「奥畑八幡宮」を訪ねてみる。

 鎮座地は、JR関西本線の「加茂駅」を最寄とし、駅の北方向、木津川を渡って、恭仁(くに)京跡を左手に見て、約4kmの距離の山麓である。
 神社への参道を登ると、先ずは石段、そして朱塗りの鳥居が建てられている。
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 鳥居を潜ると、左手には社務所、そして正面は石段で昇ると拝殿である。
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 拝殿の先は小ぶりの本殿で、八幡宮と記されている。
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 本殿を左右から眺めてみる。
 祭神は不詳であるが、応神天皇、神功皇后であろうと推察される。
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 境内社であるが、本殿の左手には武内神社と思われる1社が祀られている。
 そして右手には、不詳の1社、そして皇大神宮の2社が祀られている。
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 また境内には元禄4年(1691年)の灯篭、そして鳩の像が置かれている。
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 尚、この奥畑八幡宮の創建などは不明であるが、この辺りは奈良時代の恭仁京が造営されるなどで栄えたところであるので、
その頃の創建であると考えられる。

『京都府木津川市・森八幡宮』


 京都府木津川市加茂町森陀羅尼田に鎮座する「森八幡宮」を訪ねてみる。
 
 鎮座地は、JR関西本線の「加茂駅」が最寄であるが、約4kmの南東部の山間である。
 近くには、ゴルフ場「加茂CC」があり、その400m程の西側である。

 山間の民家に沿った道を薄むと、谷間に神社の社頭がある。
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 社頭は南向きで、朱塗りの鳥居、社号柱が建つ。
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 鳥居を潜ると急な石段である。
 石段を昇り詰めたところは拝殿である。
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 そして拝殿の先は朱塗りの本殿である。
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 現在の本殿は江戸時代初期の建築とされている。
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 そして祭神は、誉田別命(応神天皇)、気長足姫命(神功皇后)そして比売神とされている。

 境内社は、本殿の左手に恵美須神社が祀られている。
 また右手には、幾つかの磐座が見られる。
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 また本殿の右手下には、不動明王と毘沙門天の線刻磨崖仏が覆屋に守られている。
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 その他境内には、手水鉢、神具庫なども見られる。
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 この森八幡宮であるが、奈良時代の天平年間、聖武天皇がこの近くの木津川沿いに恭仁京を遷宮したことがあるが、その時この地に宇佐八幡神を勧請したと云うのが始まりである。

 またこの地には「ずんどぼう」と云う力持ちの伝説もある。

『大阪府茨木市・八幡神社(銭原)』


 大阪府茨木市銭原に鎮座する「八幡神社」を訪ねてみる。

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 最寄の鉄道駅はJR東海道線の「茨木駅」であるが、駅からはかなりの遠さなので、バス便を利用することになる。
 バスは、山を越えた隣の豊能郡豊能町余野行きで、豊能に近い「銭原」バス停で下車し、枝道を神社へと向かう。
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 神社は東向きである。
 社頭には鳥居が建つ。
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 鳥居を潜ると、石段である。
 最初の石段を昇ると、境内である。
 次の石段を昇ると、社殿が祀られている。
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 本殿・拝所と一対の狛犬が祀られている。
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 そして、本殿と覆屋である。
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 覆屋の中の本殿の写真は難しい。
 とりあえず、写してみたというレベルである。
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 本殿の祭神は応神天皇とされている。

 尚、この八幡神社の創建は不詳である。

 また境内には、他に神具庫、手水舎もある銭原八幡神社である。
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『大阪府枚方市・若宮八幡宮(杉)』


 大阪府枚方市杉に鎮座する「若宮八幡宮」を訪ねてみる。

2005地図
                     (上図の上は東方向)

 最寄り駅はJR学研都市線「津田駅」であるが、駅の東南方向に神社は鎮座し、結構遠い。
 津田の集落を過ぎ、高速道路を潜り、国道307号線に沿ってゴルフ場の横を過ぎ、杉1丁目の交差点から右手高台の杉の集落へと入る。
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 集落が尽きる山手に神社の社頭石段がある。
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 石段を昇ると石の鳥居があり、境内である。
 正面には割拝式の拝殿がある。
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 拝殿の先は本殿である。
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 本殿の祭神は、筒男命、中筒男命、表筒男命、息長帯姫命、品陀別命である。

 また本殿の左右には狛犬が祀られている。
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 この神社、元々は津田城主津田主水正行の守護神として崇敬された八幡神社であった。
 明治5年に、尊延寺厳島神社に合祀されたが、12年に復旧し、住吉3神を合祀され、現在に至っている。

 本殿の左側である。
 左側には、天満宮、土蔵がある。
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 天満宮には管原道真公が祀られている。
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 本殿の右手にも幾つかの小祠が祀られている。
 稲荷、八幡、琴平、龗などである。
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 神社の西側は広い公園である。
 堂ノ背公園と云い、訪問時は桜が満開であった。
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『滋賀県長浜市・長浜八幡宮』


 滋賀県長浜市宮前町に鎮座する「長浜八幡宮」を訪ねてみる。

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 鎮座地は、JR北陸線「長浜駅」、再建「長浜城」の北東部で、駅前から北国街道を北上し、「黒壁スクエア」から始まる長いアーケードの商店街を抜けた所から参道が始まる。
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 神社の社頭は西向きである。
 石の鳥居、社号柱が建つ。
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 そして一対の狛犬が祀られ、長い石畳の参道が続く。
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 進んで行くと今度は南向きの。正面社頭がある。
 こちらは神橋、社号柱、鳥居の順に構成されている。
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 鳥居を潜ると正面は拝殿である。
 そしてその先は中門・瑞垣であり、中に本殿が祀られている。 
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 本殿の祭神は、誉田別命(応神天皇)、足仲彦尊(仲哀天皇)、息長足姫命(神功皇后)である。

 この神社の創建は、神社の由緒書きによると、延久元年(1069年)、源義家公が後三条天皇の勅願を受け、京都の石清水八幡宮より分霊を迎えて鎮座したとのことである。
 その後、天正2年(1574年)、羽柴秀吉が長浜城主となるや、神社の荒廃を惜しみ、社殿の修理造営をなし再興に努めたとの経緯を有している。

 境内社などが祀られている。
 先ずは本殿の右手に高良神社、そして境内社ではないが能舞台が設置されている。
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 そして本殿の左手には、右から、天満宮、地主神社、熊野神社、
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 そして金刀比羅宮(河濯神社、かわそぎじんじゃ)、稲荷神社である。
 また、放生池の中島に都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)が祀られている。
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 また、神社の隣に舎那院という寺院がある。
 別当寺であった新放生寺の子院で、明治の神仏分離令で唯一残されたものとのことである。
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この時節の花風景


 この時節、近所の街路や公園の花風景を訪ねてみた。

 近隣ではハナミズキが真っ盛りである。
 ヤマボウシの開花を待つも、やっとチラホラの様子である。
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 八重桜もそろそろ終わりであろうが、頑張って花を付けてくれている。
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 今、勢いを増してきているのは躑躅である。
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 そして藤の花、個人のお宅であるが、見事なものである。
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 地上では、カキツバタ、アヤメが咲いている。
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 学校の校門の横にはヤグルマギクがしっかりと花を付けている。
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 忘れてはいけないのは、シラン。
 本来は紫であろうが、白花も綺麗である。
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 他にも、モッコウバラが真っ盛りである。
 そして道端には、ネモフィラやタンポポの綿毛が見られる。
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 あんなに咲き誇った桜の花は終了し、葉桜からサクランボの時期を迎えているのも、この時節ならではのことであろう。
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『滋賀県大津市・八幡神社(大石)』


 滋賀県大津市大石龍門に鎮座する「八幡神社」を訪ねてみる。

 琵琶湖から流れ出る瀬田川が大津市の南部の大石地区で奥山田川と合流し、西の京都宇治方向に向かって折れる。
 その屈曲点を南下し、しばらく進んだ左手の大石龍門という住宅街の中に八幡神社は鎮座する。
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 一ノ鳥居は東向きで、社号柱も建つ。
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 鳥居を潜ると右手に、南向きに朱の鳥居が建つ。
 そして鳥居の右手に境内社「愛宕神社」が祀られている。
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 境内正面は拝殿である。
 拝殿の先は中門・瑞垣、その中には本殿が祀られている。
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 本殿は、三間社流造千鳥破風唐破風付で、主祭神は應神天皇、配祀は、須佐之男命、大山祗命、八重言代主神である。
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 境内社が3社祀られている。
 大石神社、椋本神社、稲荷神社の連合社である。
 そして神輿庫、手水舎なども整備されている。
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 この八幡神社の由緒は滋賀県神社庁のページには下記のように記されている。

「当社は天暦二年(948年)に創立せられ椋本神社と称して瀬織津姫命、宇賀魂命、大地主命を産土神として崇敬してきたが、文亀元年(1501年)、城北井出郷より応神天皇を勧請して八幡神社と改称した。」

『滋賀県大津市・近津尾神社』


 滋賀県大津市国分に鎮座する八幡神社「近津尾神社」を訪ねてみる。

2005IMG_9759 (2)

 鎮座地は、琵琶湖から流れ出る瀬田川の右岸の石山寺の西方の山麓である。
 JR東海道線の「石山駅」で下車、京阪電鉄石山坂本線に乗り換え、終点の「石山寺駅」で下車、西方向へと歩く。
 丘へと登って行くが、途中、「石山高校」の校舎前を通り過ぎる。
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 そしてしばらく行くと、神社の一ノ鳥居と社号柱が現れ、参道となる。
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 住宅街の中の参道を進んで行くと、バス停「幻住庵」というバス停があり、そこが神社の入り口となる。
 住所地は国分2丁目である。
 また、幻住庵とは、江戸時代の俳人「松尾芭蕉」が4ヶ月の隠棲をした草庵であり、神社も合わせて地図が掲げられている。
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 神社入り口は石段を昇ると鳥居、新旧の社号柱が建つ。
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 鳥居を潜ると石段が続く。
 そして神門があり、境内となる。
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 境内には拝殿、中門・瑞垣、境内社が建てられている。
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 先ずは正面の中門とその両側の一対の狛犬である。
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 そしてその中の本殿である。
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 本殿の祭神は、譽田別命である。

 この神社の創建は不詳であるが、承安3年(1173年)、後白河院が石山寺への行幸の折、石山寺座主公祐僧都が命を受けて勧請したと云われている。以後、石山寺領となり、その後膳所藩領となり、今日に至っている。

 境内社が祀られている。
 洞神社と山神神社、そして雨壺神社である。 
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 その他、英霊殿なども祀られている
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 近津尾神社の境内の左手に「幻住庵」がある。
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 建造物は、平成の時代になって再現されたものとのことである。
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『滋賀県大津市・八幡神社(森)』


 滋賀県大津市田上森に鎮座する「八幡神社」を訪ねてみる。

 鎮座地は、大津市にあるゴルフ場「瀬田ゴルフコース」の東南側で、大戸川を渡った住所地「森三丁目」である。
 住宅街の中には児童公園があり、公園の山側に神社はある。
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 公園の南側の道路が参道である。
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 社頭は西向きである。
 社頭には鳥居、社号柱が建つ。
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 鳥居を潜ると境内である。
 境内には神具庫が建ち、中央に南向きに入母屋造りの拝殿が建つ。
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 拝殿の背後には一対の狛犬が祀られ、その先、中門、瑞垣の本殿拝所である。
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 瑞垣の中には一間社流造の本殿が鎮座する。
 本殿の祭神は慶神天皇である。
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 また、本殿の左には住吉神社、右には諏訪神社が祀られている。
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 この八幡神社は、仁和3年(887年)に、山城国の石清水八幡宮を勧請したとされている。
 また江戸時代には、膳所城主本多候歴代の崇敬篤く、神領を寄進されたともされている。

 境内には石の祠なども祀られている。
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 この神社の北側の谷筋に寺院がある。
 浄土真宗興正派の「善正寺」と云い。この寺院の駐車場をお借りした次第である。
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プロフィール

藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
よろしかったら覗いてみて下さい。
よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
右側リンクの「悠々紀行あっちこち」です。
併せてよろしくお願いします。

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