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草津線11・柘植駅

 「琵琶湖線」の途中の滋賀県「草津駅」と「関西本線」の三重県伊賀市にある「柘植駅」を起終点とする「草津線」の各駅を各駅下車で訪問してみる。
 今回は、「草津駅」から10駅目で起終点の三重県伊賀市の「柘植(つげ)駅」である。

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 鉄道建設の当時、「草津駅」から「柘植駅」まで線路が延びて来て、そのまま三重県内を亀山方向へと繋げていったという経緯がある。
 従って、草津線と関西本線は直線的につながっており、その後敷設された上野方面への関西本線は、この駅から西で大きなカーブを描いていると云うことになっている。
 そんなことから「柘植駅」は、三重県内で最初に開業された駅ともされている。

 「柘植駅」下車する。
 先ずは、「草津線」の駅名標と列車である。
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 そして「関西本線」の駅名標と車両である。
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 駅のホームから、先ずは南側(亀山方向)を眺めて見る。
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 今度はホームから北方向(草津方向)の眺めである。
 「関西本線」はこの先、左へと曲がって行く。
 また構内には、この左側に開業時(明治23年)に設置された煉瓦造りのランプ小屋もある。
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 駅舎から出て見る。
 結構古い駅舎である。恐らくは開業当時の原型を保っているものと思われる。
 また駅舎前には、「安全の泉」と記された石碑が建っている。
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 駅前広場である。 
 「柘植駅」の南方向には大和街道が通っていて、宿場町があったとのことであるが、駅周囲には特に市街地はない。
 当時は駅前に旅館が軒を連ねていたとのことであるが、その名残として「柘植タクシー」の営業所があり、かつて柘植駅内外で駅弁等を販売していた「中村屋」が改装して、喫茶と売店を営業しているのみである。
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 駅を少し離れてみると、芭蕉公園への道があり、人家も並んでいるが、賑やかなところではない。
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 そしてこの地点で、「柘植駅」と「草津線」のミニ探索を終了したのであった。

草津線10・油日駅

 「琵琶湖線」の途中の滋賀県「草津駅」と「関西本線」の三重県伊賀市にある「柘植駅」を起終点とする「草津線」の各駅を各駅下車で訪問してみる。
 今回は、「草津駅」から9駅目の甲賀市甲賀町の「油日(あぶらひ)駅」である。

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 「油日駅」で下車する。
 単式ホームであり、ホームには「忍者たぬき」が迎えてくれる。
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 駅舎にはくつろぎスペースがあり、レンタルの自転車も置かれている。
 外観は、忍者っぽいイメージである。
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 駅前(西側)の風景である。
 少し行くと油日小学校もある。
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 線路を渡って東側へと進む。
 線路の東側は商店街「上野商店会」である。
 旧油日役場跡もある。
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 南方向へ少し進むと朱塗りの鳥居が建っている。
 「油日神社」の一ノ鳥居である。
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 鳥居を潜って神社の参道を進む。
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 参道には趣のある町屋もある。
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 道路が広くなった所に城跡がある。
 「木内城趾」である。
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 城跡の林の中に入ってみるが、木々の他はも見られない。
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 参道を進む。
 正面に油日岳が見える。
 この山は、「油日神社」の神体山であり、山頂には罔象女神を祀る岳神社があるとのことである。
 そして、進んで行くと灯篭が並び神社の社頭が近づく。
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 式内社「川枯神社」の論社の「油日神社」の社頭である。
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 楼門、回廊は国の重要文化財である。
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 楼門の先は拝殿である。
 拝殿もまた重文である。
 また振り返ると、楼門・回廊の風景が見事である。
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 拝殿の背後は本殿である。
 本殿もまた重文である。
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 本殿の祭神は、油日大神(あぶらひのおおかみ)、東相殿に罔象女神、西相殿に猿田彦神が祀られている。

 幾つかの境内社も祀られている。
 しかし表示がなく、社名不明である。
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 尚、油日神社は、戦国時代、甲賀衆の拠り所となり、甲賀武士の崇敬を受けたとのことである。

 そしてこの地点で「油日駅」のミニ探索を終了したのであった。

草津線9・甲賀駅

 「琵琶湖線」の途中の滋賀県「草津駅」と「関西本線」の三重県伊賀市にある「柘植駅」を起終点とする「草津線」の各駅を各駅下車で訪問してみる。
 今回は、「草津駅」から8駅目の甲賀市甲賀町の「甲賀(こうか)駅」である。

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 「甲賀駅」は、駅のずっと北方向に「甲賀の里 忍術村」があることで知られる忍者の里の中心駅である。

 「甲賀駅」で下車する。
 この「甲賀駅」は駅内が名所である。
 それは駅舎内に、「忍者トリックアート」が7点、掲示されていることである。
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 そのトリックアート、先ずは2階の改札内の壁と天井である。
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 そして2階の通路や1階へ降りる階段の踊り場に2点。
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 そして1階に2点である。
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 駅舎の2階からは、草津線の北西方向(貴生川方向)、南東方向(柘植方向)を望むことができる。
 南東方向の山は、油日岳など滋賀・三重県境の山々である。
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 駅舎の外へと出る。
 先ずは東側である。
 ロータリーには「忍者像」がある。
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 駅舎の西側である。
 子忍者の案内板もある。
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 街中を進み北へと行くと、左手に杣川が流れている。
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 杣川を渡ると、趣のある民家が見られる。
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 左手(南側)の民家の中へ入って行くと、この辺りは武家屋敷があったとのことである。
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 多少の雰囲気を味わい、この地点で「甲賀駅」のミニ探索を終了したのであった。

草津線8・寺庄駅

 「琵琶湖線」の途中の滋賀県「草津駅」と「関西本線」の三重県伊賀市にある「柘植駅」を起終点とする「草津線」の各駅を各駅下車で訪問してみる。
 今回は、「草津駅」から7駅目の甲賀市甲南町の「寺庄(てらしょう)駅」である。

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 「寺庄駅」で下車する。
 甲賀市は、甲賀忍者の里であると同時に信楽町は狸の焼き物の産地なので、それを合わせた「忍者たぬき」がマスコットとして、駅構内に置かれている。
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 「寺庄駅」は単式ホームの地上駅であるが、跨線橋を伴った駅舎で、10年前に新築されたものである。
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 「寺庄駅」では駅の西側を探索してみる。

 先ずは学校である。
 甲南高校、甲南養護学校である。
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 学校前を南へと進む。
 次の大きな交差点に「六角堂」が建っている。
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 江戸天明期に建てられた向拝付きの地蔵堂で、木造地蔵尊を祀る。
 杣の六地蔵巡礼の第一番札所である。
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 もう少し南へ進むと「杣川」が流れ、千歳橋が架かっている。
 「六角堂」と「杣川」の間には大きな屋敷が見られる。
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 「六角堂」から、西方向へと進む。
 左手に、ヴォーリズ設計の「旧寺庄銀行本店」・「旧滋賀銀行甲南支店」がある。
 市の重要文化財となっているが、現在は使われていないようである。
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 今度は北へと進む。
 左手に寺院がある。「浄土宗 浄土寺」である。
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 寺院の周辺には趣のある町屋や民家が見られる。
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 そしてこの地点で、「寺庄駅」のミニ探索を終了したのであった。

草津線7・甲南駅

 「琵琶湖線」の途中の滋賀県「草津駅」と「関西本線」の三重県伊賀市にある「柘植駅」を起終点とする「草津線」の各駅を各駅下車で訪問してみる。
 今回は、「草津駅」から6駅目の甲賀市甲南町の「甲南駅」である。

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 「甲南駅」で下車する。
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 「甲南駅」の駅舎の新設はほぼ終了し、現在は駅舎の外構部の工事が行われている。
 南西側の入り口から出る。
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 駅前から街中の道を北西方向へと進む。
 途中、長徳寺と云う寺院の前を通る。
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 そして、杣川に架かる矢川橋の東詰めに到着する。
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 式内社「矢川神社」の参道入り口である。
 ここまで、駅から15分程度の歩きである。
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 鳥居の横には「勝手大明神元境内趾」の標柱が建っている。
 そして長い参道が北へと続く。
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 境内入り口には、石造りの太鼓橋(下馬橋)があり、茅葺の楼門が構えている。
 この楼門は室町時代の寄進によるものとされている。
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 楼門の先は舞台様の拝殿、そしてその先には本殿が祀られている。
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 本殿の祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)、 矢川枝姫命(やがわえひめのみこと)である。

 この神社の創建は、天平年間で聖武天皇の紫香楽宮造営の時と伝えられている。
 そして江戸時代には、水口藩の崇敬社であったとされている。

 神社に纏わる一揆騒動がある。
 江戸時代末期の天保13年の秋、幕府の検地に反対して神社の社頭に決起した天保一揆(甲賀騒動)を後世に伝えるために、そのメモリアルパークが神社入り口の直ぐの西、杣川に架かる矢川橋の東詰めに設けられている。
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 神社を後に、駅方向へと戻る。
 途中に、杣の六地蔵尊や趣のある町屋が見られる。
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 駅に到着し、駅舎の東側を眺めてみる。
 向かいの山腹の寺院・浄福寺には、コロナ克服の檄文が掲示されいる。
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 そしてこの地点で「甲南駅」のミニ探索を終了したのであった。

プロフィール

藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
よろしかったら覗いてみて下さい。
よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
右側リンクの「悠々紀行あっちこち」です。
併せてよろしくお願いします。

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