『滋賀県守山市・馬路石邊神社』
滋賀県守山市吉身に鎮座する式内社「馬路石邊神社(うまじいそべじんじゃ)」の参道口の社名標柱である。
鎮座場所は、JR東海道本線守山駅の北方、1km強の所である。
鳥居を潜り、住宅街を進むと神社の社域に到達する。
檜皮葺きと思われる神門を潜ると境内である。
正面には舞台様の拝殿、そしてその先は唐様の中門である。
その両脇に一対の狛犬が祀られている。
中門・瑞垣の中には覆屋に囲まれている本殿が祀られている。
祭神は、 建速須佐之男命と大己貴命である。
この神社は白鳳時代に創祀されたとされる。
以来、馬道郷を拠点とする豪族であった石辺君氏が氏神として奉斎した神社である。
そして戦国時代にはこの地を治めた六角氏の崇敬を受けたが、織田信長が侵入した元亀・天正の争乱により社殿等を失った。
その後、江戸末期に再建され、現在の社殿はその時のものである。
神社の右手に境内社群が祀られている。
先ずは興福稲荷神社、そして5社である。
5社は左から、山王神社。八幡神社、事代主神社、住吉神社、神明神社である。
また、その南側に、愛宕大神が2社祀られている。