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近鉄大阪線25・真菅駅

 「近畿日本鉄道」の「大阪線」の各駅を途中下車で訪問し、「近鉄奈良線」、「近鉄橿原線」と合わせて、3路線で閉ループを完成させることにする。
 今回は、「近鉄大阪線」の起終点「大阪上本町駅」から24駅目で奈良県橿原市の「真菅(ますが)駅」である。

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 「近鉄大阪線」は橿原市に入る。
 橿原市の最初の駅「真菅駅」で下車し、南口から出る。
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 「真菅」と云う地名、駅名は、柿本人麻呂が万葉集にて詠んだ、
 「真菅よし 宗我の河原に 鳴く千鳥 間無しわが背子 わが戀ふらくは」に因んでいるとされる。

 駅の西側の通りへと出る。
 踏切を挟んだ北方向、そして南方向で、南方向の右端に鳥居が見える。
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 そして鳥居前へと進む。
 神社は、「式内大社 宗我坐宗我都比古神社(そがにますそがつひこじんじゃ)」で、蘇我氏に関係する神社である。
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 鳥居を潜って進む。
 正面は「拝殿」である。
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 「拝殿」の手前両側には、一対の狛犬が祀られている。
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 「拝殿」の背後は「本殿」である。
 「本殿」の祭神は、「曾我都比古神」、「曾我都比売神」とされている。
 創建は、飛鳥時代の「推古天皇」あるいは「持統天皇」の時代とされる神社である。
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 また境内社として、「八大夫稲荷神社」が祀られている。
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 更に、「本殿」の右には、「ロウバイ」が花を付けていたのが、この神社の風景である。
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 そして神社を後にして、「真菅駅」のミニ探索を終了したのであった。

 その後、「真菅駅」から「大和八木駅」に到着し、「大阪線」のホームから「橿原線」のホームに降りて、「奈良線」、大阪線」、橿原線」で、同一駅を結節点とした閉ループを完成させたのであった。
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近鉄大阪線24・松塚駅

 「近畿日本鉄道」の「大阪線」の各駅を途中下車で訪問し、「近鉄奈良線」、「近鉄橿原線」と合わせて、3路線で閉ループを完成させることにする。
 今回は、「近鉄大阪線」の起終点「大阪上本町駅」から23駅目で奈良県大和高田市の「松塚駅」である。

2202b松塚駅

 「松塚駅」で下車する。
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 駅前には「松塚地蔵尊」が祀られている。
 そして駅前の道路を西へ進むと「濠」が現れる。
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 この「濠」は、「松塚環濠集落」の東南隅である。
 今回は、中世には松塚氏の館で、江戸時代には「桑山一慶」によって築かれ、明治まで続いた陣屋があったこの「松塚環濠集落」を訪ねてみる。

 東南隅には神社の「本殿」の後ろ姿が見える。
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 そして濠に沿って北上する。
 途中に環濠の中に寺院が見えるので行ってみる。
 浄土真宗本願寺派の「名願寺」である。
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 濠は少し曲がるが、また北へと続く。
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 そして突き当り、濠は右折する。
 右折して少し進み、今度は左折する。
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 左折した濠に沿って、そのまま北上する。
 すると、県道に突き当たる。
 ここまでが、環濠の東側の濠である。
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 県道の風景である。
 立派な民家があり、その向こうは田畑である。
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 県道に突き当たった濠は、今度は県道の南側を西に向けて進む。
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 途中、左手に入ったところに寺院がある。
 浄土真宗本願寺派の「西蓮寺」である。
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 濠に戻る。
 濠は左折し、住宅の間に入る。
 仕方がないので、住宅の西側の道路を南下する。
 少し南下すると、右手に神社がある。
 社頭は南向きの「琴平神社」である。
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 神社前を東へ進むと、濠に遭遇したので、これを南下する。
 辻地蔵も祀られている。
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 趣のある住宅も見られる。
 そして、路地の向こうに鳥居が垣間見える。
 「市杵嶋(いちきしま)神社」である。
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 鳥居を潜り、境内へと入る。
 右手に仏教の堂宇、神具庫、などが祀られている。
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 そして、奥には「割拝式拝殿」が建っている。
 「拝殿」には、扁額などが掲げられている。
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 「拝殿」を潜ると「本殿」である。
 「本殿」の祭神は、「市杵島姫命」とされている。
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 また「本殿」の両側には、境内社の「八坂神社」などが祀られている。
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 最後に「松塚環濠集落」内の神社に参拝したことで、「松塚駅」のミニ探索を終了したのであった。

近鉄大阪線23・大和高田駅

 「近畿日本鉄道」の「大阪線」の各駅を途中下車で訪問し、「近鉄奈良線」、「近鉄橿原線」と合わせて、3路線で閉ループを完成させることにする。
 今回は、「近鉄大阪線」の起終点「大阪上本町駅」から22駅目で奈良県大和高田市の「大和高田駅」である。

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 「大和高田駅」で下車する。
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 駅前の陸橋から付近を眺めてみる。
 東方向に、大型ショッピングモールの「トナリエ大和高田」がある。
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 地上へと降りて、「弁天座」の表示がある西方向への小路を進み、すぐ左折する。
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 先には踏切があり、これを渡る。
 「JR和歌山線」の単線線路である。
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 踏切の先の右手には、「弁天座」がある。
 かつての映画館で、現在は大衆演劇場である。
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 次に、南方向の「JR高田駅」へと向かう。
 駅の南東側に、「天神社」が祀られている。
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 社頭は西向きで、少し奥まったところに、鳥居、社号柱、灯篭が建っている。
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 鳥居を潜り進んで行く。
 のまた、境内社の6社も含めて、祀られている神社名が記されている。
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 そして、左手に南向きに「拝殿」が祀られている。
 その背後は「本殿」である。
 「本殿」の祭神は、造化の神とされる「高皇産霊神(たかみむすびのかみ)」、「神皇産霊神(かみむすびのかみ)」、「津速産霊神(つはやむすびのかみ)」である。
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 神社の由緒書きによると、この「天神社」は、かつては「天神宮」と呼ばれ、創建は「崇神天皇」の時代とされている。
 また、この地「高田」の地名由来は、平安時代初期「蓼田郷(たでだごう)」と称されていたが、「天神宮」の主祭神「高皇産霊神」の「高」と「蓼田」の「田」とをとって「高田」と称されるようになったとも云われる。

 境内社である。
 先ずは、「稲荷大明神」、「神明神社」、「天満宮」である。
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 そして、「恵比寿神社」、「当麻神社」、「厳島神社」である。
 「当麻神社」とは、高田城城主であった当麻参河守藤原為政を郷土の守り神として祀っているとのことである。
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 そして、「天神社」を後にして、「大和高田駅」のミニ探索を終了したのであった。

近鉄大阪線22・築山駅

 「近畿日本鉄道」の「大阪線」の各駅を途中下車で訪問し、「近鉄奈良線」、「近鉄橿原線」と合わせて、3路線で閉ループを完成させることにする。
 今回は、「近鉄大阪線」の起終点「大阪上本町駅」から21駅目で奈良県大和高田市の「築山駅」である。

2201G築山駅

 「築山駅」で下車する。
 駅は2面2線ホームの地上駅で、改札口は南側のみである。
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 駅横の道を西へと進む。
 左側に「インキ山古墳」の看板があり、背後の丘がその古墳であるとのことである。
 道は折れ曲がり、南方向へと進む。
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 「築山駅」から、南約300mの児童公園の向こうに墳丘が横たわっているのが見える。
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 そして、墳丘に架かった土橋の袂に管理用の建物と、「磐園陵墓参考地」と彫られた標石が建てられている。
 宮内庁により「磐園陵墓参考地(被葬候補者:顕宗天皇)」に治定されている「築山古墳」である。
 墳丘長が210mもある大型の前方後円墳で、馬見古墳群ではもっとも大きいものである。
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 「築山古墳」の前方部は東向きである。
 周濠もあり、その外堤を時計回りに巡ってみる。

 先ずは公園側の北側面であるが、かなり崩されているようであり、周濠の幅は狭くなっている。
 また、時節柄、渡り鳥も遊んでいる。
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 次に、東側の前方部の濠と墳丘である。
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 次に、南の側面部である。
 住宅との間に遊歩道が設けられている。
 また、前方部と後円部との境に、「造り出し」が設けられているのが分かる。
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 最後は、西側の後円部である。
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 南側と後円部の周濠は広いものであり、当時の形に近いものであろうと思われる。

 尚、この古墳は中世に 城として使用された可能性があるそうである。
 その証拠に、墳丘の形は崩れ、墳丘上にも小道が巡っているとのことである。

 「築山古墳」を後にして、北へと戻る。
 そこには、「大谷山自然公園」と表示された丘がある。
 この丘にも、古墳「大谷古墳」があったとのことである。
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 そして駅へと戻り、「築山駅」のミニ探索を終了したのであった。

近鉄大阪線21・五位堂駅

 「近畿日本鉄道」の「大阪線」の各駅を途中下車で訪問し、「近鉄奈良線」、「近鉄橿原線」と合わせて、3路線で閉ループを完成させることにする。
 今回は、「近鉄大阪線」の起終点「大阪上本町駅」から20駅目で奈良県香芝(かしば)市の「五位堂駅」である。

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 「五位堂駅」で下車する。
 駅は、2面4線の地上ホームで、駅舎は橋上である。
 駅の北側一帯は、副駅名にもなっている「真美ケ丘ニュータウン」と云う香芝市の人口の4分の1も住む大住宅地で、大学もある。
 今回は、駅の西側へと線路に沿って進み、古代からの地域を訪ねてみる。 
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 西方向へと進んで行く。
 左手には「二上山」が見える。
 右手は、近鉄の車両基地である。
 「五位堂検修車庫」と記されている。
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 車両基地が尽きるところに、「JR和歌山線」の線路があり、踏切を渡る。
 そして住宅街の中を進んで行くと、町屋のカフェもある。
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 カフェの先は、寺院・神社が並んでいる。
 手前は真宗本願寺派の「万徳寺」である。
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 その隣は、浄土宗「福應寺」である。
 平安時代に、「恵心僧都源信」の創建と伝わる寺院で、本尊は「恵心僧都」の真筆と伝わる秘仏「板佛 来迎図」である。
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 その隣は 「杵築神社」と云う神社である。
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 神社の境内には、昔、狐の親子が住んでいて、井戸を掘りあてたとされる「きつねの井戸」がある。
 その伝承から、神社は「杵築(きつき)神社」、地域名は「狐井(きつい)」である。
 井戸には手押しポンプが備えられている。
 また神社裏に回ってみると、覆屋の本殿が見られる。
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 神社の南方向には古墳がある。
 墳丘長約140mで、5世紀末から6世紀初頭にかけての前方後円墳「狐井城山古墳」である。
 被葬者h不明であるが、大王級の人物ではないかと考えられている。

 古墳の北側の「前方部」から一周してみる。
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 続いて側面である。
 時節側渡り鳥も遊んでいる。
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 南側の口縁部であるが、周濠は無く畑となっている。
 「二上山」が間近に見える風景もある。
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 そして古墳の北東堰堤から、東側面、前方部、前方部の周濠を眺めてみる。
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 この辺りの広い一帯は「馬見古墳群」と云われる地で、多くの古墳が存在する古代からの地域である。
 そしてこの地点で、「五位堂駅」のミニ探索を終了したのであった。

プロフィール

藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
よろしかったら覗いてみて下さい。
よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
右側リンクの「悠々紀行あっちこち」です。
併せてよろしくお願いします。

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