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『三重県名張市・宇流冨志袮神社』

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 三重県名張市平尾に鎮座する式内社「宇流冨志袮(うるふしね)神社」の二ノ鳥居の傍の社号柱である。
 鎮座地は、近鉄大阪線の名張駅の南方約500mの名張川の右岸の丘上である。
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 二ノ鳥居を潜り石灯篭が並ぶ参道を進む。
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 そして三ノ鳥居に達し、境内である。
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 境内の正面は、一対の狛犬が祀られている。
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 そして拝殿、本殿である。
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 本殿の祭神は、主祭神が宇奈根命(うなねのみこと)、その他には、武甕槌命(たけみかつちのみこと)、經津主命(ふつぬしのみこと)、姫大神(ひめおおかみ)、大物主命(おおものぬしのみこと)、火之迦具士命(ほのかぐつちのみこと)、宇迦之魂命(うかのみたまのみこと)、建速須佐之男命(けんはやすさのおのみこと)、天兒屋根命(あめのこやねのみこと)、応仁天皇(おうじんてんのう)、仁徳天皇(じんとくてんのう)である。(神社HPより)

 主祭神の宇奈根命は水・穀物の神であり、名の由来は、元々のご神体である赤岩が置かれている場所が名張川のうねりのあることから名づけられたと云われる。

 また、この神社は通称、春日さんと呼ばれる。
 それは春日四神の一である武甕槌神が鹿島神宮より大和への遷祀の際に、この地に留まったことに発するとされる。

 本拝殿の左手には境内社が祀られている。
 先ずは左隣に、拝殿を伴った興玉松尾神社である。
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 そして大神神社と6社の集合棟である。
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 6社とは左から順に、白玉神社、愛宕神社、稲荷神社、
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 続いて、護国神社、八坂神社、市杵島姫神社である。
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 他の境内社は、八幡神社、山王権現が祀られている。
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 余談である。
 神社の傍を流れる名張川であるが、下流には月ヶ瀬梅林、高山ダム、そして木津川へと合流し、淀川合流にて大阪湾へ流れ込んでいる。

『越前大野・篠座神社』

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 福井県大野市に鎮座する「篠座(しのくら)神社」の参道入り口である。
 参道は左手から奥、西方向へと続いている。

 正面には鳥居、社名柱が掲げられ、式内社と書かれている。
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 式内社とは平安時代の延喜式に記名された神社で、それ以前に創建された神社である。
 神社の由緒によると、
『養老元年に泰澄大師が麻生津から白山登拝を思い立ち、大野に到着したとき、南の方の林、清水湧き流れ出る所(この篠座のこと)に10日ばかり過ごされた。
 白山登拝の後、 再び篠座に還られたとき、虚空に声があって「我は大己貴命なり。かかる林泉の勝地であるから常に心を楽しませて降遊する」とのお告げがあり、泰澄大師は一 つの祠を営み、影降の尊容を刻んで安置申し上げた』とある。
 従って、本殿の主祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)である。

 参道を進むとニノ鳥居がある。
 それを潜ると正面に拝殿が祀られている。
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 その背後は覆屋に覆われた本殿である。
 またその横に秋生神社が祀られている。
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 他にも境内社として本殿左手に鳥居を持つ若生子神社、更に左手に温見白山神社が祀られている。
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 本殿右手には、御霊泉があり、眼病に効能ありとされている。
 泉の中には、小さな祠と共に磐座神社が祀られている。
 この磐座神社の祭神は市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)、即ち弁財天である。
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 篠座神社は戦国時代に朝倉氏などに攻められ荒廃したが、大野城主金森長近により再興され、歴代藩主より厚い保護を受けている。
 また松尾芭蕉が立ち寄ったと云われていて、句碑「こゝろみに 浮世そゝがん 苔清水」が伝えられている。
 
 余談であるが、神社の隣の町屋の蔵であるが、写真のように屋根の支えが全周になされている。
 雪対策で、このあたりの特徴であろうと思われる。
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プロフィール

藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
よろしかったら覗いてみて下さい。
よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
右側リンクの「悠々紀行あっちこち」です。
併せてよろしくお願いします。

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