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南海電鉄南海線34:鳥取ノ荘駅

 大阪市中央区の「なんば駅」と、和歌山市の「和歌山市駅」を、それぞれ起終点として結ぶ、「南海電気鉄道 南海線(本線)」の各駅を、「なんば駅」から順に、途中下車で訪ねてみることにする。
 今回は、「なんば駅」から33番目の駅で、大阪府阪南市の「鳥取ノ荘駅」である。

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 「鳥取ノ荘駅」で下車する。
 駅ホームは、2面2線の相対式である。
 そして、西口から出る。
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 駅西口前の道路は、「孝子越街道(紀州街道)である。
 その南方向、北方向の風景である。
 そして、この道路に直交していて提灯が吊るされている道路を西方向(海方向)に進む。
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 海に出る手前左手に神社の玉垣が見えて来る。
 「揖取神社(かじとり)神社」である。
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 正面に「拝本殿」が祀られている。
 祭神は、「天之御中主命」、「事代主命」、「大山祇神」とされている。
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 この神社は、太古の昔に日本海の現鳥取県から、天皇の食事のために白鳥を捕まえるのが仕事の「鳥取部」の一族が移住し、「揖取神社」を祀ったものとされている。
 また、この地域名の「鳥取」は、その「鳥取部」に由来するとされている。

 神社を後に、海へと出る。
 防波堤からの鳥取の海岸の眺めである。
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 また、陸側には神社が祀られている。
 「波有手(ぼうで)弁天社」である。
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 海岸を北へと進む。
 「西鳥取漁港」である。
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 漁港の前には「西鳥取漁協」がある。
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 漁港の横を街中へと戻る方向へと進む。
 長屋風の蔵がある。
 進んで行くと、「浄土宗 西光寺」がある。
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 「本堂」、「鐘楼」を眺めてみる。
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 更に進んで行くと、今度は「本願寺派 正行寺」がある。
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 奈良時代風の立派なお堂、そして小さなお堂が祀られている。
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 駅の東側へと進む。
 大きなお堂が見えて来る。
 寺塀に沿って回り込むと、道路を挟んで趣のある長屋門がある。
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 長屋門の前の小路を入って行くと、この寺院の山門、寺号柱が建っている。
 寺院名は「浄土宗 法福寺」である。
 「お菊寺」とも云われ、創建は1501年とされている。
 「お菊」は豊臣秀次の子で、嫁ぎ先が「大坂の陣」で豊臣側についたため、徳川方に捕らえられ処刑されたとされている。
 その「お菊」の木像がこの寺に安置されているとのことである。
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 境内には、「本堂」、「鐘楼」、そして「勢至丸さま」と云う銅像が祀られている。
 「勢至丸」とは、「浄土宗」の開祖の「法然上人」の幼名とのことである。
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 「法福寺」を後にして、「鳥取ノ荘駅」へと戻る。
 駅横には、南海電鉄の「鳥取ノ荘変電所」、駅の正面には「孝子越街道」を挟んで、「鳥取住民センター」の風景がある。
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 そしてこの地点で、「鳥取ノ荘駅」のミニ探索を終了したのであった。

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藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
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よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
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併せてよろしくお願いします。

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