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『奈良市・春日大社』

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 奈良市春日野町に鎮座する式内社名神大社の「春日大社」の三条通りから神社の参道に繋がる一ノ鳥居である。
 
 三条通りは、近鉄奈良駅を下車し、東向き商店街を南へ抜けたところである。
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 勿論のこと、三条通りも参道であるが、一ノ鳥居から東は専用参道となる。
 そして二ノ鳥居へと突き当たる。
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 二ノ鳥居の両側には、一対の狛犬が祀られている。
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 鳥居を潜ると左手は回廊である。
 回廊の中央に楼門が配され、これを潜って境内へと入る。
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 境内右手には幾つかの境内社が並ぶ。
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 正面は本殿の拝所であるが、本殿を見ることはできない。
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 尚、本殿の祭神は、春日四神で、武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神である。

 本殿前の回廊を右後ろへ回ると、桂昌院奉納の灯篭や回廊の春日灯篭が並んでいる。
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 回廊の奥へと進むと御蓋山浮雲峰遙拝所がある。
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 本殿の左側と後ろ側には、多数の境内社が祀られている。
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 また、本殿の背後の神職の詰所の藤波之屋にて、万燈籠が再現されている。
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 他にも多数の境内社が祀られている。
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 他にも桂昌殿や若草山方向への神橋も見られる。
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 神橋を渡った境外でも、幾つかの小祠が祀られている。
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『五條市・一尾背神社・高天岸野神社』

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 奈良県五條市北山町に鎮座する式内社「一尾背(ひとおせ)神社」の本殿前の鳥居扁額である。
 この神社は、大阪府・奈良県の境にある金剛山地を越える国道310号線の奈良側の中腹の谷に鎮座している。
 国道から谷沿いに下る道を少し下ったところに、割拝式の拝殿が祀られている。
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 拝殿を潜ると、正面石垣の上に本殿が祀られている。
 その本殿とは、左側が一尾背神社、右手がこれも式内社の「高天岸野(たかまきしの)神社」である。
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 そして石垣の下には、一対の狛犬も配されている。
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 先ずは、一尾背神社本殿である。
 極彩色で、15年ほど前に新たに建てられたものとのことであり、祭神は不詳ながら、水分神、一尾背神とも云われたりする。
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 引き続き高天岸野神社である。
 元々は、現在地の遥か上の標高800mの所に鎮座していたが、現在地(標高400m)に降ろされ祀られたとされている。
 祭神は高天岸野神 とされている。
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 尚、境内社であるが、本殿左手に桜木神社、そして下に青木神社、更に不明のもう一社である。
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『五條市・火雷神社』

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 奈良県五條市御山町宮山に鎮座する式内社「火雷(ほのいかづち)神社」の鳥居の扁額である。

 鎮座地は、南から流れ込む丹生川が吉野川に合流するところの吉野川の左岸で、JRの大和二見駅からは東南約1km程度の所である。

 神社の周辺は農地である。
 田圃の間を北へと向かい歩くと、冒頭扁額の鳥居に達する。
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 鳥居を潜ると、正面には一対の狛犬が配されている。
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 そして割拝式拝殿である。
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 拝殿の先は本殿が祀られている。
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 本殿の祭神は、井上内親王の若皇子とされる火雷神である。

 また本殿の左右や境内に小祠が祀られているが、社名は特定できない。
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『五條市・二見神社』

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 奈良県五條市二見に鎮座する式内社「二見(ふたみ)神社」の社頭の社号柱である。

 鎮座地は、JR和歌山線大和二見駅の南方約500mの、吉野川が蛇行する段丘の上である。
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 訪問時は、丁度境内の整備工事中で、限られた部分の取材しかできていないのは、残念である。

 南の吉野川の流れの方向を向いて拝本殿が祀られている。
 先ずは、鳥居と拝殿である。
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 そして鳥居の両側の一対の狛犬である。
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 拝殿の先は本殿である。
 本殿の祭神は、富須洗利命、水波能売命(みずはのめのみこと)とされる。
 富須洗利命は二見地方を本貫地とした古代氏族二見氏の祖神とされている。
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 境内社の稲荷大明神も祀られている。
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『五條市・丹生川神社』

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 奈良県五條市丹原町に鎮座する式内社「丹生川(にゅうがわ)神社」の拝殿に掲げられている社名扁額である。

 丹生川神社は、JR和歌山線五条駅の南、約4kmの国道168号線沿い、丹生川の左岸に鎮座する神社である。
 神社は、国道から2~30m程度入ったところの右手の杜に鎮座する。
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 境内正面は冒頭扁額が掛かった割拝式の拝殿である。
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 拝殿の先には覆屋に守られ本殿が祀られている。
 祭神は、水波能売神(みつはのめのかみ)とされている。
 この神は、火を鎮める水神 にして豊穣をもたらす農耕神とされている。
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 本殿の隣に祭神不明の小祠が祀られている。
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『五條市・荒木神社』

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 奈良県五條市今井町に鎮座する式内社「荒木神社」の参道入り口の社号柱である。
 社号柱にあるように、この奥の山麓の一帯は万葉集に詠われた「浮田の杜」と云われる所である。

 神社の鎮座地は、JR和歌山線五条駅の東方約1kmで、住宅街に隣接している。
 北へと続く参道を進むと、朱塗りの鳥居の社頭へと到達する。
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 鳥居を潜ると、石畳と石段の参道となり、二ノ鳥居となる。
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 その先は、長門があり、舞台式の拝殿が祀られている。
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 拝殿の背後の一段と高い、石積み・瑞垣の中に本殿が祀られている。
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 本殿の祭神は、建荒木命(たけあらきのみこと)あるいは大荒木命(おおあらきのみこと)であるとされている。

 尚、石積みの中間あたりに、一対の狛犬が祀られている。
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 更に、本殿の左右、あるいは瑞垣の外に八坂神社、春日神社、琴平神社、稲荷神社の境内社が祀られているが、どれがどれかは特定できなかった。
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『五條市・阿陀比売神社』

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 奈良県五條市原町に鎮座する式内社「阿陀比売(あだひめ)神社」の案内地図である。

 鎮座地は、五條市の中心のJR和歌山線五条駅から東約4kmの辺りで、吉野山から流れ出る吉野川が、五條市内に入り蛇行を始める辺りである。

 神社は県道に沿って鎮座し、社頭は南向きである。
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 神門を潜ると境内である。
 左手に鳥居と拝殿、そして拝殿前に一対の狛犬が祀られている。
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 拝殿の背後は本殿である。
 本殿と脇殿が並んでいる。
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 本殿の祭神は、阿陀比売命、火須芹命(ほすせりのみこと)、火火出見命(ほほでみのみこと)、火照命(ほでりのみこと)とされている。
 また脇殿は八坂神社で、祭神は素盞鳴命である。

 尚、この神社は、このあたり一帯に住んでいた阿太の鵜養達がその祖神を祀ったとの説がある。

 境内には、覆屋に守られた境内社が並んでいる。
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 大神宮、熊野神社、春日社、八幡宮、金刀比羅宮の5社である。

『五條市・宇智神社』

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 奈良県五條市今井4丁目に鎮座する式内社「宇智(うち)神社」の社頭の社号柱である。

 鎮座地は、JR和歌山線の五条駅の東方約600mの所で、「内川」の左岸にあたる部分である。
 神社の社頭は北向きで、一ノ鳥居、二ノ鳥居と参道が続く。
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 参道は拝殿が終着である。
 拝殿の奥には、本殿を望むことができる。
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 本殿前には一対の狛犬が配されている。
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 そして春日造の本殿である。
 本殿の祭神は、内臣の祖で孝元天皇の皇子とされる彦太忍信命(ひこふつおしのまことのみこと)とされている。
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 また、境内社は、本殿横に、御霊神社、猿田彦神社、厳島神社の集合祠、拝本殿の外に、荒神社、安高稲荷大明神が祀られている。
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 尚、この神社は神仏習合の形をとどめ、境内には神宮寺の安生寺の堂宇が並んでいる。
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『天理市・石上市神社』

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 奈良県天理市石上町に鎮座する式内社「石上市(いそのかみいち)神社」の社頭の標柱である。

 鎮座地は、JR桜井線「櫟本(いちのもと)駅」の約600m南方向で、名阪国道を潜り、少し行ったところである。
 神社は南面し、社頭には、冒頭標柱や灯篭の他、鳥居が建っている。
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 鳥居を潜ると境内である。
 正面には拝殿が祀られている。
 しかしこの時の拝殿建物の軒にはスズメバチの巣があり、除去作業を行おうと云う矢先であった。
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 拝殿の前には、一対の狛犬も祀られている。
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 拝殿の背後は本殿である。
 本殿の祭神は、少彦名命とされている。
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 境内社が祀られている。
 富士神社、そして社名不明の2祠である。
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『天理市・祝田神社』

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 奈良県天理市田部町に鎮座する式内社「祝田(はふりた)神社」の社頭の標柱である。

 鎮座地は、JR・近鉄天理駅の北方約1kmの所の田部町の住宅街の中である。
 神社の辺りには、灯篭や由緒ある町屋も見られる。
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 神社の社頭は住宅街の通りに面している。
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 鳥居を潜ると右手に拝殿が配されている。
 そして拝殿の背後には、本殿瑞垣の手前に、一対の狛犬が配されている。
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 そして瑞垣の中に本殿が祀られている。
 本殿の現在の祭神は、豊受大神とされている。
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 また境内社として、春日神社が祀られている。
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『天理市・都祁山口神社』

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 奈良県天理市杣之内町に鎮座する式内社大社の「都祁山口(つげやまぐち)神社」の論社の「都祁山口神社」の社号標柱である。

 鎮座地は、JR・近鉄天理駅の東南約2kmの所で、近くを国道25号線が通っているところである。
 下図は、国道から神社の杜を眺めたものである。
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 神社は、杣之内集落の東の山麓に掛かる所に鎮座する。
 参道は丘に沿って昇って行く。
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 社頭には、冒頭標柱の他、鳥居が建てられている。
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 鳥居を潜って参道を進むと石段となり、灯篭、そして拝殿が祀られている。
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 拝殿の背後は本殿である。 
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 本殿の祭神は、大山祇命(おおやまづみのみこと)、久々廼知命(くくのちのみこと)、波爾屋須命(はにやすのみこと)である。

 本殿の右手に境内社の祠「八坂神社」が祀られている。
 また、境内には磐座も祀られている。
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『天理市・八劔神社』

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 奈良県天理市田井庄町に鎮座する式内社「夜都岐(やつぎ)神社」の論社の1の「八劔(やつるぎ)神社」の社頭の社名標柱である。

 神社は、JR・近鉄天理駅から西方へ約500mの天理大学体育学部の正門前を、150m程南下した住宅街に鎮座する。
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 社頭には、冒頭の標柱の他、鳥居が建てられている。
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 境内の正面には、一対の狛犬が祀られ、拝殿が祀られている。
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 拝殿の奥は春日造銅葺の本殿である。
 本殿の現在の祭神は、八剱(やつるぎ)神とされているが、過去には、水雷神であるとされたこともある。
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 境内社として、本殿の左横に六社神社、右横に春日神社が祀られている。
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『天理市・十二神社』

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 奈良県天理市竹之内町に鎮座する式内社「夜都岐(やつぎ)神社」の論社の1の「十二神社」の鳥居の扁額である。

 この神社の鎮座地は、JR桜井線長柄駅の東方向1km強の所にある竹之内環濠集落の外れの明神山の西麓である。
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 参道口には、冒頭扁額の鳥居が建つ。
 そして敷石の参道は山の中腹へと続く。
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 参道を昇り詰めると正面は拝殿である。
 また多賀神社の灯篭も建つ。
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 拝殿前には、一対の狛犬が祀られている。
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 拝殿の背後は、本殿である。
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 本殿の祭神は、十二神社であるので12神が祀られている。

 即ち、国常立尊(くにとこたち)、国狭土尊(くにのさづち)、豊斟渟尊(とよくむね)、泥土煮尊(うひじに)、沙土煮尊(すひじに)、大戸道尊(おおとのじ)、大戸辺尊(おおとのべ)、面足尊(おもだる)、惶根尊(かしこね)、伊弉諾尊、伊弉冉尊、大日孁貴尊(おおるめむち)とされている。

 また本殿の左側に寄り添うように祠が祀られている。
 七柱神社と云われ、祭神は、彦火瓊瓊杵尊、彦火火出見命、鸕鷀草葺不合尊、皇大神、天忍穂耳命、白山比咩命、倉稲魂命の7柱とされている。
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『天理市・夜都岐神社』

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 奈良県天理市乙木町に鎮座する式内社「夜都岐(やつぎ)神社」の論社の一つである「夜都岐神社」の県道脇のの参道入り口に建つ二ノ鳥居の傍の社名標柱である。
 
 元々は一ノ鳥居が更に西に建っていたと云うが、今は無い。
 神社は、JR桜井線長柄駅の北東部約1kmの乙木集落の北の外れの宮山に鎮座している。
 参道を進むと、一旦突き当り、左手に神社の社頭があり、三ノ鳥居が建てられている。
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 鳥居を潜り参道を進むと石段となり、昇ると境内となる。
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 境内正面は社務所、右手に珍しい茅葺の拝殿が祀られている。
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 拝殿前には、お決まりの一対の狛犬が祀られている。
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 拝殿の背後は、瑞垣の中の本殿領域である。
 中央に背の高い本殿あり、武甕槌神が祀られている。
 その右は比賣大神、更に右は琴平神社(大物主命)である。
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 また、中央から左側は、中央寄りから、経津主命、天児屋根命、八坂神社となっている。
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 更に垣の外に、境内社の鬼子母神が祀られている。
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『天理市・白堤神社』

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 奈良県天理市長柄町に鎮座する式内社「白堤神社」の社頭の社号柱である。

 神社は、JR桜井線長柄駅の南西1km弱の長柄町の集落の南外れに鎮座する。
 駅から歩くと、途中趣のある町屋を眺めることができる。
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 集落を南へ出ると池の傍で、「白鳥社」の灯篭が迎えてくれる。
 そして、田圃の中を歩き、冒頭標柱の社頭へと到着する。
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 鳥居を潜り、参道を進むと幾つかの境内社が祀られているのに出会う。
 先ずは、一番近い所の高龗社である。
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 そして、「迦具土神社、彦火火出見命」、「天照皇大神、天児屋根命、誉田天皇」、「大熊命」である。
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 そして、一対の狛犬が祀られ、拝殿が祀られている。
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 拝殿の背後は本殿である。
 本殿の祭神は白鳥社と云われる如く、日本武尊(やまとたけるのみこと)である。
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 この神社は白堤首の祖である大熊命をまつる大熊神社であったが、その後、境内社であった白鳥社を本社とし、大熊神社を摂社としたとされている。

 拝本殿の奥に、朱塗り鳥居があり、三宝大明神が祀られている。
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『天理市西井戸堂町・山邊御縣坐神社』

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 奈良県天理市西井戸堂町に鎮座する式内社大社「山邊御縣坐神社」の論社の「山邊御縣坐神社」の社頭の社名標柱である。
 
 神社は、近鉄天理線の前栽(ぜんさい)駅の南方約1.2km程度の所の古代の街道「中ツ道」の右手に沿って鎮座する。
 社頭は南向きで、冒頭の標柱や鳥居が建てられている。
 そして鳥居を潜ると境内である。
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 この神社は、寺院の妙観寺とも合わさっていて、神仏習合の形態を残している。
 正面には妙観寺の観音堂が建ち、この中には重要文化財の十一面観音像が祀られているとのことである。
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 境内の右が神社である。
 先ずは一対の狛犬が祀られている。
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 そして拝殿である。
 拝殿には、藤原氏の家紋である下り藤が掲げられている。
 これは、平安時代に栄華を極めた藤原氏の総帥である藤原道長が金峰山参りの時に立ち寄り、宿泊したとのことによるものと云われている。
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 拝殿の背後には、玉垣の中に本殿が祀られている。
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 本殿の祭神は、別所町の山邊御縣神社と同一で、山邊縣主の祖神である建麻利根命(たけまりねのみこと)である。

 境内には、万葉歌碑も設けられている。
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 和銅元年の元明天皇の御製とされる歌碑である。
      「飛ぶ鳥の 明日香の里を 置きて去(い)なば 
                    君が辺りは 見えずかもあらむ」

『天理市別所町・山邊御縣座神社』

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 奈良県天理市別所町に鎮座する式内社大社「山邊御縣座神社」の論社の一である「山邊御縣座神社」の社頭の社号標柱である。
 この神社は、大和国にある6ヶ所の御縣の守護神として設けられたその一社である。

 神社は、JR・近鉄天理駅を下車し、東北方向へ約1km進むと天理高校があるが、その北300m程度の所にある学寮の裏手(北側)が鎮座地である。
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 社頭には、冒頭標柱の他、一ノ鳥居、灯篭が建つ。
 そして更に進むと、2ノ鳥居となり、境内であり、左手に拝殿が祀られている。
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 拝殿の背後は本殿領域である。
 一対の狛犬が護る玉垣の中に、本殿が祀られている。
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 本殿の祭神は、健麻利根命(たけまりねのみこと)とされている。
 健麻利根命は、饒速日命の6世の孫で、山邊縣主の祖神とされている。

 本殿の左には境内社が3社祀られている。
 左から、春日社、菅原社、熊野社とされている。
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『奈良市・榎本神社』

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 奈良県奈良市春日野町に鎮座する式内社「春日神社」に比定される「榎本神社」の説明板である。
 この神社は春日大社の境内にある摂社で、楼門から連なる表回廊の手前に鎮座している。
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 神社へは、回廊へと昇る石段そして鳥居が設けられている。
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 そして鳥居の先は本殿が祀られている。
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 本殿の現在の祭神は、猿田彦大神とされているが、中世までは、巨勢姫明神を祀っていたとされている。

 尚、この榎本神社は、春日大社が鎮座するときに、一旦、桜井市の安倍山に移ったが、再びこの場所へと遷座された神社である。

『御所市・葛木御歳神社』

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 奈良県御所市東持田に鎮座する式内社で名神大社の「葛木御歳(かつらぎみとし)神社」の参道入り口の社号柱である。

 神社の西側に大和葛城山を望む御歳山を神体とする。
 また、全国にある御歳神社、大歳神社の総本社を称する。
 更に、御所市の高鴨神社(高鴨社)、鴨都波神社(下鴨社)に対して「中鴨社」とも称される。
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 参道を進むと石段そして鳥居を経て、境内へと到着する。
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 石段の最上部には一対の狛犬が祀られている。
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 正面は拝殿である。
 拝殿の背後は瑞垣と中門の中に本殿が祀られている。
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 本殿の祭神は、御歳神(みとしのかみ)である。そして相殿に父神の大年神(おおとしのかみ)、 高照姫命(たかてるひめのみこと)である。

 本殿の左手に境内社が4社、即ち右から天照皇大神神社、神皇産霊命神社、高皇産霊命神社、味鋤高彦根命神社である。
 また本殿の右手に境内社が4社祀られている。 これも右から、一言主命神社、稚日女命神社、天稚彦命神社、事代主命神社である。
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 また境内には、祖霊社、神餞所が祀られている。
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 この神社にはサロンカフェ「みとしの森」があり、女性宮司が経営している。 
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『御所市・巨勢山口神社』

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 奈良県御所市古瀬に鎮座する式内社大社の「巨勢(こせ)山口神社」の参道入り口の社名標柱である。
  
 この標柱は国道309号線に面して建ち、参道はダムの所まで自動車道が続く。
 そして、ダムの上部から歩行参道が始まる。
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 参道は林の中を曲がりながら進む。
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 そして、山の中腹の鳥居へと到着する。
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 その先はまだ少し参道が続く。
 そして社殿・玉垣下の境内へと至る。
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 玉垣の下には一対の狛犬が配されている。
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 そして石段を昇ると鳥居が建ち、そして本殿である。
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 本殿は朱色、春日造である。
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 現在の祭神は、伊弉那岐命(いざなぎのみこと)、伊弉那美命(いざなみのみこと)であるが、かつては山口神社にふさわしい大山衹命(おおやまづみのみこと)と云われている。

 境内社が一社祀られていて、神明神社とされている。
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『桜井市・宗像神社』

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 奈良県桜井市外山に鎮座する式内社、並名神大社の「宗像神社」の参道入り口の2本の社号標柱である。

 神社は、JR桜井駅の東南、約1kmの所に鎮座する。
 神社近くの国道165号線の「外山(とび)」交差点で国道166号線を分岐する。
 また神社の背後は鳥見山で、鳥見山の北麓に鎮座していることになる。
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 鳥居を潜り、参道を進むと、参道両側に境内社が祀られている。
 先ずは、おはらい所、琴平神社である。
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 そして、左手に六所神社が祀られ、その先、拝殿・本殿の拝所となる。
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 その入り口には、一対の狛犬が睨みを効かせている。
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 90度左に拝殿が祀られている。
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 拝殿前にも一対の狛犬が祀られている。
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 拝殿の背後は3棟の本殿である。
 中央の本殿は神明造で、祭神は宗像三女神である。
 右側の春日造は春日四神を祀り、左側は春日若宮で、天児屋根命の子神の、天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)を祀っている。
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『桜井市・稚櫻神社』

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 奈良県桜井市池之内に鎮座する式内社「若櫻(わかさくら)神社」の論社の1つである「稚櫻(わかさくら)神社」の参道入り口の社号柱である。

 神社は近鉄大阪線大福駅の南方、約1.5km程度の集落の外れの丘上に鎮座する。
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 参道入り口には、冒頭標柱の他に鳥居、灯篭が建てられている。
 また、愛宕山大権現の石碑も祀られている。
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 いくつかの石段を昇り終えると、社殿の建つ境内に到達する。
 正面には拝殿が祀られている。
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 拝殿の手前には、一対の狛犬が祀られている。
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 拝殿には、ウサギであろうか、彫刻が掲げられ、社名扁額も掲げられている。
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 拝殿の背後は本殿であるが、本殿は玉垣に囲まれ、中門が設けられている。
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 本殿は中央に、流造の本殿が、左右に春日造の脇殿が並んで祀られている。
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 本殿の祭神は、出雲色男命、去来穂別命(履中天皇)、気息長足姫命(神功皇后)とされている。
 また左殿は高麗神社で、祭神は武内宿祢、右殿は天満神社で、祭神は菅原道真公である。

 境内にはいくつかの境内社が祀られている。
 祠を備えているものは、稲荷社、八坂社、厳島社、その他である。
    1802IMG_4244.jpg  1802八坂神社  1802厳島神社

 また石碑のものは、不動明王、稲荷大明神、三宝大荒神である。
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 更に、金毘羅大権現、冨士大権現、八幡大菩薩・天照皇太神宮・春日大明神である。
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『桜井市・若櫻神社』

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 奈良県桜井市谷に鎮座する式内社「若櫻(わかさくら)神社」の論社の一である「若櫻神社」の社頭の標柱である。

 場所は、JR桜井駅の南方、約500mのところが鎮座地である。
 社頭には一ノ鳥居、そして参道石段が延びる。
 また、石段途中には復元された若桜の井戸がある。
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 石段を昇り詰めると、境内である。
 社殿は右側に左を向いて立ち、先ずは一対の狛犬である。
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 そして拝殿、その背後に本殿である。
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 本殿は2棟祀られている。
 手前が東本殿で、若櫻神社本殿で、祭神は伊波俄加利命(いはかかりのみこと)とされている。
 また、西本殿は、式内社名神大社の高屋安倍神社が合祀されているその本殿で、祭神は大彦命(おおひこのみこと)とされている。

 更に境内には、祓戸殿、金比羅大権現の石碑が祀られている。
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『桜井市・素盞雄神社』

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 奈良県桜井市初瀬に鎮座する式内社「鍋倉神社(祭神 大倉比賣命)」が合祀された「素盞雄神社」の社号標柱である。

 神社は、西国観音霊場巡礼の第8番の長谷寺の門前を、初瀬川に沿って遡り、朱塗りの連歌橋を渡ると左手に参道入り口がある。
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 細い参道を行くと、鳥居と社名柱が建つ社頭となる。
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 鳥居を潜ると、大銀杏の落ち葉が敷き詰められた境内である。
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 境内の奥中央には一対の逆立ち狛犬と、その先拝殿が建っている。
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 拝殿の背後は本殿である。
 本殿の祭神は、素戔嗚尊に加えて鍋倉神社の祭神である大倉比賣命が祀られている。
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 他に境内社として秋葉神社、そして十三重の塔が祀られている。
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プロフィール

藤白 怜

Author:藤白 怜
気まぐれに各地の城跡、神社仏閣、路端や公園の草花、街角の風景などあっちこち出掛けては写真を撮ったり、その土地の歴史遺産を訪ねたりしています。
よろしかったら覗いてみて下さい。
よろしくお願いします。
最近、小品集を別ページにてアップしました。
右側リンクの「悠々紀行あっちこち」です。
併せてよろしくお願いします。

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